シングルマザーにとって、仕事と子育ての両立は永遠の命題です。
仕事を取りすぎると子供のことに手が回らず、子育てに注力しすぎると経済的な問題が発生してしまいます。
なので「どちらも両立できる美味しい仕事があれば今すぐにでも挑戦したい!」という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、シングルマザーにおすすめな仕事をランキング形式で紹介します。正社員の仕事だけでなく、育児と仕事を両立しやすい「フリーランス」についても解説しているので、フリーランスの働き方が気になっていた方はぜひ最後までご覧ください。
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シングルマザーが仕事選びで見るべきポイント

シングルマザーが仕事選びで見るべきポイントは、以下の4つです。
- 雇用形態
- 職場の子育てへの理解度
- 収入の目安
- 自分の強みが活かせるかどうか
ひとつずつ、詳しくみていきましょう。
仕事選びのポイント1:雇用形態にこだわりすぎない
シングルマザーは一人で家計を支えるため、収入が安定した正社員を望む方も多いのではないでしょうか。しかし、正社員にこだわりすぎると選べる仕事の幅が狭くなってしまいます。
- 正社員
- 派遣社員
- 契約社員
- パート・アルバイト
- フリーランス(雇用ではない働き方)
世の中にはこれだけの雇用形態があるので、それぞれのメリット・デメリットを知った上で自分に合った働き方を選択することが大切です。
メリット | デメリット | |
正社員 | 毎月の給料が安定している 福利厚生が手厚い | 拘束時間が長い 働く場所と時間の自由度が低い 減給の可能性がある 合わない仕事が担当になる可能性がある |
派遣・契約社員 | 福利厚生がある | 仕事内容が決まっている |
パート・アルバイト | シフト調整が効きやすい 自宅の近くで選びやすい | 収入が不安定である |
フリーランス | 自分次第で大きく稼げる 場所や時間、仕事が自由 スキルが身につく | 収入が不安定である |
メリット | デメリット | |
正社員 | 毎月の給料が安定している 福利厚生が手厚い | 拘束時間が長い 働く場所と時間の自由度が低い 減給の可能性がある 合わない仕事が担当になる可能性がある |
派遣・契約社員 | 福利厚生がある | 仕事内容が決まっている |
パート・アルバイト | シフト調整が効きやすい 自宅の近くで選びやすい | 収入が不安定である |
フリーランス | 自分次第で大きく稼げる 場所や時間、仕事が自由 スキルが身につく | 収入が不安定である |
私ももともとは会社員でしたが、今ではフリーランスWEBライターです。
時間や働く場所の自由が効くため、子どもが発熱してもすぐに駆けつけられます。平日に行われる行事の出席率も100%です。正社員のときより収入は下がりましたが、今はこの働き方がベストだと思っています。
収入以外の条件に目を向けて、雇用形態にこだわりすぎず仕事を選ぶことが大切です。
仕事選びのポイント2:子育てに理解がある職場を選ぶ
シングルマザーの仕事選びで最も重要なことは、子育てに理解がある職場を選ぶことです。
- 子どもが体調不良になったとき
- 子どもの学校行事に参加するとき
- 行事が土日祝日だった場合の振替休日
- 学童保育に落選したとき
子どもが小さいうちは発熱や体調不良を起こすことが多いため、急な早退や欠勤が認められる会社を優先的に選ぶようにしましょう。
筆者も子どもが1〜2歳ぐらいまでは体調を崩しやすかったので、保育園から電話がかかってくるたびに「早退します」と会社に伝えることが億劫になっていました。他にも、子供の成長にあわせて以下のような問題も発生します。
- 小学生は個人面談や授業参観などの行事が平日に集中しやすい
- 運動会などの休日に行われる行事は週明けの平日が振替休日になる
- 学年が上がるにつれて学童保育に子どもを預けづらくなる(ポイント制の場合)
これらの理由から、シングルマザーが仕事を長く続けるためには子育てに理解のある職場を選ぶ必要があるのです。
仕事選びのポイント3:収入のシミュレーションをする
シングルマザーが仕事を選ぶときは、得られる収入のシミュレーションを行いましょう。生活費や貯金したい金額に合わせて仕事を選べば、理想とのギャップを抑えられます。
- シングルマザーがもらえる各種手当てを把握
- 毎月の支出を把握
シミュレーションをおこなう際は、最初に給料以外の収入源を把握しておくと安心です。
特にシングルマザーが申請できる助成金などは可能な限り受け取った方がお得なので、もし「何も申請していない!」という方は市役所に相談に行くことをおすすめします。
- 養育費
- 児童手当
- 児童扶養手当
- 児童育成手当
- ひとり親の医療費助成
- 公共料金の減免
- 公共交通機関の減免
- 就学支援金の給付
- 保育料の免除
- 給食費の免除
- 学童クラブ費の免除
児童手当や児童扶養手当、児童育成手当はシングルマザーになる前から知っていました。しかし、公共料金・公共交通機関の減免などは離婚してから知ったものです。
児童手当 | 25,000円 |
児童扶養手当 | 56,250円 |
児童育成手当 | 27,000円 |
合計 | 108,250円 |
上記は、1歳と6歳を扶養している場合の満額支給額です。毎年見直しがあり、収入に応じて段階的に減額されます。手当や減免制度は自治体により異なるので、お住まいの役所に問い合わせたり公式サイトを確認してみましょう。
仕事選びのポイント4:自分の強みが活かせる職種を選ぶ
シングルマザーは、自分の強みが活かせる職種を選ぶことが大切です。
前職で得たスキルであったり、性格的な特徴を活かせる仕事に就くことで日々のストレスを抑えられ、給与も上がりやすくなります。
職歴や得意なことを振り返り、自分の強みは何か確認しましょう。

