人と話すのが苦手。
職場の人間関係に疲れた。
できるだけ人と関わらず、1人で黙々と仕事をしていたい。
このように考えている人は多いと思います。
2020年以降、「在宅ワーク」という言葉も一般的になり、家でできる仕事の幅は一気に広がりました。
「できるだけ人と話さずに、家で黙々と仕事がしたい」というあなたにとって、とてもいい時代になったのです。
とはいえ、どんな仕事なら家で黙々とできるのか、そもそも在宅ワークはどうすれば始められるのか、わからないことも多いと思います。
そこで今回の記事では、家で黙々とできる仕事を厳選して20個ご紹介していきます。
在宅ワークといってもたくさんの仕事があり、あなたにどんな仕事ができるかどうかはこれまでの経験や、持っているスキルによって異なります。
スキルなしでもすぐ始められる仕事や将来性が高く稼ぎやすい仕事など、特徴別に分けているので、低収入でもいいから今すぐ始めたいのか、スキルをつけてからしっかり安定して稼ぎたいのかなど考えながら読み進めてくださいね。
また、それぞれの収入の目安やおすすめ度なども合わせてご紹介しています。みなさんの在宅ワーク探しの参考になれば嬉しいです。
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そもそも、家で仕事をするにはどうすればいいの?
「在宅で働きたいけれど、どうすれば始められるの?」と疑問に思っている方もいると思います。
家で黙々とできる在宅ワークをご紹介する前に、在宅ワークにはどんな雇用形態があるのか、どうすれば在宅ワークが始められるのかをご紹介しますね。
パターン①:正社員として在宅で働く許可をもらう
正社員として、在宅で働くことも可能です。
ただし、これができるかどうかは企業によって異なり、全く同じ職種であってもA社は在宅でできるのにB社は禁止されていることもあります。
正社員として在宅で働きたい場合は、必ず募集要項をしっかり確認するようにしましょう。
メールオペレーター、翻訳、WEBデザイナー、WEBライター、プログラマー、WEBマーケッターなど
パターン②:業務委託契約やアルバイトとして仕事を受ける
業務委託契約を結んだり、アルバイトや派遣社員という形で雇われるパターンもあります。
副業やフリーランスとして、クラウドソーシングサイト(※)でお仕事を探すのも、業務委託契約です。
雇用期間が決められていたり、1案件ごとに継続されるかが決まったりするので、正社員と比べて収入が安定しにくいのがデメリットですが、プライベートの予定に合わせて仕事量を調整したり、複数の企業から仕事を受けることで正社員以上に稼いだりすることもできます。
メールオペレーター、オンライン秘書、データ入力、文字起こし、採点バイト、せどり、内職、電話オペレーター、WEBデザイナー、WEBライター、プログラマー、動画編集、SNS運用代行など
(※)クラウドソーシングサイトについては、記事の後半で詳しくご紹介しています。
パターン③:個人事業主として自分で仕事を作る
企業から仕事を受けるのではなく、自分で何かを作ったり運用したりすることで報酬を得ることもできます。
出勤日の決まりや納期等もないので、好きなときに好きなだけ働くことができますが、稼げるかどうかも自分次第なので、100時間働いたのに1円にもならないことも。
全く稼げない可能性もあれば、ほんの少し働くだけで月収100万円を超えることもある働き方なので、安定よりもチャレンジがしたい人、本当に好きなことだけを誰にも指示を受けずにやりたい人におすすめです。
せどり、アンケートモニター、アフィリエイター、ハンドメイド、写真イラスト販売など
「子どもとの時間を増やしたい」「家事と仕事を両立しながら収入を安定させたい」――そんな理想を抱えている方へ。
WEBデザインのスキルを活かして、理想の生活を手に入れている方がたくさんいます!
例えば、未経験(元専業主婦)からWEBデザインを学び、フリーランスとして月50万円を稼ぎながら、家族との時間も大切にしているママさん事例があります。
以下の記事では、ママさんが家事や育児と両立しながら、理想のライフスタイルが実現できた秘訣を詳しく紹介しています。今後の働き方を考えるヒントになるので、ぜひチェックしてみてください!
家で黙々とできる仕事20選
では、続いて家で黙々とこなせる在宅ワークをご紹介します。
前半ではスキルなしでも今すぐ始められる簡単なお仕事を12個、後半ではスキルは必要だけれど稼ぎやすくておすすめな仕事を8個まとめているので、気になる仕事からチェックしてみてくださいね。
また、すべての仕事で給料の目安を載せていますが、正社員か、派遣社員や業務委託のような形かによって大きく異なります。
稼ぎやすく将来性も高い仕事8選
まずは、在宅でも稼ぎやすく、かつ将来性も高い仕事を8つご紹介します。
どれも知識やスキルが必要な仕事ですが、その分これまでご紹介してきた仕事よりも稼ぎやすく、仕事がなくなる心配も低いです。
気になる仕事があれば、将来のために思い切って勉強を始めてみるのも良いと思いますよ。
WEBデザイナー
パソコン1つで、在宅で働きたい方に人気なのが、WEBデザイナーのお仕事。
WEBサイトやSNSに載っている広告バナー、企業のホームページやYouTubeのサムネイルを作るお仕事で、フリーランスや副業なら完全在宅も可能です。
また、単価の高いLP(ランディングページ)が作れるようになれば、月収が50万〜100万円を超えるのも不可能ではありません。
スキルをつけ、安定して稼げるようになるまでは大変ですが、将来性は高く、一度稼げるようになれば家で黙々と作業するだけで高収入が狙えるので、おすすめ度は5点です。
収入目安 | 月30~40万円 |
向いている人 | ・デザインに少しでも興味がある方 ・黙々作業するのが好きな方 |
必要なスキル | ・デザインスキル(※1) ・コーディングの基礎スキル(※2) |
おすすめ度 | ★★★★★(5/5) |
(※1)デザイナーとして安定して仕事を獲得するためには、かなり高いレベルのデザインスキルが必要です。どのようなレベルなら仕事が取れるのか気になる方は、ココナラというサイトで評価が高い人のデザインを見てみてください。
(※2)デザイナーとコーダー(コーディングをする人)は別なので、コーディングをしっかり勉強する必要はありません。ですが、デザイナーとして最低限の知識は持っておく必要があります。
「在宅で無理なく働きたい」「家族との時間を増やしながらも収入を減らしたくない」ーーそんなあなたへ。
理想の生活を手に入れる方法の1つとして、WEBデザインがあります。
未経験(元専業主婦)からWEBデザインを学んだ市川さんは、フリーランスとして月50万円を稼ぎながら、家族との時間を増やすことができました。
以下の記事では、市川さんが家事や育児と両立しながら、理想のライフスタイルが実現できた秘訣を詳しく紹介しています。在宅ワークを実現するためのヒントを得られるはずですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
WEBライター
