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WEBデザイナーの独学の流れ6ステップ|おすすめ勉強法も解説

WEBデザイナーの独学の流れ6ステップ|おすすめ勉強法も解説

WEBデザインを学びたいけど、スクールに通うお金がない

とりあえず自分でやってみて向いているかが知りたい

このような理由で、あなたも独学を考えているかもしれません。

とはいえ、自分でも独学できる?何から始めればいい?どうやって勉強すればいい?など、独学をするにあたって多くの疑問があると思います。

そこで、今回はこれまで4,000人以上のWEBデザイナーを育成してきた、現役デザイナーの解説動画を参考に、独学でWebデザイナーを目指すために必要な情報を、未経験の方にもわかりやすく解説します。

本記事の内容
  • WEBデザイナーの仕事内容
  • 独学が向いている人の特徴
  • 勉強前に整えておきたい準備
  • 独学で身につけるべき基礎知識
  • おすすめの独学勉強法
  • スキル習得までの6ステップ
  • 独学のメリット・デメリット
  • 独学で失敗しないための注意点

「WEBデザインへの熱意はあるけれど、具体的な学習方法や進め方が分からず、最初の一歩が踏み出せない」と感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

参考:【完全初心者向け】0円からはじめるWebデザイン独学法!副業・在宅でもOKな始め方

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目次

WEBデザイナーの仕事とは?

WEBデザイナーの仕事とグラフィックデザインとの違い

WEBデザイナーの仕事とは、パソコンやスマートフォンで表示されるWEBサイトやページの見た目や構成をデザインすることです。

具体的には、以下の制作に携わることが多いです。

WEBデザイナーの主な制作物
  • WEBサイト
  • WEB広告
  • ランディングページ(LP)
  • バナー
  • メールマガジン
  • SNS用の画像
  • アイコン
  • イラスト
  • ロゴ

パソコンの前でひとりで作業する仕事というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、WEBデザイナーの役割はそれだけにとどまりません。

見た目の美しさだけでなく、クライアントの目的やイメージを正確に理解し、ユーザーにとって使いやすく魅力が伝わるサイトを形にすることが求められます。

実際の業務は、クライアントとの打ち合わせに始まり、サイト構成やレイアウトの設計、そしてデザイン制作まで幅広く対応します。

そのため、WEBデザイナーを目指すうえでは、デザインツールの操作スキルだけでなく、ヒアリング力や企画力といった、相手の意図をくみ取り、それを形にする力も重要です。

仕事内容1:グラフィックデザインとの違い

WEBデザイナーの業務をより具体的に理解するために、似ている業務との違いを解説します。

WEBデザインと似ている業務のひとつが、グラフィックデザインです。WEBデザインがパソコンやスマホの画面に表示されるものを作る一方で、グラフィックデザインは紙に印刷されるものを作ることを指します。

具体的には、以下の制作物の作成を担います。

グラフィックデザインの具体例
  • ポスター
  • チラシ
  • パンフレット
  • 書籍カバー
  • 雑誌広告
  • パッケージ

必要とされるスキルやデザインの内容も、それぞれ異なります。違いを、表にまとめてみました。

WEBデザイングラフィックデザイン
デザインするものインターネット上で表示されるもののデザイン印刷されるものや紙媒体のデザイン
具体例・WEBサイト
・ランディングページ(LP)
・WEB広告バナー
・YouTubeのサムネイル
・SNS用の画像
・メールマガジンなど
・ポスター
・チラシ
・パンフレット
・書籍
・雑誌広告
・パッケージなど
目的情報を「見やすく・使いやすく」伝える情報を「視覚的に・魅力的に」伝える
相互性・ユーザーが操作できる(ボタン・リンクなど)
・動きのある表現(アニメーション)、動画、音声なども利用可能
・動きはなく、静的なデザインが基本
・紙面の制約の中でデザインを構成する
変更・更新のしやすさいつでも更新や修正ができる一度印刷すると修正が難しい
必要なスキル・デザインスキル
・HTML/CSSなどのコーディングの知識
・デザインスキル中心(印刷や色彩の知識など)
スクロールできます
WEBデザイングラフィックデザイン
デザインするものインターネット上で表示されるもののデザイン印刷されるものや紙媒体のデザイン
具体例・WEBサイト
・ランディングページ(LP)
・WEB広告バナー
・YouTubeのサムネイル
・SNS用の画像
・メールマガジンなど
・ポスター
・チラシ
・パンフレット
・書籍
・雑誌広告
・パッケージなど
目的情報を「見やすく・使いやすく」伝える情報を「視覚的に・魅力的に」伝える
相互性・ユーザーが操作できる(ボタン・リンクなど)
・動きのある表現(アニメーション)、動画、音声なども利用可能
・動きはなく、静的なデザインが基本
・紙面の制約の中でデザインを構成する
変更・更新のしやすさいつでも更新や修正ができる一度印刷すると修正が難しい
必要なスキル・デザインスキル
・HTML/CSSなどのコーディングの知識
・デザインスキル中心(印刷や色彩の知識など)

最近では、企業や個人がWEBサイトやSNSにパンフレットや広告を出すことも増えており、WEBデザインとグラフィックデザインの業務の境界線は、曖昧になってきています。

そのため、独学をするときはどちらか片方ではなく、両方に対応できるスキルを身につけておくことをおすすめします。幅広い現場で活躍できるデザイナーとして、より市場価値の高い人材を目指せるでしょう。

WEBデザイナーとグラフィックデザイナーの違いは、以下の記事で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

仕事内容2:UI/UXデザインとの違い

UI/UXデザインは、WEBデザインとよく似た業務のひとつであり、WEBデザインの一部として扱われることもあります。

WEBデザインがサイトの見た目や構成を形にすることを指す一方で、UI/UXデザインはユーザーにとっての分かりやすさや使い勝手の良さに焦点を当てています。

具体的には、以下の業務に携わります。

UI/UXデザインの具体例
  • アプリやWEBサービスの画面設計
  • ボタンの配置やサイズの最適化
  • ユーザーが迷わず操作できる導線づくり
  • ユーザーの行動や感情を分析して改善提案

それぞれに必要とされるスキルや業務内容は、以下の通りです。

WEBデザインUI/UXデザイン
制作物WEBサイトの見た目や構成ユーザーインターフェースと体験設計
必要なスキル・デザインスキル
・コーディングの知識
・情報設計
・ユーザー心理への理解
主なアウトプット・ユーザーが操作するリンクやボタンなどの設置
・動きのある表現
・動画や音楽の活用
・リンクやボタンの配置
・効果的な文字の大きさの調整
・操作のしやすいデザインの作成
WEBデザインUI/UXデザイン
制作物WEBサイトの見た目や構成ユーザーインターフェースと体験設計
必要なスキル・デザインスキル
・コーディングの知識
・情報設計
・ユーザー心理への理解
主なアウトプット・ユーザーが操作するリンクやボタンなどの設置
・動きのある表現
・動画や音楽の活用
・リンクやボタンの配置
・効果的な文字の大きさの調整
・操作のしやすいデザインの作成

