「WEBライターになりたいけど、どこから手をつければいいのかわからない…」
「本当に独学でWEBライターになれるの?」
そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
私も、かつては同じような不安を抱えていました。
全くの未経験から独学でWEBライティングの世界に飛び込んだ私ですが、今ではフリーランスWEBライターとして活動できています。
WEBライターは、自分に合った勉強法とやる気さえあれば、誰でも目指せる職業です。
本記事では、独学でWEBライターになるための具体的なステップや、私が実践して効果があった勉強法を詳しく解説していきます。
- 独学でWEBライターを目指す人におすすめの勉強法(実践編と基礎編)
- WEBライターが独学で身につけておいた方が良い5つのスキル
- 実際にWEBライターになるまでに行った独学のステップ
- 独学でもWEBライティングを上達させる4つのコツ
- 【Q&A】よくある質問
「独学でWEBライターになりたいけど、自分にもできるのか不安」と感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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WEBライターが独学で身につけるべきスキル
高単価な案件を獲得し、クライアントから信頼されるWEBライターになるためには、クライアントの要望を正確に捉え、それを読者の心に響く魅力的な言葉で表現できる能力が不可欠です。
そのためには、以下のような基礎的なスキルを身につける必要があります。
- わかりやすい文章を書くスキル
- SEOを意識して記事を書くスキル
- 必要な情報を集めるリサーチスキル
- WordPressを使って入稿するスキル
- チャット上でのコミュニケーションスキル
これらのスキルは、独学でも習得することが可能です。
ご紹介する内容を参考にしながら、多くの案件を獲得できるWEBライターを目指しましょう。
わかりやすい文章を書くスキル
WEBライターとして最も重要なのは、読者にわかりやすく情報を伝えることです。
どんなに素晴らしい情報であっても、読者に伝わらなければ意味がありません。
例えば、以下の文章を比べてみてください。
文例(ある商品を紹介する場合) | チェックポイント | |
良い文章 | 〇〇(商品名)は、高い耐久性と操作性の両方を兼ね備えています。 初心者の方でも簡単に操作できるため、幅広い層のお客様にご利用いただけます。 | ・具体的で読者にイメージが伝わりやすい ・文章を2つに分けて、一文を短く簡潔にしている ・分かりやすい言葉を選んでいる ・ターゲット層が分かりやすい |
悪い文章 | 〇〇(商品名)は、多くの人に支持されており、非常に優れた機能を持っていて、誰にでもおすすめできます。 | ・一文が長く、何を言いたいのか分かりにくい ・抽象的な表現が多く、具体性に欠けている ・誰に向けてアピールしたいのか分かりにくい |
文例(ある商品を紹介する場合) | チェックポイント | |
良い文章 | 〇〇(商品名)は、高い耐久性と操作性の両方を兼ね備えています。 初心者の方でも簡単に操作できるため、幅広い層のお客様にご利用いただけます。 | ・具体的で読者にイメージが伝わりやすい ・文章を2つに分けて、一文を短く簡潔にしている ・分かりやすい言葉を選んでいる ・ターゲット層が分かりやすい |
悪い文章 | 〇〇(商品名)は、多くの人に支持されており、非常に優れた機能を持っていて、誰にでもおすすめできます。 | ・一文が長く、何を言いたいのか分かりにくい ・抽象的な表現が多く、具体性に欠けている ・誰に向けてアピールしたいのか分かりにくい |
上記の例からも分かるように、WEBライターには、具体的な情報を提供し、読者がイメージしやすい文章を書くスキルが求められます。以下のようなポイントを意識して書くことができれば、WEBライターに必要な文章力が格段にアップしますよ。
- 最初に結論から書く
- 読者の目線に立って書く
- 1文を短く、簡潔にまとめる
- 適度に段落分ける
- 難しい言葉や専門的な用語は使わない
- 具体的な数字や事例を用いる
「語彙力がないとWEBライターになれない」と思っている人は多いですが、実際はそんなことはありません。
難しい言葉を羅列するライターよりも、子どもでも読める文章を書くライターの方がクライアントからは重宝されるものです。
WEBライターが文章力を上げるコツについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
