- コーディングができなくてもよい理由
- コーディングの基礎知識を身につけるべき理由
- コーディングの基礎知識を勉強する方法
- コーディング以外で身につけるとよいスキル
WEBデザイナーになりたいと思って調べていると「WEBデザイナーにはコーディングが必須」と言っている人と、「WEBデザイナーにはコーディングはいらない」と言っている人がいて、「え、どっち?」となりますよね。
そこで、今回はWEBデザイナーにコーディングが必要かどうか、そしてなぜそう言えるのかを現役WEBデザイナーの意見を参考に、詳しくご説明していきます。
この記事を読めば、あなたの「コーディングっているの?」という悩みがスッキリ解決するので、ぜひ読んでみてくださいね!
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【結論】WEBデザイナーはコーディングができなくても大丈夫!

まず、結論からいうと、WEBデザイナーはコーディングができなくても大丈夫です。
厳密にいうと「デザインスキル」と「コーディングの基礎知識」さえあれば、コーディングを何十時間もかけて学んだりしなくてもWEBデザイナーにはなれるのです。
実際、WEBデザイナーとして活躍している方のなかでも、コーディングは基礎知識くらいしか持っていないという方もたくさんいます。
WEBデザイナーでもコーディングができなくてよい5つの理由
では、なぜコーディングができなくても大丈夫なのか。
ここからはその理由をお伝えしていきます。
こちら(↓)の動画では現役WEBデザイナーがコーディングについてしっかり解説しているので、合わせてご覧ください。
(動画の内容は記事の内容と概ね一緒です。)
理由1:サイト制作が分業制になってきているから
WEBデザイナーにコーディングが必要でないのは、メインの仕事であるホームページ制作が分業制になっているからです。
ホームページを作る工程は
- ディレクション:クライアントと打ち合わせをしてWEBサイトの企画をする
- デザイン:クライアントの要望を受けてサイトを作っていく
- コーディング:デザインをサイト用に変更し、デザインに動きをつける
の3つに分かれています。
昔はこの「ディレクション」「デザイン」「コーディング」を1人のデザイナーが担当していましたが、現在ではこれらを分業する企業も増えてきました。
そのため、コーディングはコーダー(コーディングをおこなう人)にお願いすればよく、WEBデザイナーがコードを書く必要がないのです。
理由2:コーディングは外注できるから
コーディングが簡単に外注できるのも、WEBデザイナーにコーディングが必須でない理由です。
現在では、クラウドソーシングサービス(仕事をお願いしたい人と仕事が欲しい人をマッチングさせるサービス)がもの凄く充実しているので、コーディングを任せたいと思えば、すぐに外注できます。
また、異業種交流会に参加し、コーディングが得意な人と仲良くなれば、その人にもコーディングを依頼することもできます。
理由3:コーディングなしでサイト制作ができるツールがあるから
コーディングなしでサイトが作れるのも、WEBデザイナーにコーディングがいらない理由です。
現在では「Wix」や「ペライチ」といったコーディングができなくてもWEBサイトを作れるツール(「ノーコードツール」と呼ばれています)が世の中にたくさんあります。
これらのツールならデザインスキルさえあれば、コーディングをしなくてもクオリティーの高いホームページは作れるのです。現にノーコードでサイトを作り、稼いでいるフリーランスWEBデザイナーもいます。
▼ノーコードについてもっと詳しく知りたい方は以下はこちら
理由4:コーディングよりもデザインのほうが稼げるから
これは知らない方も多いのですが、コーディングよりもデザインのほうが単価が高いです。
2つの画像は同じホームページに書かれているものですが、トップページのデザインにかかる費用が5万〜13万円であるのに対して、コーディングにかかる費用は2万〜3万円になっています。
