WEBデザイナーになるまでのロードマップ無料配布中 >受け取りはこちら

実は無駄!?WEBデザインが学べる職業訓練校の実態を徹底解説

WEBデザイナーに転身!職業訓練で本当にスキルは身に付く?

終身雇用の時代から働き方の多様性が叫ばれ始めた昨今。これからのキャリアを考えたときに不安を感じる人も多いのではないでしょうか。

そんな中、これから長く続くであろう業界としてIT・WEB業界が盛り上がりを見せています。在宅で環境に合わせて働きたいとして、次のキャリアにWEB業界を見据えている人が急増しているようです。

中でも最も人気があるのがWEBデザイン。副業として始めやすく、隙間時間でも稼ぎやすいとして話題になっています。

中には先行して会社を退職し、職業訓練校に通ってまでWEBデザインを学ぶ人まで出ているようです。

そこで本記事では、WEBデザインを学べる場所としてよく挙げられる職業訓練校の実態に迫り、本当にデザインスキルが身につくのか、WEBデザインスクールと比較したときのメリット・デメリットについて解説します。

未経験からWEBデザイナーに転職したい方へ
30代未経験からWEBデザイナーとして制作会社に転職!副業にも成功し収入は2倍上に!

WEBデザインのスキルを身につけることで、未経験からでも大手制作会社への転職や、副業での成功を実現できる可能性が広がります。

実際に、私たち日本デザインスクールの受講生の中には、30代未経験からスキルを磨き、卒業1ヶ月で制作会社に転職。さらに副業でも成功し、収入を2倍にした方もいます!

「未経験だけど挑戦してみたい」「新しいキャリアに踏み出したい」というあなた。まずは、その一歩を踏み出すためのヒントを手に入れませんか?

以下の記事では、未経験から制作会社に転職を果たした方のインタビューを通じて、成功の秘訣を詳しくご紹介。未経験から転職するうえでのヒントを得られるのでぜひ読んでみてくださいね。

目次

職業訓練の仕組みとは

職業訓練とは、仕事を探している人を対象に就職に必要なスキルや知識習得を国が支援する制度のことを指します。

別名「ハロートレーニング」とも呼ばれ、ハローワークを管轄する厚生労働省が統括しています。本項目ではまず、職業訓練制度について理解を深めていきましょう。

「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」

職業訓練(ハロートレーニング)は対象者別に「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」の2つに分類されます。

職業訓練の種類

「公共職業訓練」は、雇用保険(失業保険)を受給している離職中の人を対象とし、

「求職者支援訓練」は、アルバイトやフリーランスなど非正規で働く人や主婦など、雇用保険を需給できない人が対象です。

いずれも多数のコースが用意されていますが、公共職業訓練は「ものづくり系」の科目が充実しているという特徴があり、求職者支援訓練は基礎的なパソコンスキルなどオフィスワーク系の内容が目立ちます。

WEBデザインはどちらにも科目として入っていますので、対象を気にすることなく受講が可能です。

職業訓練の受講費用は?

職業訓練は国がおこなっている支援制度のため、原則的に受講費用はかかりません。(※テキスト代や資格試験の受験料などは自己負担する必要があります。)

受講料が無料である以外にも、失業保険の給付期間が延長される「訓練延長給付」や、職業訓練の受講支援として給付される「職業訓練受講給付金」を受けとれる制度もあります。

詳しくは後述していますので、対象になる可能性のある人はぜひ参考にしてください。

職業訓練の受講場所は?

公共職業訓練の場合は、国や都道府県の施設でおこなう「施設内訓練」と民間事業者に委託して訓練を実施する「委託訓練」があります。

施設内訓練
  • ポリテクセンター/ポリテクカレッジ(国の施設)
  • 職業能力開発校(都道府県の施設)
委託訓練
  • 民間教育訓練機関(都道府県が委託)

求職者支援訓練の場合は、コースごとに厚生労働大臣が認定した民間の教育訓練機関で受講ができます。コースによっては、e ラーニングやオンライン訓練(ライブ授業)も可能なので、通学の負担を減らしたい人は委託訓練を検討するといいでしょう。

職業訓練の訓練期間は?