SEOを意識して記事を書くスキル
稼げるWEBライターになるためには、SEO(Search Engine Optimizationの略で、検索エンジンで上位に表示させるための施策のこと)の知識も欠かせません。
記事が上位表示されることで、より多くの人に記事を見てもらえます。記事を見てもらえる=サイトへ集客できるということなので、SEOの知識があるWEBライターは多くのクライアントに重宝されやすいのです。
初心者のうちから細かなテクニックを学ぶ必要はありません。ただ、SEOを意識した記事の型は身につけておくようにしましょう。SEOについてより詳しく知りたい方は以下の記事がおすすめです。
必要な情報を集めるリサーチスキル
WEBライターには、リサーチスキルが欠かせません。WEB記事の役割として「読者が知りたいことを代わりに調べること」があるからです。
私自身、記事を執筆する時には、徹底的にリサーチを行います。自分の知っている情報だけで記事を書くと、読者が本当に求めている情報を提供できないですし、正しくない情報を伝えてしまいます。
ただ、読者にとって有益な情報をリサーチするのは、思いのほか難しいものです。以下のポイントを意識しながら何回も練習するようにしましょう。
- 読者はどのような情報を求めているのか
- ターゲット層や、伝えたいことは何か
- 信頼性のある情報か
- 専門用語の意味や業界の動向などの情報を客観的な視点から整理する
- 他の記事と差別化するために、独自の視点や新しい情報を提供する
WEBライターのリサーチ術を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
WordPressを使って入稿するスキル
WEBライターとして活躍するためには、WordPress(記事の作成や更新を効率化するためのコンテンツ管理システムの一種)を使って記事を投稿するスキルが求められます。
記事の執筆だけでなく、WordPressへの投稿までを依頼される案件も少なくないからです。習得することで、より多くの案件を獲得できる可能性が広がります。
基本操作程度であれば、独学でも習得が可能です。
私も最初はWordPressの操作に慣れていませんでしたが、クライアントの指示を受けながら何度も入稿作業を繰り返すことで、自然と操作方法が身につきました。+αのスキルとして、習得も視野に入れておきましょう。
チャット上でのコミュニケーションスキル
WEBライターは基本的に在宅ワークが可能なので、クライアントとチャットツールを使ってやり取りすることが多いです。
円滑なコミュニケーションができるかどうかは、仕事の進行やクライアントとの信頼関係にも大きく影響します。
私自身、複数のクライアントとのやり取りを効率的に行うために、チャットツールを有効活用しています。
チャットツールを使えば、リアルタイムで質問に答えたり、進捗状況を共有することが可能です。これにより、ミスを防ぎ、クライアントとの信頼関係を築くことにつながります。
基本的には、クライアント側からチャットツールが指定されるため、案件を掛け持ちする場合は異なるチャットツールを同時に使用することになります。
基本操作を覚えることはもちろんのこと、クライアントごとの連絡手段を把握し、迅速に対応することが重要です。
丁寧なチャットのやり取りは、リピート依頼につながることも少なくありません。
独学でWEBライターを目指す人におすすめ!7つの勉強法
ここからは、私自身の経験を元に、未経験からWEBライターになるための効果的な勉強法を、「実際に私が実践した方法」と「一般的におすすめの方法」に分けてご紹介します。
WEBライターの仕事に興味はあるけれど、「スクールに通う時間がない」「あまり費用をかけたくない」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
独学でWEBライターになった私が本気でおすすめする実践的な勉強法3選
WEBライターとして成功するためには、机上の勉強だけでなく、実践を通してスキルを磨くことが大切です。ここでは、私が実際に独学する上で効果があった実践的な勉強法をご紹介します。
- 案件を受注して実践から学ぶ
- 他のWEBライターの記事を参考にする
- サイトを開設してブログを書く
「いきなり実践なんて…」と躊躇する人もいるかもしれませんが、実践を通して学ぶことは、成長スピードを加速させる近道です。未経験からでも始めやすい方法を詳しく解説していきますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
