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フリーランスWEBデザイナーのリアル&仕事の取り方|現役への取材より

先輩から学ぶ!フリーランスWEBデザイナーのリアル&仕事の取り方

「フリーランスWEBデザイナーのリアルってどんな感じ?」
「未経験からでも、フリーランスWEBデザイナーになれるの?」
「フリーランスWEBデザイナーの仕事の取り方ってどんなものがある?」

このように、フリーランスWEBデザイナーの仕事に憧れはあるものの、いざ目指すとなると、さまざまな不安を感じてしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事ではそういった疑問を解決するため、未経験からフリーランスWEBデザイナーになって活躍する先輩にインタビューをした内容をもとに以下のことをお伝えしていきます。

本記事で知れること
  • フリーランスWEBデザイナーの働き方
  • フリーランスWEBデザイナーに必要なスキル
  • フリーランスWEBデザイナーの仕事の取り方
  • 未経験からフリーランスWEBデザイナーになる方法
  • フリーランスWEBデザイナーとして収入を上げる方法
  • フリーランスWEBデザイナーの厳しさ

ぜひ、本記事を読んでいただいて、フリーランスWEBデザイナーとして活動する上での参考にしていただければと思います。

インタビューをしたフリーランスWEBデザイナーの方一覧
スクロールできます
プロフィール営業スタイル制作物平均月収最高月収
市川亜美さん

離婚してシングルマザーになったことをきっかけに、WEBデザイナーになることを決意。
・友人、知人経由
・クラウドソーシング
・バナー
・LINEリッチメニュー
・LP
・WEBサイト
50万円200万円
真田美穂さん

職業訓練校で全否定され、見返してやるという気持ちでWEBデザイナーの道へ。
・クラウドソーシング
・交流会への参加
・バナー
・チラシ
30万円(副業)
斎藤圭さん

ブラック企業からWEBデザイナーへ転身。WEBデザインとマーケティングを併行して学習し、その強みを活かしたWEBデザイナーへ。
・オンラインサロン集客
・SNS
・口コミ
・LINEリッチメニュー
・LP
・WEBサイト
・マーケティング支援
100万円以上428万円
中嶋さん

スクール卒業後、副業としてWEBデザインの道へ。クライアントとの関わりを大切にしており、友人や知人に声を掛けながら案件を獲得。
友人、知人経由・LP
・WEBサイト
5万円(副業)8万円(副業)
小林未織さん

飲食店の接客業からフリーランスWEBデザイナーへ。
・友人、知人経由
・交流会への参加
・SNS
・WEBサイト
・LP
・パンフレット
20~30万円
飯倉智幸さん

不動産営業を経て、デザインとは無関係の分野で起業し、その後WEBデザイナーの道へ。
・友人、知人経由
・クラウドソーシング
・WEBサイト
・LP
・バナー
・チラシ
累計70万円
阿曽ゆかさん

もともとライティングの仕事をしていて、そのつながりからWEBデザインスクールを受講。卒業後は、ライティングとデザイン両方のスキルを活かしたWEBデザイナーとして活躍中。
・SNS
・友人、知人経由
・WEBサイト制作・LP制作・バナー制作累計137万円
遠藤 歩さん

脱サラしてフリーランスWEBデザイナーへ転身。LP制作専門のWEBデザイナーとして引く手あまたとなり、年収1000万円を達成。
・交流会への参加
・友人、知人経由
・LP制作に特化100万円300万
スクロールできます
プロフィール営業スタイル制作物平均月収最高月収
市川亜美さん

離婚してシングルマザーになったことをきっかけに、WEBデザイナーになることを決意。
・友人、知人経由
・クラウドソーシング
・バナー
・LINEリッチメニュー
・LP
・WEBサイト
50万円200万円
真田美穂さん

職業訓練校で全否定され、見返してやるという気持ちでWEBデザイナーの道へ。
・クラウドソーシング
・交流会への参加
・バナー
・チラシ
30万円(副業)
斎藤圭さん

ブラック企業からWEBデザイナーへ転身。WEBデザインとマーケティングを併行して学習し、その強みを活かしたWEBデザイナーへ。
・オンラインサロン集客
・SNS
・口コミ
・LINEリッチメニュー
・LP
・WEBサイト
・マーケティング支援
100万円以上428万円
中嶋さん

