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20代未経験でもWEBデザイナーになれる!確実に目指せる5ステップ

「芸術系の大学に行ってないけど、デザイナーになれるの?」
「WEBデザイナーって未経験でもなれる?」

今回の記事では、そんなあなたのお悩みを解決していきます。

結論を先にお伝えすると、20代でデザイン未経験の状態からWEBデザイナーになることは十分可能です。

美大や専門学校を卒業していない方はもちろん、「パソコンが苦手」「絵が下手」という方でもWEBデザイナーになれますよ。

ただし、そのままデザイン会社の面接を受けても内定をもらえる可能性はとても低いです。デザイン業界は他の業界と違って、デザイン完全未経験では採用してもらえないことが多いのです。

じゃあ、どうすれば20代未経験でもデザイナーになれるのか?

答えは、先にデザインスキルを身につけること。デザインスキルがあれば、たとえ制作経験がなくても就職・副業・フリーランス、すべて実現できます。

今回の記事には、20代未経験のデザイン業界就職事情や確実にWEBデザイナーになるための方法など、デザイナーを目指すなら知っておきたいことをすべてまとめました。

この記事でお伝えすること
  • 20代未経験からデザイナーになるためのポイント
  • 確実にWEBデザイナーになれる5ステップ
  • 誤解されがちなWEBデザイン業界のリアル
  • 知っておきたいWEBデザインのNG勉強法

20代の方で、WEBデザイナーとして就職・転職しようと考えている方はぜひ最後までご覧くださいね。

目次

20代前半と後半はどう違う?デザイナー就職のポイント

まずは、20代未経験からWEBデザイナーを目指すのはどのくらい現実的なのか、業界のリアルな事情をご紹介します。

どちらも、就職前にデザインスキルを身につけておいた方がいいという点では同じですが、20代前半と後半で転職事情は少し異なります。

デザイナーとして就職・転職を考えている方はぜひここでお伝えするポイントを押さえておいてくださいね。

20代前半の場合

あなたが20代前半の場合、デザインスキルなしの完全未経験でも雇ってもらえることがあります。

大手企業の場合は、新卒でもデザイン経験がある人しか募集していないことが多いですが、中小企業やベンチャー企業の中には、入社してからデザインを教えてくれる企業もあります。

大学生なら、インターンという形でお試し入社させてもらえることも。

しかし、デザイン完全未経験で入社できたとしても丁寧に教えてもらえる機会がなく、結局デザイン以外の業務を任せられることがあります。

実際に、デザインが教えてもらえると思って入社したのに、任されるのはデザインの依頼をとってくる営業の仕事だったという悲しい経験談も。

デザインは教えてもらえるのか、過去にデザイン未経験で入社された方はいたのかなど前例を聞いてみると、入社後に「思っていたのと違った」とギャップを感じるのを防げますよ。

20代後半の場合

20代後半になると、スキルなしのデザイン完全未経験から就職するのは正直難しいです。

20代前半なら新卒,第二新卒という扱いで、デザイン未経験でも雇ってもらえることがありますが、20代後半からはスキル重視採用。

スキルも経験もないと、雇ってもらえる可能性はぐんと減ってしまうのです。

ですが、諦める必要はありません。

20代後半の就職のポイントは、「経験」。

転職活動を始める前にデザインスキルをつけて、副業で経験を積みましょう。

そして、副業でのデザイン経験に加えてこれまでの社会人経験をアピールすれば、十分WEBデザイナーが目指せます。

WEBデザイナーになるまでの具体的なステップはこのあとご紹介していきますね。

20代未経験から【確実に】WEBデザイナーになる5ステップ

ここからは、確実にWEBデザイナーを目指すための5つのステップをご紹介していきます。

WEBデザイナーを目指すための5つのステップ
  1. デザイナーについて正しく知る
  2. スキルを身につける
  3. 実務案件にチャレンジする
  4. ポートフォリオを作成する
  5. 企業に応募する

