WEBデザイナーといえば、
「楽しい仕事がしたい」
「クリエイティブな仕事がしたい」
という方に人気NO1のお仕事です。
でも、WEBデザイナーという仕事を目指しながらも
「実際WEBデザイナーがどんなことをするのか、よくわからない、知らない」
という方は結構多いんじゃないでしょうか?
このページではWEBデザイナー歴15年、今も現役でゴリゴリ活動している私が、
WEBデザイナーの仕事内容、キャリアプラン、WEBデザイナーになるにはどうすればいいか?ということについて、具体的、かつ現実的にまとめています。
これからWEBデザイナーを目指す人の参考になればと思います。

久保 なつ美(クリックすると紹介記事を読めます)
WEBデザイナー歴15年。24歳でWebデザイン業界に入りさまざま案件を担当。2015年5月に「日本デザインスクール」設立し、これまでプロのWebデザイナーを2000人育成。
久保 なつ美
※クリックすると紹介記事を読めます
WEBデザイナー歴15年。24歳でWebデザイン業界に入りさまざま案件を担当。2015年5月に「日本デザインスクール」設立し、これまでプロのWebデザイナーを2000人育成。
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転職する前に知りたい!WEBデザイナーの代表的な仕事内容

WEBデザイナーのお仕事はもちろんWEBデザイン。
「WEB」というのは、WEBサイト=つまりホームページのことを指します。
つまりWEBデザイナーの主なお仕事は「WEBサイト(ホームページ)を作ること」なのです。
WEBサイトにも色々な種類はありますが、どんなWEBサイトを作るにしても基本的な手順は変わりません。
まずはWEBデザイナーのメインのお仕事になる、WEBサイトを作る3つの手順についてお伝えします。
1.WEBサイトの構成・レイアウトを決める
WEBデザイナーのお仕事は、WEBデザインの構成・レイアウトを作ることからはじまります。
これから作るサイトを「どんな形」にして、「どんな風に情報をまとめる」のか考えます。
ここでポイントになるのはお客さんとのコミュニケーション。
「WEBサイトで一番伝えたいことは何か、何をしたいか」を把握して、一番良い形を提案します。
これは、実際にサイトを作るのではなく、紙に手書きで伝えたり、パソコンで簡単にラフを書いて制作することが多いです。
いきなり「作る」ことから始めると思われがちですが、そうではありません。
しっかり設計・計画してから「作る」行程に入ります。「どんなWEBサイトにしようかな??」とイメージが膨らんで楽しい行程でもあります。
2.WEBサイトのデザインを作る

WEBデザインの構成・レイアウトが決まったら、いよいよお楽しみの「デザイン」の行程に入ります。
ここでは実際にPhotoshopというソフトを使って、デザインを作っていきます。
早ければ一日でデザインが仕上がることもありますし、凝ったサイトだと一週間くらいかかることもありますが、ここの作業は基本的に「楽しい」行程と言えます。
デザインと言うと、センスが必要なんじゃ…と不安になるかもしれませんが、実際にはあまりセンスは関係ありません。
逆にセンスに頼りすぎると変にアーティスティックなサイトになってしまったり、個人的な好みが出過ぎてしまって良くありません。
デザインにはルールがあり、それに沿って作っていけば経験が少なくても割と簡単にデザインできます。
※この行程は楽しいので、熱中してしまって、「気づけば、え?もう夜??」ということがよくあります。笑
3.WEBサイトのコーディングを行う
デザインをお客さんに見せて、「いい感じですね〜、さすが!これでいきましょう!」(一番嬉しい言葉!笑)と言われたら、次にコーディングという最後の行程に進みます。
具体的に言うと、Photoshopで作った画像を、WEBサイトを作る「コード」で作り直すという感じです。
「え?画像のままじゃだめなの?めんどくさいな…」と思われるかもしれませんが、画像のままだと、場合によってはサイトが重たくなってしまって、「表示されるまでにすっごく時間がかかる〜」というトホホなWEBサイトになってしまうのです。
まだ、Googleの検索でも文字がないので、上位に表示されなくなってしまいます。
そのため、画像で作ったイメージを、コードに変えて、「ここはテキスト」「ここは画像」「ここは大事なとこ」というように分類して組み立てる必要があるのです。HTML、CSSという、WEBサイト用の言語を使ってサイトを作っていきます。
はじめは慣れないと思いますが、ルールに基づいて作っていくものですし、デザイン的なセンスも不要なので、コツコツやれば誰でもできる部分と言えます。このコーディングという作業をすることで、実際によく見る「WEBサイト」が出来上がるので、ある意味とてもやりがいのある行程です。

