いまWEBデザイナーは「何歳からでも、資格なし、経験なしでも転職できる職業」として、人気が高まっています。
デザイナーとはいっても、服飾や建築、工業製品のデザインに比べて、専門知識や美術センスはあまり問われないハードルの低さが魅力です。
でも、はたして本当に、年齢に関係なく、資格なし、経験なしからでもWEBデザイナーになれるのでしょうか?
- 順応性のある若いうちでないと、WEBデザインなんて無理なのでは?
- 何歳までならWEBデザイナーとしてやっていける?
- どんな勉強が必要なの?年齢たかめでも身につくかしら?
- 効率の良い技術の習得方法は?
- WEBデザイナーとしての仕事はどうやって見つける?
- 年齢が高めでも採用してもらえる?
この記事では、そんな疑問にお答えしていきます。
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WEBデザイナーに年齢制限なし!その理由は?
まず、WEBデザインなんて若い人向きの仕事なのではないか?と、不安でいっぱいのあなたに朗報を。きっぱり言いましょう。
「WEBデザイナーに年齢制限などありません。」そのおもな理由は以下の3つです。
理由その1:ニーズの多いから
デザインは日常のあちこちに溢れています。
だからデザインを必要としている人もたくさんいます。
しかも、あらゆる年齢層の人が顧客となりうるのです。
それに、デザインには正解がありません。
さまざまなアイデアでのアプローチが可能です。
また、最近ではインターネットのサービスを使って発信する人が増え、その発信サイクルも加速してきていますから、多様なアイデアが求められているんです。
理由その2:活かせる仕事の幅の広いから
WEBデザイナーの仕事は、ホームページのデザインだけにとどまりません。
バナー広告やランディングページ制作、インスタグラムやYouTubeのサムネイル、LINEのリッチメニューなど、いろいろあります。
また、名刺や紙媒体のデザイン、ロゴデザインなど、応用範囲も広いのです。
だから、得意なスキルを生かして生き残る道は何通りもあると言えるでしょう。
理由その3:フィジカルな体力はあまり必要ではないから
いわゆるデスクワークですから、力仕事と違って年齢はあまり関係ありません。
もちろん、受注した案件によっては長時間の作業になることもあります。
そんな時にもがんばれる体力はあったほうがいいですね。健康管理や体力維持は怠らないようにしましょう。
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セミナーではWEBデザイナーに年齢が関係理由、未経験者が知らないWEBデザイン業界の裏側、実際に40~50歳からWEBデザイナーになった方の事例など、WEBデザイナーについて絶対に知っておいて欲しい情報をお伝えしています。
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WEBデザイン業界の一般的な年齢別キャリア構築の流れ
WEBデザイン業界で働くには、
(1)企業に就職する
(2)フリーランスで働く
の二択になります。
(1)の企業に就職する場合、雇う側の心理としては、上司となるチーフWEBデザイナーが扱いやすい年頃が募集対象の中心になります。
つまり、チーフWEBデザイナーよりも若い世代ですね。
業界のチーフWEBデザイナーに多い年齢層は25~40歳くらいなので、35歳くらいまでなら、企業が想定している年齢層になるでしょう。
ただし、WEBデザインの仕事で活かせる前職での経験や知識があるなら、年齢に関係なく採用される可能性もあります。
(2)のフリーランスWEBデザイナーの場合には、年齢制限はありません。
クラウドソーシングで募集案件に応募したり、コンペに参加するなどして、仕事を獲得します。
あるいは、起業家交流会などに参加して、新規顧客を開拓するのもおすすめです。
知人からの依頼や紹介で仕事を得る人もいます。
はじめの就職時点では企業に採用されなかったとしても、フリーランスで経験を積んだ後に、その実績が買われて企業に転職採用された、というケースもあります。
いずれにしても、自分の作品をポートフォリオにまとめて、いつでも見せられる状態にしておくことが大事です。
ポートフォリオは、紙に印刷した物だけでなく、ホームページやSNS、PDFなどの電子媒体の形で作っておいても良いでしょう。
クラウドサーバーに保存しておくと、どこにいても閲覧できるので便利ですよ。
就職・転職に適した年齢
上で説明したように、WEBデザイン業界への参入方法はおもに(1)企業に就職する方法と(2)フリーランスで働く方法の二つです。
(1)の企業への就職は、上司の年齢とのバランスから、だいたい35歳くらいまでと考えた方が良さそうです。