スクール卒業後、副業としてWEBデザインの道へ。クライアントとの関わりを大切にしており、友人や知人に声を掛けながら案件を獲得。
友人、知人経由・LP
・WEBサイト
5万円(副業)8万円(副業)
小林未織さん

飲食店の接客業からフリーランスWEBデザイナーへ。
・友人、知人経由
・交流会への参加
・SNS
・WEBサイト
・LP
・パンフレット
20~30万円
飯倉智幸さん

不動産営業を経て、デザインとは無関係の分野で起業し、その後WEBデザイナーの道へ。
・友人、知人経由
・クラウドソーシング
・WEBサイト
・LP
・バナー
・チラシ
累計70万円
阿曽ゆかさん

もともとライティングの仕事をしていて、そのつながりからWEBデザインスクールを受講。卒業後は、ライティングとデザイン両方のスキルを活かしたWEBデザイナーとして活躍中。
・SNS
・友人、知人経由
・WEBサイト制作・LP制作・バナー制作累計137万円
遠藤歩さん

脱サラしてフリーランスWEBデザイナーへ転身。LP制作専門のWEBデザイナーとして引く手あまたとなり、年収1000万円を達成。
・交流会への参加
・友人、知人経由
・LP制作に特化100万円300万

\ 14364人にセミナーをして分かった!/

目次

フリーランスWEBデザイナーの働き方は2種類

フリーランスは、会社員のような雇用契約とは異なり、クライアントと「業務委託契約」を結び、個人で仕事を受注するのが特徴です。

フリーランスのWEBデザイナーとして仕事をする場合、大きく分けて2つの働き方があります。

  • 場所を自由に選んで働くスタイル(リモートで業務を行う働き方)
  • クライアント先に常駐して働くスタイル(オフィスなどに通う働き方)

どちらの働き方が自分に合っているのかは、ライフスタイルや目指すキャリアによっても異なります。

それぞれの特徴を詳しく解説していきますので、メリットとデメリットを比較し、最適なスタイルを考えてみましょう。

場所を自由に選んで働く

フリーランスWEBデザイナーは、パソコンとインターネット環境さえあれば、自宅はもちろん、カフェやコワーキングスペースなど、自分の好きな場所で働けます。

フリーランスWEBデザイナーのリアルな1日

※クリックすると画像を拡大できます

フリーランスWEBデザイナーのスケジュール(藤澤さん①)
藤澤洋毅さんの1日②
フリーランスWEBデザイナーのスケジュール(須藤さん)
須藤慶子さんの1日

従来のオフィスワークのように、通勤時間や服装に縛られることもありません。

特に、近年のリモートワークの普及によって、クライアントとのやり取りもオンラインで完結できるケースが増えてきています。これにより、自宅にいながら幅広い仕事が引き受けられるようになりました。

▼この働き方の特徴

メリット
・働く時間や場所に融通が利く
・自分のライフスタイルに合わせて働ける
・通勤や人間関係のストレスから解放される
・自分で仕事を決められるため、自由度が高い
デメリット
・時間管理や自己管理能力が求められる
・モチベーションの維持が難しい
・孤独を感じることがある
・営業から事務作業まで全て自分で行わなければならない
この働き方におすすめな人
・育児や介護を理由に、外で働くことが難しい人
・自分のペースで仕事をしたい人
・在宅ワークをしたいと思っている人

クライアント先に常駐して働く

フリーランスWEBデザイナーの中には、クライアント先に常駐して働く人もいます。

特に大規模なプロジェクトや、長期的なサポートが必要な案件の場合、クライアントと密に連携しながら仕事を進めるために、常駐が求められることがあります。

常駐型の働き方は、リモートワークよりも安定した収入が得られることが多く、長期契約を結ぶケースもあります。

ただし、雇用形態はあくまでも業務委託であり、社員として雇用されるわけではないという点に注意が必要です。

▼この働き方の特徴

メリット
・クライアントとのコミュニケーションが円滑に行える
・企業の雰囲気を肌で感じながら働ける
・安定した収入を得やすい
デメリット
・自分のペースで仕事を進めにくい
・出社時間や服装など、クライアント企業のルールに従う必要がある
・オフィスでの人間関係に気を遣わなければならない
・あくまでも業務委託契約のため、正社員のような福利厚生は受けられない
この働き方におすすめな人
・チームの一員として仕事を進めたい人
・実務経験を積みたい人
・1人で黙々と仕事をするのが苦手な人

