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主婦からWEBデザイナーになれる?事例を元に実情となり方を解説

主婦からWEBデザイナーになれる?事例を元に実情となり方を解説

結婚や出産を機に、キャリアを諦めた経験を持つ主婦は少なくありません。

「家事や育児で毎日忙しく、新しいことにチャレンジするのは難しい」
「でも、子育ての合間に何かできる仕事はないかな」

このように考えている主婦も多いのではないでしょうか?

そのような方におすすめなのが、在宅ワークも可能なWEBデザイナーという働き方。

近年、在宅でもWEBデザインの仕事ができる環境が整ってきており、未経験の主婦でもWEBデザイナーとして活躍できるチャンスが広がっています。

そこで本記事では、主婦フリーランスの私が、未経験からWEBデザイナーになり活躍している主婦の方にインタビューをし、主婦のための情報をお伝えします。

本記事でご紹介する内容
  • 主婦がWEBデザイナーになるためのロードマップ
  • 主婦WEBデザイナーの働き方と収入事情
  • 主婦WEBデザイナーの成功事例
  • 主婦がWEBデザイナーのリアルな側面
  • 主婦がWEBデザイナーになるためのコツ
  • WEBデザイナーの仕事の探し方

家事や育児の合間にスキルアップしたい方、自分の力で収入を得たい方は、ぜひ最後までご覧ください。

\ 14364人にセミナーをして分かった!/

目次

主婦が未経験からWEBデザイナーになれる?

結論、主婦が未経験からWEBデザイナーになることは可能です。

家事や育児をしながらWEBデザイナーとして活躍している主婦も少なくありません。

特に近年は、WEBデザインを体系的に学べるスクールやオンライン教材が充実しているため、正しい方法で学習すれば誰でもスキルを身につけることができます

正しい学び方をすれば主婦からWEBデザイナーになるのは難しくない

WEBデザイナーと聞くと、センスが必要な職業というイメージがあるかもしれません。

しかし、それは誤解です。美味しい料理を作るためにレシピがあるように、良いデザインを作るためにもルールが存在します。

そのルールを理解し、正しい手順で実践すれば、誰でも魅力的なデザインを作れるようになるのです。

実際、未経験からWEBデザイナーを目指した主婦の東本さんは1年間独学を続けて挫折してしまいましたが、スクールに入り正しい学び方をすることで、一気にデザインのスキルが上がりました。

東本さんが独学時とスクール卒業時の作品

このように、学び方次第では未経験からでもスキルを身につけ、WEBデザイナーになることは可能なのです。

実際に未経験の主婦がWEBデザイナーとして活躍している事例

実際に未経験からWEBデザインを学び、現在もプロのWEBデザイナーとして活躍している主婦の方の事例を紹介していきましょう。

デザインは未経験だった主婦の「すーさん」こと、須藤慶子さん。

元々していた副業では思うように稼げず、単価の高いWEBデザインを仕事にするためにWEBデザインスクールに入学。

スクールで実践的なスキルを磨きながら、実務案件にも挑戦し、徐々に収入を得ていきました。

その結果、WEBデザインを始めてから約2年で、平均月収は20~30万円、多い時には50万円を超える収入を得ているそうです。

今回のインタビュー記事をもっと見たい方は、コチラからご確認いただけます。

主婦WEBデザイナーの収入事情

家事や育児の合間に、スキルを活かして収入を得たいと思っている主婦にとって、WEBデザイナーは魅力的な働き方と言えます。

しかし、実際にどれくらいの収入が得られるのかは気になるところですよね。

そこでここからは、主婦WEBデザイナーが請け負う案件の種類と単価、収入例などをご紹介していきます。

主婦WEBデザイナーが請負う案件と単価

WEBデザイナーと聞くと、WEBサイトを作る仕事と思われがちですが、実際に請け負う案件は多岐に渡ります。

一般的なWEBデザイナーの案件一覧

案件特徴難易度
広告バナーYouTubeのサムネイルLINEのリッチメニュー・単価が低く、初心者でも受注しやすい
・実績を積み、単価アップを目指せる
初心者向け
LP(ランディングページ)・需要が多く、単価も高め
・高度なスキルが必要
中級~上級者向け
WEBサイト・案件単価は高め
・プロジェクトが長期間になりがち
中級~上級者向け

それぞれの案件の単価相場は以下の通りです。

案件単価相場
バナー制作5,000円~2万円
YouTubeのサムネイル1,500円~5,000円
LINEのリッチメニュー1万円~3万円
LP(ランディングページ)制作・PCのみ:5万円~20万円
・レスポンシブ(PCとスマートフォンの両方に対応):5万円~50万円
WEBサイト制作・トップページのみ:5万円~13万円
・下層ページのみ:2万円~5万円
・WEBサイト一式(約10~80P):40万円~150万円