え、WEBデザイナーって結構大変じゃん……と思った方へ、朗報です。

「ちょっとちょっといきなりハードル高いよ!無理そうだよ」と思ったそこのあなたへ朗報があります。
WEBデザイナーの基本的なお仕事と紹介した、1、2、3ですが、実はこれを分担している会社が多いです。特に大きい会社は効率化のため、チームに分けて分担している所が多いです。
だから自分が興味のある行程をまず経験して、できるようになったら、他の行程にもチャレンジ♩ということが実際には出来ます。
私は、この3つの行程全て自分でできますが、はじめからできなくても全然問題なしですので、安心してください。
WEBディレクター(1をやる人)
ディレクターはお客さんからイメージを聞き出し、「どんなサイトにするか」「誰にみてほしいか」「どんな雰囲気のサイトにするか」「なにを目的に作るか」をまとめる人。ディレクターが構成やレイアウトも考えることもあります。
まとめ終わったら、デザイナーに「こんな感じでお願いっ!」とゆだねます。お客さんとの接触が多いので、人と話すのが好きな方は向いていると思いますが、デザインをしたい人、作りたい人にはちょっと物足りないかもしれません。
ディレクターに求められるスキルは、お客さんの希望をきちんと理解して、それをデザイナーに伝えるということ。ある程度のデザインに関する知識やマーケティング・セールスについての知識もあったほうがよいです。
最近は、社内の移動などでいきなり「WEBディレクターになってしまいました」という方がいますが、本来WEBディレクターはWEBデザイナーの経験がないとできません。
お客様とWEBデザイナーの伝書鳩的な存在になってしまうと、ちょっと辛いものがあります。グラフィックデザイナー or WEBデザイナーの経験を積んでWEBディレクターになるのを私はおすすめしています。
グラフィックデザイナー(2をやる人)
主にWEBサイトのグラフィック部分をデザインする人。
例えば、ホームページのデザインを作ったり、キャンペーンバナー(画像)を作ったりします。
1、2、3の2の部分を担当する人です。写真や色、文字を使い実際に「デザイン」をしていくので、一般的なWEBデザイナーのイメージには最も近いのではないでしょうか。
「作る事が大好き!作り始めると没頭してしまって、気づいたら、夜!」みたいなタイプの方には夢のよう仕事になります。Photoshopを使う時間が特に多くなりますね。
WEBデザイナーをやってみたい!という方は、グラフィクデザイナーのお仕事をイメージされている方が多いと思います。
クリエイティブなお仕事をしたいという気持ちが強いなら、グラフィックデザイナーがオススメです。
コーダー(3をやる人)
コーダーその名の通り、コーディングの専門家。
デザイナーから画像を受け取り、それをせっせとコードに書き換えていきます。
さきほども伝えたように、大事な行程ですが、正直言って、私はちょっと苦手分野です。笑
女性は苦手な人多いかもしれません。
ですが、コードはウソをつかないし、ちゃんとできると綺麗にWEBサイトが出来上がるので達成感はとても大きいです。数学が好きだったという方や理系の男性にはオススメです。Dreamweaverを使う時間が多くなります。
サイトが出来上がったときの喜びはひとしお。コツコツやるのが好きな方は、コーディングを楽しめるかもしれません。
WEBデザイナーって「センス」がないとなれない?
WEBデザイナーってセンスがないとなれないのでしょうか?
これはとてもよく受ける質問です。いえいえ、そんなことはありませんよ。
私ももともとセンスがあった訳ではなく、はじめの方は、作ったHPやバナーもダサダサでよく怒られていました。笑
社長の大坪に何度も、「センスないよね!」と言われたことか!涙
今はいい感じのものを作れるようになったのですが、それは周りからはセンスがよくなった、上がったと言われることですが、要は「いい感じに見せるコツを掴んだ」ということなんです。
これは誰でも身につけることができます。口で説明できることです。
口で説明できない、なんとなくの作品は私は作りませんので、そのセンスが良いと思われる、ルールや原則を意識して作るのです。そうすると、経験を積めば、本当に何でも作れるようになります。

