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WEBデザイナーの資格8選|必要なスキルやおすすめ勉強法を解説

WEBデザイナーの資格8選|必要なスキルやおすすめ勉強法を解説

「WEBデザイナーになるのに資格は必要?」
「WEBデザイン関連の資格はどれを取ればいい?」

WEBデザイナーを目指す方の中には、資格取得に関して上記のような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論、WEBデザイナーになるのに資格は必要ありません。

しかし、WEBデザイナーとして働くために必ずしも資格が要るわけではないものの、WEBデザインに関する資格は多くありますよね。

本記事では、WEBデザイナーと資格について、次の内容をお伝えします。

この記事のポイント
  • WEBデザイナーに必須の3つのスキル
  • 必須ではないが身につけておくと良い2つのスキル
  • スキルを学べるおすすめ資格8選
  • 資格を勉強するための3つの方法

WEBデザイナーを目指すために、何から始めたらよいかわからないという方やどのようなスキルを身につけるべきか知りたいという方は、ぜひ読んでみてくださいね。

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目次

WEBデザイナーに必要なスキルと学べる資格

WEBデザイナーとして働くために資格取得は必須ではありませんが、身につけるべき必要なスキルがあります。WEBデザイナーに必要なスキルは以下の5つです。

WEBデザイナーとして必須のスキル
・クライアントへのヒアリングスキル
・ツールを操作するスキル
・グラフィックデザインスキル
WEBデザイナーとして持っておくと良いスキル
・コーディングスキル
・マーケティングスキル

各スキルと、スキルを学べる資格について解説します。

WEBデザイナーとして必須のスキル

WEBデザイナーとして働くためには、以下3つの必須スキルを身につけることが大切です。

必須スキルスキルを学べる資格
クライアントへのヒアリングスキル・ウェブデザイン技能検定
・Webデザイナー検定
ツールを操作するスキル・Photoshop® クリエイター能力認定試験
・Illustrator®クリエイター能力認定試験
グラフィックデザインスキル・アドビ認定プロフェッショナル

WEBデザイナーは、WEBサイトやバナーといったコンテンツのデザインをします。デザインを制作するためには目的があり、ただ見た目の良さだけを追求するものではありません。

制作の目的をくみ取り、コンセプトに合うデザインを制作するためには欠かせないスキルです。

クライアントへのヒアリングスキル

WEBデザイナーはまず、デザインを作り始める前にクライアントに対して制作するコンテンツの目的やイメージなどをヒアリングします。WEBサイトやバナーといったコンテンツを制作するために、確認するべきヒアリング項目には、以下が挙げられます。

  • コンテンツの種類
  • コンセプト
  • ターゲット
  • 現在の課題
  • 期待する効果や目的
  • イメージ など

クライアントが言語化できないときには、WEBデザイナーが適切な質問をすることで制作のイメージや希望を掘り下げることができます。

デザインができあがり、クライアントが確認するタイミングで「イメージと違う」というトラブルを回避するためにも、最初にクライアントへしっかりとヒアリングすることが重要です。

「ウェブデザイン技能検定」や「Webデザイナー検定」では、ウェブサイトの設計やコンセプトメイキングを学ぶため、ヒアリングスキルを身につけたい方が学ぶ資格としてもおすすめです。

ツールを操作するスキル

デザインを制作するためには、WEBデザインツールを使いこなすスキルが必須です。代表的なWEBデザインツールには、以下のようなソフトが挙げられます。

  • Adobe Photoshop
  • Adobe Illustrator
  • Adobe XD

上記の制作ツールには、それぞれの特性や豊富な機能が備わっています。クライアントが求めるデザインを作るためには、制作ツールにあるどの機能を使えばよいか判断しなければなりません。

ツールを効果的に使うには、深い理解と使いこなすスキルが必要と言えるでしょう。「Photoshop® クリエイター能力認定試験」や「Illustrator®クリエイター能力認定試験」では、各ソフトに応じたスキルを身につけられます。