基本的に訓練期間は2~6ヶ月程度です。

ものづくり系など専門的な技術習得の科目が多い公共職業訓練では、1〜2年の時間をかける訓練もあります。

基本スキルを実践的に学ぶ求職者支援訓練は、半年以内に修了するようにカリキュラムがコンパクトにまとめられています。

受講生の募集時期・訓練校への入校時期(講座のスタート時期)は地域や訓練施設によって異なるので、希望する講座のタイミングが受講したい時期と合うか事前に調べておきましょう。

職業訓練の年間受講者数

職業訓練校の年間受講生者数  公共職業訓練(在職者訓練・学卒者訓練):12万1,414
公共職業訓練(離職者訓練):10万2,160
求職者支援訓練:4万289人
受講者総数:26万3,863人

職業訓練は年間約26万人の受講者がいます。令和3年度の公共職業訓練(離職者訓練)の受講者は10万2,160人。求職者支援訓練の受講者は4万289人でした。

公共職業訓練には離職者訓練のほかに「在職者訓練」と「学卒者訓練」があり、これらの受講者12万1,414人を合わせると、令和3年度は26万3,863人が職業訓練を受けていたことになります。

受講者の7割以上が女性だということもあり、託児サービス付きの訓練があるので、幼い子どもを抱えた人でも安心です。

参考:厚生労働省

職業訓練の受講手続き

職業訓練の受講申し込みは、ハローワーク経由でおこないます。

職業訓練校受講の手続き

職業訓練制度を利用する条件は、ハローワークで仕事を探していることです。利用したい場合はまずハローワークへ求職申込書を提出し、就職の相談からおこないましょう。

その後、職業訓練を受けたい旨を伝えて受講申込書を提出し、選考を通過するとハローワークから訓練校へのあっせんを受けられます。

あっせんを受けるには「訓練の受講が必要な状況である」ことと「訓練に必要な能力がある」と判断されなければなりません。

受講開始まで少し手間がかかりますが、必要書類を事前に揃えておくなど、なるべくスムーズに手続きが進むように準備しておきましょう!

職業訓練で学ぶ5つのメリット

つづいて、職業訓練でWEBデザインを学ぶメリットを5つ紹介します。

職業訓練は無料でWEBデザインを学べるだけでも十分なメリットですが、それ以外にも多くのメリットが存在します。

詳細を以下の項目で解説していきますね。
↓動画で知りたい方はこちらから

職業訓練のメリット1:受講費用がかからない

まず大前提として、受講費用がかからないことは職業訓練で学ぶ大きなメリットです。

求職者支援制度は早期就職を支援するための国の施策なので、離職中で働く意思のある人は誰でも無料で学習できます。(学卒者・在職者のための訓練も用意されていますがそちらは有料です)

1万円程度の教材費はかかるものの、専門学校やWEBデザインスクールと比較すると大幅に費用を抑えることができます。

さらに公共職業訓練の受講者には「受講手当」、求職者支援訓練の受講者は条件を満たしていれば「給付金」をもらうことができます。(詳しくは後述しています)

訓練期間中は「通所手当」も支給されるため(上限月額4万2,500円まで)、交通費がかかる心配もありません。

職業訓練のメリット2:失業保険がすぐに受給できる(公共職業訓練の受講対象者)

通常の失業保険給付と職業訓練校に通う場合の失業保険給付の比較

退職理由が自己都合の場合、本来であれば失業保険の給付開始まで3ヵ月かかりますが、職業訓練校に通うと3か月の給付制限期間がなくなりすぐに支給されます。

失業保険の他にも「受講手当」として訓練を受けた日に日額500円が「技能習得手当」として受け取れることも覚えておきましょう。

また、受給手続きの手間が省けるのもメリットです。

通常は毎月定められた日程にハローワークに足を運び、職員との面談で就職活動の進捗状況について報告することが義務付けられていますが、公共職業訓練を受講することでその必要が無くなります。