案件を受注して実践から学ぶ|学びながら収入も得られる
最も効果的な学習方法は、案件を受注して、執筆しながら学ぶことです。実際の案件に挑戦することで、テキストからは学びきれない実践的なスキルを習得できます。
- 文章の構成
- 読者ニーズの把握
- 読みやすい文章の書き方
- SEOの基本
また、実務案件を通して、納期やコミュニケーションといったWEBライターとして働く上で必要なスキルも身につきます。最初はクラウドソーシングサイトなどを活用しながら、簡単な記事作成から始めてみましょう。
私も、WEBライターを始めた頃は、クラウドソーシングサイトで単価500円程度の初心者向け案件を中心に受注していました。
最初は思うようにいきませんでしたが、「文章を作成する」「クライアントからフィードバックをもらう」ことを繰り返すことで、自然と実務的なスキルが身につきました。
案件を受注して学ぶメリット・デメリット
メリット |
・収入を得ながらスキルアップできる ・モチベーションを維持しやすい ・完成した記事はポートフォリオとして活用できる |
デメリット |
・最初は稼働時間と収入が見合わないことが多い ・慣れるまでは修正対応に追われる ・思うように執筆できず、挫折してしまう人もいる |
他のWEBライターの記事を参考にする|多様な書き方を学べる
他のWEBライターが書いた記事を読むことは、自分のスキルの向上にも繋がります。
文章構成や表現方法、SEO対策などを実際目にすることで、今どのような文章が求められているのか、具体的な例を通じて理解できるからです。
実際に私も、同じテーマで書かれた複数の記事を比較しながら、以下のことを学びました。
- 読者に響く文章やタイトルの付け方
- 情報の整理方法
- 構成の作り方
特に、SEOに強いライターの記事は参考になるので、検索上位の記事は押さえておくと良いでしょう。読者にとって分かりやすい文章を書くためには、多様な視点を取り入れることが重要です。
他のライターの成功例を研究することで、自分のライティングスタイルを確立するヒントが得られます。
自分が書きたいジャンルで活躍しているライターの記事を参考にすると、より具体的なイメージが掴めるでしょう。
他のWEBライターの記事から学ぶメリット・デメリット
メリット |
・さまざまな書き方やスタイルを学べる ・自分の文章との比較ができる ・文章力が向上する |
デメリット |
・自分の文章力や表現力との違いに落ち込むこともある ・参考にしすぎてコピペにならないよう注意が必要 |
サイトを開設してブログを書く|実践を通してスキルアップ
ブログを開設することは、学んだ知識をアウトプットするのに非常に効果的な方法です。
私も、練習を兼ねてWordPressでブログを開設し、自分の考えを発信する練習をしました。
そこで感じたのは、「依頼を受けて書く記事」と「自分の発信したいことを書く記事」では、求められるスキルが大きく異なるということです。
依頼される記事の場合、クライアントがある程度ターゲット層やキーワードを絞ってくれますが、ブログでは全ての決定権が自分にあります。
最初の頃は手探り状態でしたが、実際に自分のブログが検索エンジンでどのように評価されるかを確認することで、SEOの理解が深まり、クライアントの期待に応える記事を書けるようになりました。
また、ブログで発信していた内容がきっかけとなり、新しい仕事の依頼をいただいたこともあります。
「いきなりWordPressの開設はハードルが高い」と感じる方は、アメーバブログやnoteなどの無料ブログサービスを利用し、自分の興味のあることや得意なことをテーマに書いてみましょう。
最初は完璧を求めすぎず、とにかく書き続けることが大切です。
ブログを開設するメリット・デメリット
メリット |
・継続的に文章を書く習慣が身につく ・SEOの知識が身につく ・自己表現力や発信力を高めることができる ・ポートフォリオとしても活用できる ・読者がつけば収益化にも繋がる |
デメリット |
・継続できず、挫折してしまう人も多い ・読者から心ないコメントを受け取ることもある |
WEBライターがブログを始める方法については、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
一般的におすすめされている他の独学勉強法4選
WEBライターになるためには、実践的なスキルに加えて、基礎知識を固めるための勉強法も重要です。
ここでは、WEBライターとして知っておくべき4つの学習方法をご紹介します。
