「WEBデザインを学びたいけど、スクールに通う時間も費用もない」
「家事や育児、仕事の合間に自分のペースで学習したい」
このような気持ちから、独学でWEBデザインを勉強することを検討している人も多いのではないでしょうか。
たしかに、WEBデザインのスキルは独学でも十分に習得可能です。実際に、未経験から独学でスキルを習得し、WEBデザイナーとして仕事をしている人も少なくありません。
しかしその一方で、「何から始めればいいの?」「独学で本当にスキルが身につくの?」と不安に思う気持ちもあるでしょう。
そこで本記事では、独学でWEBデザイナーを目指すための情報を、未経験の人にも分かりやすく解説していきます。お伝えする内容は以下のとおりです。
- WEBデザインとは何か
- WEBデザインの独学が向いている人の特徴
- 独学スタート前に準備しておきたいもの
- まず覚えたいWEBデザインの3つの知識
- 具体的な学習方法
- 最短でスキルを身につける学習の順序
- 独学のメリット・デメリット
- 独学で失敗しないための注意点
- WEBデザインスクール受講のメリットとデメリット
「WEBデザインへの熱意はあるけれど、具体的な学習方法や進め方が分からず、最初の一歩が踏み出せない」と感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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WEBデザイナーの仕事とは?

WEBデザイナーの仕事とは、パソコンやスマートフォンで表示されるWEBサイトやページの見た目や構成をデザインすることです。
具体的には、以下の制作に携わることが多いです。
- WEBサイト
- WEB広告
- ランディングページ(LP)
- バナー
- メールマガジン
- SNS用の画像
- アイコン
- イラスト
- ロゴ
パソコンの前でひとりで作業する仕事というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、WEBデザイナーの役割はそれだけにとどまりません。
見た目の美しさだけでなく、クライアントの目的やイメージを正確に理解し、ユーザーにとって使いやすく魅力が伝わるサイトを形にすることが求められます。
実際の業務は、クライアントとの打ち合わせに始まり、サイト構成やレイアウトの設計、そしてデザイン制作まで幅広く対応します。
そのため、WEBデザイナーを目指すうえでは、デザインツールの操作スキルだけでなく、ヒアリング力や企画力といった、相手の意図をくみ取り、それを形にする力も重要です。
グラフィックデザインとの違い
WEBデザイナーの業務をより具体的に理解するために、似ている業務との違いを解説します。
WEBデザインと似ている業務のひとつが、グラフィックデザインです。WEBデザインがパソコンやスマホの画面に表示されるものを作る一方で、グラフィックデザインは紙に印刷されるものを作ることを指します。
具体的には、以下の制作物の作成を担います。
- ポスター
- チラシ
- パンフレット
- 書籍カバー
- 雑誌広告
- パッケージ
必要とされるスキルやデザインの内容も、それぞれ異なります。違いを、表にまとめてみました。
WEBデザイン | グラフィックデザイン | |
---|---|---|
デザインするもの | インターネット上で表示されるもののデザイン | 印刷されるものや紙媒体のデザイン |
具体例 | ・WEBサイト ・ランディングページ(LP) ・WEB広告バナー ・YouTubeのサムネイル ・SNS用の画像 ・メールマガジンなど | ・ポスター ・チラシ ・パンフレット ・書籍 ・雑誌広告 ・パッケージなど |
目的 | 情報を「見やすく・使いやすく」伝える | 情報を「視覚的に・魅力的に」伝える |
相互性 | ・ユーザーが操作できる(ボタン・リンクなど) ・動きのある表現(アニメーション)、動画、音声なども利用可能 | ・動きはなく、静的なデザインが基本 ・紙面の制約の中でデザインを構成する |
変更・更新のしやすさ | いつでも更新や修正ができる | 一度印刷すると修正が難しい |
必要なスキル | ・デザインスキル ・HTML/CSSなどのコーディングの知識 | ・デザインスキル中心(印刷や色彩の知識など) |
WEBデザイン | グラフィックデザイン | |
---|---|---|
デザインするもの | インターネット上で表示されるもののデザイン | 印刷されるものや紙媒体のデザイン |
具体例 | ・WEBサイト ・ランディングページ(LP) ・WEB広告バナー ・YouTubeのサムネイル ・SNS用の画像 ・メールマガジンなど | ・ポスター ・チラシ ・パンフレット ・書籍 ・雑誌広告 ・パッケージなど |
目的 | 情報を「見やすく・使いやすく」伝える | 情報を「視覚的に・魅力的に」伝える |
相互性 | ・ユーザーが操作できる(ボタン・リンクなど) ・動きのある表現(アニメーション)、動画、音声なども利用可能 | ・動きはなく、静的なデザインが基本 ・紙面の制約の中でデザインを構成する |
変更・更新のしやすさ | いつでも更新や修正ができる | 一度印刷すると修正が難しい |
必要なスキル | ・デザインスキル ・HTML/CSSなどのコーディングの知識 | ・デザインスキル中心(印刷や色彩の知識など) |
最近では、企業や個人がWEBサイトやSNSにパンフレットや広告を出すことも増えており、WEBデザインとグラフィックデザインの業務の境界線は、曖昧になってきています。
そのため、独学をするときはどちらか片方ではなく、両方に対応できるスキルを身につけておくことをおすすめします。幅広い現場で活躍できるデザイナーとして、より市場価値の高い人材を目指せるでしょう。
WEBデザイナーとグラフィックデザイナーの違いは、以下の記事で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