在宅で黙々と働きたいなら、WEBライターの仕事もおすすめ。
WEBライターは、いま読んでいただいているようなWEB記事を書いたり、広告のコピーを書いたり、最近ではYouTubeのシナリオ(台本)を書いたりする仕事です。
AIに代替されるのではないかと言われていますが、2023年現在では、AIのライティングスキルは、人間が書いたリアルな文章には勝てません。
そのため、クラウドソーシングサイトにもまだまだライターの案件はたくさんあります。
ただし近い将来、一般的なライターよりもAIの方が早く質の高い記事を量産できるようになる可能性も。
そんな未来に備えて、AIに仕事を奪われるライターではなく、AIを上手く使う側のライターになれるよう、いまのうちからスキルを磨いておきましょう。
こちらもWEBデザイナーと同様、将来性が高く稼ぎやすいですが、安定して仕事が取れるようになるまでの大変さを考慮しておすすめ度は4点となっています。
収入目安 | 月30~40万円 |
向いている人 | ・文章を書くのが好きな方 ・リサーチが得意な方 |
必要なスキル | ライティングスキル |
おすすめ度 | ★★★★☆(4/5) |
プログラマー
プログラミングができる人材はまだまだ不足しており、在宅プログラマーや副業プログラマーの需要は高いです。
専門スキルこそ必要ですが、プログラミングには答えがあり流行的要素も少ないため、コツコツ真面目に勉強できる方であれば比較的すぐにプログラマーが目指せます。
プログラマーは、他の業種に比べて正社員でも在宅できることが多いです。
業務委託やアルバイト契約は避けたい、正社員がいいという方は、プログラミングの勉強から始めるのがおすすめです。
在宅で黙々仕事をしながら正社員も狙えるというメリットから、おすすめ度は5点をつけました。数字やコードへの苦手意識がない人はぜひチャレンジしてみてください。
収入目安 | 月30万前後 |
向いている人 | ・正社員を目指したい方コツコツ真面目に勉強出来る方 ・数字やコードに苦手意識が低い方 |
必要なスキル | プログラミングスキル |
おすすめ度 | ★★★★★(5/5) |
動画編集者
最近はYouTubeを始める企業も増えました。
それに伴って、動画編集のスキルを求めている企業も増えています。
動画編集の1番の魅力は楽しさ。
YouTubeやTikTokなどの動画を見るのが好きな人はセンスもすでに磨かれていることが多く、楽しみながら編集をしている方も多いです。
業務委託という形で動画の編集だけを依頼されることが多いですが、企業によっては正社員として雇われて、動画の撮影から編集、公開まで一貫して任せてもらうこともありますよ。
副業として黙々作業をして稼ぎたい人におすすめなので、おすすめ度は4点です。
収入目安 | 月30万前後 |
向いている人 | 動画を見るのが好きな方 |
必要なスキル | 動画編集スキル(動画編集ソフトを扱うスキル) |
おすすめ度 | ★★★★☆(4/5) |
WEBマーケッター
過去にWEBマーケッターとしての実務経験がある方は、在宅WEBマーケッターとして働くのもおすすめです。
WEBマーケッターは、企業のマーケティング戦略を立てたりデータを分析するのが主な仕事で、基本的には実務経験がないと案件を受けることはできません。
しかし、最近はSNSのマーケティングも需要が高いので、個人でSNSをやって成果を出し、その結果を元に個人事業主として複数の企業にWEBマーケティングのコンサルティングをしている方もいます。
マーケティングは流行も変わりやすく、勉強するのも大変ですが、企業の売り上げに直接影響する部分なので、とてもやりがいはありますよ。
ただし、仕事の都合上クライアントとの打ち合わせも多く、家で「黙々と」働くのは難しいかもしれません。そのため、おすすめ度は3点としています。
収入目安 | 月30万~40万 |
向いている人 | WEBマーケティング実務経験のある方 |
必要なスキル | WEBマーケティングの知識マーケッターとしての実務経験 |
おすすめ度 | ★★★☆☆(3/5) |
アフィリエイター
アフィリエイターとは、自分で運営しているメディアに広告を載せ、商品が売れることで自動的に報酬が入る仕事のこと。
かつてはブログの運用がメインだったため、稼げるようになるには数年必要でした。しかし最近はSNSでアフィリエイトをおこなう人も増え、早い人だと1~2ヶ月で収益化させている人もいるようですよ。
正社員として雇われることは基本なく、個人でメディアを動かして複数の企業からアフィリエイトの依頼を受ける形が一般的です。
アフィリエイターもせどりと似ていて、一攫千金的な要素が強く稼げない可能性も高いのでおすすめ度は2点をつけました。
収入目安 | 月収0〜100万円(※) |
向いている人 | WEBマーケティング実務経験のある方 |
必要なスキル | WEBマーケティングの知識マーケッターとしての実務経験 |
おすすめ度 | ★★☆☆☆(2/5) |
(※)ドコモアフィリエイトの調査では、月収1万円以下の方が全体の約6割で、そのうちの半分が月収0円でした。一方で月収100万円を超えているアフィリエイターもおり、アフィリエイターの収入は人それぞれ大きく違うことがわかります。
参考:ドコモアフィリエイト「 初心者ガイド 【アフィリエイトの実態】アフィリエイターに聞いた月収や経過年数などを紹介! 」
ハンドメイド、写真やイラスト素材販売
メルカリなどのフリマアプリで、自作したアクセサリーや雑貨、日用品を売るハンドメイドの仕事も、家で黙々とできておすすめです。
また最近は、撮影した写真や書いたイラストを素材サイトに掲載し、ダウンロード数に応じて報酬をもらう「素材販売」の仕事も人気です。
どちらも誰かに雇われるのではなく、個人事業主という形で働くことになります。
収入目安は月に5万円前後ですが、慣れるまでは月に1万円以下、売れっ子になれば月に10万以上も目指せる業界です。
企業から仕事を受けるわけではないため、収入が安定しにくいのですが、好きなことが仕事になるという点がとても良いので、おすすめ度は3点です。
収入目安 | 時給5万前後 |
向いている人 | 手芸やイラストを描くのが得意な人 |
必要なスキル | 手芸スキル、撮影スキル、絵を描くスキルなど |
おすすめ度 | ★★★☆☆(3/5) |
SNS運用代行
最近は、SNSの運用代行も人気の高い在宅ワークです。
多くの企業が、SNSを運用したいけれど人手が足りず困っており、SNSの運用だけを外注しています。
ただ指示通り投稿を作ったり、投稿の設定をしたりするだけの場合もあれば、どんな投稿をしていくかなど、マーケッターとして戦略を立てる部分から関わる場合もあるようです。
ただ運用を代行するだけ(手を動かすだけ)なら1アカウントごとに月3,000円前後、企画や戦略立てから関わる場合は1アカウントごとに月30,000円ほどが報酬の目安となっています。
SNSが好きな人なら楽しくできる仕事ですが、時給アップやキャリアアップがしにくいのでおすすめ度は3点です。
収入目安 | 月収3,000円〜30,000円(1アカウント) |
