「フリーランスで20万円ってどれくらい難しい?」
「月収20万円って手取りでどれくらいもらえる?」
「20万じゃ生活できないって言われるけど本当?」
この記事はこんな疑問を持っているあなたのためのものです。
先に結論をお伝えすると、フリーランスで月収20万円はそれほど難しくありません。
多くのフリーランスが1年以内には達成しています。
あなたも1つ1つの手順を丁寧にこなしていけば、月収20万円を達成することは十分可能です。
とはいえ、月収20万円で満足いく生活ができるかというとそれはまた別の話。
人によっては月収20万円でフリーランスをやっていくのはかなり厳しいという人もいます。
この記事ではフリーランスとして20万円を目指す場合の方法やおすすめの職業を解説するとともに、フリーランスにとって月収20万円とはどんなことであるのかをお伝えしていきます。
ぜひ、これからフリーランスとして稼ぐうえでの参考にしてくださいね。
【お知らせ】
2000名以上の人生を変えるキッカケになった「好きなことで生きていく!WEBデザイナーという働き方セミナー」では、
などをお伝えしています。今だけ無料で開催しているので「WEBデザインの学び方がわからない」「WEBデザイン業界について知りたい」という方はぜひご参加ください。
>>詳しくはこちら
数字で見る!フリーランスで月20万稼ぐ難易度
先ほどもお伝えしましたが、フリーランスで月20万円稼ぐのはそれほど難しいことではありません。
とはいえ、実際どれくらいの難しさがわかりませんよね。
そこで、ここからはフリーランスで月収20万円を稼ぐ難易度を解説していきます。
フリーランスで月20万円稼ぐ人は約8割
まずは統計データから難易度をみていきますね。
「フリーランス白書2022」によると年収200万円以上稼ぐ人の割合は約8割。
月収20万円の人の年収は単純計算で240万円なので、ほとんどのフリーランスが月収20万円を達成していることがわかります。
しかも、この調査において個人事業主だけをしている人は約75%。
残りの約25%は他の仕事をしながら副業として働いているので、どうしても収入は低くなってしまいます。
そのため、フリーランスだけをしている人で月20万円以上稼いでいる人の割合はもう少し多くなります。
そう考えると、フリーランスが月収20万円を達成するのがそれほど難しいことではないのがわかりますね。
WEBライターで月20万円稼ぐ場合のシミュレーション
今度はより具体的に収入の計算をしていきます。
IT系フリーランスのなかでも単価が低くなりがちな初心者WEBライターで計算していきますね。
初心者WEBライターの単価の相場はだいたい1文字0.5〜0.7円。1時間に1000文字(WEBライターの平均スピード)で書くとなると時給は500円〜700円です。
1日12時間の作業時間で月25日稼働すると月収15万円〜21万円になります。
1日の作業時間や稼働日数が多いかどうかは人によりますが、その気にさえなれば独立して数ヶ月で20万円前後を稼げることがわかります。
このようにフリーランスで月収20万円というのは、それほど難しいものではありません。
※厳密にいうと、WEBライターの仕事は文章を書くだけではないので、これほど簡単な計算になることはありません。ただ、その気になれば1ヶ月で月収20万円稼げるというのは間違いありません。
未経験からフリーランスとして20万円を達成するためのステップ
フリーランスにとって月収20万円がどれくらいの難易度かが理解してもらえたと思います。
とはいえ、未経験だとどう動いていいかわからないですよね。
そこで、ここからは具体的に20万円を稼ぐための手順をお伝えしていきます。
ステップ1:何で働くかを選ぶ
まず、フリーランスとしてどの仕事で働くかを真剣に考えましょう。
どんな仕事を選ぶかによって、フリーランスとして得られる収入が変わってくるからです。
具体的に選ぶときには次の3つを基準にしてください。
- 需要のある仕事か
- 将来性のある仕事か
- 心からやりたいと思える仕事か
どんな職種でも月収20万円稼げる可能性はありますが、達成しやすい職種と達成しにくい職種があるのは事実です。
そのため、できるだけ需要があって稼ぎやすい職種を選びましょう。
また、現在、需要があったとしても将来性がなかったら数十年後に困ることになります。
今後も需要が伸び続けるか、AIに仕事を奪われるリスクがないかをしっかり調べましょう。
