未経験でも始められること、パソコン1つでできることなどから、WEBライティングを仕事にする人が副業、転職、フリーランス問わず増えています。
WEBライティングで仕事を始めるときに悩むのが、資格をとるかということですよね。
資格を所有していると有利という声を聞くこともあれば、資格は必要ないという声も聞き、WEBライティングに資格は必要なのかわからない方も少なくないですよね。
結論からお伝えすると、WEBライティングをお仕事にするために資格は必要ありません。
この記事を執筆している私も、資格なしで月2〜3万円の副収入があります。
そこでこの記事では、次の3点をお伝えします。
- 資格がなくてもWEBライティングで稼げる理由
- WEBライターにオススメの資格
- あなたにあった資格の勉強法
最後に、資格以外にWEBライターとして活躍するために必要な知識やスキルについてもご紹介するので、これからWEBライティングを仕事にしようか迷っている人は参考にしてみてくださいね。
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WEBライティングに資格は必要ない!3つの理由
ここでは、WEBライティングに資格が必要ない理由をご紹介します。
WEBライターとして働き始めたけど思ったよりも稼げない方にも当てはまる項目なので、目を通してみてくださいね。
理由①資格がなくてもできる仕事だから
1つ目の理由は、資格がなくてもWEBライティングの仕事ができることです。
世の中には行政書士や社会保険労務士など、業務独占資格(その資格がないと働けないという資格)がなければ仕事ができない職種もあります。
ですが、WEBライターは違います。
ライティングに関する必要な知識を学べば、全くの未経験者でもクラウドソーシング(労働者を探すクライアントと案件を探している労働者を結びつけるマッチングサービス)などを使って活躍できるのです。
理由②具体的な仕事の取り方を学べるわけではないから
2つ目の理由は、資格の勉強をしても具体的な仕事の取り方を学ぶことはできないことです。
副業やフリーランスであれば自分で取らなければなりません。
しかし、正しい文法や、テーマに合わせて文章を書くスキルなどを身につけることはできますが、WEBライティングで稼ぐには、仕事の取り方も知る必要があります。
WEBライティングの基本的な知識やスキルは、資格を取得しなくても独学やスクールなど他の勉強方法で身につけられますし、資格を取得したとしても仕事の取り方までは網羅できないため、無理して資格を取得する必要はないのです。
理由③ライターで稼ぐには資格の他に実績が求められるから
3つ目の理由は、WEBライターは資格の有無よりも経験や実績が重視される職業であること。
そのため、全くの未経験でも実力や実績をアピールできれば誰にでもチャンスがあるのです。
もちろん、資格を所有していれば一定の評価をしてもらえますが、受注実績などをプロフィールでアピールする方が、仕事を受注しやすくなりますよ。
WEBライターになりたてだと、単価の低い案件しか受注できないことが多いですが、それでも受注して納品したという実績があるのとないのとでは大きな違いがあるのです。
案件が取れない状態が続くと、どうしても資格取得に走ってしまうかもしれません。
ですが、諦めずに続けていれば単価が低くても案件を受注できるため、実績作りにフォーカスしましょう。
WEBライティングの資格はこんな人にオススメ
WEBライティングを仕事にするだけであれば資格は必要ありませんが、資格を取得することで今までよりも収入アップしたり、ライバルと差別化ができたり、取得するタイミングによって有利に働く人がいるのです。
ここでは資格取得をするのにオススメな人の特徴をご紹介します。
特定の分野の知識をしっかり身につけたい人
WEBライターとして副業で10万円以上、あるいは本業として稼いでいくレベルを目指すのであれば、ライティングスキルに加えて「日本語力」や「ITの知識」を身につける手段として、資格を取得するのもオススメです。
初心者のうちは、趣味や好きなことなど自分の知っている分野の記事から挑戦するのがオススメですが、日本語力を高めたりITの知識を身につけたりすることでライバルと差をつけられます。