UI/UXデザインとの違い
UI/UXデザインは、WEBデザインとよく似た業務のひとつであり、WEBデザインの一部として扱われることもあります。
WEBデザインがサイトの見た目や構成を形にすることを指す一方で、UI/UXデザインはユーザーにとっての分かりやすさや使い勝手の良さに焦点を当てています。
具体的には、以下の業務に携わります。
- アプリやWEBサービスの画面設計
- ボタンの配置やサイズの最適化
- ユーザーが迷わず操作できる導線づくり
- ユーザーの行動や感情を分析して改善提案
それぞれに必要とされるスキルや業務内容は、以下の通りです。
WEBデザイン | UI/UXデザイン | |
---|---|---|
制作物 | WEBサイトの見た目や構成 | ユーザーインターフェースと体験設計 |
必要なスキル | ・デザインスキル ・コーディングの知識 | ・情報設計 ・ユーザー心理への理解 |
主なアウトプット | ・ユーザーが操作するリンクやボタンなどの設置 ・動きのある表現 ・動画や音楽の活用 | ・リンクやボタンの配置 ・効果的な文字の大きさの調整 ・操作のしやすいデザインの作成 |
WEBデザイン | UI/UXデザイン | |
---|---|---|
制作物 | WEBサイトの見た目や構成 | ユーザーインターフェースと体験設計 |
必要なスキル | ・デザインスキル ・コーディングの知識 | ・情報設計 ・ユーザー心理への理解 |
主なアウトプット | ・ユーザーが操作するリンクやボタンなどの設置 ・動きのある表現 ・動画や音楽の活用 | ・リンクやボタンの配置 ・効果的な文字の大きさの調整 ・操作のしやすいデザインの作成 |
UI/UXデザインの知識を身につけることで、よりユーザーの立場に立った、使いやすく分かりやすいデザインができるようになります。WEBデザインとUI/UXデザインの習得を同時に目指す人も、少なくありません。
とはいえ、UI/UXにおけるユーザー目線を意識することはWEBデザインの基本でもあります。ユーザーの目線に立ったデザインの制作ができれば、十分に市場価値のあるWEBデザイナーを目指せます。。
UI/UXデザインの専門知識の習得に迷っている場合は、まずはWEBデザインの基礎をしっかり学び、実務を通じて経験を積んでいきましょう。より使いやすいデザインを専門的に学びたいと感じたら、あとからUI/UXデザインに取り組んでみるのもよいでしょう。
WEBデザイナーのUI/UXデザイナーの違いは、以下の記事で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

WEBデザインの独学が向いている人の特徴

WEBデザインの独学を考えている人のなかには、独学とスクールで迷っている人もいるでしょう。
そこで、WEBデザインの独学が向いている人の特徴をまとめてみました。
- 学習の費用を抑えたい人
- すきま時間で勉強したい人
- スケジュール管理や計画的な行動が得意な人
WEBデザインの独学は、書籍やインターネット上の情報を活用して進めます。スクールのように受講料がかからず、学習の費用を抑えやすいです。
また、授業への出席やカリキュラムに沿った学習が必要ないため、自分のペースで学べます。そのため、大学の授業や仕事で忙しい人でも学習に取り組みやすいでしょう。
しかし、特に目標や計画を持たずに独学をはじめると、多忙な時期やモチベーションが下がった時期に手抜きになったり挫折したりすることがあります。
WEBデザイナーを独学で目指すときは、自らスケジュールを組み、計画に沿ってコツコツと学んでいく姿勢が欠かせません。
独学でWEBデザイナーを目指すときに必須な3つのもの

独学でWEBデザインを学ぶには、適切な作業環境を整えることも大切です。どれだけ優れたスキルを身につけても、使うツールが不十分だと、作業効率が落ちたり、思うような制作ができなくなる可能性もあります。
ここからは、WEBデザイナーを目指す人が最低限揃えておきたいツールをご紹介します。
必須1:パソコン
WEBデザインを学ぶときは、WEBデザインに十分なスペックをそなえたパソコンを用意しましょう。
性能が低いパソコンは、動作が重くなるだけでなく、ファイルが開けない、保存できないといったトラブルにつながることもあります。
特にWEBデザイナーは、PhotoshopやIllustratorといった処理が重いデザインツールを頻繁に使用します。
すでにパソコンを持っている人も、以下のスペックを満たしているか、確認してみてください。
以下の記事では、具体的にどのパソコンが WEBデザインにおすすめなのか紹介しているので、パソコンを購入するときの参考にしてください。