向いている人 | SNSを見たり投稿したりするのが好きな人スキマ時間でコツコツ作業ができる人 |
必要なスキル | SNSに関する知識(SNSマーケティングの経験,知識) |
おすすめ度 | ★★★☆☆(3/5) |
専門スキルなしでも働ける仕事12選
続いて、特別な専門スキルがなくても働ける在宅ワークをご紹介します。
メール(チャット)オペレーター
メール(チャット)オペレーターとは、お客様からの問い合わせに文章で答える仕事のこと。
コールセンターのお仕事を、文章に置き換えたようなものです。
かつては、問い合わせといえば電話がほとんどでしたが、最近はメールやチャットでの問い合わせが増えており、それにともなってメール(チャット)オペレーターの需要も高まっています。
マニュアル通りに回答するだけなので特別なスキルは必要ないですが、ある程度早くタイピングができないと、時間内に仕事がこなせない可能性があります。
雇用形態としては、派遣社員が多いようです。
将来性はある程度高く、時給も悪くないので、おすすめ度は4点。初めて在宅ワークに挑戦する方におすすめです。
収入目安 | 時給1100円〜1500円 |
向いている人 | ・正しく敬語が使える人 ・タイピングが得意な人 |
必要なスキル | ・タイピングスキル ・基本的なパソコンスキル |
おすすめ度 | ★★★★☆(4/5) |
オンライン秘書
オンライン秘書は、インターネットを介してできる秘書業務を行います。
具体的には、事務書類の作成、スケジュール管理、メールや電話の対応、リサーチや手配業務などです。
どんな仕事を任されるかは担当する相手にもよりますが、ある程度のパソコンスキルは必要となります。
正社員として雇われることもありますが、多くの場合が業務委託契約のようです。
一度オンライン秘書として雇われたらある程度は安定して仕事がもらえるうえ、事務や経理の経験も活かすことができるのでおすすめ度は4点です。
収入目安 | 時給1100円〜1200円 |
向いている人 | ・事務や経理の経験がある人 ・マメに連絡ができる人 |
必要なスキル | 基本的なパソコンスキル |
おすすめ度 | ★★★★☆(4/5) |
データ入力
データ入力の仕事では、送られてきた資料の数値や記録を、指定されたソフトに入力していく仕事で、最低限エクセルの基礎知識は必要です。
しかし、特別難しいことは求められないので、パソコンがすごく苦手で、エクセルの開き方もわからないという方でなければ、どなたでも挑戦できますよ。
仕事内容は難しくない分単調で、飽きっぽい人には向いていません。
雇用形態としては、派遣社員やアルバイトが多く、大学生がスキマ時間に取り組んでいることも多いようです。
データ入力の仕事は、今後AIに変わられやすい仕事の1つでもあるため、おすすめ度は2点と低めですが、人と変わらず黙々とできる仕事なので、一時的な収入源の確保としてはおすすめできます。
収入目安 | 時給1300円前後 |
向いている人 | ・飽きずに黙々と仕事ができる人 ・エクセルの使用経験がある人 |
必要なスキル | 表計算ソフト使用スキル |
おすすめ度 | ★★☆☆☆(2/5) |
文字起こし
文字起こしは、送られてきた音声データを聞いて文章に起こす仕事です。
「テープ起こし」という名前で呼ばれることもあります。
時給ではなく、文字単価で計算されることが多く、タイピングが早ければ早いほど時給が高くなる計算です。
データ入力と同様、AIに取って代わられる仕事の1つではありますが、タイピングの練習をしながら稼げる仕事でもあるため、副業や在宅ワークのファーストステップとして挑戦してみるのは良いと思いますよ。
正社員としての登用はほとんどなく、1案件ごとのアルバイトや業務委託の形態がほとんどです。
こちらもデータ入力と同様に飽きやすい単純作業ですが、タイピングの練習になったり、セミナーの内容が学べたり、メリットも多いのでおすすめ度は3点となっています。
収入目安 | 時給1000円前後 |
向いている人 | ・タイピングの速さに自信がある人 ・黙々と仕事ができる人 |
必要なスキル | タイピングスキル |
おすすめ度 | ★★★☆☆(3/5) |
添削・採点バイト
大手の塾や通信教育の試験を採点するアルバイトです。
模範解答に沿って点数をつけるだけなので高い学力は必要ありませんが、採用基準として「高卒不可」と書いているところもあります。
また、ただマルバツをつけるだけではなく、国語や英語の作文に対して、採点基準を元に部分点をつけていくものもあるため、頭を使うことは多いようです。
大学生に人気が高く、アルバイト契約が多いので「採点バイト」と呼ばれていますが、派遣社員として雇われることもあります。
また、夏休みや入試前だけの短期契約も多いですよ。
こちらも単純作業ですが、楽しみながらやっている人も多く、また繁忙期は時給も上がりやすいので、おすすめ度は4点です。
収入目安 | 時給1000~1500円 |
向いている人 | ・正確にこなせる人 ・黙々と仕事ができる人 |
必要なスキル | 特になし |
おすすめ度 | ★★★★☆(4/5) |
せどり
せどりとは、中古品や安く売られているものを購入し、購入時よりも高い値段で売ることで利益を得る仕事のこと。
時給や日給制で働ける仕事とは異なり、収入が安定しないどころかマイナスになる可能性もありますが、中にはほとんど働くことなく月に3~5万円を安定して稼いでいる人や、月に50万円以上売り上げている人もいるそうです。
一攫千金を狙って、副業で挑戦してみたい方にはおすすめですが、在宅で安定して、黙々と稼ぎたい人にはおすすめできないので、おすすめ度は1点です。
収入目安 | ピンキリ(マイナスになる人〜月数百万まで) |
向いている人 | 流行やマーケティングについて詳しい人 |
必要なスキル | 特になし |
おすすめ度 | ★☆☆☆☆(1/5) |
※転売は、入手困難な商品を手に入れ、高額で転売することで、せどりとは異なります。
また、転売自体は違法ではありませんが、最初から転売することを目的に購入することは違法とされる場合があるそうです。ポケモンカードやチケットの高額転売は辞めておきましょう。
アンケートモニター
アンケートモニターは、モニターを募集しているアンケートサイトに登録し、送られてくるアンケートに答えるだけの仕事です。
一般の方の正直な意見が取れるということで、しばらくはAIに代替されることはないと言われています。
ですが単価は低く、どれだけ頑張っても時給1000円を超えるのは難しいため、低い単価でもコツコツ頑張れる人が向いています。
スマートフォンでもできるので、パソコンに苦手意識がある方や通勤中などのスキマ時間に稼ぎたい方におすすめですが、かなりコツコツ頑張らないと稼げないのでおすすめ度は2点です。
収入目安 | 月2~3万円 |
向いている人 | 毎日コツコツアンケートに答えられる人 |
必要なスキル | 特になし |
おすすめ度 | ★★☆☆☆(2/5) |
内職(シール貼りや宛名書き)
内職と在宅ワークに明確な違いや定義は決められていませんが、一般的に内職はシール貼りや宛名書き、袋詰めなど自宅に届いたものに手を加えて送り返す仕事を指します。
