「WEBデザイナーはやめておいたほうがいい」
「WEBデザイナーなんかになったら後悔する」
「WEBデザイナーは哀れな末路を迎える」
この記事はそんな言葉を聞いて「本当にWEBデザイナーはやめたほうがいいのかな…」という不安や疑問をもっているあなたのためのものです。
結論をお伝えすると、「WEBデザイナーはやめといたほうがいい」という言葉を真に受ける必要はありません。
未経験からWEBデザイナーになって、在宅で育児をしながら働いたり、海外を旅しながら働いたりと自分の理想を実現している人はたくさんいるからです。
もちろん「WEBデザイナーはやめとけ」と言われる理由のなかには、正しいものもあります。ですが、それらも実態を知っておけば対策を練ることが可能です。
この記事では「WEBデザイナーはやめとけと言われる理由」と「どうすればそのなかでも活躍していけるか」を現場の声と統計データをもとに解説していきます。
WEBデザイナーの実態がわかり、正しい判断ができるようになるのでぜひ最後まで読んでくださいね。
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「WEBデザイナーはやめとけ」と言われる12の理由とその真偽
記事と合わせて見ると理解が深まります!
まず「WEBデザイナー やめとけ」と言われる12の理由をご紹介していきます。
また今回は、これらの理由の真偽について統計データや現役のWEBデザイナーの声をもとに解説しています。
WEB デザイン業界について詳しく知っておきたい方は、しっかりと目を通してみてくださいね。
収入が低いから
「WEBデザイナーはやめとけ」と言われる理由としてよく挙げられるのが、収入の低さです。
正直にお伝えすると、その側面はあります。
WEBデザイナーはクリエイティブな仕事でなので、お笑い芸人やアイドルのように下積みが必要になってきます。
そのため、WEBデザイナーになったばかりの頃は、どうしても収入が低くなってしまいがちです。(もちろんお笑い芸人やアイドルほどひどくはないのですが。)
しかし、ずっとその状態ではありません。
下積み時代にコツコツとスキルや実績をつけていけば、収入は増やしていくことは可能です。他の職種よりも稼げるなんてことも少なくありません。
さらに、フリーランスになるとその傾向はより顕著になります。
当社の調査ではフリーランスWEBデザイナーの約25%が月収30〜40万円稼いでおり、約10%が月収100万円以上稼いでいることがわかっています。
日本人で年収1000万円(月収83万円)を達成している人が約5%(国税庁「民間給与実態統計調査」)なので、フリーランスWEBデザイナーが稼げる働き方であることがわかりますね。
ちなみにWEBデザイナーの平均年収は「調査団体」「年齢」「性別」「都道府県」によって大きく違ってきます。詳しく知りたいという方は以下の記事を読んでみてくださいね。

残業が多いから
残業が多いのも、WEBデザイナーはやめたほうがよいと言われる要因です。確かにWEBデザイナーのなかには残業が多い人もいます。
しかし、全てのWEBデザイナーが長時間残業しているわけではありません。
求人情報サイトdodaの調査では、WEBデザイナーの残業時間は月21.4時間(月の営業日を20日だとすると1日1時間の残業)。
全職種の平均残業時間が月に20.8時間なので、WEBデザイナーの残業時間が長いわけではないのがわかりますね。
株式会社ユウクリの調査でも、半数以上のWEBデザイナーが「残業時間は月20時間以内」と答えています。
では、残業が多くなるのはどんなときか。それは「会社自体の環境が良くないとき」と「駆け出しでスキルがないとき」です。
規模が小さくマンパワーに頼っている企業や「WEBデザイナーなら残業は当たり前」という文化が残っている企業だとどうしても残業が多くなります。
また、スキルレベルの低い「駆け出し」の頃は作業スピードが遅く、残業しなければいけなくなることが多いようです。
※ちなみに当社のWEBデザイナーも若い頃は終電まで残業していたそうですが、「作業自体が楽しいから、めっちゃきついってわけではなかったよ」と言っていました。労働時間も大切ですが、それと同じくらい「WEBデザインが好きか、熱中できるか」が大切なようですね。
飽和しているから
