パソコンとインターネット環境さえ整っていればどこにいても誰でも仕事を始めることができると人気を集めているWEBライター。
ですが、
「WEBライターになるにはどうしたらいいのだろう?」
「WEBライターって具体的にどんな仕事をするの?」
と、分からないことも多く一歩踏み出せない人も多いと思います。
そこで今回の記事では、WEBライターの基礎知識からWEBライターになる方法、そして仕事の取り方や注意点などまとめて解説していきます。
- WEBライターの基礎知識
- WEBライターになるにはどうしたらいいか
- WEBライターの仕事のとりかた
- WEBライターになるために必要なスキル
- WEBライターになるときの注意点
- WEBライターに関してよくある質問
筆者も、未経験からWEBライターになるにはどうしたらいいのだろうと模索した一人です。
実際に筆者がWEBライターになるにはどうしたのか、実体験を踏まえながら具体的に解説していきますね。
この記事を読み終わるころには、WEBライターになるためにやるべきことが分かり、今すぐに一歩を踏み出すことができるようになっているはずです。
WEBライターになるには何から始めたらいいのだろうと悩んでいる人は、ぜひチェックしてくださいね。
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WEBライターの基礎知識
WEBライターになると動き出す前に、WEBライターとはどんな仕事をするのかなど基礎知識について正しく理解しておく必要があります。
WEBライターの仕事や働きかたについて理解しておかないと、仕事を始めてからこんなはずじゃなかったと後悔することになるかもしれません。
後悔するリスクを減らすためにも、WEBライターになるにはどうしたらいいかを知る前に、まずはWEBライターという職種について学んでいきましょう。
WEBライターの業務内容
WEBライターの業務内容は、WEB上にあるメディアに掲載する記事を執筆する仕事です。
自分の体験談や気持ちを執筆することもありますが、クライアントの要望に合わせてリサーチを行い、正しい情報を分かりやすく文章にまとめる必要があります。
そのため、WEBライターはただ単に文章を書くだけでなく、リサーチや要望をくみ取り文字に起こすスキルも必要になるのです。
- ニュースサイト
- ブログ記事
- ECサイト
- コラム
- ホームページの見出しや紹介文
など、WEBメディアの記事を執筆するといっても多種多様な仕事があります。
一般的に多く認知されているのは、皆さんが今読んでくださっているこの記事のようなブログやコラム記事ではないでしょうか。
しかしそれだけでなく、ニュースサイトやECサイトの紹介文、ホームページに記載する文言などを執筆することもWEBライターの仕事なのです。
また、WEBライターと一言でいっても、何を専門に扱うかでWEBライターの種類は変わってきます。
WEBライターの種類 | 主な業務内容 |
SEOライター | 検索結果で上位表示できる記事を書く |
取材ライター | 対象者に取材をして記事に書き起こす |
セールスライター | 商品やサービスを売るための記事を書く |
コピーライター | 広告に使うキャッチコピーを考える |
PRライター | 企業の広報やPRを行う |
明確に定義されているわけではありませんが、大体上記5つの種類に分類することが一般的。
それぞれ何を目的とする記事を書くのかが異なってくるので、必要な知識やスキルも異なります。
WEBライターとしての働き方
WEBライターになるには、いくつかの働きかたを選ぶことができます。
WEBライターの働き方
メリット | デメリット | |
会社員 | ・安定した収入が見込める ・各種手当もある | ・会社のルールに従う必要がある |
フリーランス | ・時間も場所も自由 ・努力次第で大きく稼げる | ・収入の保証はない ・管理は全て自分になる |
副業 | ・本業があり不安は少ない ・マイペースにできる | ・スケジュール調整が必要 ・確定申告が必要 |
上記の表に挙げた通り、WEBライターとしての働きかたは就職・フリーランス・副業の3つです。
パソコンとインターネット環境さえ整っていればどこでも仕事ができるというのもWEBライターの魅力。
そのため、フリーランスや副業としてWEBライターを始める人も多くいます。