パソコンはほとんど使わないので、パソコンが苦手な方におすすめです。
かつては派遣社員など、会社に雇用された人だけがやっていましたが、いまはクラウドソーシングサイトでも探すことができます。
慣れるまでは月に1万くらいしか稼げないこともあるそうですが、慣れれば月に5万円程度稼いでいる人もいます。
しかし、内職だけでは月に10万円〜20万円も稼ぐのは厳しいので、本業にするのは難しそうので、おすすめ度は2点です。
収入目安 | 月3万円前後 |
向いている人 | 地味な作業も集中してできる方 |
必要なスキル | 特になし |
おすすめ度 | ★★☆☆☆(2/5) |
WEBライター(低単価)
一般的に、WEBライティングは専門のスキルが必要とされていますが、低単価の案件であればWEBライティング未経験の方でも挑戦することができます。
例えば、次のような案件があります。
- あなたの好きなビールについてご紹介ください。(報酬目安600円)
- 〇〇(ドラマ名)の感想や期待することを教えてください(200字程度/20円)
- ライティングスキルを身につけたい方募集(20記事2000円)
(案件は一例です)
単価は決して高くないですが、好きなことについて書いたり、ライティングの方法を学びながら報酬がもらえるので、おすすめ度は3点です。
これからWEBライティングに挑戦したい人はぜひ調べてみてください。
収入目安 | 月1万円前後 |
向いている人 | ・ライティングの仕事に興味がある人 ・WEBライティングをこれから始めたい人 |
必要なスキル | 基本的なパソコンスキル |
おすすめ度 | ★★★☆☆(3/5) |
電話受付、カスタマーサポート
いわゆるコールセンターのような電話受付の仕事も、在宅でおこなうことができます。
家で「黙々と」こなすことはできませんが、マニュアルに沿って答えるだけなので、職場の人付き合いが苦手な方にもおすすめできる仕事です。
雇用形態としてはアルバイト・パート、派遣社員が多く、研修期間のみ出社が必須の会社もあるようなので、必ず募集要項を確認しましょう。
スキル不要で時給も悪くないですが、黙々とできるわけではないので、今回はおすすめ度3点です。
収入目安 | 時給1100円〜1300円 |
向いている人 | ・マニュアルに沿って話すのが苦でない方 ・タイピングより電話の方が得意な方 |
必要なスキル | 特になし |
おすすめ度 | ★★★☆☆(3/5) |
できるだけ話をせず、黙々とやりたい方は、最初にご紹介した「メール(チャット)オペレーター」の仕事がおすすめです。
翻訳
小説、ビジネス書、映画から契約書、マニュアル書などを日本語に変換する翻訳の仕事も、在宅でできる場合が多いです。
正社員として雇われることもあれば、1案件ごとに業務委託契約を結ぶ場合もあります。
また最近は、オンラインツールの普及のおかげで、完全在宅で通訳の仕事もできるようになりました。
翻訳の仕事と違って、通訳の仕事では話したりコミュニケーションを取ったりする必要がありますが、ZoomやSkypeで完結できるほか、基本的に話すのは相手が話したことを訳すだけなので人間関係のストレスもそこまでありません。
家で黙々とやりたい場合は、翻訳の仕事だけを、収入を増やしたい人は通訳と翻訳を掛け持ちするのも良いかもしれませんね。
仕事に就くまでは少し大変ですが、好きなことで稼げるという点でおすすめ度は4点をつけました。
収入目安 | 月20~30万円(正社員の場合) |
向いている人 | 外国語が得意な方 |
必要なスキル | 翻訳スキル |
おすすめ度 | ★★★★☆(4/5) |
在宅で稼いだ経験からお伝えする「家で出来る仕事」の選び方
いざ「家で出来る仕事を始めよう」と思っても、「何から手をつければ良いのか分からない」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
そこでまずは、実際にWEBライターとして在宅ワークを行っている筆者の経験にもとづき、自分に合った在宅ワークの選び方について、詳しく解説していきたいと思います。
- 需要の高い業界を選ぶ
- 副業から始められる仕事を選ぶ
- 経験や得意分野を活かせる仕事を選ぶ
- 働き方の選択肢が多い仕事を選ぶ
- 【おすすめ】全ての条件が満たせるWEB系の職種
需要の高い業界を選ぶ
何を選べば良いのか迷った際には、需要の高い業界に絞って探してみましょう。
需要の高い業界であれば、案件も多く、安定的に仕事を受注できます。
しかし、あまり需要が高くない業界を選んでしまうと、そもそもの案件数が少なく、継続して仕事を得られない可能性があるため、注意が必要です。
現に、デザイン領域でも需要が伸びている「WEBのデザイン」と需要が落ちている「紙のデザイン」では、案件数が大きく違います。
- SNSやニュースで話題になっている業界をチェックする
- フリーランス向けの求人情報サイトで、在宅ワークの求人件数を調査する
- 統計資料や市場調査などを参考に、成長市場や需要が高まっている業界を調べる
副業から始められる仕事を選ぶ
いきなり独立するのではなく、まずは副業から始められる仕事を選ぶのがおすすめです。
副業であれば、本業の収入を確保しながら、失敗した時のリスクを最小限に抑えることができます。
また、副業を通して「家でお金を稼ぐノウハウ」や「在宅ワークのスキルや経験」を学べるため、いざ「独立をしよう」と思った時もスムーズな移行が可能です。
経験や得意分野を活かせる仕事を選ぶ
すでに持っている経験や得意分野を活かせる仕事を選ぶことで、より効率的なスキルアップが期待できます。
ただし、特別な資格や誇れるような得意分野でなくても構いません。
例えば筆者の場合、少しだけ本を読むことや文章を書くことが好きだったことから、WEBライターの仕事を選びました。
特別な得意分野でもなく、WEBライター自体は未経験でしたが、「家で出来る仕事」としての選択肢を挙げた時、「文章を書く仕事なら、この先学ぶのも苦にならないかもしれない」と思ったことが、この仕事を選んだきっかけです。
WEBライター歴も7年を過ぎた現在は、継続案件ももらえるようになり、最近は近所の子ども達から読書感想文の指導を頼まれるようにもなりました。
筆者のように自分の強みを活かせる仕事を選ぶことで、より短期間でスキルを磨き、高収入を得られるようになるでしょう。
そのためには、しっかりと自己分析を行い、「他よりも少しだけ得意なこと」にも目を向けることが大切です。
働き方の選択肢が多い仕事を選ぶ
在宅ワークと言っても、実際にはさまざまな働き方があります。
働き方の具体例
フリーランス:業務委託を受注して家で仕事をする |
クラウドソーシングなどを活用すれば、幅広い分野の案件を受注できます。 案件によって単価はさまざまなので、お小遣い稼ぎから高単価な本業まで、自分のペースで収入を追求できるのが魅力です。 |
正社員:完全リモートワーク可の会社に勤務して家で仕事をする |