作業がとどこおると、学習が思うように進まなくなるだけでなく、業務開始後はクライアントに迷惑をかけてしまう可能性も避けられません。
安いパソコンはスペックが低い傾向にあるため、注意してください。最低限のスペックを備えたパソコンを準備することで、買い替えや修理の手間が省けるため、結果として出費も抑えられるかもしれません。
必須2:インターネット環境
WEBデザインを学ぶときは、安定したインターネット環境が必要不可欠です。
YouTubeの動画などインターネット上の情報が独学に役立つこともありますが、ネット環境が悪いとページを読み込むまでに時間がかかります。そのため、貴重な時間のロスにつながり、学習に使える時間が減ってしまうかもしれません。
そのため、インターネットの接続が不安定なときは、通信回線や接続機器を見直してみることが大切です。
接続が不安定になる主な原因とインターネット環境を安定させる解決策を、表にまとめてみました。
接続が不安定になる主な原因 |
・集合住宅の備え付けのネット回線を使っている ・LANケーブルの最大通信速度が低い ・古いWi-Fiルーターを使っている ・古い回線を使っている |
解決策 |
・光回線に乗り換える ・LANケーブルは、カテゴリがCat6〜Cat6Aのものを選ぶ ・Wi-Fiルーターは、転送速度が5GHzのものを選ぶ・Wi-Fiルーターの接続範囲は、間取りに合っているものを選ぶ |
接続が不安定になる主な原因 |
・集合住宅の備え付けのネット回線を使っている ・LANケーブルの最大通信速度が低い ・古いWi-Fiルーターを使っている ・古い回線を使っている |
解決策 |
・光回線に乗り換える ・LANケーブルは、カテゴリがCat6〜Cat6Aのものを選ぶ ・Wi-Fiルーターは、転送速度が5GHzのものを選ぶ・Wi-Fiルーターの接続範囲は、間取りに合っているものを選ぶ |
実際の業務では、WEBを介してクライアントとのやり取りや作品の提出を行います。なかには、リモートワークで働く人や、フリーランスとして自宅が職場になる人もいるでしょう。
学習を始める段階で、今後の活動を見据えて快適なネット環境を整えておくことを強くおすすめします。
必須3:デザインツール
WEBデザインを学ぶときは、PhotoshopやIllustratorなどのデザインツールが必要です。
これらのソフトは基本的に、Adobeが提供する「Adobe Creative Cloud」をサブスクリプション契約することで利用できます。
まだ学ぶべきツールが明確になっていない人や、お試しでWEBデザインを学んでみたい人は、「Photoshop」の単体プランを月額で契約することをおすすめします。
このプランは、解約手数料がかからず、必要に応じていつでも解約やプラン変更が可能です。あとから「Creative Cloud Pro」にアップグレードすることもできるので、無駄な出費を避けられるでしょう。
各プランには、7日間の無料体験期間がついていますので、ぜひご活用ください。
参考:Adobe公式|Creative Cloudアプリのプランと価格
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WEBデザイナー志望が独学で身につけるべき3つの知識
まずはWEBデザイナーになるうえで必要なスキルを紹介します。
- デザインの基礎知識
- デザインツールの操作スキル
- コーディングの基礎知識
闇雲に学習を始めるのではなく、必要なスキルを把握し、優先順位をつけて学ぶことが独学成功の鍵となります。
ここからは、独学でも習得しやすく、実際に仕事でもよく使われるこれら3つのスキルについて、詳しく解説していきます。順番に習得していけば、独学でも十分にスキルアップできますよ。
スキル1:デザインの基礎知識
WEBデザイナーにとって「デザインの基本ルール」を知っておくことはとても大切です。
デザインと聞くと「センスが必要」と思われがちですが、ルールや考え方を意識するだけで、デザインの質はぐっと上がります。
独学でWEBデザインを学ぶなら、まず以下の3つの基本をしっかり抑えましょう。
デザインの三大基礎知識
配色(色の組み合わせ) | 第一印象に大きく影響する要素。ターゲット層に合わせた色選びや、見やすい色の組み合わせを知ることが重要。 |
レイアウト(配置や余白) | 配置や、見た目のバランスを整える「余白」の使い方が非常に大切。情報がごちゃごちゃにならず、スッキリ見せる。 |
フォント(文字の形・種類・大きさ) | 読みやすく、内容に合った雰囲気の文字を選ぶ。適切なフォントを選ぶことで、メッセージがより効果的に伝わる。 |
配色(色の組み合わせ) | 第一印象に大きく影響する要素。ターゲット層に合わせた色選びや、見やすい色の組み合わせを知ることが重要。 |
レイアウト(配置や余白) | 配置や、見た目のバランスを整える「余白」の使い方が非常に大切。情報がごちゃごちゃにならず、スッキリ見せる。 |
フォント(文字の形・種類・大きさ) | 読みやすく、内容に合った雰囲気の文字を選ぶ。適切なフォントを選ぶことで、メッセージがより効果的に伝わる。 |
これらの基礎知識は、良いデザインを見抜く力や生み出す力の土台となります。
独学でさまざまなデザインを見る際も、これらの観点から分析することで、実践的なスキルとして身についていくでしょう。気になるデザインを見つけたら、「どんな色の組み合わせ?」「文字の大きさは?」と分析する癖をつけるのがおすすめです。
WEBデザインの基礎知識については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

スキル2:デザインツールの操作スキル
WEBデザインの実務において、デザインツールの操作スキルは欠かせません。
特にWEBデザインの現場で頻繁に使用されるのは、Adobe製品の「Photoshop」と「Illustrator」の2種類ですが、まずは「Photoshop」の操作を最優先で習得することをおすすめします。
独学で操作を学ぶ場合、すべての機能を覚える必要はありません。実際の業務で使う機能は一部なので、次のような基本操作に絞って覚えると効率的ですよ。
- 画像の切り抜き・サイズ調整
- 色調補正
- レイヤーを使ったデザイン作成
頻繁に使う機能を中心にマスターすれば、実際の業務は問題なく行えるようになるでしょう。
また、「Illustrator」はロゴやイラスト作成などに使われますが、最初はPhotoshopに集中し、必要に応じてIllustratorの学習に進むのが効率的です。
詳しい内容は以下の記事でも解説していますので、こちらもあわせてご確認ください。