フリーランスWEBデザイナーに必要なスキル

フリーランスWEBデザイナーとして成功するためには、単にデザインができるだけでは不十分です。クライアントと良好な関係を築き、安定した収入を得るためには、幅広いスキルが求められます。

ここでは、フリーランスWEBデザイナーに特に欠かせない4つのスキルについて、現役のフリーランスWEBデザイナーのインタビューを参考にしながら、詳しく解説していきます。

フリーランスWEBデザイナーに必要な4つのスキル
  • デザインスキル
  • 営業スキル
  • マーケティングスキル
  • スケジュール管理スキル

▼参考記事

デザインスキル

当たり前ですが、フリーランスWEBデザイナーに最も必要なのが、デザインスキル

現場で求められているのは、デザインを学んだばかりの素人ではなく、即戦力となるプロレベルのWEBデザイナーです。

そのためには、ただスキルを習得するだけでなく、学んだことを活かしてクライアントのニーズに合ったデザインを作る必要があります。

初心者には難しいと感じるかもしれませんが、実はWEBデザインにはある一定のルールとコツがあり、それを理解することで、未経験からでもプロレベルのデザインが作れるようになるのです。

フリーランスWEBデザイナーを目指すのであれば、まずはデザインのルールとコツを学び、プロクオリティのデザインを作れるようになりましょう。

現役フリーランスWEBデザイナー市川亜美さんへのインタビューより

シングルマザーの市川さんは、「スクールで学んだコツは何にでも通用する手法」と語っています。

スクールで学んだことを活かした結果、子育て中ながらもフリーランスWEBデザイナーとして最高月収200万円を達成しました。

彼女のようにコツを掴んで努力をすれば、未経験からでもフリーランスとして十分に活躍することが可能なのです。

営業スキル

フリーランスWEBデザイナーには、自分自身で仕事を獲得するための営業力も必要です。

企業に所属しているデザイナーであれば、待っていても仕事を振ってもらえます。しかし、フリーランスの場合は、自分でクライアントを開拓して仕事を獲得しなければなりません。

営業活動は、単に自分のスキルをアピールするだけでなく、クライアントのニーズを的確に捉え、最適な提案をする必要があります。

また、案件の獲得には人脈作りも大切です。SNSや業界のイベントに参加し、積極的に交流することで、新たな仕事につながる可能性も広がります。

現役フリーランスWEBデザイナー真田美穂さんへのインタビュより

無職からフリーランスWEBデザイナーになった真田さんも、営業スキルを活かして案件を獲得したひとり。

異業種交流会に参加し、持ち前のコミュニケーション能力とクライアントに寄り添った対応、「なんでもやります!」といった案件を取りこぼさない姿勢を心掛けることで、継続的に依頼を受注できるようになったそうです。

マーケティングスキル

フリーランスWEBデザイナーとして収入アップを目指すのであれば、マーケティングスキルも身につけておくことをおすすめします。

  • SEO対策(検索結果で上位表示されること)を意識したWEBサイト制作
  • コンバージョン率(そのページを訪れたユーザーがどれだけ目的行動をしてくれたか)を上げるためのLP(ランディングページ)の制作

などは、WEBデザインの仕事の中でも特にマーケティングスキルが求められる部分です。

クライアントが求めるビジネス成果を意識したデザイン制作ができるWEBデザイナーは、実際のところほんの一握り。他のデザイナーとの差別化を図れます。

現役フリーランスWEBデザイナー斎藤圭さんへのインタビューより

WEBデザインとマーケティングを併行して学習した斎藤さんは、そのスキルを活かし、WEB制作とマーケティング支援のパッケージ商品を作って販売。最高月収428万円を達成したそうです。

斎藤さんは、「HPやLP制作をした後に、同じ人がリピーターとなり、今度はマーケティングやコンサルティングの案件で依頼してくれることが多い」と話します。

スケジュール管理スキル

フリーランスのWEBデザイナーには、スケジュール管理能力も必要です。

フリーランスになると、複数の案件を同時に進めることも多いため、それぞれの案件のスケジュールを管理し、優先順位をつけて作業を進めなければなりません。

スケジュール管理が上手くできていないと、

  • 複数の案件の納期が重なり、私生活にも影響を及ぼす
  • 時間をかけて作り込めず、デザインのクオリティが低下する
  • 納期に間に合わず、クライアントの信頼を失う