コロナ禍以降、リモートワーク制度を導入する企業が増えています。 出勤の必要がないため、家事や育児との両立もしやすくなりました。 収入が安定していること、福利厚生が手厚いことが、この働き方の最大の魅力です。 |
在宅アルバイト:スマホやパソコンを使って家で仕事をする |
データ入力やアンケートモニターなど、スキマ時間に家でも出来る仕事が豊富にあります。 主婦や会社員の副業としても人気があり、時間や体力に制限がある方でも働きやすいのがメリットです。 |
起業:自宅を会社として独立する |
趣味を活かした教室を経営するなどして、自宅を会社として登録している人も多いです。 近年では、オンラインショップやYouTubeチャンネルなど、自宅で始められるビジネスも増えてきています。 自分のアイデアを形にできる、やりがいのある働き方です。 |
筆者の場合、子どもが小さい時には短時間だけ働けて、子どもの急な体調不良などにも対応できる単発の案件のみを引き受けていました。
下の子が小学生になった現在は、フリーランスとして継続案件をメインに稼げるようになりました。
このように、家で出来る仕事にはさまざまな働き方があり、ライフワークの変化に合わせて柔軟に働き方を変えられるような仕事を選ぶことで、在宅でも長く続けることができます。
筆者のおすすめは全ての条件が満たせるWEB系の職種
筆者は実際に在宅ワークで成功した経験から、WEB系の職種を特におすすめしています。
一口に「WEB系」と言っても、WEBライター、WEBデザイナー、プログラマーなど幅広い仕事が存在しますが、どの職種も先述した選び方の条件に合致していることが多いです。
WEBライターとして働く筆者も、最初は独学でライティングスキルを磨きながらクラウドソーシングを利用し、未経験者でもできる簡単な案件を受注することから始めました。
コツコツと案件をこなしていくことで、徐々に難しい高単価の案件にも挑戦できるようになり、今では継続案件をもらいながら家でも安定した収入を得られています。
WEBライターをはじめ、WEB系の職種は自由度が高いものが多く、在宅ワークで成功しやすい条件を満たしていると言えます。
他にもWEB系職種は数多くありますので、後述するランキングを参考にしながら、自分に合った仕事を探してみてくださいね。
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✔️ 月収3万円が叶う!副業ロードマップ
✔️月100万稼いだデザイナーによる特別動画講座
人と直接会わなくても仕事が取れる!おすすめのクラウドソーシング4選
ここまで、家で黙々とできる仕事を20個ご紹介しましたが、気になる仕事は見つかりましたか?
ここからは、人と会わずに(話さずに)完全オンラインで仕事が取れるおすすめのクラウドソーシングサイトを4つご紹介します。
クラウドソーシングサイトとは、仕事をやってほしい企業や個人事業主と仕事を探している個人を結ぶ仲介サイトのこと。仲介サイトを挟むことで仕事に関する契約トラブルや支払いトラブルを減らし、安全に仕事をすることができます。
クラウドワークス
最も有名なクラウドソーシングサービスの1つ。
2023年時点で550万人以上が使っている、安心安全のサイトです。
案件数もクラウドソーシングサイトの中でも極めて多いのが特徴ですが、必ずしも案件数が多い=稼ぎやすいわけではありません。
案件数が多い分、時給換算して500円を切ってしまうような低単価も多くあります。
「とりあえず在宅で仕事を始めてみたい」という方におすすめのサイトです。
利用者数 | 558.8万人のフリーランスと90.5万社の企業が利用(2023年時点) |
案件数 | およそ45万件 |
システム利用料 | 5万円以下:5% 5~10万円…20% 10万円以上…10%+振り込み手数料:500円 |
報酬受け取り方法 | 銀行口座振り込み(受け取り最低報酬1,000円) |
こんな方におすすめ | とにかく豊富な案件数から選びたい方低単価の案件もとりあえず取り組みたい方手数料を安く抑えたい方 |
公式URL | クラウドワークス |
ランサーズ
ランサーズも、クラウドワークスと同じくらい有名なクラウドソーシングサイトです。
クラウドワークスと比べると案件数は少なく、その分単価が高めでスキルが必要な案件が多めな印象です。
ただし、ランサーズにも「アンケートモニター」のような、スキルゼロでも取り組める案件はあります。
クラウドワークスとランサーズは、正直好みによって分かれるので、個人的には両方登録してみて使いやすいと感じた方を継続して使うのが良いと思います。
利用者数 | 110万人以上のフリーランスと40万社の企業が利用(2023年時点) |
案件数 | およそ2万件 |
システム利用料 | 契約金額の16.5%+振り込み手数料:550円 |
報酬受け取り方法 | 銀行口座振り込み(受け取り最低報酬1,000円) |
こんな方におすすめ | 運営のサポートを受けたい方ランクアップしながら楽しく仕事をしたい方 |
公式URL | ランサーズ |
ココナラ
ココナラはテレビCMにも力を入れているので、「名前は聞いたことがある」という方も多いと思います。
これまでご紹介したクラウドワークスやランサーズとは異なり、ココナラは労働者側が応募するのではなく、依頼が来るのを待つ形です。
「こんなデザインを作ることができます」
「こんな記事を3000円で書きます」
「1時間1000円でこんなアドバイスをします」
と載せておけば、気になった企業や個人事業主が購入してくれます。
ココナラの特徴は、高いスキルがないと稼ぎにくいところ。
スキルなしの方や初心者の方はほとんど稼げません。
ですが、デザイナーのようなスキルが目に見える業種の方はココナラの方が稼ぎやすいという特徴もあります。
ある程度スキルがあり、案件を探すよりも自分で単価を決めて待ちたいという方は、ぜひココナラにもチャレンジしてみてくださいね。
利用者数 | 300万人(2022年時点) |
案件数 | およそ50万件 |
システム利用料 | 出品者は税込22%購入者は税込5.5% また、売上金が3,000円未満の場合は振込手数料160円(3,000円以上の場合は無料) |
報酬受け取り方法 | 銀行口座振り込み(※)(受け取り最低報酬161円) |
こんな方におすすめ | クリエイティブ系の高いスキルを持っている方営業するよりも待っていたい方 |
公式URL | ココナラ |
※ココナラは売り上げ反映後120日以内に報酬を受け取らないとポイントが失効されるので注意が必要です。
ママワークス
ママワークスは、子育てで忙しいママさんでも在宅ワーク、プチ副業ができるように作られたサイト。
意外と知られていませんが、ママワークスは未婚の方や子どもがいない方はもちろん、男性も登録することができます。
またママワークスは、実はクラウドソーシングサイトではなく求人サイトという扱いです。
そのため、「デザイン〇本〜円」「記事〇本〜円」のように案件ごとの契約ではなく、派遣社員や業務委託契約、正社員やアルバイトといった雇用形態での働き方になります。
クラウドソーシングの案件と違って、ある程度仕事は継続的にもらえるので、安定して稼ぎたい方におすすめです。