【正社員】シングルマザーにおすすめな仕事ランキング

本項目では「シングルマザーにおすすめな正社員の仕事」をランキング形式にまとめました。仕事内容とおすすめする理由もまとめたので、ぜひ仕事選びの参考にしてください。
【シングルマザーにおすすめ】1位:事務職
シングルマザーにおすすめな仕事の第1位は事務職です。
- 残業が少ない
- 給料が安定している
- 体力的な消耗が少ない
- リモートワークがしやすい
- 土日休みな職場が多い
- 未経験でもできる
基本的に残業が少ない事務職は、子育てとの両立がしやすいといえます。
正社員であれば給料も安定しているので、シングルマザーには人気の職種です。
特に事務職を多く雇用している会社であれば、子育てをしながら働く同僚も多くなるため、職場の子育てに対する理解がある可能性が高くなります。正社員で働きたいシングルマザーにとっては、まさに理想の環境と言えるでしょう。
事務職の種類
一般事務 | 書類のファイリングや書類作成、データ入力など一般的な事務全般を任される。 |
営業事務 | 営業職のサポートが中心。見積書や発注書、請求書などの作成、在庫管理など。社外の人とのやりとりも多い。 |
貿易事務 | 輸出入に必要な事務作業。専門性が高い書類作成や、英語対応の場面もある。 |
経理事務 | 伝票作成、出入金の管理、決算対応など会社が動かすお金を管理する。 |
一般事務 | 書類のファイリングや書類作成、データ入力など一般的な事務全般を任される。 |
営業事務 | 営業職のサポートが中心。見積書や発注書、請求書などの作成、在庫管理など。社外の人とのやりとりも多い。 |
貿易事務 | 輸出入に必要な事務作業。専門性が高い書類作成や、英語対応の場面もある。 |
経理事務 | 伝票作成、出入金の管理、決算対応など会社が動かすお金を管理する。 |
事務職にも種類があり、一般事務という募集であっても営業のサポートが任されることもあります。
筆者も前職では一般事務職での入社でしたが、部署によっては営業のサポートを任されることもあったため、会社や部署の方針は事前によく確認しましょう。
【シングルマザーにおすすめ】2位:テレフォンオペレーター
テレフォンオペレーターの仕事も、シングルマザーにおすすめです。テレフォンオペレーターは、お客様からの問い合わせ電話に答えることが主な仕事です。
- 体力的な消耗が少ない
- 残業が発生しにくい
- リモートワークもある
- 未経験でもできる
- マニュアルが整っている
近年は在宅での求人も多いため、テレフォンオペレーターは小さな子どもがいても始められます。また、マニュアルがしっかりしているので、難しい作業が少ないこともテレフォンオペレーターをおすすめする理由です。
ただし、電話対応中に子供が泣き出してしまう可能性もあり、電話口の顧客に「子供が泣いているので」と待ってもらうことはできないため、ある程度子どもが大きくなってからの方が向いているかもしれません。
【シングルマザーにおすすめ】3位:介護職
介護職は、常に人手不足なため求人が豊富です。
- 人手不足で求人が豊富
- 無資格・未経験でも始められる
- 定時に帰りやすい
- 資格取得で収入アップの可能性
介護職は高齢者のサポートが主な仕事になります。
かなり身体や精神力を使う仕事ですが、高齢者の方とコミュニケーションをとることが好きな方、すぐに仕事を決めたい方、将来的には資格を取得して収入を上げたい方にとってはおすすめの職種と言えるでしょう。
【シングルマザーにおすすめ】4位:医療事務
医療事務は事務職のひとつでありながら、資格の取得で収入を上げやすいのでおすすめです。
- 無資格・未経験でも始められる
- 託児所付きの職場もある
- 定時に帰りやすい
- 資格取得で収入アップの可能性
- 専門知識が身につく
大きな病院であれば託児所がついていることもあるため、家事育児の両立が大切なシングルマザーには嬉しい環境が整っていると言えます。
一般的な事務作業と並行して、専門知識が必要な対応をすることもあるので、資格を習得すれば収入を上げやすいこともシングルマザーにとってはメリットです。
仕事内容は多岐に渡り、従事する病院によっても大きく変わるため、資格を取る際は周りに相談して業務に深く関係している資格をとるようにしましょう。
例:医療事務の仕事内容
受付・会計 | ・カルテ作成 ・電話応対 ・医療費の会計 ・診察券の発行 ・保険証の確認 |