WEBデザイナーの将来性・年収

ここまでWEBデザイナーの具体的なお仕事をお話してきましたが、実際に自分が仕事にするとなると将来性も気になると思います。
WEBデザイナーって、実際稼げるのか?需要はあるのか?という疑問に答えます。
WEBデザイナーのお仕事、求人の需要はあるの?
結論から言います。求人の需要はあります、腐る程あります。
しかも2023年の現在、WEBデザイナーの求人は増える一方です。
理由はソーシャルメディアやインターネットの成長により、WEBサイトを使って集客を行う企業が年々増えていることによります。
最近は無料のWEBサイトテンプレートや、激安のWEBサイトも出てきていて、「需要が減ってしまうのではないか」と勘違いしてしまっている人もいるかもしれませんが、あれはあくまでも素人が使うもので、しっかりとした企業はまず使いません。
今ではホームページがない会社なんて、時代遅れと思われても仕方ない位、WEBデザインが企業には必須の項目となっており、それに詳しい人材を企業は常に求めています。
特に首都圏や大阪、名古屋、福岡では毎日多くの求人が出ており、働く側にとってとても有利な状態にあると言えます。
また、他の職種では転職すると、給料が下がる、ということが日本では多くありますが、WEBデザイナーについては別!アルバイトからはじめて経験を積み、転職する時には給料もステップアップ、というように、確実にキャリアアップできる業界です。
そのため、マイナビ転職、find job、en転職など、WEBデザイナーの転職を支援するサイトが非常に多くあります。また、WEBデザイナーの求人は経験者を優先して求人を出す企業がほとんど。
一つの会社でずっと働き続けるのではなく、経験を積むごとにステップアップして、自分の価値を上げていくというスタイルがWEBデザイナーには合っています。
所属する企業に価値が付くのではなく、自分自身に価値が付いていくので、スキルアップすればするほど「仕事には困らない状態」に自然になっていくのです。
私もデザイン歴は今年で15年ですが、デザイン系の会社を4回転職しています。転職に苦労したのははじめだけで、2回目からの転職は割と楽に決まりました。

WEBデザイナーのお給料・年収っていいの?

WEBデザイナーって、お給料が良さそうっていう印象はなんとなくあると思いますが、実際のところをお話すると、わかりやすくいうと、「はじめは安いかもしれないけれど、ゆくゆく確実にアップする」という表現が的確かと思います。
要は、経験が浅いデザイナーは安く、経験のあるベテランデザイナーは高収入ということです。
はじめは時給900円のアルバイトからスタートし、徐々にお給料が上がっていくのが普通です。
最初は「え?それって、飲食店のバイトと一緒じゃん!」と思われるかもしれませんが、経験を積んで一人前になり次の会社に転職する時には時給1500円や高いところだと時給3000円いくこともあります。
最近では派遣会社に登録して、時給1700円以上で働くというのは割と簡単です。年収でいうと、350万円〜600万円くらいまでは十分に狙っていけますし、成果を評価してくれる会社やフリーランスで頑張っていけば、年収800万円〜1000万を超えるのも夢ではありません。
私もはじめは850円のアルバイトからスタートしましたが、その頃は「今はタダで勉強させてもらっていると思って頑張ろう」と思っていました。
現場での経験は毎日とても勉強になるので、たとえお給料が安くても働かせてもらった方がいいですよ。
経験を積んだ今では私も普通のサラリーマンの2倍近くのお給料を頂いていますが、それは他の職業ではなかなかないことだと思います。

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未経験からWEBデザイナーになるには?
ここまでWEBデザイナーの基本情報をについてお話ししたので、実際のどうやってWEBデザイナーになるかをお伝えしていきますね。
未経験からWEBデザイナーになるのに必要な知識・スキルは?