近年、WEBデザイナーは急激に増加しており、飽和状態(仕事の量に対して働き手が多すぎる状態)だと言われています。
これも「WEBデザイナーはやめとけ」と言われる1つの原因です。実際、WEBデザイナーは増えており、飽和しています。
しかし、安心してください。飽和していてもスキルさえあれば稼げます。なぜなら、飽和していることと、仕事がなくなることは別の話だからです。
現在、世の中の仕事はほとんど飽和しています。飲食店も、美容院も、コンビニも、たくさんありますよね。
それでも、毎月のように新しいお店が立ちますし、繁盛しているお店もあるはずです。つまり、飽和していても仕事がなくなるわけではないんです。
一定以上のデザインスキルを持ち、お客さんを満足させられるのであれば、どれだけWEBデザイナーが増えようとも仕事はなくなりません。
そのため「WEBデザイナーが飽和しているから、WEBデザイナーはやめたほうがよい」とはならないんです。
WEBデザイナーの飽和問題について解説した記事があるので、もっと詳しく知りたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

誰でもデザインができる無料ツールが増えているから
近年、「Wix」「ペライチ」「WordPress」「Canva」など誰でも簡単にデザインができるツールが増えてきました。
そのため、WEBデザイナーに制作を依頼しなくてもよくなり、「WEBデザイナーはいらないんじゃないか」と言われているのです。
たしかに「Wix」「ペライチ」「WordPress」「Canva」といったツールは誰でも簡単にデザインができる便利なツールです。
カッコイイだけのデザインを作るWEBデザイナーは必要とされなくなる危険性があります。
しかし、WEBデザイナーの仕事が激減するわけではありません。無料ツールで作られたデザインは「売れるデザイン(集客をしたり、商品・サービスを売ったりできるデザイン)」ではないからです。
集客できるデザインをするためには、人間心理に基づいたデザインの知識が必要です。
そのため、
- 使いやすいデザイン
- 人の感情を動かすデザイン
- 商品・サービスの魅力を引き出すデザイン
ができるようになれば、無料ツールに仕事を奪われることはありません。

クオリティの差は一目瞭然ですよね。
ホームページを持たなくてもよくなったから
ホームページを持たない企業も増えているのも「WEBデザイナーはやめとけ」と言われる原因。
SNSやセミナーサイトの登場により、ホームページを持たなくても良いと考える個人事業主・経営者が増えてきたのです。
しかし、それは以前よりも少なくなったというだけで、ホームページが求められなくなったというわけではありません。
ホームページ作成大学の調査では、中小企業の約47.7%が自社サイト(ホームページ)を導入していることや約11.6%が導入を検討していることがわかっており、未だにホームページの需要はあると考えられます。
引用:ホームページ作成大学
東京商工リサーチによると、2022年だけでも14万2189社の法人が設立されており、自社サイトを作る見込みのある人もたくさんいます。
さらに、WEBデザイナーの仕事はホームページを作るだけではありません。
LP(商品やサービスを売る縦長のページ)、バナー、Instagramの投稿、YouTubeのサムネイルなどデザインスキルがあれば、さまざまなものを作れます。
未だにホームページを作る仕事もたくさんありますし、ホームページ以外にも案件はたくさんあるので、安心してくださいね。
参考:東京商工リサーチ「2022年「全国新設法人動向」調査」
トレンドを取り入れていくのが難しいから
WEBデザイン業界はトレンドの変化がはやく、トレンドを取り入れるのが難しいことも「WEBデザイナーはやめとけ」と言われる原因のようです。
たしかにWEBデザイン業界の変化が速いのは事実です。情報を集めるのが苦手な人にとっては、大変なこともあると思います。
ただ、ついていけないレベルかというと、そんなことはありません。なぜなら、基本的なデザインのルールは変わらないからです。
デザインには美しい見せるためのルールがあり、それを知っていれば発注されるものやデザインのトレンドが変わっても対応できます。