さらには失業保険の給付が訓練修了まで延長される「訓練延長給付(最長2年)」があることも押さえておきたいポイントです。

失業手当の受給期間は、年齢・勤続年数・離職理由などによって90日〜360日と幅がありますが、自己都合で退職した場合は通常3ヶ月程度となっています。

つまり、6ヵ月の訓練であれば通常の給付よりも3ヵ月分多く受給できるということになるのです。

これもかなりのメリットなので、受給要件をよく確認し自分が対象となるかハローワークに確認しておきましょう。
参考:ハローワークインターネットサービス「雇用保険手続きのご案内 基本手当について」

職業訓練のメリット3:条件を満たせば給付金がもらえる(求職者支援訓練の受講対象者)

失業保険を受給できない人は、職業訓練に通うことで月額10万円の「職業訓練受講給付金」を受けとれる可能性があります。

受給するには、世帯全体の収入や保有している資産などの要件を満たしていなければなりません。

受給要件は以下のとおりです。

受給要件
  • 本人の収入が月8万円以下
  • 世帯全体の収入が月30万円以下
  • 世帯全体の金融資産が300万円以下
  • 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
  • 全ての訓練実践日に出席している
  • (病気や仕事など以外の理由で訓練を欠席した場合、給付金は日割りで支給)
  • 世帯の中に同時に給付金を受給して訓練を受けている人がいない
  • 過去3年以内に、特定の給付金を不正受給していない
  • 過去6年以内に職業訓練受講給付金の支給を受けたことがない

参考1:厚生労働省「就職支援・給付金などについて知る」
参考2:厚生労働省「求職者支援制度のご案内」

受給にあたっては、これら全ての要件を満たしているか事前審査がおこなわれます。

受給が認められたあとも、訓練開始から1ヵ月ごとに「支給単位期間」が設けられており、その都度ハローワークに出向いて要件の確認と給付の申請が必要です。

職業訓練は基本的に欠席が認められないので、日々多くの時間を訓練に費やすことになります。

アルバイトによる収入制限があることも考えると、経済的な不安をこの給付金で軽減し、早期就職に向けてスキル習得に集中するというのは理にかなっています。
なお「職業訓練受講給付金」の審査に通らなかった、もしくはそもそも要件に合わず給付金の対象外であった場合でも、求職者支援訓練の受講は可能です。

職業訓練のメリット4:WEBデザインに必要な知識を網羅的に学べる

何をどこまで学べるかは訓練校によって異なるものの、基本的には「WEBデザイナー養成」や「WEBデザイン+プログラミング学科」など、WEBサイト制作に必要な基礎的な知識とスキルを網羅的に学べるカリキュラムになっていることがほとんどです。

職業訓練校で身につけられるスキル・知識の図解

職業訓練校で身につけられるスキル・知識の図解  Photoshop
Illustrator
Dreamweaver
HTML
CSS
JavaScript
PHP
jQuery
WordPress
レスポンシブデザイン

2〜6ヵ月という短期間で学ぶには盛りだくさんの内容なので、基本事項を駆け足で学ぶことがほとんどです。なので、ある程度のITリテラシーの高さは必要でしょう。

一概にWEBデザインといってもその仕事内容は幅広いので、全てを満遍なく網羅したい人には適しているといえます。

職業訓練のメリット5:WEBデザインに必要なツールを学割で購入できる

職業訓練校の受講生には「学生証」が発行されます。

学生証を持っているとWEBデザイナーに必要なツールを学割を使って揃えることができるので、受講期間中にこのメリットを活かさない手はありません。

たとえば、AdobeのCreative Cloudなら最大69%OFFで利用可能です。他にも学割でお得に購入できるツールはたくさんあるため、事前に確認しておきましょう。

