WEBデザイナーは在宅でできる仕事として主婦の方々にとても人気があります。
かつて主婦の在宅ワークというと「内職」のイメージがありましたが、コロナ禍で「主婦のお仕事事情」もすっかり様変わりしました。
WEB系のスキルは在宅ワークと相性が良く、習得すれば仕事の幅が一気に広がります。
なかでもWEBデザイナーは、自宅にいながらクリエイティブな仕事に携われる、と関心が高まっていますが、ネットでよく見かける「WEBデザイナーはやめとけ」「挫折する」といった声に不安を覚える人は少なくありません。
そこで今回は、
「主婦がWEBデザイナーを目指すって正直どうなの?」
「やめたほうがいいって言われているのはなぜ?」
「挫折してしまう主婦WEBデザイナーが多いって本当?」
などの疑問にお答えしていこうと思います。
実は主婦の方にこそWEBデザイナーをおすすめしたいのですが、主婦だからこその挫折ポイントや「やめとけ」と言われる原因に心当たりがあるのも事実。
こういった不安要素を払拭して、未経験からWEBデザイナーになって成功するコツをお伝えしていきます。
実際に主婦デザイナーとして活躍している先輩の事例も紹介しますので、
ご自身の状況と重ねながら、自分が叶えたい未来をイメージしてみてくださいね。
- 主婦がWEBデザインで挫折してしまう原因
- 主婦がWEBデザイナーになるのはやめた方がいい、と言われる理由
- 挫折せずにWEBデザイナーになるコツ
- 先輩WEBデザイナーの事例
- 仕事の獲得方法
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主婦がWEBデザインで挫折してしまう原因
WEBデザインを始める人は多いものの、残念ながら挫折してしまう人は少なくありません。
主婦の方によく見られる挫折ポイントをまとめてみました。
- 育児や家事に追われて勉強時間が確保できない
- 悩みを共有できずモチベーションが続かない
- ビジネス的な人脈が少なく仕事を見つけにくい
あらかじめ挫折の原因を知っておくことは大事です。
事前に対策を講じることもできますし、心積もりをしておくだけでもずいぶん違いますよ。
家事や育児に追われて勉強時間を確保できない
主婦の日常は多忙です。
家族の予定に振り回されるのは日常茶飯事。
育児や介護をしているならなおのこと、“自分のために使える時間”なんてないに等しいのではないでしょうか。
「スキマ時間を活用する」などとよく言われますが、家の用事を次から次にこなしている主婦は、スキマ時間を見つけることすら難しいのです。
未経験からWEBデザイナーを目指すなら、ある程度まとまった勉強時間を確保しなければなりません。
WEBデザイナーになるために必要とされる時間は約半年〜1年。
その間、日々の勉強時間を確保し続けることが難しい、というのが最初の挫折ポイントになっているようです。
悩みを共有できずモチベーションが続かない
家事と勉強の両立は簡単ではありません。
忙しくても勉強を続けていくには、モチベーションを高く保つ必要があります。
ところが大抵の場合、“やる気のピーク”は物事を始めるときです。
スタート以降は「いかにモチベーションをキープするか」がその後の明暗を分けます。
WEBデザインの勉強は楽しいものですが、学習の過程で悩むことも当然あるはずです。
そんなとき、「わかってくれる人」「気持ちを共有できる人」がいれば励みになりますが、
家庭内で一人、問題と向き合わなければならないとすれば、心折れてしまうこともあるでしょう。
ビジネス的な人脈が少なく仕事を見つけにくい
スキルを習得しただけではWEBデザイナーとはいえません。
プロになるには、自ら仕事を取りに行く努力が必要なのですが、
「どうやって仕事を見つけたらいいかわからない」というお悩みをよく聞きます。
仕事を取る術がなければ挫折してしまうのも当然です。
たとえばかつての勤め先やその取引先など、ビジネス的な繋がりが今も続いていれば、人づてに仕事を獲得することが可能ですが、長らくビジネスの世界から離れていた場合はそうもいきません。
仕事探しに苦戦することで、早々にWEBデザイナーを諦めてしまう人も多いのです。
*仕事の見つけ方については、このあと詳しく解説しますのでご安心ください。
主婦デザイナーはやめた方がいいって本当?「やめとけ」と言われる理由
ネットで拡散されている「WEBデザイナーはやめとけ」の声。これから始めようというときにこんな言葉を目にしたら心配になってしまいますよね。
人気の職種であるWEBデザイナーに関しては、誤解を生む情報もたくさん拡散されています。
一部分を切り取った情報を鵜呑みにしないようにしましょう。
ここでは、なぜ「主婦がWEBデザイナーになるのはやめた方がいい」と言われているのか、その原因と思われることを3つ取り上げたいと思います。
主婦デザイナーのライバルが多い
「自宅で仕事ができる」「時間の拘束もない」ということで、WEBデザイナーは「仕事を始めたい」という主婦のニーズにちょうどマッチします。
クリエイティブな仕事ですし、“デザイナー”というなんだかキラキラしたイメージにも惹かれますよね。
ネットでもWEBデザインスクールの広告をよく目にしますし、「WEBデザイナーを目指そう」という人は後を絶ちません。
「ライバルが多い」と感じている“駆け出しデザイナー”は多いようです。
実際はどうなの?