レセプト | ・診療報酬明細の作成と点検 ・診療報酬の請求 |
クラーク | ・医師や看護師のサポート ・患者様の案内 |
【シングルマザーにおすすめ】5位:看護助手
医療現場に無資格・未経験で携わるなら看護助手もおすすめです。
入院患者のお世話、掃除、看護師のサポート
- 無資格・未経験でも始められる
- 人手不足で長期的な雇用が見込める
- 医療従事者としてやりがいを感じる
- 専門知識が身につく
医療業界は人手不足なため資格や経験がなくても雇用されることが多く、必要なスキルは業務の中で獲得していくことがほとんどです。
将来的には獲得した専門知識で他の医療関連職へステップアップも可能であり、キャリアアップしながら長く同じ業界にいられるので安定性もあると言えます。長期的な目線で収入を上げたいなら、看護助手から始めてはいかがでしょうか。
【シングルマザーにおすすめ】6位:保育補助
保育補助の仕事は、まさにシングルマザーの経験が活かせる職種です。
- 無資格・未経験でも始められる
- 育児経験が活かせる
- 休みが取りやすい
- 保育士試験を受けられる
保育の現場も人手不足なので、常に求人が出ていて就職しやすいと言えます。
一定期間の勤務経験を積めば保育士試験を受けることも可能なので、自身の子育てにも活きる知識を付けたい方にはおすすめの職種なのではないでしょうか。
ただし保育補助の仕事は定時で帰ることが難しく、家でも外でも常に子どもの世話をする状況に疲れ切ってしまう方も大勢います。
保育補助の仕事が自分に適しているかは、必ず事前に周囲にも意見をもらいながら検討するようにしましょう。子育て経験を活かした仕事に就きたいなら、ぜひ検討してください。
【シングルマザーにおすすめ】7位:家事代行
共働きが増えた現代では、家事代行のニーズが急増しています。案件も豊富なため、家事経験があるシングルマザーにはおすすめの職だと言えます。
- 家事経験が活かせる
- 仕事が豊富
- 対応数次第で収入アップ
家事サービスは右肩上がりの成長を続けており、2021年度の市場規模(売上高合計)は、前年度比9.4%増の約807億円に到達しました。2012年度から比べると、約6.2倍の拡大と推計されます。
引用:M&Aキャピタルパートナーズ
対応件数によって報酬アップも見込めるため、努力次第で収入を上げられる点がシングルマザーにとっては適しているのではないでしょうか。
ただ、こちらも保育補助と同様に「家でも外でも家事か……」となってしまわないよう、適職かどうかを十分に検討しましょう。
【シングルマザーにおすすめ】8位:看護師(資格要)
看護師は国家資格なため、資格さえあれば就職しやすいというメリットがあります。
- 活躍の場が多い
- 給料とキャリアが充実している
看護師は病院やクリニック以外に、保育園や老人ホームなどの施設でも必要とされます。活躍の場が多いため、自分のライフスタイルに合わせた選択がしやすいことが特徴です。
国家資格を持っている方を探すのは病院側・保育園や老人ホーム側も難しいので、ある程度の融通は聞きやすいというシングルマザーに嬉しい点もあるので、充実したキャリアと子育てを両立したい方はぜひ看護師を狙ってみてください。
【シングルマザーにおすすめ】9位:保育士(資格要)
保育補助と違い、保育士は資格が必要なので給与が高いというメリットがあります。
- 活躍の場が多い
- 育児経験が活かせる
その分クラスをしっかり担当することになるので、業務内容も保育補助と比べるとかなり多くなります。育児とのバランスはより注意して取らなければいけなくなるので注意しましょう。
【シングルマザーにおすすめ】10位:介護福祉士(資格要)
無資格で始められる介護職と違い、介護福祉士は資格が必要なため収入が上がりやすくなります。
- 高い専門性が身につく
- 活躍の場が多い
- 時間外労働が少ない
その分求められる仕事も管理側(チームマネジメントなど)になる可能性があるため、やりがいはあるものの業務量が増える点は覚悟しておきましょう。
介護職はシフト制や三交代がとられているので環境によって働く時間を変えられるメリットがあります。子供が保育園や学校に行っている日中の時間を選択できるとベストです。
子どもが小さいうちは、夜勤なしの昼間だけという働き方を選べるため、子育てと両立したいシングルマザーにおすすめです。