Step1:デザイナーについて正しく知る

いまはGoogleで検索するだけで経験者の話が読めたり、業界の話が知れたり、とても便利な時代になりました。

ですが残念なことに、ネット上には「間違った情報」もたくさん載っています。

実際には必要のないスキルが「絶対に必要」と書かれていたり、プロのデザイナーからすると「もっと早くやる方法があるのにな」と思うような遠回りな方法が書かれていたりするのです。

実際に、間違ったアドバイスをそのまま素直に聞いた結果、何十万円も損をしたり、何年も頑張っているのにデザイナーになれなかったり、悔しい思いをしてきた方をたくさん見てきました。

商品を買う前に口コミを調べるように、デザイナーの仕事についてもリアルな情報をしっかり調べておきましょう。

なお、当ブログを運営している日本デザインでは、WEBデザイナーに興味がある人のために、WEBデザイナーの基礎知識がまとめて知れる無料セミナーを開催しています。

セミナーでは未経験の人が絶対に知っておきたいWEB業界の裏側失敗しないWEBデザイナーのなり方をお伝えしています。また、セミナーの特典として、どんな質問でもOKな個別フォローのお時間も用意しています。

「20代からWEBデザイナーになるにはどうしたらいいの?」という疑問を持っている方にぴったりなので、気になる方はぜひ参加してみてくださいね。

Step2:スキルを身につける

WEBデザイナーの正しい知識を学んだら、次はスキルを身につけます。

すでにお伝えしてきましたが、基本的にデザイン制作未経験からデザイナーになるのは難しいです。

必ず先に、企業から求められるレベルのデザインスキルを身につけましょう。

デザインスキルとは、一般的に「PhotoshopやIllustratorを操作するスキル」「ゼロから考えてデザインするスキル」の2つがあります。

よく、Photoshopを使えることがデザインスキルだと勘違いされがちですが、「ゼロから考えてデザインするスキル」がないと、デザイナーとして仕事ができません。

作家の仕事で例えると、Photoshopが使えるのはパソコンのタイピングができるだけの状態です。

作家の仕事はタイピングではなく、小説など文章の中身を考えることですよね。それと同じで、デザイナーの仕事はツールを操作することではなく、デザインを考えて組み立てることなのです。

どのくらいのスキルレベルを目指せば良いかわからない方のために、記事の後半で「コラム:「クオリティの高い作品」って具体的にどんなの?」に詳しく載せているのでぜひそのレベル感も参考にしてくださいね。

Step3:実務案件にチャレンジする

ある程度スキルがついてきたら、デザイン案件にチャレンジしてみましょう。

案件は、クラウドワークスやランサーズ、ココナラなどのクラウドソーシングサイトで挑戦することができます。

よく、「どのくらいのレベルになったら案件にチャレンジできますか?」と聞かれますが、特に決まりはありません。自分的にデザインができるようになったと感じたら、挑戦してみてください。

とはいえ、スキル不足でお客さんに迷惑をかけたり、クレームを言われたりしないか不安な方もいると思います。

そんな方におすすめなのが、コンペに参加すること

コンペとは、1つの案件に対して複数人がデザインを作り、もっとも良いものを依頼者が選んで報酬を払う仕組みのことです。

コンペなら、例えデザインスキルが足りていなくても相手に迷惑がかかったり、クレームを言われたりすることはありません。

また、選ばれた作品を見ることができるので、自分の作品と見比べて、違いを学ぶこともできるので一石二鳥です。

案件へ挑戦するときのポイントは、稼ぎたい気持ちは一旦忘れること

稼ぐことばかり考えて、

「最初から報酬の高い案件にばかり申し込んだけど、一切採用されなかった。」
「低単価の案件をたくさんやろうと思ったら、締切に間に合わず迷惑をかけてしまった」

というのはよく聞く話です。

案件に挑戦する1番の目的は「経験を積むことだ」と忘れずに、ぜひいろんな案件に超瀬4んしてみてくださいね。

Step4:ポートフォリオを作成する

実務の経験を少しずつ積み、オリジナルの作品もいくつか作れたら、次はポートフォリオを作成しましょう。

ポートフォリオとは、あなたの作ったデザインを集めた作品集のこと。

デザイナーとして就職するときには、履歴書よりもポートフォリオに載っている作品のクオリティが重視されます。

あなたの学歴や資格の有無よりも、デザインスキルが大切なのです。

なので、ポートフォリオに載せる作品のクオリティには妥協せず、満足のいく作品をしっかり作り込みましょう。

ただし、ポートフォリオ本体を作り込みすぎないように注意してくださいね。

よく、おしゃれでかっこいいポートフォリオサイトを作ってくる方がいらっしゃいます。それ自体は悪くないですが、そこに力を入れすぎたせいで、肝心のデザイン作品が微妙なクオリティだと残念な印象です。