訓練期間中に学割でツールを揃えてしまえるのもメリットといえます。

参考1:「Adobe Creative Cloud 学生・教職員個人向け」
参考2:「Creative Cloudの価格とメンバーシッププラン」

職業訓練で学ぶ5つのデメリット

職業訓練には費用的にかなりのメリットがあることを紹介しましたが、つづいてはデメリットについても解説します。

職業訓練のデメリット1:試験に合格しなければ受講できない

職業訓練を受講するには、選考試験に合格しなければなりません。訓練校によって試験内容は異なり、書類選考+面接、筆記試験+面接、面接のみ、筆記のみなどさまざまです。

試験内容の例

特にWEB関連のコースは人気が高く、応募者が定員をはるかに上回ることも少なくありません。WEBデザインのコースは倍率が2〜4倍ともいわれています。

必ずしも希望のコースを受講できるとは限らないのが職業訓練のデメリットです。

人気コースに対策なしで合格するのは難しいので、試験に向けて事前に準備をしておきましょう。

筆記試験は一般常識程度で、SPIよりもやや易しい問題が出題されることが多いようです。
重要視されるのは面接なので、就職・転職の面接と同じように「なぜこの訓練校でWEBデザインを学びたいか」「本気で就職する気があるか」をしっかり話せるようにしておきましょう。

職業訓練のデメリット2:週5日、時間を拘束される

職業訓練校の授業は平日の5日間は時間を拘束されるので、良くも悪くも訓練期間中は勉強に集中せざるを得ません。

遅刻・欠席も原則として認められませんので、平日の日中を全て拘束されるとなると通学できない人もいるでしょう。

病気や天災といった「やむを得ない理由」については欠席が認められている地域もありますが、それ以外の理由で欠席した場合は当該月の給付金は支給されません。出欠に関してはかなり厳しいルールが設けられているので注意しましょう。

職業訓練のデメリット3:習得できるのはごく基礎的なスキル

WEBデザインに関する知識を網羅的に学べるのはメリットだと先に紹介しましたが、短期間で全てを習得することは難しいので、職業訓練ではどうしても「基礎的な部分に触れる」程度になってしまいます。

消化不良の状態になってもどんどん次の知識を入れなければならないので、「全くの未経験者にもかかわらずコース修了時には実務レベルに達している」ということは期待できません。

授業内ではおそらくツールの使い方の基礎を学び、WEBサイトを1つ作ってみるのが精一杯でしょう。訓練校に過度な期待をせず、WEBデザインの基礎を学んだあとは自力でブラッシュアップすることが大前提だと考えてください。

職業訓練のデメリット4:必要なものだけを効率的に学ぶことができない

訓練期間中に多忙を極めるのは、短期間にWEB関連の知識全体を学ぼうとするところに要因があります。

2ヵ月〜6ヵ月の期間を学習に費やすなら、自分にとって必要なスキルを重点的に学んだほうが効率的ですが、ある程度間口を広げる必要のある職業訓練校にそれを求めることは難しいでしょう。

限られた期間内に必要なスキルだけを重点的に学びたいという人が職業訓練を選択すると、ゴールへの遠回りになってしまう可能性があります。

職業訓練のデメリット5:必ず就職できるとは限らない

職業訓練はハローワークが管轄しているので就職に有利に働きそうなものの、WEBデザインに関してはそこまで期待できないというのが現状です。

受講希望者の多いコースではありますが就職率はそれほど高くなく、訓練校を卒業したからといって必ず就職できるわけではありません。

職業訓練校卒業後、5人中2人は就職できていないことを表した図解

厚生労働省が開示している「ハロートレーニング(求職者支援訓練)の受講者数・就職率」のデータによると、令和2年度のIT分野の就職率は57.5%。デザイン分野は56.9%。

業界としてではなく職種としての就業率となると、もっと低い可能性があります。

WEB制作会社などはスキルのある即戦力を求めていることが多く、職業訓練で身に付けた基礎レベルのスキルではなかなか採用に至らないでしょう。

希望条件のハードルを下げて、WEBデザインにこだわらずWEB関連企業にまずは入るという方向に目標をシフトするか、全く違う分野に就職するという選択をする修了生も少なくありません。

WEBデザイナーの夢を諦めた人がたくさんいる一方、職業訓練を経てWEBデザイナーになった人がいるのも事実。

未経験でも自分の強みを活かした就職活動は可能です。採用面接を突破するコツを後述しているのでぜひ参考にしてください。なので、職業訓練を受ければ必ずWEBデザイナーになれるとは考えない方が良いでしょう。

参考:厚生労働省「ハロートレーニング(求職者支援訓練)の受講者数・就職率」

なお、当メディアを運営している日本デザインスクールでは、WEBデザイン業界の裏側や、9割の人が誤解しているWEBデザイナーの真実をお伝えする無料セミナーを開催しています。