- 本で学ぶ
- 無料のWEBサービスや動画で学ぶ
- WEBライティングのセミナーに参加する
- ライティングに関する資格を取得する
それぞれのメリットを理解し、自分に合った方法で独学しましょう。
本で学ぶ|基礎知識を固める
WEBライティングの基礎を学ぶには、本がおすすめです。
本を読むことで、WEBライティングの全体像を把握し、文章の書き方や構成の仕方、SEO対策などを正しく身につけられるからです。
初心者向けの入門書から、より実践的な内容の本まで幅広くラインナップされているため、自分のレベルに合わせたものを選びましょう。
初心者には、文章構成の基礎や読者の心を掴む文章術などを体系的に学べるものがおすすめです。
本で独学するメリット・デメリット
メリット |
・必要な知識を体系的に学べる ・自分のペースで学習できる ・通勤や通学の時間を有効活用できる |
デメリット |
・書籍代がかかる ・本だけでは実践的なスキルを身につけることは難しい |
以下の記事では、初心者WEBライターにおすすめの本をいくつかご紹介していますので、こちらもぜひ独学にお役立てください。
無料のWEBサービスや動画で学ぶ|気軽に学べる
現役のWEBライターが運営するブログや動画は、実践的なスキルを無料で学べる貴重な情報源です。
実践的なノウハウや最新のトレンドが紹介されていることが多く、お金をかけず気軽に学ぶことができるため、私もよく活用しています。
無料で気軽に学べるので、まずは色々な方のブログや動画を見て、自分に合うスタイルを探してみましょう。
▼無料のWEBサービスや動画を活用するメリット・デメリット
メリット |
・無料で学べる ・視覚的に分かりやすく内容を理解できる ・通勤や通学の時間を有効活用できる |
デメリット |
・間違った情報が発信されていることもある |
WEBライティングのセミナーに参加する|情報収集に最適
現役WEBライター主催のセミナーもおすすめです。
業界の第一線で活躍するWEBライターから最新のトレンドやスキルアップのためのヒントを得られるからです。
他の参加者と情報交換する機会もあるため、モチベーションの維持という観点でも非常に有効でしょう。
SNSやスクールの無料相談などを活用しながら、興味のあるセミナーを探してみてください。
WEBライティングのセミナーに参加するメリット・デメリット
メリット |
・現役WEBライターから直接学べる ・他の参加者と交流できる ・独学へのモチベーション維持にも繋がる ・無料で参加できるセミナーも多い |
デメリット |
・セミナーによっては会場に足を運ぶ必要がある ・お金をかけて参加しても、欲しい情報が得られないこともある |
ライティングに関する資格を取得する|自信につながる
ライティングに関する資格を取得するのも1つの勉強法です。WEBライターとして仕事をする上で、資格は必要ありませんが、資格の勉強は独学のモチベーション維持にも役立ちます。
特に以下の資格試験では、WEBライティングに必要な知識が体系的に出題されるため、「何から勉強すれば良いのか分からない」という方にもおすすめです。
- Webライティング能力検定
- Webライティング技能検定
- Webリテラシー検定
WEBライティング関連の資格を取得するメリット・デメリット
メリット |
・WEBライターとして必要な知識を体系的に学習できる ・目標を持つことで、独学のモチベーション維持にもつながる ・資格を取得できればWEBライターとしての自信が持てる |
デメリット |
・テキスト代や受験費など、お金がかかる ・資格を取得しても実践的なスキルがなければ仕事には繋がらない |
以下の記事では、WEBライターにおすすめの資格について詳しく解説していますので、こちらも参考にしてみてください。
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私が独学でWEBライターになった6ステップ
ここからは、私が独学でWEBライターとして働き始めるまでに実践した方法を、6つのステップに分けてご紹介します。
独学でWEBライターになるまでのリアルな道のり6ステップ
行動 | 期間(目安) |
WEBライターの仕事について調べる | 数日~1週間程度 |
WEBライティングの知識をインプットする | 1か月~半年程度 |
クラウドソーシングで初心者向けの案件を受注する | 数か月~数年 |
クライアントの添削を活用する | 継続 |
ブログを作り、実践的な練習とポートフォリオを兼ねる | 継続 |
高単価案件や継続案件を受注する | 継続 |