そして、何より大切なのが「自分がやりたい」と思えるかです。
せっかく働き方が自由なフリーランスになるのですから、夢中になって働けるものを選びましょう。
現在ではワークショップのようなものがたくさんあるので、自分が何が好きかわからないという方は積極的に参加するのをおすすめします。
ステップ2:スキルを身につける
どの職種で働くかを決めたら、実際にスキルを身につけていきましょう。
フリーランスはどれくらいのスキルがあるか(どれくらいのものが作れるか)で仕事量や単価が決まってきます。
つまり、高いスキルがあれば多くのクライアントから高単価の案件を得られますし、逆にスキルがなければ収入を得るのはかなり難しいのです。
そのため、いきなり仕事を取りにいくのではなく、まず先にスキルを身につけましょう。
実際にスキルを身につける方法は次の3つです。
- 独学をする
- スクールに通う
- 未経験可の会社でアルバイトをする
どの方法がいいかは人によって変わりますが、着実にスキルを磨きたい方はスクールがおすすめです。
独学やアルバイトでスキルを習得する人もいますが、「時間がかかること」や「成功している人は一握りであること」は知っておいてくださいね。
ステップ3:低単価or無料案件で実績を積む
スキルを習得したら、実際に案件を獲得しにいきましょう。
ただし、いきなり高単価の案件を獲得するのは難しいので、まずは低単価や無料の案件で実績を積んでいきましょう。
具体的に案件を獲得する方法としておすすめなのは以下の2つです。
- 友人、知人から仕事を取る
- クラウドソーシングで仕事を取る
まずは、自分の友人や知人に無料で仕事をさせてもらえないか聞いてみましょう。
友人や知人なら相談のハードルが低いですし、無料であればリスクもほとんどありません。
また、初心者の方にはクラウドソーシングもおすすめです。
クラウドソーシングなら初心者でも取れる案件がたくさんありますよ。
単価が低いので収入はどうしても少なくなりますが、実績を積むにはピッタリです。
※ちなみにこの段階では副業として活動するのがおすすめです。低単価の状態で独立してしまうと生活できなくなるリスクがあります。
ステップ4:徐々に単価を上げていく
ある程度実績が積んだら徐々に単価を上げていきましょう。
単価を上げる方法は次の2つ。
- より高単価の仕事を取りにいく
- クライアントに単価交渉をしてみる
単純により高単価の仕事を取りにいけば、単価は上がっていきます。
単価の高い仕事を取れるか不安だと思いますが、無料や低単価のときに積んだ実績やスキルをアピールできれば問題なく仕事を取れます。
その他に既に仕事をもらっているクライアントに「単価を上げてほしい」と交渉する方法もあります。
交渉を成功させるにはタイミングが大切。クライアントが自分の成果を評価してくれたり、新しい仕事を依頼したりしたときに声をかけてみましょう。
なかには、どのタイミングでどれくらい単価を上げればいいかわからない方もいると思います。
その場合は、他の人がどんな成果物でどれくらいの単価を提示しているのかを見たり、先輩のフリーランスに聞いたりして見ましょう。
【厳選】フリーランスとして月20万円以上稼げる職種
先ほどもお伝えしたように、職種のなかには稼ぎやすいものと稼ぎにくいものがあります。
そこで、ここからは地道に積み重ねれば必ず20万円稼ぐことができ、上手くいけばそれ以上の収入が得られる仕事をご紹介していきます。
WEBデザイナー
モノづくりが好きな好きな人におすすめなのが、WEBデザイナーです。
WEBデザイナーはWEBサイトのビジュアルを作っていく仕事です。
具体的には以下のようなものを作ります。
- 広告バナー(1000円〜)
- SNSのヘッダー(1000円〜)
- YouTubeのサムネイル(1000円〜)
- ホームページ(20万円〜)
- ランディングページ(20万円〜)
WEBデザイナーは現在、ものすごく需要のある職種で地道に案件をこなしていけば月20万円を達成するのは難しくありません。
実際、WEBデザイナーのなかにはスキルを身につけて半年で月収20万円稼ぐ人も多くいます。
また、ランディングページ(商品を売る縦長のページ)なら、1枚で20万円稼ぐことも可能です。
慣れてくれば1週間で1枚のランディングページを作れるようになり、月収80万円も夢ではありません。
▼WEBデザイナーについて詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめ!
