「在宅でスキマ時間に仕事がしたい」
「今の収入に月数万円プラスで欲しい」
「何か副業をして社会と繋がりたい」
あなたもこんな想いからWEBライターとしての副業を考えているのではないでしょうか。
とはいえ、実際にWEBライターとして副業を始めるときには
「未経験から稼げるのかな…」
「どうやって仕事を取るんだろう…」
「税金関係のこととかどうすればいいんだろう…」
と不安なことがいっぱいありますよね。
この記事ではそんなあなたの悩みを解消していきます。
当ブログを運営している日本デザインはこれまで数百人のWEBライターを未経験から育成してきました。
また、自社でブログもやっており、副業WEBライターの方に仕事を依頼することも多くあります。
今回はそれらの知見を活かして
- 副業WEBライターの実態
- WEBライターデビューにするまでの道のり
- WEBライターとして仕事を獲得する方法
- 副業WEBライターの税金事情
をお伝えしていきます。
この記事を読めばWEBライターがどんな仕事かはもちろん、WEBライターとして稼ぐためにすべき行動が具体的にわかるのでぜひ読んでみてくださいね。
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副業WEBライターの仕事内容って?

「WEBライターってよく聞けど、実際には何をしているの?」
こんな疑問を持たれている方もいると思います。
そこで、まずはWEBライターの仕事内容について解説していきます。
WEBライターの仕事内容は主に4つに分けられます。
この4つは、仕事を受注してからの手順なので、実際に副業やフリーランスとしてやっていく場合は、まずは仕事を受ける段階から始めます。
仕事のとり方もあとから紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。
それでは、WEBライターが案件を受けてからの実際の仕事内容について説明していきます。
情報収集をする
まずは、情報収集です。
仕事を受けると、クライアントから書いて欲しい記事のキーワードや内容が渡されます。
すぐに執筆に入るのではなく、まずは記事を書くための情報収集をしなければなりません。
自分がある程度詳しい分野なら、情報収集をしなくても書けると思うかもしれませんが、それでは情報に抜け漏れが発生する危険性があります。
Googleで上位に来ている記事にはどのような情報が書かれてあるか、そのキーワードで検索する人は何が知りたいのかを明確にしてから執筆に取りかかりましょう。

記事の構成をたてる
情報収集をしたら、記事の構成をたてましょう。
構成とは、記事の枠組みで「どのような流れ」で「何を書くか」を簡単に示した、いわば記事の設計図です。
この構成の段階で大体のクオリティが決まるほど、重要な工程です。
リサーチをもとに、記事に入れる情報を整理して、読者にわかりやすいように構成を組み立てていきましょう。
案件によっては、構成があらかじめ用意されている場合もあります。
しかし大半の場合、構成から自分で作成することが多いので、構成を自分で作れるように練習しておくのがおすすめです。
本文を執筆する
次に、作成した構成に沿って本文を執筆していきます。
リサーチをもとに書いていきますが、足りない情報があれば、そのつど調べて付け足していきましょう。
書くツールは、Googleドキュメントをおすすめします。
Wordだと保存し忘れてせっかく書いた文章が水の泡になってしまうという悲劇が起こりかねないからです。
クライアントから指定がない限りはGoogleドキュメントで作成しましょう。
校正する
本文が一通り完成したら、「誤字はないか」「伝わりやすい文章か」「キーワードに沿った記事になっているか」などをチェックしていきます。
特に誤字がないかは何度も確認しましょう。
自分だけでは誤字や誤まった表現に気付きにくいという方は、第三者に文章を添削してもらうのがおすすめです。
人に見てもらうことで、自分自身の文章の癖や特有の言い回しに気づくこともできます。
人に頼みづらいという方は、自分の書いた文章を音読してみるのも良いです。
何度も確認して誤字のない記事を納品することで、クライアントからの信頼を得られます。
未経験のWEBライターの収入目安は?