スキル3:コーディングの基礎知識
WEBデザイナーになるために、コーディングの基礎知識も押さえておきましょう。
なぜなら、基本的な仕組みを理解していると、コーダーにデザインの意図を正確に伝えやすくなったり、自分が作ったデザインがどのように形になるのかも想像しやすくなるからです。
コーディングとは、簡単にいうと「WEBサイトを動かすための言語(コード)を書くこと」です。
最近は「STUDIO」や「Wix」などのノーコードツールも増えており、コードを書かずにWEBサイトを作れる環境も整ってきています。また、コーディングは「コーダー」と呼ばれる専門職に任せることもできます。
デザインメインのWEBデザイナーを目指すのであれば、WEBサイトを一から作るような難しいコーディングができる必要はありません。しかし、最低限のHTMLとCSSの知識は覚えておいた方が、WEBデザイナーとしての仕事の幅が広がりますよ。
WEBデザイナーが最低限覚えておきたいコーディングの知識
言語 | 説明 | 具体例 |
HTML | WEBページの「中身」を作る言語 | 見出しや段落、画像の表示など |
CSS | WEBページの「見た目」を整える言語 | 文字の色や大きさ、レイアウトなど |
言語 | 説明 | 具体例 |
HTML | WEBページの「中身」を作る言語 | 見出しや段落、画像の表示など |
CSS | WEBページの「見た目」を整える言語 | 文字の色や大きさ、レイアウトなど |
独学する場合、まずはHTMLとCSSがそれぞれどのような役割を持っているのか、簡単なコードを読み書きできるレベルを目指すと良いでしょう。

独学でWEBデザイナーになるための4つの勉強法

独学でWEBデザイナーを目指すとき、何から始めたらいいのか迷う人も少なくありません。
この章では、はじめてWEBデザインを学ぶ人にもおすすめの勉強方法を4つ紹介します。
- 書籍で勉強する
- WEBサイトで勉強する
- Youtube動画を視聴する
- スクールの無料体験に参加する
それぞれの方法について、メリット・デメリットをまとめました。また、役に立つ書籍やおすすめのWEBサイトなど、具体的なリソースもあわせて紹介しています。
自分にぴったりの学習スタイルを見つける手助けになれば幸いです。
勉強法1:書籍で勉強する
独学でWEBデザイナーを目指すとき、おすすめしたい方法が書籍での学習です。
書籍で学習するメリットとデメリットを、表にまとめてみました。
メリット |
・実績のあるデザイナーによる信頼性の高い情報が多い ・紙媒体のため書き込みや付箋によるメモがしやすい ・ネット環境が整う前でも学習をはじめられる |
デメリット |
・情報が古く、最新のトレンドや傾向が反映されていない場合がある ・買いそろえていくと購入費がかさむ場合がある ・実際の作業映像を視聴できず、分かりにくい場合がある |
メリット |
・実績のあるデザイナーによる信頼性の高い情報が多い ・紙媒体のため書き込みや付箋によるメモがしやすい ・ネット環境が整う前でも学習をはじめられる |
デメリット |
・情報が古く、最新のトレンドや傾向が反映されていない場合がある ・買いそろえていくと購入費がかさむ場合がある ・実際の作業映像を視聴できず、分かりにくい場合がある |
書籍は基礎から応用までのレベル別に学べるものや、デザインツールの使い方に特化したもの、あるいはクライアントとのヒアリングスキルを深掘りした内容など、さまざまな種類があります。
自分の現在のスキルレベルや、習得したい目的に応じて、最適な一冊を選ぶことが大切です。
独学におすすめのWEBデザイン本
書籍名 | 特徴 |
見るだけでデザインセンスが身につく本 | WEBデザインに必要な基本セオリーが、眺めているだけで身に付く初心者におすすめの本 |
なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本〉 | Amazonベストセラー1位!楽しみながら学べるWEBデザイン本 |
いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門[第2版] | 初心者におすすめ!一生使えるWEBデザインのテクニック集 |
レイアウト・デザインの教科書 | レイアウトの基本的ルールから応用テクニックまでを分かりやすく解説した一冊 |
これからはじめるPhotoshopの本 | 最速でPhotoshopを使えるようになりたい人におすすめの本 |
書籍名 | 特徴 |
見るだけでデザインセンスが身につく本 | WEBデザインに必要な基本セオリーが、眺めているだけで身に付く初心者におすすめの本 |
なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本〉 | Amazonベストセラー1位!楽しみながら学べるWEBデザイン本 |
いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門[第2版] | 初心者におすすめ!一生使えるWEBデザインのテクニック集 |
レイアウト・デザインの教科書 | レイアウトの基本的ルールから応用テクニックまでを分かりやすく解説した一冊 |
これからはじめるPhotoshopの本 | 最速でPhotoshopを使えるようになりたい人におすすめの本 |

勉強法2:WEBサイトで勉強する
独学でWEBデザインを学びたい場合、WEBサイトを活用してみるのもひとつの方法です。
WEBサイトで学習するメリットとデメリットを、表にまとめてみました。
メリット |
・スマホ1台で学習をはじめられる ・最新情報が手に入りやすい ・無料で学べるコンテンツが充実している |
デメリット |
・情報が多く体系的に学びづらい ・無料での閲覧範囲が限定されている場合がある ・有料登録に誘導される場合がある |
メリット |
・スマホ1台で学習をはじめられる ・最新情報が手に入りやすい ・無料で学べるコンテンツが充実している |
デメリット |
・情報が多く体系的に学びづらい ・無料での閲覧範囲が限定されている場合がある ・有料登録に誘導される場合がある |
WEBサイトは常に情報が更新されているため、最新のトレンドや技術に触れやすいのが大きな魅力です。
また、WEBサイトではデザインツールの使い方や目的別のノウハウなど、細かく分類された情報が多いため、今知りたいことだけをピンポイントで調べられるという利便性もあります。
ただしその反面、情報が断片的になりやすく、全体像を体系的に学びづらいというデメリットもあります。理解を深めたい場合は、書籍や動画と併用しながら、補助教材として活用するのが効果的です。
また、WEBサイトによっては無料で見られる範囲に制限がある場合もあります。有料プランへの登録が必要なこともあるため、内容やコストが自分に合っているかを事前に確認するようにしましょう。