子どもが小さくてあまり時間が取れない場合には、家事の合間やスキマ時間で作業できるバナー広告やサムネイルなど、簡単な案件からコツコツと実績を積んでいくのがおすすめです。

経験やスキルを積み重ねることで、単価の高い案件を受注できるようになり、徐々に収入アップにも繋がるでしょう。

WEBデザイナーの案件単価を知りたい方には、以下の記事でより深く解説しています。

主婦WEBデザイナーの収入例

WEBデザイナーとして得られる収入は、働き方によっても大きく異なります。

主婦WEBデザイナーとして仕事をする場合、基本的には以下3通りの働き方に分けられます。

①フリーランスWEBデザイナー

働き方
開業届を提出し、フリーランスWEBデザイナーとして独立する働き方
メリット
・収入の上限がなく、高収入を目指せる
・自由度が高い
デメリット
・自分で案件を獲得する必要がある
・収入が安定しない
収入目安
月収10万円~100万円以上(個人差が大きい)

②副業WEBデザイナー

働き方
パートや正社員などの本業の傍ら、副業としてWEBデザインの仕事を請け負う働き方
メリット
・本業の給与+副業収入で安定した収入が得られる
・副業に失敗しても本業がある安心感
デメリット
・時間のやりくりが大変
・本業+家庭+副業となるため、オーバーワークになる可能性も
収入目安
月収2万円~30万円程度(働き方や請け負う案件によっても異なる)

③扶養内WEBデザイナー

働き方
配偶者の扶養範囲内で収入を得る働き方
メリット
・税金等の支払いが不要
・時間的にも余裕がある働き方ができる
デメリット
・年間収入を130万円以下に抑える必要がある
・配偶者の会社によって扶養に入れる規定が異なる(必ず確認すること)
収入目安
年収130万円以下(月収10万8,333円以下)

主婦がWEBデザイナーを目指す場合には、自分のライフスタイルや目標に合った働き方を選択しましょう。

覚悟しておきたい主婦WEBデザイナーのリアル

WEBデザイナーは、多くの主婦にとって理想的な職業のように思えるかもしれません。

しかし、その華やかなイメージの裏側には、知られざる苦労も存在します。

ここでは、実際に主婦フリーランスとして働く筆者の目線から、主婦WEBデザイナーとして仕事をする上で、覚悟しておきたいリアルな側面を包み隠さずお話したいと思います。

工夫すべきポイントについてもあわせてお伝えしますので、そちらも合わせて参考にしてみてくださいね。

単価が上がるまで1日はハードになりやすい

スキルを磨き、経験を積んでいけば、高単価の案件が受注できるようになり、収入アップにもつながります。

しかし、そこまでの道のりは決して楽ではありません。

単価が上がるまでがハードになりやすい
  • 最初は低単価案件からスタートすることが多い
  • 時給換算するとパートよりも低い
  • 働ける時間が限られているため、なかなか稼げない
  • 収入が不安定になりやすい

といった不安を抱えるWEBデザイナーもいます。

主婦の場合は、家事や育児をしながら限られた時間で仕事を進めるため、1日のスケジュールが非常にハードになることも少なくありません。

筆者も実施している工夫すべきポイント
  • 仕事に集中できる環境を作る
  • 子どもが寝ている時間や、家事の合間を有効活用する
  • タスク管理ツールを活用する
  • 家事と仕事に優先順位を付けて、それぞれに細かく目標時間を設定する
  • 家のことは全て完璧にやろうとはせず、周囲にも頼る
  • 実際の納期よりも早めの納期を自分で設定し、それを目標に仕上げる

主婦がWEBデザイナーとして働くためには、効率的な時間管理と集中力が成功への鍵となります。

子どもに作業を邪魔されることも少なくない

WEBデザイナーは在宅ワークが可能な職種のため、自宅で子どもを見ながら働けることに魅力を感じている方も多いのではないでしょうか。

たしかに、WEBデザイナーであれば、子どもの年齢に関わらず在宅で働くことが可能です。

しかし実際には、子どもと同じ空間に居ながら、仕事だけに集中するのは簡単なことではありません。

仕事中であっても子どもの姿がチラつくことで、「母親モード」になってしまうためです。

特に子どもが小さいうちは、以下のようなことが頻繁に起こります。

仕事だけに集中しにくい
  • 仕事中に声を掛けられて作業が中断してしまう
  • テレビやゲームの音が気になって集中できない
  • 兄弟喧嘩の仲裁や子どもの話を聞く時間が度々やってくる
  • 子どもにひとり遊びをさせていることに罪悪感を感じてしまう

