
Webデザイナーの将来性は?2022年の現状とこれからを徹底解説
Webデザイナーは、Webサイトをデザインするクリエイティブな職業です。
Webデザイナーの仕事は魅力が多く、
「時代に乗っている感じがしてカッコいい」
「フリーランスという働き方も目指せるのが素敵」
というようにWebデザイナーに憧れる方も多いでしょう。
しかし「Webデザイナーってこの先もやっていけるのかな?」
という将来性を不安に思う声もあります。
今回は、そんなWebデザイナーの現状と将来性を解説していきます。
目次
1.Webデザイナーの需要は増えています
ユーザーのインターネット利用時間が増えていて、
インターネットの広告費も増加しています。
その結果、デザイン性の高いWebサイトが求められるため、
Webデザイナーの需要が増えているのです。
具体的な内容を解説していきます。
1-1.インターネット利用時間が増加
インターネットの利用時間は、直近の7年間で1.5倍以上も増えています。
以下の図は、総務省が調査したもので、平日1日あたりの各メディアの利用時間を表したものです。
画像の引用:平成 30 年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
メディアはテレビ、ラジオなど多数ありますが、
インターネットを除くメディアは減少傾向であったり、横ばいであったりという状況になります。
インターネット利用時間が増えているのは、スマートフォンが普及して、
幅広い世代がインターネットを利用するようになったためです。
利用時間の増加率が衰えていないところを見ると、今後も増えていきそうですね。
インターネットの利用時間が増えるということは、
Webサイトが見られる可能性が高まるということです。
Webデザイナーが活躍する舞台はどんどん増えていくでしょう。
1-2.インターネット広告費が増加
電通の発表によるとインターネットの広告費が年々増加していて、
2015年と比べると2倍近くも増えています。
画像の引用:株式会社電通 2019年日本の広告費
これまで媒体別の広告費では、テレビメディア広告費がメインでしたが、
インターネット広告費が年々増加して、2019年にはテレビメディア広告費を上回りました。
インターネット広告費というのは、企業が自社サイトで商品・サービスをPRしたり、
SNSに広告を出したりするための費用です。
SNS広告の際にも企業のサイトにリンクを飛ばす形式が多いため、Webサイトの需要が高まっています。
1-3.Webデザイナーの仕事が増加
Webデザイナーの全体的な仕事量は増えています。
まず、dodaの転職求人倍率レポートでは「インターネット・広告・メディア」の求人倍率が、2015年2月時点は1.72倍で、2020年2月時点では1.80倍となっていて、この5年間で微増しています。
出典:doda 転職求人倍率レポート
またWebデザイナーは転職のみではなく、
フリーランスとして仕事をすることもできるのです。
日本国内のフリーランス人口は2015年の913万人から2019年には1087万人に増えています(約16%増)。
出典:ランサーズ フリーランス実態調査(2019年度版)
つまり、Webデザイナーとしての求人も増えていますし、
フリーランスとしての活動できるようになっているため、
Webデザイナー全体の仕事は増えているでしょう。
2.Webデザイナーの将来性に不安はあるの?