実際のところ、WEBデザイン業界はまだまだブルーオーシャン。
「WEBデザイナーは溢れているけれど、スキルのあるデザイナーは足りていない」といった現象が起きているのです。
現に、未経験から主婦WEBデザイナーになって活躍されている須藤さんにインタビューしたところ
“私は最近、LPのお仕事をメインにやっているんですけど、デザスクの中級編レベルが作れるデザイナーがほんっとにいなくて。まだまだブルーオーシャンだなあと思ってます。”
出典:「自信がない」言い訳ばかりしていた私が覚悟を決めて月収50万を稼ぐ在宅ママデザイナーに!
問われているのはWEBデザイナーの「質」。
スキルを上げることで“その他大勢”から抜け出すことができるということを覚えておきましょう。
▼WEBデザイナー人口が増えていることと、WEBデザイナーになって稼げるかどうかは別の話なのです。
そのことについて詳しく解説している記事はこちら。気になる方はぜひチェックしてみてください。
手軽な素人向けソフトが“初心者主婦デザイナー”の仕事を奪っている
Canva、Figma、GIMPなど、素人でも扱えるソフトが広く浸透したことで、“それなりに見映えのするデザイン”なら誰でも作れるようになりました。
WEBサイトに関しても、WordPress、Wix、Jimdoに代表されるようなホームページ作成ソフトを使えば、豊富なテンプレートを利用して、あっという間に“それらしいサイト”を完成させることができます。
便利なソフトの登場によって、「もうWEBデザイナーはいらないのでは?」という声が拡散されているようです。
実際はどうなの?
誰でも手軽にWEBデザインを楽しめるようになったからこそ、素人の作品と明らかに差別化できるデザイナーが必要です。
プロの作品は見映えだけではありません。
成果を出すデザイン。つまり「売れるデザイン」を作り出すのがプロです。
デザインセオリーに基づいた商業用のデザインスキルがプロには求められます。
実は、デザインスキルが身に付いていないことに気付けない主婦デザイナーが意外に多いのです。
▼ちなみに素人がツールで作ったものと、プロが作ったものはこれくらい違います。
プロ仕様のデザインソフトの使い方を覚えただけでは実務レベルには達しない、ということを覚えておきましょう。
*デザインスキルの習得方法はこのあと「WEBデザイナーになるコツ」で解説します。
▼「素人向けソフトの進化によって仕事がなくなる」といった懸念については、こちらの記事で詳しく解説しています。
WEBデザイナーの将来が気になる方におすすめです。
案件の内容次第では家事・育児との両立が難しくなる
主婦デザイナーの悩みのひとつが、家事・育児と仕事の両立です。
WEBデザイナーは「納期」のある仕事。
なんとしても期日までに作品を納品しなければなりません。
在宅ワークの難しさでもあるのですが、プライベートと仕事の境界線が曖昧になることを想定しておきましょう。
出社していれば就業時間中に家庭の事情に振り回されることはありませんが、在宅の場合は良くも悪くも家で起こるさまざまなハプニングに対応できてしまうのです。
そうなると仕事は後回し。結局家族が寝静まった深夜に制作に励むことになります。
睡眠時間が足りない状態で、家事と仕事を両立するのは並大抵のことではありません。
実際どうなの?
