テレワークやオンラインが常態化して選べる働き方が増えたことにより、在宅でも仕事を完結できる・副業やフリーランスも選びやすい点からWEBデザイナーの人気が急増しています。
「これまでフリーターだったけど、ここからWEBデザイナーを目指してみようかな」
この記事を読んでいる人の中には、そのように考えている人も多いかもしれません。
結論、フリーターからWEBデザイナーに転身することは可能です。
ただし「未経験でスキルもない状態でWEBデザイナーになる」ことは困難を極めるので、フリーターからWEBデザイナーを目指す場合は「既に成功者が多くいる再現性の高い方法」を取る必要があります。
そこで本記事では、フリーターからWEBでデザイナーになるために必要な「再現性の高いスキル習得方法や転職の進め方」を紹介していきます。
本記事を読み終わる頃には、WEBデザイナーを目指すにあたって何をどのような順でやるべきか具体的にイメージできるようになるでしょう。
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実際、フリーターからWEBデザイナーって目指せるの?
改めて、フリーターからWEBデザイナーになることは可能です。
ここではその根拠を示すために、実際にフリーターからWEBデザイナーになった方の事例を紹介していきます。
トリプルワークのフリーターからWEBデザイナーになった事例
飲食店・コンビニ・家政婦のトリプルワークをしていたみゆみゆさんも、フリーターからWEBデザイナーになった1人です。
彼女はWEBデザインスクールに1ヶ月半通い、卒業後わずか1ヶ月でWEB制作会社に転職することができました。
転職成功の秘訣は、WEBデザインスクールで制作したポートフォリオ(自作品をまとめた作品集)。
制作会社の方にポートフォリオを気に入ってもらえ、内定を獲得することに成功しています。
フリーター・30代からでもWEBデザイナーになった事例
ちなみに先ほど紹介したみゆみゆさんは、30代・WEBデザイン未経験の状態からWEBデザイナーになっています。
さらには彼女が入社した後「Illustratorを使いこなせる」という理由で、40代の方もWEBデザイナーとして採用されたことが判明しています。
この事例から、たとえフリーター・WEBデザイン未経験であっても、即戦力になれるデザインスキルを習得し、それを証明するポートフォリオさえ作ることができれば年齢に関係なくWEBデザイナーになることは可能ということがわかります。
なのでフリーターからWEBデザイナーを目指そうとしている人は、まず「即戦力級のデザインスキル」と「それが一目でわかるポートフォリオの作成」に注力しましょう。
デザインスキルを身につける方法は以降の項目で解説します。

そもそもWEBデザイナーとは?

