WEBライターの仕事を始めてみたいな。
副収入を得たり、在宅で働いたりするために、このように思っている方も多いと思います。
ただ「始め方」がわからないですよね。
始めてから「違うやり方のほうがよかったかも…」なんて後悔もしたくないと思います。
そこで、今回はこれまで200人近くのWEBライターを育成してきた経験をもとに、未経験からでも失敗しないWEBライターの始め方を紹介していきます。
結論、次の8ステップを踏めば、WEBライターとして稼げるようになります。
- 必要なものを準備する
- WEBライターに必要な知識・スキルを身につける
- ブログを開設して5記事ほど執筆する
- ポートフォリオを作成する
- クラウドソーシングサイトに登録する
- 0.5円〜1円の案件に応募する
- 記事を執筆し納品する
- 報酬を受け取り金額が正しいか確認する
本文ではこの手順について詳しく解説していきます。
この記事ではあなたが今日からでも行動できるよう、かなり具体的なことをお伝えしているので、本文に書いていることを参考にしてぜひ行動してみてください。
そうすれば、WEBライターとして着実に稼げるようになりますよ。
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始める前に知っておきたいWEBライターの基礎知識
WEBライターの始め方を紹介する前に、WEBライターに関する基礎知識をお伝えしますね。
WEBライターの仕事内容や収入、そして、向いている人の特徴をまずは把握しましょう。
WEBライターの仕事内容
WEBライターは言葉の意味をどう捉えるかで仕事の幅が大きく変わります。
広い意味で捉えた場合「WEB上にある文章を書く職種」で次のような仕事をします。
- SEO記事執筆
- セールスレター執筆
- メールマガジン執筆
- レビュー&口コミ作成
- シナリオ&脚本作成
ただし、実際WEBライターとして働いている人のほとんどは「SEO記事(検索順位で上位を取るために書く記事)」を書く人です。
そのため、 WEBライターの仕事内容も「さまざまなメディアに掲載されるSEO記事を書くこと」だと思って問題ありません。
WEBライターの収入事情
WEBライターは働き方やスキルの有無で収入が大きく変わる職業です。フリーランスWEBライターと会社員WEBライターの収入は次のようになります。
フリーランスWEBライター(副業系) | 約2万円(月収) |
フリーランスWEBライター(独立系) | 約350万円(年収) |
会社員WEBライター | 450万円〜500万円(年収) |
フリーランスWEBライターの平均年収は他の職種に比べて少し低いですが、これは「WEBライターがものすごく始めやすいから」です。
誰でも気軽に始められるので全体的に初心者が多くなり、平均収入が下がってしまうのです。
また、WEBライターはスキルがあまり高くなくても、単価の低い仕事が取れてしまいます。そのため、低収入でも続けられる人が多く、その分平均年収が低くなるのです。
会社員WEBライターの場合は、日本人の平均年収約443万円とほとんどかわりません。
WEBライティングに加えて、WEBライターの管理や記事の編集、メディアの運用ができるようになれば収入はさらに上がります。
WEBライターに向いている人
自分がWEBライターに向いているかどうかも気になるところですよね。
これまで200人以上のWEBライターを育成した経験をもとにすると、WEBライターに向いている人の特徴は次のようなものがあります。
- 文章を書くことが好き
- 情報を発信することが好き
- 好奇心が旺盛
- 黙々とひとりで作業ができる
- 継続力がある
- 向上心がある
- コミュニケーション能力がある
文章を書くのはもちろんのこと、新しいことを知るのが好き、新しく知ったことを発信するのが好きという人は楽しみながら働けます。
また、収入を増やすという観点では黙々と作業できたり、継続的にスキルを磨いたりできる人がWEBライターに向いていますね。
あくまで1つの傾向なので必ずしも正しいというわけではありませんが、WEBライターを始めるうえでの参考にしてもらえればと思います。
初心者必見!WEBライターの始め方8ステップ
では、ここからWEBライターの始め方を詳しく解説していきますね。
冒頭でもお伝えしたように、WEBライターの始め方は全部で8ステップです。
1つずつ着実にこなしていってもらえればと思います。
ステップ1:必要なものを準備する
まずはWEBライターとして働くのに必要なものを準備しましょう。WEBライターとして用意しておきたいのは次の4つです。
- 一定以上のスペックを持ったパソコン
- WordやGoogleドキュメントなどの文章作成ソフト
- 滞りなく作業ができる通信環境
- 自分の身長に合わせた机と椅子
WEBライターにはある程度のスペックを持ったパソコンと通信環境が必要です。特にパソコンは大切で、次のようなスペックのものを準備しましょう。
CPU | Intel Corei5、AMD Ryzen5以上 |
メモリ | 8GB以上 |
ストレージ | SSD256GB以上 |
画面サイズ | 13インチ~15インチ |
また、意外と大切なのが机と椅子。机が低すぎると首や肩を痛めるリスクがあります。
肩こりで苦しんでいるWEBライターも多くいるので、パソコンが目の高さに来るような机と椅子を選びましょう。
ステップ2:WEBライターに必要な知識・スキルを身につける
パソコンが準備できたら、次はWEBライターに必要な知識やスキルを身につけましょう。
WEBライターは実務経験や資格がいらない分、どれくらい知識やスキルを持っているかが大切になってきます。
知識やスキルがないと、仕事が取れない、低単価でしか仕事ができないといったことになるので、必ず仕事を取りにいく前にはスキルを身につけてくださいね。
具体的に身につけておきたいスキルは次の3つです。
クリックするとそれぞれの基本を学べる記事を読むことができます!