確かに人によっては、納期が短かったり修正が多かったりと大変な案件を請け負ってしまい、家事・育児との両立が難しくなっている人はいます。
ただ、これはスキルレベルが低く、低単価で条件の厳しい案件を受けるために起こります。
仕事を取る前に高いレベルのスキルを身につけていれば、バナーやサムネイルなど短時間・高単価の案件を取ることができ、育児・家事とのバランスを保ったままWEBデザインの仕事ができます。
現に、以下の動画に登場する方は、未経験からWEBデザイナーになり、今では4人の子どもを育てながら1日1~2時間のサムネイルで、月20万円の副収入を得られています。
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挫折せずに主婦が未経験からWEBデザイナーになるためのコツ
「挫折ポイント」や「やめとけ」と言われる原因をお伝えしてきましたが、これらのネガティブな要因にはあらかじめ対策を講じておけば心配はいりません。
ここでは、挫折せずに主婦が未経験からWEBデザイナーになるためのコツをお伝えしていきます。
- 独学ではなくスクールで効率的に学ぶ
- 家族の協力を得てデザインの時間を確保する
- デザインを中心に学んでコーディングは基礎理解に留める
- 仕事の獲得ルートを築き、ビジネススキルを身に付ける
- 小さな案件で経験を積みながら作業効率を上げていく
独学ではなくスクールで効率的に学ぶ
主婦がWEBデザイナーを目指すなら、スクールで学ぶのが最も無駄がなく着実な方法です。
独学は一見するとマイペースに学べていいように思えますが、WEBデザインは学ぶべきことが多く、未経験者は戸惑うことがほとんど。
独学用の学習サイトや動画もありますが、断片的に学んでも実務レベルのスキルは身に付きませんし、何より独学は挫折する人が多いのです。
▼実際に独学に限界を感じてスクールで学び直した先輩の声がこちら。
“独学で友達のサイトを作ったりしてたんです。でもデザインに全然自信がなくてスクールで学んだ方がいいのかなと思って。
受講を終えて、自分のデザイン力が上がったのを実感しています。友達のサイトも作り直しているんですけど、今までとは全然違う視点で作れているので受講してすごく良かったなって思います。”
出典:1年間の独学で得られなかったデザインスキルがたった45日で!衝撃のBefore→After
*独学していたときの作品と受講後の作品を比較できるので気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
先輩主婦デザイナーが感じている「スクールで学ぶメリット」をまとめてみました。
- 内容を取捨選択したカリキュラムで効率的に学べる
- 講師に直接質問ができたり、添削を受けたりできる
- 同期や卒業生と繋がることができる
- モチベーションをキープしやすい
- 仕事獲得のサポートを受けられる
家事や育児で家を空けられなくても、オンラインスクールなら主婦でも無理なく学べるのでおすすめです。
▼「多忙な主婦の学習をサポートしてくれるスクールを知りたい」という方にはこちらの記事がおすすめです。
家族の協力を得て勉強の時間を確保する
勉強時間と制作時間の確保に、家族の協力は不可欠です。
WEBデザイナーになりたいという思いを家族に伝え、協力体制を整えましょう。
- WEBデザイナーを目指すことに対して理解が得られるよう説得する
- 勉強や制作に集中したい時間帯を具体的に伝える
- 家事分担を見直し、協力してもらう
- 育児に積極的に関わってもらう
(寝かしつけやお風呂、習い事の送迎や休日の外出など)
家族の応援があれば挫折するわけにはいきませんし、何よりも励みになるはずです。
先輩主婦デザイナーも勉強時の工夫について次のようにお話ししています。
“土日は旦那さんと予定の時間を共有して、「じゃこの時間だけ私は図書館で勉強してくる」みたいにしてました。”
出典:「子どもとの時間を作りたい!」アパレルから未経験のWEBデザイナーへ。子育てとスクールを両立できた秘訣とは?