グラフィックデザインスキル

グラフィックデザインとは、以下のような要素を使用し、視覚的に情報やメッセージを伝えるためのデザインです。

  • 文字
  • 画像
  • イラスト
  • 色彩
  • レイアウト

視覚的な魅力も大切ですが、ユーザーにとっての使いやすさや情報の伝わりやすさなどを考えたデザインを制作するためには、グラフィックデザインスキルも必須で身につけるべきでしょう。

情報を伝えるためには色の使い方も重要です。「色彩検定」では、配色の技術や色彩の心理効果などを学べますよ。

WEBデザイナーとして持っておくと良いスキル

WEBデザイナーとして働くために、必須ではないものの持っておくと良いスキルを紹介します。

持っておくと良いスキル学べる資格
コーディングスキル・Webクリエイター能力認定試験
・HTML5プロフェッショナル認定試験
マーケティングスキルなし

WEBデザイナーとして上記のスキルも併せ持つことで、WEBコンテンツを包括的に制作できるようになります。他のデザイナーとの差別化にもなり、案件獲得にもつながりやすくなるでしょう。

コーディングスキル

WEBデザイナーがコーディングスキルを身につけることで、制作するデザインとソースコードを書くエンジニアとのギャップを埋めることができます。

WEBデザイナーが身につけると良い言語には、以下が挙げられます。

  • HTML:ページの構造を組み立て、テキストを表示させる
  • CSS:サイズや色などの装飾を決める
  • JavaScript:デザインに動的な機能を持たせる

コーディングスキルがあれば、クライアントの要望に対してどのように実現できるか考え、より的確に提案できるようになるでしょう。

コーディングスキルは「Webクリエイター能力認定試験」や「HTML5プロフェッショナル認定試験」での勉強で身につけられます。

マーケティングスキル

WEBデザイナーがマーケティングスキルを身につけると、クライアントが求める成果に繋がりやすいWEBコンテンツ制作ができるようになるでしょう。

WEBデザイナーが身につけると良いマーケティングスキルには、以下が挙げられます。

  • ペルソナ設定
  • KPI設計
  • SEO
  • A/Bテスト
  • データ分析 など

マーケティングの知識を持っていると、ただ見た目の良いデザイン作りではなく、データに基づいたユーザーの行動や心理を理解し、効果的なコンテンツを作ることに繋がります。

マーケティング担当とも意思疎通がしやすくなり、プロジェクトをスムーズに進められるでしょう。

WEBデザイナーに資格は必須ではないが意欲の証明にはなる

WEBデザイナーとして働くには、資格は必須ではありません。

しかし資格は、自分が身につけた知識やスキルを客観的に評価するために効果的なものです。

例えば、WEBデザイナーとしての就職を目指すとき、履歴書に保有資格を書くことで、「未経験でも勉強しているのだな」「新たな知識習得に前向きなのだな」とポジティブな印象を与えられるでしょう。

私も過去に人材採用をしていた際、応募者の履歴書に保有資格が記載されていると「知識習得に意欲がある人なんだな」と好印象を持つことがありました。

意欲があることを証明できるため、スキルを身につけるのに合わせて資格取得も検討してみると良いでしょう。

WEBデザイナーのおすすめ資格8選【一覧表】

WEBデザイナーが学ぶのにおすすめの資格を8つ紹介します。

資格名難易度
ウェブデザイン技能検定
Webデザイナー検定
Webクリエイター能力認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験中~高
Photoshop® クリエイター能力認定試験低~中
Illustrator®クリエイター能力認定試験低~中
アドビ認定プロフェッショナル低~中
色彩検定低~中

デザインの知識だけでなく、コーディングに関する資格も含めて解説します。

ウェブデザイン技能検定(難易度:低)

「ウェブデザイン技能検定」は、数あるWEBデザイン関連の資格の中で唯一、国が認定している国家資格です。習熟度に合わせて3級~1級まであり、以下のような内容について問われます。

  • インターネットの仕組み
  • ネットワーク技術
  • ウェブブラウジング
  • HTMLに関するウェブデザイン技術
  • CSSに関するコーディング技術
  • ページデザインやレイアウト など