勉強法3:Youtube動画を視聴する
WEBデザインを独学したいときは、YouTubeも役立ちます。
Youtube動画で学習するメリットとデメリットを、表にまとめてみました。
メリット |
・無料で充実したコンテンツを視聴できる ・実演が動画で視聴できる ・誰が情報発信しているかが分かりやすい |
デメリット |
・広告の表示で時間をロスする場合がある ・Wi-Fiがない環境ではデータ通信料がかかる ・古い情報が紛れていることがある |
メリット |
・無料で充実したコンテンツを視聴できる ・実演が動画で視聴できる ・誰が情報発信しているかが分かりやすい |
デメリット |
・広告の表示で時間をロスする場合がある ・Wi-Fiがない環境ではデータ通信料がかかる ・古い情報が紛れていることがある |
YouTubeは、図や作業画面を交えながら、必要な情報を分かりやすく解説してくれます。そのため、限られた時間でも効率よく学習できるのが大きな魅力です。
チャンネルによっては、順序立てて体系的に学べる点も大きなおすすめポイントです。
例えば、動画タイトルに番号を振って視聴の順番を示していたり、次に見ると理解が深まる関連動画を案内してくれることがあります。
多くの配信者が顔や名前、実績を公表しており、発信者の透明性が高いのも特徴です。そのため、信頼できる情報かどうかを判断しやすいと言えます。
独学におすすめのYouTubeチャンネル
チャンネル名 | 特徴 |
ゼロイチWEBデザイン:未経験からWEBデザイナーへ | 最速最短でWEBデザイナーになりたい方が、楽しくWEBデザインを学べる |
HIROCODE.ヒロコード | 実務的なWEBデザイン知識が学べる |
mikimiki web スクール | WEBデザインをイチから学びたいママ・主婦におすすめ |
MappyPhoto | Photoshopの基礎を分かりやすく解説 |
MUUUUU.TV | トレンドや実践的なWEBデザインを学びたい人のための、ワンランク上の動画チャンネル |
チャンネル名 | 特徴 |
ゼロイチWEBデザイン:未経験からWEBデザイナーへ | 最速最短でWEBデザイナーになりたい方が、楽しくWEBデザインを学べる |
HIROCODE.ヒロコード | 実務的なWEBデザイン知識が学べる |
mikimiki web スクール | WEBデザインをイチから学びたいママ・主婦におすすめ |
MappyPhoto | Photoshopの基礎を分かりやすく解説 |
MUUUUU.TV | トレンドや実践的なWEBデザインを学びたい人のための、ワンランク上の動画チャンネル |

勉強法4:スクールの無料体験に参加する
WEBデザインの学習を始めたいときは、スクールの無料体験への参加もおすすめです。特に独学とスクールのどちらにするか迷っている人にとっては、スクールの雰囲気やメリットを直接体感できる良い機会になるでしょう。
スクールの無料体験に参加するメリットとデメリットを、表にまとめてみました。
メリット |
・学習環境やカリキュラムを実際に体験できる ・現役デザイナーの講師に相談できる ・独学とスクール受講で迷ったときの判断材料になる |
デメリット |
・時間の確保が必要になる ・実際のスキル習得にはつながりにくい ・有料スクールへの加入を勧められることがある |
メリット |
・学習環境やカリキュラムを実際に体験できる ・現役デザイナーの講師に相談できる ・独学とスクール受講で迷ったときの判断材料になる |
デメリット |
・時間の確保が必要になる ・実際のスキル習得にはつながりにくい ・有料スクールへの加入を勧められることがある |
無料体験では、実際にスクールのカリキュラムを体験しながら、WEBデザインの基礎知識に触れることができます。
多くのスクールでは、現役デザイナーとして活躍する講師やスタッフと直接話せる機会もあるため、将来の不安や勉強方法について気になることがあれば、積極的に質問してみるとよいでしょう。
ただし、無料体験はあくまで受講を検討している人を対象としたサービスです。自分のメリットだけを目的に参加すると、スクール側に迷惑をかけてしまう可能性があります。
そのため、WEBデザインの学習方法やスクール受講について迷っている場合に限って、活用することをおすすめします。
体験で学べる具体的内容や無料講座を開講しているスクールは、こちらの記事にまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてください。