UI/UXデザインの知識を身につけることで、よりユーザーの立場に立った、使いやすく分かりやすいデザインができるようになります。WEBデザインとUI/UXデザインの習得を同時に目指す人も、少なくありません。

とはいえ、UI/UXにおけるユーザー目線を意識することはWEBデザインの基本でもあります。ユーザーの目線に立ったデザインの制作ができれば、十分に市場価値のあるWEBデザイナーを目指せます。。

UI/UXデザインの専門知識の習得に迷っている場合は、まずはWEBデザインの基礎をしっかり学び、実務を通じて経験を積んでいきましょう。より使いやすいデザインを専門的に学びたいと感じたら、あとからUI/UXデザインに取り組んでみるのもよいでしょう。

WEBデザイナーのUI/UXデザイナーの違いは、以下の記事で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

独学でWEBデザインを学ぶのが向いている人の特徴

独学でWEBデザインを学ぶのが向いているのは、以下のような特徴を持った人です。

独学が向いている人の特徴
  • モチベーションを継続できる人
  • 自走力があり学び続けられる人
  • 論理的に物事を組み立てられる人

これらに当てはまる人は、独学でもスムーズに学習を進めやすいでしょう。

それではここから、独学に向いている人の特徴を一つずつ詳しく見ていきましょう。

特徴1:モチベーションを継続できる人

独学で成果を出すうえで、最も大切なのは「学習を継続する力」です。

スクールであれば講師や仲間がサポートしてくれますが、独学では自分のペースで学び続ける必要があります。

WEBデザインは、ツールの操作や、デザイン基礎の学習など、少しずつ積み上げていく学びが中心。

すぐに目に見える成果が出るわけではありませんが、その分、自分の成長を実感できる楽しさもあります。

継続できる人のポイント
  • 「WEBデザイナーになりたい理由」が明確にある
  • 成果が出るまでの過程を前向きに楽しめる
  • 小さなゴールを設定して、達成感を重ねられる

こうした姿勢がある人ほど、多少の壁があっても学習を止めず、自分の力で前に進んでいけます。

自分なりの目的意識やペースを持てる人は、独学でも十分に成長していけるはずです。

特徴2:自走力があり学び続けられる人

独学では、学習教材や進め方を自分で決める必要があります。

おすすめされる情報はインターネット上にあふれていますが、すべてを追いかけてしまうと迷子になってしまうことも。

そのため、自分に合った教材を見極め、必要な情報だけを効率よく吸収する力が必要なのです。。

わからないことを自力で調べ、ときには試行錯誤しながら解決できる人は、独学に向いています。

自走できる人のポイント
  • 調べて解決するのが苦にならない
  • 情報を取捨選択できる
  • 学習を「待ち」ではなく「攻め」で進められる

このような自走力を持つ人は、独学でも確実に成長しやすいです。

学びを他人任せにせず「自分で前に進む」という意識があれば、着実にスキルを身につけられるでしょう。

特徴3:論理的に物事を組み立てられる人

WEBデザインは「センス」だけで成り立つ仕事ではありません。

情報を整理し、ユーザーが理解しやすい形に並べ替える論理的な思考が欠かせないのです。

例えば、ページ内でどの情報を優先的に見せるか、どこに余白を置くか、文字サイズをどう調整するかといった判断は、すべて理由に基づいておこなう必要があります。

論理的な人のポイント
  • 情報を整理してまとめるのが得意
  • 手順を考えながら学習を進められる
  • 感覚だけでなく理由を言葉にできる

論理的な思考があれば、学習効率が高まるだけでなく、実務でも説得力を発揮できます。

クライアントやチームに対して「なぜこのデザインにしたのか」を説明できることは信頼につながるからです。

このように、物事を整理して考えるのが得意な人は、独学でもスムーズにスキルを伸ばしていけるでしょう。

独学でWEBデザイナーを目指すときに必要な準備

独学でWEBデザインを学ぶには、スキルの習得だけでなく「学べる環境づくり」も欠かせません。

適切な環境を用意すると、学習内容を理解するスピードや集中力の持続が大きく違ってきます。

ここからは、独学を始める前に最低限整えておきたい準備について見ていきましょう。

独学に必要な準備
  • デザイン作業に適したパソコン
  • 安定したインターネット環境
  • Photoshop・Figmaなどのデザインツール導入
  • 学習スケジュールと目的の設定

こうした環境を整えることで、独学でも効率よく学びを進め、実務に近い形でスキルを習得できるようになります。

準備1:デザイン作業に適したパソコン

WEBデザインを学ぶときには、十分なスペックを備えたパソコンが欠かせません。

性能が低いと動作が重くなるだけでなく、ファイルが開けない・保存できないなどのトラブルの原因になります。

特にWEBデザインではPhotoshopやIllustratorといった、処理するデータ量が多いデザインツールを使います。そのためパソコンの性能不足は学習効率を大きく下げてしまいます。

すでにパソコンを持っている人も、下記のような最低限のスペックを満たしているか確認してみましょう。

パソコンに必要なスペックの目安

項目最低限必要推奨スペック
CPUCore i5以上Core i7以上/Apple M1以上
メモリ8GB16GB以上
ストレージ256GB SSD512GB以上 SSD
ディスプレイ13インチ以上15インチ以上(外部モニター利用も可)
スクロールできます
項目最低限必要推奨スペック
CPUCore i5以上Core i7以上/Apple M1以上
メモリ8GB16GB以上
ストレージ256GB SSD512GB以上 SSD
ディスプレイ13インチ以上15インチ以上(外部モニター利用も可)

スペックを満たす機種を用意することで、買い替えや修理の手間を防げます。結果的に無駄な出費を抑えることにもつながるでしょう。

以下の記事では、具体的にどのパソコンがWEBデザインにおすすめなのか紹介しています。パソコンを購入するときの参考にしてください。

準備2:安定したインターネット環境

WEBデザインを独学で進めるには、安定したインターネット環境が必要不可欠です。

YouTubeや学習サイトなどインターネット上の情報は、独学の大きな助けになります。しかし、通信が不安定だと読み込みに時間がかかり、貴重な学習時間を無駄にしてしまいます。