また、ユーザーにはシステム手数料がかからないのもありがたいですね。
利用者数 | 35万人(2023年4月時点) |
案件数 | 1000件以上 |
システム利用料 | なし |
報酬受け取り方法 | 銀行振込 |
こんな方におすすめ | 毎月安定して稼ぎたい方 |
公式URL | ママワークス |
【経験者が解説】家で仕事が出来る4つの魅力と注意点
先述した内容からも分かるように、家で仕事を始めるのは決して難しいことではありません。
実際に筆者も、2人の子どもを育てる主婦でありながら、WEBライターとして在宅ワークで成功しています。
家での仕事にはメリットも多いですが、一方で在宅ワークならではのデメリットがあることも、また事実です。
ここからは、家で仕事をすることの魅力と、実際に経験してみて感じた注意点について、筆者の体験談を交えながら詳しくお話していきます。
- 家庭やプライベートと両立しやすい
- 通勤時間がかからない
- 上限なく稼ぐことができる
- 運動不足になりがち
- オンとオフの切り替えが難しい
- 人間関係が希薄になる
- WEBスキルがないと稼げない
魅力①家庭やプライベートと両立しやすい
在宅ワークの最大のメリットは、時間や場所に縛られずに自分のペースで働けることです。
特に、長時間家を空けることができない主婦にとっては、家事や育児、介護と仕事の両立もしやすく、ワークライフバランスを実現しやすいというメリットがあります。
筆者の場合は、特別な事情がなければ、子どもが学校に行っている間に集中して仕事に取り組むようにしています。
また、脳の小休憩も兼ねて、合間の時間帯に家事を行っているため、子どもが帰宅する時間帯には、仕事も家事もある程度落ち着いている状態です。
そのため、夕方は子どもとの時間をしっかり確保することができます。
魅力②通勤時間がかからない
在宅ワークは、家で仕事が出来るため、通勤時間がかかりません。
通勤時間がなくなることは大きな時間的余裕を生み出し、その分を仕事やプライベートに充てることができます。
特にワーキングマザーの場合、子どもが小さいうちは体調を崩して呼び出されることも少なくありません。
そんな時、職場までの距離が遠いと、子どもを迎えに行くまでに時間がかかってしまいますが、筆者のように家で仕事をしていれば、急な呼び出しにもすぐに対応することができます。
さらに、子どもが寝ている横で仕事を進めることも可能なので、仕事に穴を空ける心配もありません。
魅力③上限なく稼ぐことができる
家で出来る仕事は、成果報酬制の仕事が多いので、努力やスキル次第でいくらでも稼ぐことができます。
会社員のように給与体系が決まっているわけではないので、頑張った分だけ収入に反映されるという点も、大きなメリットのひとつと言えます。
ただし、最初から高収入が得られるわけではありません。
仕事を始めたばかりの頃は実績もないので、単価が低い案件からスタートすることが多いでしょう。
筆者もそうでしたが、徐々に経験やスキルを積むにつれて、徐々に高単価の案件を獲得できるようになりました。
作業率も上がっているため、時給換算すると当時の3倍以上を稼げるようになっています。
家で仕事をする場合には、最初の稼げない時期に挫折することなく、スキルと実績を積み重ねていくことが大切です。
注意点①運動不足になりがち
在宅ワークは、通勤もなく、基本的に座って作業するため、運動不足になりがちです。
実際に筆者も、家で仕事をするようになってから体重が増加してしまいました。
株式会社アジャイルウェアが行った『リモートワークと運動習慣のアンケート』の調査結果でも、7割以上の回答者が「リモートワークになってから運動不足になった」と実感していることが明らかになっています。
意識的に運動する時間を設けなければ、体力の低下や体調不良につながる可能性があるため、注意が必要です。
- 適度に休憩を入れて、ストレッチなどを行う
- 近場に出掛ける時は、自転車や徒歩を心掛ける
- 休みの日は積極的に身体を動かす
- 寝る前にストレッチや筋トレをしてコリをほぐす
- 毎日時間を決めて身体を動かす
確かに、運動不足は家で仕事をする上での大きなデメリットですが、意識ひとつで解消することが可能です。
最近は、筆者も意識的にストレッチやウォーキングを取り入れて、体調改善に努めています。
▶調査データ:株式会社アジャイルウェア「リモートワークと運動習慣のアンケート」
注意点②オンとオフの切り替えが難しい
在宅ワークは、仕事とプライベートの空間が同じであるため、オンとオフの切り替えが難しいというデメリットがあります。
仕事モードのままプライベートの時間を過ごすことで、心身ともに疲れてしまうといった人も珍しくはありません。
実際に筆者も、家での仕事を始めたばかりの頃は、予定通りに進められず、子どもと居る時間も仕事のことばかり考えてしまうことがありました。
しかし、考えたところで仕事がスムーズに進むわけではありません。
そこで、以下のような対策を取るようにしました。
- 仕事とプライベートの空間を分ける
- 仕事中は集中して作業し、終わったらすぐに切り替える
- 休日は仕事のことを考えないようにする
- 仕事中は服装を変えてみる
100%頭を切り替えることは難しいかもしれませんが、メリハリのある生活を送るためには、仕事とプライベートを意識的にでも区別することが大切です。
注意点③人間関係が希薄になる
オフィスワークの場合、出勤すれば同僚と交流する機会がありますが、在宅ワークは一人で仕事をすることが多いので、人間関係が希薄になるというデメリットが挙げられます。
筆者の場合は、家族がいるのでそこまで孤独を感じることはありませんが、特に一人暮らしの人は注意が必要です。
長期的に人と関わらなくなると、孤独を感じたり、モチベーションが下がってしまうことが懸念されるため、意識的に人と交流するようにしましょう。
- コワーキングスペースを利用する
- 同じ在宅ワーカーと交流するイベントに参加する
- オンラインコミュニティに参加する
- 友人と定期的に会う
- 家族と積極的に会話する
注意点④WEBスキルがないと稼げない
先述したように、家で出来る仕事にはWEBライター・WEBデザイナー・プログラマーなどのさまざまな職種がありますが、多くの職種で「パソコン操作」や「WEBスキル」が求められます。
もちろん、WEBスキルがなくても先述したような内職はできますが、それらは単純作業が多く、あまり高い報酬は期待できません。
家で高収入を得たいと考えているなら、WEBスキルは必須ということを覚えておきましょう。
しかし、近年は自宅にいながら学習できるオンラインスクールなどの環境が整ってきており、やる気と時間さえあれば、家でWEBスキルを習得することは十分に可能です。
「WEBスキルがないから、家での仕事では稼げない」と思っている人は、オンラインスクールも検討してみましょう。
家で高単価の仕事を見つけるための具体的な方法
先述した人気ランキングでは、各仕事における案件の探し方をご紹介しましたが、「なかなか高単価の案件を見つけられない」とお悩みの人も多いのではないでしょうか?