WEBライティングの基本的な知識やスキルを身につけるのが前提ですが、余裕があればあわせて勉強してみましょう。
体系的にまとめられている参考書やYouTubeもあるため、勉強は始めやすいですよ。
WEBライターとしての自信を持ちたい人
未経験のことを仕事にする場合は、「本当に稼げるのだろうか」と不安になりますよね。
途中でもお伝えしたように、誰でも始めやすいメリットがあるためWEBライターはライバルも多くいます。
ある程度記事を書いて稼げるようになれば自信を持てるので資格は必要ないかもしれませんが、WEBライティングを学んだばかりの人で実績がない方にとって、資格は大きな自信となるでしょう。
資格があるから稼げるわけではありませんが、一定のスキルや知識を持っている証拠になるため、所有していて損はありません。
仕事を取れるようになってきてライバルと差別化したい人
WEBライターは誰でも始められる職業なので、WEBライティングを学んだことがない人でも、案件に申し込みをするケースが多々あります。
ここで問題なのがそんな人たちと、WEBライティングを学んだばかりの人の実績がほぼ同じだということ。
どちらも実績に差がないので、パッと見、違いがわからないのです。
そこで、資格が役立ちます。
資格を所有していると最低限の知識は持っているライターであるとクライアントは認識し、資格のために勉強したということはやる気があると感じます。
資格の有無だけで判断されるわけはありませんが、差別化ポイントになるのは事実なのでライバルとの差別化をしたいライターには資格取得がオススメです。
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WEBライティングにオススメの資格6選
ここからは、WEBライティングにオススメの資格を6つご紹介します。
文章力を高めるのはもちろん、で必要な知識を得ること、学びになる資格を紹介するので参考にしてみてくださいね。
Webライティング能力検定
Webライティング能力検定は、日本Webライティング協会が運営している検定で、WEBライティングに必要な知識を幅広く学べることから、初心者にオススメの検定です。
受験科目は6つあります。
- 国語
- SEO
- Webライティング
- 論理・法律、炎上対策
- コピーライティング、メールライティング
- Webライティングに関する200〜300文字前後のミニ論文
点数に応じて1級〜3級に振り分けられ、資格を取得すると案件を紹介してもらえるなどの特典があります。WEBライティングの知識を得られて案件も取りやすくなるため、オススメの検定の1つです。
受験料 | 出題形式 | 試験時間 | 合格基準 | |
1級 | 13,500円 | マークシート式 | 90分 | 80~88点 |
2級 | 70~79点 | |||
3級 | 53~69点 |
WEBライティング技能検定
WEBライティング技能検定は日本クライアントソーシング検定協会が運営している検定です。
WEB上で毎月1回実施されているので、他の検定に比べて受験しやすいメリットがあります。
WEBライティングの基礎から学べるので、初心者向けの資格といえるでしょう。
WEBライティング技能検定に合格すると、WEBライティング実務士の資格が与えられ、この資格があるとランサーズやサグーワークスなどのクラウドソーシングサイトで優遇してもらえるため、取得しておくと仕事が取りやすくなります。
受験料 | 出題形式 | 試験時間 | 合格基準 |
6,000円 | 選択肢式、記述式 | 90分 | 非公開 |
日本語検定
日本語検定は文部科学省が後援している検定です。
語彙力や文法、敬語など、正しい日本語の知識を身につけたい人にはオススメの資格です。
一級は社会人レベルで実践的な日本語力と言われているので、WEBライターとしてはぜひ一級を取得しておきたいところ。
検定のレベル分けが細かく、参考書や通信講座も豊富にあるため挑戦しやすい検定といえるでしょう。
日本語の表現に問題がないか腕試しのつもりで挑戦してみるのもオススメですよ。
受験料 | 出題形式 | 試験時間 | 合格基準 | |
1級 | 6,800円 | 選択肢式 | 60分 | 70%以上 |