特にFigmaやGoogleドライブなどのクラウドサービスを活用する場合は、回線の安定性が作業効率に直結します。

下記にインターネット環境が不安定になる原因と、それぞれに対応できる解決策を整理しました。

ご自宅の状況に当てはめながらチェックしてみましょう。

接続が不安定になる主な原因と解決策

主な原因解決策
集合住宅の備え付けのインターネット回線を使っている光回線に乗り換える
LANケーブルの最大通信速度が低いCat6〜Cat6A対応のLANケーブルに変更する
古いWi-Fiルーターを使っている・5GHz対応の高速ルーターに買い替える
・間取りに合ったルーターを選ぶ
古い回線を使っている最新回線に切り替える
スクロールできます
主な原因解決策
集合住宅の備え付けのインターネット回線を使っている光回線に乗り換える
LANケーブルの最大通信速度が低いCat6〜Cat6A対応のLANケーブルに変更する
古いWi-Fiルーターを使っている・5GHz対応の高速ルーターに買い替える
・間取りに合ったルーターを選ぶ
古い回線を使っている最新回線に切り替える

今後のリモートワークや案件対応を見据えて、学習を始める段階から快適なインターネット環境を整えておくことを強くおすすめします。

準備3:Photoshop・Figmaなどのツール導入

WEBデザインを学ぶには、実際に手を動かしながらスキルを習得できるよう、デザイン制作に欠かせないツールを早めに導入しておくことが重要です。

なかでも代表的なのがPhotoshopとFigmaです。

Photoshopは写真加工やWeb用の画像制作に強く、細かいデザイン調整が必要なときに便利です。

一方でFigmaはクラウドベースで動作するためパソコンに負荷が少なく、無料から使えるうえに複数人で同時編集できるのが特徴です。

どちらも初心者からプロまで広く利用されており、学習を進めるうえで触れておく価値が高いツールです。

独学の段階から実際に手を動かして慣れていくことで、知識をすぐに実践に結びつけられます。

自分の目的や学習スタイルに合わせてツールを選び、早い段階で使い慣れておくことが、効率的なスキル習得のポイントです。

準備4:学習スケジュールと目的の設定

パソコンやツールを整えても、学習計画がなければ途中で挫折してしまいます。

独学は自由度が高い分、学習の目的とスケジュールを明確にしておくことが大切です。

目標を「半年後にポートフォリオを完成させる」「週に10時間学習する」といった形で具体的に設定すれば、迷わず進められます。

また、小さなゴールを積み重ねることで達成感が得られ、モチベーションを維持しやすくなりますよ。

スケジュール設定のポイント
  • 目的を具体的に言語化する
  • 期間を区切って学習計画を立てる
  • 小さなゴールを設定する

目的とスケジュールを明確にすることは、独学を継続するための最も有効な仕組みです。

WEBデザイナー志望が独学で身につけるべき3つの知識

まずはWEBデザイナーになるうえで必要なスキルを紹介します。

WEBデザイナーが身につけておくべきスキル
  • デザインの基礎知識
  • デザインツールの操作スキル
  • コーディングの基礎知識

闇雲に学習を始めるのではなく、必要なスキルを把握し、優先順位をつけて学ぶことが独学成功の鍵となります。

ここからは、独学でも習得しやすく、実際に仕事でもよく使われるこれら3つのスキルについて、詳しく解説していきます。順番に習得していけば、独学でも十分にスキルアップできますよ。

スキル1:デザインの基礎知識

WEBデザイナーにとって「デザインの基本ルール」を知っておくことはとても大切です。

デザインと聞くと「センスが必要」と思われがちですが、ルールや考え方を意識するだけで、デザインの質はぐっと上がります。

独学でWEBデザインを学ぶなら、まず以下の3つの基本をしっかり抑えましょう。

デザインの三大基礎知識

配色(色の組み合わせ)第一印象に大きく影響する要素。ターゲット層に合わせた色選びや、見やすい色の組み合わせを知ることが重要。
レイアウト(配置や余白)配置や、見た目のバランスを整える「余白」の使い方が非常に大切。情報がごちゃごちゃにならず、スッキリ見せる。
フォント(文字の形・種類・大きさ)読みやすく、内容に合った雰囲気の文字を選ぶ。適切なフォントを選ぶことで、メッセージがより効果的に伝わる。
スクロールできます
配色(色の組み合わせ)第一印象に大きく影響する要素。ターゲット層に合わせた色選びや、見やすい色の組み合わせを知ることが重要。
レイアウト(配置や余白)配置や、見た目のバランスを整える「余白」の使い方が非常に大切。情報がごちゃごちゃにならず、スッキリ見せる。
フォント(文字の形・種類・大きさ)読みやすく、内容に合った雰囲気の文字を選ぶ。適切なフォントを選ぶことで、メッセージがより効果的に伝わる。

これらの基礎知識は、良いデザインを見抜く力や生み出す力の土台となります。

独学でさまざまなデザインを見る際も、これらの観点から分析することで、実践的なスキルとして身についていくでしょう。気になるデザインを見つけたら、「どんな色の組み合わせ?」「文字の大きさは?」と分析する癖をつけるのがおすすめです。

WEBデザインの基礎知識については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

スキル2:デザインツールの操作スキル

WEBデザインの実務において、デザインツールの操作スキルは欠かせません。

特にWEBデザインの現場で頻繁に使用されるのは、Adobe製品の「Photoshop」「Illustrator」の2種類ですが、まずは「Photoshop」の操作を最優先で習得することをおすすめします。

独学で操作を学ぶ場合、すべての機能を覚える必要はありません。実際の業務で使う機能は一部なので、次のような基本操作に絞って覚えると効率的ですよ。

  • 画像の切り抜き・サイズ調整
  • 色調補正
  • レイヤーを使ったデザイン作成

頻繁に使う機能を中心にマスターすれば、実際の業務は問題なく行えるようになるでしょう。

また、「Illustrator」はロゴやイラスト作成などに使われますが、最初はPhotoshopに集中し、必要に応じてIllustratorの学習に進むのが効率的です。

詳しい内容は以下の記事でも解説していますので、こちらもあわせてご確認ください。

スキル3:コーディングの基礎知識

WEBデザイナーになるために、コーディングの基礎知識も押さえておきましょう。

なぜなら、基本的な仕組みを理解していると、コーダーにデザインの意図を正確に伝えやすくなったり、自分が作ったデザインがどのように形になるのかも想像しやすくなるからです。

コーディングとは、簡単にいうと「WEBサイトを動かすための言語(コード)を書くこと」です。

最近は「STUDIO」や「Wix」などのノーコードツールも増えており、コードを書かずにWEBサイトを作れる環境も整ってきています。また、コーディングは「コーダー」と呼ばれる専門職に任せることもできます。