ここからはWEBライター歴による収入の目安をお伝えしていきます。
実際のところは副業にどれくらいの時間が使えるかによっても、収入は大きく変わりますが1つの参考にしてもらえればと思います。
WEBライター歴1~3ヵ月の人
文字単価の相場はこのくらいです。
文字単価 | WEBライター経験歴 |
0.5円~0.9円 | 1~3か月 |
1円~1.5円 | 3か月~12か月以内 |
1.5円~2円 | 1年~1.5年 |
2円~2.5円 | 1.5年~2年 |
個人差はありますが、WEBライター歴1~3ヵ月の人は、まずは「未経験でもOK」とされる案件から受注していくので、文字単価は0.5円~0.9円が平均値になっています。
執筆スピードは個人によりますが、1時間で800文字書ける場合の収入は次のようになります。
週に10時間作業できる人
800字×0.5円×10時間×4週=16000円/月
週に20時間作業できる人
800字×0.5円×20時間×4週=32000円/月
また、これはすべて最低値で計算しているため、文字単価がもう少し高かったり執筆スピードがもう少し速くなったりすると変わってきます。
WEBライター歴3~12ヵ月の人
WEBライター3ヵ月~12ヵ月の人の文字単価の平均は、1円~1.5円となります。
また、慣れてくると執筆スピードも速くなります。
1時間で1000字~1200字書けるとすると、
週に10時間作業できる人
1000字×1円×10時間×4週=40000/月
週に20時間作業できる人
1000字×1円×20時間×4週=80000円/月
先ほどの例と比較すると、同じ時間をかけていても、月収が倍以上になっていることがわかります。
文字単価1円かつ、1時間で1000字書けるようになると、時給1000円の仕事をしているのと同じくらいになります。
まずは、文字単価1円で1時間に1000文字書くことを目標にしましょう。
WEBライター歴1年以上の人
WEBライターを1年以上続けていくと、WEBライターとしての評価は徐々に高くなります。
文字単価が上がり1.5円~2円になるだけでなく、WEBライティングに関わるSEOの知識やWordPressの知識を身につけて、他の分野でも収入を得ることが可能です。
例えば、SEOの知識を活かしてブログを立ち上げる方法。
SEOを意識したライティングをしていくことで、自分の記事が上位に表示されるようになると、ブログの価値も高まります。
すると、広告収入やアフェリエイト収入といった報酬を受け取ることができるのです。
ブログからのアフィリエイト収入で月70万~100万円稼いでいる人もいます。
副業でWEBライターを選ぶ6つのメリット

副業WEBライターになる前に、その実態も知っておきたいところですよね。
そこで、ここから副業WEBライターになるメリット・デメリットをお伝えしていきます。
まずはメリットから紹介していきますね。
自由な働き方ができる
まずは、何といっても働き方を選択できることが大きなメリットです。
WEBライターは、パソコンとインターネット環境があればどこでもできるお仕事なので、働く場所を制限されません。
また、副業やフリーランスとして活動していく場合、納期に間に合えば自分の好きな時間に働くこともできます。
しっかりと稼ぎたい月であれば受注数を増やすこともできるし、忙しい月は案件数を減らして調節することができるのです。
私は大学生のときにWEBライターの仕事を始めましたが、大学の授業やサークル活動の忙しさによって受注する案件の数を調節していました。
パソコンさえあれば誰でも始められる
副業を始める際に気になるのが、初期投資です。
いくら稼げるとはいっても、初期投資がかかりすぎてしまうと腰が重くなってしまいます。
しかし、WEBライターはとりあえずパソコンがあれば仕事ができます。
また、WEBデザインや動画編集の場合は専門的なツールを準備しなければなりませんが、WEBライターにはその必要がありません。
「Word」「Googleドキュメント」といった文章を書くための無料ソフトがあれば十分です。
すぐに飽きてしまわないか心配という方でも、初期投資が少ない分手軽に始めることができますね。
未経験でもOKな案件が豊富
未経験でもOKな募集案件がたくさんあることもWEBライターのメリットです。
大手クラウドソーシングサービスのランサーズで「記事作成 未経験」と調べたところ、36,639件もヒットしました。(2023年3月20日時点)
未経験でも取れる案件が多いのがわかりますね。
また、案件数が多いということは、それだけ仕事の種類も豊富ということです。
いろいろな種類の文章を書く案件がありますが、自分のもともと得意な分野や興味のある分野だと書いていて楽しいですし、上達もはやくなりますよ。
案件をこなすほど収入アップできる
WEBライターにとって重要な指標が文字単価です。
文字単価は、案件をこなせばこなすほど上がっていきます。
初めは、低単価でスタートしたとしても、クオリティが上がれば文字単価が高い案件も受注できるようになります。
また、記事数を重ねていくと執筆スピードも速くなるので、必然的に時給も上がります。
自分の知識や経験を活かせる
WEBライターは特別なスキルがなくても、自分の知識や経験を活かせる仕事です。
WEB記事ではあなたが培ってきた「専門的な知識」やあなただから話せる「独自の経験」が求められているからです。
例えば、これまで営業職を10年近くしてきた人であれば、あなたの知っていることは「専門的な知識」に当てはまりますし、営業職を続けてきたからこそ書ける「独自の経験」があるはずです。
もちろん、活かせるのは仕事に関してだけではありません。
恋愛、育児、ダイエット、ファッション、旅行、グルメ、漫画など、幅広いことにおいて、これまでの経験を書くことができます。
ぜひWEBライターになって、あなただからこそ書ける記事を書いてくださいね。
知識が増える
WEBライターは未経験のテーマで執筆できます。
そして、WEBライターは書く記事の内容についてリサーチをするため、その分野での知識が広がります。
例えば、私が今まで受注してきたクラウドワークスの案件のなかには、あるテレビドラマの考察記事や、電話占いを受けて占い師の口コミを書くものなどがありました。
特に、副業系の記事は自分自身の勉強にとても役立ちます。
過去に「フリーランスの確定申告のやり方は?」という内容の記事を書きましたが、実際に年末調整をする際にとても役に立ちました。
一見、何にもつながらないようなお仕事に思えるかもしれませんが、日々の生活に役立ったり就職する際の面接でネタにできたりと一石二鳥なことが多いお仕事です。
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副業でWEBライターを選ぶ4つのデメリット