実際、現役WEBデザイナーも「変化に対応できなくなるのはデザインスキルのレベルが低い人かな」と言っています。スキルを磨いてしまえば、トレンドの変化が速いことを恐れる必要はありません。
わかりにくい場合は料理を考えてもらえばいいと思います。毎年、流行る食べ物はコロコロ変わりますが、その基本である「どう食材を組みわせれば美味しいか」や「どう調理すれば美味しいか」はそれほど変わりませんよね。
それと同じでデザインも流行りはあるものの、「どんなレイアウトにすれば綺麗か」「どんな配色にすれば魅力的か」などのルールは必ずあるのです。
キャリアの選択肢が少ないから
WEBデザイナーのキャリアの選択肢が少ないのも「WEBデザイナーはやめとけ」と言われる原因になっています。しかし、実はWEBデザイナーはキャリアの選択肢が少ないわけではないんです。
WEBデザイナーのキャリアには少なくとも次の7つの選択肢があります。
- WEBディレクター
- アートディレクター
- WEBプロデューサー
- UIデザイナー
- フロントエンジニア
- フルスタックエンジニア
- WEBマーケッター
さらに、デザインスキルは他のスキルと掛け合わせやすいという特徴もあります。
「コーディング」「ライティング」「動画編集」「広告運用」などと掛け合わせることで市場価値を高められます。
WEBデザイナーにはキャリアの選択肢が十分にあるので、安心してくださいね。


未経験からの就職が難しいから
「WEBデザイナーはやめとけ」と言われる原因として、WEBデザイナーは未経験からの就職が難しいことも挙げられます。
しかし、実際にはそんなことはなく、むしろ他の職業に比べて未経験からでも就職しやすいのがWEBデザイナーです。
なぜなら、クオリティの高い作品を作ることができれば、それまでの経歴や資格はほとんど関係ないからです。
これまでデザインにまったく関わってこなかったという人でも、WEBデザイナーになっている人はたくさんいます。
また、需要があるのも未経験から始めやすい理由。
求人サイトdodaの調査では、2023年3月の時点でWEBデザイナーの所属する「IT業界」の求人倍率が6.20、「クリエイター」の求人倍率が1.55であり、WEBデザイナーの就職が難しいわけではないのが推測できます。
参考:doda
クライアントとの仕事が大変だから
「WEBデザイナーはやめとけ」と言われる理由として、クライアントとの仕事が大変なことも挙げられます。
クライアントからの無茶な依頼をされることがあるのは事実です。
クライアントによっては「キラキラした感じで」などの抽象的な制作依頼を受けたり、何度も修正依頼をされたりすることもあります。
クライアントとの仕事に疲弊したWEBデザイナーが「WEBデザイナーはやめとけ」と言う気持ちもわかります。
ただ、WEBデザイナーにはクライアントと仕事をしない「インハウスWEBデザイナー」という働き方も存在します。
「インハウスWEBデザイナー」は自社の商品・サービスのデザインを担当するので、クライアントに振り回されることがありません。
また、フリーランスWEBデザイナーであれば、顧客を選ぶ自由も出てきます。
クライアントとの仕事が大変なのは事実ですが、全てのWEBデザイナーが疲弊しているわけではありませんよ。
独立すると収入が不安定だから
WEBデザイナーでもフリーランスになれば、収入は不安定になります。
しかし、他の職種と比べればWEBデザイナーは収入が安定しているといえます。その理由は次の4つ。
- 需要がある
- 継続依頼が多い
- 顧客単価が高い
- 作品があるから実力が示しやすい
特に、継続依頼が多いのはWEBデザイナーの特徴です。
多くの人が同じ美容院にずっと通うように、企業もWEBデザイナーを見つけたらずっと同じ人に依頼する傾向があります。
そのため、一度信頼を得てしまえば比較的安定した収入を望めるのです。
実は全くクリエイティブではないから
「WEBデザイナーはやめとけ」と言われる理由として、「思ったよりもクリエイティブな仕事ができないこと」があります。
予想以上にクライアントへの対応が多く、デザインの業務があまりできないことにギャップを感じた方が一定数いるようです。
これは「会社」によって大きく異なります。