フリーターからWEBデザイナーを目指すにあたって、まず最初にしておくべきことは「WEBデザイナーについての情報収集」です。
「在宅でも仕事ができそうだから」
「とりあえずWEBサイトを作れるようになればWEBデザイナーになれる?」
そのような曖昧な知識の状態では、もしWEBデザイナーになれたとしても理想と現実のギャップに苦しむことになるかもしれません。
特にこれからWEBデザインを勉強するにあたって、自分がなりたいWEBデザイナー像がわかっていなければどのスキルを身につけて良いかもわからないまま、手当たり次第にスキルを習得する羽目になってしまうでしょう。
そこで本項目では、そもそもWEBデザイナーがどのような業務内容で、年収はどれくらいか、どのようなスキルが必要になるかを解説します。
WEBデザイナーの仕事内容
まずはWEBデザイナーの業務内容を見ていきましょう。
業務範囲は企業によって異なりますが、WEBデザイナーは下記の仕事を担当します。
業務内容 | 詳細 |
ヒアリング・調査分析・企画 | クライアントとのヒアリングを通じて、WEBサイトのコンセプト、ターゲット層、課題、思い描いているWEBサイトのイメージなどを掴む |
デザインコンセプトの提案 | WEBサイトの目的や利用者、そして企業のイメージに合致するデザインをクライアントに提案する |
レイアウトの決定 | 利用者にとって見やすくて使いやすいWEBサイトになるように、ボタンや画像などの配置を決定する |
配色とフォントの選定 | 企業のイメージにあった配色や文字を選ぶ |
画像やアイコンの選択 | WEBサイトの目的に合った画像やアイコン(記号や絵文字のこと)を選び、利用者が満足できるようなサイト作りをする |
レスポンシブデザイン | パソコンやスマホ、そしてタブレットなど、どの媒体から閲覧しても見やすくて使いやすいWEBサイトの実現を目指す |
デザインの実装 | PhotoshopやIllustratorなどのデザインツールを使ってWEBサイトのデザインを組み込み、開発者と一緒に実際のWEBサイトを制作する |
これに加えて、よりキャリアアップやスキルアップを望む場合、もしくはフリーランスという働き方を選ぶ場合には「コーディングスキル(作成したデザインをWEB上に反映させるためのプログラミング技術)」も必要になってきます。
制作会社に勤める想定であれば最初からコーディングスキルを持っている必要はない(基本は分業制)ので、目指す形によって取捨選択をしましょう。
WEBデザイナーの年収
求人ボックスによると、WEBデザイナーの平均年収はおよそ449万円とされています(2024年10月現在)。
しかしこれはあくまで平均年収のため、誰もが最初からこれだけの金額を稼げるわけではありません。
十分なスキルを習得し「即戦力」として採用されたのであれば年収400万円を超えることも難しくないでしょうが、未経験からの採用であれば当然この平均額よりは低くなるでしょう。
採用時に自分が「どれだけのデザインスキルを持っており、どれだけクオリティの高い作品を作れるか」を示すことの重要性が理解できたのではないでしょうか。
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WEBデザイナーに最低限必要なスキルや知識
WEBデザイナーに最低限必要なスキルや知識は下記の通りです。
- Photoshopの操作スキル
- 基礎知識をもとにデザインをするスキル
- コーディングの基礎知識
ここではそれぞれのスキルや知識について詳しく解説します。
WEBデザイナーに最低限必要なスキル1:Photoshopの操作スキル
Photoshopとは、写真や画像に対して下記のような編集を行えるデザインツールのことを指します。
- 加工
- 色の調整
- 複数の写真や画像の合成
- テキストの追加や装飾
WEBデザイナーは他にもIllustratorやfigmaなどのさまざまなデザインツールを扱いますが、そのほとんどはPhotoshopを使いこなすことができれば代用できる作業です。
もちろんIllustratorの方が早い業務であったり、デザインカンプ(WEBサイトのデザイン見本)を作る場合はFigmaを採用している企業も存在しますが、最初から全てのツールを使いこなせるように勉強していてはいつまでも就職活動にたどり着けません。
なので、最初はPhotoshopの使い方にしぼって使い方をマスターすることをおすすめします。
※現在、WEB制作の現場ではほとんどの場合でPhotoshopが使用されています。他のどのデザインソフトが完璧に使いこなせたとしても、Photoshopが使えなければ採用されない可能性があるので注意しましょう。
WEBデザイナーに最低限必要なスキル2:基礎知識をもとにデザインをするスキル
初回に「Photoshopが使えること」を挙げましたが、当然デザインツールを使いこなせるだけではWEBデザイナーにはなれません。
並行してWEBデザインのスキルや知識を身につける必要があります。
そしてよく「WEBデザインの世界はセンスが命」とも言われますが、実際はそうではありません。
必要なのはデザインのセオリーに基づいて、クライアントの課題を解決できるデザインを的確に作れるというスキルです。
なので、WEBデザインの現場では「クライアントの課題を解決するデザインを作るために、どれだけ知識や技術の引き出しがあるか」が重要視されます。
- レイアウト(各要素の配置)
- フォント(字体)
- タイポグラフィ(文字や文章を読みやすく、かつ美しく見せるための技術)
- 色彩・配色
これらの知識・スキルにあわせて「流行りのデザインに対して常にアンテナを貼り、デザイン案を頭の中にいくつも持っておくこと」が実際のWEBデザインの現場では必要なのです。

WEBデザイナーに最低限必要なスキル3:コーディングの基礎知識
先ほどは「コーディングスキルは必須ではない」と伝えましたが、この記事を読んでいる人の中には「すぐにフリーランスとして仕事を取りたい」という人もいるかもしれませんので、念のため紹介しておきます。
コーディングとは、HTMLやCSS、JavaScriptというプログラミング言語を使用してデザインをWEB上に反映していく作業を指します。
どれだけ良いデザインを作成しても、WEB上に反映できなければWEBデザインの仕事は完了したとは言えません。
バナー広告などであれば納品するだけで完了しますが、クライアントに最低限のコーディングの知識があるか(自身でWEBサイトに反映できるか)はわからないので、コーディングの基礎知識も持っておくと受けられる案件の幅が広がるでしょう。
もちろん制作会社に勤める場合でも、コーディングの基礎を理解していればWEB上に反映しやすいデザインが事前にわかるなどのメリットはあります。
フリーランスになりたい方、キャリアアップを望む方はぜひコーディングの基礎知識も習得することをおすすめします。

