「手に職をつけたい」
「映像関係の仕事に就きたい」
「時間や場所に縛られず働きたい」
あなたもこんな想いから、動画編集に興味があるのではないでしょうか?
ただ、その一方で
「動画編集ってどんな仕事なの?」
「本当に未経験からでも稼げるようになるの?」
「どうすればフリーランスの動画編集者になれるの?」
といった疑問もあるはず。
実際、当ブログを運営している日本デザインもこれまでたくさんの動画編集者を育成してきましたが、このような悩みを抱える人はとても多くいました。
そこで、今回は「動画編集でフリーランスになりたい」と思っているあなたに
- 動画編集者の具体的な仕事内容
- フリーランスとして働く動画編集者の収入事情
- フリーランスの動画編集者になるためのステップ
- フリーランスの動画編集者が案件を獲得する方法
を解説していきます。
この記事を読んでもらえれば、どうすればフリーランスの動画編集者になれるかが明確に見えてきますよ。
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未経験からでもフリーランスの動画編集者になれる?
多くの方が気になっているのは、未経験からでも動画編集者になれるのか(稼げるのか)ということだと思います。
結論、未経験からでもフリーランスの動画編集者になる(稼ぐ)ことはできます。
その理由は動画編集に
- 特別な才能がなくてもできる
- 今後ますます需要が増える
といった特徴があるからです。
動画編集には「センス」が必要だと思われがちですが、そんなことはありません。
ソフトの使い方を覚え「カット」や「テロップの挿入」などができるようになれば、動画編集者として仕事を始められます。
また、動画編集は将来性のある仕事です。
サイバーエージェントの調査では、2021年に4205億円だった動画広告の市場規模が、2025年には1兆524億円と2倍以上になることがわかっており、これからますます動画編集者の需要は伸びていくと予測できます。
フリーランス動画編集者ってどんな仕事をするの?
動画編集者の仕事内容は、その名の通り「クライアントから渡された動画素材を編集して納品すること」です。
さらに詳しく説明すると、次のような作業をするのが動画編集者の仕事になります。
- クライアントからもらった素材をカットする
- 映像にテロップを入れていく
- 依頼された音声やBGMを入れていく
- 一度作った動画をクライアントに見せる
- クライアントからもらった修正をする
ちなみに動画編集は動画制作の一部です。
実際には「企画・構成→撮影→編集」といった流れで、動画制作をしていきます。
動画撮影や動画の企画・構成もできるようになれば、収入がアップしますよ。
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フリーランス動画編集者ってどれくらい稼げる?
フリーランス動画編集者がどれくらい稼げるかも知りたいところだと思います。
そこで、ここからはフリーランス動画編集者の収入事情を解説していきますね。
年収は400万円〜450万円
フリーランス動画編集者の収入について詳しく調査されたものは今のところありません。
しかし、「フリーランス白書2020」が参考になるので、見ていきましょう。
フリーランス白書には次のような調査があります。
引用:フリーランス協会「フリーランス白書2020」
この表から、動画編集者だけを抜き出すとその割合は次のようになります。
年収 | 割合 |
400万円未満 | 52% |
400〜800万円未満 | 36% |
800万円以上 | 16% |
ほぼ半数の人が年収400万円を達成していることがわかりますね。
また、「400万円未満の人の年収を200万円(中央値)」「400〜800万円未満の人の年収を600万円(中央値)」「800万円以上の年収を800万円(最低値)」と仮定すると、平均年収は439万円になります。
実際にはもう少し収入が上下しますが、400万円〜450万円が平均的な年収になることが予測できます。
駆け出しの頃は時給1000円以下もザラ
フリーランス動画編集者の平均な年収は400万円〜450万円ですが、駆け出しの頃はもっと収入が低くなります。
動画編集の案件単価はだいたい5000円〜1万円。
駆け出しの頃はこのような案件に10時間近くかかるので、時給は1000円を切ってしまいます。
もちろん、どんな動画を編集するかによって時給は変わりますし、継続すればより早く編集できるようになり時給も上がります。
しかし、最初の頃はなかなか稼げないことを覚悟しておきましょう。
複数のスキルを身につければ年収1000万円も可能