実際に筆者も、このような場面に何度も頭を悩ませました。

子どもの成長とともに少しずつ仕事に集中できる時間は増えていきますが、まだ幼い子どもがいる場合には、「作業時間の確保」と「家族の理解と協力」が必要不可欠であることを理解しておきましょう。

筆者も実施している工夫すべきポイント
  • 作業中は子どもと離れる時間を設ける(一時保育利用など)
  • 子どもの長期休みには、普段の半分以下の仕事量しか引き受けない
  • パパの休日に子どもを見てもらって、まとまった時間を確保する
  • 祖父母や友人などにも協力してもらう
  • 仕事中は集中する時間であることを子どもに説明する
  • 仕事が終わった後は、子どもと一緒に遊ぶ時間をしっかりと設ける

全て1人でこなすのではなく、適度に手を抜いて自分を苦しめないことが、家庭と在宅ワークを無理なく両立させる最大のコツと言っても過言ではありません。

周囲に頼れるところはしっかりと頼って、笑顔で働くママを目指しましょう。

クライアントに調整をお願いしないといけないこともある

主婦が働く際には、どうしても家族を優先しなければならないことが多く、「職場やクライアントに迷惑をかけてしまうかもしれない」という不安要素が付きまといます。

特に子どもがいる場合には、急病や学級閉鎖など、突発的な予定が入ることもあるでしょう。

在宅ワークの場合、出勤する仕事よりは柔軟に対応できますが、前項でもお話したように、子どもを見ながらの仕事は想像以上にハードです。

クライアントに状況を説明し、納期の調整やスケジュール変更をお願いしなければならないことも出てきます。

急な事態に慌てないためにも、事前にしっかりとスケジュールを共有しておくことが大切です。

クライアントとの信頼関係を築き、お互いに理解し合えるように努めましょう。

筆者も実施している工夫すべきポイント
  • 行事が立て込む時期や感染症が流行する季節などは、事前に共有しておく
  • 子どもの体調や予定を考慮して、余裕を持ったスケジュールを組む
  • 万が一トラブルが発生した場合は、迅速かつ丁寧に連絡することを心掛ける
  • 最終的に迷惑がかかることになるので、自分のキャパを超える量は引き受けない

在宅ワークは人と関わらない仕事と思われがちですが、実際にはそんなことはありません。

丁寧なコミュニケーションを行うことで、クライアントと円滑な関係を築くことができます。

情報漏洩を防ぐため自宅以外で作業することはあまりない

WEBデザイナーは、パソコンとインターネット環境があれば場所を選ばずどこでも働けます。

しかし、自宅以外で作業をする際には、セキュリティ面を意識する必要があります。

情報漏洩は絶対に許されない重大なリスクです。

クライアントの個人情報や企業秘密など、取り扱う情報によっては、漏洩した場合に大きな損害を与える可能性があります。

そのため、自宅以外で作業する場合は、慎重な判断が必要です。

カフェやコワーキングスペースなど、外出先で作業する際には、以下のようなリスクがあることを理解しておきましょう。

  • ノートパソコンを置き引きや盗難される可能性
  • 周囲の人に見られて、情報漏洩する可能性
  • Wi-Fiのセキュリティが脆弱で、情報が盗み見られる可能性

基本的には自宅でのみ仕事をすることが好ましいですが、どうしても自宅以外で作業をしなければならない場合は、以下の対策を徹底しましょう。

【対策1】セキュリティソフトを導入する
ノートパソコンやスマートフォンに、ウイルス対策ソフトやファイアウォールなどのセキュリティソフトを導入しましょう
【対策2】VPNを使用する
公共のWi-Fiを使用する場合は、VPN(仮想プライベートネットワーク)を使用して通信を暗号化しましょう
【対策3】画面の覗き見防止フィルターを使用する
電車やカフェなど、周囲に人がいる場所で作業する場合は、画面の覗き見防止フィルターを使用しましょう
【対策4】ノートパソコンは常に持ち歩き、目を離さない
カフェなどで席を離れる際には、ノートパソコンを貴重品と同様に扱い、トイレなどにも持ち歩くようにしましょう

情報漏洩は、自分だけでなく、クライアントや関係者にも多大な迷惑をかける可能性があります。

WEBデザイナーとして責任を持って仕事をするためには、情報セキュリティ対策を徹底することが重要です。

主婦WEBデザイナーになるためのロードマップ【実例をもとに解説】

ここからは、日本デザインスクールの卒業生「まみちゃん」の動画を参考に、主婦が家事や育児をしながらWEBデザイナーになるためのロードマップを、4つのステップに分けてご紹介していきます。