「WEBライティングの基礎」と「読者に正しく意味が伝わるレベルの文章力」は、最初に身につけておきたいところです。
SEOの知識は必須ではありませんが、身につけておくとクライアントの指示を理解しやすくなりますし、SEOを理解していると評価してもらえます。
ステップ3:ブログを開設して5記事ほど前後執筆する
WEBライティングの基礎知識を身につけたら、次はブログを開設して記事を5つ程度書いてみましょう。この時点でブログを書くメリットは次の3つです。
- 記事を書く練習ができる
- ポートフォリオ(作品集)を作れる
- 記事投稿の練習ができる
ブログで記事の練習ができるのはもちろんのこと、書いた記事はポートフォリオ(自分をアピールするためのサイト)に載せることができます。
ポートフォリオがあれば、仕事を取るときに記事を書けることをアピールできますよ。
さらに、ブログで記事を投稿していれば、記事の執筆だけではなく投稿の仕事も任せてもらえるようになり、単価がアップします。
ステップ4:ポートフォリオを作成する
ブログである程度記事ができたら、書いた記事を集めてポートフォリオを作りましょう。
作り方は簡単です。自身のブログかedireco(エディレコ)と呼ばれるポートフォリオ専用サイトに次の項目を書きます。
- 名前またはペンネーム
- 経歴やライター歴
- 執筆経験のあるジャンル
- 実際に自分が執筆した記事のURL
- 対応可能な業務(執筆、編集、取材、インタビューなど)
- 心がけていること(具体例を交えながら)
- 参考単価(文字単価または記事単価)
- 連絡先(公開して問題のないメールアドレスや問合せフォーム)
私もライターの採用に関わることがありますが、ポートフォリオで合否が決まることも少なくないので、力を入れて作るようにしましょう。
もっと詳しくポートフォリオの作り方を知りたいという方は、下の記事を読んでみてくださいね。
ステップ5:クラウドソーシングサイトに登録する
ポートフォリオを作ったら、いよいよ仕事開始です。まずは、クラウドソーシングサイトに登録しましょう。
クラウドソーシングサイトとは、仕事を依頼したい企業と仕事を受注したい個人がインターネット上で直接やりとり出来るサイトのこと。
「まだライターとして仕事やったことないのに申し込んでいいの?」と思う方もいるかもしれませんが、大丈夫です。クラウドソーシングサイトには
- 未経験者の応募歓迎の案件
- 記事の書き方を丁寧に教えてくれる案件
などがたくさんあるので、未経験の人でも十分仕事が取れます。
初心者におすすめのクラウドソーシングをお伝えするので、ぜひ使ってみてください。
ステップ6:0.5円〜1円の案件に応募する
クラウドソーシングに登録できたら、実際に案件に応募しましょう。ポイントは文字単価が0.5円以上の案件を取ること。
文字単価が0.5円未満の案件には、低単価でたくさん書かせる悪質なクライアントが多いからです。
「最初から文字単価0.5円の案件を取れるかな…」と感じる方もいると思いますが、心配しなくても大丈夫です。
初心者だったとしてもスキルを磨いてポートフォリオを用意しておけば、文字単価0.5円の案件くらいは無理なく取れます。
ステップ7:記事を執筆し納品する
契約が決まったら、記事を執筆して納品します。記事を納品するときには、依頼内容をしっかり確認しましょう。
- 文字数の指定はあるか
- 画像はライター側が用意するのか
- 記事内容として必ず必要なものはあるか
- 文体は敬体(です、ます)か常体(だ、である)か
- 文字数指定は「程度」か「以下」か
クライアントから指定されている場合が多いので、事前にチェックが必要です。
いくら期限通りに記事を提出しても、クライアントの指示にしたがっていなければ納品になることはありません。
ほとんどのクラウドソーシングサイトでは、クライアントと直接チャットなどでやりとりができるようになっています。
不明な点があればクライアントに直接質問し、あとから面倒な修正をせずに済むようにしておきましょう。
ステップ8:報酬を受け取り金額が正しいか確認する
記事を納品したら、報酬を受け取ります。
クラウドソーシングで仕事を取っている場合、クラウドソーシング側がクライアントから報酬を受け取っているので報酬が未払いになることは基本ありません。