独学でWEBデザインを勉強する場合の流れ

独学でWEBデザイナーを目指すときは、事前に学習の流れを知っておくことが非常に重要です。
スクールでは、成果にもとづいたカリキュラムが用意されていますが、独学では自分で進捗を把握しながら学習を進めていかなければなりません。
独学でWEBデザイナーを学ぶときは、次のステップに沿って学んでいくといいでしょう。
- デザインツールの使い方を習得する
- デザインの基礎知識を習得する
- 優れたデザインを模写・トレースする
- オリジナルの作品を制作する
- HTMLとCSSの基礎を習得する
- ポートフォリオを作成する
ステップ1:デザインツールの使い方を習得する
WEBデザインを学ぶときは、まずデザインツールの使い方を学ぶようにしましょう。
WEBデザインでよく使われるツールは以下の通りです。
- Photoshop
- Illustrator
- Adobe XD
- Figma
- InVision Studio
すべてのデザインツールを一度に習得しようとすると、多くの時間がかかるだけでなく、ツールごとの利用料も発生してしまいます。
そのため、まずは使用頻度が高く、業務でも使用を求められることが多いPhotoshopに慣れておきましょう。ほかのツールは、必要に応じて習得すれば大丈夫です。
また、最初から応用的な使い方を身につける必要はありません。まずは準備として、基本的な操作を理解し簡単な作業ができるようになることが大切です。
実際にデザイン制作を進めながら、少しずつできることを増やしていくと、無理なくスキルを習得できます。
ステップ2:デザインの基礎知識を習得する
ツールの使い方と同じくらい、デザインの基礎知識もWEBデザインの習得には欠かせない要素です。
ここでいう基礎知識とは、配色・レイアウト・フォントなど、デザインを構成する要素のちょっとした違いによって生まれる印象や効果のことを指します。
具体的な内容は、以下の通りです。
「配色」で意識するポイント |
・どのような配色が使われているか? ・配色のバランスは? ・色の組み合わせの意図は? |
「レイアウト」で意識するポイント |
・レイアウトはどうなっているか? ・重要な情報はどこに配置されているか? ・余白の使い方は? |
「フォント」で意識するポイント |
・どのようなフォントが使われているか? ・読みやすさはどうか? ・使われている文字がサイトの雰囲気に合っているか? |
「ユーザー目線」で意識するポイント |
・ターゲットユーザーは誰なのか? ・そのユーザーに向けてどのような工夫がされているか? |
「配色」で意識するポイント |
・どのような配色が使われているか? ・配色のバランスは? ・色の組み合わせの意図は? |
「レイアウト」で意識するポイント |
・レイアウトはどうなっているか? ・重要な情報はどこに配置されているか? ・余白の使い方は? |
「フォント」で意識するポイント |
・どのようなフォントが使われているか? ・読みやすさはどうか? ・使われている文字がサイトの雰囲気に合っているか? |
「ユーザー目線」で意識するポイント |
・ターゲットユーザーは誰なのか? ・そのユーザーに向けてどのような工夫がされているか? |
基礎をしっかり理解しておくことで、クライアントの意図を反映しつつ、利用者にとっても見やすく、伝わりやすいデザインを作ることが可能になります。
気になるデザインに出会ったときは、「どんな色の組み合わせ?」「文字のサイズや間隔は?」などと分析する癖をつけておきましょう。実力アップにつながります。
WEBデザインの基礎知識については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ステップ3:優れたデザインを模写・トレースする
WEBデザインを学ぶときは、実際に優れたデザインを模写・トレースしてみるのがおすすめです。
WEBデザインのスキルは、知識をインプットするだけでは身につきません。アウトプットの第一歩として、既存のデザインを真似してみることが重要です。
実際に模写・トレースをするときは、さまざまな疑問を持つことをおすすめします。
- なぜこの配色が使われているのか(印象やターゲットを考える)
- 文字の大きさ・行間・フォントの選び方に理由があるか
- ユーザーの使いやすさや行動導線がどう設計されているか
- 画像やイラストの役割は何か?装飾か、情報補足か
- このデザインの目的は何か(商品を売る/問い合わせを促すなど)
模写を通して、優れたデザインの構成や配色、余白の使い方などをデザイナーの視点で分析できるようになるでしょう。また、作り方が分からない部分が出てきたときは、自分で調べて再現しようとする過程で、スキルの幅が大きく広がります。
このように、模写・トレースを積み重ねることで、実践的なスキルや知識が自分の中に蓄積され、より柔軟で効果的なデザイン制作ができるようになります。
ステップ4:オリジナルの作品を制作する
プロのデザインの模写・トレースをはじめたら、実際にオリジナルの作品も制作してみましょう。
模写・トレースは、WEBデザインの感覚をつかんだりスキルを伸ばしていくためには非常に役立ちます。ですが、実務に見本はなく、1からクライアントの指示をもとに作品を作らなければいけません。
これまで学んだことを取り入れながら、自分ならどうするかを考えつつオリジナルのデザインを制作していきましょう。
ステップ5:HTMLとCSSの基礎を習得する
WEBデザイナーを目指すうえで、HTMLやCSSなどのコーディングの基礎知識を身につけておくことは大切です。
ただし、近年はWEB制作の分業化が進んでおり、コーディングはコーダーなどの専門職が担当するケースも増えています。
そのため、主にWEB広告バナーやランディングページのデザインなど、ビジュアル制作を中心に考えている場合は、コーディングスキルがそれほど高くなくても、転職や案件獲得に大きな支障はないでしょう。
しかし、最低限のコーディングの知識は持っておく方がいいでしょう。。
理由は、以下の2つです。
- WEBサイトに表示される結果を想像してデザインができる
- コーダーとの意思疎通がスムーズにできる
実際にコーディングを担当する機会が少なくても、基礎知識を持っているだけで業務をスムーズに進めることができます。特に、ちょっとした修正や調整を自分で対応できる程度のスキルがあると、やりとりの手間が減り、制作全体の効率も高まるでしょう。
そのため、HTMLやCSSの基本的な操作方法や役割は、デザイナーであっても習得しておくことをおすすめします。
ステップ6:ポートフォリオを作成する
オリジナル作品を制作できるようになったら、ポートフォリオを作ってみましょう。
ポートフォリオとは、自分の経歴や制作物をまとめた資料のこと。採用担当者やクライアントがあなたの実力やセンスを判断するための重要な材料になります。foriioなどのポートフォリオ作成ツールを活用して、事前に準備をしておきましょう。
ポートフォリオの作り方や内容に迷っている人は、次の点を意識してみてください。
- 現役デザイナーのポートフォリオの構成を参考にする
- コンセプトやトンマナは統一させる
- 数よりも質を重視して制作物を掲載する
- 利用できるツールやできることを明記する
- 問い合わせ窓口や稼働条件を載せておく
具体的な作り方については、以下の記事で詳しく書いています。実際にポートフォリオを作るときには参考にしてみてください。