筆者も、フリーランスWEBライターとしての働きかたを選んだ一人です。
子育て中のため時間に融通が利く働き方を望んでいたので、やはりフリーランスとしての働きかたが筆者には一番合っていました。
とはいえ、上記表に記載したとおり収入の不安定さや各種管理の大変さもあり、正社員として企業に就職していればもっと楽だっただろうなと感じる部分も無いわけではありません。
それぞれメリット・デメリットは存在するので、自分に合った働き方でWEBライターを目指してくださいね。
WEBライターの収入相場
WEBライターの収入は本当にピンキリで、働き方によっても大きく左右されます。
一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2023」によると、フリーランスでWEBライターなど出版・メディア系で働いている人の年収は400万円未満が約60%を締めています。
企業にWEBライターとして就職する場合は、給与に加えボーナスもあることもあるので年収は安定して確保できるでしょう。
フリーランスや副業WEBライターとして働く場合は、時給や月給ではなく案件制・文字単価制であることが一般的です。
WEBライターの報酬相場
報酬 | |
案件単価 | 約1記事3,000円~10,000円 |
文字単価 | 約1.0円~3.0円 |
案件制の場合は、1記事いくらという報酬です。たとえ3,000文字執筆しても、10,000文字執筆しても1記事の報酬額は変わりません。
文字単価の場合は、1文字いくらと設定され、執筆した文字数により報酬額が決まります。
文字単価0.5円×10,000文字=5,000円
文字単価1.5円×10,000文字=15,000円
このように、文字単価によって大きく収入は左右されるのです。
WEBライターになりたてのときは文字単価が低い仕事が多いかもしれませんが、経験を積んで徐々に文字単価を上げていくことで収入アップは期待できますよ。
WEBライターの将来性
WEBライター含め、WEB関連の仕事は現在も、そしてこれから先も需要があり将来性も期待できる仕事だと言えます。
私たちの生活にWEBコンテンツは欠かせないものになっており、WEBライターの仕事も常にたくさん募集されているのです。ですが、それに伴いWEBライターの人口も増えています。
一つの案件に対するライバルが増えるということなので、案件獲得をするのは容易ではありません。
AIによる記事作成も話題になっており、これからAI参入のシーンもより増えてくるでしょう。
とはいえ、AIによる記事作成記述はまだまだ手直しが必要なレベルです。
これからのWEBライターは何か強みを持っていること、そしてAI活用もできることが大切になります。
WEBライターとして記事執筆を行う仕事がなくなることは現時点では考えられませんが、AI参入やこれからの時代を生き抜くWEBライターになるには常に学び続ける姿勢が大切です。
WEBライターになるには最低限どんなものが必要?
つづいては、WEBライターになるために最低限揃えておきたいものをご紹介します。
- パソコン
- インターネット環境
- 文章作成ができるソフト
- Googleアカウント
- 報酬を受け取るための銀行講座
上記に挙げたものは、WEBライターになるには欠かせないものたちです。
なぜ必要なのか、どんなものが必要なのかを詳しく解説していくので、まだ持っていない物がある人は参考にしながら準備をすすめてくださいね。
参考:WEBライターに必要なものは?最低限必要な準備を5つ紹介
パソコン
パソコンは、WEBライターになるには欠かせないアイテムです。
スマホやタブレットでも文字を入力することはできますが、本格的にWEBライターとして活動していくのであればやはりパソコンは必須。
高価な買い物ですが、持っていない人はWEBライターを目指すのであればぜひ購入を検討してください。
最新の高スペックなパソコンを買わなければいけないというわけではありません。
ですが、ある程度の性能が無いと作業がスムーズに行えず業務に支障をきたすので、安いからと安易に購入するのは止めましょう。
WEBライターにおすすめのパソコンや、失敗しない選び方についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
インターネット環境
インターネット環境が整っていないと、WEBライターになることはできません。