ステップ1:WEBデザイン業界について理解を深める

まずは、WEBデザイン業界について基礎的な知識を身につけましょう。

  • WEBデザインの役割
  • 必要なスキルや知識
  • 仕事の種類や流れ
  • 収入の目安

などを調べ、自分が目指すWEBデザイナー像を具体的にイメージすることが大切です。

WEBデザイン業界で働くためには、覚えるべき知識やスキルが数多くあります。

そのひとつ一つを正しく理解し、使いこなすことがWEBデザイナーへの第一歩なのです。

業界への理解が不足したまま勉強をすると、求めていたようなデザインスキルを身につけられず、後悔する可能性も高いです。

WEBデザインを学ぶ前には「何を学ぶべきなのか」を正しく認識するために、業界やスクールについてしっかりと情報収集を行いましょう。

動画の事例

動画で紹介している4人の子どもを持つ主婦のまみちゃんは、業界に対する知識が足りなかったため、一度WEBデザインスクールを受講したものの、デザインスキルが身につきませんでした。

そこで、再び学び直すタイミングで先に「WEBデザイナーという働き方セミナー」に参加しました。

ステップ2:プロからWEBデザインを習う

WEBデザイン業界について理解した後は、いよいよWEBデザインを学んでいきます。

勉強自体は独学も可能ですが、WEBデザインのスキルを効率的に習得するには、プロから学ぶのが最短ルートです。

プロから教わるメリット
  • 効率的にスキルを習得できる
  • モチベーションを維持できる
  • 間違った学習方法を避けられる

しかし中には、現役のWEBデザイナーではなく、指導のみに特化した講師が教えているスクールもあります。

指導に特化していると一見良さそうに見えますが、実践的なスキルが必要不可欠なWEBデザイナーにとって、現場で活躍するプロのリアルな体験談は、それだけで勉強以上の価値があるのです。

動画の事例

一度受講したWEBデザインスクールでは、コーディングに勉強時間を割いていたため、求めていたデザインスキルは身につかず挫折してしまったまみちゃん。

しかし、2校目では、プロのWEBデザイナーのもと、短期間で実践的なスキルを身につけることに成功しました。

ステップ3:ポートフォリオを作成する

デザインについて一通り学んでツールも使えるようになった後はポートフォリオを作りましょう。

ポートフォリオは自分が作った作品をまとめた作品集、つまり自分のスキルのレベルの証明となるものです。

WEBデザイナーは実力の世界であり、未経験から挑戦して案件を獲得するためにはポートフォリオは必須

このメディアを運営している日本デザインでもWEBデザイナーの採用時にはポートフォリオを重視していますし、他の企業やクライアントでも同様です。

ポートフォリオに最低限必要なのは次の3点。

ポートフォリオに必要なもの
  • プロフィール
  • 作った作品(応募企業やクライアントに合わせたものが望ましい)
  • 作品の説明

並べる順番等の指定はありませんが、実務案件で採用実績があるものは評価されやすいため前に持ってきましょう。

実務未経験で作品がない場合は、ポートフォリオ用の作品を作りましょう。

また、作品の種類はバナー、サムネイル、ホームページ、ランディングページ(1つの商品やサービスを売ることに特化した縦長のWEBサイト)などさまざまな種類があると、採用されやすくなります

動画の事例

WEBデザイン未経験のまみちゃんは、スクールでの課題をポートフォリオに掲載しました。

それが担当者の目に留まり、採用のきっかけとなったのです。

ステップ4:求人や案件に応募する

必要なスキルや知識を身につけ、ポートフォリオを作成したら、いよいよ案件に応募してみましょう。

WEBデザイン未経験者のうちは、クラウドソーシングサービスがおすすめです。(クラウドソーシングサービスの詳細は後述します)