しかし、システムエラーが起きている可能性もゼロではないので、必ず確認するようにしましょう。
ちなみに報酬を受け取るときには振込手数料が低い「楽天銀行」を使うのがおすすめです。
1回の利用では他の銀行と400円ほどしか変わりませんが、何回も使うと大きな差になりますよ。
WEBライティングの知識・スキルを身につける方法
WEBライターとして仕事を取れるかは、書ける記事の質で大きく変わります。
そのため、WEBライティングをどう学ぶかはとても大切です。
ここではWEBライティングの知識・スキルを身につける方法を詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
独学で学ぶ|費用を抑えたい人におすすめ
勉強に使うお金を抑えたいという人におすすめなのが、独学です。
本を買ったり、YouTubeを見たりして知識を身につけ、その知識をもとに記事を書く練習をしていきます。
本はもちろんのこと、最近ではYouTubeにも有益な情報がたくさんあるので、知識を身につけるだけなら独学でも十分です。
おすすめの本 | おすすめのYouTube |
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ただし、独学には大きな問題があります。
それは添削してもらえないことです。人に自分の記事を見てもらえないので、WEBライティングのスキルが上がりにくいですし、悪い癖がつきやすいです。
そのため、上手く文章が書けないときや、なかなか仕事が取れないときは、お金を払ってでもプロのWEBライターに見てもらうのをおすすめします。
スクールで学ぶ|最短かつ確実に稼ぎたい人におすすめ
「確実にWEBライティングで稼げるようになりたい」
「少しでも早くWEBライターとして仕事を始めたい」
と思っている方におすすめなのが、スクールです。
スクールは独学に比べて少しお金がかかりますが、その代わりカリキュラムが整っているので、効率的に学べます。
また、スクールの中には、プロのWEBライターが添削をしてくれるところもあり、独学に比べてWEBライティングスキルが上がりやすいです。
ただし、スクールにもスキルが身につかないところがあるので、選び方には注意が必要です。
スクールの選び方とおすすめのスクールを紹介した記事を載せておくので、ぜひ参考にしてくださいね。
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初心者WEBライターが案件を獲得するコツ
WEBライターとして仕事を始めるときに不安なのは、案件を獲得できるかということですよね。
しかし、安心してください。しっかりと準備をすれば、初心者の方でも案件を獲得できます。
ここでは初心者WEBライターが案件を獲得するコツを紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
プロフィールを整える
まず、クラウドソーシング上のプロフィールをしっかり書き込みましょう。プロフィールを細かく書くことでクライアントから信頼されるからです。
書く内容はサービスによって少しずつ違いますが基本的には
- 経歴
- 顔写真
- 業務範囲
- 得意分野
- 稼働時間
- ポートフォリオのURL
- 仕事への熱意
を書きます。
ポイントは「熱意が伝わるように文字数を多く書くこと」と「初心者や未経験といった言葉をなるべく使わないこと」です。
「初心者」「未経験」とたくさん書かれるとクライアントは「この人に頼んで大丈夫かな?」と不安になってしまいます。
自分がどんなものだったら仕事を依頼したくなるかという目線でプロフィールを作ると良いものができますよ。
提案文を丁寧に書く
初心者の方が案件を取るときには提案文も大切になってきます。
提案文とは応募するときにクライアントに送る文章で、自分をアピールできるものです。提案文を書くときに特に大切なポイントは次の2つ。
- クライアントが欲しい情報を考えてその答えを書く
- クライアントの期待を超えられることを伝える
まずは、クライアントがどんな情報を求めているかを考えましょう。