動画編集者で年収1000万円いけるのか気になる人もいると思います。
結論、年収1000万は可能です。
現にフリーランスの動画編集で年収1000万円を達成している人は多くいます。
動画編集で年収1000万円を稼ぐ方法はさまざまですが、現実的なのは
- 経験を積んでディレクターになる
- 複数のクリエイティブスキルを身につける
といった方法です。
ただ動画を撮影・編集するだけではなく、動画の企画・構成やクリエイターのマネジメントができるようになれば収入はグッと上がります。
また、動画編集スキルに加えてWEBデザインスキルやWEBライティングスキルを身につけるのもおすすめです。
動画編集者と同時にWEBデザイナーやWEBライターを求めているクライアントも多く、複数の案件をまとめてもらえますよ。
フリーランスの動画編集者になる4ステップ
未経験からでもフリーランスの動画編集者になれますが、やみくもに行動するのは危険です。
稼げるようになるまでに必要以上の時間がかかりますし、最悪の場合、途中で挫折するからです。
そこで、ここからは未経験からフリーランス動画編集者として、稼ぐための着実かつ安全な手順をお伝えしていきます。
ステップ1:動画編集に必要なものを揃える
まずは動画編集に必要なものを揃えましょう。
動画編集をするときに必要なものは次の2つです。
- 一定以上のスペックがあるパソコン
- 動画編集をするためのソフト
編集をするにあたっては、パソコンのスペックがとても重要になってきます。
パソコンのスペックが低いと、動画データの読み込みがなかなかできませんし、作業の途中でパソコンが動かなくなるからです。
少なくとも次のスペックは満たす必要があります。
CPU | intelのCore i5以上 |
メモリ容量 | 16GB以上 |
ストレージ | 500GB~2TB |
GPU | CPUに内蔵 |
動画編集のソフトはさまざまなものがありますが、おすすめなのは「Adobe Premiere Pro」です。
少し高いですが、動画編集で稼いでいくなら持っておいて損はありませんよ。
▼動画編集に必要なパソコンを詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめ!
ステップ2:動画編集スキルを身につける
「パソコン」と「編集ソフト」を手に入れたら、次はスキルを身につけましょう。
動画編集者は良くも悪くも、スキルレベルで取れる仕事の量や単価が決まります。
スキルが高ければ高収入になりますが、逆にスキルが低いと生活するのも難しいくらい収入が低くなります。
そのため、まずはスキルを磨く必要があるのです。
身につけ方は「独学」と「スクール」の2つで、それぞれメリット・デメリットがあります。
あとからこの2つについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
ステップ3:動画ポートフォリオを作成する
スキルを身につけたら、次はポートフォリオを作成します。
ポートフォリオとは作品集で、自分のプロフィールと編集した動画作品を掲載するものです。
案件を獲得するときにクライアントに見せることで、実力を証明することができます。
ポートフォリオでクオリティの高い作品を見せることができれば、案件を受注できる可能性はグッと高まりますよ。
ちなみにポートフォリオに載せる作品は量より質が大切です。
数は少なくても良いので、質の高い作品を載せることを心がけましょう。
動画ポートフォリオの作り方や作成時の注意点が書かれた記事があるので、ぜひこちらも読んでみてくださいね。
ステップ4:案件を獲得するために動く
動画ポートフォリオまで作り上げたら、いよいよ仕事を取りにいきます。
仕事の取り方はさまざまですが、多くのフリーランスは
- クラウドソーシングを使う
- 知人や友人から案件を受ける
- SNSで案件を獲得する
- エージェントサービスを活用する
といった方法で案件を取っています。
仕事が取れるかなと心配な方もいると思います。
しかし、動画編集スキルを磨き、ポートフォリオでスキルがあることを証明できれば十分仕事を取れますよ。
あとから、仕事の取り方について詳しくご紹介しますね。
動画編集スキルを身につける2つの方法
先ほどお伝えしたように、フリーランスはスキルのレベルが収入に直結してきます。
そのため、動画編集をどう学ぶかはとても大切なのです。
ここでは動画編集スキルを身につける方法を2つお伝えしますね。
独学で学ぶ
勉強の費用を抑えたい方におすすめなのが独学です。
本やYouTubeを使って動画編集を学べば、1万円前後で動画編集のスキルを身につけられます。
