セルフマネジメントを学ぶならこれを読め！おすすめ本13選｜2023最新版

「いつも時間に追われて忙しい」
「自分に余裕がなくてついイライラしてしまう」
「予定を立ててもスケジュール通りに進まない」

仕事もプライベートももっとスムーズに予定を進めたいのに、なんだか思うようにいかないことってありませんか？

そのお悩みは、セルフマネジメントを学ぶことで解決できるかもしれません。

マネジメントと聞くとなんだか難しい印象を受けるかもしれませんが、何冊も本が出版されていて、誰でも気軽に学ぶことができますよ。

この記事では、セルフマネジメントを身につけるためのおすすめの本を目的別にご紹介します。

セルフマネジメントで何ができるの？

セルフマネジメントとは自己管理のこと。

自分の考えや感情、行動を把握してコントロールすることで、仕事や時間、心身の健康を最高の状態にする方法です。

ここでは、セルフマネジメントによってできるようになることを4つご紹介します。

自分で課題を見つけて解決できる

セルフマネジメントを身につけると、目標を達成したいときや、トラブルに見舞われたときでも、自分で課題を見つけて解決できるようになります。

必要なことは何か、何をどうやるのか、優先順位はどうかなどを自分で判断し、行動できるのです。

タイムマネジメントができる

限られた時間の中で課題を解決しなければならない場面はよくあります。

セルフマネジメントを学ぶと、時間を上手に使って、少ない時間で大きな成果を出せるようになれますよ。

アンガーマネジメントができる

ついカッとなって怒ってしまい、その後自己嫌悪に陥ったという経験はないでしょうか？

セルフマネジメントは、感情のコントロールにも役立ちます。

怒りの感情に振り回されることなく、自分の精神を安定させることができるようになりますよ。

メンタルケアができる

人の精神状態は、周りの環境や自分の感情に影響を受けやすく、とても変わりやすいものです。

セルフマネジメントでは、マイナス思考やマイナス感情に捉われないように対処する方法も学べます。

自分をネガティブな状態から解放することもできるようになります。

セルフマネジメントのおすすめ本13選

セルフマネジメントは、自分を知り、目標を達成できる自分になるためにとても効果的です。

この記事では、13冊のセルフマネジメントの本をご紹介します。

まずは自分を知ろう｜おすすめ本3選

セルフマネジメントをするには、まず自分を知ることが大切です。

自分を知れば自分が本当に求めているものが見えてきます。

『自分をサクサク動かすセルフマネジメント』

人は基本的に怠け者であるということを前提に書かれた本です。

前半は、怠け者である人間がどうすれば動くのかについて焦点を当てています。

後半は、「心」についてのセルフマネジメントです。

心を安定させ、どんなときも自分らしくいられるようになるための方法が解説されています。

自分は怠け者だなと感じたことがある方におすすめの一冊です。

『ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室』

「他者をマネジメントするためには、まず自分自身をマネジメントすることだ」という、ピーター・F・ドラッカー氏の言葉がこの本の中で要所要所に出てきます。

著者のジェレミー・ハンター氏がドラッカー・スクールで教えている実際の講義の内容の一部が書かれている本です。

自分を認めて受け入れ、本当に自分が望んでいることは何なのかに気づけるようになっていく本です。

リラックス状態をつくるエクササイズなども載っているので、試してみてくださいね。

『セルフコントロール交流分析の実際』

自分の特徴や傾向を知り、心のバランスを取りながらなりたい自分になり、自分も他人も認めて今を生きましょうという本です。

人には子供の部分、大人の部分、良心的な部分があり、それらがバランスをとって存在しています。

1つの特徴しかないという人はいません。

この3つの特徴のうち、自分はどの部分が多いのかや、自分がどういう言動をとりがちなのかがわかると、上手くいかない部分は意識して改善し、良いところは伸ばすことができます。