資格試験に合格すると「ウェブデザイン技能士」として認定されます。1級と2級には一定以上の実務経験が必要ですが、3級には経験や学歴などの受験資格がありません。

WEBデザイン未経験の方でも、比較的取得を目指しやすい資格と言えます。

受験料(非課税)出題形式試験時間合格基準(100点満点)
1級学科:8,000円実技:25,000円・学科
・作業実技
・ペーパー実技
・学科:90分
・ペーパー実技:60分
・実技:180分
70点以上
2級学科:7,000円
実技:16,000円
・学科
・実技
・学科:60分
・実技:120分
70点以上
3級学科:6,000円
実技:8,000円
(ただし、実技に関しては23歳未満の在職者は4,000円、23歳未満の在職者以外は6,000円となる)
・学科
・実技
・学科:45分
・実技:60分
70点以上
スクロールできます
受験料(非課税)出題形式試験時間合格基準(100点満点)
1級学科:8,000円実技:25,000円・学科
・作業実技
・ペーパー実技
・学科:90分
・ペーパー実技:60分
・実技:180分
70点以上
2級学科:7,000円
実技:16,000円
・学科
・実技
・学科:60分
・実技:120分
70点以上
3級学科:6,000円
実技:8,000円
(ただし、実技に関しては23歳未満の在職者は4,000円、23歳未満の在職者以外は6,000円となる)
・学科
・実技
・学科:45分
・実技:60分
70点以上

参考サイト:ウェブデザイン技能検定公式サイト

Webデザイナー検定(難易度:低)

Webデザイナー検定は、WEBサイトのコンセプトを始め、制作から運用までの流れに沿って必要な知識を学ぶ資格です。レベルごとに「ベーシック」と「エキスパート」があり、それぞれ以下の内容について問われます。

  • WEBサイトの特性や種類、制作フローなどの基礎知識
  • コンセプトの作り方
  • 文字や色、画像などWEBデザインの表現方法
  • HTMLやCSSの基礎知識 など

2024年の試験では、それぞれの合格率がベーシックで63.8%、エキスパートで40%となっています。どちらも受験資格はありませんが、難易度の違いから未経験の方はベーシックからチャレンジするのがおすすめです。

受験料(税込)出題形式試験時間合格基準(100点満点)
エキスパート6,700円学科マークシート(10問)80分70点以上
ベーシック5,600円学科マークシート(10問)60分70点以上
スクロールできます
受験料(税込)出題形式試験時間合格基準(100点満点)
エキスパート6,700円学科マークシート(10問)80分70点以上
ベーシック5,600円学科マークシート(10問)60分70点以上

参考サイト:Webデザイナー検定公式サイト

Webクリエイター能力認定試験(難易度:低)

Webクリエイター能力認定試験は、WEBサイトを制作する際に必須となるデザイン力や、コーディングスキルを学ぶ資格です。

レベル別に「スタンダード」と「エキスパート」に分かれており、それぞれ以下の内容について問われます。

  • HTMLやCSSを使ったWEBページの作成
  • 見出しや画像、テーブルなどの設定 など

公式サイトで発表されている合格率は、2023年度の試験の受験者全体で87.4%、勉強時間の目安も24時間~38時間と、比較的難易度の低い試験と言えるでしょう。

受験料(税込)出題形式試験時間合格基準
エキスパート7,700円・知識
・実技
知識:20分
実技:90分
得点率が65%以上
スタンダード6,100円・実技60分得点率が65%以上
スクロールできます
受験料(税込)出題形式試験時間合格基準
エキスパート7,700円・知識
・実技
知識:20分
実技:90分
得点率が65%以上
スタンダード6,100円・実技60分得点率が65%以上

HTML5プロフェッショナル認定資格(難易度:中〜高)

HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTMLやCSS、JavaScriptといったWEBサイト制作に欠かせない言語に関する正しい理解や、ユーザビリティの高いコンテンツ制作のための知識を学ぶ資格です。