といったリスクを招く恐れがあります。フリーランスは、スケジュール管理が収入に直結すると言っても過言ではありません。

タスク管理ツールなどを活用し、余裕のあるスケジュールを設定しておくことが大切です。

フリーランスWEBデザイナーの仕事の取り方

フリーランスWEBデザイナーの仕事の取り方は、大きく分けて5つあります。

フリーランスWEBデザイナーの仕事の取り方
  • 友人・知人からの繋がりで仕事を取る
  • 交流会で起業家・経営者と繋がり作り仕事を取る
  • クラウドソーシングで案件を取る
  • SNSを活用して仕事を取る
  • エージェントサービスで仕事を紹介してもらう

ここからは、現役フリーランスとして活躍しているWEBデザイナーの方々のインタビューを参考に、仕事獲得の具体的な方法についてご紹介します。

実際の成功事例をもとに解説していきますので、これからフリーランスを目指す方はぜひ参考にしてみてください。

友人・知人からの繋がりで仕事を取る

友人や知人からの紹介は、フリーランスの仕事を獲得する上で最も手堅い方法のひとつです。特にフリーランス初心者にとって、直接的な人脈からの依頼は実績を積む大きなチャンス。

紹介の場合、あなたのスキルや人柄をすでに知っている人がいるということなので、安心して仕事を任せてもらえる可能性が高いです。

また、友人や知人に紹介された仕事は、信頼性が高く、リピーターに繋がりやすい傾向があります。 

フリーランスWEBデザイナーになったら、まずはそのことを周囲に伝え、必要な時に声をかけてもらえるようにしておきましょう。

現役フリーランスWEBデザイナー中嶋さんへのインタビューより

中嶋さんも、WEBデザイナーになってすぐ、「WEBデザインの技術を身につけたので、何かお手伝いできることがあったら声をかけてください」と、友人やお世話になった人達へメッセージを送ったそうです。

すぐに仕事獲得に繋がったわけではないものの、声を掛けたことをきっかけに、少しずつ仕事を依頼されることが増えたと語ります。

交流会で起業家・経営者と繋がりを作り仕事を取る

起業家や経営者が集まる交流会に参加することも、仕事獲得につながるひとつの方法です。

フリーランスとして安定した収入を得るためには、積極的にネットワークを広げることが最重要課題。

さまざまな職種の人が集まる交流会は、直接コミュニケーションを取りながら自分のスキルや実績をアピールし、さらに人脈まで広げられる大きなチャンスなのです。

起業家や経営者がデザイナーを探している場合、顔を知っている人に依頼することが多く、そこから新たな仕事に繋がることも期待できます。

現役フリーランスWEBデザイナー小林未織さんへのインタビューより

小林さんは、WEB業界への人脈作りのため、起業家や経営者が集まる交流会に月2~3回のペースで参加し、自分のWEBデザインスキルを売り込みました。

元々は知人経由での仕事がメインでしたが、現在は交流会で知り合った起業家のつながりで多くの仕事を受注しているそうです。

交流会と言ってもさまざまな種類のものがありますが、小林さんのおすすめは「クリエイター交流会」。WEBデザイナーやコーダー、WEBディレクターとの繋がりを持つことができ、そこから仕事に繋がることも多いと語ります。

クラウドソーシングで案件を取る

実績が少ない駆け出しのフリーランスWEBデザイナーは、クラウドソーシングサイトで案件を取ることをおすすめします。

クラウドソーシングには、さまざまな種類の案件が掲載されており、自分のスキルや経験に合わせて仕事を選ぶことができます。

特に、未経験でも受注できる簡単な案件が多いので、スキルアップをしながら収入を得たい人におすすめです。

現役フリーランスWEBデザイナー飯倉智幸さんへのインタビューより

飯倉さんは、ココナラでバナーやLPを中心に売り込み、3ヶ月で累計70万の売上げを達成した強者です。

「ココナラには仕事をお願いしたい人が受注者を募る場があるので、そこに積極的に自分を売り込みにいきました」と語る飯倉さん。

積極的なアピールと誠実な対応を続けた結果、クライアントからの評価が高ランクとなり、それを機に問い合わせが急増。今では、自分を売り込まなくても自然と依頼が来るようになったそうです。