どの種類のWEBライターになるのであっても、クライアントとのやり取りやリサーチをするときにインターネット環境は必須です。
今は日本国内広範囲でインターネット回線が通っているので、開通することも難しくはないでしょう。
スマホやタブレットで使っているLTE回線ではなく、Wi-Fiや光回線で使う無線LANや有線LANを整えておかないとパソコンでWEBを開くことはできないので注意してくださいね。
インターネット環境を整える方法
接続タイプ | 速度 | 安定性 | 持ち運び | |
光回線 | 有線 | ◯ | ◯ | × |
ポケットWi-Fi | 無線 | △ | △ | ◯ |
家のルーター | 無線 | △ | ◯ | × |
スマホやタブレットからのテザリングでパソコンにインターネット環境を整えることもできますが、すぐにデータ使用量を使ってしまうのでやはり別に用意することをおすすめします。
Wi-Fiやホームルーターは手軽で便利ですが、通信速度や安定性は光回線の右に出るものはいません。
筆者も、自宅に光回線を引き込んでいます。
通信速度が遅いと悩んだこともありませんし、基本的には自宅での作業なので問題ありません。
外出先で作業することも0ではないのでポケットWi-Fiとの併用も検討しましたが、今はフリーWi-Fiを備えているテナントがとても多いので購入は見送っている状態です。
使用頻度や使用場所によって自分に合ったものを選ぶのがベストですが、WEBライター業務をスムーズに行いたい、自宅での作業が多いという場合は光回線を検討してみてはいかがでしょうか。
文章作成ができるソフト
WEBライターは文章を書くのが仕事ですから、文章作成ができるソフトも揃えておかなければいけません。
- Word
- Googleドキュメント
WEBサイトやブログにアクセスし直接執筆することもありますが、WEBライター案件では基本的に上記2つのソフトで執筆を行うことが多いです。
MicrosoftのWordは有料ですが、クライアントに執筆方法を指定されることもあるので揃えておいて損はありません。
上記2つのソフトを揃えた後は、基本的な操作方法も学んでおいてくださいね。
Googleアカウント
Googleアカウントも、WEBライターになる前に作成しておいてください。
「文章作成ができるソフト」で紹介したGoogleドキュメントはGoogleアカウントを作成すれば無料で利用できるようになります。
文章作成ソフトはWordがあるから大丈夫という人も、Googleアカウントを作成してくださいね。
GoogleドキュメントだけでなくGoogleスプレッドシートやGoogleドライブなどもWEBライターをしているとよく使うので、Googleアカウントがないととても不便なのです。
WEBライターがGoogleで良く使う機能
Googleドキュメント | 文書ファイルをブラウザで作成・編集することができる |
Googleスプレッドシート | 表計算や図表作成をブラウザで作成・編集することができる |
Googleドライブ | 画像や写真の保管・共有がブラウザ上でできる |
その他、GmailやGooglemapといった日常生活でも使う便利ツールもWEBライターの業務内で活用することも多くあります。
アカウントにログインすれば、全ての端末でアカウント内にある情報を共有できるのもGoogleアカウントの利点です。
すでにアカウントを持っている人も多いと思いますが、まだ持っていない人はこの機会に作成してくださいね。
プライベートと混同してしまうのが嫌だという人は、WEBライターとしての業務用にもう一つ新しいアカウントを作るのもおすすめです。
報酬を受け取るための銀行口座
WEBライターとして報酬を受け取るための銀行口座も用意しておきましょう。
既に持っている銀行口座でも問題ありませんが、確定申告のことを考えると別途WEBライター用に新しく口座をつくるのもおすすめです。
企業に就業する場合を除き、フリーランスであっても副業であっても所得が20万を超えたら確定申告が必要になります。
収入ではなく諸経費を引いた所得の計算が必要になるので、一つの口座でWEBライターの収入と各種経費の引き落としがまとまっているととてもスムーズに行うことができますよ。
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WEBライターになるにはどんなスキル・知識が必要?