WEBデザイナーになるには何が必要となるのか。
いきなり高収入かつ高度なWEBデザインの仕事を狙わないのであれば、はじめから全て完璧に出来ていなくても問題ありません。一般的に必要なスキルはこの4つです。
- Photoshop・Dreamweaverの基本知識=AdobeソフトのPhotoshop・Dreamweaverの基本操作を理解している
- グラフィックデザインのスキル=バナー(画像)をデザインできる
- HTML・CSSの知識=基本的なWEBサイトの言語を理解できる
- 色・レイアウトについての知識=バランスと見栄えを整えることができる
この4つを身に付いていれば、簡単なサイト更新の仕事や、自社サイトの制作の仕事はできるはずです。
全て完璧ではなくても、ざっくりと知っているだけで現場でできることの範囲がかなり変わってきます。
先輩に「全然できない後輩はいってきたよ…」と思われなくて済みます。笑
時給900円くらいのアルバイトであれば、会社側もそんなに高度な仕事は求めてきません。
だから、たとえ求人に”未経験大歓迎★”と書いてある求人でも採用されるためには、最低限の知識やスキルは必要になってきます。未経験大歓迎★と書いてあると言って、鵜呑みにすると全然採用されないという結果になってしまいますので、気をつけてください。
↑動画です!クリックして再生してください。
よく、WEBデザインって難しいとか、一年くらい勉強しないと働けないと思い込んでしまっている人がいますが、実際のところ、正直デザインはそんなに難しくありません。
「①WEBデザインの作り方」と「②WEBデザインのコツ」を覚えてしまえば、比較的簡単にレベルアップできます。「コツコツやるのが好きな人なら誰でもできるお仕事」と私はよく言っています。
①WEBデザインの作り方
バナー(キャンペーンの画像など)やHPの「作り方」のことです。
実際のデザイナーがやるのと同じステップで作ればすぐに覚えられますよ。
②WEBデザインのコツって何?
これは、色の選び方やレイアウト方法、検索方法、よく使うツール、どこを強調し、どう見せるのか、雰囲気の作り方などWEBデザイン全般についての、「これやったらプロのWEBデザイナーっぽく見えるよ!」という役に立つ具体的なコツです。
よくこのコツの部分を知らないまま、「作り方」ばっかり勉強している人がいますがそれだと「応用力」が身に付きません。
テキスト通りでないと作れないデザイナーになってしまいます。一方、このコツを身につけたデザイナーは本当に作るのが早いです、サクサクと作ることができます。これは現役デザイナーから教えてもらうのが一番です。
簡単に言うと、この二つを習得しさえすればパソコンを使った事があるという方なら誰でも
WEBデザイナーになれる可能性がおおいにあります。
また、一度身に付いたスキル、一生使えます。まさに手に職・一生ものの技術です。

WEBデザイナーになるのに資格や検定は必要ありません
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これは絶対に覚えておいてほしいことなのですが、WEBデザイナーになるのに資格は必要ありません!
もう一度いいます。資格は必要なしです!よくWEB検定とかいう資格があったりしますが、
それは面接や実務には特に必要ないです。
私はWEBデザイナーの面接官も担当していますが、履歴書に書いてある「資格」はほとんど見ていません。
なぜなら、資格があっても実際に作れなければ何の意味もないからです。WEBデザインの業界では「資格があるから、採用しよう!」ということにはならないのです。
これを知らずに、WEB検定○級というような資格をお金をかけて取る方がいますが、あれは資格発行ビジネスだと思った方が良いです。実際にはあまり役に立ちません。
資格を取る過程で、WEBデザインの知識が付いたということであれば良いと思いますが、わざわざ高いお金を払ってまで取るものではないので、覚えておきましょう。
特にWEBデザインのスクールでは、「資格が取れるよ」「修了証発行します」などと言って、それをウリにしているところが多いですが、それをもらって安心するのではなく、実際に「デザインのスキル」を手に入れることがとても重要です。これは本当に気をつけてほしいことです。