いくら履歴書の紙が高級でも、大事なのは履歴書の中身であるのと同じで、ポートフォリオ自体のかっこよさやおしゃれさは採用とはあまり関係がないのです。

foriioと呼ばれる無料のポートフォリオサイトを使ったり、PDFをまとめるだけの簡易的なもので構いません。そのぶん、ポートフォリオ内の作品作りに力を入れてくださいね。

Step5:企業に応募する

スキルをつけて、実務案件に挑戦し、ポートフォリオも完成したらいよいよ、企業に応募しましょう。

クラウドソーシングサイトで安定して案件が獲得できるようなデザインレベルがあれば、おそらくほとんどの確率で内定がもらえます。

企業によってデザイナー採用で見ているポイントは異なりますが、主に以下のポイントをクリアしていれば問題ないはずです。

  1. 作品のクオリティは高いか
    クオリティに自信のある作品をポートフォリオに載せておきましょう。
  2. 締切やマナーを守れるか
    デザイナーは常に納期勝負の仕事。納期が守れるか、社会人としてマナーがちゃんとなっているかは意外と大切なポイントです。
  3. 向上心はあるか
    デザイン業界は流行も変わりますし、新しいツールや仕組みもどんどん入ってきます。ただスキルを持っているだけではなく、デザイナーとしてのスキルアップを目指している方を雇いたいと企業側も考えています。

この3つを意識して、気になる企業に応募してみてください。

誤解されがち!WEBデザイナーについての基礎知識

ここからは、記事の前半で少しだけお伝えしていた、誤解されがちなWEBデザイナーの知識をご紹介します。

20代の方はインターネットが身近だからこそぜひ読んでほしい内容です。SNSに載っている内容とは逆のことが書いてあるかもしれませんが、理由も載せているので最後までお読みくださると嬉しいです。

WEBデザイナーの主な仕事

よくある誤解
WEBデザイナーの仕事はWEBサイトを作ること

WEBデザイナーのリアル
WEBサイト制作だけでなく、バナーやサムネイル、LP(ランディングページ)の依頼も多い

WEBデザイナーといえば、WEBサイト(企業のホームページなど)の制作がメインと考えられがちですが、それだけではありません。

最近は、広告バナー、YouTubeのサムネイル、LP(ランディングページ)の依頼も増えています。

実際に、クラウドソーシングサイトにはこのような案件が載っています。
※案件が特定されないよう、一部変更を加えています。

  • YouTube動画サムネイル制作 月5万円〜
  • 楽天市場やAmazonの商品ページ画像、バナー制作 時給1000円〜2000円
  • LP制作(デザインのみ) 1本6万円
  • 美容クリニックのSNS用画像・広告用バナーの作成 月3万円〜
  • 楽天サイトLP制作 1本7万円

もちろんホームページを作る仕事もありますが、それ以外の仕事もたくさんあると覚えておいてくださいね。

WEBデザイナーの働き方

よくある誤解
残業が多い

WEBデザイナーのリアル
いつも残業というわけではない。在宅や時短勤務など、自由に選択できる場合もある。

WEBデザイナーは残業だらけで年収も低いと紹介されているサイトもありますが、こればかりは正直企業によります。

ですが、すべての企業で残業が多いわけでは無いことは確かです。

日本デザインスクールの卒業生で、デザイナーとして転職された方にお話を伺ったところ、子どもの学校の時間に合わせて時短勤務、時差出勤ができたり、平日に休みが取れたり、副業もできたり、かなり自由に働ける企業もあるようです。