2級 | 5,800円 | |||
3級 | 4,300円 | |||
4級 | 3,000円 | 50分 | ||
5級 | 2,300円 | |||
6級 | 2,200円 | |||
7級 |
Webリテラシー試験
Webリテラシー試験は株式会社ボーンデジタルが運営している検定です。
Webリテラシー、Webデザイン、Webディレクション、Webプロデュースから構成されるWeb検定(ウェブケン)の1つです。
Webリテラシーでは、セキュリティやデジタルコンテンツの権利に関する内容などWebに関する一般的な知識を得られます。
対象がデザイナーやディレクターも当てはまり、WEBライターに特化したスキルではありませんが、逆を言えばどの職種でも求められる内容ともいえるのです。
合格するとWebアソシエイトとして認定され、クライアントと円滑にやりとりできることを証明できます。
受験料 | 出題形式 | 試験時間 | 合格基準 |
11,000円 | 選択肢式 | 90分 | 70%以上 |
文章読解・作成能力検定
文章読解・作成能力検定は日本漢字能力検定協会が運営する検定試験です。
この検定では、WEBライターに必須のこのようなスキルを身につけられます。
- 文章やデータ要約文の作成
- テーマに合わせて意見をまとめる方法
そのため、相手に伝わる文章や相手の心に刺さる文章を書きたい人にオススメの資格です。
自分の文章が相手にどれくらい伝わるのかの指標としても役立てられます。
受験料 | 出題形式 | 試験時間 | 合格基準 | |
2級 | 4,000円 | 選択肢式、記述式 | 90分 | 70%程度 |
準2級 | 3,000円 | 60分 | ||
3級 | 3,000円 | |||
4級 | 2,000円 |
ビジネス著作権検定
ビジネス著作権検定はサーティファイ著作権検定委員会が運営する著作権に関する唯一の民間資格の検定です。
「BASIC」「初級」「上級」の3つに分けられており、合格すると認定証を交付されます。
この資格を取得すると、「自分ではしているつもりがなかったのに、見返してみるとほぼ参考記事のコピペだった」ということを未然に防げるようになるのです。
受験料 | 出題形式 | 試験時間 | 合格基準 | |
BASIC | 4,200円 | 選択肢式 | 50分 | 得点率65%以上 |
初級 | 5,100円 | 選択肢式 or マークシート式 | 60分 | |
上級 | 8,000円 | 90分 | 得点率70%以上 |
独学とスクール、WEBライティングの資格を取るならどっちがオススメ?
オススメの資格をご紹介しましたが、興味が湧く資格はありましたか。
ここからは資格の勉強をするときに出てくる「独学とスクールどっちがいいんだろう」という疑問にお答えします。
結論、どちらでも資格の勉強はできますが目的や性格によって向き不向きがあるのです。
独学とスクールのそれぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
独学で学ぶ
独学のメリットは費用を抑えながら自分のペースで学べること。
特に社会人だと働きながら勉強しなければならず、仕事終わりや土日など限られた時間しか使えません。
講座やスクールだと時間の固定されていることも多く、時間が調整できないといったこともありますが、独学なら自分のペースで進められます。
ただ、自分のペースで進められるというのは裏を返せば先延ばしにしてしまい、いつまでも勉強が進まないケースもあります。
自分で予定を管理して計画的に進められれば独学の方が効率的に学べますが、予定を管理するのに苦手意識がある方は講座やスクールの方が良いかもしれません。
スクール通う
スクールのメリットは必要な知識に絞って効率的に学べるところや講師に質問できるところ。
独学だと、必要ないところに勉強時間をかけてしまったり、わからないところを聞けなかったりしますがスクールならその心配はいりません。
ただし、スクールは独学に比べてお金がかかります。
ライバルと差をつける!WEBライティングで求められる知識・スキル4選
先ほど、資格を取得することでライバルと差別化できるとお伝えしました。