WEB制作でも「クライアントとやりとり人」「デザインを作る人」「コーディングをする人」に分かれて、仕事をする会社もあれば、1人のデザイナーが全ての工程を担当する会社もあります。
転職のときにその点を確認できれば、デザインができないという状態になることはまずありません。
頭が悪い人がやる仕事だと思われている
世の中には「WEBデザイナーなんて頭が悪い底辺の人がやる仕事だ」というあまりに失礼な理由でWEBデザイナーを否定する人がいます。
たしかに、WEBデザイナーの頭のよさを学歴で測るとすると、大卒のWEBデザイナーは全体の39.4%であり、決して多いとはいえません。(コンサルタントは大卒の人が83.6%)
未経験から誰でもWEBデザイナーになれるという点でも、資格が必要な仕事や学歴が必要な仕事に比べて簡単そうに見えるかもしれません。
それでも「底辺」などという言葉をWEBデザイナーにぶつけるのは、明らかに的外れです。
WEBデザイナーは企業の売上や集客を左右する非常に価値のある仕事。デザイン1つで売上が大きく変わった事例はいくつもあります。
また、WEBデザイナーという働き方に魅力を感じ、いわゆる大手企業からWEBデザイナーに転職された方もいます。
そのため、WEBデザイナーは底辺の仕事だからやめたほうがよいというのは、あまりに不適切だといえます。
参考:厚生労働省
参考:成果が劇的にアップしたホームページのリニューアル事例7選
WEBデザイナーの5つの魅力

ここまでは「WEBデザイナーはやめとけ」と言われる理由をお伝えしてきました。
一般的にWEBデザイナーは悪い点ばかり見られるところが多いですが、実際にはたくさん魅力がある仕事です。
ここではWEBデザイナーの魅力についてお話ししていこうと思います。
国や企業に依存しなくてもよくなる
国や企業に依存しなくてもよくなるのは、WEBデザイナーの大きな魅力です。
数ある職種のなかでもWEBデザイナーは「会社員」「副業系フリーランス」「独立系フリーランス」とさまざまな働き方ができるものです。
つなぐマーケティングの調査でも、WEBデザイナーはWEBライターについでフリーランスに多い職種だとわかっており、実際に多様な働き方ができることがわかります。
会社にもしものことがあったとしても、転職、独立などお金を稼ぐのに困ることはないでしょう。
さらに、WEBデザインは言語が関係ないので、日本以外でも仕事を受注できます。もし、将来的に日本の経済状況が悪化したとしても、海外で仕事をしていくことができるので安心ですね。
参考:つなぐマーケティング
将来性が抜群
将来性が抜群なこともWEBデザイナーの魅力です。
マッキンゼーの調査では、デザインを経営に取り入れた企業の売上は全体平均よりも32%高いことがわかっており、世界的にデザインスキルを持っている人の需要が高まっています。
さらに、株式会社矢野経済研究所の調査では、2021年度に約2.5億円のインターネット広告の市場規模が、2024年には約3.2億円まで伸びると言われています。
インターネット広告が拡大し続けるとなると、それに伴って広告のデザインや、広告を出すプラットフォーム(ホームページ、YouTube、Instagram、Twitter、Facebookなど)のデザインが今以上に求められます。
このようにWEBデザイナーは今後も需要が伸びていく仕事ですよ。
ただ、AIの進化により「WEBデザイナーの仕事が奪われるのではないか」といった心配の声もあります。そのことについて詳しく解説した記事があるので気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
参考:『The Business Value of Design 』
参考:株式会社矢野経済研究所
年齢関係なく始められる
WEBデザイナーはやる気次第で年齢関係なく始められる仕事です。実際に60歳、70歳からWEBデザインの勉強を始めて、WEBデザイナーになった人もいます。
「自分はパソコンも得意じゃないから厳しいかも」と感じられるかもしれません。
しかし、安心してください。パソコンの操作(例えば「ダブルクリック」など)がまったくわからない状態からWEBデザイナーになった方もいます。
もちろん、パソコンを使えない状態からWEBデザイナーになるのには努力が必要です。しかし、逆に努力さえすれば、何歳からでもWEBデザイナーになれますよ!