実は挫折してしまう主婦デザイナーの多くが甘え下手。
「何でも一人で抱え込みすぎてしまう」という傾向にあります。
上手に頼ることを覚えなければパンクしてしまって当然。
体力的にもメンタル的にも健全な状態で勉強や仕事に向き合えなければ、たちまち家庭内に不穏な空気が流れ始めます。そうなってしまったら本末転倒ですよね。
協力してくれる家族に感謝しつつ、必要であれば外部のサポートや便利家電などを活用しましょう。
デザインを中心に学んでコーディングは基礎理解に留める
WEBデザイナーのなかには、デザインを得意とする人とコーディングを得意とする人がいます。
その両方のスキルを兼ね備えて、WEBサイト制作を一手に引き受けるタイプのデザイナーもいます。
このようにWEBデザインのスキルは幅が広く、全てを学ぼうとするとプロデビューは遥か先。デザイナーになる前に挫折してしまう人は少なくありません。
もしあなたが、「WEBデザイナー= デザインをする人」をイメージしていて、それに憧れを抱いているのなら、コーディングまでできなくてOK。
コーディングはプログラミング分野の学習になるので、得意・不得意が分かれます。
特に、「デザインをすること」をイメージして勉強を始めた人は、コーディングの学習でつまづくことが多いのです。
その場合は、コーディングは基礎理解をする程度に留め、デザインを中心に学びましょう。
習得するスキルを絞ることで、短期間で効率的な学習が可能になります。
▼高いデザインスキルがあれば、コーディングができなくてもWEBデザイナーとして十分活躍できるようになります。さらに詳しく知りたい方にはこちらの記事がオススメです。
コーディングとは
デザインをWEBブラウザ上に表示させるために、コンピュータに指示書(ソースコード)を書く作業のこと。主に、HTMLやCSSといった言語が用いられます。
仕事の獲得ルートを築き、ビジネススキルを身に付ける
主婦デザイナーの仕事獲得ルートについては、このあと「主婦WEBデザイナーが仕事を獲得する方法」で具体的に解説しますが、準備段階として次のことを実践してみましょう。
- まずは先輩主婦デザイナーの事例を参考にする
- 成功している人のやり方を真似してみる
- 仕事に繋がりそうな道をいくつか作り、可能性を広げておく
仕事を獲得できたらそれで終わりではありません。
大事なのは、継続的に仕事を依頼してもらうこと。
「仕事を受注する⇒納品する⇒次に繋げる」この一連の流れにはビジネスマインド・ビジネススキルが必要なのですが、「なかなか仕事が取れない」という場合、そこが欠けている可能性が高いのです。
まずは次のようなビジネスマナーの基本を意識することから始めましょう。
- 要点のわかりやすいメール
- 言葉遣い
- 返信の早さ
- 丁寧な対応
- 期日前にゆとりを持って納品をする
相手を気遣う姿勢は信頼関係を築くうえで重要です。
クライアントの要望を正しく汲む、説得力のあるプレゼンをするといったコミュニケーション力も徐々に高めていきましょう。
小さな案件で経験を積みながら作業効率を上げていく
未経験主婦デザイナーのいちばんのウィークポイントは、
- 実績がない
- 制作に時間がかかる
という点です。
実績がないのであれば作りましょう。
スキル習得後にまずすべきことは、小さな案件にチャレンジして実績を作ること。
「未経験」というレッテルが外れるだけで、自分の心持ちも変わってきますし、次の仕事も取りやすくなります。
「制作に時間がかかる」というのも、WEBデザインを始めたばかりの頃に誰もが経験する悩みです。
制作に慣れていないので当然時間がかかります。
報酬を時給に換算したら100円を切っていた、なんてことも珍しくありません。
ただ、ここで諦めてしまっては今までの努力が水の泡。
単価が安くても最初のうちは鍛錬だと思って「数をこなす」という経験も必要です。
場数を踏めば作業スピードは上がっていきますし、効率よく仕事ができるようにもなってきます。
慣れてきたら少しずつ報酬の高い案件にチャレンジしていきましょう。
初心者でもチャレンジしやすい案件は、バナーやYouTubeのサムネイル画像など。
バナーとは、WEBサイト上に表示されるリンク付きの画像です。
よく広告に用いられていますので、目にしない日はないでしょう。
静止画のバナーであれば単価3,000円程度、YouTubeのサムネイル画像であれば単価1,500円程度の案件を目安にチャレンジすることをおすすめします。
挫折しないために先輩主婦デザイナーがしていたこと
挫折する人もいれば、成功する人もいるWEBデザイナー。
いったい何が明暗を分けたのでしょうか。