フリーターからWEBデザイナーになるためのスキルを身につける方法

前章でWEBデザイナーに必要なスキルについて説明しましたが、これらのスキルを身につけるためには下記の方法のいずれかで学ぶのが一般的です。
- 職業訓練学校で学ぶ
- デザインスクールに通う
- 独学で学ぶ
ここではそれぞれの方法のメリットとデメリットについて紹介します。
これを読めば、どれがあなたに合った学習方法であるか判断できるようになるでしょう。
スキルを身につける方法1:職業訓練校で学ぶ
職業訓練校とは、ハローワークに登録した後に面接と試験に合格すれば無料でWEBデザインを学べる教育機関のことを指します。
下記が職業訓練校で学ぶメリットとデメリットです。
メリット | デメリット |
・無料で受講できる ・就職支援を受けられる ・同じ目標を目指す仲間に出会える | ・講師の当たり外れが大きい ・デザインスキルは身につかない ・受講スケジュールがタイトで忙しい |
メリット |
・無料で受講できる ・就職支援を受けられる ・同じ目標を目指す仲間に出会える |
デメリット |
・講師の当たり外れが大きい ・デザインスキルは身につかない ・受講スケジュールがタイトで忙しい |
職業訓練校は国が行っている支援であるため、受講費用はかかりません。テキスト代や資格試験の受講料金のみが自己負担となります。
学習の機関や授業のカリキュラムは選んだ職業訓練校によりさまざまですが、基本的には2~6か月かけて基本的なWEBデザインに関する学習をすることが多く、平日の10時から17まで週5日のようなカリキュラムが組まれています。
そのためフリーターとしてアルバイトを掛け持ちしながら職業訓練校に通うのは難しいといえるでしょう。
もし1度でも正社員として勤めていたことがあったり、国が定めた条件に当てはまっていれば失業手当を受給しながら通える可能性もあるので、そのあたりは実際にハローワークに行った際に聞いてみることをおすすめします。

スキルを身につける方法2:WEBデザインスクールに通う
もしも資金に余裕があるのであれば、最もおすすめな方法はWEBデザインスクールに通うことです。
WEBデザインスクールに通うメリットとデメリットは下記の通りです。
メリット | デメリット |
・自分の都合に合わせやすい ・多彩なコースが提供されている ・就職や転職のサポートが受けられる ・同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる ・短期間で効率的に ・プロから指導を受けられる | ・コストがかかる ・講師によって当たり外れがある ・学歴にはならない |
メリット |
・自分の都合に合わせやすい ・多彩なコースが提供されている ・就職や転職のサポートが受けられる ・同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる ・短期間で効率的に ・プロから指導を受けられる |
デメリット |
・コストがかかる ・講師によって当たり外れがある ・学歴にはならない |
WEBデザインスクールであればプロのWEBデザイナーから直接指導が受けられ、就職・転職支援も受けられるというメリットがあります。
他にも選ぶWEBデザインスクールによりますが、オンライン授業や動画学習が行えるスクールを選択すればアルバイトとの両立もしやすくなるでしょう。
デメリットとして最も大きいのは「数十万円の費用がかかる」部分なので、現時点で資金に余裕がある方にはWEBデザインスクールの受講をおすすめします。

スキルを身につける方法3:独学で学ぶ
最後に紹介する方法は「独学」です。
独学のメリットとデメリットは下記の通りです。
メリット | デメリット |
・コストを抑えられる ・自分のペースで学習できる ・自分に合った学習計画を立てられる | ・自力で就職や転職をする必要がある ・人脈を築くのが難しい ・挫折しやすい ・時間がかかる |
メリット |
・コストを抑えられる ・自分のペースで学習できる ・自分に合った学習計画を立てられる |
デメリット |
・自力で就職や転職をする必要がある ・人脈を築くのが難しい ・挫折しやすい ・時間がかかる |
独学はコストを抑えられることと、自分のペースで学習を進められる点がメリットとして挙げられますが、時間がかかるため挫折しやすい点がデメリットです。
また、WEBデザインスクールや職業訓練校と異なり、就職・転職のサポートがないため、自力で仕事や案件を掴む必要があります。
独学はお金がかからないという魅力がある反面、非常に難易度が高い学習方法であることを押さえておきましょう。