デザインメインのWEBデザイナーを目指すのであれば、WEBサイトを一から作るような難しいコーディングができる必要はありません。しかし、最低限のHTMLとCSSの知識は覚えておいた方が、WEBデザイナーとしての仕事の幅が広がりますよ。

WEBデザイナーが最低限覚えておきたいコーディングの知識

言語説明具体例
HTMLWEBページの「中身」を作る言語見出しや段落、画像の表示など
CSSWEBページの「見た目」を整える言語文字の色や大きさ、レイアウトなど
スクロールできます
言語説明具体例
HTMLWEBページの「中身」を作る言語見出しや段落、画像の表示など
CSSWEBページの「見た目」を整える言語文字の色や大きさ、レイアウトなど

独学する場合、まずはHTMLとCSSがそれぞれどのような役割を持っているのか、簡単なコードを読み書きできるレベルを目指すと良いでしょう。

独学でWEBデザイナーになるための4つの勉強法

独学でWEBデザイナーになるための4つの勉強法

独学でWEBデザイナーを目指すとき、何から始めたらいいのか迷う人も少なくありません。

この章では、はじめてWEBデザインを学ぶ人にもおすすめの勉強方法を4つ紹介します。

独学でWEBデザイナーを目指す方法
  • 書籍で勉強する
  • WEBサイトで勉強する
  • Youtube動画を視聴する
  • スクールの無料体験に参加する

それぞれの方法について、メリット・デメリットをまとめました。また、役に立つ書籍やおすすめのWEBサイトなど、具体的なリソースもあわせて紹介しています

自分にぴったりの学習スタイルを見つける手助けになれば幸いです。

勉強法1:書籍で勉強する

独学でWEBデザイナーを目指すとき、おすすめしたい方法が書籍での学習です。

書籍で学習するメリットとデメリットを、表にまとめてみました。

メリット
・実績のあるデザイナーによる信頼性の高い情報が多い
・紙媒体のため書き込みや付箋によるメモがしやすい
・ネット環境が整う前でも学習をはじめられる
デメリット
・情報が古く、最新のトレンドや傾向が反映されていない場合がある
・買いそろえていくと購入費がかさむ場合がある
・実際の作業映像を視聴できず、分かりにくい場合がある
メリット
・実績のあるデザイナーによる信頼性の高い情報が多い
・紙媒体のため書き込みや付箋によるメモがしやすい
・ネット環境が整う前でも学習をはじめられる
デメリット
・情報が古く、最新のトレンドや傾向が反映されていない場合がある
・買いそろえていくと購入費がかさむ場合がある
・実際の作業映像を視聴できず、分かりにくい場合がある

書籍は基礎から応用までのレベル別に学べるものや、デザインツールの使い方に特化したもの、あるいはクライアントとのヒアリングスキルを深掘りした内容など、さまざまな種類があります。

自分の現在のスキルレベルや、習得したい目的に応じて、最適な一冊を選ぶことが大切です。

独学におすすめのWEBデザイン本

書籍名特徴
見るだけでデザインセンスが身につく本WEBデザインに必要な基本セオリーが、眺めているだけで身に付く初心者におすすめの本
なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本〉Amazonベストセラー1位!楽しみながら学べるWEBデザイン本
いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門[第2版]初心者におすすめ!一生使えるWEBデザインのテクニック集
レイアウト・デザインの教科書レイアウトの基本的ルールから応用テクニックまでを分かりやすく解説した一冊
これからはじめるPhotoshopの本最速でPhotoshopを使えるようになりたい人におすすめの本
書籍名特徴
見るだけでデザインセンスが身につく本WEBデザインに必要な基本セオリーが、眺めているだけで身に付く初心者におすすめの本
なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本〉Amazonベストセラー1位!楽しみながら学べるWEBデザイン本
いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門[第2版]初心者におすすめ!一生使えるWEBデザインのテクニック集
レイアウト・デザインの教科書レイアウトの基本的ルールから応用テクニックまでを分かりやすく解説した一冊
これからはじめるPhotoshopの本最速でPhotoshopを使えるようになりたい人におすすめの本

勉強法2:WEBサイトで勉強する

独学でWEBデザインを学びたい場合、WEBサイトを活用してみるのもひとつの方法です。

WEBサイトで学習するメリットとデメリットを、表にまとめてみました。

メリット
・スマホ1台で学習をはじめられる
・最新情報が手に入りやすい
・無料で学べるコンテンツが充実している
デメリット
・情報が多く体系的に学びづらい
・無料での閲覧範囲が限定されている場合がある
・有料登録に誘導される場合がある
メリット
・スマホ1台で学習をはじめられる
・最新情報が手に入りやすい
・無料で学べるコンテンツが充実している
デメリット
・情報が多く体系的に学びづらい
・無料での閲覧範囲が限定されている場合がある
・有料登録に誘導される場合がある

WEBサイトは常に情報が更新されているため、最新のトレンドや技術に触れやすいのが大きな魅力です。

また、WEBサイトではデザインツールの使い方や目的別のノウハウなど、細かく分類された情報が多いため、今知りたいことだけをピンポイントで調べられるという利便性もあります。

ただしその反面、情報が断片的になりやすく、全体像を体系的に学びづらいというデメリットもあります。理解を深めたい場合は、書籍や動画と併用しながら、補助教材として活用するのが効果的です。

また、WEBサイトによっては無料で見られる範囲に制限がある場合もあります。有料プランへの登録が必要なこともあるため、内容やコストが自分に合っているかを事前に確認するようにしましょう。

勉強法3:Youtube動画を視聴する

WEBデザインを独学したいときは、YouTubeも役立ちます。

Youtube動画で学習するメリットとデメリットを、表にまとめてみました。

メリット
・無料で充実したコンテンツを視聴できる
・実演が動画で視聴できる
・誰が情報発信しているかが分かりやすい
デメリット
・広告の表示で時間をロスする場合がある
・Wi-Fiがない環境ではデータ通信料がかかる
・古い情報が紛れていることがある
メリット
・無料で充実したコンテンツを視聴できる
・実演が動画で視聴できる
・誰が情報発信しているかが分かりやすい
デメリット
・広告の表示で時間をロスする場合がある
・Wi-Fiがない環境ではデータ通信料がかかる
・古い情報が紛れていることがある