特に、高いデザインスキルを持っている方であれば企業側からの優遇されて、特別に在宅勤務が認められたケースもありました。

スキルさえあれば、会社員でありながらフリーランスのように自由に働くこともできるのです。

求人票の「未経験OK」の意味

よくある誤解
未経験OKなら、誰でも採用されるチャンスがある

WEBデザイナーのリアル
未経験OKは実務未経験の意味。デザインスキルがない人は最初に落とされる

Googleで「WEBデザイナー 求人 未経験」などで調べてみると、たくさんの未経験OK求人が出てきます。

ですが、求人に乗っている未経験OKとは、デザインが作れなくても良いという意味ではありません。

プロのデザイナーとして、デザインの仕事をしたことがない人でもOKという意味なので、デザインが作れない人は採用の対象外なのです。

この事実を知らず、デザイン制作未経験のまま企業に応募し続けても、いつまで経ってもデザイナーになることはできません。

デザイナーになりたいなら、ポートフォリオ(作品集)は必須だと覚えておきましょう。

WEBデザイナーに必要なスキル

よくある誤解
WEBデザインをやるならコーディングスキルが必須

WEBデザイナーのリアル
コーディングの基礎は知っておいた方がいいが、必須ではない

一般的に「WEBデザイナーにはコーディングが必須だ」と言われています。

そのため、多くのWEBデザインスクールでは、カリキュラムの中にコーディングが組まれていたり、授業の大半がデザインではなくコーディングだったりします。

ですが、コーディングは必須ではありません。

日本デザインスクールの卒業生で月に50万〜100万稼いでいる人もいますが、その中でコーディングができる人はごく一部。ほとんどの方がノーコードツールと言われるツールを使っていたり、コーディングは外注したり、コーディングスキルなしで稼いでいます。

もちろんコーディングはデザインに活かせる機会が多いので、スキルとして持っておいて損はないのですが、もしプログラミングやコーディングに苦手意識があるなら、無理やり学ぶ必要はありません。

大事なのはデザインスキルなので、高いデザインスキルさえあればコーディングはできなくても大丈夫ですよ。

コーディングをマスターする必要はありませんが、ホームページやLPなど、コーディングが必要な制作物を作る際には最低限の知識が必要です。そのため日本デザインスクールでも、コーディングの基礎スキルは教えています。

WEBデザイナーに必要な資格は?

よくある誤解
WEBデザイン検定や色彩検定など、資格はとっていた方が良い

WEBデザイナーのリアル
WEBデザイナーに資格は一切必要ない

将来のためにも、資格の勉強に取り組んでいる20代の方もいらっしゃると思います。

ですが、WEBデザイナーに資格は必要ありません。

面接官も、クラウドソーシングサイトでの依頼主も、デザイナーが資格を持っているかどうかは一切見ていません。

資格の有無よりも、重視しているのは作品のクオリティです。

WEBデザイナーになりたいなら資格の勉強を頑張るのではなく、作品のクオリティを上げていきましょう。

具体的な勉強方法については記事の後半でお伝えしているのでぜひそちらもチェックしてみてくださいね。

センスがなくてもデザイナーになれる?

よくある誤解
センスがない人はデザイナーに向いていない

WEBデザイナーのリアル
必要なのはセンスではなく知識

20代でデザインに興味がある方からはよく、「美術のセンスがないので、私にできるのか不安です」「センスがないのですが、大丈夫ですか?」という相談をいただきます。

結論、WEBデザイナーにセンスは必要ありません。必要なのはセンスではなく知識です。

実際に、これまで「ダサい」「センスがない」と言われていた方や、独学で3年近く勉強してもデザインが上達しなかったという方でも、正しい学び方をすればたった3ヶ月〜半年でデザイナーとして稼げるようになっています。

また、デザイン上達のためには貪欲に学び続ける気持ちも大切です。

作った作品に満足せず、「もっとよくなるにはどうすればいいかな?」と考えたり、積極的にインプットして、デザインの引き出しを増やしたりしましょう。

コラム:「クオリティの高い作品」って具体的にどんなの?