デザイン
コーディング
引用:株式会社ラブリィ・ワークス
なぜ、これほど違うのかというと、デザイナーがレイアウトやテイストをゼロから作る仕事なのに対して、コーダーは既に出来上がったデザインに正しくコードを当てはめていく仕事だからです。
役割の違いなので、どちらが優れているということはありませんが、結果的にはゼロから制作をおこなうWEBデザイナーのほうが単価が高くなる傾向にあるようです。
世の中にはデザインの単価が40万円なのに、コーディングの単価2〜3万円という案件も存在します。
もし、あなたがデザインをしたくてWEBデザイナーになるのであれば、デザインを極めることで単価を上げるという方法もありますよ。
理由5:デザインだけの案件が多くあるから
ここまでWEBデザイナーが受ける案件として、ホームページ制作をメインにお伝えしてきましたが、WEBデザイナーの仕事はホームページ制作だけではありません。
インターネット広告でよく使われる「バナー」、TwitterやFacebookの「ヘッダー」、YouTubeの「サムネイル」といったコーディングがいらない案件もたくさんあります。
もちろん、これらの案件はホームページに比べると単価は安い(相場は1枚1000円〜3000円)のですが、クオリティーが高いデザインを、短時間で作成できれば十分な収入になります。
なかには未経験から単価1万円でバナーの仕事を獲得できるようになったWEBデザイナーもいます。
仮に1時間(1枚のバナー作成にかかる時間の相場)かかったとしても時給は1万円。十分高いですよね。
▼数百円だったバナーの単価が、2年間で1万円になった方のインタビュー動画はこちら
イヤホンをお持ちでない方・記事で読みたい方はこちらをご覧ください。
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コーディングの基礎を最低限知っておいたほうがよい3つの理由
ここまで、WEBデザイナーにコーディングスキルは必須ではないとお伝えしてきました。
コーディングができなくても稼いでいるWEBデザイナーは数多くいるので、コーディングが必須でないのは事実です。
とはいえ、WEBデザイナーになるのであれば、コーディングの基礎は知っておく必要があります。
これからその理由をお伝えしていきますね。
コーディングを意識したデザインができるようになるから
コーディングの知識があれば、それを意識してデザインができるようになります。
デザインにはWEB上に表現しやすいものと、そうではないものがあります。
コーディング知識がないと、WEB上で表現しにくいデザインを作ってしまうことになるのです。
逆にコーディングの基礎知識があれば、思い通りのサイトが完成するうえに、コーディングもしやすいのでコーダーからの信頼も厚くなります。
コーダーとコミュニケーションを取る必要があるから
コーディングの知識があれば、分業するときや外注するときでも、コーダーとコミュニケーションが取りやすくなります。
逆にコーディングの知識がなければ、コーダーの言っていることが理解できず、仕事がなかなか進みませんし、クオリティーの高いサイトも作れません。
そのような状態だと、コーダーから「この人とは仕事がしにくいな」と思われ、最悪の場合、仕事を断られてしまいます。そのため、コーディングの基礎知識が大切なのです。
WEBデザイナーとしての仕事の幅が広がるから
コーディングの知識を持っておくと、WEBデザイナーとしての仕事の幅を広げられます。
簡単なコードであれば自分でも書けるようになるのはもちろん、コーダーとコミュニケーションを取れるようになるので、デザイナーとコーダーの進捗管理をするディレクターも目指せます。
ディレクションができるWEBデザイナーは需要があり、収入も高いです。
コーディングの知識があるだけでキャリアの幅が広がるのであれば、コーディングの知識は持っておいて損はないですよね。
それでも「コーディングできないデザイナーは迷惑」と言われるのはなぜ?