つづいては、WEBライターになるにはどんなスキル・知識が必要なのかを解説していきます。
- タイピングスキル
- 最低限の内容が伝わる文章力
- SEOライティングの基礎知識
- 記事を執筆するためのリサーチ力
最低限上記に挙げたスキルと知識は持っておかないと案件を獲得することも、クライアントに納品できる記事を仕上げることも難しくなってしまいます。
それぞれなぜ必要なのか、どんなことを身につけておけばいいのか詳しく見ていきましょう。
タイピングスキル
タイピングスキルは、身につけておいたほうがいいです。苦手でもWEBライターになれますが、遅いと執筆速度も遅くなるので自然と作業時間も長くなります。
文字単価1円×10,000文字=報酬10,000万円の案件の場合
5時間で執筆を終えた場合=時給2,000円
10時間で執筆を終えた場合=時給1,000円
上記の例を見ても分かる通り、同じ報酬でも執筆速度によって時給換算した場合の金額は大きく異なるのです。
スピードを意識して雑な内容になってはいけませんが、丁寧にリサーチをした上で、タイピング速度だけで時給が変わってしまうのは少しもったいないです。
収入面だけでなく、納期を守るためにもタイピングスキルは重要です。
もちろん、最初は遅くても大丈夫。WEBライターとして実践を積んでいく中で、タイピングスキルも自然と磨かれていきます。
最低限の内容が伝わる文章力
WEBライターは、読者に分かりやすく、正確に物事を伝えられる文書を書くことを求められることが多いです。
そのため、最低限の文章力は身につけておかないとWEBライターとして活躍することは難しいでしょう。
とはいえ、小説家のように人を惹きつける言い回しや文章力まで身につける必要はありませんよ。
例えば、クライアントから自社開発したシャンプーの魅力を伝える記事を書いてほしいと依頼されたとしましょう。
そのシャンプーには、
- 人気サロンの美容師が監修している
- 髪の毛がしっとりまとまる
- オーガニック成分だけを使用している
といった特徴があるとします。
その場合、下に書いたBの文章のほうがクライアントが伝えたい内容が組み込まれています。
A | このシャンプーは、美容師監修で髪の毛がすごくきれいになります。オーガニック成分です。 |
B | このシャンプーは予約の取れない人気サロンの美容師が徹底監修しています。髪の毛がしっとりまとまるので、乾燥する季節やまとまらない髪に悩む人におすすめです。オーガニック成分だけを使用しているので、頭皮にも環境にも優しい仕上がりになります。 |
活動していく中で身につけ、学んでいくこともとても多いので、最初から完璧を目指そうとしなくても大丈夫です。
ですが、どうすれば分かりやすく情報を文章で伝えられるか、クライアントは何を伝えたいのかを常に考えながら執筆するようにしましょう。
SEOライティングの基礎知識
SEOライティング(検索結果で上位表示を取るためのライティング)の基礎知識は、WEBライターになるには最低限理解しておいて損はありません。
「WEBライターの業務内容」で解説した通り、WEBライターにはいくつかの種類があります。
中でも、どの企業もSEO対策に力を入れている近年、SEOライターの需要は大きいのです。
WEBライターはWEB上の記事を執筆する仕事ですから、どんな記事を書くにしてもWEB上で上位に表示され、ユーザーの目に留めてもらわなければ読んでもらうことすら叶わないのです。
そのため、どの種類のWEBライターを目指すにしても、SEOの基礎知識は頭に入れておきましょう。
記事を執筆するためのリサーチ力
リサーチ力は、文章力と同じくらいWEBライターに必要なスキルです。
リサーチ力とは、読者が求めていることに応えられる情報を探し出す力です。
自分の気持ちを好きに書くこともありますが、殆どの場合クライアントの要望を受けて商品やサービスの魅力を伝えたり、ユーザーが本当に求めている情報を分かりやすくまとめる記事を書くことが大半です。
商品やサービスの魅力を伝えるにしても、その商品やサービスについて深く知らなければユーザーに刺さる文章を書くことはできません。
ユーザーが本当に求めている情報は何か、何に悩んでいるかを調べなければなりませんし、それに対する正解も自分の力で見つけ出さなければいけません。
そのため、物事をリサーチする能力は文章力と同じくらいWEBライターにとっては大切なスキルになります。
WEBライターになるにはどうやってスキルを習得すれば良い?
「WEBライターになるために最低限必要な知識やスキルは分かったけれど、どこで学べばいいの?」と悩んでいる人も多いと思います。
そこで続いては、WEBライターになるために必要なスキルを学ぶ方法をご紹介します。
- 独学でスキルを身につける
- スクールでスキルを身につける
スキルを身につける方法としては、独学かスクールに入校して学ぶかの2択です。
それぞれどのように学んでいくのか、メリットデメリットも踏まえて解説していきますね。
独学でスキルを身につける
WEBライターに必要な知識は、独学でも身につけることができます。
WEBライターに関する書籍も多数販売されていますし、「伝える」ということに関しても多くの書籍がでているので読んでみると面白いですし役に立ちます。
独学のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・自分のペースで学ぶことができる ・比較的安価で学べる | ・添削をしてもらうことができない ・実践を積みながら学んでいくしかない |
独学のメリットは、自分のペースで学べること、比較的安価で学べることでしょう。
ですがその分、自分で学び、実践し、試行錯誤をしていかなければいけません。
本を読んでいるだけではスキルとして身につかないので、アウトプットを意識して行っていく必要があります。
また、自分の書いた文章を添削してもらうことができないので、クライアントに直接指導を仰ぐしかないのも独学のデメリットと言えます。
スクールでスキルを身につける
WEBライター向けのスクールも多くあるので、スクールへ入校するのもおすすめです。
スクールのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・有益な情報を取り入れることができる ・添削により自分の文章を改善できる ・疑問点はすぐに解消できる | ・独学より費用がかかる ・授業時間が決まっていることもある |
スクールのメリットは、自分で探さなくても有益かつ実践に役立つ情報を学ぶことができるということです。
プロの講師陣による添削もしてもらえるので、書いた文章の何が悪いのか、どこを治せばいいのかも把握し、最短でWEBライターになれます。
独学より費用はかかるものの、自分で何冊もの書籍を買い有益な情報を手探りする時間と労力を考えれば効率が良いとも考えられますよね。
スクールによっては授業時間が決まっていることもありスケジュール調整が厳しいこともありますが、スキマ時間で学べるスクールを選べば時間に縛られることなく学べます。
WEBライターになるにはどうやって仕事を取ればいい?