自分も他人も認められる状態を目指すための本です。

自分の感情と上手につき合える｜おすすめ本4選

人間は感情を持つ生き物です。

どの感情も等しく重要で優劣はありません。

ただ、怒りのエネルギーは強力なので、そのまま人にぶつけてしまうと相手も自分も傷つけてしまいます。

ここでは、自分の感情と上手につき合うためのおすすめの本を4冊ご紹介します。

『今年こそイライラしない！怒りのセルフコントロール術』

NHKのEテレで放送された、怒りのコントロールの番組8回分のテキストです。

怒りに振り回されないように、怒りをコントロールする技術を学びましょうという内容が書かれています。

例えば、こんな内容です。

• カッとなったら6秒数えながら深呼吸をする
• 怒りの内容に点数をつけてみる
• イライラしたらメモをとる
• ”べき”をゆるめる

文字も大きめでイラストも多く、とても読みやすいです。

具体的なトレーニング方法が載っているので実践しやすいですよ。

8回の章を通して、衝動、思考、行動のコントロールが学べます。

『理想の自分をつくるセルフトーク・マネジメント入門』

セルフトークとは、心の中に生まれる言葉のことです。

（雨が降ってきた。出かけるの面倒だな）
（今日の部長、機嫌が悪そう。なんだか話しかけづらいな。）

このように、私たちは普段、心の中で言葉をつぶやいています。

セルフトークにはポジティブなものとネガティブなものがあり、ネガティブなセルフトークが怒りの感情と結びつくと、人を怒鳴りつけてしまったり、激しく攻撃したりする要因になるのです。

自然に発生するネガティブなセルフトークを、自分で意識して問いかけるセルフトークでコントロールして、理性で対応できるようにする方法が解説されています。

『30分でできる怒りのセルフコントロール』

この本に書かれていることを1日わずか30分取り組むことで、怒りをコントロールする方法を見つけられるという内容です。

各項目にエクササイズがあり、自分に当てはめて考える課題が載っています。

怒りの要因として、とても身近で具体的な例をあげてくれているので、自分がどんなときに怒りを覚えるのかとても想像しやすいです。

この本は、怒りをなくすことが目的ではなく、怒りがあってもその取り扱い方を学んで、今よりも楽に生きましょうということを伝えています。

また全部で26の章があり、「問題を見つける」「目標を立てる」「怒りに対処する」という大きく3つのパートに分かれています。

このエクササイズをやると、丁寧に自分と向き合うことになるので、自分に合った怒りのセルフコントロールの方法を見つけることができるでしょう。

『30分でできる不安のセルフコントロール』

『30分でできる怒りのセルフコントロール』と同じように、1日30分ずつ取り組むことで不安への対処方法が学べます。

こちらもエクササイズがあり全部で28項目なので、毎日やると1か月くらいで一通り読み終わります。

書かれている内容は不安とは何か、不安とのつき合い方、認知行動療法、睡眠など幅広いです。

また、不安がエスカレートすると睡眠にも影響が出るため、眠れないという悩みを抱えている人もいるでしょう。

この本では、不眠とその解決方法についても解説があるので、不眠に悩んでいる方はぜひ読んでみてくださいね。

目標を達成できる自分に｜おすすめ本3選

目標を達成するために毎日やることを決めても長続きせず、三日坊主で終わってしまったことはありませんか？

続かないのはあなたがダメなのではなく、目標達成のコツを知らないだけかもしれません。

ここからは、目標を達成できる自分になるためのおすすめの本をご紹介します。

『やってのける』

題名を見ると、気合を入れて何がなんでも目標を達成するぞというような印象を受けますが、内容は全く違います。

自分のタイプを知り、無意識の力を活用して、自分がやる気になるような方法を解説しています。

例えば次のようなタイプがあります。

• テストで良い点をとる、難しい資格試験に合格するなど、結果がわかりやすく人に評価されやすいことに対してやる気が出る証明型。
• 技術や知識を身につけて、自分ができることを増やしたり能力をアップしたりすることでやる気が出る習得型。