フリーターからWEBデザイナーに【転職】する方法

ここまではWEBデザイナーの基礎知識と学習方法を解説してきましたが、多くの方が不安に感じるのは「WEBデザイナーに転職するためにはどうすれば良いのか」ではないでしょうか。
ここからは、面接対策に近い内容として「フリーターからWEBデザイナーに転職するまでの基本的なステップ」を紹介していきます。
- STEP 1: 業界・企業研究をする
- STEP 2: ポートフォリオを作成する
- STEP 3: 転職サイトを使い求人に応募する
- STEP 4: 対策をして面接に臨む
詳細は以降の項目で解説します。
STEP1: 業界・企業研究をする
まず最初のステップとして、WEBデザイン業界や受けたい企業を研究しましょう。
WEBデザイナーで関連がある業界はもちろん「WEB業界」です。
付随するキーワードとしては「デザイン制作会社」「WEBマーケティング」「IT企業」が挙げられるので、複数のキーワードからWEBデザインに関連する業界をチェックし、現状を確認してみましょう。
業界研究が終わったら、今度は企業研究に移ります。
企業研究の際にチェックしてほしい点は以下の表に記載しています。
事業内容 | 詳細 |
WEBサービスの企画・設計・開発 | SNSやショッピングサイトなどの企画・開発 |
インターネット広告の企画・制作 | 企業広告や商品広告などインターネット上あるいはSNS上に出す広告の企画・制作 |
電子書籍などのコンテンツ制作 | コンテンツ販売している電子書籍や動画の制作 |
マッチングサイトの開発 | 人材採用や婚活などマッチングビジネス向けサイトの開発 |
スマホゲームの企画・開発 | インターネットを活用したゲームの開発・制作 |
企業研究を入念に行うことで、応募する際に必要な職務経歴書に書くことを具体化できたり、事前にミスマッチを防ぐことも可能になります。
ぜひ時間をかけてじっくり研究を行ってください。
STEP2: ポートフォリオを作成する
「ポートフォリオ」の重要性については前述の通りです。
実際に就職・転職活動前にしっかりと準備しておきましょう。
ポートフォリオには下記の情報を含めるのが一般的です。
- プロフィール
- 応募企業に合わせた作品
- 制作した作品の説明
ポートフォリオは作品の品質が高ければ、テンプレートを使ったもので作成しても問題ありません。
ただし他の応募者との差別化を図りたいのであれば、できるだけテンプレートを使用せず、かつWEB版(可能であればコーディングも行う)と紙媒体の2パターンを用意しておきましょう。
フリーター・未経験の状態からWEBデザイナーになろうとする場合、なによりポートフォリオのクオリティが大切になります。
もしテンプレートを使用する場合でも、必ず【テンプレートをそのまま使う】ことは避け、あくまでレイアウトを参考にする程度に留めてメインのデザインは自分で行うようにしてください。

STEP3: 転職エージェントを活用して求人に応募する
ポートフォリオの準備まで行えたら、次はいよいよ企業に応募する段階です。
フリーター・未経験で応募する場合、どれだけポートフォリオの作品が良くても落ちてしまう可能性は十分にあります。なぜならライバルは「WEBデザインの実務経験あり+ポートフォリオの出来もよい人」の可能性があるからです。
なので基本的には個人で就職・転職活動を行うのではなく、WEBデザインスクールの転職サポートや、マイナビやリクナビなどの転職エージェントを活用してできるだけ多くの企業に応募していきましょう。
志望動機を書く際はSTEP1で行った研究を活かし、企業ごとにしっかりと書き分けを行うことを忘れないでくださいね。
※今や履歴書や職務経歴書はパソコンで作ることが一般的です。書き損じの心配は少なるなるものの、抜け漏れを起こしてしまう可能性が上がったと言えるので、提出前には必ず抜け漏れがないか、自分だけでなく知人にもチェックをお願いするほどの入念さを持ちましょう。
STEP4: 対策をして面接に臨む
職務経歴書やポートフォリオの内容が評価されて書類選考を通過したら、いよいよ面接です。
面接試験では、基本的にはあなたが送付した書類を元に質問が行われます。
そのため、面接前には送付した書類をもう一度よく見直し、内容をしっかりと頭に入れておきましょう。下記は転職活動の面接でよく聞かれる質問です。
- 自己紹介
- 志望動機
- フリーターだった理由
- 自己PR
- 目標やキャリアプラン
- 自社サービスや製品の知識に関する質問
- あなたの長所や短所
- 年収や勤務場所などの条件
面接は回数をこなせばこなすほどに上達するので、第三者に話し方や内容のチェックを行ってもらい、本番前に何度も模擬面接を行ってみてください。
転職サポートやエージェントを利用している場合はプロの目線で見てもらえるため、ぜひ活用しましょう。
▼WEBデザイナーで受かる志望動機を知りたい方はこちらの記事がおすすめです