WEBデザインを独学で学ぶデメリット3つ

WEBデザインの独学には多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在しています。
これらのデメリットをあらかじめ想定せずに学習を始めてしまうと、壁にぶつかったときにどう対処してよいか分からず、そのまま挫折してしまう人も少なくありません。
特に、独学でつまずきやすいポイントとしては、次の3つが挙げられます。
- 効果的な勉強方法が分からない
- 挫折しやすい
- フィードバックが受けられない
こうしたデメリットを事前に把握しておくことで、あらかじめ対処法を考えておくことができ、スムーズに学習を進めやすくなります。
また、独学が自分に合っているかどうかを見直す良いきっかけにもなるでしょう。
デメリット1:効果的な学習方法が分からない
独学でWEBデザイナーを目指すときは、効果的な学習方法が分からず、スキルの習得に時間がかかってしまうことがあります。
特に、次のような壁にぶつかりやすいでしょう。
- 何から学べばいいのか迷いやすい
- 使う教材や順番を自分で判断しなければならない
- 理解に時間がかかり、遠回りになることも多い
多くのWEBデザインスクールでは、現場でのニーズを踏まえた実績あるカリキュラムで、無駄なく効率的にスキルを身につけることができます。
一方で独学では、膨大にあふれている情報から自分に合った学習方法を見つける必要があるため、「あれもこれも」といろいろと手を出しているうちに、結局はあまり習得できていないということが起こりえるでしょう。
独学で学ぶときは。以下の点を意識してみてください。
- 本記事の「独学でWEBデザインを勉強する流れ」を参考にする
- たくさんの情報を追いかけるより、特定の教材をじっくり攻略する
- 定期的に進捗を振り返り、学習計画に沿っているかを確認する
デメリット2:挫折しやすい
WEBデザインの独学は、挫折しやすいと言われています。
主な理由は、以下の3つです。
- 相談する相手がいない
- モチベーションを保ちづらい
- 自信を失いやすい
独学の場合は、疑問や不安を基本的に自分ひとりで解決しなければなりません。
また、SNSで他のデザイナーの活躍や作品と自分を比べてしまい、モチベーションが下がることも少なくありません。
言い換えると、独学では他者の視点や相談できる環境が不足しがちで、すべてを抱え込みやすいのが現実です。
だからこそ、ひとりで学ぶ環境にこそ、つながりを意識的に取り入れることが大切です。
以下のような場を積極的に活用して、仲間づくりや情報交換の場を持つことをおすすめします。
- デザイナー活動を発信するSNSアカウント
- フリーランス向けの交流イベント
- WEBデザイナー専用のオンラインサロン
その他の独学での挫折を防ぐためのポイントは、以下の記事で解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。

デメリット3:フィードバックが受けられない
独学では、自分の作品に対して誰かからアドバイスをもらう機会がほとんどありません。
そのため、以下の壁にぶつかることがあります。
- デザインの良し悪しを客観的に判断しづらい
- 何が正解なのかが分からないまま学習を進めてしまう
- 自分の強みやほかのデザイナーとの差別ポイントが分からない
スクールでは、現役デザイナー講師や仲間からのフィードバックを受けられるため、自分では気づかなかった改善点や新たな視点を得ることができます。また、自分ならではの強みにも気づきやすいでしょう。
独学でも、客観的な視点を取り入れられる環境を用意しておきましょう。
以下の手段を取り入れることで、スキルアップを目指せるかもしれません。
必ずしも実績のあるデザイナーから意見がもらえるわけではないという点には注意が必要です。
- ポートフォリオのレビュー会に参加する
- SNSに作品を投稿して反応をもらう
- コンペに作品を応募してみる
独学でWEBデザイナーを目指すときに注意すべき3つのポイント

せっかくWEBデザインに興味を持ったなら、効率的にスキルを習得し、目標を達成したいですよね。そこでここからは、独学での失敗を防ぎ、着実にスキルを身につけるために注意すべき3つのポイントをご紹介します。
- 目標と学習計画を立てる
- 実践も取り入れてスキルを磨く
- 質問できる環境を用意する
ポイント1:目標と学習計画を立てる
独学でWEBデザイナーを目指すときは、まず目標と学習計画を立てましょう。
目標を決めることで深めるべき知識やスキルが明確になります。
学習計画をつくることで、目標達成に向けて進むべき道筋が明確になり、モチベーションにもつながるでしょう。
具体的には、以下の点を考えておくことをおすすめします。
すべきこと | |
---|---|
目標 | ・将来、携わりたい業務内容を明確にする ・働き方を決める(転職・副業・フリーランス) |
学習計画 | ・ゴールの期日を設定し、逆算してスケジュールを組む ・ライフスタイルを考慮し、現実的な予定を組む ・定期的に内容を見直し、ブラッシュアップする |
すべきこと | |
---|---|
目標 | ・将来、携わりたい業務内容を明確にする ・働き方を決める(転職・副業・フリーランス) |
学習計画 | ・ゴールの期日を設定し、逆算してスケジュールを組む ・ライフスタイルを考慮し、現実的な予定を組む ・定期的に内容を見直し、ブラッシュアップする |
実際に学習計画を立ててみると、転職や案件獲得の目標時期までに、必要なスキルをすべて習得するのが難しいと気づくこともあるでしょう。
そんなときは、スケジュールに余裕を持たせるために、目標時期そのものを見直すのもひとつの選択肢です。あるいは、身につけたいスキルの優先順位を明確にして、学習の範囲を絞るという方法も有効です。
全てを完璧にすることにこだわらず、限られた時間で何を深く学ぶかを考えることが、着実な成長への近道になります。
ポイント2:実践も取り入れてスキルを磨く
独学でWEBデザイナーを目指すときは、インプットだけではなくアウトプットも重要です。
どれだけ知識やスキルを頭で理解していても、実際に手を動かしてアウトプットできなければ、現場では通用しません。
特に、副業やフリーランスとして仕事をしたいと考えている人は、実務経験や即戦力としての対応力が求められる場面が多いです。
独学であっても、意識的にデザイン制作の実践に取り組むことが大切です。以下のような方法で、スキルを磨いていけます。
- プロによるデザインを模写やトレースする
- 架空の案件を仮定し、制作物を作ってみる
- コンペに応募する
制作物を残しておけば、あとから見返して自分の成長を実感することができ、モチベーションの維持にもつながります。
小さな進歩でも「できることが増えた」「前よりレベルが上がっている」と感じられるだけで、自信を持って学習を続ける原動力になりますよ。
ポイント3:質問できる環境を用意する
独学でWEBデザインを学ぶなら、気軽に質問できる相手や環境を作っておくと安心です。
独学する際に大きな壁となるのが、「分からないことがあってもすぐに質問できない」という点。この疑問の解消に時間がかかったり、結局分からないままに諦めてしまうことが、挫折に繋がる大きな要因となります。
この問題を解決するには、あらかじめ「質問できる場所」を用意しておくことが大切です。たとえば、以下のような方法が挙げられます。
- InstagramやX(旧Twitter)などのSNSで現役のWEBデザイナーをフォローし、質問や交流を図る
- WEBデザイン関連のオンラインコミュニティに参加する
- 学習プラットフォームを活用する
- 友人や知人にWEBデザインやITに詳しい人がいないか探してみる
1人で悩む時間を減らすことで、学習の効率が上がり、モチベーションの維持にもつながります。「誰かに聞ける」という安心感は、独学を成功させるための大きな武器になるでしょう。
独学よりスクールでWEBデザイナーを目指すメリット・デメリット