ひとつずつ詳しく解説していきますので、未経験からWEBライターを目指している人は、ぜひ参考にしてみてください。
ステップ1:WEBライターの仕事について調べる
WEBライターを目指すのであれば、その仕事について具体的に知る必要があります。
独学を始める前に、インターネットや無料セミナーを利用して、以下のような情報を収集してみましょう。
- どのような仕事内容なのか
- 必要なスキルが独学でも身につけられるのか
- どのくらいの収入が期待できるのか、案件単価はどのくらいか
- 仕事する上で必要なものは何なのか
- 自分に合った働き方ができるかどうか
- 自分でも執筆できるジャンルがあるか
これらの情報を集めることで、WEBライターの仕事のイメージを掴み、自分に合っているか判断することができます。
実際に活躍しているWEBライターのブログやSNSをチェックし、仕事内容や日々の活動を覗いてみましょう。
クラウドソーシングサイトなどを利用して、どのような案件があるのか確認してみるのもおすすめです。
ステップ2:WEBライティングの知識をインプットする
WEBライターへの理解が深まったら、必要な知識やスキルをインプットしましょう。
WEBライターとして活躍するためには、文章力はもちろん、SEOの知識やリサーチ力など、さまざまなスキルが必要です。
これらを独学で身につける場合には、自分に合った学習方法を見つける必要があります。
私の場合は主に、以下のものから必要な知識をインプットしました。
- 実際のWEB記事
- YouTube
- ブログやSNS
WEBライターとして活躍するには実践的な知識が必要です。そのためには、現役WEBライターが発信している情報が役立ちます。
基礎知識から固めたいという方は、本を活用するのもおすすめですよ。
ステップ3:クラウドソーシングで初心者向けの案件を受注する
知識をインプットしたら、実際に記事を書いてみましょう。私が最初に活用したのは、クラウドソーシングサイトでした。
クラウドソーシングサイトには、初心者向けの案件が数多くあります。まずは簡単な記事から始め、徐々に難易度の高い案件に挑戦していくのがおすすめです。
この段階の主な目的はスキルを磨くこと。実際に記事を作成することで、文章の組み立て方やクライアントの指示に応じた執筆ができるようになり、徐々に自信を持てるようになります。
私も、この段階で得た実績が後々の高単価案件の受注につながりました。
WEBライターにおすすめのクラウドソーシングサイトについては、以下の記事でも詳しく解説しています。こちらもぜひ、独学の参考にしてみてください。
ステップ4:クライアントの添削を活用する
クライアントからのフィードバックは、自分の課題を発見し、スキルアップするための貴重な機会です。
原則、記事を添削するのは経験豊富なWEBディレクターであるため、文章表現やSEOについて有益なアドバイスがもらえることが多いからです。
私自身、独学でWEBライターになり、7年以上仕事をしてきましたが、今でもクライアントからの指摘を参考にしながら実践的なスキルを磨いています。
私が独学でWEBライターとして成長できた理由のひとつは、フィードバックを素直に受け入れ、改善に努めたことだと感じています。
指摘されたミスに落ち込むのではなく、添削された内容を次の案件に活かせる人こそが、WEBライターとして成功できる人と言っても過言ではありません。
ステップ5:ブログを作り、実践的な練習とポートフォリオを兼ねる
独学で実践的なスキルを身につけたい人は、インプットした知識をアウトプットする場として、ブログの運営も効果的です。
私は、子育てブログを運営しながらSEOについて実践的に学び、検索エンジンで上位表示されるコツなどを習得しました。
特定のキーワードで検索すると私のブログが1位表示されるようになり、この実績がその後の仕事獲得に大きく影響した経験があります。
さらに、ブログはポートフォリオページを作成できるという点も大きなメリットです。これまで書いた記事などを掲載して、自分の実績をアピールしましょう。
- ライターネーム
- これまでに書いてきた記事のURLやスクリーンショット
- 得意なジャンルやライティングに活かせそうな経歴
- 希望稼働時間
- 希望単価の目安
- 連絡先(メールアドレスやSNSなど)
ポートフォリオページにこのような内容を掲載することで、クライアントの目に留まり、依頼に繋がることも多いです。
詳しいポートフォリオの書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。こちらもぜひチェックしてみてください。