例えば「週に2本書ける人を募集」と要項に書いてある場合、クライアントは「1週間に何本記事を書けるか」が気になっています。
そのため、提案文にも「週に◯本記事を書けます」と書くようにしましょう。
また、そのときには「必要であれば週3本書くこともできます」といった、クライアントの期待を超えるような提案をするのも有効です。
ライターが足りていないクライアントなら喜んで仕事を依頼してくれますよ。
提案文についてより詳しく解説した記事があるので、実際に提案文を書くときにはぜひ参考にしてくださいね。
テストライティングでアピールする
案件の中には「テストライティング」を受けさせるものがあります。
テストライティングとは、依頼をおこなう前に簡単な記事を書くことで、ライターのスキルがどれくらいあるかを確かめるものです。
納品された記事でライターのスキルを見て、契約を結ぶか決めたり文字単価を決定したりします。
そのため、テストだからと手を抜かず、全力で作った記事を納品しましょう。
世の中には「不合格の場合はテストライティングの報酬を支払いません」と言っている案件もあります。
そのような案件は、最初から報酬を支払うつもりがないこともあるので、注意しましょう。
初心者WEBライターが継続的に仕事を得るコツ
WEBライターとして仕事を取れたら次に考えるのは、「継続的な依頼を受けて収入を安定させたい」ということですよね。
そこで、ここからは継続的に仕事を得るコツをお伝えしていきます。
納期は絶対に割らない
まず、重要なのは納期を割らないことです。
どんな仕事でも納期を守るのは大切ですが、WEBライターにとっては特に大切。納期を守らなかったために一発で契約を切られることも珍しくありません。
たった一度のミスで収入が少なくなってしまうのはもったいないので、絶対に納期を守るようにしましょう。
納期に遅れないために
- クライアントと交渉して納期に余裕を持たせる
- 納期の3日前には記事が完成するようにスケジュールを立てる
といった工夫をするのがおすすめですよ。また、万が一納期に遅れそうなときには早めに間に合わないことを伝えるようにしてくださいね。
返信をすぐにする
クライアントからの信頼を得るためには、返信をすぐにするのも大切です。
実際のところ返信が1日くらいなかったとしても、特別大きな問題はありません。
しかし、返信が早ければ社会人として「仕事ができる人」だと思ってもらえます。
また、返信が早い人には緊急の仕事も依頼しやすいというのがクライアントの本音です。
緊急の仕事を受けるかどうかは別として、単純に仕事を得るチャンスが広がるのは良いことですよね。
マニュアルを徹底的に守る
仕事を継続して依頼されるには、クライアントから渡されるマニュアル(執筆のルールが書かれたもの)を徹底的に守ることが大切です。
マニュアルに書かれていることを1つ1つ守るのは面倒ですし、「WEBライターはマニュアルを守らなければいけない」という決まりがあるわけではありません。
しかし、だからこそマニュアルを守るのが大切なのです。
マニュアルはメディア運用者が「どうやったら安定的に質の高い記事を作れるか」と真剣に考えて作ったもの。
そのため、マニュアルを守って質の高い記事を書いてくれるWEBライターがいれば「ぜひ次も依頼したい」となるのです。
フィードバックを受けたところをすぐに改善する
駆け出しの頃は、提出した記事にたくさんの修正とフィードバックが入って返ってくることがあります。そのときに大切なのは次の2つです。
- すぐに修正して再提出すること
- フィードバックをメモして次の記事に活かすこと
すぐに修正するのはもちろんのこと、フィードバックを活かして次の記事を書くと、クライアントから「もう一度このWEBライターさんにお願いしたい」と思ってもらえます。
最初は多くのフィードバックを受けて落ち込むかもしれません。しかし、フィードバックは「このWEBライターさんはきっと上手くなる」という期待の表れなので必要以上に落ち込まなくても大丈夫ですよ。
コラム:ちょっとずるいWEBライターの始め方【やってみた人の経験談あり】
ここまで、WEBライターの始め方を8ステップで紹介してきました。お伝えしたのが王道のやり方なのですが、実はもっと簡単な始め方もあります。
結論、それはWEBライティングスクールから案件を受注する方法です。