それでも、「コーディングができないデザイナーは迷惑」「コーディングができないと稼げない」などの情報が入ってきて、不安になることもあると思います。
それらの情報はウソではありません、一部では事実です。
ではどうして「コーディングができないデザイナーは迷惑」と言われてしまうのかお伝えしますね。
そもそも「WEBデザイナー」の定義が違うから
先ほど、コーディングができなくても良い理由の1つとして「サイト制作が分業制になってきているから」とお伝えしましたよね。
ですが、まだデザインとコーディングが分業制になっていない企業が多くあるのも事実です。
分業制になっていない、つまりWEBデザイナーがコーディングまで担当するはずの企業に、コーディングができないデザイナーが入ってきたらそりゃあ迷惑ですよね。(笑)
そのような方達にとって、WEBデザイナーとは主に制作会社等でWEBサイトを制作するデザイナーを指すのです。
一方で、フリーランスデザイナーや副業デザイナーは、「デザイン」の案件を請け負えばいいだけなので、迷惑も何もありません。
バナーなど、WEB上にあるデザインを制作するデザイナーをWEBデザイナーと定義すれば、コーディングはなくても問題ないのです。
コーディングなしで稼ぐデザイナーはまだまだ少ないから
そもそも、コーディングスキルなしで稼ぐデザイナーはまだ多くありません。
そのため、「コーディングができないと稼げない」という考えが広がってしまうのです。
私たちが自信を持って「コーディングができなくても大丈夫」とお伝えしているのは、日本デザインスクールの卒業生が、コーディングスキルなしでちゃんと稼いでいる事実を知っているからです。
(※コーディングスキルなしといっても、スクールでコーディングの基礎はしっかり教えています)
ただし、コーディングなしでできる案件は難易度が下がる分ライバルが多いため、高いデザインスキルが必要です。
高いデザインスキルで勝負するか、デザインスキルとコーディングスキルの2本で勝負するか、どちらかということですね。
コーディングを学んでほしいから
これは「コーディングができないと稼げない!」と書いているすべてのサイトに当てはまるわけではありませんが、やはりコーディングを学んでもらうために、コーディングが必要だと主張しているサイトもいくつかあります。
理由はシンプルで、コーディングが学べるスクールを受講してほしいから。
日本にはまだまだ、デザインスクールといっても「Photoshopの使い方」と「コーディング」しか学べず、デザインは教えてもらえないスクールが数多くあります。
もちろん、コーディングができる人材は世の中に必要です。
コーディングが好きで楽しいと感じる人なら、ぜひ学んでほしいと私たちは思います。
ですが私たちはこれまで、コーディングでつまずいた結果デザイナーになる夢をあきらめてしまった方を多く見てきました。
また、デザイナーにはコーディングが必須だと言われて必死で勉強した結果、デザイナーとして就職したはずが任されるのはコーディングの仕事ばかりだったという苦い経験をされた方もいます。
コーディングスキルは、デザイナーにとって「あると良いもの」ですが「必ず学ばなければならないもの」ではありません。
そして、コーディングを極めるよりもデザインスキルを高める方が重要なのです。
そのため、もしスクールで学ぶことを検討されているのであれば、卒業生のレベルが高いデザインスクールを選ぶようにしてください。

コーディングの基礎を学ぶ方法3選

ここからはコーディングの基礎を学ぶ方法をご紹介します。
ぜひ、コーディングを学ぶときの参考にしてくださいね。
デザインスクールで学ぶ
デザインスクールにはデザインと同時にコーディングの基礎知識を教えてくれるところが数多くあります。
そのため、カリキュラムを見て、コーディングの基礎を学べるスクールを選べば、デザインを本格的に学びながら、コーディングの基礎知識も身につけることができます。
ただ、なかにはコーディングがメインのスクールもあるので、気をつけてくださいね。
コーディングの知識が身についても、デザインができるようにならなければ本末転倒です。
WEBサービスで学ぶ
WEBサービスでコーディングの基礎を学ぶという方法もあります。
最近では無料、もしくは低価格でコーディングが学べるサービスも数多く存在しますよ。
それらを使えば、本格的にコーディングを学ばなくても、コーディングの基礎は身につけられるのです。
おすすめは「Prpgate」と「ドットインストール」です。
この2つは、無料でコーディングの基礎を学べるので、どれがいいかわからないという人は、ぜひ試してみてくださいね。