YouTubeは、図や作業画面を交えながら、必要な情報を分かりやすく解説してくれます。そのため、限られた時間でも効率よく学習できるのが大きな魅力です。

チャンネルによっては、順序立てて体系的に学べる点も大きなおすすめポイントです。

例えば、動画タイトルに番号を振って視聴の順番を示していたり、次に見ると理解が深まる関連動画を案内してくれることがあります。

多くの配信者が顔や名前、実績を公表しており、発信者の透明性が高いのも特徴です。そのため、信頼できる情報かどうかを判断しやすいと言えます。

独学におすすめのYouTubeチャンネル

チャンネル名特徴
ゼロイチWEBデザイン:未経験からWEBデザイナーへ最速最短でWEBデザイナーになりたい方が、楽しくWEBデザインを学べる
HIROCODE.ヒロコード実務的なWEBデザイン知識が学べる
mikimiki web スクールWEBデザインをイチから学びたいママ・主婦におすすめ
MappyPhotoPhotoshopの基礎を分かりやすく解説
MUUUUU.TVトレンドや実践的なWEBデザインを学びたい人のための、ワンランク上の動画チャンネル
チャンネル名特徴
ゼロイチWEBデザイン:未経験からWEBデザイナーへ最速最短でWEBデザイナーになりたい方が、楽しくWEBデザインを学べる
HIROCODE.ヒロコード実務的なWEBデザイン知識が学べる
mikimiki web スクールWEBデザインをイチから学びたいママ・主婦におすすめ
MappyPhotoPhotoshopの基礎を分かりやすく解説
MUUUUU.TVトレンドや実践的なWEBデザインを学びたい人のための、ワンランク上の動画チャンネル

勉強法4:スクールの無料体験に参加する

WEBデザインの学習を始めたいときは、スクールの無料体験への参加もおすすめです。特に独学とスクールのどちらにするか迷っている人にとっては、スクールの雰囲気やメリットを直接体感できる良い機会になるでしょう。

スクールの無料体験に参加するメリットとデメリットを、表にまとめてみました。

メリット
・学習環境やカリキュラムを実際に体験できる
・現役デザイナーの講師に相談できる
・独学とスクール受講で迷ったときの判断材料になる
デメリット
・時間の確保が必要になる
・実際のスキル習得にはつながりにくい
・有料スクールへの加入を勧められることがある
メリット
・学習環境やカリキュラムを実際に体験できる
・現役デザイナーの講師に相談できる
・独学とスクール受講で迷ったときの判断材料になる
デメリット
・時間の確保が必要になる
・実際のスキル習得にはつながりにくい
・有料スクールへの加入を勧められることがある

無料体験では、実際にスクールのカリキュラムを体験しながら、WEBデザインの基礎知識に触れることができます。

多くのスクールでは、現役デザイナーとして活躍する講師やスタッフと直接話せる機会もあるため、将来の不安や勉強方法について気になることがあれば、積極的に質問してみるとよいでしょう。

ただし、無料体験はあくまで受講を検討している人を対象としたサービスです。自分のメリットだけを目的に参加すると、スクール側に迷惑をかけてしまう可能性があります。

そのため、WEBデザインの学習方法やスクール受講について迷っている場合に限って、活用することをおすすめします。

体験で学べる具体的内容や無料講座を開講しているスクールは、こちらの記事にまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてください。

WEBデザインを独学で学ぶ6ステップ

独学でWEBデザインを勉強する場合の流れ

独学でWEBデザイナーを目指すときは、事前に学習の流れを知っておくことが非常に重要です。

スクールでは、成果にもとづいたカリキュラムが用意されていますが、独学では自分で進捗を把握しながら学習を進めていかなければなりません。

独学でWEBデザイナーを学ぶときは、次のステップに沿って学んでいくといいでしょう。

WEBデザインを学習する順番
  1. デザインツールの使い方を習得する
  2. デザインの基礎知識を習得する
  3. 優れたデザインを模写・トレースする
  4. オリジナルの作品を制作する
  5. HTMLとCSSの基礎を習得する
  6. ポートフォリオを作成する

ステップ1:デザインツールの使い方を習得する

WEBデザインを学ぶときは、まずデザインツールの使い方を学ぶようにしましょう。

WEBデザインでよく使われるツールは以下の通りです。

よく使われるWEBデザインツール
  • Photoshop
  • Illustrator
  • Adobe XD
  • Figma
  • InVision Studio

すべてのデザインツールを一度に習得しようとすると、多くの時間がかかるだけでなく、ツールごとの利用料も発生してしまいます。

そのため、まずは使用頻度が高く、業務でも使用を求められることが多いPhotoshopに慣れておきましょう。ほかのツールは、必要に応じて習得すれば大丈夫です。

また、最初から応用的な使い方を身につける必要はありません。まずは準備として、基本的な操作を理解し簡単な作業ができるようになることが大切です。

実際にデザイン制作を進めながら、少しずつできることを増やしていくと、無理なくスキルを習得できます。

ステップ2:デザインの基礎知識を習得する

ツールの使い方と同じくらい、デザインの基礎知識もWEBデザインの習得には欠かせない要素です。

ここでいう基礎知識とは、配色・レイアウト・フォントなど、デザインを構成する要素のちょっとした違いによって生まれる印象や効果のことを指します。

具体的な内容は、以下の通りです。

「配色」で意識するポイント
・どのような配色が使われているか?
・配色のバランスは?
・色の組み合わせの意図は?
「レイアウト」で意識するポイント
・レイアウトはどうなっているか?
・重要な情報はどこに配置されているか?
・余白の使い方は?
「フォント」で意識するポイント
・どのようなフォントが使われているか?
・読みやすさはどうか?
・使われている文字がサイトの雰囲気に合っているか?
「ユーザー目線」で意識するポイント
・ターゲットユーザーは誰なのか?
・そのユーザーに向けてどのような工夫がされているか?
「配色」で意識するポイント
・どのような配色が使われているか?
・配色のバランスは?
・色の組み合わせの意図は?
「レイアウト」で意識するポイント
・レイアウトはどうなっているか?
・重要な情報はどこに配置されているか?
・余白の使い方は?
「フォント」で意識するポイント
・どのようなフォントが使われているか?
・読みやすさはどうか?
・使われている文字がサイトの雰囲気に合っているか?
「ユーザー目線」で意識するポイント
・ターゲットユーザーは誰なのか?
・そのユーザーに向けてどのような工夫がされているか?