難易度によって「レベル1」と「レベル2」に分かれており、それぞれ以下の内容について問われます。

  • HTMLを正しく記述するスキル
  • CSSを見やすく効率的に使用できる知識
  • 動画や音声を適切に活用するスキル など

WEBデザイナーだけでなく、WEBディレクターやコーダー、プログラマーなど幅広い職種の方におすすめです。

受験料(税込)出題形式試験時間合格基準
レベル216,500円・選択問題
・キーボードによる入力問題上記より40~45問
90分約7割の正答率
レベル116,500円・選択問題
・キーボードによる入力問題上記より約60問
90分約7割の正答率
スクロールできます
受験料(税込)出題形式試験時間合格基準
レベル216,500円・選択問題
・キーボードによる入力問題上記より40~45問
90分約7割の正答率
レベル116,500円・選択問題
・キーボードによる入力問題上記より約60問
90分約7割の正答率

参考サイト:HTML5プロフェッショナル認定資格公式サイト

Photoshop® クリエイター能力認定試験(難易度:低〜中)

Photoshop®クリエイター能力認定試験は、画像の編集技術や知識を身につけ、Photoshop®を使いこなして、求めるコンテンツを制作するスキルを問う試験です。

WEBデザイン制作において、Photoshop®の操作スキルは欠かせません。2023年度受験者数の合格率は65.0%。しっかり勉強し、対策すれば合格するのに難しくない資格と言えるでしょう。

受験資格は「スタンダード」「エキスパート」ともに設けられていないため、誰でも資格取得にチャレンジできますよ。

受験料(税込)出題形式試験時間合格基準
エキスパート8,800円・知識/実技
・実践
・知識/実践:50分
・実践90分
知識/実技の得点率65%以上かつ実践問題の得点率70%以上
スタンダード7,800円・実技
・実践
・実技:40分
・実践:90分
実技の得点率65%以上かつ実践問題の得点率70%以上
スクロールできます
受験料(税込)出題形式試験時間合格基準
エキスパート8,800円・知識/実技
・実践
・知識/実践:50分
・実践90分
知識/実技の得点率65%以上かつ実践問題の得点率70%以上
スタンダード7,800円・実技
・実践
・実技:40分
・実践:90分
実技の得点率65%以上かつ実践問題の得点率70%以上

参考サイト:Photoshop® クリエイター能力認定試験公式サイト

Illustrator®クリエイター能力認定試験(難易度:低〜中)

Illustrator®クリエイター能力認定試験は、ドキュメントのデザイン技術や知識を身につけ、Illustrator®を使いこなして仕様通りにコンテンツを制作するスキルを問う試験です。

WEBデザイナーとして働くには、Photoshop®と同様にIllustrator®も正確かつ効率的に活用できる能力が求められます。

2023年度試験の合格率は、Photoshop®よりもやや上がり70.2%。難易度はそれほど高くない試験と言えるでしょう。

Photoshop®もIllustrator®も世界中で使われているツールです。ツールを操作するための知識や技術を学ぶ中で、資格にチャレンジしてみるのもおすすめですよ。

受験料(税込)出題形式試験時間合格基準
エキスパート8,800円・知識/実技
・実践
・知識/実践:50分
・実践90分
知識/実技の得点率65%以上かつ実践問題の得点率70%以上
スタンダード7,800円・実技
・実践
・実技:40分
・実践:90分
実技の得点率65%以上かつ実践問題の得点率70%以上
スクロールできます
受験料(税込)出題形式試験時間合格基準
エキスパート8,800円・知識/実技
・実践
・知識/実践:50分
・実践90分
知識/実技の得点率65%以上かつ実践問題の得点率70%以上
スタンダード7,800円・実技
・実践
・実技:40分
・実践:90分
実技の得点率65%以上かつ実践問題の得点率70%以上

参考サイト:Illustrator®クリエイター能力認定試験公式サイト

アドビ認定プロフェッショナル(難易度:低~中)

アドビ認定プロフェッショナルは、アドビが提供している製品であるPhotoshopやIllustratorなどを使うスキルの証明となる資格です。試験科目は以下3つそれぞれ独立しており、科目ごとに受験して合格すれば資格が認定されます。