SNSを活用して仕事を取る

無料で自分を売り込めるSNSは、フリーランスWEBデザイナーにとって効果的なプロモーションツールです。

InstagramやX(旧Twitter)、FacebookなどのSNSを活用することで、自分のスキルや実績を世の中に発信できます。

「自分はこんなデザインが作れる」とSNSでアピールすることで、クライアントの目に留まり、依頼に繋がることも少なくありません。

すぐに結果に出るとは限りませんが、まずは自分の存在を知ってもらうためにも、SNSは積極的に活用していきましょう。

現役フリーランスWEBデザイナー阿曽ゆかさん

「Facebook上にWEBサイトのデザイン(スクール課題)を上げたことが依頼に繋がった」と話す阿曽さんは、元々ライティングの仕事でSNSを活用していました。

そこでWEBデザインを学んだことを発信したところ、SNS経由で「ホームページの文章とデザインを両方お願いしたい」という依頼が来たそうです。

エージェントサービスで仕事を紹介してもらう

営業や交渉に不安がある人は、フリーランス向けのエージェントサービスを活用するのがおすすめです。

エージェントサービスとは、フリーランスと企業を繋ぐ仲介サービスのこと。

案件探しやクライアントとの交渉、契約手続きなど、仕事獲得に関するさまざまな業務をエージェントに代行してもらうことができます。

報酬の一部を手数料としてエージェントに支払うことになりますが、登録料や紹介料などはかからないところがほとんどです。

ある程度の実績を積んだら、エージェントサービスを利用することも検討してみましょう。営業や事務作業をサポートしてもらえる分、デザイン制作に集中できますよ。

おすすめのエージェントサービスについては、本記事後半でも詳しく解説していきます。

【成功事例から学ぶ】未経験からフリーランスWEBデザイナーになる方法

未経験からフリーランスWEBデザイナーになりたくても、「何から始めればいいのか」「どのようにして仕事を得ればいいのか」など、多くの疑問があると思います。

ここからは、現役のフリーランスWEBデザイナーである飯倉智幸さんの成功事例を参考に、未経験からフリーランスとして活躍するための具体的なステップをご紹介します。

ステップ1:武器となるデザインスキルを身につけて作品を作る

何度もお伝えしていますが、フリーランスとして活躍するためには、何よりもデザインスキルを身につけることが大切です。具体的には以下のような作品を作れるレベルのスキルが必要になります。

仕事を取れるレベルの作品

デザインスキルを身につける方法は、大きく分けて2種類あります。

学習方法メリットデメリット
独学・自分のペースで学べる
・費用を抑えられる
・挫折しやすい
・効率良く学べない
スクール・必要な知識を体系的に学べる
・プロのWEBデザイナーから直接指導が受けられる
・費用がかかる
・スクールによってはレッスンの時間が決まっていることがある
学習方法メリットデメリット
独学・自分のペースで学べる
・費用を抑えられる
・挫折しやすい
・効率良く学べない
スクール・必要な知識を体系的に学べる
・プロのWEBデザイナーから直接指導が受けられる
・費用がかかる
・スクールによってはレッスンの時間が決まっていることがある

自分に最適な学習方法を見つけて、しっかりスキルを身につけましょう。

飯倉さんのインタビューより

「元々デザインに興味はあったものの、未経験でセンスがないし、パソコンも苦手なので、自分には無理だと諦めていた」と語る飯倉さん。

しかし、起業家の方と関わる中で「デザインができたらもっと仕事の幅が広がる」とWEBデザインの需要を感じて、スクールで学ぶことを決意したそうです。

スクールでデザインのコツを掴み、受講中に初めての案件を獲得しました。飯倉さんのように、知識をインプットした後に実践でしっかりアウトプットしていくことで、確実にスキルを身につけることができます。

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ステップ2:作った作品でポートフォリオを作成する

デザインスキルを身につけて作品ができたら、それらをまとめたポートフォリオを作成しましょう。

ポートフォリオとは、作品集のようなもので、WEBデザイナーにとっては自分のスキルや実績を示す履歴書のような役割を果たします。

クライアントは、ポートフォリオを見てそのデザイナーのスキルを判断するため、駆け出しの頃は小さな案件でもどんどん受注し、まずはポートフォリオを充実させることが重要です。

飯倉さんのインタビューより

飯倉さんは、ポートフォリオを充実させることを目的に、知り合いに声をかけて、WEBサイト制作とLP(ランディングページ)を無料で受注しました。

「そのポートフォリオが評価され、卒業後すぐに案件を獲得できた。プロフィールやポートフォリオを見て受注者を決めてもらうので、今までポートフォリオを無料で作ってきた甲斐がありました。」と語ります。