基礎をしっかり理解しておくことで、クライアントの意図を反映しつつ、利用者にとっても見やすく、伝わりやすいデザインを作ることが可能になります。

気になるデザインに出会ったときは、「どんな色の組み合わせ?」「文字のサイズや間隔は?」などと分析する癖をつけておきましょう。実力アップにつながります。

WEBデザインの基礎知識については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ステップ3:優れたデザインを模写・トレースする

WEBデザインを学ぶときは、実際に優れたデザインを模写・トレースしてみるのがおすすめです。

WEBデザインのスキルは、知識をインプットするだけでは身につきません。アウトプットの第一歩として、既存のデザインを真似してみることが重要です。

実際に模写・トレースをするときは、さまざまな疑問を持つことをおすすめします。

模写・トレースのときに考えたいポイント
  • なぜこの配色が使われているのか(印象やターゲットを考える)
  • 文字の大きさ・行間・フォントの選び方に理由があるか
  • ユーザーの使いやすさや行動導線がどう設計されているか
  • 画像やイラストの役割は何か?装飾か、情報補足か
  • このデザインの目的は何か(商品を売る/問い合わせを促すなど)

模写を通して、れたデザインの構成や配色、余白の使い方などをデザイナーの視点で分析できるようになるでしょう。また、作り方が分からない部分が出てきたときは、自分で調べて再現しようとする過程で、スキルの幅が大きく広がります。

このように、模写・トレースを積み重ねることで、実践的なスキルや知識が自分の中に蓄積され、より柔軟で効果的なデザイン制作ができるようになります。

ステップ4:オリジナルの作品を制作する

プロのデザインの模写・トレースをはじめたら、実際にオリジナルの作品も制作してみましょう。

模写・トレースは、WEBデザインの感覚をつかんだりスキルを伸ばしていくためには非常に役立ちます。ですが、実務に見本はなく、1からクライアントの指示をもとに作品を作らなければいけません。

これまで学んだことを取り入れながら、自分ならどうするかを考えつつオリジナルのデザインを制作していきましょう。

ステップ5:HTMLとCSSの基礎を習得する

WEBデザイナーを目指すうえで、HTMLやCSSなどのコーディングの基礎知識を身につけておくことは大切です。

ただし、近年はWEB制作の分業化が進んでおり、コーディングはコーダーなどの専門職が担当するケースも増えています。

そのため、主にWEB広告バナーやランディングページのデザインなど、ビジュアル制作を中心に考えている場合は、コーディングスキルがそれほど高くなくても、転職や案件獲得に大きな支障はないでしょう。

しかし、最低限のコーディングの知識は持っておく方がいいでしょう。。

理由は、以下の2つです。

  • WEBサイトに表示される結果を想像してデザインができる
  • コーダーとの意思疎通がスムーズにできる

実際にコーディングを担当する機会が少なくても、基礎知識を持っているだけで業務をスムーズに進めることができます。特に、ちょっとした修正や調整を自分で対応できる程度のスキルがあると、やりとりの手間が減り、制作全体の効率も高まるでしょう。

そのため、HTMLやCSSの基本的な操作方法や役割は、デザイナーであっても習得しておくことをおすすめします。

ステップ6:ポートフォリオを作成する

オリジナル作品を制作できるようになったら、ポートフォリオを作ってみましょう。

ポートフォリオとは、自分の経歴や制作物をまとめた資料のこと。採用担当者やクライアントがあなたの実力やセンスを判断するための重要な材料になります。foriioなどのポートフォリオ作成ツールを活用して、事前に準備をしておきましょう。

ポートフォリオの作り方や内容に迷っている人は、次の点を意識してみてください。

ポートフォリオで意識すべき点
  • 現役デザイナーのポートフォリオの構成を参考にする
  • コンセプトやトンマナは統一させる
  • 数よりも質を重視して制作物を掲載する
  • 利用できるツールやできることを明記する
  • 問い合わせ窓口や稼働条件を載せておく

具体的な作り方については、以下の記事で詳しく書いています。実際にポートフォリオを作るときには参考にしてみてください。

独学でWEBデザインを学ぶメリットとは?

WEBデザインを独学で習得する最大の強みは自由度の高さです。

独学の主なメリット
  • 自分のペースで学べる
  • 費用を抑えてスキル習得できる
  • 好きなテーマで学習できる

近年はリモートワークや副業の広がりを背景に、WEBデザインのスキル習得ニーズが高まっています。

それに伴い、オンライン教材や学習サイトも充実してきたことで、独学でも取り組みやすい環境が整ってきました。

ここからは、そんな独学ならではのメリットを一つずつ詳しく見ていきます。

メリット1:自分のペースで学べる

独学の最大の魅力は、自分の生活リズムに合わせて学習を組み立てられることです。

授業やカリキュラムに合わせる必要はありません。

仕事や家事の合間に短時間だけ取り組んだり、休日にまとめて学んだりと自由度が高いのが特徴です。

理解が難しい部分は繰り返し時間をかけて学び、得意なところはテンポよく進めるなど、自分なりのペース配分が可能です。

結果として、無理なく学習を継続できる人が多いのも独学の強みといえるでしょう。

ライフスタイル的に独学と相性が良いケース
  • 決まった時間を確保しづらい人
  • 集中できるタイミングが日によって違う人
  • 長期的にコツコツ継続したい人

このように、柔軟な進め方ができることでストレスが少なく、学習が習慣化しやすいのが独学のメリットです。

メリット2:費用を抑えてスキル習得できる

独学の大きな利点は、必要な教材やツールに絞って学べるため、初期費用を大幅に抑えられる点です。

教材や動画は無料または低価格で利用できるものが多く、自分に必要な範囲だけを有料サービスで補う柔軟な学び方もできます。

費用面での負担が軽いため、「まずは挑戦してみたい」という人でも取り組みやすいのが独学の特徴です。

一度購入すれば繰り返し学習できる教材も多いため、復習や振り返りも効率的におこなえます。

経済的なリスクを抑えつつ知識やスキルを積み上げられることは、独学だからこそ得られる大きなメリットといえるでしょう。

無料で学べる学習スクールやサイトについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

メリット3:好きなテーマで学習できる

独学では、自分の興味や将来の目標に合わせて学習内容を柔軟に選べるのが大きな強みです。

例えば、将来的にWEBサイト制作を中心にしたい人はレイアウトやコーディングを重点的に、SNSやECに関わりたい人はバナーやサムネイル制作に集中するように、自由にカリキュラムを組むことができます。

興味を持ったテーマから取り組めるため、学習意欲を維持しやすく、効率的にスキルが身につきやすいのも特徴です。

選べる学習テーマの例
  • LPやコーポレートサイトのデザイン
  • SNS画像やYouTubeサムネイル制作
  • バナー広告やアイキャッチ画像
  • HTML・CSSを中心としたコーディング基礎

関心のある分野から学び始められることで「楽しいから続けられる」といった流れが生まれ、結果的に実務で役立つスキルもスムーズに身につけられるでしょう。

WEBデザインを独学で学ぶデメリットとは?