成功している先輩主婦デザイナーが、挫折しないために工夫していたことを3つ取り上げてみました。
心折れそうになる前に、次のことを試してみてくださいね。
- WEBデザインを勉強している目的を明確にする
- WEBデザインを勉強している主婦に愚痴や悩みを聞いてもらう
- 自分が作った作品を家族に見せて楽しみながら学ぶ
WEBデザインを勉強している目的を明確にする
家事・育児に追われながら未経験の分野に挑もうとしているのですから、思うように勉強がはかどらなかったり、踏ん張りがきかなくなったりすることもあります。
困難に直面するたびに、
「家事をおろそかにしてまでWEBデザインを学ぶ意味があるのかな」
「もっと子どものために時間を使うべきでは」
「こんなに勉強して稼げるようにならなかったらどうしよう」
といったネガティブな考えで頭がいっぱいになってしまうものです。
そんなときは、「どうしてWEBデザイナーになろうと思ったのか」原点に立ち返ってみましょう。
きっと明るい未来を思い描いていたはずです。そこには家族の笑顔もあったはず。
「手に職を付けて将来に備えられるようになる」「在宅ワークで育児と仕事を両立できる」「主婦業をしながら稼げるようになる」など、困難を乗り越えた先を明確にイメージしてみましょう。
WEBデザインを勉強している主婦に悩みや愚痴を聞いてもらう
同じくWEBデザイナーを目指している主婦仲間ができると、辛いときはその存在が支えになります。仲間の活躍に刺激を受けることもあるでしょう。
同志の存在はモチベーションに大きく影響します。
実際にスクールの卒業生に話を聞いても「仲間がいるから頑張れた」という声は多く、境遇が似ている仲間が見つかればなおのこと励みになるはずです。
主婦デザイナーならではの悩みを共有できれば「もう少し頑張ろう」と前向きになれますし、愚痴を聞いてもらえれば心が軽くなります。
実際、未経験からWEBデザイナーになった主婦の方もインタビューの中で次のようにお話ししています。
“スクールがチーム制を導入していて、メンバーが全員主婦で子育て経験者だったので話が合い、子育ての悩みも聞いてもらえて嬉しかったです。子どもが泣いて抱っこしながら参加するというのもあるあるで、同じ状況の人が頑張っているのを見て、私も頑張ろうと思いました。一人だったらもっとしんどかったと思います。”
出典:子育てしながらの受講!イライラや焦りがある中、課題を頑張れたのは「子育て」という同じ悩みを持つ仲間と相談し励まし合えたから!
このように、同じ境遇の仲間や先輩との交流は勉強のモチベーションに大きく影響するので、スクールやコミュニティで気軽に相談できる仲間をぜひ見つけてくださいね。
自分が作った作品を家族に見せて楽しみながら学ぶ
在宅ワークの場合、家族があなたの仕事姿を目にすることになります。
デザイナーになるまでの学習過程においても、あなたが課題に取り組む様子を家族は見ているはずです。
必死にパソコンに向かっている姿が、ときには家族に背を向けているように映ることがあるかもしれません。
時々家族に自分が作った作品を見せて、感想やアドバイスを求めてみましょう。
意外な発見があるかもしれませんし、家族もそれを楽しんでくれるかもしれません。
「作品」という目に見える形で成果を共有できるのも、WEBデザインを仕事にする魅力です。
「自分の夢や仕事を理解してもらえている」ということが何よりのパワーになりますので、家族を巻き込んで一緒に楽しみましょう。
未経験からWEBデザイナーに。成功している人ってどんな人?
主婦が未経験からWEBデザイナーになった場合、どれくらい稼げるようになるものなのでしょうか。
ここでは、主婦デザイナーの収入事情に迫っていきたいと思います。
また、実際に未経験からWEBデザイナーになった主婦がどのように活動しているのか事例も紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。
主婦WEBデザイナーの収入事情
一般的に主婦デザイナーはどれくらい稼いでいるものなのでしょうか。
主婦をしながらWEBデザインで収入を得ようという場合、2つの選択肢が考えられます。
- フリーランス
- パート・アルバイト
実際のところ、パート・アルバイトの求人は「実務経験1年以上」といった条件が設けられていることが多く、未経験で応募できる求人は多くはありません。
主婦デザイナーの多くはフリーランスで案件を一つ一つ獲得し、キャリアを積んでいます。
フリーランスデザイナーは、副業で月に数万円稼ぐ人から年収が1,000万円を超える人まで幅広く、平均収入を出したところで「目安」にはなりませんので、自分の「目標額」が指針になります。