求人を見る前に考えておきたいWEBデザイナーのキャリアプラン:将来を見据えた働き方

さて、だんだんとWEBデザイン業界のことが分かって頂けてきたかな?と思いますが、ここで、働き方=キャリアプランについてお話したいと思います。WEBデザイナーとしての働き方は大きく分けると二つ。
- 会社に所属して働く
- フリーランスとして働く
この二つです。これについては「どれが良い・悪い」ではなく「どの働き方があなたに合っているか」を考えて決めればよいです。
それぞれのメリットとデメリットをお伝えするので参考にしてください。
会社に所属して働くWEBデザイナー(社員・派遣・アルバイトなど)
会社に所属して働くWEBデザイナーは何と言っても安定しているというところがメリットです。
たとえまだ新米のWEBデザイナーでお給料が低かったとしても、毎月ある程度のお金をもらえるというのは絶対的な安心感があります。
また、会社に仕事があることが多いので、自分で営業しなくてもどんどん仕事が来て、たくさん経験できます。先輩に優秀なWEBデザイナーがいれば学ぶことも多いので、それもまたよしです。
ここでのポイントは、あなたが雇用される会社がどんなスタイルのWEB制作会社かということです。
主に2つのパターンがありますので、どちらが良いか考えながら選ぶと失敗せずに済みます。
①他社のWEBサイトを制作する、制作会社のWEBデザイナーとして働く
一つ目のパターンは主に他社のWEBサイトを制作する会社で働くということ。
この場合、WEBデザイナーは会社のお客さんのサイトを作ることになりますが、一つのサイトが出来上がったら、一旦終了して、また次のお客さんのサイトを作ります。
生粋のWEBデザイン会社スタイルという感じです。
- 案件が毎回違うので、刺激的かつ飽きない!
- 色々なサイトを手がけることでWEBデザイナーとしての実力が上がりやすい。
- スピードを意識するので、短時間で「作る」ことができるようになる
- 企画からデザイン、コーディングまで広範囲に渡ってWEBサイト制作に関わることが多く、サイトが出来上がるまでの全てを知ることができる
- 残業が多くなりがち
- クライアントの納期や都合ありきで仕事がコントロールされる
◎こんな人に向いている働き方です。
- 常に新しいことにチャレンジしたい、好奇心旺盛な方
- WEBデザイナーとしての自分のスキルを短期間で上げたい方
- ゆくゆくはフリーランスで活躍したいという気持ちが有る方
②自社のWEBサイトを運営する会社でWEBデザイナーとして働く
二つ目のパターンは自社のWEBサイトを運営する会社で働くということ。
この場合、主に任されるのはその会社の自社サイト(よくあるのは通販ショップや、何かをWEBサイトで販売しているというもの).
他のWEBサイトを担当することは少なく、基本的には一つのサイトを長く作っていくというイメージです。
- WEBサイトのユーザーとコミュニケーションを取れる機会が多い(反応があるのでやりがいに繋がる)
- 一つのサイトを長期的に育てることができる
- 納期に余裕があり、落ち着いて制作を進めることができる
- いつも同じサイトを作っているので、あきてしまう可能性がある
- WEBデザイン以外の雑用が増え、WEBデザイナーとしての成長が遅くなる(更新があまりない時には、デザイン以外の事務的な仕事をさせれられることが多い)
◎こんな人に向いている働き方です。
- じっくり分析したり、サイトの成長を見守るのが好きな方
- マイペースに落ち着いて仕事をしたい方
- ひとつのことでも飽きずにずっと続けられる方
WEBデザイナーの仕事って残業多いの?
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フリーランスとして働くWEBデザイナー(社員・派遣・アルバイトなど)
他にも会社に所属せずに仕事をする選択肢もあります。
働く場所を自宅やカフェや海外など縛られずに働ける「ノマドワーク」なんて言葉が流行っていますが、これはフリーランスのWEBデザイナーならではの特権とも言えます。
WEBデザイナーを目指すなら、将来の選択肢の一つとして考えておくのが良いと思います。特に女性の場合、「結婚」や「出産」「育児」などのイベントがあり、フルタイムで出勤が難しい時期がありますが、そんな時でもフリーランスであれば自宅でお仕事ができ、安心ですね。
ただ、注意してほしいのは、いきなりフリーランスで働くこと。
スキルがないうちに挑戦してしまうと、ライバルに負けてしまって、心が凹むのであまりオススメしません(お金にならなくても、勉強できたらからオッケーというスタンスであれば全然ありです)。
500〜3000円くらいのお仕事は経験が浅くても取れると思いますが、1万円以上の案件、20万円以上のHP制作などになると少しハードルが高くなるので初心者の人は気をつけてください。
会社員とは違って収入の上限がないのが良いところ。私の知り合いは、6ヶ月で150万円/月稼いでいましたし、20万円〜50万円のHPは一件取れればもう一ヶ月の仕事が済んでしまうほどの威力があります。
ある程度の実力を付けることができれば、短時間、高収入という理想的な生活を実現することもできます。
- どこでも仕事ができる(海外に旅をしたんがらなんてこともできる♩)
- 時間を自分でコントロールできる(短い時間だけでもOK)
- 比較的高い発注額で受注を取ることができる(全部自分の収益になる)
- ある程度の経験がないと仕事がとれない←ある程度実務経験を積んでからフリーランスになるのがオススメです。
- はじめのうちは収入が安定しない、時期により仕事量が違う場合がある
◎フリーランスはこんな人に向いている働き方です。
・時間や場所の自由を好む人
・月150万円以上の収入を目指す人、逆に少しでもいいからお小遣い的に稼ぎたい人
・在宅で仕事をしたい人、海外で仕事をしたい人
面接を勝ち抜くために最低限クリアすべき3つの基準

デザイナーに転職する際、ただ闇雲に転職活動するのはオススメできません。
私もはじめは「数打ちゃ当たる!」の精神でやみくもに面接を受けていましたが、結果は惨敗…。一次審査の書類選考さえ受からない結果になってしまいました。
事務の仕事や飲食店なら、「やる気や非人柄重視」で採用されることがありますが、WEBデザイナーの面接はそうはいきません。最低限の基準をクリアする必要があります。
これをクリアせずに面接に挑むのは、何も武器がないまま戦場に行くのと一緒。最初から負けが決定している試合なのです。
では、そんなに難しいのかというと、そうではありません。一定の基準をクリアしてしまえば、一次審査はすんなり通り、面接で良い印象を残すことができれば採用される可能性はかなり上がります。
つまり、完全無知識だと閉まりきっているWEBデザイナーへの扉は、最低限の基準をクリアするだけで、いきなり大きく開くということです!!
Adobeソフトの基本操作方法を理解している