【フリーランス】シングルマザーにおすすめな仕事ランキング

ここからは、正社員よりもっと時間や働き方に融通が利くフリーランスの仕事を紹介します。
未経験からでも始めやすい仕事を中心にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
【フリーランスにおすすめ】1位:WEBデザイナー
フリーランスと聞いてまず最初に頭に浮かぶのは、やはりWEBデザイナーではないでしょうか。WEBデザイナーは、シングルマザーにかなりおすすめな職業です。
- SNSなどのバナー広告・サムネイル制作
- 企業が運営するWEBメディアのサイト制作
WEBデザイナーはソフトの使い方やデザインを学ぶ必要があるものの、慣れればいつでもどこでも仕事をすることが可能です。
実際に未経験からWEBデザイナーになり、活躍するシングルマザーの方も少なくありません。
- 働く場所と時間が自由
- スキルが身につく
- 無資格・未経験でも始められる
- 求人が豊富
- 仕事が自由に選べる
「デザインはセンスより法則を覚えること」なので、WEBデザイナーになるなら書籍やインターネット、WEBデザインスクールなどで知識を得ることをおすすめします。
なお、弊社日本デザインではWEBデザインに特化したスクール事業をしており、無料のオンラインセミナーを開催しています。
未経験からWEBデザイナーになる方法を解説するので、短時間でしっかり収入を得たい、在宅ワークをしたい方はセミナーに参加してみてください。
【フリーランスにおすすめ】2位:WEBライター
シングルマザーがフリーランスを選択した場合、最もおすすめな仕事はWEBライターです。
企業が運営するWEBメディアの記事を書く
- 簡単に始められる
- 日本人なら誰でもできる
- 働く場所と時間が自由
- スキルが身につく
- 無資格・未経験でも始められる
- 求人が豊富
- 仕事が自由に選べる
WEBライターは「ユーザーに読んでもらうことを第一に考えた文章」が書ければ誰でも挑戦することができるので、ツールの使い方や高度な知識を学ぶ必要はありません。
最初はWEBメディアに掲載するための独特な文章のルールに慣れないかもしれませんが、案件を完了するごとに文章力と執筆スピードは徐々にあがるため、自分次第で収入をアップできるのも魅力です。
- クラウドソーシング
- X(旧Twitter)
- 求人サイト
- 知り合いの紹介
WEBライターの初回案件の受注には、クラウドソーシングの活用が簡単でおすすめです。案件も豊富で契約代行もしてくれます。
ただし注意点として、WEBライターは今回紹介する仕事の中でもっとも案件単価が低いとされています。特に初心者は文字単価0.1〜0.5円の仕事も多いので、正社員と同等に稼げるようになるにはかなり時間がかかるでしょう。
案件単価を上げたい場合は、検索エンジンの上位に表示される書き方を会得した「SEOライター」になる必要があるので、興味がある方はSEOライティングの勉強も最初の内におこなっておくことをおすすめします。