また、独学は自分のペースで勉強できるのもメリット。
忙しい方でも無理なく動画編集のスキルを身につけられます。
しかし、独学は難しいのも事実です。
実務で必要のないところを勉強することが多く、かなり時間がかかりますし、作った動画を他の人に見てもらえないので間違った方向に進む危険性も高いです。
結果的にスキルを身につけられず、動画編集者を諦めてしまう人も多くいます。
メリット | デメリット |
・費用があまりかからない ・自分のペースで勉強できる | ・必要以上に時間がかかる ・間違った努力をする危険性がある |
スクールで学ぶ
着実にスキルを磨きたい方におすすめなのがスクールです。
だいたいのスクールはプロの動画編集者がカリキュラムを作っているので無駄な勉強が少なく、独学よりも短い期間で動画編集スキルを身につけられます。
また、プロが添削してくれるので、間違った方向に進むこともありません。
ただし、これは質の高いスクールを選んだ場合の話です。
- ソフトの使い方しか教えてくれない
- プロから添削してもらえない
といったスクールを選んでしまうと、高額な費用を支払ったのにスキルが身につかないという状態になってしまいます。
そのため、スクール選びには細心の注意を払う必要があります。
メリット | デメリット |
・独学より短い期間でスキルが身につく ・プロから添削を受けられる | ・お金がかかる ・選び方次第ではスキルが身につかない |
フリーランス動画編集者が案件を獲得する4つの方法
フリーランス動画編集者になるうえで、仕事を取るところが一番不安という方もいると思います。
実際、これまでサポートしてきた方のなかにも、そう思っている方が多くいました。
そこで、ここからはフリーランス動画編集者が案件を獲得する方法を解説していきます。
クラウドソーシングを使う
駆け出しの方におすすめなのがクラウドソーシングです。
クラウドソーシングはクライアントとワーカーをマッチングさせるサービスで基本的には無料で使えます。
クラウドソーシングの特徴は、「未経験可」の案件が多いこと。
実績がない状態でも案件が取れるので、駆け出しのフリーランスにとてもおすすめです。
ただし、クラウドソーシングは案件終了後に手数料を支払う必要があります。報酬の20%を手数料で取られることもあるので、サイト選びのときには手数料を確認しましょう。
知人や友人から案件を受ける
動画編集者は知人や友人から案件を受けることもあります。
先ほどお伝えしたように、現在動画の需要はものすごく多いです。
知人や友人に「動画を作って欲しい」と言われるケースも少なくありません。
知人や友人なら仕事を取るハードルが低いですし、信頼関係があるので仕事もしやすいですよ。
※最初は実績作りと割り切って、無料・低額で仕事を取るのをおすすめします。仕事を取りやすくなりますし、リスクも低いです。1回目で良い作品を作れば、2回目以降は有料で仕事を依頼してもらえますよ。
SNSで案件を獲得する
SNSも仕事を取るのに使えます。
特にTwitterには案件募集が多くあります。
また、プロフィールにポートフォリオを載せることでクライアント側からスカウトされることもあるようです。
Twitterはクラウドソーシングと違い、手数料が一切かからないので、手元に残るお金も多くなりますよ。
※ただし、Twitterは仮払い制度(運営事務局が報酬を受け取ってから仕事を始められる制度)がなく、安全が保証されていません。日頃の発信や口コミをみて本当に信頼できるクライアントか判断しましょう。
エージェントサービスを活用する
動画編集者として実績や経験が積めてきたら、エージェントサービスを使うのもおすすめです。
エージェントサービスでは、専属のエージェントから自分の希望にあった案件を紹介してもらえます。
「数年間の実務経験」など条件が厳しいこともありますが、その分単価も高く、1本50万円といった案件もあります。
フリーランスとして、高収入を狙いたい人におすすめですよ。
動画編集者におすすめのフリーランスエージェントは次の2つです。
まとめ
今回は未経験からフリーランスの動画編集者になる方法をご紹介してきました。
フリーランス動画編集者になる手順をおさらいしておきましょう!
- 必要な機材を揃える
- 動画編集スキルを身につける
- 動画ポートフォリオを作成する
- 案件を獲得するために動く
今回お伝えした流れに沿って行動してもらえれば、未経験からでもフリーランスとして稼げます。
特に大切なのは、ちゃんとスキルを身につけることです。
スキル次第で仕事を取れるかどうかが決まります。
レベルの高いスキルがあれば、未経験でも比較的簡単に仕事が取れますよ。
質問や感想があればご記入ください