WEBデザイナーとして企業に就職する場合は話が変わってきます。詳しくはこちら(↓)の記事に書かれているので、気になる方は読んでみてくださいね。
生まれながらのセンスは必要ない
WEBデザイナーになりたいと思いながらも「自分にはセンスがないから、WEBデザイナー向いてないかも…」感じている方もいるかもしれません。
しかし、安心してください。デザインセンスは練習すれば身につくものであり、生まれながらのセンスは必要ありません。
デザインには綺麗に見えるルールがあり、そのルールを知り、練習を繰り返せばどんな人でも稼げるレベルのデザインができるようになりますよ。
実際、デザインセンスがなくても、WEBデザイナーとして仕事を獲得している方はたくさんいます。

努力次第で誰でも高収入を狙える
フリーランスWEBデザイナーになれば、努力次第で誰でも高収入を目指すことが可能です。
WEBデザイナーは単価が高い案件が多い職種。なかには単価20万円〜30万円の案件もあります。そのため、着実にスキルや実績を積み上げれば、高収入になりやすいのです。
先にもご紹介しましたが、当社の調べでは10人に1人が月収100万円以上稼いでいます。103人にインタビューしているので、ざっと10人くらいが月収100万円を達成できていることになりますね。
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WEBデザイナーになって後悔しないためにやるべきこと
お伝えしたようにWEBデザイナーはとても魅力的な職種です。とはいえ、稼げていないWEBデザイナーがいるのも事実。
WEBデザイナーでもスキルを持っていなかったり、入る会社を間違えたりすると、後悔してしまうことがあります。
そこで、WEBデザイナーになって後悔しないためにすべきことをご紹介していこうと思います。
WEBデザイナーになる目的と方法を真剣に考える
まず、WEBデザイナーになって後悔しないために大切なのはWEBデザイナーになる目的と方法について考えることです。
WEBデザイナーになる目的を明確にする
WEBデザイナーを目指すうえで、目的を明確にしておくのはとても大切です。目的が曖昧な状態だと、WEBデザイナーになったとしても満足できない危険性があるからです。
せっかく頑張ったにもかかわらず、自分の思うような結果にならないのは悲しいですよね。また、目的がはっきりしていないとデザインを勉強するやる気も上がりにくくなってしまいます。
そのため、WEBデザイナーになる前には
- 副収入で5万稼ぎ、月1でリッチな食事をする
- 会社をやめて海外で仕事をする
- 月100万円稼いで車を買う
など、自分がワクワクするようなゴールを作るようにしましょう。
WEBデザイナーに話を聞く
現役のWEBデザイナーから直接話を聞くのも大切です。
実際に稼いでいるWEBデザイナーから話を聞くことで、WEBデザイナーの働き方、WEBデザイナーのなり方など、リアルな話を聞けます。
最近ではSNSでもオンラインサロンなどのコミュニティでも、現役のWEBデザイナーに出会えます。WEBデザイナーの仲間を作る機会にもなり一石二鳥ですよ。
独学とスクールは自分の状況をよく考えて選ぶ
WEBデザイナーになるうえで悩むのが、独学をするかスクールに通うかですよね。
それぞれのメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。


画像を見てわかるように独学とスクールとはどちらも一長一短です。最終的には自分に合うほうはどちらかを考えて、勉強方法を選びましょう。
ただし、独学でプロのWEBデザイナーになれる人は一握りなので、あなたが着実にWEBデザインスキルを身につけたいならWEBデザインスクールがおすすめです。
▼独学の方法についてより詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです!

▼WEBデザインスクールの選び方やおすすめのWEBデザインスクールを知りたい方はこちらの記事がおすすめです!