WEBライター
より手軽に、より手堅く月収20万円を達成したいと考えている人におすすめなのがWEBライターです。
WEBライターの特徴はその始めやすさです。
クリエイティブ系の仕事や技術系の仕事は、ツールの動かし方や専門的な知識をゼロから身につける必要があります。
しかし、WEBライターにはその必要がありません。
ツールもOffice365の「Word」や「Googleドキュメント」を使えれば問題ありませんし、わかりやすい文章をかけるなら誰でもWEBライターとして働き始めることができます。(稼ぐとなるとしっかり勉強をする必要があります。)
また、収入を予測しやすいのもWEBライターの特徴。
WEBライターは基本「1文字でももらえる金額」「執筆スピード」「稼働時間」「稼働日数」で収入が決まります。
例えば月収20万円になるには次のような条件になります。
- 1文字1円
- 1時間に1000文字
- 1日10時間の稼働
- 月に20日の稼働
1文字1円は速い人で2,3ヶ月、遅くても1年以内に達成できるレベルです。
また、1時間に1000文字の執筆スピードに関してもレベルが高いわけではありません。
速い人であれば、最初からそれくらいのスピードで書く人もいます。
そう考えるとWEBライターで月収20万円はそれほど難しくはありません。
※ただし、1文字1円が難しくないのはWEBライティングをしっかり学んだ人です。WEBライターは手軽に始められる仕事ですが、学ばずに仕事を取り始めると1文字0.1円(1時間に1000文字書いても100円)の仕事しか取れないという状態になってしまいます。
動画編集者
動画編集者も20万円以上稼ぐポテンシャルが十分にある仕事です。
基本的にはクライアントから依頼された動画を、より魅力的にするために編集するのが仕事です。
動画編集もWEBデザイナー同様需要のある仕事。
クラウドソーシングにも動画編集者を募集している企業はたくさんあります。
動画編集者の単価は5000円〜5万円とバラバラ。しかし、初心者のスキルレベルだと時給は1000円〜1500円くらいになります。
1日の稼働時間が8時間だとすると日給は8000円〜1万2000円。
だいたい月に20日くらい働けば、月収20万円に届きますね。
また、動画編集のスピードを上げたり、動画撮影や動画企画のスキルを身につければもっと稼げるようになりますよ。
プログラマー
下積みが大事になる代わりに、スキルが身につけばガッツリ稼げるのがプログラマーです。
仕事内容はさまざまな言語を使って、コンピューターがこちらの意図通り動くようにすること。
作成するものはWEBサイトからアプリまでさまざまです。
収入も作れるもの(扱える言語)によって大きく変わってきますが、HTML、CSS、JavaScriptを覚えれば月20万円は難しくありません。
単価1万円でWEBサイトのコーディング(プログラミングの一種)を月に20日すれば、20万円達成できます。
HTML、CSS、JavaScriptよりレベルの高い言語を習得すればより稼ぐことが可能です。
ただし、プログラミングスキルは他の職種のスキルより習得するのが難しいので、学ぶときにはスクールに通うのがおすすめです。
正直なところ、月収20万円で生活するのは難しい
ここまでフリーランスとして20万円稼ぐ方法や、20万円稼げる職種をご紹介してきました。
今からフリーランスを目指す人、最近フリーランスとして働き始めた人は、まず20万円を目指してみてくださいね。
ただし、現実問題、フリーランスが月収20万円で生活するのはかなり難しいです。
多くのフリーランスが月収20万円で生活できないといっています。
そこで、まずは20万円では生活するのが難しい理由を解説していきますね。
月20万円稼いだ場合の手取りシュミレーション
結論をお伝えすると、月収20万円稼ぐフリーランスの手取りは15万円前後です。
具体的に取られる税金や社会保険料は次のようになります。
国民年金保険 | 約1万6000円 |
国民健康保険 | 約1万5000円 |
所得税 | 約6000円 |
住民税 | 約1万2000円 |
これらを合わせた金額が約5万円。そのため、手取り額としてはだいたい15万です。
この他に事業に使うものを購入する場合は、より手取り額は低くなります。
▼収入ごとの手取りがくをより詳しく知りたい方は以下の記事がおすすめです。
月20万円稼ぐフリーランスの場合の生活費と残金
続いて月収20万円(手取り15万円)の場合は、どれくらいの生活かを解説していきますね。
一人暮らしで家賃5万円の家に住む場合の生活費は次のようになります。
家賃 | 5万円 |
食費 | 3万5000円(全国平均) |
水道光熱費 | 1万円(全国平均) |
通信費 | 7500円(全国平均) |
合計 | 10万2500円 |
手取りから生活費の合計を引くと残りのお金は4万円〜5万円。
そのなかから、生活をするための雑費を引くと残るのはだいたい3万円になります。