先にWEBライターを選ぶメリットをお伝えしましたが、もちろんWEBライターにはデメリットもあります。
ここではWEBライターのデメリットをお伝えします。
WEBライターになって後悔しないように、今のうちにデメリットを押さえておきましょう。
また、デメリットと同時に、そのデメリットへの対応策もお伝えします。
始めたばかりの頃は文字単価が低い
WEBライターは始めた頃の文字単価がとにかく低いです。
先ほどもお伝えしたように、WEBライターを始めたばかりの人がもらえる報酬は1文字0.5〜0.9円。
1時間に1000文字(初心者ライターの平均的な速さ)書いたとしても時給は1000円にもなりません。
そのため、始めたばかりの頃は「アルバイトやパートのほうが稼げるな」と感じることもあります。
もちろん継続すれば文字単価を上げられますが、すぐに稼ぎたいと思うのであればプロのWEBライターに直接習うのがおすすめです。
文章の質が高くなれば、一気に文字単価を上げていけます。
低単価はライバルが多い
一般的に単価が低い仕事を求める人は少ないのですが、WEBライターに関しては低単価の案件にもライバルが数多くいます。
WEBライターは始めるハードルが低いので、未経験で実績の少ないWEBライターが低単価の案件に集まるのです。
そのため、低単価の案件でもなかなか仕事が取れず、実績がない状態がずっと続いているWEBライターが多くいます。
このデメリットへの対策は2つ。
- ブログでポートフォリオを作ることで実力を示す
- スクールに入る
卒業後にそのまま案件を紹介してくれるスクールもあります。
その案件で実績を作って、未経験のライバルと差をつけましょう。
悪質な案件に当たると地獄
未経験のWEBライターに超低単価で仕事をさせる悪質なクライアントがいます。
文字単価は0.1〜0.3円で、どれだけ執筆しても文字単価を上げてくれないこともあります。
なかにはテストライティングと呼ばれる、軽い実力テストで3000文字の記事を書かせ、そのまま連絡が取れなくなるクライアントも…。
WEBライターとして腹立たしいかぎりですが、WEBライターを副業でする場合は、自分で自分の身を守るしかありません。
悪質な案件に合わないように、単価が低すぎる案件を取らないようにしましょう。
スケジュール管理が大変
WEBライターはスケジュール管理が大変です。
特に副業でWEBライターをする場合はなおさらです。
クライアントから提示された期限、本業との兼ね合い、プライベートの予定、自分の執筆スピードなどさまざまな項目を考慮しながらスケジュールを立てる必要があります。
他の仕事でも大切ですが、WEBライターは特に納期を守るのが大切です。
なぜなら、他にもWEBライターは数多くいるから。
厳しいですが、納期に遅れてしまうと契約を切られる可能性が非常に高いです。
納期を過ぎないよう、前半に執筆作業を詰め込むのがおすすめです。
例えば納期まで1週間あるのならば、前半の3日間で執筆を終わらす意識を持ちましょう。
そうすれば、何かトラブルがあっても後半でカバーできます。
副業WEBライターとして収入を得る7ステップ