WEBデザインやそれ以外のスキルをしっかり磨く
WEBデザイナーになって後悔しないためには、スキルを磨くのも大切になってきます。
スキルさえあれば、仕事を失うことはありませんし、スキルを磨けば磨くほど稼げるようになるからです。
では、具体的にどのようなことを意識してスキルを磨いていけばよいのか。ここではスキルを磨くときに特に大切な4つのことをお伝えしていきますね。
デザインスキルをしっかり極める
WEBデザイナーは「ディレクション」や「コーディング」などさまざまなことが必要だといわれますよね。
もちろん、それらも大切なスキルですし、できるに越したことはないと思います。しかし、WEBデザイナーとして大切なのはやはり「デザインスキル」を極めることです。
「WEBデザイナーはやめとけと言われる理由」でも何度かお伝えしましたが、現在ではコーディングが既に施されているサイト作成ツールが数多くありますし、コーディングは他の人に任せることもできます。
そのため、コーディングができなくてもWEBデザイナーとして稼げるのです。(コーディングの知識があればデザインも上手になるので、知識を持っておいて損はありません。)
一方で、デザインができなければ、WEBデザイナーとして転職したり、フリーランスとして仕事を獲得したりするのは難しくなってしまいます。
ですので、WEBデザイナーを目指すときには、第一にデザインスキルの習得に注力してくださいね。
▼コーディングについて詳しく解説した動画はこちら
コミュニケーションスキルを磨く
WEBデザイナーにはデザインスキルの他にコミュニケーションスキルも必要です。
その理由は次の3つ。
- 顧客の要望を聞き出すため
- チームで協力して働くため
- 新しい情報を獲得するため
顧客の要望を聞き出すため
WEBデザイナーは顧客が何を求めているかを正確に捉える必要があります。求めているものと違うものを作ってしまうと、何度も修正することになるうえに、顧客からの信用も失うからです。
チームで協力して働くため
WEBデザイナーはディレクションやエンジニア、場合によってはライターなどさまざまな役割の人たちと協力して仕事を進めます。そのため、情報共有や認識のすり合わせが非常に重要になってきます。
新しい情報を獲得するため
常にトレンドを掴んでおくWEBデザイナーにとって、さまざまな人と情報交換することは非常に大切になってきます。コミュニケーション能力を磨いておくことで、初対面の人ともしっかり話せるようになります。
このようにコミュニケーションスキルは、WEBデザイナーに必要不可欠なものです。
実際に、当社の調査では約45%の方が「WEBデザイナーにはコミュニケーション能力が必要だ」と回答されています。
コミュニケーションスキルを磨くというとイメージしにくいかもしれません。
しかし、普段の生活から「相手の話を引き出すためにはどうすればよいか」「自分の話をわかりやすく伝えるためにはどうすればよいか」を意識するだけでコミュニケーションスキルは自然と高くなるので、試してみてくださいね。
マーケティングスキルを身につけておく
これからの時代はマーケティングスキルを身につけておくのもWEBデザイナーにとって大切です。
簡単にホームページを作れるツールが登場し、「それっぽいデザイン」を誰でも作れるようになりました。
そのため、他のWEBデザイナーと差を付けるにはマーケティングスキルが必要になってきます。
また、マーケティングの知識があれば、顧客の売上を上げる提案ができるようになります。その提案で実際に顧客の売上が上がれば、その分もらえる報酬が増えますよ。
会社選びで意識すべき4つのポイントを押さえる
WEBデザイナーとして転職を考えている方は、会社選びも大切になってきます。
せっかく頑張ってWEBデザイナーになったのに、自分に合わない会社を選んで、辛い思いをするのはもったいないですよね。
そこで、ここからは自分に合った会社に入社できるように、会社選びのポイントをお伝えします。
会社への就職をゴールにしない
会社を選ぶときに大切なのは、会社への就職をゴールにしないことです。転職はあくまで理想の働き方や暮らし方を実現する1つの方法。