- WEBライターに必要なパソコンを買う
- WEBライティングスクールを受講する
- WEBライティングスクールから案件を受注する
WEBライティングスクールから案件を取る場合、ブログを書いたり、クラウドソーシングに登録したりせずとも、すぐに案件を取れます。
また、スクールの卒業生なので少しミスがあったとしても、すぐに契約を切られることはありません。
この方法はスクールに通う人限定のやり方なので、できる人とできない人がいますが、1つの選択肢として覚えておきましょう。
WEBライターになるメリット・デメリット
お伝えした8ステップで、ぜひWEBライターを目指していただきたいのですが、行動し始める前にもう一度WEBライターのメリット・デメリットを確認しておきましょう。
ちゃんと確認しておくことで、動き始めてから後悔することを防げますよ。
WEBライターになるメリット
では、まずWEBライターになるメリットを紹介していきますね。
始めるハードルが低い
WEBライターは他の職種に比べて始めるハードルが低いです。その理由は次の2つ。
- 新しくツールの使い方を覚える必要がない
- 特別な知識がなくても始められる
WEBライターと比べられることの多いWEBデザイナーや動画編集者は、始めるのに新しくツールの使い方を覚えなければいけません。
一方、WEBライターにその必要はありません。文章が書けるソフト(WordやGoogleドキュメント)で文章を書ければOKです。
さらに、WEBライターはわかりやすい文章を書ければ仕事を始められます。収入を増やすには本格的に勉強する必要がありますが、他の仕事に比べて始めやすいのは間違いありません。
自由な働き方がしやすい
自由な働き方がしやすいのもWEBライターのメリット。
先ほどもお伝えしたように、WEBライターはパソコンと通信環境があれば良いので場所を選ばずに仕事ができます。
また、フリーランスなら働く時間も自由です。育児や介護をしながらスキマ時間で働くことも、昼まで寝て午後から仕事をスタートすることもできます。
ちなみに、かつては出勤が当たり前でしたが、最近では在宅ワークができる会社も増えています。
在宅で働く方法はフリーランスだけではないので、ぜひ幅広い視点で働き方を考えてみてくださいね。
好きなことやこれまでの経験を活かしやすい
WEBライターは自分の好きなことやこれまでやってきたことが武器になる仕事です。
例えば筋トレが好きなら筋トレの記事を書けばいいですし、料理が好きなら料理の記事を書けばいいのです。
好きなことなら調べるのも苦しくないですし、実際にそれを書くのも楽しいです。
また、「10年間◯◯という仕事を続けてきた」「◯◯の資格を持っている」といった経験を活かして記事を書くことも可能です。
WEBライターになるデメリット
続いてWEBライターになるデメリットをお伝えしていきますね。
ライバルが多く仕事が取りにくい
WEBライターは誰でも始めやすい分、ライバルも多くいます。
そのため、駆け出しの頃はなかなか仕事を取れない可能性が高いです。
逆にその単価帯から抜け出せば、ライバルは少なくなるので仕事を取りやすくなります。しかし、最初のうちは数をこなしてスキルと実績を積む必要があるのです。
初心者のうちは単価が低い
初心者のうちは単価が低くなりがちです。
WEBライターは1文字あたりで単価が決まるのですが、初心者の場合は1文字0.5円くらいで仕事を受けることになります。
1文字0.5円だと1時間で1000文字(初心者の平均)書いたとしても時給は500円。アルバイトやパートをしたほうが稼げます。
もちろん継続してスキルを磨いたり、仕事を取ったりすれば時給は上がります。しかし、それまで我慢の時期があるのはWEBライターのデメリットです。
孤独を感じることがある
WEBライターは基本パソコンに向かって黙々と作業をするので、周りの人と話をする機会がほとんどありません。
現に会社員である私でさえ、ほとんど誰とも話さず作業していた日があります。会社員でそのレベルなので、フリーランスならなおさらです。
誰とも話をせずに1日が過ぎたなんてこともザラにあり、なかには孤独感から精神的に辛くなってしまう人もいるのです。
WEBライターはやめとけ?将来性はある?