自分がどういうタイプなのか、モチベーションが上がるパターンは何かを知ることで、自然と目標に向かって動き出せるようになるのです。

また、無意識のスイッチが入るように、合図になる物を自分の行動範囲に置くと、それを見たときに自然に行動し始めるという効果があるそうですよ。

診断テストがいくつかありますので、自分がどのタイプか確認してみてくださいね。

『短期間で〝よい習慣〟が身につき、人生が思い通りになる！超習慣術』

目標を達成するために必要なことを習慣化してしまえば目標を達成できるという内容です。

「習慣にするって意志が強い人じゃないとできないのでは？」と思うかもしれませんが、習慣化に必要なのは意志の力ではなくテクニックとのこと。

自分が楽に続けられるように、無理なくできることから習慣化していくことがポイントです。

習慣化が苦手という方はぜひ、この本を読んで習慣化マスターを目指しましょう。

『人生を変える行動科学セルフマネジメント〜自分を変化させるたったひとつの方法〜』

大きな目標は小さくて具体的な行動を積み重ねていくことで達成できます。

その仕組みを作るのが行動科学マネジメントです。

弱くて不確かな意志に頼るのではなく、目に見える行動を習慣化することで目標を達成します。

行動科学マネジメントは難しい本が多いのですが、この本では実際に起こりそうな例をあげて説明してくれているので、とてもわかりやすいです。

短時間でも小さな行動を習慣にしてしまえば、あなたの人生は変わっていきますよ。

仕事に活かせる｜おすすめ本3選

職場では仕事や人間関係の悩みはつきものです。

仕事仲間とは良い関係を築きたいし、いきいきと仕事をしたいですよね。

最後に、セルフマネジメントからは少しだけ脱線してしまうかもしれませんが、仕事に関連するマネジメントのおすすめ本をご紹介します。

マネジメント全般の本ですが、セルフマネジメントにも活かせるヒントがたくさん載っていますよ。

『ザ・ビジョン　進むべき道は見えているか』

ビジョンは、組織だけでなく個人にも必要です。

ビジョンがないと、「自分の進むべき道」がわからなくなるからです。

この本には、「ビジョンを生み出すには何が必要か」が書かれています。

組織のビジョンについての本ではありますが、ストーリー仕立てになっていてすごく読みやすい一冊です。

自分の人生の進むべき道を明確にしたいと思う人はぜひ読んでみてくださいね。

『最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと』

この本は二部構成になっていて、第1部は組織の成功について、第2部は個人の成功について書かれています。

「職場で毎日もっとも得意なことをする機会がある」と答える人は20％とのこと。

この20％に当てはまる人を成功者と考え、数人の成功者の例をあげて共通点を探していきます。

最高のリーダーやマネジャーが成功するためにいつも考えていることは何なのか？

実際にあった例を元に解説されている部分もあるので、リアルな想像をしながら読み進められますよ。

『マネジメントはがんばらないほどうまくいく
うつうつ部下をいきいき部下に変える世界一シンプルな方法 』

産業医の視点から見たメンタルのマネジメントについて書かれた本です。

真面目な上司ほど部下を心配し、うまくいかないことはなんでも自分に責任があるのではないかと悩んでしまうもの。

この本では「部下の心は理解できなくていい」と述べています。

まずは上司自身が健康でいきいき仕事ができていることが大切です。

いつも部下のことが心配で悩んでいる方におすすめの本です。

まとめ

ひとことでセルフマネジメントと言っても、いろいろなタイプの本があります。

自分を知る、目標を達成する、感情をコントロールする、人とどのように関わるなど。

それだけ、悩んでいる人が多いということでしょう。

この記事で紹介した本には、セルフマネジメントのいろいろなポイントがありましたね。

• 自分のタイプを知って、その特徴を活かす。
• 無理をしない。
• ありのままの自分を認める。
• 意志の力ではなく無意識の力を活用する。
• 小さな具体的な行動を積み重ねて目標を達成する。

あなたに合いそうな本はありましたか？

セルフマネジメントが目指しているのは、なりたい自分になるということです。

もし気になる本があればぜひ手に取って、理想の自分に1歩でも近づいてくださいね。