しかし、企業から内定をもらうのに必死になると、条件が少し悪かったり、自分に合わないなと感じたりしたところでも選んでしまう危険性があります。
WEBデザイナーは、すぐに転職できなかったとしても、個人で仕事を取ることで稼いでいける仕事です。そのため、転職活動のときも慌てずに会社選びをしてくださいね。
格安の制作会社に行かない
WEBデザイナーが働く場所として、一般的なのはWEB制作会社です。
WEB制作会社に入社するときに注目してほしいのは、そのWEB制作会社がどれだけの単価で仕事を請け負っているかということ。
単価が20万円〜30万円くらいの低額なものである場合、売上が低く、社員の給与も低い可能性がありますし、単価が低いのに売上が多い場合は労働時間が長いことが考えられます。
そのような会社に入ってしまうと、低い給与で長時間労働を課される可能性が高いので、十分に注意してくださいね。
自分のライフプランにあっているか確認する
自分のライフプランにあっているかどうかを確認するのも、会社を選ぶうえでは重要になってきます。
会社によっては、労働時間が長く、プライベートと仕事のバランスを取れない場合もあるからです。
もちろん、労働時間が長いのが必ずしも悪いわけではありません。バリバリ働きたいという方にはピッタリだと思います。
しかし、将来的に子供が2人〜3人欲しいという方、趣味の時間もしっかり確保したいという方にとって、労働時間が長いのは大変ですよね。
そのため、就職・転職活動をするときには、必ずライフプランと会社の方針がマッチしているかを確認しましょう。
「子育てしながら働いている方はいますか?」「休日はどのようなことをしていますか?」などのさりげない質問をすれば、やる気がないと思われることなく、働き方を知れますよ。
自社に事業がある会社を選ぶ
WEBデザイナーとして働ける会社にはいくつかの種類があります。細かい分け方をするとキリがないのですが、主に会社の種類は次の4つです。
- WEB制作会社
- 広告代理店
- WEBサービス会社
- WEB以外の事業会社
それぞれの詳しい内容に関してはこちらの記事を参考にしてもらえればと思うのですが、現在あなたがクライアントワークに不安を持っているのであれば、「WEB以外の事業会社」へ就職するのをおすすめします。
「WEB以外の事業会社」のなかには、製品・サービスのデザインを自社で作れるようにWEBデザイナーを雇っているところがあります。(一般的にこれをインハウスWEBデザイナーと呼びます。)
インハウスWEBデザイナーが制作するものは自社のものばかりなので、クライアントワークをする必要はありません。
そのため、クライアントに振り回されることがなく、比較的余裕をもって仕事ができるのです。
クライアントと仕事をする経験が積めないため、クライアントに対するコミュニケーションスキルが上がりにくいというデメリットもありますが、企業を選ぶときの選択肢として持っておくとよいでしょう。

WEBデザイナーはこんな人におすすめ!

この記事を読んでいる方のなかには「WEBデザイナーはやめとけ」という言葉を見て、WEBデザイナーになろうか悩んでいる方もいると思います。
そこで、ここからはそのような方のために「WEBデザイナーになるのをおすすめする人の特徴」をお話ししていきます。
ぜひ、WEBデザイナーを目指すときの、参考にしてくださいね。
好奇心が強い人
好奇心が強い人は、WEBデザイナーになるのがおすすめです。この記事でも何度かお伝えしましたが、WEBデザイン業界は変化が激しいです。
そのため、稼ぎつづけるためには自分から最新の情報を取りにいく必要があります。
ものごとへの好奇心が強い人は、新しい情報を自分から取りに行けるので、無理をしなくても成長しつづけられます。
モノづくりが好きな人
モノづくりが好きな人もWEBデザイナーに向いています。
WEBデザイナーはクライアントとコミュニケーションを取ることもありますが、労働時間の大半は制作にあてられます。
モノづくりが好きであれば、制作時間はずっと楽しい時間であり、楽しい時間を過ごしているうちに仕事が終わります。
WEBデザイナーのなかには、制作が楽しすぎてご飯を食べるのも忘れていたという方もいるくらいですよ!