まず、クリアしたい基準は、Photoshop・Dreamweaverの基本的な操作方法を理解していることです。
全てを完璧に理解する必要はもちろんないですが、代表的なツール、基本的な使い方は勉強しておきましょう。
参考書もありですが、参考書は分かりづらすぎるので(おまけに分厚く、つけもの石みたいでやる気がでない…)スクールで学ぶのがオススメです。
実務レベルのポートフォリオ(作品)を提出している
これが一番大事です。ポートフォリオとは、「私こんなの作れますよ」とアピールするための作品集。
自分で作った作品を印刷して、ファイルにまとめて面接官に郵送します。
ポートフォリオがWEBデザイナーにとっては転職するための最大の武器となります。一次審査はこれで決まると言っても過言ではありません。
ここで重要になるのは「実務で使えそうであること」。わかりやすく言うと、「そういうの、よく見るよね〜」というレベルの作品であるということです。
ここが初心者の方には一番の難関とも言えます。自分の作品が基準を満たしているかは、現役デザイナーに直接アドバイスを貰うのが一番よいです。
一つのデザインではなく、”ガーリー系” ”シンプル系” “大人っぽい系” “ギラギラ系”など4つくらい、異なるテイストのデザインを持って行くと評価が高くなります。
WEBデザイナーとしての多少の実務経験がある(インターンやアルバイトでもOK)
ポートフォリオだけでも好印象ですが、さらに多少の実務経験があるとなおよしです。
一番良いのは、1年くらいの経験があることですが、難しい場合は、3ヶ月くらいでもインターンとして経験をすると良い条件の求人に転職しやすくなります。
有給だとどうしても受からない場合は、「無休でもいいから1ヶ月働かせて」とお願いしてみるのも手です。
本当に勉強の期間だと思って入れば本当に良い経験になりますし、なによりその一ヶ月の給料は次の転職先ですぐに取り返せるので、大丈夫です。
未経験者が陥りやすい間違ったWEBデザインの学び方に要注意!
これからWEBデザインの勉強を始める、という方に「デザインの学び方」についてお伝えします。
覚えておいてほしいのは、WEBデザインは学び方によって、結果に大きく違いが出るということです。
私がさきほどお伝えした、最低限の基準の①、②は正しい学び方を実践すれば一ヶ月で達成できるはずですが、間違えた、遠回りな勉強法を実践してしまった場合は、10倍以上の時間がかかってしまいます。
(面接を勝ち抜くのに必要な最低限のレベルをクリアすることをゴールにした場合、半年とか一年は時間がかかりすぎです)
間違ったWEBデザインの学び方 その1:最低限のレベルのスキルが身につかないスクールでWEBデザインを学ぶ
残念なことに世の中には、最低限のデザインができるようにならないスクールがあります。
実は私も某スクールの「WEBディレクターコース」に60万くらいの学費を払って行きましたが、その時学べたことはソフトの使い方だけで、デザインについては全く教えてもらうことができませんでした。
あなたにはそうなってほしくない!なのでここでは最低限のレベルが身につかないスクールの問題的についてお話ししていきます。
問題①ソフトの使い方を学ぶだけで高額な受講料を取られる
私はよく、「デザインスクールに行ったけど、全然作れるようにならなくて…」という相談を受けます。
そう、デザインスクールに行ったからといって、必ずしも「作れるようになる」とは限らないのです。
なんで作れるようにならないかと言うと、そういったスクールで教えているのは、「ソフトの使い方だけ」だからです。
PhotoshopやDreamaweaverの基礎知識はここでも身に付きますが、作れるようにはならないのです!