WEBデザインを独学で学ぶデメリット3つ

WEBデザインの独学には多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在しています。

これらのデメリットをあらかじめ想定せずに学習を始めてしまうと、壁にぶつかったときにどう対処してよいか分からず、そのまま挫折してしまう人も少なくありません。

特に、独学でつまずきやすいポイントとしては、次の3つが挙げられます。

  • 効果的な勉強方法が分からない
  • 挫折しやすい
  • フィードバックが受けられない

こうしたデメリットを事前に把握しておくことで、あらかじめ対処法を考えておくことができ、スムーズに学習を進めやすくなります。

また、独学が自分に合っているかどうかを見直す良いきっかけにもなるでしょう。

デメリット1:効果的な学習方法が分からない

独学でWEBデザイナーを目指すときは、効果的な学習方法が分からず、スキルの習得に時間がかかってしまうことがあります。

特に、次のような壁にぶつかりやすいでしょう。

独学でぶつかりやすい壁
  • 何から学べばいいのか迷いやすい
  • 使う教材や順番を自分で判断しなければならない
  • 理解に時間がかかり、遠回りになることも多い

多くのWEBデザインスクールでは、現場でのニーズを踏まえた実績あるカリキュラムで、無駄なく効率的にスキルを身につけることができます。

一方で独学では、膨大にあふれている情報から自分に合った学習方法を見つける必要があるため、「あれもこれも」といろいろと手を出しているうちに、結局はあまり習得できていないということが起こりえるでしょう。

独学で学ぶときは。以下の点を意識してみてください。

独学でも順序よく学ぶコツ
  • 本記事の「独学でWEBデザインを勉強する流れ」を参考にする
  • たくさんの情報を追いかけるより、特定の教材をじっくり攻略する
  • 定期的に進捗を振り返り、学習計画に沿っているかを確認する

デメリット2:挫折しやすい

WEBデザインの独学は、挫折しやすいと言われています。

主な理由は、以下の3つです。

独学で挫折しやすい理由
  • 相談する相手がいない
  • モチベーションを保ちづらい
  • 自信を失いやすい

独学の場合は、疑問や不安を基本的に自分ひとりで解決しなければなりません。

また、SNSで他のデザイナーの活躍や作品と自分を比べてしまい、モチベーションが下がることも少なくありません。

言い換えると、独学では他者の視点や相談できる環境が不足しがちで、すべてを抱え込みやすいのが現実です。

だからこそ、ひとりで学ぶ環境にこそ、つながりを意識的に取り入れることが大切です。

以下のような場を積極的に活用して、仲間づくりや情報交換の場を持つことをおすすめします。

独学のときに活用したい環境
  • デザイナー活動を発信するSNSアカウント
  • フリーランス向けの交流イベント
  • WEBデザイナー専用のオンラインサロン

その他の独学での挫折を防ぐためのポイントは、以下の記事で解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。

デメリット3:フィードバックが受けられない

独学では、自分の作品に対して誰かからアドバイスをもらう機会がほとんどありません。

そのため、以下の壁にぶつかることがあります。

独学でぶつかりやすい壁
  • デザインの良し悪しを客観的に判断しづらい
  • 何が正解なのかが分からないまま学習を進めてしまう
  • 自分の強みやほかのデザイナーとの差別ポイントが分からない

スクールでは、現役デザイナー講師や仲間からのフィードバックを受けられるため、自分では気づかなかった改善点や新たな視点を得ることができます。また、自分ならではの強みにも気づきやすいでしょう。

独学でも、客観的な視点を取り入れられる環境を用意しておきましょう。

以下の手段を取り入れることで、スキルアップを目指せるかもしれません。

必ずしも実績のあるデザイナーから意見がもらえるわけではないという点には注意が必要です。

独学でもフィードバックを得る方法
  • ポートフォリオのレビュー会に参加する
  • SNSに作品を投稿して反応をもらう
  • コンペに作品を応募してみる

独学でWEBデザイナーを目指すときに注意すべき3つのポイント

せっかくWEBデザインに興味を持ったなら、効率的にスキルを習得し、目標を達成したいですよね。そこでここからは、独学での失敗を防ぎ、着実にスキルを身につけるために注意すべき3つのポイントをご紹介します。

WEBデザインを独学する際に注意すべきポイント
  • 目標と学習計画を立てる
  • 実践も取り入れてスキルを磨く
  • 質問できる環境を用意する

ポイント1:目標と学習計画を立てる

独学でWEBデザイナーを目指すときは、まず目標と学習計画を立てましょう。

目標を決めることで深めるべき知識やスキルが明確になります。

学習計画をつくることで、目標達成に向けて進むべき道筋が明確になり、モチベーションにもつながるでしょう。

具体的には、以下の点を考えておくことをおすすめします。

すべきこと
目標・将来、携わりたい業務内容を明確にする
・働き方を決める(転職・副業・フリーランス)
学習計画・ゴールの期日を設定し、逆算してスケジュールを組む
・ライフスタイルを考慮し、現実的な予定を組む
・定期的に内容を見直し、ブラッシュアップする
すべきこと
目標・将来、携わりたい業務内容を明確にする
・働き方を決める(転職・副業・フリーランス)
学習計画・ゴールの期日を設定し、逆算してスケジュールを組む
・ライフスタイルを考慮し、現実的な予定を組む
・定期的に内容を見直し、ブラッシュアップする

実際に学習計画を立ててみると、転職や案件獲得の目標時期までに、必要なスキルをすべて習得するのが難しいと気づくこともあるでしょう。

そんなときは、スケジュールに余裕を持たせるために、目標時期そのものを見直すのもひとつの選択肢です。あるいは、身につけたいスキルの優先順位を明確にして、学習の範囲を絞るという方法も有効です。

全てを完璧にすることにこだわらず、限られた時間で何を深く学ぶかを考えることが、着実な成長への近道になります。

ポイント2:実践も取り入れてスキルを磨く

独学でWEBデザイナーを目指すときは、インプットだけではなくアウトプットも重要です。

どれだけ知識やスキルを頭で理解していても、実際に手を動かしてアウトプットできなければ、現場では通用しません。

特に、副業やフリーランスとして仕事をしたいと考えている人は、実務経験や即戦力としての対応力が求められる場面が多いです。

独学であっても、意識的にデザイン制作の実践に取り組むことが大切です。以下のような方法で、スキルを磨いていけます。

独学で実践経験を取り入れる方法
  • プロによるデザインを模写やトレースする
  • 架空の案件を仮定し、制作物を作ってみる
  • コンペに応募する

制作物を残しておけば、あとから見返して自分の成長を実感することができ、モチベーションの維持にもつながります

小さな進歩でも「できることが増えた」「前よりレベルが上がっている」と感じられるだけで、自信を持って学習を続ける原動力になりますよ。

ポイント3:質問できる環境を用意する

独学でWEBデザインを学ぶなら、気軽に質問できる相手や環境を作っておくと安心です。

独学する際に大きな壁となるのが、「分からないことがあってもすぐに質問できない」という点。この疑問の解消に時間がかかったり、結局分からないままに諦めてしまうことが、挫折に繋がる大きな要因となります。