実際、WEBライターになると決めたとしても「何から始めればいいのか」「どんなステップを踏めばいいのか」がわからないと行動に移せないですよね。
そのため、ここではWEBライターとして収入を得る副業7ステップを解説していきます。
稼ぐまでの流れはさまざまですが、今回は最も王道で着実な方法をお伝えするのでぜひ参考にしてくださいね。
ステップ1:WEBライティングをするための環境を整える
まずはWEBライターとして働くための準備をしましょう。
WEBライターは仕事のスピードが収入に直結します。
そのため自分が作業しやすい仕事環境を整えるのはとても重要なのです。
具体的に準備すべきものは次の3つ。
- パソコン
- ネット環境
- 自分の身長にあった椅子とパソコン
WEBライターにとってパソコンは一番の仕事道具。
ずっと使うものなので妥協しないことをおすすめします。
具体的には表のようなスペックを選びましょう。
CPU | Intel Corei5、AMD Ryzen5以上 |
メモリ | 8GB以上 |
ストレージ | SSD256GB以上 |
画面サイズ | 13インチ~15インチ |
また、自分の身長に合った机と椅子を選ぶのも大切。
パソコンの位置が低くなりすぎると、首を痛めてしまうからです。
WEBライティングをするときにはパソコンが自分の目の高さと同じになる机と椅子を買いましょう。
パソコンの選び方を詳しく解説した記事を載せておくのでぜひ参考にしてくださいね。

ステップ2:WEBライターとしての知識・スキルを身につける
パソコンの準備ができたら、次はWEBライティングの知識・スキルを身につけましょう。
WEBライターとして稼ぐのに必要なのは次の3つです。
※クリックするとそれぞれについて詳しく書いた記事を読めます。
WEB記事には構成やタイトルの作り方に決まりがあります。
それを知っていないとWEB記事とはいえない文章が出来上がってしまうので、必ず先に勉強しておきましょう。
また、わかりやすい文章を書くスキルも重要。
初心者の方には文章がわかりにくい方も多いので、わかりやすい文章が書けるだけで他の人と差をつけられますよ。
さらに、WEBライターになるときには最低限のSEO(記事の検索順位を上げる施策)の知識を身につけておく必要もあります。
あとからこれらの知識・スキルを身につける方法を紹介しますね。
ステップ3:ブログで5.6記事執筆してみる
知識やスキルを身につけたらブログを開設して、記事を書いてみましょう。
ブログで記事を書くメリットは次の3つ。
- WEBライティングのスキルを磨ける
- クライアントにスキルをアピールできる
- 記事を投稿する方法が理解できる
WEBライティングの知識を身につけても、それが使えないとWEB記事を作成できません。
そのため、ブログで記事を5.6個書いてスキルを磨いておくのがおすすめです。
また、自分の作品ができるのもブログを作るメリット。
クライアントに自分がどんな記事を作れるかを伝えられるようになります。
WordPressでブログを開設すれば記事の投稿方法も覚えることができます。
なかには「記事の投稿」までセットになっている案件もあるので、ブログを開設することで対応できるようにしておきましょう。
ブログを開設する方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。

ステップ4:ポートフォリオを作成する
ブログでいくつか記事を作ったら、次はポートフォリオを作成しましょう。
ポートフォリオは「自分がどんな人か」「自分がどんな作品を作れるか」を伝えるためのもので、仕事を取るうえで必須になります。
ポートフォリオの掲載場所を用意して
- 名前(ペンネーム)
- 経歴やライター歴
- 執筆したことのあるジャンル
- 対応可能な業務(執筆、編集、取材など)
- 心がけていること(具体例を交えながら)
- 参考単価(文字単価または記事単価)
- 連絡先(公開して問題のないメールアドレスや問合せフォーム)
といった内容と執筆したブログ記事を載せれば完成です。
ポートフォリオに載せる記事は5,6記事あれば十分ですよ。
量がたくさんあっても質が低いと意味がないので、自分のブログのなかでも良いものを選びましょう。
ポートフォリオの作り方について詳しく解説した記事を載せておくので、気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