ステップ6:高単価案件や継続案件を受注する
実績を積み重ね、スキルアップすることで、高単価な案件や継続的な仕事を受注できるようになります。
私の場合は、ある程度の実績が積み上がった時点で、案件の検索条件を「初心者向け」から「経験〇年以上」に引き上げて、高単価案件に応募してみました。
ここまでくると、独学でWEBライターを目指す最終ステップとなるので、自分のスキルや実績を自信を持ってアピールすることが重要です。
クライアントに対して、「私はこれだけの成果を出してきました」と具体的に伝えることで、信頼性が高まり、高単価案件の獲得につながります。
また、継続案件は安定した収入源となるため、ライターとしてのキャリアを安定させるためにも積極的に取り組んでいきましょう。
クライアントとの信頼関係が築けているのであれば、過去にお世話になったクライアントに再度連絡を取り、ライティング案件を募集していないか確認してみるのも効果的ですよ。
WEBライティングが上達する4つのコツ
独学でWEBライターとして成功するには、継続的な努力と効果的な方法が必要です。
特に、効率よくスキルを磨くためには、ただ文章を書くこと以上に工夫が求められます。
ここでは、私が実践してきたWEBライティングが上達するための4つのコツを紹介します。
- とにかく記事を書く
- 上位記事を分析する
- 写経する
- 得意なジャンルから始める
この方法を実践することで、初心者でも短期間でライティング力を向上させることができます。
とにかく記事を書く
ライティングを上達させるコツはたくさんありますが、結局一番確実で効果があるのは「とにかく記事を書くこと」です。
書けば書くほど、文章は上達していきます。
最初のうちは5000文字の記事を書くのにも1週間かかることもありますが、慣れてくると2日〜3日で完成させられるようになってきますよ。
また、ブログで記事を書いてその記事の結果を分析すれば、何をすれば結果が出るかがわかってきますよ。
数百文字でもいいので、毎日記事を書くことを意識して過ごしましょう。
上位記事を分析する
文章は書けば書くほど上達しますが、ただ闇雲に書くだけでは成長のペースが遅くなってしまいます。
常に「どうすれば読者に読んでもらえる文章が書けるのか」を考え、試行錯誤しながら記事を書いていく必要があります。
そういった観点からいうと、検索上位の記事を読むのはとても大切です。
記事が上位にくるのは、記事の質が高いという証拠です。そのため、上位記事を分析すれば「質の高い記事とは何か」がわかります。
- なぜ、この記事は読みやすいのか
- どんな読者をターゲットにしているのか
- どんなタイトルをつけているのか
を自分なりに分析してみてください。
継続して分析を続けていれば、良い文章の特徴、記事の特徴がわかってきますよ。
写経する
上位記事を分析し、他のライターが書いた質の良い文章を見つけたら、それを丸ごと書き写す「写経」をしてみるのも効果的です。
書き写すことで、文章の構成や表現方法を自然と身につけることができます。
- 文章の構成や表現方法を学ぶ
- 語彙力や表現力を豊かにする
- 自分の文章との違いを発見する
独学でWEBライティングを学ぶ場合、上手なライターの文章を写経することで、自分の文章の幅が広がります。
特に、自分では思いつかないようなテンポの良い文章や、読み手を引き込むフレーズを学びたい時には、この方法が役立ちます。
1日に1記事ずつ写経を続けることで、文章のバリエーションを増やし、質の向上にもつながるでしょう。
得意なジャンルから始める
最初から全てのジャンルを完璧に書ける必要はありません。
まずは、自分の興味や知識があるジャンルから始めてみましょう。
好きなことや詳しい分野であれば、
- 少ない労力で質の高い記事が書ける
- 楽しく執筆を進められる
- モチベーションが維持しやすい
といったメリットがあります。
私も、WEBライターを始めた頃は、「子育て」や「料理」など、日常的に触れているジャンルからスタートしました。
その後、少しずつ興味の幅を広げ、さまざまなジャンルの記事を書くことができるようになりました。
得意なジャンルで実績を積み、ポートフォリオを充実させることで、クライアントからの信頼も得やすくなります。
WEBライティングには幅広いジャンルの案件があるため、あなたの小さな得意分野が、大きな強みになるかもしれません。
独学でWEBライターを目指す人からよくある質問
最後に、WEBライターを目指す方からよくある3つの質問に、私の経験を交えて回答していきます。
Q:文章を書くことが苦手でもWEBライターになれる?