ここまで何度も「デザインスキルの高さが大切」「クオリティの高い作品を作れるようになりましょう」とお伝えしてきましたが、そもそもクオリティが高い作品とはどんなものかピンときていない方もいると思います。

今回は一例として、日本デザインスクールの受講生が、受講初期に作った作品と受講後期に作った作品を比べてみますね。

受講初期の作品受講後期の作品

どうでしょうか?

左側の受講初期の作品も美味しそうなフルーツの写真が載っていますし装飾がしっかり作られていて素敵です。

ですが、右の作品と比べると「文字が読みにくい」「なんとなく右の方がボタンをクリックしたいな」と感じた方も多いのではないかと思います。

また、右側のようなバナー広告をSNSで見かけたことがある方もいらっしゃると思います。クオリティが高いとはつまり、よく見かけるデザインと同じレベルということなのです。

いまいちピンと来ていない方は、ココナラというサイトでレビューがたくさんついている人気デザイナーさんの作品を見てみてください。

ココナラで人気のデザイナー=案件をよく依頼されるレベルが高いデザイナーです。

ココナラで売れっ子のデザイナーをチェックして、その方と同じくらいのデザインが作れるようになれば、あなたも転職でも副業でも独立でも問題なくやっていけますよ。

絶対やらないで!20代未経験のNGデザイン勉強法

どうすれば20代未経験から転職に成功できるレベルのデザインスキルが身につくのでしょうか?

これまで2000人以上のデザイナーを育ててきてわかったデザインのNG勉強法を4つご紹介します。

動画教材や本で独学する

デザインの独学はおすすめしません。

独学では絶対にできないというわけではないのですが、デザインを趣味ではなく仕事にしたいと考えているのであればスクールに通うことをおすすめします。

なぜなら、デザインには正解がないから。独学では、正解が決まっているPhotoshopなどのツールの使い方は学ぶことができますが、オリジナル制が必要になるデザイン制作のスキルは学べません。

独学で作品を作ってみても、何が正解なのかわからないので、自分のレベルがどのくらいなのか、どこを変えればもっと良くなるのかわからないのです。

また、独学はWEBデザイナーを目指すうえで非常に遠回り。

「独学してた時間が無駄たった」「独学でやってたことは実務で全然使えなかった」「もっと早くプロから教わっておけばよかった」と後悔している先輩デザイナーもたくさんいます。

どうしても金銭的問題で厳しい方は仕方がないですが、確実にデザイナーになりたい、時間を無駄にしたくない、デザインは趣味で終わらせたくないという方はぜひ、スクール受講を検討してみてください。

職業訓練校に通う

「独学は難しいとわかったので、職業訓練校に通おうかな」
「職業訓練校ならお金ももらえるし、デザインも教えてもらえるんでしょ?」

と思っている方、ちょっと待ってください!

20代未経験からデザイナーを目指すなら、職業訓練校はおすすめしません。

職業訓練校ではスキルが身につかないからです。

というのも、職業訓練校で講師をしているのは、現役をかなり前に退いている方。

知識も古いうえ、教えてもらえるのはツールの使い方やコーディングばかりで、デザインスキルは身につきません。

実際に職業訓練校を卒業しても案件が取れるようにならず、スクールで学び直している方もたくさんいらっしゃいますよ。

以下の記事では職業訓練校について、徹底的に解説しています。職業訓練校について詳しく知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。

未経験OKの企業に入って学ぶ

20代の方の場合、狭き門ではありますが「完全未経験OK」(デザインの制作経験がなくても良い)という企業で内定をもらい、働きながらデザインの勉強をする方法もあります。

ですが、この方法はおすすめしません。

なぜなら、デザインの制作会社で働きながら高いデザインスキルを身につけるのはほぼ不可だからです。

「デザイナーから直接教わるから、上手くなるんじゃないの?」

と思うかもしれませんが、実際、制作会社のデザイナーは後輩にイチからゆっくり指導できるほど暇ではありません。

これまでも、完全未経験OKと書いていた企業に入社された20代の方を何名も見てきましたが、ほとんどの方が入社してもなにも教えてもらえず、毎日自分で夜中まで勉強したという方や、営業の仕事や事務作業しかさせてもらえず、結局数ヶ月で退職してしまった方ばかりでした。