実は、資格以外にもライバルと差別化するポイントがあるため、最後に4つご紹介します。
SEOの知識
SEOの知識があるとWEBライターとしての価値が上がります。
SEOとは、検索エンジンで上位に記事を表示させる施策のこと。
SEOの知識があれば記事が検索の上位にいくので、読んでもらいやすくなります。
クライアントは常に「記事を上位表示をして、メディアに来る人を増やしたい」と思っているので、SEOの知識があるとWEBライターとして重宝されますよ。
すぐにできることは、検索キーワードを念頭に入れながら記事作成をしたり、タイトルや見出しに検索キーワードを入れたりすること。
ここを押さえるだけでも、順位が変わるためぜひ取り入れてみてくださいね。
特定・専門分野の知識
資格取得にオススメな人でもお伝えしたように、特定・専門分野の知識があると受注できる案件の選択肢が広がり、高単価の案件も受注できます。
WEBサイトの数が増加し続けているなかで、多くの人に見てもらうためには他のサイトや記事との差別化が必要です。
そのためには、より専門性の高い記事を書くことが求められます。
自分の好きなことや趣味を突き詰めておくとWEBライターとして専門性が高まり、ライバルと差別化をしやすくなるのです。
すでに知っている知識を活かすのはもちろん、新しい分野の学習をするのもオススメです。
一から学ぶのは大変かもしれませんが、記事を作成するときにリサーチの手間が省けるため専門性を高めておくとライバルとの差別化ができるため、仕事が取りやすくなりますよ。
必要な情報を集めてまとめるスキル
WEBライターにとって、読者が求める情報を集めてまとめるスキルは必須です。
必要な情報をまとめるスキルの有無で記事の良し悪しが大きく変わるからです。
情報が足りないと読者に満足してもらえませんし、情報が多すぎても読者が理解しきれず課題解決に至りません。
読者にとって必要な情報は何か、ニーズを汲み取って構成を作るスキルは必須なのです。
参考記事を見るのはもちろん、官公庁や関連する企業のメディア、テーマによっては論文の検索サイト、個人ブログなどさまざまな切り口から情報を集めてテーマの理解を深めましょう。
いきなりこれらを見るのは正直骨が折れるため、普段からインプットする習慣をつけて必要なときにすぐに引き出せるように準備しておくことをおすすめします。
普段から情報を取り入れるという観点では、テレビやラジオで世の中のトレンドを知っておくのが良いですよ。
情報収集のために見るのが大変な方は、ニュースやドラマを見る間にちょっとだけ意識をしてみるだけで変わってくるので、まずは「活かせそうな情報はないかな」くらいのつもりで見てみましょう。
読者の立場に立って文章を書くスキル
ライターには、読者のニーズに合わせて文章を書くスキルが必須です。
読者に必要な情報が書かれていることはもちろん大事ですが、必要な情報が書かれていても意味が分かりづらい文章では伝わりませんよね。
WEBライターとして高単価の案件を受注しようとすると、専門性が高いテーマを扱うこともあるでしょう。
難しいテーマをどのようにして分かりやすく伝えられるかが、WEBライターとしての腕の見せ所です。
「小学生でもわかるくらい簡単かどうか」を目安に文章を書いてみてください。
いきなりは難しいかもしれませんが、記事を書くたびに意識すれば必ずできるようになるので諦めずに取り組んでみてくださいね。
まとめ
今回ご紹介した内容は次の3点です。
- WEBライティングに資格は必要ない
- WEBライターに求められるのはスキルや実績
- 資格取得をすることでライバルと差別化できるケースもある
WEBライターに求められるのは、読者が求めている情報を分かりやすく伝えることです。
そのために資格は必要ありませんが、資格という分かりやすいゴールがあることで勉強のモチベーションを維持できる方もいるかと思います。
その場合は、資格取得を目指して勉強するのも1つの選択肢です。
最終的には、どれだけ文章を書いたか、実績があるかで収入が決まると言っても過言ではありません。
基本的な知識やスキルを身につけたら、あとは文章を書いてスキルを磨き、案件にどんどん挑戦しましょう。
WEBライターとして活躍できるよう応援しています。
質問や感想があればご記入ください