ステップ5:クラウドソーシングに登録する
ポートフォリオができたらクラウドソーシングに登録しましょう。
クラウドソーシングはワーカーとクライアントをマッチングさせるサービスで、実務経験がなくても仕事を取ることができます。
実際、副業をしているWEBライターのほとんどがクラウドソーシングから仕事を始めており、徐々に収入を増やしています。
WEBライターが登録しておくべき、クラウドソーシングは次の3つです。
- ランサーズ
- クラウドソーシング
- サグーワークス
ランサーズやクラウドワークスは業界トップの大手クラウドソーシングサービスなのでとりあえず入れておきましょう。
WEBライティングに特化したサグーワークスも、WEBライターなら登録しておきたいですね。
その他にも無料で使えるおすすめのクラウドソーシングサービスをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ステップ6:文字単価0.5円以上の案件に応募する
クラウドソーシングに登録したら案件に応募していきましょう。
「本当に取れるのかな…」という不安もあると思いますが、安心してください。
ここまでお伝えしたことを実践していれば未経験でも仕事を取ることは十分可能です。
逆に自信がないからといって文字単価が低すぎる案件に応募しないようにしましょう。
単価が低すぎる案件を選んでしまうと労働力と報酬が見合わない可能性があるからです。
あとから案件を獲得するときのポイントをお伝えするので、そちらも参考にしてくださいね。
ステップ7:記事を執筆し納品する
案件を受けたら記事の執筆に入っていきましょう。
これまで勉強した内容をもとに記事を執筆するのはもちろん
- 納期を必ず守る
- マニュアルに従う
- フィードバックを受けたとこはすぐに改善する
といったことを意識して記事を執筆する必要があります。
これらは一見簡単に見えますが、全てを徹底できている人はそれほど多くありません。
そのため、1つずつ丁寧にこなしていけばライバルたちと差をつけられるのです。
また、記事を納品したあとには必ず報酬が入っているか確認しましょう。
クラウドソーシングはクライアントが報酬を事務局へ仮払いしているので、報酬が未払いになることはまずありません。
しかし、システムの不具合などがあるので、念のため確認してくださいね。
副業WEBライターに必要な知識・スキルを身につける方法

先ほどお伝えしたようにWEBライターとして副業をするときには知識やスキルを身につけるのが必須です。
とはいえ、どんな勉強をすればいいかわからない方も多いと思います。
ここではWEBライティングの知識・スキルを身につける方法を解説していきます。
本やYouTubeで独学をする
副業WEBライターに必要なスキルを身につける方法として、本やYouTubeを使って独学をするということがあります。
世の中にはWEB記事の書き方からSEOの知識まで紹介された本やYouTubeがたくさんあるので、ほとんどお金をかけずにWEBライティングが学べますよ。
▼おすすめの本とYouTubeチャンネル
おすすめの本 |
・『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』 ・『沈黙のWebライティング—Webマーケッターボーンの激闘』 |
おすすめのYouTubeチャンネル |
・ウェブ職TV ・佐藤誠一Webライターチャンネル |
本やYouTubeでもかなり有益な情報を手に入れられます。
ただし、独学だとWEB記事を書けるようになるまで時間がかかるうえに、添削してもらえないので文章が自己流になってしまうリスクがあります。
現に独学で勉強したけど仕事を取れるレベルまではいかなかったという方も少なくありません。
独学をするときにはその危険性を理解しておきましょう。
独学におすすめの本をまとめた記事を載せておくので、こちらもぜひ参考にしてくださいね。

WEBライティングスクールに通う
独学でスキルを身につけられる自信がない、より効率的にライティングスキルを身につけたいという方におすすめなのがスクールです。
スクールにはカリキュラムが用意されており、無駄なくWEBライティングスキルを身につけられます。
また、WEBライターからの添削を受けられるのも大きなメリット。
- プロのテクニックを教えてもらえる
- プロが何を考えながら執筆しているか知れる
- 自分では気付けない癖に気づける
といった効果があります。
独学に比べて明らかに成長スピードが早いですし、ライティングスキルもグッと上がるので自信を持って仕事を取りにいけるようになりますよ。
ただし、全てのWEBライティングスクールが良いわけではありません。
なかには通ってもスキルがあまり身につかないスクールもあるので注意しましょう。
おすすめのWEBライティングスクールを知りたい方は、こちらの記事を読んでみてくださいね。