ただし、35歳を超えていても、他の部分で企業が必要としている能力や経験、知識を持っているなら、専門家あるいは指導者のような立場で採用されることもあるでしょう。
ですから、常に勉強して、知識や技術を磨いておきましょう。そして、自分のスキルを公表することも忘れずに。
デザインスキルの習得に適した年齢
スキルの習得に適した年齢というものはありません。
あるとすれば、年齢を言い訳にして学びをやめてしまうような、気持ちの落ち込みによるスランプを乗り越えられるかどうか、で左右されると思います。
スキルを習得するために、スクールに通ったり、詳しい人に教えてもらったり、働きながら勉強したりすることになりますが、その時に「もう自分は年だから無理かもしれない」と、自分から諦めることはしないでください。
ネガティブな言い訳が浮かんできたら、次の対応を心がけてみましょう。
- 怠け心に打ち勝つ強い心を持つ。
- できることだけでも続けていく。
- アプローチを工夫して、学びの効率化を図る。
- 素直に助けを求める。
- 励まし合える仲間や先輩を作る。
- 最初に夢を抱いたときの気持ちを思い出す。
また、気持ちの持ち方に左右される部分が大きいとはいえ、年齢が上がるにつれて体力は衰えます。
ライフステージに合わせて、子どもの受験にお金がかかったり、親の介護をしなくてはならなくなるなど、家庭の事情が変化する可能性も増えます。
▼30年続けた公務員をやめてWEBデザイナーになった方のインタビュー記事を載せておくので、ぜひ参考にしてくださいね。
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WEBデザイナーデビューに必要な準備と年代別攻略法
WEBデザイナーとしてのキャリアをスタートさせる準備として、どの年代でも学びは必要になります。
年齢や経験によって技術習得のための学びの場や、仕事を得る場が変わってくるだけで、「スキルを得る→仕事を探す→実務で経験を積む」という流れは同じです。
20代
20代は前半なら、新卒や第二新卒として就職する方も多いでしょう。
その場合、作品をポートフォリオにまとめて、就職活動に使います。
また、新卒採用者に対しては特に、企業は就職後の伸びしろを見ています。
仕事を通して学ぶ熱意があるか、上司や先輩社員に対して礼儀をわきまえたコミュニケーションが取れるか、与えられた仕事を最後までやり抜こうとする意欲と責任感はあるか、など、働くうえで人として必要な基本姿勢が備わっているか、という点を伸びしろとして、スキルよりも重視する企業もあります。
20代後半で転職する場合、正社員を目指すのはハードルが少し高くなります。
実務経験が問われることが多くなるので、デザイン経験がない場合は、PhotoshopなどのWEBデザインに必要なツールや、HTML、CSSの知識など、基本的なスキルは持っていることに加え、前職での経験でWEBデザインに活かせる部分があればアピールするのも良いです。
WEBデザイン業界未経験であっても、スキルさえあれば就職はできます。
30代
「就職・転職に適した年齢」で解説したように、35歳までなら20代後半と同じ方法ように、スキルさえ身につければ転職は可能です。
しかし、実務未経験での応募は、20代後半に比べて少しハードルが高くなります。
というのも、自分より若い世代が競合してきますし、採用する側としても30代の社員に求める仕事内容は、チームをまとめ、プロジェクトを主体的に進めるようなマネジメント要素だからです。
ですから、実務経験がないと、会社が期待する業務には対応できない可能性があると見なされて、マイナス要素になります。
デザインスキルに自信がないという人は、短期間で集中的にスキルを身につけるようにしましょう。
収入減を覚悟の上でなら、アルバイトや契約社員でとにかく実務経験を積み、新たに転職採用を目指すのも一つの手です。
あるいは、クラウドソーシングで案件を取って行くのも良いと思います。
初めは経験を積むことに集中しましょう。
単価が安くてもクオリティの高い仕事を納品して、信用と実績を増やします。仕事のできばえに評価が付いてくれば、いずれは単価を上げて、クオリティに見合った報酬を得られる案件やお客様を選ぶこともできるようになりますよ。
しばらくはとにかく報酬額は気にしないようにして、実務の数をこなしましょう。
30代後半の方は、基本的にはフリーランスとして個人事業主や中小企業からの受注を目指しましょう。
クラウドソーシングのほかに、起業家交流会で顧客を開拓するのもおすすめです。
ポートフォリオを持って行けば、ホームページ制作やSNS投稿のデザインを頼まれることも多いです。
40代以上
40歳を過ぎてからデザイン未経験で企業に就職するのは、正直言って難しいです。