とりあえず企業に入って、会社で教わりながらデザインスキルを身につけるのは難しいのでおすすめしません。

とりあえずデザインスクールに入る

ここまで、「独学は辞めておいたほうがいい」「少し高くてもスクールに通った方がいい」とおつたえしてきましたが、最後に、みなさんに絶対にやらないでほしいNG勉強法をお伝えします。

それが、「とりあえずデザインスクールに入る」こと。

「高額だから大丈夫でしょ」「有名なところだから」「就職のサポートがあるらしいから」と、リサーチせずに入学すると、あとで後悔してしまいます。

スクールが詐欺だというわけではありません。多くのスクールは、開示しているカリキュラムに沿ってしっかり指導をしてくれています。

ですが、そのカリキュラムでは、転職したり副業で安定して稼ぐのは難しいのも現状です。

これまで、デザインスクールを卒業したものの稼げるようにならず、再度受け直しという形で日本デザインスクールを受けてくれた受講生にアンケートをとったところ、スクール選びの後悔について、このような声を聞くことができました。

Photoshopの使い方と、トレースのやり方しか教えてもらえず、卒業してもオリジナルの作品が1つも作れなかった

デザインはほとんどおしえてもらえず、授業の9割がコーディングでした。わたしはコーディングではなくデザインがやりたかったので、授業には半分ほどで行かなくなりました。

課題は出されますが締切はなく、「出せたら出してね」という形なのでモチベーションがつづきませんでした。

動画でレッスンを見て課題をやり、講師の方に質問してもありきたりな回答しかくれないので、YouTubeで独学するのと変わらないじゃん…と思いました。

半年ほど通いましたが、「バナー」という単語の意味すらわかりませんでした。ただ、PhotoshopやIllustratorが扱えるようになっただけです。

などなど。

スクールによっては、Photoshopの使い方しか教えない、コーディングの指導がメイン、課題に締切やフィードバックがなく独学と変わらないというところが多くあるのが事実です。

20代の方にとって、デザインスクールの受講料は簡単に払えるような安い金額ではないはずです。だからこそ、スクール選びに失敗しないために必ず卒業生の作品と実績を見て、就職できるレベルになれるのか確認してくださいね。

WEBデザイナーに必要な3つの神器

WEBデザイナーを本気で目指すなら、揃えておきたい3つの道具があります。

すぐに高いものを用意する必要はありませんが、デザイナーにとって仕事道具は神器のようなものなので、できるだけ良いものを用意しておいて損はありません。

パソコン

当たり前ですが、デザイナーにパソコンは必須です。

就職すれば、専用のパソコンを用意してもらえることもありますが、就職後も自分でスキルを磨いていくためにもマイパソコンは必須です。

WEBデザインに必要なのは以下のスペックです。

  • メモリ:16GB以上
  • CPU:Intel Core i5以上
  • ストレージ:SSDの512GB以上
  • 画面サイズ:ノートは15インチ以上、デスクトップは21インチ以上推奨

詳しくはこちらの記事にまとめているのでぜひお読みください。

デザインツール(Photoshop/Illustrator)

“物”ではありませんがデザイナーとして必要なのがデザインツール。

最低限Photoshopは必要です。募集要項に「PhotoshopとIllustratorが操作できること」と書いてある企業もあります。

デザイナーとして、Adobeのデザインツールは必須なので必ず準備しておきましょう。

Photoshop単体であれば月額2,728 円/月。Illustratorも含むコンプリートプランなら6,480 円/月で利用できます。

毎月かかると考えると少し高いですが、必要経費と割り切って払いましょう。

スマートフォン

今みなさんが当たり前に持っているスマートフォンも、実はデザイナーにとって大事なツール。

大切なのは、良いスマホを用意することではなく、スマホを上手く活用することです。

スマートフォンは、デザインの引き出しを増やしていくために使います。

たとえば、SNSで見つけたバナーをスクリーンショットで保存しておいたり、街中で見つけた広告やポスターの写真を撮ったり、スキマ時間にはピンタレストやギャラリーサイトを眺めたり。