副業WEBライターがクラウドソーシングで仕事を取るためのポイント

クラウドソーシングは実務未経験でも仕事を取れますが、簡単ではありません。
特に「未経験可」の案件にはライバルも多く、条件の良い案件ほど取るのは難しいです。
そこで、ここからはクラウドソーシングで仕事を取るためのコツをお伝えしていきますね。
プロフィールを充実させる
クラウドソーシングで案件を取るときにまず大切なのは、プロフィールを充実させることです。
正直なところ、クライアント側も「相性が合わない人を選んでしまわないか」と心配しています。
しかし、実際クライアントがクラウドソーシング上で見れるのはプロフィールだけなので、プロフィールで信頼できるかどうかを決めるしかないのです。
逆にいうと、プロフィールが充実していれば、自分がどんな人でどんなことができるかをしっかり知ってもらえ、信頼度が増すのです。
実際にプロフィールに書く内容は次の通りです。
- 自分の名前
- 実績と経歴
- できる業務内容
- 得意なジャンル
- 持っている資格
- 稼働できる時間
- 文字単価の目安
- 連絡が通じる時間
- 仕事に対する熱意
- ポートフォリオのURL
空欄が全て埋まるくらいびっしり書くのをおすすめします。
そうすることでWEBライターとしての熱意が伝わりますよ。
また、プロフィールに誤字脱字などのミスがないか必ず確認しましょう。
プロフィールに誤字脱字などのミスがあると「仕事を依頼したときにもミスがあるのではないか」と思われてしまいます。
提案文を丁寧に書く
提案文を丁寧に書くのも仕事を取るには重要です。
提案文とは案件に応募するときに送る文章のこと。
自分のスキルや得意なことをアピールできます。
実際に提案文を書くときに意識すべきなのは、クライアントのニーズに合わせた文章を書くことです。
例えば「継続依頼アリ」という募集要項からは、「長期的に仕事を依頼したい」というクライアントのニーズが見えます。
そのため、提案文にも「長期的に記事作成を受けることができます。」と書くのが大切になってきます。
提案文の詳しい書き方やテンプレートを紹介した記事を載せておくので、実際に提案文を書くときにはぜひ参考にしてくださいね。

テストライティングを丁寧にやる
WEBライターが仕事を取るときには、テストライティングを依頼されます。
テストライティングとは、だいたい1000文字くらいの文章を書くことでクライアントに
- 文章力があるか
- 依頼したルールを守ってくれるか
- 報告、連絡、相談ができるか
- 信頼できる人柄か
を確かめられるものです。
先ほどもお伝えしたようにクライアントは「本当に仕事を任される人か」というのをとても気にしています。
テストライティングで文章力と人柄の良さをアピールできれば、仕事を取れる可能性が一気に高まります。
テストライティングで意識すべきことはとにかくシンプルです。
クライアントから言われたことを全て守り丁寧にミスのない文章を作りましょう。
それができれば、未経験でも十分合格できますよ。
WEBライターがクラウドソーシング以外で仕事を得る方法