最初は単発案件からはじめ、実績を積み重ねることで、継続的な案件にも繋がります。

求人や案件に応募する際には、

  • 自分のスキルや経験に合った案件を選ぶ
  • ポートフォリオは常に最新のものに更新する
  • 積極性をアピールする
  • 落ちても諦めずに応募し続ける

ことが大切です。

動画の事例

まみちゃんは、スクール卒業後、クラウドソーシングサービスなどを利用して積極的に案件に応募。

20件の応募に依頼したところ、ポートフォリオを見た企業の方から、1枚5000円でサムネイルを作って欲しいと声がかかりました。

現在では1日1,2枚(1日1~2時間の作業)サムネイルを作成し、副業として月に20万稼いでいるそうです。

未経験の主婦がWEBデザイナーになるためのコツ

主婦でも正しい手順を踏めばWEBデザイナーになれることは理解できたものの、いざ自分が挑戦するとなると「家庭と両立できるかな…」と不安になる人もいるでしょう。

ここからは、実際にフリーランス主婦として働く筆者自身が感じたことや、日本デザインスクール卒業生の実体験を交えながら、主婦が効率的にスキルを習得し、夢を実現するためのリアルなコツについてご紹介します。

子どもの状況を考えて1番時間が取れる時期に勉強する

主婦にとって、まとまった勉強時間を確保することは大きな課題です。

子どもの年齢やスケジュールによって、主婦が勉強にかけられる時期は大きく異なります。

最も時間が取れる時期を見極めて、効率的に学習を進めることが重要です。

以下の表では、子どもの年齢別に、主婦が勉強時間を確保できるおすすめの時期をまとめてみました。

ぜひ参考にしてみてください。

子どもの年齢おすすめの学習時間帯学習時のポイント
乳幼児期 (0歳~3歳)昼寝中や夜の寝かしつけの後子どもが寝ている間に、短時間集中型の学習がおすすめ
幼児期 (3歳~5歳)幼稚園・保育園に通っている時間帯午前中、家事の合間に学習時間を確保するのがおすすめ
小学生 (6歳~12歳)学校に行っている時間午前・午後に分けて、家事と学習スケジュールを細かく設定する
中学生 (13歳~15歳)部活や塾などで忙しくなるため、親の自由な時間が増える集中力が高まる時間帯に、効率的に学習する
高校生 (16歳~18歳)休日も家族で過ごす機会が減り、比較的自由に学習時間を確保できる働きながら学習することも可能

特に子どもが小さいうちは、短時間でも毎日継続して勉強することが重要です。

子どもが大きくなるにつれて学習できる時間は増えていきますが、以下のような工夫をすることで、より学習時間を確保しやすくなりますよ。

  • 子どもが寝ている間や習い事の待ち時間など、スキマ時間を有効活用する
  • 朝型生活に切り替え、夜更かしを避けることで、集中できる時間を増やす
  • 家族と協力して家事や育児を分担し、学習時間を確保する
  • オンライン学習など、場所や時間に縛られない学習方法を取り入れる
  • 週末などまとまった時間がある場合は、集中して学習する

どの時期であっても、工夫次第で学習時間を確保することは可能です。

自分に合った学習方法を見つけて、諦めずにチャレンジし続けましょう。

主婦としての悩みを相談できる環境で勉強する

「家事や育児で忙しい毎日、1人で勉強するのは不安…」という悩みを抱える主婦にとって、同じ境遇の仲間と支え合う環境は、大きな心の支えとなります。

実際にWEBデザインスクールに通っていた坂田真子さんは受講中について次のようにお話ししています。

私のチームは全員主婦で子育て経験者だったので、話が合い子育ての悩みも聞いてもらえて嬉しかったです。

添削会がお昼頃で、子どもが泣いて抱っこしながら参加するというのもあるあるで、悩みを聞いてもらえ励みになったのでチーム制でよかったなと思いました。

受講中も寝かしつけの時間を考えて課題をやろうと計画を立ててましたが、思うように寝てくれなくてイライラや焦りが出てきました。

チームの決起会でみんなで話した時に、全然時間が取れないと同じ悩みを持っている子たちがいたので励みになり、それも頑張れる一つの理由でした。

出典:子育てしながらの受講!イライラや焦りがある中、課題を頑張れたのは「子育て」という同じ悩みを持つ仲間と相談し励まし合えたから!

学習面だけでなく、家庭と勉強の両立を意識してみると、主婦ならではの悩みを共有できる場に身を置くことが、モチベーション維持に繋がると言えるでしょう。

勉強時間を確保するために家族の協力を得る

「家事や育児でまとまった時間が取れない」と悩む主婦にとって、スキマ時間を有効活用することは、学習時間を確保するための重要なポイントです。

そのためには、家族の理解と協力が欠かせません。

実際に、1歳と3歳の2人の子どもを育てながらアパレル店員として働き、育休中にWEBデザインスクールに通っていた豊茂かほりさんは、以下のような方法で学習時間を確保していました。