次は、WEBライターになるにはどのように仕事を獲得していけばいいのかを解説していきます。
WEBライターになるための準備をしスキルを身につけても、仕事を獲得できなければWEBライターとして活動することはできませんよね。
WEBライターになるために仕事を獲得する方法は、以下の3つです。
- ポートフォリオを作成する
- クラウドソーシングに登録して仕事を取りに行く
- スクールに通い案件を紹介してもらう
それぞれどのようにWEBライターの仕事を獲得していくのか、詳しく見ていきましょう。
ポートフォリオを作成する
WEBライターになりたい、仕事を獲得したいと思ったら、まずポートフォリオを作成することをおすすめします。
ポートフォリオ…過去の作品、WEBライターでいえば執筆した記事などをまとめたもの
まだ始めたばかりで慣れていない方は、自分でテーマやターゲットを決めて3〜5本記事を書いてみてください。
WordやGoogleドキュメントで執筆するのも良いですし、自分の興味があるものがあればそれに関するブログを立ち上げるのもいいでしょう。
1記事あたり大体5,000文字前後の記事でまとめておくと、リサーチや文章力がどの程度できているのかという判断がしやすくなるので一つの目安にしてくださいね。
クラウドソーシングに登録して仕事を取りに行く
クラウドソーシングサイトとは、さまざまな仕事を依頼したい人と仕事を受注したい人たちが集まる場。
初心者や未経験OKの案件も多くあるので、まずは応募して実績を積んでいきましょう。
実績を積めば、文字単価の高い案件にも応募できるようになりますよ。
おすすめのクラウドソーシングサイトを知りたい方は、ぜひした記事から読んでみてください。
スクールに通い案件を紹介してもらう
スクールに入校している場合、スクールから案件がもらえることもあります。
スクールの中にはいくつかの企業と提携しており、卒業後はすぐにWEBライターとして案件が獲得できる環境が整っていることもあるのです。
しかし、自分が望むジャンルや報酬ではないこともあります。
最初はスクールからの案件も活用していくと良いですが、自分の希望と合わない場合は他の場所へ仕事を獲得しにいくことも忘れないでくださいね。
また、スクールで交流会が実施されていることもあるので積極的に参加することもおすすめです。
交流会には様々な業種の人が集まるので、WEBライターとして自分の顔を広めるチャンスでもあります。
【体験談】筆者がWEBライターになるのにやったこと
ここでは、現在WEBライターとして在宅で働いている筆者が、WEBライターになるためにやったことをお話しさせていただきたいと思います。
「WEBライターになるにはどうしたらいいのだろう?」
「私でもWEBライターになれるのかな?」
と、悩んでいる人の参考に少しでもなれば幸いです。
筆者がWEBライターになるために行ったことと手順は、簡単にまとめると以下の通りです。
- WEBライターとはどんな仕事なのかを調べる
- WEBライターの基礎知識とスキルを身につける
- クラウドソーシングサイトに登録し応募する
- とにかく案件を受けて実績を積む
WEBライターになる前は子育て中の普通の主婦でした。
子供のこと、自分のことを考えて働き始めたいなと思ってはいたものの、子供もまだ小さかったですし、子供の傍にもいてあげたいなと考えていたので外に働きに出るということに躊躇していたのです。
そんなとき在宅ワークでWEBライターなど様々な仕事にチャレンジでき、努力次第では高収入も目指せると知りました。
在宅ワークと言えば内職や稼げないというイメージが強かったので、WEB関連の在宅ワークを知った時はこれだ!と思ったことを覚えています。
とはいえ、
- 本当に稼げるのか?