知らないと損することをお伝えしているので、WEBデザイナーに興味がある人は職業訓練校などに通う前にぜひ一度参加してみてくださいね。

職業訓練のコース内容と就職先

本項目では、職業訓練で学ぶことのできるWEBデザインのコース内容と、それぞれの就職先について解説していきます。

WEBデザイン5つのコース
  • Webデザイナー養成科
  • Webクリエイター養成科
  • 広告・DTPクリエイター科
  • WEBデザイン・マーケティング科
  • グラフィックデザイン・WEBデザイン科

※委託先の訓練校では、コースの名前に違いがある場合があります。

職業訓練のコース1:Webデザイナー養成科

概要WEBデザイナーを育成するためのコース
就職(求人)例WEBデザイナーアシスタントHP制作やパンフレット作成

WEBデザイナー養成科は、その名の通りWEBデザイナーを育成するためのコースです。

授業はWEBデザインに必要な知識と実践スキルから、コンテンツ制作やマーケティング業務がおこなえるスキルを身につけられるような内容です。「実践的なWEBデザイナーになりたい」と思っている人にとってはピッタリのコースです。

職業訓練のコース2:Webクリエイター養成科

概要Webクリエイターを育成するためのコース
就職(求人)例WEBサイト制作アプリ制作マーケティングポジション

WEBクリエイター養成科は、WEBクリエイターを育成することを目的としたコースです。HTMLやCSSのコーディングやプログラミングなど、WEB制作に欠かせない基礎知識を学ぶ授業内容になっています。

WEBクリエイターはWEBデザイナーとは異なり、WEBサイトにどのようなコンテンツを掲載するのかを決める職業なので、SEO対策やクライアントの要望をくみ取りより良いサイトに仕上げていく力が必要になります。