アドビ認定プロフェッショナルの試験科目
  • Photoshop
  • Illustrator
  • Premiere Pro

各ソフトの基礎知識や基本的な使い方、利用ルールなどが問われる入門的な資格です。「Adobe Creative Cloud」の製品は、バージョンごとに新たな機能が追加されたり改良されたりします。

バージョンに応じて試験内容が作られているため、申込む際にはどのバージョンの試験を受けるかしっかりと確認しましょう。

受験料(税込)出題形式試験時間合格基準
Photoshop一般価格:10,780円学割価格:8,580円CBT方式
(30問前後)
50分非公開
Illustrator
Premiere Pro
スクロールできます
受験料(税込)出題形式試験時間合格基準
Photoshop一般価格:10,780円学割価格:8,580円CBT方式
(30問前後)
50分非公開
Illustrator
Premiere Pro

参考サイト:アドビ認定プロフェッショナル公式サイト

色彩検定(難易度:低~中)

色彩検定は、色が与える影響や配色技法など色彩に関する幅広い知識を問う試験です。

WEBデザインのスキルを問う資格ではありませんが、デザインする上で色の選択や配色は避けることのできない要素の1つ。

どの級も受験資格はないため、誰でもチャレンジが可能です。

クライアントが希望するイメージや目的に沿ったデザインを制作できるようになるためにも、色の知識を身につけておいて損はないでしょう。

受験料(税込)出題形式試験時間合格基準
(200点満点)
1級15,000円1次:マークシート方式
2次:記述方式
(一部実技)
1次:80分
2次:90分
140点前後の得点
2級10,000円マークシート方式(一部記述)70分140点前後の得点
3級7,000円マークシート方式60分140点前後の得点
UC級6,000円マークシート方式(一部記述)60分160点前後の得点
スクロールできます
受験料(税込)出題形式試験時間合格基準
(200点満点)
1級15,000円1次:マークシート方式
2次:記述方式
(一部実技)
1次:80分
2次:90分
140点前後の得点
2級10,000円マークシート方式(一部記述)70分140点前後の得点
3級7,000円マークシート方式60分140点前後の得点
UC級6,000円マークシート方式(一部記述)60分160点前後の得点

私は色彩検定2級を受験した経験がありますが、配色のイメージや色が心理に与える影響、誰にでも見えやすい色の選択など、幅広く学べました。

多くの人に見てもらうコンテンツ作りには欠かせない知識で、学んでよかったと感じています。

参考サイト:色彩検定公式サイト

WEBデザイン系の資格を取得するための勉強方法

ここからは、WEBデザインに関する資格を取得するために、おすすめの勉強方法を具体的に紹介します。

  • 教材を購入して独学で勉強する
  • 通信・通学講座で勉強する
  • スクールに入学する

それぞれの学習方法によって、必要な時間や費用が異なるほか、メリット・デメリットの両方が存在します。自分の学ぶ目的や目標、ライフスタイルに合わせて、どのような学び方がマッチするか検討されると良いでしょう。

教材を購入して独学で勉強する

WEBデザイン関連の資格には、運営団体がおすすめする教材や問題集があります。

公式に推奨されている教材では、WEBデザインの知識を身につけられるだけでなく、いざ資格試験を受験するとなったときにも内容を押さえておけるため、合格を目指しやすいでしょう。

独学で学ぶメリット
学習費用を抑えられる
自分の学びたいところから勉強を始められる
独学で学ぶデメリット
わからないことがあっても自分で調べて解決しなければならない
教材選びから学習スケジュールを立てるなど、考えるべきことが多い

「改訂版 ウェブデザイン技能検定3級 過去問題集」

ウェブデザイン技能検定の公式サイトに「試験対策」として紹介されている問題集です。

過去問題集なだけあって、これまでにウェブデザイン技能検定の試験で実際に出題された問題が掲載されています。全部で7回分の問題が収録されており、ボリュームも十分です。