- 未経験でもできるのか?
- WEBライターとは具体的に何をするのか?
- 安心・安全なのか?
何も分からず不安も大きかったので、まずは徹底的にリサーチ。
新しいことにチャレンジするので不安もあり、やっぱり辞めようかと思ったこともありました。
ですがやはりWEBライターになりたいという気持ちが消えなかったのでとにかくやってみようと一歩を踏み出したのです。
最初は関連書籍などを読み漁り独学で学んでいましたが、アウトプットが上手くできず改善点もわからなくて不安が募りました。
なので、セミナーや講座にも参加して最低限の基礎知識を頭に叩き込んでからクラウドソーシングサイトに登録、後はとにかく応募して実践を積んで行くことに注力したのです。
「稼げるまでは時間がかかると理解する」で詳しく解説していますが、最初はやはり全く稼ぐことができず辞めようかなと思ったこともあります。
ですが、最初に自分の力でWEBライターとして報酬をもらったとき「家で子供の傍にいながら仕事をすることができるんだ」と実感しとても嬉しかったので、とにかく今できることをし続けたのです。
コツコツと実績を積んでいくことで、徐々に単価が上がり、外で働くのと同じくらいの時給でWEBライターでも収入を上げることができるようになりました。
WEBライターになるためには、最初の低単価の期間に諦めずコツコツと実績を積めるかどうかが分かれ道だと思います。
「学生や主婦でもWEBライターになれる?」で触れていますが、ただ単に数をこなすのではなく、一つ一つを学びの機会として自分の中に吸収していくことが何よりの近道です。
資格もない、学歴もない、特別なスキルもない筆者でもWEBライターになることができました。
この記事を読んでくださっている皆さんも、WEBライターになりたいという気持ちがあるのであれば是非まずチャレンジしてみてくださいね。
WEBライターになるときに注意したいこと
つづいては、WEBライターになるときに注意したいことを解説していきます。
- 稼げるまでは時間がかかると理解する
- 文章を書くことが仕事だと責任を持つ
- WEBライターになる目的をハッキリさせておく
上記3つを理解してからWEBライターにならないと、こんなはずではなかったと後悔したり、途中で挫折してしまう可能性が高くなります。
それぞれどんなことに注意すべきなのか、詳しく解説していきますね。
稼げるまでは時間がかかると理解する
WEBライターになってから稼げるようになるまでは、ある程度の時間が必要だということを理解しておいてください。
特に始めは、WEBライターとして受けられる案件の単価も低く、労働時間に対して割にわないと感じることも多いと思います。
案件を受けるためのテストライティングだけで終わってしまうことも多いので、月数百円、数千円の収入にしかならないこともあるのです。
WEBライターは、資格や高度なスキルが無くても始められる分、最初の収入はどうしても低くなってしまいがち。
ですが、裏を返せば、誰でも働きながら学び、スキルアップができる仕事でもあるのです。
最初は辛いかもしれませんがWEBライターとして活躍するためのステップだと、諦めないでほしいと思います。
実績を積んでいけば、着実に収入アップはできるということを覚えておいてくださいね。
文章を書くことが仕事だと責任を持つ
WEBライターは、文章を書くことが仕事だという責任を持ってください。
ブログやSNSなどが普及した現代、誰でもWEB上に自分の書いた文章を公開したり、気持ちを述べたりすることができます。
しかし、WEBライターは文章を書くことでクライアントから賃金をいただいているのです。
クライアントから賃金を頂いている以上、年齢性別問わずそこには仕事に対する責任が発生します。
企業に属している場合はもちろん、フリーランスや副業であっても同じです。
- 納期の厳守
- 報告・連絡・相談
- 外部への情報漏洩
- 言葉使い
- 要望に対する適切な成果物納品
など、当たり前だと思う人もいるかもしれませんが、これらの社会人として最低限守るべきルールを覚えておいてくださいね。
WEBライターになる目的をハッキリさせておく
WEBライターになる目的をハッキリさせておかないと、途中でモチベーションが低下してしまうこともあります。
「稼げるまでは時間がかかると理解する」で解説した通り、思うように稼ぐことができずアルバイトやパートに出たほうが稼げるな…と思うこともあるでしょう。
そんな時に、自分がWEBライターになる目的がハッキリしていると途中で挫折せず、また一歩を踏み出すことができるようになるのです。
- 本業以外の収入の柱を確保したい
- いずれはフリーランスになりたい
- 文章を書く仕事に憧れがあった
- 子育てと両立できる仕事がしたい
など、どんなものでも構いません。
みなさんがWEBライターになり、どんな生活をすることが、どんな気持ちでいることが目標なのか、ぜひもう一度よく考えてみてください。
その夢や目標は、みなさんがWEBライターとして活躍するための大きな支えとなるはずです。
WEBライターになるときによくある質問
最後は、WEBライターになるときによくある質問にQ&A形式でお答えします。
「本当に私でもWEBライターになれるの?」という不安を解消できるよう、筆者の経験を交えながら回答させていただきますね。
契約内容について分からないことがある場合は、遠慮なくクライアントに質問してみてください。
不安が残るまま契約をしてしまうと、トラブルになる可能性もあります。
文章力や語彙力に自信がないけれどWEBライターになれる?