ここまで副業WEBライターが案件を獲得する方法として、王道であるクラウドソーシングを紹介してきました。
しかし、実際、WEBライターが仕事を得る方法はクラウドソーシングだけではありません。
ここからは、案件獲得の選択肢を増やせるようにクラウドソーシング以外の案件獲得方法をお伝えしていきますね。
実務案件を依頼してもらえるスクールに通う
WEBライティングスクールのなかには、卒業後に実務案件を依頼してもらえるところがあります。
卒業後そのまま案件を獲得できるので着実に仕事を取れますし、WEBライターを育てる目的もあるので多少記事のクオリティが低くても契約を切られることがありません。
安定して仕事を受注していきたい、まずは実績を積んでいきたい方にはぴったりですね。
ただし、スクールの案件に頼りすぎるのは危険。
スクールを運営している会社が潰れてしまうと、仕事が一気になくなるからです。
現に、案件保証をしていたWEBライティングスクールが潰れ、多くのWEBライターが仕事を失ったという事例もあります。
そうなったとしても大丈夫なようにスクール以外のクライアントも作っておきましょう。
SNSを利用して仕事を取りにいく
SNSで仕事を得る方法もあります。
TwitterやInstagramでWEBライターを募集している人の投稿にメッセージを送れば、そこからやりとりが生まれます。
特にTwitterではこのような投稿が多くあります。
ぜひ「#ライター募集」と検索してみてくださいね。
ただし、SNSはクラウドソーシングとは違い、仮払い制度(クライアントが一度クラウドソーシング側に報酬を支払うこと)がありません。報酬の未払いが起きるリスクが高まるので、信頼できるクライアントかどうかは必ずチェックしましょう。
その人が普段どんな発信をしているかを見ることで信頼できる人かを判断できますよ。
WEBライターを募集しているメディアに直接応募する
仕事を取る方法として、メディアに直接応募するのも1つの手です。
インターネットで「WEBライター 募集」「WEBライター 募集 メディア」と検索すると、WEBライターと直接契約を結んでいるメディアがたくさん出てきます。
メディアと直接契約を結べば手数料がかかることもありませんし、直接WEBライターを募集しているメディアは信頼性も高いです。
もちろん、大手メディアだとWEBライターに一定以上のスキルを求めるので、案件を獲得するのは少し難しいです。
しかし、質の高い文章が書けることをアピールできれば案件は取れるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
WEBライターとしての副収入を増やす方法

WEBライターとして稼ぎ始めたら、次に考えるのはどうやって収入を増やしていくのかということですよね。
ここでは収入を上げる考え方と具体的な方法を紹介していくので、ぜひ実践してみてくださいね。
文字単価を上げる
収入を増やすには文字単価を上げる方法があります。
文字単価が1円から2円になれば時給は2倍。
月3万円だった収入が一気に月6万円になります。
文字単価を上げる方法はさまざまですが、初心者の場合は次のようなことをしましょう。
- マニュアルを徹底する
- わかりやすい文章を極める
- 構成から作れるようになる
- WordPressへの投稿をできるようになる
これらができれば特別な知識がなくても文字単価2円にいくことはできます。(現に当社が依頼しているWEBライターさんにもそのレベルで文字単価2円の人がいます。)
それよりも高い文字単価で仕事をしようとすると、SEOや専門分野の知識が必要になってきます。
副業でもガッツリ稼ぎたい方、将来的に独立したいと思っている方は、それらの勉強をするのがおすすめです。
文字単価の上げ方についてより詳しく解説した記事を載せておくので、ぜひ読んでみてくださいね。

執筆スピードを上げる
執筆スピードを上げるのも収入を増やすときには大切です。
2000文字書くのに2時間かかっていたのが、1時間に短縮できれば単純に時給は2倍。
稼働時間を増やさなくても、月収3万円から月収6万円になれるのです。
しかも、執筆スピードを上げるのは文字単価を上げるのよりも簡単。
クライアントと交渉したり、レベルの高い案件に応募したりしなくても自分次第で収入を変えられます。
スピードアップの方法はたくさんありますが、特におすすめなのが次の2つです。
- 1回目はスピードだけを意識すること
- 10分〜30分のタイムアタックをすること
多くのWEBライターが取り組んでいることですし、私もこの方法で1時間に書ける文字数が300文字〜500文字増えました。
その他にもスピードを上げる方法はいくつかあるので、自分にあったやり方を見つけて執筆スピードを上げてくださいね。

副業WEBライターでも確定申告は必要?やると副業がバレる?

副業でWEBライターをするときに多くの方が悩むのが確定申告です。
「そもそも確定申告はしないといけないのかな…」
「確定申告をしたら副業がバレるって聞いたことがあるけど…」
といった不安・疑問を持っている方も少なくありません。
ここではそんな確定申告や「副業バレる、バレない問題」についてもお話ししていきます。
年間の所得が20万円を超えると確定申告が必要
結論、副業WEBライターは年間の所得が20万円を超えると確定申告をしなければいけません。
これを破り確定申告をしないと「無申告加算税」や「延滞税」といった追加の税金を取られることになります。
最悪の場合「10年以上の懲役、または1,000万円以下の罰金(または併科)」を科せられることもあるので必ず確定申告をしましょう。
ちなみに所得20万円は、副業で稼いだ所得の合算です。
WEBライター以外にWEBデザイナーや動画編集者をしている場合は、全ての所得を足して20万円を超えるか確認しましょう。
WEBライターが確定申告をする方法を載せておくので、実際に確定申告をするときにぜひ読んでみてくださいね。