【フリーランスにおすすめ】3位:動画編集者
動画編集者の仕事も、シングルマザーにおすすめです。
ソフトを使って動画サイトやSNSに投稿される動画を編集する
近年、動画サイトやSNSが盛り上がっており、動画編集の需要が高まっています。小さな子どもを育てるシングルマザーにとって、時間と場所が自由に選べる動画編集の仕事はライフスタイルに合っているでしょう。
- 働く場所と時間が自由
- スキルが身につく
- 無資格・未経験でも始められる
- 求人が豊富
- 仕事が自由に選べる
近年は動画サイトやSNSが盛り上がっており、動画編集の需要が高まっています。
そのおかげで初心者でも取れる「YouTube動画のシーンカットや字幕を挿入するだけの案件」も多いため、フリーランスの仕事の中ではかなり仕事が取りやすくなっています。
ショート動画であれば1分の動画を編集するだけで1件1,000円、長尺の動画なら20〜30分で3,000~5,000円と初心者帯の中では案件単価が高いので、フリーランス初心者にもうってつけです。
動画編集に使用するツールは「Adobe Premiere Pro」が主流のため、企業からの案件が取りたいのであればPremiere Proを使えるようにしておきましょう。

【フリーランスにおすすめ】4位:WEBマーケター
WEB業界がこれだけ盛り上がっているので、より幅広いWEBの知識を会得したい方はWEBマーケターを狙うのもひとつの手です。
ネット上で商品を販売するための導線づくりや、集客方法を企画・運用する
- 需要がある
- スキルが身につく
- 働く場所と時間が自由
- 仕事が自由に選べる
WEBマーケターは制作物は作らないものの、理論とノウハウで「WEBサイトがもっと見られるようにはどうすれば良いか」「もっと商品を売るためにはどのような施策を打てばよいか」を考える仕事です。
なのでそもそもWEBの知見があり、デザインやライターにも精通している必要があるため、最初からフリーランスでWEBマーケターを目指すことは現実的ではないでしょう。
特にWEBマーケターは単発案件が存在しないため、仕事を取る場合は業務委託で企業に出向、もしくは9~17時の業務を固定という働き方なので、フリーランスのメリットをあまりうけることができません。
なのでまずはWEB関連の仕事でフリーランスとして活動し、自分でブログサイト(自身でデザインしたもの)などを立ち上げ、自身で記事を書き、それをいかにして検索上位に表示させるかを考えながらスキルを獲得していきましょう。
業務委託のWEBマーケターとして収入を上げて働くのは、その先で目指すことをおすすめします。

【フリーランスにおすすめ】5位:プログラマー
プログラマーも、シングルマザーにおすすめな仕事です。
プログラミング言語を使ってシステムやソフトウェアを作る
- 働く場所と時間が自由
- スキルが身につく
- 無資格・未経験でも始められる
- 求人が豊富
- 仕事が自由に選べる
プログラマーの仕事は納品して終わりではなく、運用・保守など仕事は途切れることがありません。安定した収入が欲しいシングルマザーにとって、仕事がなくならないことは大きなメリットでしょう。
その分、仕事で使用するプログラミング言語は学習難易度が高いため、挫折することが多いと言われています。なので独学は極力避け、可能であれば託児所付きかオンライン受講が可能なスクールに通うようにしましょう。
英語が得意な方、論理的思考が得意な方、コツコツとプログラムと向き合う方に抵抗がない方にはプログラマーがおすすめですよ。