「WEBライターはやめとけ」「WEBライターは将来性がない」といった言葉を聞くこともあると思います。
特に最近では「Chat GPT」や「Notion AI」といったAIが進化しており、そういった声を聞く機会が多くなってきました。
そこで、ここからはWEBライターの将来性について解説していきますね。
WEBライターには将来性がある
結論、WEBライターはまだまだ将来性のある仕事だといえます。
なぜなら、WEBライターの需要は年々増加しているからです。矢野経済研究所の調査ではインターネット広告の市場規模は年々拡大していることがわかっています。
インターネット広告の市場が大きくなるということは、広告を出すためのメディアも増えていくということです。
そのため、メディアを作るのに必要なWEBライターの需要も伸びていくのです。
参考1:矢野経済研究所「インターネット広告市場に関する調査を実施(2023年)」
スキルのないWEBライターはAIに仕事を奪われるリスクがある
WEBライター全体の需要はまだまだありますが、AIに仕事を奪われる人が出てくるのも事実です。
2023年に登場した「Chat GPT」や「Notion AI」といったサービスは「◯◯について記事を書いてください」とお願いするだけで、◯◯に関する文章を作ってくれます。
現時点では
- 1000文字くらいしか文章をかけない
- 情報が正確でないこともある
- 文章がワンパターンになる
といった不具合があるので、全てをAIに任せることはありません。(メディア運用者からしても現時点ではAIに記事を書かせたいとは思いません。)
しかし、今後AIが進化してそれらの問題が解消されるとなると、ただ情報を集めてそれをまとめているだけのWEBライターは仕事がなくなる可能性があります。
今後もWEBライターとして活躍するためには「独自の情報を書ける」「集めた情報をもとに有益な考察ができる」「検索順位を意図的にあげられる」といった力が必要になってきます。
WEBライターに関するQ&A
では、最後に初心者がWEBライターからよく聞かれる質問を解説していきますね。
気になる質問がある場合は、ぜひ読んでみてください。
Q.WEBライターはスマホでもできますか?
結論、スマホでもできます。
「Word」や「Googleドキュメント」などを開いたり、文字を入力したりすることはスマホでも可能だからです。実際に、スマホで文章を書いている人もいます。
ただし、現役WEBライターとしては、スマホでWEBライティングをするのは、おすすめしません。
パソコンに比べ確実に作業スピードが落ちるからです。
WEBライターは作業スピードで収入が決まる仕事なので、少し高くても作業スピードが速くなるパソコンを買っておきましょう。
Q.高校生・大学生でもWEBライターとして稼げる?
高校生や大学生でもWEBライターとして稼げます。WEBライターは年齢や経歴ではなく、質の高い記事が書けるかが大切だからです。
実際に世の中には高校生や大学生でも、WEBライターとして稼いでいる人がたくさんいます。
ただし、クラウドソーシングには年齢制限(18歳未満禁止)があるところも。クラウドソーシングを始めるときには何歳から使えるかを確認しておきましょう。
Q.主婦でもWEBライターとして稼げる?
高校生や大学生でもWEBライターになれるのと同じように、主婦の方もWEBライターになれます。
むしろ、主婦はWEB記事を読むことが多いので、主婦目線で書かれた記事には多くの需要があります。
主婦のなかにはWEBライターとして月数十万円稼いでいる人もたくさんいますよ。
Q.WEBライターになるのにセンスは必要?
WEBライターになるのにセンスは必要ありません。
WEBライターに求められるのは小説や歌詞のような芸術的な文章を書く力ではなく、わかりやすい文章を書く力だからです。
芸術的な文章には正解がなく個人の感覚がとても大切になってきますが、わかりやすい文章にはある程度ルールがあります。
そのルールを守ればどんな人でもわかりやすい文章を書けるので、WEBライターにセンスは必要ないのです。
まとめ
今回はWEBライターの始め方について8つのステップを紹介してきました。
お伝えした8つのステップをもう一度お伝えすると次のようになります。
- 必要なものを準備する
- WEBライターに必要な知識・スキルを身につける
- ブログを開設して5記事ほど前後執筆する
- ポートフォリオを作成する
- クラウドソーシングサイトに登録する
- 0.5円〜1円の案件に応募する
- 記事を執筆し納品する
- 報酬を受け取り金額が正しいか確認する
この手順のもと、本文でお伝えしたことを1つ1つ実践してもらえればWEBライターとして稼げるようになりますよ。
WEBライティングに必要なものを用意して、スキルを身につけるところから始めてみましょう。
「本からのインプット+ブログでの練習」でも良いですし、効率よく学びたい人はスクールもおすすめです。ぜひ自分にあったほうを選んでくださいね。
質問や感想があればご記入ください