豊茂さんの1日(平日)の学習スケジュール

7時起床朝ごはん準備
9時上の子保育園
~11時頃下の子の朝寝中にデザイン勉強(2~3時間)
12時お昼ごはん下の子と遊ぶ
14時~16時下の子のお昼寝中にデザイン勉強(2時間)
16時上の子保育園お迎え
17時~22時晩ごはんお風呂など
~22時上の子にテレビを見せながらデザイン勉強
22時~深夜2時頃寝かしつけ後もデザイン勉強

幼い子どもがいるため、勉強は平日がメインですが、土日は旦那さんとスケジュールを共有し、「この時間だけ図書館で勉強してくる」といったように家族の協力を得ながら短時間でも学習時間を確保していたそうです。

このように、家族と学習計画を共有し、理解を得ることで、主婦でも休日にまとまった時間を確保することができます。

豊茂さんのように、家だと集中できない場合には、カフェや図書館などを利用するのも良いでしょう。

主婦が学習時間を捻出するために大切なポイント
  • 子どもが寝ている間にまとまった時間を確保する
  • 家事の合間にスキマ時間で学習する
  • 早起きして朝時間を有効活用する
  • 家族に学習計画を共有し、理解を得る
  • 学習のための時間を確保してもらう
  • 家族と協力して家事や育児を分担する
  • 学習に集中できる環境を作る

主婦は、自分のためではなく、家族のために1日の大半の時間を費やします。

元々少ない自分の時間を勉強に充てるとなると、疲れが出てしまったり、モチベーションの低下にも繋がりかねません。

「家族の理解と協力は、主婦が学習を継続する上で欠かせない」ということを覚えておきましょう。

主婦WEBデザイナーから指導を受ける

同じ主婦という境遇でありながら、実際にプロのWEBデザイナーとして活躍している先輩から指導を受けることは、将来の目標やキャリアパスを明確にすることにも役立ちます。

孤独を感じやすい学習過程において、自分と重ね合わせて考えやすい成功例が身近にいることは、大きな支えとなるでしょう。

主婦WEBデザイナーは、家事や育児との両立という、あなたと同じ課題を乗り越えてきた経験者です。

主婦WEBデザイナーからの指導を受ける
  • 限られた時間を有効活用する、主婦ならではの効率的な学習方法
  • 子育てしながらどのように仕事を進めているのか
  • 収入面はどのように考えているのか
  • 具体的なキャリアプラン

など、現実的なアドバイスを得ることができます。

主婦WEBデザイナーから指導を受ける一般的な方法としては、次の3つが挙げられます。

  • 主婦向けのWEBデザインスクールに通う
  • 知人に主婦WEBデザイナーがいる場合、直接話を聞いてみる
  • SNSやコミュニティを通じて、主婦WEBデザイナーと繋がる

最も効率的なのは、WEBデザインスクールに通う方法です。

中には、主婦やママに特化したところや、現役の主婦WEBデザイナーから直接指導を受けられるスクールもあるので、無料体験や説明会などで実際に話を聞いてみることをおすすめします。

主婦・ママ向けのおすすめWEBデザインスクールは以下の記事でもご紹介しています。

在宅ワーク可|主婦がWEBデザイン案件を探す方法

WEBデザイナーになるためのステップは先述した通りですが、WEBデザイナーとして稼ぐためには、実際に案件を獲得しなければなりません。

しかし、いざ案件を探そうにも、「どうやって探せば良いのか分からない」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

特に主婦にとっては、在宅ワークができるかどうかも案件探しの重要なポイントです。

そこでここからは、在宅ワークメインで働きたい主婦がWEBデザイン案件を探す際の代表的な方法を4つ、ご紹介します。

クラウドソーシングで探す

インターネット上で企業や個人から仕事を受注できるサービスのことをクラウドソーシングと言います。

クラウドソーシングには、WEBデザインに限らず幅広い案件が掲載されているため、自分の条件に合った案件を見つけやすいことが特徴です。

クラウドソーシングのメリット・デメリット

メリット
・豊富な案件数から自分に合った案件を選べる・実績がなくても応募できる案件が多い・未経験者が実績を積むのに最適
デメリット
・平均的な案件単価は低め・未経験可の案件は特に競争率が高い・システム手数料がかかることが多い・中には悪質なクライアントも存在する
主婦WEBデザイナーにおすすめのクラウドソーシングサイト