文章を書くことが苦手な人でも、WEBライターにはなれます。ただし、努力は必要です。
何度もお伝えしているように、WEBライターにとって大切なのは、「文章を書くこと」よりも「読者に伝えること」。
そしてそれは、独学でも十分に身につくスキルです。
最初は「文章を書くのが苦手…」と感じていても、実践を重ねる中で自然と「求められる文章」が書けるようになり、WEBライターとして稼げるようになった人がたくさんいます。
例えば、日記やブログを始めてみたり、本や他のライターが書いた記事を読むことを習慣付けるだけでも、文章への苦手意識が薄れていくものです。
クライアントからのフィードバックを受けて、改善点をすぐに反映することも効果的ですね。
私も、WEBライターを始めた当初は修正が多くて苦労しましたが、それが今のスキル向上につながっていると感じています。
文章力はあるに越したことはありませんが、WEBライターになるためのスキルは後からでも十分に身につくものなので、「苦手」というだけで諦める必要はないでしょう。
Q:WEBライターに向いている人はどんな人?
WEBライターの向き・不向きに明確な基準はなく、誰にでもチャンスがある職業です。
しかし、一般的に以下のような特徴を持つ人は、比較的WEBライターに向いていると言えます。
- 文章を書くことが好きな人
- 締め切りを守れる人
- リサーチが得意な人
- 学習意欲がある人
- 好奇心が旺盛な人
文章を書くことに楽しさを見出せる人や、新しい知識を積極的に吸収できる人は、WEBライターとしての成長が早いでしょう。
また、WEBライターは自分でリサーチを行い、クライアントの要望に応える柔軟性が求められます。
そのため、以下のような特徴に当てはまる方には、WEBライターの仕事は難しいかもしれません。
- 文章を書くのが本当に嫌いな人
- 締め切りを守るのが苦手な人
- 指示通りに行動するのが苦手な人
Q:WEBライティングを独学する場合、勉強時間はどれくらいかかる?
独学でWEBライターを目指す場合、勉強にかけられる時間は個人差が大きいです。
- どれくらいの頻度で勉強するか
- どのくらいの量をこなすか
- どのような教材を使うか
によっても、学習スピードは大きく変わってきます。
私の場合は、子どもを寝かしつけた後に2時間ほどパソコンに向かう時間を設けて、実際に記事を書きながら学んでいきました。
最初は少しの時間でも構いません。大切なのは、継続して学ぶ姿勢です。
まずは簡単な案件から始めて、少しずつレベルアップしていくというスタンスで取り組みましょう。
まとめ
本記事では、独学でWEBライターを目指す方に向けた勉強法や、私自身の実体験を基にしたアドバイスをお伝えしました。
WEBライターとしてのキャリアは、時間をかけて少しずつ築き上げるものです。
難しい理論やテクニックにとらわれず、とにかく文章を書くことから始めてみましょう。
適切な方法で学習を進めれば、必ず道は開けます。最初は、自分の興味のあるテーマや得意な分野から始めるのがおすすめですよ。
【独学でWEBライターになるためのおすすめ勉強法】
- 案件を受注して実践から学ぶ
- 他のWEBライターの記事を参考にする
- サイトを開設してブログを書く
- 本で学ぶ
- 無料のWEBサービスや動画で学ぶ
- WEBライティングのセミナーに参加する
- ライティングに関する資格を取得する
- クラウドソーシングで初心者向けの案件を探す
- クライアントからのフィードバックを活用する
- 簡単な案件をこなしたらポートフォリオを作成する
- 高単価案件や継続案件を狙う
自分のペースで学び、成長できるのが独学WEBライターの魅力です。
今回ご紹介した勉強法を参考にしながら、皆さんもWEBライターとしての第一歩を踏み出してみてくださいね