最初は自信が無くても大丈夫です。
「WEBライターになるにはどんなスキル・知識が必要?」で解説した通り、最低限の文章力は身につけておく必要があります。
ですが、文章力や語彙力には自信があります!と胸を張って言える状態でなくても大丈夫です。
ちなみに筆者は、今でも100%自信があるかといわれると、決してそんなことはありません。
最初にWEBライターの案件に応募した時は自信なんてこれっぽっちもありませんでした。
不安で不安で仕方なかったですし、何度もテストライティングで落ちています。
- なぜ駄目だったのか、どこがいけなかったのか、振り返り改善した
- フィードバックはしっかり頭に入れ次に生かす
なんども上記を繰り返していくうちに案件を頂けるようになり、WEBライターとしての活動も増えていったのです。
そこでやっと「私WEBライターになれたんだな」と実感し、少しの自信をつけることができました。
一つ一つ丁寧に、真摯に取り組んでいれば必然的に自信も結果もついてくるので、まずはチャレンジしてみてくださいね。
学生や主婦でもWEBライターになれる?
はい、学生や主婦の方でもWEBライターになることはできます。
WEBライターは、年齢性別問わず誰でもチャレンジできる仕事です。
- 文章を書くことが好き
- 物事を調べることが好き
- 分かりやすく人に伝えることが得意
などという人は、WEBライターにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
筆者も未経験主婦からWEBライターの門をたたいた一人ですが、最初は何もできないただの主婦なのにできるのかな?と不安でした。
ですがWEB業界には先輩ママさんをはじめ、年齢性別問わず多くの人が活躍していることを知ったときは、私でもチャレンジしていい仕事なんだと嬉しく思ったことを覚えています。
WEBライターに興味のある人は是非、年齢や性別、環境問わずチャレンジしてみてくださいね。
WEBライターになるために必要な資格はある?
いいえ、WEBライターに絶対に必要な資格は無いです。
文章やパソコンに関する資格もありますが、WEBライターになるために絶対に必要なものではありません。
所持していることで応募時のアピールになることはありますが、資格が無くてもWEBライターにはなれますし、資格があるから案件がもらえるということでもないのです。
ですが、案件の中には有資格者しか応募できないものもあります。
資格が求められる案件の例
記事の例 | 必要な資格 |
医療に関する記事 | 医師・看護師など |
薬や医薬品に関わる記事 | 薬剤師・薬機法管理者・登録販売者など |
法律に関する記事 | 弁護士など |
お金に関する記事 | 税理士・FPなど |
不動産に関する記事 | 宅地建物取引主任者など |
上記のような記事をメインに書いていきたいという場合は、該当資格を所持しておくといいでしょう。
まとめ
今回の記事では、WEBライターの基礎知識からWEBライターになる方法、そして仕事の取り方や注意点などまとめて解説してきました。
WEBライターになるには特別な資格も学歴も必要ありません。
主婦や学生をはじめ、年齢性別問わず誰でもチャレンジできる仕事です。
ですが最低限必要なスキル・知識を身につけ、パソコンやインターネット環境などWEBライター業務をスムーズに進めるための準備はしておきましょう。
案件はクラウドソーシングサイトに登録すればすぐに探すことができるので、まずは応募して実績を積んで高単価案件獲得を目指してくださいね。