本を買って学ぶ
コーディングの知識を得るくらいであれば、本を買って学ぶのでも十分です。
現在では、コーディングに関する本は数多く出ていますし、一冊で最低限の知識はほとんど知ることができます。
おすすめは『1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座』。
これさえ読んでおけばコーディングの基礎知識はほとんど押さえるという一冊です。
・『1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座』
▼『1冊ですべて身につくHTML&CSSとebデザイン入門講座』以外でコーディングを学べる本を知りたい方はこちら
(日本デザインスクールのインスタグラムです、ぜひフォローもお願いします!^^)
WEBデザイナーが+αで身につけたい3つのスキル
ここまでお伝えしたようにコーディングができなくてもWEBデザイナーとして十分稼ぐことは可能ですが、デザインスキルが同じレベルの場合、コーディングもできるデザイナーのほうが収入が高いのも事実です。
ただ、コーディング以外にも収入を上げられるスキルはあります。
ここからは、+αで身につけるとよいスキルをご紹介していきます。
営業スキル
まずは、営業スキルです。
具体的にいうと、顧客の課題を引き出し、その課題がデザインで解決できると納得してもらうスキル、そして、どんなデザインがよいか提案できるスキルです。
営業スキルを身につければ、コーディングができなくても十分に収入を得られます。
特にフリーランスのWEBデザイナーは自分で仕事を獲得しにいくことが多いので、営業スキルはとても大切なものになってきます。
実際、フリーランスで月収100万円を超える人は、もともと営業職だったということも少なくありません。
それくらい営業スキルは収入を上げる鍵になるのです。
ライティングスキル
ライティングスキルもWEBデザイナーとしての収入を上げるうえで役立つスキルです。
WEBサイトに書く文章を書けるようになるとそのぶん収入は上がりますし、LPと呼ばれるサイトの文章が書けるようになると、デザインだけの案件より数万〜数十万円も単価が高くなります。
また、クライアントからしてもライターを探す手間が省けたり、コストを抑えたりできるので、重宝する存在なのです。
世の中にはコーディングができるWEBデザイナーはたくさんいますが、ライティングができるWEBデザイナーはそれほど多くありません。
その分、市場価値も高いので、ライティングスキルを身につけるのもおすすめですよ。
WEBマーケティングスキル
WEBマーケティングスキルも、WEBデザイナーとしての価値を上げるのにおすすめです。
WEBマーケティングとはより多く商品を買ってもらえるようにする仕組みを作ることです。
WEBデザイナーであれば、自分でデザインした広告をテストし、集客できる広告はどれかを見つけていったり、どんなデザインであればユーザーがホームページに長く滞在してくれるか考えたりします。
マーケティングのスキルが身につけば、売れるデザインを作れるようになるのはもちろん、クライアントの収益を増やすための提案ができるようになります。
結果が出ればより多くの報酬をもらえるうえに、クライアントからも感謝されますよ。
まとめ:WEBデザイナーはコーディングができなくても大丈夫!
今回は、WEBデザイナーはコーディングができなくても大丈夫だということと、その理由をお伝えしました。
WEBデザイナーがコーディングができなくても大丈夫な理由をまとめると以下のようになります。
- サイト制作が分業制だから
- コーディングが外注できるから
- ノーコードでサイトを作れるツールがあるから
- コーディングよりのデザインのほうが稼げるから
- デザインだけの完結する案件がたくさんあるから
世の中では「コーディングができないWEBデザイナーには将来性はない」「コーディングができないWEBデザイナーは迷惑」という人もいるようですが、そんなことはありません。
あまり大きな声では言えませんが、コーディングができないと仕事が取れないのは、十分なデザインスキルがないからなのです。
デザインスキルをしっかり身につければ、コーディングがなくても稼ぐことは可能です。
WEBデザイナーはあくまで、デザインをするのが仕事。
あなたが「デザインをしたい!」と思うのであれば、わざわざ難しいコーディングに挑戦する必要はありません。
デザインを極めることで、稼げるWEBデザイナーになればよいのです。あなたがデザインで稼げるようになるのを応援しています。
質問や感想があればご記入ください