独学が自分に合っているか迷っている方は、WEBデザインスクールの受講も検討してみるといいでしょう。
ここでは、自分に合った学び方を判断しやすくするために、スクールのメリットとデメリットを紹介します。
- 効率的に学べるカリキュラムが用意されている
- 講師やメンターに質問できる環境がある
- 仲間との交流やモチベーション維持につながる
- 費用がかかる
- 学習ペースが決められていることが多い
- カリキュラムが合わない場合もある
WEBデザインスクールに通うことで、挫折しづらく、効率よく実践的なスキルを習得できる環境が手に入ります。実際に、1ヵ月程度の短期受講で転職や初案件の獲得を目指すことも不可能ではありません。
例えば、日本デザインの卒業生であるあそゆかさんは、45日間のカリキュラム受講中に、累計137万円分の案件を獲得しました。
これまでWEBライティングのかたわら、自己流でデザイナーの仕事もされていたそう。しかし、客観的な意見をもらえず自信がありませんでした。
ところが、スクールの最終課題をSNSに投稿したところ、クライアントの目にとまり、案件獲得につながったのです。
あそゆかさんの実際の体験談は、以下の記事から読んでいただけます。

受講料はかかりますが、独学よりも効率よくスキルを身につけられる分、早期に転職や案件獲得につながる可能性があります。その結果、かかった費用を短期間で回収できるケースも十分に考えられます。
スクールによって、受講形式や受講期間はさまざまです。例えば、校舎への通学が必要なスクールもあれば、オンライン授業やオンデマンド型の動画教材で自宅から学習できるスクールもあります。
以下の点を事前にWEBページで確認しておきましょう。後悔なく着実にスキルアップを目指せるスクールを見つけやすくなります。
- 学習形式やスケジュールがライフスタイルに合っているかを確認する
- 卒業生の転職・案件獲得までの期間や進路先を確認する
- 目標に沿ったカリキュラム内容と受講期間のコースを探す
気になるスクールがあれば、まずは無料体験に参加してみることをおすすめします。
実際の授業内容や講師の雰囲気を体感できるため、自分に合っているかどうかを判断しやすくなります。
また、不安な点や分からないことがあれば、事前に直接質問できる貴重な機会でもあります。本格的に受講を決める前に、不明点をクリアにしておくことで、安心して学習を始められるでしょう。
おすすめのWEBデザインスクールは、以下の記事で紹介しています。ぜひ参にしてみてください。

まとめ
本記事では、独学でWEBデザインを学びたいと考えている人に向けて、独学が向いている人の特徴や必要な知識、WEBデザイナーになるための勉強方法をご紹介しました。
独学は費用を抑えることができ、自分のスケジュールやライフスタイルに合わせて柔軟に学習を進められます。一方で、自分で勉強計画を組み立てたりスケジュール管理をする必要もあります。
独学でWEBデザイナーを目指すために必要なことを、改めて振り返りましょう。
- 必要なネット環境やWEBデザインツールを用意する
- 自分に合う勉強方法を見つける(書籍・WEBサイト・YouTube・スクールの無料体験)
- 基本的な知識の習得を目指す(デザインの基礎知識・ツールの操作方法・基礎的なコーディングスキル)
- 目標と計画を明確にし、それに沿って学習を進める
- インプットとアウトプットを、バランスよく取り入れる
- 相談ができる環境を見つけてる
- スクールと迷う場合は、無料体験に参加してみる
独学でのWEBデザインスキルの習得は決して簡単ではありませんが、計画的な行動と効率的な学習方法があれば、きっと目標は叶えられます。
本記事が、独学でWEBデザイナーを目指す方にとって学習の助けとなれば幸いです。本記事が、独学でWEBデザイナーを目指す方にとって学習の助けとなれば幸いです。