この問題を解決するには、あらかじめ「質問できる場所」を用意しておくことが大切です。たとえば、以下のような方法が挙げられます。

  • InstagramやX(旧Twitter)などのSNSで現役のWEBデザイナーをフォローし、質問や交流を図る
  • WEBデザイン関連のオンラインコミュニティに参加する
  • 学習プラットフォームを活用する
  • 友人や知人にWEBデザインやITに詳しい人がいないか探してみる

1人で悩む時間を減らすことで、学習の効率が上がり、モチベーションの維持にもつながります。「誰かに聞ける」という安心感は、独学を成功させるための大きな武器になるでしょう。

独学が不安な人にはスクールという選択肢もある

独学は自由度が高く魅力的ですが、「継続できるか」「効率的にスキルを習得できるか」と心配になる人も少なくありません。

そんなときに検討したいのが、WEBデザインスクールです。

スクールには体系化されたカリキュラムや、現役デザイナーによる直接指導、さらに仲間と学べる環境など、独学では得にくいメリットがあります。

特に下記の4つは、学習をスムーズに進めたい人にとって大きな後押しとなるでしょう。

スクール受講の主なメリット
  • 短期間で効率的に学習できる
  • 現役デザイナーから直接フィードバックがもらえる
  • 就職や副業の支援が受けられる
  • 挫折しにくい環境と仲間がいる

こうした強みを理解したうえで、自分に合う学び方を選ぶことが大切です。

メリット1:短期間で効率的に学習できる

スクールの最大の魅力は、短期間で効率的に学習できることです。

スクールではプロが設計したカリキュラムに沿って基礎から実践まで体系的に学べるため、余計な回り道をせず短期間でスキルを習得できるからです。

さらに課題や演習が段階的に設定されているので、独学では見落としがちな弱点にも気づきやすく、確実に成長できる環境が整っています。

その半面、独学では学習の順番や教材選びに迷い、遠回りしてしまうケースも少なくありません。

必要なスキルを網羅的に学ぶには時間がかかりやすく、知識が偏ったり非効率になることもあります。

効率的に学べるポイント
  • 学ぶ順序が整理されているため迷わず進められる
  • 課題や演習を通じて実務を意識した学習ができる
  • 不足している部分を早期に補える

効率よく学びたい人や、早く成果につなげたい人にとって、スクールは心強い選択肢です。

短期間で学べるWEBデザインスクールについては下記の記事で紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

メリット2:現役デザイナーから直接フィードバックがもらえる

スクールは、現役デザイナーから直接フィードバックがもらえることが大きな魅力です。

独学では「これで正しいのか?」「もっとよい方法があるのでは?」と不安を抱えたまま学習を進めてしまいがちです。

しかし、スクールならプロの目線で方向性を示してもらえるので、安心して学習を続けられます。

実務に近い観点から改善点を指摘してもらえることにより、自己流では気付きにくい細部まで理解が深まるでしょう。

その結果、効率的にスキルを高められるのも大きなメリットです。

フィードバックが役立つポイント
  • 自分のデザインの改善点を具体的に指摘してもらえる
  • 実務で求められる視点や考え方を学べる
  • 自信を持って作品を公開・提出できる

経験豊富なプロの意見を受けながら学ぶことで、スキル定着のスピードも大きく変わってきます。

メリット3:就職や副業の支援が受けられる

スクールでは学習だけでなく、卒業後のキャリアにつながる支援が充実している点も大きな魅力です。

独学ではポートフォリオの作り方や案件の探し方がわからず、最初の一歩を踏み出せずに止まってしまうケースも少なくありません。

一方で、スクールでは様々な実践的サポートを受けられるため、学んだスキルをそのまま実務につなげやすくなります。

スクールで受けられる主な支援
  • ポートフォリオや履歴書の添削
  • 就職や案件の紹介サポート
  • 営業や提案スキルのアドバイス

「学んだスキルをどう活かすか」まで視野に入れられるのが、スクールならではのメリットです。

就職支援に強いスクールの詳細は、以下の記事で紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

メリット4:挫折しにくい環境と仲間がいる

スクールは、挫折しにくい環境と仲間がいることが大きな強みです。

独学では孤独感からモチベーションを保てず、途中で学習をやめてしまう人も少なくありません。

しかし、スクールには同じ目標を持つ仲間や学習を支えてくれる講師がいるため、前向きに学び続けやすい環境が整っています。

疑問が出たときに気軽に質問できたり、学習の進捗を共有し合えたりすることは、継続力を高める大きな要素です。

さらに、仲間からの刺激や励ましは「自分も頑張ろう」という気持ちを引き出し、独学では得られにくい安心感につながります。

挫折しにくい理由
  • 講師に相談できるサポート体制がある
  • 学習仲間と切磋琢磨しながら進められる
  • 定期的な課題提出で学習リズムを維持できる

支え合える環境があることで、途中で諦めるリスクを大きく減らせるのがスクールの強みです。

まとめ|独学でもWEBデザイナーは目指せる

本記事では、独学でWEBデザインを学びたいと考えている方に向けて、向いている人の特徴や必要な準備、学ぶべき知識や効果的な勉強法についてご紹介しました。

独学は費用を抑えつつ、自分の生活リズムやライフスタイルに合わせて柔軟に進められる点が大きなメリットです。

一方で、計画を立てて自己管理を徹底することや、相談できる環境を確保するなど工夫も欠かせません。

独学でWEBデザイナーを目指す際に意識したいポイント
  • 必要なインターネット環境やWEBデザインツールを用意する
  • 自分に合う勉強方法を見つける(書籍・WEBサイト・YouTube・無料体験など)
  • デザイン基礎・ツール操作・コーディングなど基本知識を習得する
  • 明確な目標と計画を立てて学習を継続する
  • インプットとアウトプットをバランスよくおこなう
  • 質問・相談できる環境を確保する

独学でも十分にスキル習得は可能ですが、効率やサポートを重視したい場合はスクールという選択肢を加えて比較検討するのもおすすめです。

独学が不安な人にはスクールという選択肢もある
  • 短期間で効率的に学習できる
  • 現役デザイナーから直接フィードバックがもらえる
  • 就職や副業の支援が受けられる
  • 挫折しにくい環境と仲間がいる

大切なのは、自分に合った学び方を選び、着実に行動を積み重ねていくこと。

本記事が、WEBデザイナーを目指すあなたの第一歩をあと押しできれば幸いです。

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