こんな方におすすめ
  • ウェブデザイン技能検定を受験しようと考えている人
  • 用語や操作の手順をしっかりと身につけたい人

「入門Webデザイン [第四版]」

「入門Webデザイン」は、Webデザイナー検定ベーシックに対応している教材です。

WEBサイトを制作するために身につけるべきデザインの知識を始め、コーディングでも使われるHTMLやCSSの基礎知識を学べるWEBデザインの入門書です。

こんな方におすすめ
  • Webデザイナー検定ベーシックを受験しようと考えている人
  • 未経験からWEBデザインの基礎を学びたい人

「Webデザイン -コンセプトメイキングから運用まで- [第六版]」

「Webデザイン -コンセプトメイキングから運用まで-」は、Webデザイナー検定エキスパートに対応している教材です。

WEBサイトを実際に制作する際に身につけておきたい、コンセプト作りや制作、WEBサイトの運用などを学べます。

こんな人におすすめ
  • Webデザイナー検定エキスパートを受験しようと考えている人
  • WEBデザイナーとして、WEBデザインの上流から下流までの知識を身につけたい人

通信・動画講座で勉強する

WEBデザインに関する知識は、通信講座や動画講座でも学べます。

各スクールから、WEBデザイナーになるための通信講座が販売されているほか、動画講座を購入して学べるサービスもあります。

多くの講座はスマホでも動画を視聴できるため、通勤・通学などの移動時間や家事・育児などのスキマ時間を活用しやすいでしょう。

通信・動画講座で学ぶメリット
動画で学べるため視覚的にわかりやすい
動画で確認しながら実際にパソコンを操作して学べる
通信・動画講座で学ぶデメリット
教材を購入して独学で学ぶよりも費用がかかりがち

Udemy

Udemyは、興味のある分野の講座を購入し、オンラインで学べる学習プラットフォームです。

世界中の人が利用しており、以下のようにさまざまなジャンルの講座を学べます。

  • WEBデザイン
  • プログラミング言語
  • IT資格
  • 3D・アニメーション
  • データサイエンス など

例えばWEBデザインなら「未経験からプロのWebデザイナーになる!400レッスン以上の完全マスターコース」がおすすめです。

引用:「未経験からプロのWebデザイナーになる!400レッスン以上の完全マスターコース」

WEBサイトを制作するために必要なデザイン知識やツールの使い方、コーディングの基礎知識などを体系的に学べる講座です。

買い切り型のため、購入後はいつでも自分のタイミングで学習を進められますよ。

ドットインストール

ドットインストールは、Webサイト制作やプログラミングの知識を学べる動画が、見放題で使える学習サービスです。

ドットインストールの特徴
  • 動画は1本3分以内と短く、気軽に学べる
  • 質問機能があり、現役エンジニアにわからないことを質問できる
  • 学習した後に、実際に手を動かして実践できる

未経験から、気軽にWEBデザインを学んでみたいという方にもおすすめですよ。

CodeCamp

CodeCampは、現役エンジニアが講師となって幅広いカリキュラムを教えてくれる、オンライン学習サービスです。

大きく分けて、以下2つの学習コースがあります。

  • プログラミング学習
  • Webデザイン学習

マンツーマンで指導を受けられ、習得度に合わせてオリジナルのカリキュラムを進められます。

オンラインで完結するため、場所を問わずにレッスンを受けられるのも大きなメリットと言えるでしょう。

スクールに入学する

WEBデザインを学べるスクールは全国各地にあり、通って学ぶ方法もあります。

プロの講師から、対面で直接指導を受けられるため、わからないことをそのままにせずその場で解決できるのがポイントです。

スクールによって、マンツーマン指導やグループ授業、通学のみやオンラインとのハイブリッドなど特徴があるため、自分に合ったスクールを見つけましょう。

スクールで学ぶメリット
未経験でも基礎から学べるカリキュラムが用意されている
ライブ感のある授業で、教材からだけでは得られない講師の話が聞けることもある
スクールで学ぶデメリット
他の学習方法に比べて、学習にかかる費用が高くなりがち
通える範囲でスクールを探さなければならず、選択肢が狭まる

ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミーは全国に校舎を構え、多岐に渡るジャンルの講座を開いている総合スクールです。