高単価な案件を見つけるためには、それなりの準備と戦略が必要です。
ここからは、家で高単価の仕事を見つけるための具体的な方法をご紹介していきます。
フリーランス向けエージェントを活用する
フリーランス向けエージェントは、企業とフリーランスの間に立って、仕事の紹介や契約手続きなどをサポートしてくれるサービスです。
登録しておけば、スキルや経験に合った仕事をマッチングし、自分ではなかなか見つけることができない高単価案件を紹介してもらえます。
また、契約手続きや報酬の支払いなどの事務手続きも代行してくれるので、安心して仕事に集中することができますよ。
スキルと経験を積んでポートフォリオを充実させる
ポートフォリオとは、これまでの作品や実績をまとめたフリーランスにとっての履歴書のようなものです。
WEB系で働く場合、ほとんどの職種でクライアントからポートフォリオの提出が求められます。
そのため、どのような職種を選択したとしても、自分で仕事を獲得するためにはポートフォリオを充実させることが必須なのです。
以下のポイントを意識して、効果的なポートフォリオを作成しましょう。
- プロフィール
- 応募企業に合わせた作品や経歴
- 作品や経歴の具体的な説明
ポートフォリオに掲載するものが少ない最初のうちは、低単価だとしても多くの案件を積極的に受注して実績を積み重ねることが大切です。
少しずつポートフォリオの内容を充実させてから、高単価の案件を狙いましょう。
家でできる仕事を本業にして生活することは可能?
家で出来る仕事を本業にできるか、疑問を持っている方もいる方のために、在宅ワークが本業になるのかを解説していきます。
仕事の選び方次第では十分本業になる
結論、仕事の選び方次第では家でできる仕事も十分本業になります。本業になりうる可能性が高い仕事の特徴は以下の通りです。
- 報酬を伸ばしていける仕事
- 需要が伸びている仕事
- 副業から始められる仕事
より具体的にすると次のようなものが本業になりやすい仕事です。
- WEBデザイナー
- プログラマー・エンジニア
- WEBライター
- 動画編集者
- 翻訳業
- 講師・コンサルタント
- オンライン秘書
- バックオフィス業務
WEB系の仕事は案件単価も高く、業界自体も伸びているため本業にしやすい傾向があります。
実際に在宅ワークを本業にしている方の事例
実際にWEBデザインを本業として働いている方の事例を紹介します。
シングルマザーになったことをきっかけにWEBデザインスキルを身につけた市川さんは、友人から仕事を受けたり、クラウドソーシングサービスで案件を受注し、現在では平均50万円ほど稼がれています。
以下の記事では、市川さんが全くの未経験からWEBデザイナーとして活躍するまでをインタビュー形式でお聞きしています。家でできる仕事を本業にするうえで良い参考になると思うので、ぜひ読んでみてくださいね。
「家でできる仕事」を本業にするコツ
家でできる仕事を本業にするには、いくつかコツがあります。ここでは家でできる仕事のコツを4つお伝えしていきます。
量産して稼ぐような単価の安い仕事を選ばない
家でできる仕事を本業にするのであれば、量産して稼ぐような単価の安い仕事を選ばないようにしましょう。
単価の安い仕事を選んでしまうと、どうしても労働時間が長くなってしまい疲弊します。また、スキルアップしたとしても収入が上がりにくいためモチベーションも維持しづらい傾向があります。
そのため、単価の安くなりがちな以下の仕事は避けることをおすすめします。
- アンケートモニター
- ポイ活
- データ入力
- シール貼り
- 袋詰め
専門知識や資格を活かす
専門知識や資格を活かすのも1つの手です。
現在、有している専門知識や資格を活かせば始めやすいですし、案件あたりの単価も高く設定できます。
また、以下のように仕事次第ではすでに持っている専門知識や資格を活かせるものもあります。
- ファイナンシャルプランナーの資格を持って金融ライターをする
- マーケティングの専門知識をもとにマーケティングに強いWEBデザイナーになる
組み合わせ次第で、仕事を本業にしやすくなるので、自分の専門知識や持っている資格を活かせないか考えてみましょう。
ビジネスマナーを大事にする
社会人としての基本ですが、ビジネスマナーも非常に大切です。何か特別なことをする必要はありません。マナーの基本をきちんと押さえるだけで他と差が付けられます。
- 期限を守る
- 約束を守る
- 速やかな返信
- 正しい言葉遣い
- 相手への気遣い
これらを念頭に置いて、丁寧な対応を心がけましょう。相手と直接顔を合わせる機会の少ない在宅ワーカーにとっては特に重要なことです。
信頼関係を築くことができれば、そこから仕事のチャンスが広がったり、継続して仕事を依頼してもらえるようになったりします。
小さなことの積み重ねなのですが、収入アップや今後の仕事を大きく左右するポイントなので、絶対に押さえておきましょう。
スキルアップして収入を増やす
収入アップにはスキル磨きが欠かせません。
経験を積むことで腕は磨かれていきますので、コツコツと継続しながら、業務に必要な新しい技術や専門知識を積極的に学んでいきましょう。
実績が増えてスキルアップするたびに、 市場価値の上がった自分を上手くアピールするのがポイントです。
“掛け合わせると強いスキル”を身に付けるのも収入アップのコツ。
- オンライン秘書 × 英語力 → バイリンガル秘書
- バックオフィス業務のキャリア × 中小企業診断士 → 経営コンサルタント
- WEBデザイナー × WEBサイト制作全般の知識 → WEBディレクター
- プログラマー × フロントエンド・バックエンドのスキル → テクニカルディレクター
など、キャリアアップとともに収入を上げるという方法もあります。
ただ、軸となる本来の業務に慣れないうちに手を広げると、かえってスキルアップが難しくなりますので、まずは中心となる業務のスキルをしっかり磨き上げましょう。
「家で黙々とできる仕事」に関するQ&A
最後に、在宅ワークが気になっている方からよく聞かれる質問5つにお答えしてきます。
Q:会社員でもできる?