確定申告をしたとしてもバレない方法はある
確定申告をすると会社に副業がバレるのではと心配な人もいると思います。
しかし、確定申告をしたからといって副業が会社にバレるとは限りません。
なぜなら確定申告によって副業がバレるのは、住民税の徴収方法を「特別徴収」にしている場合だからです。
徴収方法を「自分で納付」にしておけば、副業がバレることはほとんどありません。
やり方はとても簡単です。
確定申告のときに書く申告書第二表の「住民税に関する事項」で「自分で納付」に丸をすればいいだけです。
ただしあくまで「色々詮索されるのが面倒だからバレたくない」という方におすすめの方法です。副業が100%バレないわけではないですし、そもそも会社の規則を破るのはおすすめできません。必ず会社の規則は守ってくださいね。
現役の副業WEBライターに聞いた!1日のスケジュールと月3万円の稼ぎ方

ここまでWEBライターとして副業する方法を解説してきましたが、まだ具体的なイメージができない方もいると思います。
そこで、ここからは広告運用の仕事をしながら、副業ライターとして月3万円稼いでいる小川さんのスケジュールや稼ぎ方についてご紹介していきますね。
副業WEBライターとして月3万円稼ぐまでの道のり
小川さんが副業WEBライターとして月3万円稼ぐまでの道のりを簡単にまとめると次のようになります。
- WEBライティングスクールを受講
- 0.5円の案件でスキルと実績を積み重ねる
- 記事の質を上げて文字単価を徐々に上げる
小川さんがWEBライターの仕事をしたいと考えたのは大学3年生のとき。
どの職種でも活かせるスキルを身につけたいとの想いからWEBライターを目指したそうです。
ただ、当時の小川さんはアルバイト、卒業論文、インターンシップとさまざまなものを掛け持ちしていて大忙し。
そのため、WEBライティングスクールで効率的に勉強することを選んだそうです。
スキルを習得したあとはWEBライティングスクールから文字単価0.5円の案件を継続的に受注。
最初のうちは修正されることも多かったそうですが、それでも諦めずに続けるうちに修正がなくなり徐々に単価も上がってきました。
副業を始めてから約1年経った現在では、文字単価1円の記事を月に4本〜5本(文字数でいうと3万〜4万字)書いており、月3万円の副収入を得ているそうです。
副業WEBライターのスケジュール
続いて小川さんがどんなスケジュールで副業をしているかをご紹介していきますね。
まず、小川さんの1週間のスケジュールは次のようになります。

小川さんは2週間に2本のペースで記事を執筆しており、1週目を構成と執筆に、2週目のスキマ時間を推敲や修正にあてているそうです。
そして、1日のスケジュールは次の通り。
平日(火・水) |
休日 |
基本的には平日の通勤時間に構成を立て、土日で一気に執筆を済ませるそうです。(土曜日に日曜日分の執筆を終わらせることも。)
スキマ時間に作業を進められるのもWEBライターの気に入っている点だそうですよ。
まとめ
今回は副業WEBライターの実態や、WEBライターとして副業を始める方法を解説してきました。
WEBライターとして仕事を取るまでの王道の流れは次のようになります。
- WEBライティングをするための環境を整える
- WEBライターとしての知識・スキルを身につける
- ブログで5,6記事執筆してみる
- ポートフォリオを作成する
- クラウドソーシングに登録する
- 文字単価0.5円以上の記事に応募する
- 記事を執筆し納品する
この記事でお伝えしたことを丁寧に1つずつこなしていけば、副業WEBライターとして月3万円〜5万円稼ぐのは難しいことではありません。
まずはライティングができる環境を整えて、WEBライターに必須の知識やスキルを身につけましょう。
また、最後にご紹介した小川さんのようにスクールから仕事を取るという方法もあります。
本文でもお伝えしたようにスクールに依存するのは危険ですが、実績作りは確実にできるのでその方法も検討してみてくださいね。
あなたがWEBライターとして稼ぐのに、この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
質問や感想があればご記入ください