学べる講座例
  • Webデザイン
  • プログラミング
  • アプリ開発
  • 動画編集 など

業界大手のスクールで、開講依頼178万人以上の修了生・卒業生を輩出しています。

未経験からWEBデザインの基礎を学べるコースや、ユーザビリティ・JavaScriptなども学べる総合コースなど、目的に合わせて選べる講座が揃っています。

デジタルハリウッド

デジタルハリウッドは、WEBデザインや動画、AIなどWEBコンテンツに関するコースに特化した専門スクールです。

全国に教室があり、これまでに約9万人の卒業生を輩出しています。

学べる講座例
  • WEBデザイン
  • UI/UXデザイン
  • グラフィックデザイン
  • 3DCGデザイン など

普段は仕事をしている社会人の方も学びやすいよう、eラーニングと講師からの直接指導をかけ合わせた学習ができます。

「シッターサービス」や「主婦ママクラス」などがあり、子育てしながらWEBデザインを学びたい方にもおすすめです。

WinSchool

WinSchoolは、創業31年の老舗パソコンスクールです。全国に拠点を置き、豊富な校舎数も特徴の1つ。

最大5人までの少人数レッスンや、オンラインとのハイブリッド受講も可能です。

学べる講座例
  • WEBデザインやプログラミング
  • Microsoft Office
  • グラフィックデザイン
  • データ分析 など

企業研修も精力的に行っており、常に最新の知識が学べるでしょう。

WEBデザイナーになるには資格よりも作品の有無が重要

ここまで、WEBデザインのスキルを学べる資格の種類や、おすすめの勉強方法を紹介しましたが、そもそもWEBデザイナーになるには、資格よりも作品の有無が重要です。

自分で制作したWEBサイトやバナーなど作品を持っていれば、それらをポートフォリオ(作品集)として提出することで、クライアントや企業に自分のスキルを証明できます。

WEBデザインの制作を通じて、知識を深めたり技術力の向上につながったりしていきます。

もちろん、資格も自分の知識や技術を客観的に証明できる指標になるでしょう。

ですが、実際にどのような作品が作れるのか、どのような技術レベルなのかは、資格だけでは伝わらない部分もあります。

WEBデザイナーとして働くためには資格はあくまでスキルアップの1つとしてとらえ、具体的な作品を制作していくことがより重要です。

WEBデザイナーは資格をうまく使って実践に活かそう

本記事では、WEBデザイナーが身につけるべきスキルや、スキルを学べるおすすめの資格を8選紹介しました。

WEBデザイナーの必須スキル
  • クライアントへのヒアリングスキル
  • ツールを操作するスキル
  • グラフィックデザインスキル
WEBデザイナーが身につけておくと良いスキル
  • コーディングスキル
  • マーケティングスキル
スキルを学ぶのにおすすめの資格8選
  1. ウェブデザイン技能検定
  2. Webデザイナー検定
  3. Webクリエイター能力認定試験
  4. HTML5プロフェッショナル認定試験
  5. Photoshop® クリエイター能力認定試験
  6. Illustrator®クリエイター能力認定試験
  7. アドビ認定プロフェッショナル
  8. 色彩検定

WEBデザイナーになるには、資格取得は必須ではありません。

資格がなくても働けるため、資格があったとしても必ずしも転職できるわけではないことは押さえておきましょう。

資格の有無よりも、実務スキルがどれだけあるかが重要視されます。

面接に進んだら、どれくらいのレベルの作品を作れるか示すのが大切ですよ。

資格取得のために学ぶことも、WEBデザイナーとしての自信に繋がりますが、実際にレベルの高い作品を作る練習をするのがおすすめです。

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当メディアを運営している日本デザインスクールは、これまで14364人WEBデザイナーの仕事についてお伝えする無料セミナーを開催してきました。

その中で気づいたのが、WEBデザイナーへの誤解がある方が多いということ。中には一度勉強に失敗してからセミナーに来て「先に知りたかった」という方もいらっしゃいます。

そのような方が増えないために、特に多かった15の誤解を1つの資料にまとめました。勉強を始めてから後悔しないよう、ぜひ受け取ってください。

※非常に人気の資料であり、今後有料化する可能性もあるのでお早めに手に取ってくださいね。

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