つまり、面接で勝つのに一番重要になる、ポートフォリオが作れず、終わってしまうのです。ソフトの使い方を覚えるのに20万以上取られるのは正直もったいないです。
問題②教えてくれる講師が現役WEBデザイナーじゃない!
なぜデザインを学ぶ事ができなかったのか、二つ目の理由はずばり、「講師がWEBデザイナーじゃなくて、講師だから」です。
現役デザイナーではなく、「現役の講師」なのです。しかもデザインではなく、ソフトの使い方の講師です。
デザインの先生と言っても「ソフトの使い方を教えること」しかしていないので、デザインについては実は全く詳しくありません。
だから、デザインを作って見せてもアドバイスをもらえないのです。
私も大手のスクールに通っていた時にテキストに従って、5個くらいの作品を作りましたが、それを先生に見てもらったところ、なんと全て「褒められて」終わりました。
今見ると、突っ込みどころ満載で、「スクールで作りました感」丸出しな作品なのですが、誰も改善点を教えてはくれませんでした。
間違ったWEBデザインの学び方その2:ひたすら独学でWEBデザインを学ぶ
スクールはイマイチかつ高額なお金を取られる、かと言って、独学で学ぶのもオススメしません。なぜならものすごく遠回りをしてしまう可能性が高いからです。(※さきほどお話した、1ヶ月で終わる勉強を一年かけてやってしまうのが、この独学スタイルの方です。)
ある意味時間というのは、お金よりも価値があり、もったいないと言えます。
私も独学でいいかなと思った瞬間があったので、独学でやりたい気持ちはわかりまし、絶対にダメ!とまではいえません。
ただ、次のような問題があるので、必ずそのデメリットを理解した上で慎重に考えてみてください。
問題①実際にはめったに使わない、マニアックなツールまでなぜか学んでしまう
独学で陥りやすいのは、「いらないところをしっかり勉強してしまう」ということ。
あの、漬物石のようなPhotoshopの本を見れば分かると思いますが、PhotoshopやDreamweaverにはとても多くのツールがあります。
それを全部知ろうとすると、あの漬物石みたいな本を全て目を通すことになりますが、現役デザイナーからすると、「そんなに使わないんだけどな。汗」という感じです。主に使うのは、その中の10分の1くらいで、あとはめったに使わないのです。
独学で学んでいると、よく使うツールが分からないので、気づけば一通り目を通し、いらない知識を溜め込んでしまいます。
必要な部分だけをマスターして、早く実際の制作をしてみた方がずっと成長できます。
問題②ひとりで勉強するので、ひたすらつまらない、モチベーションが続かない
もう一つの問題点はモチベーションが上がらないということです。
どんなに根性のある方でも、あの分厚いテキストを片手に毎日勉強するのはかなり難しいです。
しかも独学は誰もみてくれないですし、期限もないので、心が折れやすいくもあります
一緒に学ぶ仲間もいないので、「私ってこれでいいのかな?」と不安にもなってきます。
問題③改善点を教えてくれる先生がいない
これはスクールにも共通することですが、独学でWEBデザインを学んでいる場合はもちろん、アドバイスをくれる人はいません。
素人っぽい作品をどうやったら、あか抜けた、プロっぽい作品に変えることができるのかがわからないまま学んでいるので、成長が遅く、また、時間をかけてもイマイチな作品を作り続ける羽目になります。
努力家で、根性がある人こそ、この負のサイクルにハマってしまうので本当に注意が必要です。
コラム:WEBデザイナーになるのにどれくらい時間がかかる?
未経験から正しく効果的にWEBデザインを学ぶ4つの秘訣