WEBデザインだけでなく、サイト構想や、クライアントやユーザーにとってよりよいサイトを創り上げていきたいという気持ちが強い人にはこのコースがおすすめです。

職業訓練のコース3:広告・DTPクリエイター科

概要広告・DTPを制作できる人材を育成するためのコース
就職(求人)例販促物の制作資料制作デザイン監修

広告・DTPクリエイター科は、WEBサイトではなく広告やチラシなどの印刷物のレイアウトや制作を学ぶコースです。

DTPとはDeskTop Publishing(デスクトップパブリッシング)の略称で、パソコン上で紙面のレイアウト作業を行うことです。

そのため広告・DTPクリエイター科では、デザインやレイアウトを初め、制作における必要なアプリケーションまで販促物を作るための基礎知識を学ぶことができます。

WEBサイトではなく、商品パッケージやチラシなどに興味があるという人におすすめのコースです。

職業訓練のコース4:WEBデザイン・マーケティング科

概要WEBデザインやマーケティング基礎に関して学ぶコース
就職(求人)例WEBデザイナーWEBマーケター

WEBデザイン・マーケティング科では、WEBデザインとマーケティングの基礎のどちらもを学ぶことができます。

コーディングやデザインなどWEBデザインにおける基礎知識を学んだあとは実技が大半なので手を動かしながら学んでいくことができます。

WEBデザインだけでなくマーケティングにも興味があるという人は両方学べるWEBデザイン・マーケティング科は向いているのではないでしょうか。

職業訓練のコース5:グラフィックデザイン・WEBデザイン科

概要WEBデザインとグラフィックデザインについて学ぶコース
就職(求人)例WEBサイト制作販促物の制作デザイン監修

グラフィックデザイン・WEBデザイン科は、WEBデザイナー養成科と広告・DTPクリエイター科が合体したようなコースです。

WEBデザインも、広告やDTPについても学ぶことができるため、WEB媒体と紙媒体どちらをメインで学ぼうか迷っているという人におすすめです。

WEBデザインに必要なデザインやコーディング、そして紙媒体でも役に立つイラストやロゴ制作、写真や動画撮影についても学ぶことができる充実した内容になっています。

WEBデザイン職業訓練校の入学から卒業までの流れ

本項目では、WEBデザインが学べる職業訓練校に入学してから卒業までの流れを紹介します。

1ヶ月目:社会人基礎や座学が中心

職業訓練校に入学して1ヶ月目は、座学が中心です。

WEBデザインについても学びますが、何より先に就職するために必要な社会人としての基礎知識などを学んでいきます。

国は「就職支援」を目的としているわけなので、卒業後に就職するためにもまずは社会人としてのスキルを身につけなければいけないということなのでしょう。

社会人としてのマナーや知識は、WEBデザイナーとしてはもちろんこれからどんな職種につくにしても身につけて置かなければいけないものです。

早くパソコンに触れてWEBデザインをしたい!という気持ちもわかりますが、社会人マナーやWEBデザインの歴史など基礎知識もしっかり学んでおいてくださいね。

2ヶ月目:WEBデザインを本格的に学ぶ

職業訓練校に入学して2か月目になると、本格的にWEBデザインについて学んでいくことになります。

デザインツールを実際に触りながらデザインをトレースしながら、座学で勉強したデザインの基礎知識に関する復習もおこなっていきます。

課題も出されるので、忘れずしっかりこなしていきましょう。

3ヶ月目:実践・卒業制作

職業訓練校に入学して3ヶ月目になると、実践に入っていきます。一人一人でこなす実技もあれば、チームに分かれてサイト制作を行うこともあります。

チーム学習ではメンバーとのコミュニケーションも必要になるため、社会に出てクライアントや自社の仲間と接する予行演習となるはずです。

WEBサイト設計の実技では、WEBデザインを行うだけでなくサイト設計やデザイン案、プレゼンテーションの準備までやらなければいけないことがたくさんあるのであっという間に時が流れていきます。

4ヶ月目に企業研修+卒業

職業訓練校最後の4ヶ月目は、企業研修に行くことが大半です。

研修に行く企業は多数の候補から選ぶことができますが、受け入れ人数も決まっているので必ず希望の企業に行けるわけではありません。

また、企業研修の内容も配属先によって様々です。

自分が行くことになった企業先でどんな研修があるかは分かりませんが、実際に働いている人を間近で見ることができる、憧れの職種を体験できる貴重なチャンスを無駄にしないようにしましょう。

WEBデザインが学べる職業訓練校を選ぶ際のポイント5選

本項目では、職業訓練校を選ぶ際の判断基準を解説します。

手当がもらえるとは言え2~6か月を拘束されることになるので、しっかりと自分に合った職業訓練校を選ぶためにも、しっかりとポイントを押さえておきましょう。

Point 1. 必要なスキルが学べるかどうか

なりたいWEBデザイナー像によって、習得するべきスキルは異なります。

  • PhotoshopやIllustratorを扱うスキルを中心に習得したい
  • コーダーを目指したいからHTMLやCSSを中心に学びたい
  • WEB制作全体ができるようになりたい
  • WEB業界の仕事に関連する資格をいくつか取得したい

なので、自分の得たいスキルをしっかり習得できる職業訓練校を選ぶようにしましょう。

座学中心よりも、グループワークや個人制作の機会の多い実践的な授業内容か、クライアントの実案件ができるかなども学校選びのポイントになります。

また、すでにWEBデザインやプログラミングについての予備知識がある人にとっては、すでに知っている内容をなぞるだけの授業が発生する可能性があります。なので、基礎を知っている項目が含まれた授業は選ばないことをおすすめします。