求人サイトで探す

高単価や長期的な案件で、安定した収入を得たい方におすすめなのが、求人サイトで案件を獲得するという方法です。

「求人サイト」と聞くと、パート・アルバイト・正社員などの仕事を探すイメージがあるかもしれませんが、中には業務委託案件を豊富に取り扱っているサイトもあります。

そのため、フリーランスや副業WEBデザイナーが案件を探す際には、求人サイトを利用するケースも少なくありません。

求人サイトのメリット・デメリット

メリット
・クライアントと直接契約を結ぶため、手数料などは不要なことが多い・正社員、パート、業務委託など、幅広い働き方から自分に合ったものを探せる・業務を代行してくれるサイトもあるため、不要なトラブルを回避できる
デメリット
・未経験から応募できる案件は限られている・それなりのスキルや経験が求められることも多い・全て在宅ワークではなく、中には出社を求められる仕事もある
主婦WEBデザイナーにおすすめの求人サイト

知人からの紹介

特に、自分で仕事を獲得する必要のある「フリーランスWEBデザイナー」や「副業WEBデザイナー」には、知人から仕事を紹介してもらう方法が非常に有効です。

WEBデザイナーにとって人脈は、仕事を獲得することはもちろん、業界の最新情報を得られるという点でも大きな力となります。

働くことにブランクがある主婦の場合も、前職での人脈やママ友などのコミュニティが新たなビジネスチャンスに繋がる可能性も十分に考えられます。

WEBデザイナーとして仕事を開始した際には、周囲に積極的に声をかけておきましょう。

知人から案件を紹介してもらう際のメリット・デメリット

メリット
・すでに信頼関係ができているため、やり取りがスムーズに行える
・単価交渉や納期の相談などがしやすい・案件が獲得できる確率が上がる
デメリット
・知人にWEBデザイン関係者がいないと利用できない
・必ずしも案件を獲得できるとは限らない・紹介してもらった仕事が合わなくても、知人だと断りにくい
・積極的に周囲に声をかける必要がある

SNSで探す

WEBデザイナーが仕事を獲得する上で、「ポートフォリオが重要」であることは先述した通りですが、特にWEBデザイナーのようなクリエイティブな分野においては、SNSがポートフォリオの役割を果たし、仕事獲得のきっかけとなっているケースも珍しくはありません。

SNSのメリット・デメリット

メリット
・自分のスキルや作品を不特定多数の人にアピールできる
・無料で宣伝ができる・他のWEBデザイナーと繋がることができる
・業界の最新情報やトレンドなどの収集にも役立つ
デメリット
・多くの人の目に留まるためには、継続的な更新が必要
・必ずしも仕事の依頼がくるとは限らない
・中には怪しい仕事もあるため、信頼性を判断する必要がある
主婦WEBデザイナーにおすすめのSNS

WEBデザイナーが主婦に向いている3つの理由

これまで、未経験の主婦でもWEBデザイナーになれることを解説してきました。

しかし、いざ目指すとなると、「自分にできるのだろうか」「家庭との両立は難しそう」と不安に思う方も少なくはないでしょう。

そこで最後に、WEBデザイナーが主婦に向いていると言い切れる根拠を3つ、ご紹介していきます。

在宅ワークができる

WEBデザイナーの働き方は、場所や時間にこだわらない在宅ワークが主流です。

通勤時間や場所に縛られないため、家事や育児の合間に無理なく仕事を進めることができます。

主婦WEBデザイナーの働き方の具体例
  • 朝早く家事を済ませて、午前中いっぱい仕事に集中する
  • 子どもが学校に行っている時間帯は全て作業時間に充てる
  • 子どもを寝かしつけてから、夜に作業時間を確保する

このように、家庭を主軸にした柔軟な働き方ができるのは、主婦にとって大きなメリットと言えるでしょう。

家事や育児と両立しやすい

職種に関わらず、家事や育児に追われる主婦にとって、仕事と家庭の両立は大きな課題です。

その点WEBデザイナーなら、家庭と仕事を無理なく両立することができます。

WEBデザインの仕事には、在宅ワークができるというメリットに加え、家事や育児と相性が良い部分が数多くあるためです。

事例とともに、主婦にとってのメリットを5つ挙げてみました。

①スキマ時間の有効活用
・1日の作業時間を短く区切って、家事や育児の合間に効率的に仕事を進められる
・子どもが学校に行っている間に集中して進め、午後は家事や育児に時間を割ける
②案件単価制
・納期さえ守れば稼働時間は自由なので、スケジュール調整がしやすい
・配偶者の扶養内で働きたい場合など、収入が計算しやすい
③子どもの成長を身近で見守りながら仕事ができる
・子どもの帰宅に合わせて仕事を中断したり、習い事の送迎に時間を割ける
・平日の学校行事にも柔軟に対応できる
宿題を見たり、子どもと会話する時間が十分に取れる
④マルチタスク処理能力が向上する
・限られた時間の中で家事と育児+仕事をこなす必要があるため、自然とマルチタスク処理能力が向上する
・複数のタスクを同時処理できる能力は、家事や育児をスムーズに進める上でも非常に役立つ
⑤主婦としての経験が仕事に活かせる
・主婦やママならではの目線に立ったデザインを作れる
・家事や育児の経験を活かしたデザインが、クライアントから高く評価されることも多い