依存状態から抜けて自由に働きたい人
「会社に依存した状態から抜け出して、自由に働きたい!」と考えている人もWEBデザイナーになるのがおすすめです。
なぜなら、スキルさえあれば「会社員」「副業系フリーランス」「独立系フリーランス」などさまざまな働き方を選択できるから。
フリーランスになれば、満員電車からも嫌な上司や同僚からも解放されますし、時間や場所も気にしなくてよくなります。
当社の調査ではフリーランスWEBデザイナーになるきっかけの37.9%が「労働時間や場所に窮屈に感じたこと」だとわかっています。
あなたが「自由に働きたい!」と思っているのであれば、WEBデザイナーはおすすめの仕事ですよ。
仕事にやりがいを感じたい人
「日々の仕事が何か物足りない」
「働く意味をもっと実感したい」
そう感じることがある人にはWEBデザイナーはおすすめの職業です。
WEBデザイナーは顧客から直接的に感謝されることがよくあります。
「これ!イメージ通りです!」
「◯◯さんに頼んでよかったです!」
と言ってもらえますし、自分の作ったもので顧客の売上が伸びたり、集客が増えたりすれば、顧客に価値貢献できていると実感できます。
さらに、自分が作ったものが世の中に出て多くの人にみてもらえるのも非常に嬉しいです。
自分が世の中に価値貢献をしていると実感して、やりがいを感じたいという方にとってWEBデザイナーはピッタリでしょう。

WEBデザイナーに関する3つの勘違い

最後にWEBデザイナーになったあとにギャップを感じてしまう原因になる3つの勘違いをお伝えします。
「WEBデザイナーなんてやめておけばよかった」とならないように、今のうちに押さえておいてくださいね。
WEBデザイナーをアーティストだと思っている
WEBデザイナーをアーティストだと思っている人は、WEBデザイナーになるとギャップを感じてしまいます。
WEBデザイナーはクリエイターであって、アーティストではないからです。
クリエイター | アーティスト |
目的は他の人の(主に顧客)の課題解決 | 目的は自己表現 |
相手の求めているものを作る | 自分の作りたいものを作る |
ルールがあるからセンスはいらない | 独自性が前提だからセンスがいる |
製作中に自分の世界に入ってしまったために、理解されないデザインを作ってしまうこともあります。
アートを作りたい方にはWEBデザイナーには向いてないでしょう。
WEBデザイナーは「楽」な仕事だと思っている
WEBデザイナーは「楽しい」仕事ですが、決して「楽」な仕事ではありません。顧客からのヒアリング、素材集め、制作、修正など、やるべきことは予想以上にあるからです。
そのためWEBデザイナーが「楽」な仕事だと思って、WEBデザイナーになると後悔することになってしまいます。
WEBデザイナーを始める前には、WEBデザイナーがどんな働き方をしているかを調べてみてくださいね。
WEBデザイナーは人と関わりを持たなくてもよいと思っている
WEBデザイナーを目指す人のなかには「パソコン1つでできるから人とあまりコミュニケーションを取らなくても問題ない」と思われている方もいます。
しかし、実際にはそんなことはありません。
WEBデザイナーの仕事は課題解決をすることなので、顧客とのコミュニケーションなしで仕事はできないのです。
人と関わりを持たなくてもよいと思ってWEBデザイナーになった場合、あとから大きなギャップを感じることになるので注意しましょう。
まとめ:「WEBデザイナーはやめとけ」を気にしすぎる必要はありません!
今回は「WEBデザイナーはやめとけ」と言われる理由とそれに対する見解をお伝えしてきました。
簡単にこの記事でお伝えしたことをまとめると以下のようになります。
- 収入は低くなく、本人次第で月100万円稼ぐことも可能
- 長時間労働しなければならないかどうかは入社する会社による
- デザイナー人口は増えているが、スキルがあれば仕事はなくならない
- 誰でもWEBサイトを作れるようになってもWEBデザイナーの仕事はなくならない
- WEBデザイナーのキャリアパスが狭いことなく、選択肢はいくつもある
- WEBデザイナーは年齢や才能にまったく関係なくなれる仕事である
WEBデザイナーはここ数年で一気に人気となった職業です。
現在はWEBデザイナーの最盛期と言っても過言ではないでしょう。
しかし、その反面、なんとなくWEBデザイナーを目指してしまい、途中で諦める人が増えたのも事実です。
「WEBデザイナーはやめとけ」という言葉が目立っているのにはそういった背景があるでしょう。
しかし、今回お伝えしたように「WEBデザイナーはやめとけ」と言われる理由には正しくないものも数多くあります。
ですので、必要以上に「WEBデザイナーはやめとけ」という言葉に怯えなくても大丈夫ですよ。
WEBデザイナーは将来性もあり非常に魅力的な職業です。
もちろん、WEBデザイナーとして稼いでいくための道は平坦ではありません。
ですが、「好きなことを仕事をしたい」「夢を叶えたい」「現状を変えたい」という方にとっては、理想的な職業だと私は思います。
そのため、「WEBデザイナーになりたい!」と思っている方は、心配せずにWEBデザイナーを目指してくださいね。
あなたがWEBデザイナーとして自分の理想を実現できることを願っています。