仕事を探すシングルマザーからのよくある質問

本項目では最後に、仕事を探すシングルマザーからよくある質問をまとめてみました。
- 就職支援制度
- 仕事探しの準備
- 就職・転職成功のコツ
上記の内容を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
質問1:シングルマザーが利用できる就職支援制度は?
国や自治体が設けている就職支援制度は以下のとおりです。
シングルマザーが利用できる就職支援制度
自立支援教育訓練給付金 | 資格を取得する際にかかる費用を支給 |
高等職業訓練促進給付金等事業 | 資格取得のために6カ月以上養成機関で勉強する際にかかる費用を支給 |
上記の給付金の違いは、対象となる講座や期間、受給額などです。
自立支援教育訓練給付金と高等職業訓練促進給付金等事業
自立支援教育訓練給付金 | 高等職業訓練促進給付金等事業 | |
特徴 | ・短期講座が対象 | ・6ヶ月以上の資格取得期間 |
受給額 | ・受講費用の60%(上限20万円) | ・受講期間中(上限4年)に毎月支給 ・非課税世帯100,000万円 ・課税世帯70,500円 |
目指せる資格 | ・ウェブデザイン技能検定 ・MOS ・FP ・簿記 など | ・看護師 ・介護福祉士 ・歯科衛生士 ・美容師 など |
「自立支援教育訓練給付金」は、資格取得のための短期的な講座にかかった費用が支給されます。
一方で高等職業訓練促進給付金等事業は、6ヶ月以上の期間が必要な専門性が高い資格の取得に対する給付金です。
受講期間中は毎月支給され、受給額も非課税世帯なら毎月10万円もあるため、ぜひ検討してみてください。
質問2:シングルマザーが仕事探しで準備すべきことは?
シングルマザーが仕事探しで準備すべきことは以下のとおりです。
- 保育園や幼稚園など預け先の確保
- 病児保育の申込
仕事を探している期間は、履歴書作成や面接などに時間をとられて子どもの面倒が見れないことがあります。
なので、先に子供を預けられる先(保育園、身内、一時保育、ベビーシッターなど)を探すようにしましょう。
一時保育は保育園や児童館などで利用できます。ベビーシッターや一時保育の費用が助成される自治体もあるので、利用する際はそちらも確認しておくことをおすすめします。
病児保育の申込は事前に診察が必要な場合があるので、登録だけでも済ませておくと実際に利用したいときの受付がスムーズです。
質問3:シングルマザーが就職・転職成功するコツは?
シングルマザーが就職・転職を成功するコツは、以下の通りです。
- 強みやアピールポイントを見つける
- 無理のない範囲で資格を取得する
- 子どもの預け先や働く時間の希望は正直に伝える
自分のこれまでの人生からスキルを棚卸してアピールポイントを見つけ、そこを活かせる仕事を見つけることが就職・転職の第一歩です。
もしも未経験の業種に飛び込む場合は、最初の学習に「資格取得のための教本」を選ぶこともおすすめです。未経験者にとって資格は「これだけの知識と技術がある」という証明になります。
反対に、経験者は転職のために資格をとっても無意味に終わる場合が多いため、その時間をスキルの習得にあてるようにし、制作物や実績をアピールするようにしましょう。
また、面接の際は子どもに関する要望(働く時間の希望、子供が疾患持ちの場合はそれに付随して起こりえることなど)を正直に伝えるようにしましょう。
そこを隠して就職してしまうと、あとから要望を聞いてもらえなかったり、肩身の狭い思いをしてしまい結局退職ということも十分に考えられます。
なので、理解を得られない職場であれば最初から選ばないこともひとつの手です。

まとめ|シングルマザーにとって理想の働き方のために

本記事では、シングルマザーにおすすめな仕事をランキング形式で15件紹介しました。
子どもの年齢や自身の環境(どれだけ周囲に頼れるかなど)によって、適している働き方は人それぞれだと思います。
安定した収入と雇用による後ろ盾が重要なのか、はたまた時間も場所も選ばない自由なフリーランスが最適なのか、これから就職・転職活動を始めようとしているシングルマザーの方は、ぜひそこを考えることに時間をかけてみてください。
あなたが周りの意見やおせっかいに振り回されることなく、自分と子どものために最もよい職業選択をできることを祈っています。