プログラマーなどからのキャリアチェンジでも、前職の経験や知識はプラスに受け止めてくれる所もありますが、WEBデザインはイメージ先行です。
消費者の心に響くホームページやバナー、ランディングページを作るスキルが求められるので、まずはそこの部分ができていないと、採用してもらえないでしょう。
友人・知人や前職でのつながりを生かしたり、クラウドソーシングの案件に応募したり、起業家交流会でポートフォリオを見せたりして、積極的に行動しましょう。
SNSで作品を発信していくのも有効です。実績がある程度増えてくれば、定期的にデザインの更新を任されたり、リピートしてくれるお客様がついたりするので、それほど営業に時間をかけなくても良くなります。それまでは、採算は度外視しても、実績作りに集中しましょう。
どの年代でもスキル習得は独学よりスクールが効率的
ここまで、年齢によって業界参入の戦略が変わってくることをお伝えしました。
特に、企業に採用されやすい年齢は35歳あたりでタイムリミットがあるので、WEBデザインのスキルをできるだけ早く身につけたほうが良いです。
WEBデザインは、Photoshopなどの基本ソフトの使い方や、HTMLやCSSなど、独学で学べる部分もありますが、見た目でアピールできる作品を作れるようになることも大事です。
効率よくセンスを磨いていく訓練は、実務をこなしているプロから学んだ方が良いでしょう。
では、どんな指導や訓練を受けたら良いのか、見ていきましょう。スクール選びで大事なポイントを教えます。
年齢に関係なくWEBデザイナーになれる実力のつくスクールの条件
受講料を払って学ぶのですから、短期間で効率よく、確実にWEBデザイナーになれるスクールを選びたいですよね。
カリキュラムのチェックは欠かせませんが、短期集中でモチベーション高く学べることも大事です。
就職や仕事の取り方の指導も充実しているスクールを選びましょう。その差が分かる4つのポイントを教えます。
講師が現役WEBデザイナー
WEBデザインの世界は、技術や流行の変化が早いので、現場を知る人から学ぶことをおすすめします。
もう使われなくなった技術や知識をいまだに教えているスクールに入ってしまわないよう、気をつけて!
現役WEBデザイナーとしてきちんと仕事を取れている講師から学びましょう。
現場で使っているやり方が学べる
「スクールで時間をかけて練習したのに、現場に出たら必要なかった!」という作業をカリキュラムに入れているスクールも、残念ながらあるので注意してください。
現場では仕事のやり方も効率重視。
最初からそのスピード感に合わせていけるよう、現場のやり方に沿って訓練してくれるスクールを選びましょう。
モチベーションを下げない工夫がある
WEBデザインができるようになるには、ソフトの使い方だけでなく、人に伝わる表現方法を学ぶ必要があります。
実践的にいくつも作品を作ってみることで、コツをつかんでいきます。ですが、思うように上達しなかったり、どうしたらいいのか分からなくて立ち止まってしまうこともあるでしょう。
でもそんな時にこそ、あきらめずに続けることが大切です。
少しずつでも進歩するためには、スタッフが質問や相談をしやすい雰囲気で、講義の他にもスキルを磨ける補講などのサポートがある環境が理想です。
卒業後もつながりがある
基本的には、在学中はスクールのカリキュラムに沿って、スムーズにスキルを学ぶことができるでしょう。
問題は、スクール卒業後に仕事を取り続けられるプロになれるか、という点です。
また、技術の進化や求められるサービスの変化に応じて、自分のスキルをアップデートしていく必要も出てきます。
卒業生に対しても、最新情報やアドバイスを提供してくれるスクールなら、頼りになりますね。
転職や仕事探しに便利な窓口
ここでは、転職や仕事探しに便利な窓口をご紹介します。
仕事の内容や、求められるクオリティ、受注単価の相場などのリサーチにもおすすめです。
ハローワーク
ハローワークは、正式名称を「公共職業安定所」といい、厚生労働省が運営管理する国の機関です。
全国544か所(令和4年現在)に本所、出張所、分室があり、就職困難者や人手不足の中小零細企業に対して、地域密着型の就職支援を行なっています。
職業紹介、雇用保険、雇用対策(企業指導・支援)の3つがおもな業務です。
さらに、独自のネットワークの他にも、234自治体と雇用対策協定を結んで連携施策を行なったり、340か所の自治体の役所にワンストップ窓口を設置するなど、身近な相談窓口となっています。
障害を持った方や、子育て中の方、若者、就職氷河期世代、外国人など、求職者の状況に応じた窓口も設けられています。
なお、在職中でも利用できます。
また、インターネットで希望職種を検索することもできます。
クラウドソーシング
フリーランスや副業で仕事を探すのに便利な、クラウドソーシングサイトをご存じですか?