では正しく効果的にWEBデザインを学び、WEBデザイナーになるにはどうすればいいのか、その秘訣を教えます。
これは何人ものWEBデザイナーを見て、実際に育ててきた事実に基づいていることのなので、間違いのない、学び方です。
これが出来ていれば基本的に遠回りしたり、作れるようにならなかった、実務で役に立たなかったなんてことは起きません。
その①:良い先生(現役のWEBデザイナー)を見つけること
まず第一に重要なのは、「誰から学ぶか」ということです。
これは本当に大切で、外してしまうと、結果が大きく変わるので注意してほしいです。
教えてくれた先生に似たデザインになる、やり方になる、そして生き方になる、と思ってもらうと良いです。
例えば、「WEBデザインではあまり芽が出なかったから、教える側になろう」という方から教わると、「WEBデザインではあまり芽がでなかった人のWEBデザイン」を身につけてしまいます。
逆に、「常に第一線で活躍していて評判の良いWEBデザイナー」から教わると「常に第一線で活躍していて評判の良いWEBデザイン」が身につきます。
WEBデザイン勉強し始めてから後悔しないように、習おうと思っている人がどんな人なのかは必ず確認してくださいね。
その②:良い先生(現役のWEBデザイナー)から”コツ”を習う
良い先生を見つけたら、その後はコツを教えてもらいましょう。
コツというのは、ソフトの使い方ではありません。
実務をしている中で、よく使っているワザや、こうすると見栄えが簡単に良くなるという、「コツ」を教えてもらうんです。
欲を言えば、ずっと使えて、簡単にマネできるものから教えてもらうのが良いです。
長年WEBデザイナーをやっていて、しっかり考えながら作っているWEBデザイナーなら、それが分かるはずです。
これを教えてもらうだけで、簡単にプロっぽいバナー(画像)やWEBサイトを作ることができるようになります。
その③:とにかく実践してポートフォリオを作り始める
コツを教えてもらったら、止まることなく、すぐに「実践」してみましょう。
とりあえず、作ってみることが大事です。Photoshopはただのツール。あくまで道具です。
いくらPhotoshopを触っていても作れるようになりません。しかも、Photoshopの使い方だけを勉強するのは、正直楽しくないです。
楽しくないとモチベーションが維持できず、勉強を続けるのは難しいので、コツを教わったらすぐに作品を作ってみましょう。
そちらの方が楽しいですし、早くWEBデザイナーになれます。
その④:先生に見せて、アドバイスを受けて改善する
作ったらそのまま終わりではなく、必ず先生に見てもらいましょう。
現役のデザイナーであれば、何を改善すれば良いかすぐにわかるはずです。自分で作ったデザインはどこか素人っぽい感じがして、自分でも腑に落ちないと思います。
でも改善点は意外と簡単なことだったりするんです。それが何かを知る事で、スキルアップできます。積極的にアドバイスを受けて、レベルを上げてまた次の作品を作ります。
正しく効果的にWEBデザインを学ぶ秘訣はこの①〜④を繰り返し行うことです。最初の3回くらいで、デザインのレベルは数段に上がり、ポートフォリオもなかなか良いものになってくると思います。
あなたも現役デザイナーのお墨付きがあればとても安心できて自信も付くはずです。
【現役デザイナーが実録】WEBデザイナーのお仕事のリアル事情まとめ
WEBデザイナーのお仕事のリアルということで、まとめてみましたが、いかがでしたか?
簡単にまとめると、こんなことをお伝えしました!
- WEBデザイナーはサイトの構成・デザイン・コーディングを行う仕事
- WEBデザイナーの仕事は分業されていることがあり、主にWEBディレクター・グラフィックデザイナー・コーダーと分かれる
- WEBデザイナーの将来性は右肩上がり、とくに転職してキャリアアップしていくのに向いてるお仕事
- WEBデザイナーになるにはWEBデザイナーから学ぶことが一番!
- WEBデザイナーは大きくわけて、制作会社でのWEBデザイナー、自社サイトのWEBデザイナーに分けることができる
- WEBデザインの面接を受けるのに、必須なのは、ソフトの使い方操作、ポートフォリオ、実務経験である
- WEBデザイナーになるには、コツを掴み、とにかく実践し、よくアドバイスを貰う事が大事!
私は当時、「WEBデザインって、なんか面白そうだし、食いっ逸れもなさそう」という軽い気持ちでWEBデザイナーを目指したのですが、実際に仕事にしようとしたら、全然受からない!という悲劇が起こり、悩んだことを今でも覚えています。
知識も技術もなくて身につけたいから、求人の面接を受けて、「安月給でも大丈夫です!勉強させてもらうつもりで頑張ります!」と言っているのに、「技術がないから、雇えないね」と言われてしまう、スクールでも実践的なことが学べない、「じゃあどこで技術を身につけたらいいんだよ!?」と苦しんだのをよく覚えています。
今回は、WEBデザイナーになりたい方に役立つ情報をと思い、まとめてみましたが、要は私がWEBデザイナーを目指しはじめた頃に「知っときたかった」ことを詰めています。
今はWEBデザイナーにとっては強い追い風の時代。
優秀なWEBデザイナーなら、高い給料を払っても雇いたい!という企業がたくさんあります。
そして、「WEBデザイナーになりたい!」「クリエイティブなことを仕事にしたい!」という方も増えていますが、両者の間には、スキルがない、ちゃんとデザインを学ぶ場所がないという、溝があります。
そこが埋まりさえずれば、WEBデザイナーになれる人はもっと増えるはずですし、有能なWEBデザイナーがもっと増えれば、日本の経済も好転していくはずです。ですので、「自分には難しそう」とは思わずに、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。
本気でWEBデザイナーを目指す方へ
私が校長をつとめている日本デザインスクールでは、これまで1700人以上のデザイナーの卵たちをプロのデザイナーへ育ててきました。
そんな日本デザインスクールでは、未経験者がプロのWEBデザイナーになれる秘密やデザインスクールの裏側など、これからWEBデザイナーを目指す方にピッタリの情報が知れる「WEBデザイナーという働き方セミナー」を開催しています。
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