Point 2. 毎日通学することが可能である

職業訓練校は基本的に遅刻や欠席が認められないので、毎日通える距離であるということも重要です。

授業後も復習や予習に時間を取られることを考えると、通学にあまり時間を取られたくないというのも正直なところではないでしょうか。

コースの修了が近づいてくるころには、就職活動を並行しておこなうことも予定しておかなければなりません。

新しいことを学びながら時間をやりくりするのは想像以上に大変なので、実現可能な選択をする必要があります。

Point 3. 学校の雰囲気や環境が自分に合っている

職業訓練を有意義なものにするためには、学校の雰囲気や環境が自分に合っていることも重要です。

見学説明会を実施している学校がほとんどなので、積極的に参加して授業の雰囲気などを事前に確認しておきましょう。

チェックしておくべき点は以下の通りです。

  • 訓練校で使用するパソコンのスペック
  • 自習のために教室が解放されているか

Point 4. 講師が現役のWEBデザイナーかどうか

職業訓練校選びでは、講師が現役のWEBデザイナーかどうかも重要です。

講師が現役WEBデザイナーかどうかは、質の高いデザインが学べるか、最新トレンドを反映したデザインが学べるかの重要な指針になってきます。

せっかくなら今の現場で即戦力になれるスキルを獲得できた方が就職できる確率が上がるため、ここは絶対条件として職業訓練校を探すようにしましょう。

Point 5. 卒業制作(ポートフォリオ)のクオリティが高い

卒業生の作品がポートフォリオとして閲覧できるようなら、そこも職業訓練校選びの参考にしましょう。どれもクオリティーが高い作品なら、受講期間中の成長が期待できます。

WEBデザイナーの就職・転職活動にはポートフォリオは欠かせないので、どの学校でも授業の一貫としてポートフォリオの作成を課しています。

たいていホームページで卒業生の作品を公開しているので、学校ごとに比較してみるのもいいかもしれません。

予算が十分にあるならWEBデザインスクールに通うことも検討してみよう

職業訓練校は予算を抑えて、かつ失業手当や給付金をもらいながらWEBデザインの学習ができることを解説してきました。

ただしその分、学習環境に関しては平日5日間の出席を求められたり、スキルも基礎的な部分しか学べない、社会人の基礎や履歴書の書き方などの授業内容に時間をとられるといったデメリットもあります。

WEBデザインスクールには職業訓練校にはない以下のメリットがあります。

WEBデザインスクールのメリット
  • 空いた時間で学習ができる環境が整っている(通学・オンラインを選択できる)
  • 制作会社が運営に関わっており、実践的なデザインや就職支援が望める
  • 学習スケジュールを自分で調整できるスクールもある

高い費用を払っている分自由度が高く、かつ制作会社が運営に関わっているところが多いのでより実践的で実の高い学習を受けられるのがWEBデザインスクールの特徴です。

1つの例として、日本デザインスクールなら独学で1年以上かかるスキルがわずか45日で身につきます。

無料セミナーのご案内もあるので、ぜひ覗いてみてくださいね。

\未経験でも45日でプロのデザイナーに/

まとめ|職業訓練のメリット・デメリットを十分に理解して通うようにしよう

本記事では、職業訓練を活用してWEBデザインを学ぶメリット・デメリットを中心に、訓練校選びのポイントや面接対策についても解説をしてきました。

職業訓練でWEBデザインが人気科目であることからも分かるように、WEBデザイナーに憧れている人はたくさんいます。

ただ、WEBデザイナーになってどんな仕事をしたいのかが具体的になっていないと、ペースの早い授業にモチベーションが追い付かないどころか、職業訓練での学びそのものが中途半端に終わってしまいます。

また職業訓練には費用がかからないというメリットがありますが、そこに捉われすぎると室の低い学習期間になってしまう可能性もあるため、職業訓練校のメリット・デメリットはしっかり把握した上で、自分に合ったカリキュラムが設定されている学校を選ぶようにしましょう。

あなたが自分に合った職業訓練校を見つけることができ、努力が実ってWEBデザイナーになれることを祈っています。

WEBデザインに興味を持っているあなたへ

あなたも、デザインを仕事にしてみませんか?

家事や趣味のスキマ時間にデザインを作るだけで、副業で月に3~5万安定して稼げるようになります。

「私なんかにできるの?」
「もうデザイナーは飽和してるんじゃないの?」

という心配がある方は、ぜひ一度「WEBデザイナーという働き方セミナー」にご参加ください。

デザインを学べば安定した副収入が狙える理由
今からでも副業デザイナーを目指せる理由
正しいデザインの学び方と失敗事例
センスも経験も不要な理由

などをお話ししていて、このページからのお申し込みいただけたら、今だけ無料で参加できます。

「デザインを仕事にするのも悪くないかも」と思っている方は絶対に参加して損のない内容になっているので、ぜひ下のボタンをクリックして詳細をご覧ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次