スマートフォンがあれば、いつでもどこでもデザインスキルを磨くことができるのです。

また、スマートフォンは「レスポンシブデザイン」の勉強にも役立ちます。

レスポンシブデザインとは、1つのWEBページでもパソコンで見たときとスマートフォンで見たときに異なるデザインのことで、現代のWEBサイト制作ではレスポンシブデザインが必須とも言われています。

そのため、見つけたWEBページがスマホではどのように見えているのか、こまめにチェックしているデザイナーも多いそうですよ。

デザインスキルを磨きたいなら、ぜひスマホの使い方も見直してみてください。

これをやるかやらないかで、3年後のあなたのデザイナーとしての市場価値に大きな差がついているはずです。

【実体験】20代でWEBデザイナーになった人の話

大学4年の春にデザインスクールを受講し、そのままWEBデザイナーとして就職した方のインタビュー動画をご紹介します。

大学4年生だったこともあり、インターン生としてお試し入社したあとそのまま正社員になったそうですが、そもそもインターンとしての採用にもポートフォリオが必須だったようです。

大学生でWEBデザイナーに興味がある方はインターンという道もおすすめですが、いずれにせよクオリティの高いポートフォリオは必須ということですね。

また、20代の方がデザイナーとして働くには、就職以外の道もあります。

25歳という若さでフリーランスデザイナーとして活躍中の方へのインタビュー記事も載せておくので、ぜひご覧ください。

【正直に答えます】20代から寄せられたWEBデザインに関する質問

最後に、20代の方からよくいただく質問を3つピックアップしてご紹介します。

どれも知っておいて損のない知識をまとめているのでぜひご覧ください。

Q.WEBデザイナーってぶっちゃけ稼げない?

A.働き方と本人の努力次第です。

そもそも「稼げる」の基準によっても答えが変わってきますが、稼げないなんてことはありません。

ですが、デザイナーになれば誰でも月収100万200万が稼げるというわけではありません

正社員としてデザイナーで働く場合は、月収20万〜30万が目安です。普通の会社員とはあまり変わりませんよね。

スキルを磨いてディレクター職に就けば給料も上がりますが、他の業種と比べてすごく稼げるというわけではないのです。

一方でフリーランスになれば月収30万〜50万は目指せます。営業を頑張ったり、単価の高い案件をどんどんこなしていけば月収100万円も叶えられます。

ただし、フリーランスには収入の不安定さや全てが自己責任になる点など、デメリットもあります。

会社員として安定しながらキャリアのステップアップを狙うのか、フリーランスとして高収入を目指すのか、あなたに合った働き方をえらんでくださいね。

Q.CanvaでもWEBデザイナーになれますか?

A.Canvaだけでは、お金をもらうレベルのデザインは作れません。

そもそも、Canvaはノンデザイナーでも簡単にデザインができるように作られたツールです。

SNS投稿くらいならCanvaで作っている人も多いですが、広告バナーやホームページ、LPのデザインの案件はCanvaでは受けられません。

クラウドソーシングサイトで検索してみるとわかりますが、案件でお願いされるデザインはほとんどがPhotoshopやIllustratorで作るように指定されています

というのも、Canvaは素人でも作りやすいようにかなり機能を絞ったツール。

細かい色の変化をつけたり文字1つ1つの間隔を調整したりといった、デザイナーにとってすごく大事な機能がないのです。

デザイナーとして仕事がしたいなら、CanvaではなくAdobeのツールをマスターしましょう!もちろん、趣味でデザインするだけなら、Canvaの使用もおすすめですよ。

Q.WEBデザイン業界は飽和しててオワコン?

A.デザイン業界はまだまだ人材不足です!