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ステップ3:低単価で案件を受注して実績を作る

最初は、低単価の案件でも積極的に受注することが大切です。フリーランスWEBデザイナーになったからと言って、すぐにWEBサイト制作やLP制作などの高単価案件を受注できるわけではありません。

まずは、以下のような簡単な案件からこなし、実績とポートフォリオに掲載する作品数を増やしていきましょう。

  • バナー制作
  • YouTubeのサムネイル
  • SNSの投稿用画像など

これらはWEBサイト制作に比べるとデザインの規模も単価も低いですが、小規模な案件から始めることで、デザインのコツや大まかな作業時間を掴めるようになります。

飯倉さんのインタビューより

飯倉さんも、最初のうちはバナー制作などの簡単なデザインが中心でしたが、それでもひとつ一つの案件を大切にこなしました。

「実績が20~30件超えた時に、こうしたらみんなに見てもらえるっていうアルゴリズムが分かるようになり、問い合わせも増えていきました」と語っています。

ステップ4:実績をもとにして徐々に単価が上げていく

少しずつ実績が増えてきたら、徐々に単価を上げることを目指しましょう。

クライアントからの評価やポートフォリオが充実してくると、自信を持って価格交渉ができるようになります。また、自分の価値を理解し、相場以上の単価を提案する勇気も大切です。

クライアントは質の高い成果を求めるため、信頼できる実績があれば単価交渉もスムーズに進むことが多いです。

飯倉さんのインタビューより

飯倉さんは、コツコツと案件を積み重ねることで、ココナラの「LP制作カテゴリー」で上位にランクイン。クライアントから4.9という高評価を獲得し、そこから依頼数も激増したと語ります。

飯倉さんの成功の秘訣は、たとえ指定された納期が短くても、一度引き受けた案件は確実に期日を守ること。常にクライアントの期待を上回る成果を提供するその姿勢が、高評価とリピーターの獲得に繋がっているのでしょう。

【月収100万円達成者から学ぶ】フリーランスWEBデザイナーの収入の上げ方

フリーランスWEBデザイナーとしてある程度稼げるようになると、「もっと高収入を目指したい」と考えるのは自然なこと。

頑張れば頑張った分だけ稼げるのは、フリーランスならではの大きなメリットのひとつです。

ここからは、月収100万円を達成した現役WEBデザイナー2名の成功事例を参考に、具体的な収入アップの方法をご紹介します。

LP(ランディングページ)特化で活動する

効率的な収入アップを目指すなら、LP(ランディングページ)に特化したWEBデザイナーになることをおすすめします。

LP(ランディングページ)は、商品やサービスを販売するために作られる、いわば「売り込みページ」のこと。売上に直結する重要な役割を果たすため、クライアントは高い費用を払ってでも効果的なLPを求めています。

LPに特化する3つのメリット
  • 他の案件に比べて需要も単価も高い
  • 「LP制作ならこの人」といったように、他のWEBデザイナーとの差別化を図れる
  • デザイン以外の幅広い知識とスキルが身につく(マーケティングやコピーライティングなど)

LPの単価相場は1ページあたり5万円~50万円と幅広く、制作するデザインのボリュームによっても異なります。

遠藤さんの場合、実績を積むために最初の3本は無料でLP制作を受注。その後、その実績をもとにLPの単価を20万円に設定し、月収100万円を達成しました。

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デザインを入り口にマーケティングコンサルをする

WEBデザイナーとしての専門知識を活かしつつ、マーケティングのスキルを磨くことも、高収入につながる戦略のひとつです。

多くの企業は、自社の商品やサービスを効果的に世の中に広めるために、マーケティングの知識やスキルを求めています。

フリーランスWEBデザイナーがマーケティングの視点を取り入れることで、クライアントのビジネス全体に貢献できる存在となり、付加価値を高められるのです。

デザインとマーケティングを組み合わせるメリット
  • デザイン料に加えてコンサルティング料を得られる
  • ビジネスの視点からアドバイスも行えるWEBデザイナーは、クライアントとの信頼関係を築きやすい
  • 幅広いスキルが身につき、キャリアアップにつながる

実際に齋藤さんは、デザインスキルとマーケティングスキルを掛け合わせて起業家の右腕として活躍し、月収428万円を達成しました。デザインだけでなく、SNS運用やLINE構築なども行い、クライアントのビジネスを総合的にサポートすることで、高収入に繋がっています。