フリーランスは経験やスキルによって稼げる額が大きく変わりますので、駆け出しの場合はまず、月5万円を稼ぐことを目標にスタートしてみましょう。
目標が達成できるようになった時点で、さらなるステップアップが目指せます。
より単価の高い案件にチャレンジしながら目標額を上げていきましょう。
案件の内容と単価の目安をこちらにまとめておきます。
案件 | 単価の相場 | 単価アップのポイント |
バナー | 3千円~1万円 | ●サイズによって単価の相場は異なり、一般的にサイズが大きくなるにつれ単価が上がります ●アニメーションを使ったバナーが作れると、単価は7千〜2万円にアップ |
ランディングページ(LP) | 3万円~50万円 | ●こだわったデザイン、調査・分析・運用サポートまで引き受けられると単価が30万以上にアップ ●高クオリティのデザインで、調査・分析・運用を全面的に引き受け、広告運用までセットで受注できると単価は60万~100万円以上にアップ |
WEBサイト | 5万円~100万円以上 | ●トップページのみのデザインなら5万~10万円程度が相場(下層ページのデザインは5万円未満) ●WEBサイト一式となると、最もシンプルなもので20万〜30万円程度 ●高機能なオリジナルサイトとなると、100万円以上にアップ |
▼フリーランスの年収や高い収入を得るコツを詳しく知りたい方にはこちらの記事がおすすめです。
未経験からWEBデザイナーになって活躍している主婦の事例
主婦WEBデザイナーとひと口に言っても仕事量や収入はさまざま。
「主婦デザイナーの実状」を一括りにしてお伝えすることはできませんが、実際に未経験からスタートして現在活躍している方の事例をご紹介したいと思います。
未経験からWEBデザインをスクールで学び、卒業後に活動をスタートさせた須藤慶子さん(ニックネーム:すーさん)にお話を聞きました。
すーさんの場合
前職:経理や医療事務
WEBデザインの学習方法:オンラインスクール
学習期間:45日
現在の月収:30万円
元々は事務職をしていたすーさんですが、子育・介護をしながらの生活に限界を感じ、やむなく仕事を断念。退職後に自宅でイラストの仕事を始めてみましたが、どの案件もとても単価が安いことを実感したそうです。
そこで気付いたのは「WEBデザインの案件は単価が高い」ということ。
一念発起してWEBデザインを学ぼうとスクールへの入学を決めたすーさんは、なんと在学中から仕事を始めていたそうです。
とはいえ、初めてだったので小さな案件にコツコツ挑む日々。
最初はバナー1枚を1,000円(制作時間5時間)で受注していたそうです。
(ちなみに今なら1時間で単価1万円程度の作品が作れるとのこと)
そんなすーさんに間もなく(卒業前)転機が訪れます。
制作した作品をSNSに載せていたことから、SNS経由でホームページデザインの依頼がきたのです。
現在はLPやホームページのデザインを中心に、安定して月収30万円を稼いでいるそうです。
WEBデザインを始めて約2年で目覚ましいステップアップですね。
- 高いデザインスキルを身に付けた
- SNSで作品を発信した
- 小さい案件からキャリアを積んだ
- スキルアップして単価を上げた
- 効率を考えて作業スピードを上げた
『普通の主婦からWEBデザイナーって言えるようになるなんて思ってもみなかった』と語るすーさん。
着実にキャリアを積んでいる姿は、これからWEBデザイナーを目指す方々の励みになるのではないでしょうか。
▼すーさんのインタビューは動画でも見ることができます。活躍の秘訣を詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
主婦WEBデザイナーが仕事を獲得する方法
最後に、主婦が未経験からWEBデザイナーになるときの仕事獲得ルートを紹介します。
事例のなかでも語られていましたが、WEBデザインの勉強を始めたときから、今後仕事に繋がることを想定して、“種まき”をしておくのがおすすめです。
- クラウドソーシングサイトを利用する
- 友人・知人に声をかける
- SNSを活用する
クラウドソーシングサイトを利用する
クラウドソーシングとは、仕事を発注したい人と仕事を受けたい人をマッチングするサービスです。
案件一覧の中から希望に合ったものを選んで応募するパターンと、自らスキルを売りに出すパターン(例:「1枚3,000 円でバナーを制作します」など)があります。
未経験のWEBデザイナーのほとんどがここからスタートすると言っても過言ではありません。
全体的に単価は安めに設定されていますが、未経験でもチャレンジできる案件がたくさん見つかります。デザイン力に自信があれば、自らスキルを売りに出すのもおすすめです。