ここ数年でデザイナーは急増しました。デザインスクールが増えたり、SNSで発信しているデザイナーが増えたことで、デザイナーという職業が身近になったことが大きな要因だと思います。

ですが、デザイナーはまだまだ足りていません。

なぜなら、多くのデザイナーが、企業の求める基準に達していないから。

それこそPhotoshopの使い方をマスターしただけのデザイナーさん、デザインはほとんど学んでいないけどコーディングができるデザイナーさんが増えたのですが、肝心の広告バナーを作ったり、ホームページやLPが作れるデザイナーがいないのです。

実際にわたしも、クラウドソーシングサイトを使ってデザインを外注することがありますが、使えるレベルのバナーが1枚も届かないこともありました。

作れるデザイナーが少ないので、一部の上手なデザイナーさんに仕事が集中してしまい、結果的に人手が足りなくなっています。

デザイン業界はまだまだブルーオーシャンです。「飽和してそうだから」なんて考えず、ぜひチャレンジしてくださいね。

まとめ

現在20代でデザイン未経験の方でも、WEBデザイナーになれます。

ただし他の業種と違い、デザイナーは完全未経験で入社して手取り足取りじっくり教えてもらえることはほとんどありません。

「未経験OK」と書いてある求人でも、結局はポートフォリオに載っている作品のクオリティで合否が決まります。

そのため、いまデザイン未経験の方は就職活動を始める前にデザインスキルを身につけましょう。

ただし、WEBデザインには正解がなく、プロからフィードバックをもらいながら学ばないと上達しないので独学はおすすめしません。

未経験から確実にデザイナーを目指すなら、講師が現役デザイナーで、卒業生の作品レベルが高いスクールを選びましょう。

コーディングをメインで教えている職業訓練校などのスクールや、卒業生の作品を公開していないサイトは避けた方が無難です。

まだ20代、されど20代。

思い切ってデザイン業界にチャレンジするなら、1日でも早い方が良いです。

今回お伝えした内容を参考に、まずは気になるスクールを調べて説明会や無料セミナーに参加してみてくださいね。

スクールを一気に比較したい方はこちらの記事がおすすめです。

まずは独学で挑戦してみたい、WEBデザインのことをもう少し深く知りたいという方は、こちらの無料で読める教科書をぜひご覧ください。

自由な働き方ができる、需要があり稼げるといった理由で人気のWEBデザイナー。多くの方がWEBデザイナーを目指して勉強しています。

しかし、残念なことにWEBデザイナーを目指す方の中には、途中で挫折し大切なお金や時間を棒に振ってしまう方もいます。その原因として大きいのが「WEBデザイナーについて誤解をしたまま勉強を始めてしまうこと」です。

実際、当メディアを運営している日本デザインスクールでは、2万人以上にWEBデザイナーについて詳しくお伝えするセミナーをしてきましたが、そこに来られる方で、一度独学やスクールに失敗されている方はほぼ全員、WEBデザインに対する誤解を持っていました。

これからWEBデザイナーを目指す人にはできるならそうなって欲しくない、できる限り少ない失敗でWEBデザイナーになって欲しいと思っています。

そこで、セミナーでよくあった誤解を15個ピックアップし、電子Bookにしました。「先に知っていれば…」とならないよう、WEBデザイナーになる前に手に取ってもらえればと思います。

自由な働き方ができる、需要があり稼げるといった理由で人気のWEBデザイナー。多くの方がWEBデザイナーを目指して勉強しています。

しかし、残念なことにWEBデザイナーを目指す方の中には、途中で挫折し大切なお金や時間を棒に振ってしまう方もいます。その原因として大きいのが「WEBデザイナーについて誤解をしたまま勉強を始めてしまうこと」です。

実際、当メディアを運営している日本デザインスクールでは、2万人以上にWEBデザイナーについて詳しくお伝えするセミナーをしてきましたが、そこに来られる方で、一度独学やスクールに失敗されている方はほぼ全員、WEBデザインに対する誤解を持っていました。

これからWEBデザイナーを目指す人にはできるならそうなって欲しくない、できる限り少ない失敗でWEBデザイナーになって欲しいと思っています。

そこで、セミナーでよく見られた誤解を15個ピックアップして、1冊の電子Bookにしました。「先に知っていれば…」とならないよう、ぜひWEBデザイナーになる前に一読してみてください。

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