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フリーランスWEBデザイナーにおすすめのエージェント

フリーランスのWEBデザイナーとしてスキルや収入をアップしたい場合、自分に合った案件を見つけることが重要です。そんなときに役立つのが、フリーランスのエージェントサービスです。

エージェントサービスがフリーランスWEBデザイナーにおすすめな理由は先述した通りですが、数多くのエージェントサービスがある中で、どのサービスを選べば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。

エージェントサービスは、転職に強いサイトからフリーランスに強いサイトまでさまざまなものがあります。特にフリーランスに強いエージェントサービスは次の5つです。

以下の記事では、WEBデザイナーにおすすめのエージェントサービスをより詳しくご紹介しています。

フリーランスWEBデザイナーにおすすめの案件サイト

フリーランスのWEBデザイナーが案件探しに利用するサイトは、大きく分けて「クラウド型」「エージェント型」の2種類があります。

それぞれの大まかな特徴は、以下の通りです。

  • クラウド型…短期や小規模な案件が多く、初心者でも挑戦しやすい
  • エージェント型…長期や高単価の案件が多く、スキルが求められる代わりに安定した収入を得やすい

それぞれのサイトには異なる特徴があるため、スキルや希望条件に合わせて最適なサイトを選ぶことが大切です。

どちらのサイトを選ぶべきか迷っている方は、以下の記事も参考にしてみてください。こちらの記事では、クラウド型とエージェント型の違いや、それぞれおすすめのサイトについて詳しく解説しています。

フリーランスWEBデザイナーの厳しさ

フリーランスWEBデザイナーになることは「厳しい」とよく言われますが、スキルさえしっかり身につければ、安定した収入を得て成功することが十分に可能です。

しかし、実際にフリーランスWEBデザイナーになることは「厳しい」「やめとけ」と言われているのにも、それなりの理由があります。

「厳しい」と言われている3つの理由
  • WEBデザイナーの数が増えてきている→プロレベルのデザインスキルがないと稼ぐことは厳しい
  • 営業から事務作業まで全て自分で行う必要がある→自己管理能力が低いと厳しい
  • クライアントとやり取りする機会が多い→コミュニケーション能力が低いと厳しい

フリーランスが安定した収入を得るためには、企業に所属している時とは異なる努力が必要になります。

特にWEBデザイナーは、作品のクオリティがすべて。それが低いWEBデザイナーは、フリーランスとして仕事を獲得することは難しいです。

以下の記事では、フリーランスWEBデザイナーが厳しいと言われている理由や、稼げるようになるコツをお伝えしていますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

フリーランスWEBデザイナーの年収

一般的に、フリーランスのWEBデザイナーの平均年収は300万円~400万円程度と言われています。しかし、これはあくまでも平均値であり、実際の収入は個人によって大きく異なります。

実際、月に5〜10万円程度を稼ぐ人もいれば、月収100万円以上を得るデザイナーもいるのが現状です。案件単価を上げて効率良く業務をこなせるかどうかも、年収に大きく影響します。

しかし、フリーランスの強みは、自分に合った働き方で収入を伸ばせること。スキルや経験、目標とする年収などを考慮しながら、自分に合った働き方を模索していきましょう。

以下の記事では、フリーランスのWEBデザイナーの年収について、より詳しく解説しています。

まとめ

本記事では、未経験からフリーランスWEBデザイナーになるための具体的な方法を、実際の成功事例をもとにご紹介しました。

未経験からでも、正しい戦略を理解し、努力をすればフリーランスWEBデザイナーになることは十分に可能です。

フリーランスWEBデザイナーとして成功するためには、自分の成長を信じ、常に学び続ける姿勢を持つことが大切です。

情報収集や学習はもちろんのこと、実際に手を動かして作品を作り、クライアントに提案していく行動力が、フリーランスとして成功する鍵となります。

本記事が、フリーランスWEBデザイナーを目指す人の参考になれば幸いです。

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その中で気づいたのが、WEBデザイナーへの誤解がある方が多いということ。中には一度勉強に失敗してからセミナーに来て「先に知りたかった」という方もいらっしゃいます。

そのような方が増えないために、特に多かった15の誤解を1つの資料にまとめました。勉強を始めてから後悔しないよう、ぜひ受け取ってください。

※非常に人気の資料であり、今後有料化する可能性もあるのでお早めに手に取ってくださいね。

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