Webデザイナーの仕事は増えていますが、Webデザイナーのライバルが増えているという不安もあります。
しかし、不安要素を事前に把握してライバルと差別化ができれば、将来性のあるWebデザイナーになることができるでしょう。
2022年時点で想定される不安要素を解説していきます。
2-1.ホームページ制作ツールが登場
Webデザインの知識が無いユーザーでも簡単にWebサイトを制作できる、
ホームページ制作ツールが急成長しているのです。
ホームページ制作ツールとして有名な「Wix」では、
世界190カ国で1億6000万人以上に利用されています。(2020年3月時点)。
金額が無料のものがあったり、即日でホームページを公開できるものがあったりと、
金銭面やスピードが優れている点がメリットです。
しかし、ホームページ制作ツールのほとんどが、テンプレートが決められています。
ユーザーに「何を伝えたいか」を考えて、個別でデザインを考案するWebデザイナーであれば、デザインの質で差別化できるでしょう。
2-2ポータルサイトの利用者が増える
居酒屋やカフェなどの飲食店で、ポータルサイトのみに登録して、
自身のWebサイトをつくらない店舗が増えています。
ポータルサイトとは、Webページの入り口のWebサイトのことで、
グルメ関係だと「ぐるなび」「食べログ」、不動産関係だと「SUUMO」などが有名です。
実際に「週末の飲み会の場所を食べログで探そう」といったように、ポータルサイトで情報収集して、Webサイトを閲覧しない方もいますよね。
しかし、ポータルサイト経由でWebサイトを閲覧された際に、
お店の魅力を伝えることができれば、お客さんを呼ぶことができるのです。
ここでもWebデザイナー腕の見せどころになるでしょう。
2-3Webデザイナー人口が増える
働き方改革や、2020年から続くコロナの影響などで、多くの人が自分の働き方を見直すようになっていてきて、時間や場所に縛られずに働くことができる、WEBデザイナーに注目が集まってきています。
さらに、Webデザイナーになるための情報をインターネットで収集しやすくなったことから、多くの人がWEBデザイナーを目指して勉強をしています。
これから、Webサイトを作成できるレベルのWebデザイナーが増えていくことが予想されるので、+αのスキル身につけて、ほかのWebデザイナーと差別化していくことが大切です。
3.高いスキルを持つWebデザイナーは将来性がある
これから、WEBデザイナーが増えて、ライバルがいる中仕事を獲得していかなければいけなくなったとしても、高いスキルを持つWebデザイナーであれば、未経験からのスタートだったとしても、継続的に仕事を獲得することができるでしょう。
そこで、将来性のあるWebデザイナーになるために、+αで身につけたいスキルを3つ紹介していきます。
3-1.高いデザイン力
Webサイトをつくれるだけではなく、いいデザインのWebサイトをつくれるかが重要になってきます。
Webデザインでは、配色やフォントといった細かなチョイスによっても、
Webサイトの印象が変わってくるものです。
高いデザイン力があれば、企業のイメージにあったWebサイトを制作できるでしょう。
さらにデザイン力によって商品やサービスを魅力的に見せることができ、
企業から求められる人材になれます。
3-2.Webディレクション
Webディレクションのスキルとは、Web制作のプロジェクト全体を管理・進行する能力です。
「どんなサイトをつくりたいか」のヒアリングからWebサイトの公開までを一貫して取りまとめることで、クライアントさんの意向に沿ったWebサイトを制作できます。
またサイトの目的やターゲットが曖昧なクライアントさんの場合でも、
詳しくヒアリングして、Webサイトのコンセプトを詰めることができれば、
ホームページ制作ツールよりも優れたデザインができるのです。
3-3.Webマーケティング
Webマーケティングのスキルとは、Webサイトで商品やサービスを販売するための能力のことで、さまざまな企業から重宝されるスキルです。
具体的には
「Webサイトへのアクセスが少ないのか」
「Webサイトへアクセス後に購入されないのか」など、データを解析していきます。
そして解析結果から、Webサイトの内容を変更したり、SNSに広告打ち出したりと適切な対処を実行します。
Webサイト制作後のアフターフォローまでできれば、Webデザイナーとしての価値が格段に上がるでしょう。
まとめ
インターネットの利用が増えているため、これからもWebデザイナーの需要が増えていくのは間違いありません。
ホームページ制作ツールや他のデザイナーなどのライバルが出現することに不安を持つ方もいるかもしれませんが、きちんと力を身につけることが心配する必要はありません。
高いデザイン力や+αのスキルを習得すれば、クライアントさんから重宝される、将来性のあるWebデザイナーになれます。
今の時代、WEBデザイナーになるために、必要な知識は誰でも身につけることができるので、ニューノーマルの時代を生き抜くスキルとして、WEBデザインを選んでみるのはいかがでしょうか?
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