クラウドソーシングサイトでは、クライアントがクラウドソーシングサイトで募集した業務案件に、フリーランサーや副業をしたい個人が応募して、クライアントから受注します。
WEBデザイン関連の仕事も多数の募集があり、ホームページ制作、バナー制作、サムネイルや画像のデザイン、HTMLやCSSのコーディングなどさまざまです。
たとえばバナー制作など1件1500円くらいの安価な物から、数10万円するホームページやランディングページの制作の案件など、報酬金額もさまざまです。
クラウドソーシングサイトを利用する最大の利点は、未経験でも案件に応募できるため、実績作りに最適な点です。
初めは安い単価でしか受注できないかもしれません。
クラウドソーシングサイトに支払う手数料を差し引いたら、収入はほとんどなくなってしまうかもしれませんが、営業活動の手間も省けますし、広告費だと思って利用してみてはいかがでしょうか。
また、商取引の仲介をサイトが引き受けてくれるので、報酬の未払いや契約トラブルを避けられるという安心感もあります。
最近では、報酬金額が過剰な安値に設定されないように、サイト側が最低価格を適正な値段に設定し、受注者が搾取されないようにしている所も増えています。
以下に、案件数も多く、人気の高いクラウドソーシングサイトをご紹介します。
会員数が日本最大のクラウドソーシングサイトです。資格やスキルのある人に向いています。
専門的な知識や、資格を持っていなくても、受注できる点が特長です
知識やスキルを使って、隙間時間に受注できます。匿名でも受注できるところに人気があります。受注単価は安めです。
まとめ
以上、年齢に関係なくWEBデザイナーとして転職できるように、「スキルを得る→仕事を探す→実務で経験を積む」の流れでステップアップするのに必要なことをお伝えしました。まとめると、次のようになります。
- 基本的には年齢制限はなく、仕事はいつまでも続けられるが、ニーズに合ったデザインを提供できることが前提。
- WEBデザイナーになる方法は、企業に就職するか、フリーランスで案件を獲得するかの二つの方法がある。
- 企業に就職するには、上司となるチーフWEBデザイナーよりも若い35歳くらいまで。
- フリーランスで業務を受けるには、年齢制限はない。クラウドソーシングサイトを利用するのが安心かつ便利。
- いずれの場合においても、ポートフォリオを用意したほうが良い。
- WEBデザイン業務に必要なスキルを持っていない場合は、早急にスキルを習得する必要がある。
- 効率よくデザインスキルを身につけるには、スクールや職業訓練校で学ぶのが最適。
- 正しいスクール選びのポイントは、(1)現役WEBデザイナーが教えている、(2)現場のやり方を教えている、(3)モチベーションを下げない工夫がある、(4)卒業後も相談に乗ってくれる、の4点。
また、就職先や仕事探しに便利な窓口として、ハローワークとクラウドソーシングサイトをご紹介しました。
WEBデザインは、年齢に関係なく仕事ができるとご紹介しましたが、やはり短期にキャリアチェンジ、キャリアシフトするのがベストです。そのためには、時間を意識して積極的に行動することが必要です。ここでご紹介した内容を参考に、あなたがWEBデザイナーとしてスムーズにスタートしていけることを願っています。
質問や感想があればご記入ください