このように、WEBデザイナーの仕事は主婦にとって非常に働きやすい職種であり、工夫次第で自分らしい働き方が実現可能なのです。

キャリアアップにも繋がる

WEBデザイナーは、スキルを磨けばフリーランスとして独立したり、企業に転職したりと、キャリアアップを目指すこともできます。

具体的には、以下のようなキャリアパスが挙げられます。

  • フリーランス
  • 企業のWEBデザイナー
  • WEB制作会社

それぞれの特徴と、メリット・デメリットは以下の通りです。

フリーランス

特徴
自分で案件を獲得し、納期までに責任を持って仕事を進める
メリット
・時間や場所に縛られずに働けるため、家事や育児と両立しやすい
・自身のスキルや経験を活かして、理想の働き方を実現できる
デメリット
・案件数や単価によって収入が変動するため、安定しないことも多い
・案件獲得から事務処理まで全てを自分で担う必要がある

企業のWEBデザイナー

特徴
会社に属し、自社のWEBサイトや広告などを制作する(インハウスデザイナー)
メリット
・安定した収入を得られて、福利厚生も充実している
・先輩や上司から直接指導してもらえる
デメリット
・自由度が低く、自分で仕事を選ぶことができない
・社内の人間関係に悩む可能性がある・必ずしも在宅ワークができるとは限らない

企業のWEBデザイナー企業のWEBデザイナーを目指す方におすすめの記事はコチラ▼

WEB制作会社

特徴
会社に属し、外部から依頼されたデザインをチームで担当する
メリット
・安定した収入を得られて、福利厚生も充実している
・複数の案件に携わり、幅広い経験を積むことができる・先輩や上司から直接指導してもらえる
デメリット
・実務経験が問われることが多く、未経験から入社することは難しい
・社内の人間関係に悩む可能性がある
・必ずしも在宅ワークができるとは限らない

上記のことからも分かるように、WEBデザイナーは自身の目標やライフスタイルに合わせて、さまざまなキャリアパスを選択することができます。

また、近年は副業としてWEBデザインを始める主婦も増えてきています。

「いきなりフルで働くのは厳しい」と思っている人は、副業WEBデザイナーを目指してみるのもおすすめですよ。

まとめ

本記事では、未経験の主婦がWEBデザイナーになるための方法を、リアルな体験談を交えて解説してきました。

「主婦だからWEBデザイナーになれない」ということは決してありません。

家事や育児で忙しい毎日でも、正しい方法で学習し、諦めずにチャレンジすれば、WEBデザイナーとしての夢を実現することは可能なのです。

最後に、本記事の要点をおさらいしておきましょう。

要点まとめ
  • 正しい方法で学習すれば、誰でもデザインスキルを身につけてWEBデザイナーとして活躍することは可能
  • WEBデザイナーになるための最短ルートは、WEBデザインスクール
  • 実際に、未経験からプロのWEBデザイナーになり、稼いでいる主婦も多い
  • 主婦がWEBデザイナーになる場合、「フリーランス」「副業」「扶養内」の中で自分に合った働き方を選択する
主婦がWEBデザイナーになるためのロードマップ
  • ステップ1:WEBデザイン業界について理解を深める
  • ステップ2:プロからWEBデザインを習う
  • ステップ3:ポートフォリオを作成する
  • ステップ4:求人や案件に応募する
主婦がWEBデザイナーを目指す前に覚悟すべきリアルな事情
  • 限られた時間で仕事を進めるため、当初は1日のスケジュールがハードになる→効率的な時間管理と集中力が成功への鍵
  • 子どもと同じ空間に居ながら、仕事だけに集中するのは困難→「作業時間の確保」と「家族の理解と協力」が必要不可欠
  • クライアントに調整をお願いしないといけないこともある→日頃から情報を共有しておく
  • 自宅以外で作業する場合は細心の注意を払う→セキュリティ対策を徹底する
主婦が挫折せずに勉強し続けるコツ
  • 最も時間が取れる時期を見極めて、効率的に学習を進める
  • 主婦としての悩みを相談できる環境で勉強する
  • 勉強時間を確保するために家族の協力を得る
  • 主婦WEBデザイナーから指導を受ける

本記事の内容が、WEBデザイナーに挑戦するきっかけになれば幸いです。

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