▼面接で聞かれる質問を知りたい方はこちらの記事がおすすめです

フリーターからWEBデザイナーを目指す人からのよくある質問

最後に、フリーターからWEBデザイナーを目指す人からのよくある質問に回答していきます。
質問1:WEBデザイナーに向いている人の特徴は?
WEBデザイナーに向いている人には下記のような特徴があります。
- 独創性がある
- 地道な作業が得意である
- 新しい知識やスキルを身につけるのに貪欲である
- 最新のトレンドに敏感である
WEBデザイナーに対して華やかなイメージを持っている人は少なくありませんが、実際の業務としては「フォントの種類と大きさを微調整する」「配色パターンを複数考える」などの根気が必要な作業が多いのがWEBデザイナーです。
なので、大前提として「デザインが好きで、根気が必要な細かい作業も楽しんで没頭できる人」がWEBデザイナーに向いているとされます。
また、デザインツールやデザインのトレンドは日々変化していくので、WEBデザイナーになってからも常に新しい情報を取り入れてデザイン制作に活かしていくことができることも大切です。
質問2:「未経験者歓迎 / 研修あり」の求人票に応募してもいいの?
「未経験者歓迎/研修あり」と書かれた求人票は魅力的に見えるかもしれませんが、基本的にはおすすめしません。
なぜなら「6か月の研修あり」「働きながら学べる」「未経験歓迎」の文言で求人を出している企業に入社すると、研修の名目で家電量販店やコールセンターで働かされたり、業務時間外に勉強を強いられるという報告が多数寄せられているからです。
実力主義のWEBデザイン業界で「未経験歓迎」「働きながら学べる」という環境はあまり現実的とは言えません。そこには何かしらの裏があると警戒しておいた方が良いでしょう。
転職エージェントを使うべき?
転職エージェントを使うメリットとデメリットは下記の通りです。
メリット |
・WEB業界に関する詳しい情報やアドバイスがもらえる ・企業選び、応募書類の添削、面接指導までしっかりとサポートしてもらえる ・給与や待遇などの条件交渉もしてもらえる・無料で活用できる ・求人サイトには掲載されていない非公開求人を紹介してもらえることもある |
デメリット |
・ミスマッチな求人を紹介されることもある ・転職エージェントによってサービスの質に大きな差がある ・気軽にさまざまな求人情報を閲覧できない ・自分のペースで転職活動を進められない ・サポート期間が決まっているケースもある |
デメリットも複数列挙しましたが、これはあくまで「選んだ転職エージェントが悪かった場合」のデメリットです。
何のノウハウもなく、WEBデザイン未経験の状態で業界研究や職務経歴書の準備、スキルの棚卸しから企業選定、面接対策までを行うとなると、どうしてもキャパオーバーになってしまいます。
自分にはわからない部分をプロに時間をかけてサポートしてもらえることを考えれば、転職エージェントを利用しない手はありません。
ただしエージェントの中にはWEBデザインの知識が乏しく「未経験歓迎/研修あり」の求人を提案してくる人も存在します。
そこは事前に「このような求人は紹介しないでください」と伝えることで回避しましょう。
質問4:大学中退や高卒でもWEBデザイナーになれるの?
WEBデザイナーは資格不要かつ学歴不問の仕事です。
そのため、大学中退や高卒の人でもWEBデザイナーになることはできます。そこはフリーターや年齢に関係なくスキルさえあれば就職・転職できる事例と同じと考えましょう。
ただし、学歴や年齢、職歴で判断されない分ポートフォリオ(作品)ではかなり厳しく評価されてしまいます。
なので枕詞に(実力さえあれば)がつくことは忘れないようにしましょう。

やり方を間違えなければフリーターがWEBデザイナーになることはできる!
本記事では、フリーターからWEBデザイナーになるために必要な知識やスキル、学習の方法、転職活動の進め方について詳しく解説しました。
何度も言いますが、WEBデザインの世界は実力主義です。デザインスキルとポートフォリオがかなり重視されます。
フリーター・未経験からWEBデザイナーを目指す場合はそれに加えて「職歴によるハンデ(ライバルが会社員からの転職・WEBデザイン経験者など)」が存在するため、より厳しいと言わざるを得ないでしょう。
しかし、それは反対に「デザインスキルさえあれば学歴・職歴・年齢は関係ない」ということです。熱意さえあれば未経験からでも十分なスキルを積んで、即戦力として制作会社に転職することも夢ではないでしょう。
本記事で紹介したことを参考にしながら、ぜひフリーターからWEBデザイナーへの新しい一歩を踏み出してみてください。