主婦デザイナーがよく利用するクラウドソーシングサイトをご紹介しますので、のぞきに行ってみてください。案件内容と単価にざっと目を通すだけでも参考になりますよ。
友人・知人に声をかける
「ビジネスに繋がる人脈なんてない」と思っている方は少なくないかもしれませんね。
でも、改めて自分と関わりのある人々を思い起こしてみてください。
「人脈」と大袈裟に捉えず、親族はもちろん身近な友人・知人でも構いません。
WEBデザインは今やあらゆるシーンで活用されています。
ホームページの作成や改善、名刺やチラシの作成、SNS画像や広告バナーなど、必要としている人は必ずいるはずです。
まずは友人・知人に声をかけて、WEBデザイナーになったことを伝えておきましょう。
必要になったタイミングで依頼してくれるかもしれませんし、クライアントを紹介してくれる可能性もゼロではありません。
便利なツールを使えば素人でも簡単にデザインができてしまうため、「プロの必要性を感じていない」というケースも考えられます。
その場合はさりげなく改善点を提案をするなどして、依頼に繋げることも可能です。
未経験、初心者だからといって、無償で依頼を受けることはおすすめしません。
友人ゆえにお金を受け取りにくいようであれば、最初は「お友達価格」として割安価格で提案してみてください。
気に入ってもらえたら次回以降は正規の報酬額をいただくようにするなど、ビジネスとして成立するように工夫しましょう。
SNSを活用する
WEBデザイナーとSNSはとても相性がいいので、活用しない手はありません。
ご紹介した事例にもあったように、作品をSNSに掲載しておくと、デザインを気に入った方からご依頼がくることも少なくないのです。
プライベートのアカウントとは別に、仕事用のアカウントを作っておきましょう。
「Instagram」なら、ポートフォリオとして自分の作風や世界観を表現するのに向いています。
「こんな作品の依頼を受けたい」「こんな分野のデザインをしてみたい」というのがあれば、そういった作品を掲載するようにするのもコツです。
「X」なら、WEBデザインに関する情報や自分の得意とするスキルなどについて発信しましょう。
プロフィールを丁寧に作っておくのも大事です。
その際、初心者であることを伺わせるようなことをあえて書く必要はありません。
未経験や駆け出しであっても、素人感をあまり出さないようにするのがポイントです。
ポートフォリオとは
自分の作品集のようなものです。
WEBデザイナーが仕事を取るときには欠かせないもので、自分のスキルをアピールするために用います。
▼未経験でもポートフォリオの作品が優れていれば、採用される可能性が一気に高まります。詳しく知りたい方にはこちらの記事がおすすめです。
▼仕事の取り方については、こちらの記事にさらに詳しくまとめています。
仕事を取るときのポイントや注意点についても解説していますので、事前に一読しておくと安心です。
挫折と成功の分岐点。成功している先輩主婦デザイナーに倣おう
主婦WEBデザイナーを目指す方に向けて、なぜネットで「やめとけ」「挫折」などと拡散されるようになったのか、その原因と解決策を紹介してきました。
不安要素を具体的に知ったうえで、対策や準備をすれば「やめておけばよかった」なんてことにはなりません。
この記事でお伝えしてきたことをおさらいしておきます。
- 家事や育児に追われて勉強時間が確保できない
- 悩みを共有できずモチベーションが続かない
- ビジネス的な人脈が少なく仕事を見つけにくい
- 主婦デザイナーのライバルが多い
- 手軽な素人向けソフトが“初心者主婦デザイナー”の仕事を奪っている
- 案件の内容次第では家事・育児との両立が難しくなる
これらの不安要素は、次のコツと先輩デザイナーが心掛けていたことを実践することで払拭できます。
- 独学ではなくスクールで効率的に学ぶ
- 家族の協力を得て勉強の時間を確保する
- デザインを中心に学んでコーディングは基礎理解に留める
- 仕事の獲得ルートを築き、ビジネススキルを身に付ける
- 小さな案件で経験を積みながら作業効率を上げていく
- WEBデザインを勉強している目的を明確にする
- WEBデザインを勉強している主婦に悩みや愚痴を聞いてもらう
- 自分が作った作品を家族に見せて楽しみながら学ぶ
先輩主婦デザイナーが通った成功への道がすでにあるので、それに倣って進めば挫折をすることはありません。
「やめとけ」「挫折」などの言葉が心に引っかかったのは、それだけあなたがWEBデザイナーという生き方に惹かれているから。
その思いを大切に、WEBデザインを始めてみませんか?
質問や感想があればご記入ください