A:もちろん可能です。
本業を続けながら、副業という形で平日の夜や休日に在宅ワークをしている方もいますし、在宅で働ける企業に転職する方もいます。
ただし、スキルがない場合は正社員で在宅できる仕事がなかったり、副業でもあまり稼げないことが多いです。
会社員という安定したお給料を求める場合は、やはり稼げるスキルを先に身につけることをおすすめします。
実際に、在宅は原則できない企業に勤めながらも、スキルの高さから例外的に在宅が認められている方もいますよ。
デザインスキルを身につけて、在宅が許可された方のインタビューはこちら
Q:どのくらい稼げる?
A:目安は5万円〜30万円ですが、正直どのくらい稼げるかは人それぞれです。
スキルがない人なら、時給換算で800~1000円程度、デザインや動画編集などのスキルを持っている人は時給換算で3000円〜5000円くらいだと言われていますが、月に1万円も稼げていない人もいますし、副業だけで月100万を超えている人もいます。
在宅で黙々と仕事をしながらしっかり稼ぎたいと考えている人は、デザイン、ライティング、プログラミング、動画編集、マーケティングなどのスキルを身につけましょう。
もしくは、アフィリエイトやせどりなど、一攫千金的な副業にチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。
Q:稼ぐためのコツは?
A:最初のうちは、いくら稼げるかはあまり考えず、経験や評価(レビュー)を貯める期間と思って取り組むのがおすすめです。
具体的には、報酬が低くても実績として使える案件や、今後のための良い勉強や経験になりそうな案件であれば積極的に引き受けましょう。
クラウドソーシングサイトを使っている方であれば、クライアントからの評価が貯まることで今後の案件が受けやすくなったり、ワーカーとしてのランクが上がったりするので一石二鳥です。
また、在宅ワーカーはスキル重視とはいえ、敬語やマナーも大切です。
できるだけ低姿勢で、レスも早くするように心がけましょう。
Q:資格は取った方が良いの?
A:資格は不要です。
今回ご紹介した黙々とできる在宅ワークの中に資格が必須の仕事は1つもありません。
ほとんどの業種で資格はあってもなくても変わらないです。
実際に、私自身もクラウドソーシングサイトでワーカーさんを募集することがありますが、資格の有無をチェックしたことはありません。
それよりも気になるのは実績です。どんなものが作れるのか、どんな実績があるのかをしっかりとアピールできれば、資格は取らなくても大丈夫ですよ。
Q:確定申告はしなくてもいい?
A:所得が20万円もしくは48万円を超えた場合は確定申告が必須です。
- 副業で在宅ワークをやっている場合は年間所得が20万円以上
- それ以外の方(別の本業がない方)は年間所得が48万円以上
の場合に確定申告をしなければならなくなります。
ただし、雇用形態が
- 正社員
- 派遣社員
- アルバイト
の場合は、会社が本人の代わりに確定申告をやってくれるので、申告する必要はありません。
詳しくはこちらの記事に詳しくまとめているので、確定申告が必要な方は必ず確認してくださいね。
まとめ
「できるだけ人と関わらずに働きたい」
「家で黙々できる仕事があればなあ…」
と考えているあなたに、おすすめの在宅ワークをご紹介しました。
気になるお仕事は見つかりましたか?
パソコンが苦手、これといったスキルがないという方でも、文字起こしや採点バイト、アンケートモニター、内職など、すぐに始められる在宅ワークはたくさんあります。どれも給料は高くないですが、スキマ時間にできるので、コツコツと稼ぎたい方におすすめです。
過去に事務や経理の経験がある人は、オンライン秘書やデータ入力、メールオペレーターなどの仕事がおすすめです。
しかし、時給はいずれも1000円程度で安定もしないですし、黙々と作業はできますがお客さんの時間に合わせて働く場合が多いので、好きなときに自由に働くことはできません。
在宅でもしっかり稼ぎたい、将来性のある仕事がいいという方には、WEBデザイナー、WEBライター、プログラマー、動画編集、WEBマーケッターがおすすめ。
スキルは必要ですが、ちゃんと学べば未経験からでも始めることはできます。
さらにクリエイティブ系の仕事なら、在宅だけでなく旅行先やカフェでも仕事ができます。納期にさえ間に合えば、働く時間も特に決められていない、自由な仕事です。
また、今回ご紹介したどの在宅ワークも、楽に稼げるわけではありません。特に最初は単価も低く、「飲食店でアルバイトした方が効率良さそう…。」と思ってしまうこともあると思います。
ですが、本業や子育て、介護で疲れていてもコツコツ取り組んだり、現状に満足せずにスキルアップする姿勢さえあれば、誰でも必ず「家で黙々と働きたい」という希望は叶えられますよ。
「自分には無理かも」と諦めたりせず、ぜひ興味のある在宅ワークに挑戦してみてくださいね。
日本デザインスクールでは、WEBデザイナーの仕事、働き方に興味がある方に向けてセミナーを開催しています。
在宅デザイナーになるためにはスキルが必要だとお伝えしてきましたが、ただデザインの本を買って読んだり、Photoshopの使い方を覚えたりするだけではいつまで経ってもデザインを仕事にすることはできません。
これまで2000人以上のデザイナーを輩出してきた知見から、正しい学び方、稼げるようになるまでのロードマップなど、WEB上には載っていないデザイン業界の超リアルな情報をお伝えしています。
「家で黙々とできる仕事がしたい」と考えているなら、ぜひ無料で開催しているうちにご参加くださいね。
(通常4000円のセミナーですが、期間限定で無料開催中です。)
質問や感想があればご記入ください