3万円しか自由に使えるお金がないというのはかなり厳しいですよね。
月収20万円のフリーランスはリスクが大きい
ここまでご紹介してきたようにフリーランスとして月収20万円稼ぐ場合、手元に残るのは約3万円。
これではかなり生活が難しいですよね。
趣味や娯楽に使えるお金がほとんどありませんし、貯金もほとんど残りません。
定年後の年金がおよそ月5万円で、会社員にあるおよそ2000万円の退職金も一切ないことを考えるとこれはかなりのリスクですよね。
また、月収20万円だと支払い能力を疑われ、クレジットカードや賃貸物件の審査がものすごく通りにくいです。
このように月収20万円では生活していくのはかなり難しく、リスクがあります。
そのため、あくまで月収20万円は通過点だと考えましょう。
フリーランスとして20万円以上稼ぐためのポイント
お伝えしたようにフリーランスとして独立する場合、月収20万年はあくまで通過点です。
月収20万円を達成したあとも収入を上げていく必要があります。
そこで、ここからはフリーランスとして20万円以上稼ぐ場合のポイントをご紹介していきますね。
1つの分野を極めて単価を上げる
20万以上稼ぐ方法の1つ目は1つの分野をとことん極めるということです。
例えばWEBデザイナーなら「化粧品専門」、WEBライターなら「キャリア専門」のようにこれなら自分に任せて欲しいという分野を作るのです。
「食パン専門店」「ジーンズ専門店」のように◯◯専門店などは少し値段が高いですが、お客さんがきますよね。
少し高くてもしっかりしたものを作りたいというニーズのお客さんがいるからです。
そして、それはフリーランスと企業の関係でも同じ。
企業のなかにも高単価でもその分野の専門家に仕事を依頼したいというニーズがあります。
そのため、1つ自分の得意な分野を作って、その分野の専門家になれば高単価の仕事を受注できます。
ぜひ、自分の好きな分野や得意な分野を見つけて、そこに特化してみてくださいね。
複数のスキルを身につける
特化するのとは反対に、複数のスキルを身につけるという方法もあります。
職種にはそれぞれ相性の良いスキルがあります。
相性の良いスキルを身につけることで、クライアントの要望に幅広く応えられるようになります。
例えばWEBデザインスキルに加えてプログラミングスキルを身につければ、ホームページのビジュアルだけではなく、システム構築ができるようになりますし、ライティングスキルを身につければWEBサイト内の記事を作れるようになります。
このように複数のことができるフリーランスはクライアントからするとものすごく貴重な存在です。
さまざまな人に仕事をお願いする手間が省けるので、逃したくない人材となり、自然と単価も上がっていきます。
もし、フリーランスとして働くなかで「この仕事もやってみたい」と思うことがあればぜひそれにも挑戦してみてくださいね。
※ちなみに、WEBデザインスキルは「WEBライティング」「動画編集」「プログラミング」すべてと掛け合わせられる仕事です。最初にWEBデザインを選んでおくと、のちのキャリアを広げやすいですよ。
交流会などで人脈を作る
フリーランスとしてガッツリ稼いでいくときには、単価の高い案件を依頼してくれるクライアントを探す必要があります。
そこで、使えるのが交流会です。交流会にいけば経営者や個人事業主にたくさん会うことができ、人脈を増やすことができます。
経営者や個人事業主は決裁権(支払いを決める権利)があるので話が早く進みやすいですし、高単価になりやすいので収入を増やしていくのにはとてもおすすめです。
ただし、交流会の場でいきなり仕事を取りにいくのはやめましょう。信頼関係を築けていない人に「仕事をください」というのは失礼ですし、「仕事を取れていない人」だと思われてしまうだけです。
最初はあくまで仲良くなることを大切にしましょう。仲良くなって信頼関係を築けば自然と仕事をもらえるようになりますよ。
まとめ
今回はフリーランスが月収20万円を稼ぐことに関して、その難易度や達成方法、さらには収入の実態について解説してきました。
何度もお伝えしたように、フリーランスとして20万円稼ぐのはそれほど難しいことではありません。
現に、フリーランスの約8割が月収20万円以上の収入を得ています。
ただし、月収20万円で生活するのはかなり難しいのも事実です。
月収20万円だと手取りは約15万円で、生活費を考えると自由に使えるのは3万円〜4万円になってしまいます。
そのため、フリーランスになる場合、20万円はあくまで1つの通過点と思っておきましょう。
そして、20万円以上稼ぐために今回お伝えした次の3つの方法を試してみてくださいね。
- 1つのスキルをとことん極める
- 複数のスキルを身につける
- 交流会などで人脈を作る
この方法を参考にすることで、より収入を上げられるようになりますよ。
あなたがこの記事を読んだことを参考にして20万円を達成し、さらには月収30万円、40万円稼げることを願っています。
質問や感想があればご記入ください