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介護しながらできる仕事10選|仕事を辞めなくていい働き方を解説

介護しながらできる仕事10選|仕事を辞めなくていい働き方を解説

「親の介護が始まってから、今までの働き方ができなくなった」
「本当は仕事を辞めたくないけれど、限界かもしれない……」

このように、介護と仕事の両立に悩みを抱えている方は、少なくないのではないでしょうか。

自宅で親の介護をしながら働くとなると、一般的な会社勤めが難しくなることも少なくありません。

一方で、介護のために仕事を辞めてしまうと、将来のお金のことが不安になったり、社会とのつながりが薄れる場合もあるでしょう。

しかし、すべてを一人で抱え込む必要はありません。

現在は多様な働き方の登場により、介護と仕事を両立させやすくなっています。

これまで4,500人を超える方に、手に職系のスキルや人生が上手くいく考え方を教えてきた日本デザインが、介護をしながらでも仕事を続けたいと悩んでいる方へ向けて、両立しやすい職種と働き方をわかりやすくお伝えします。

この記事を、介護中の働き方を考える最初の一歩にしてもらえれば嬉しいです。

目次

親の介護をしながらの仕事が難しくなってしまう4つの理由

仕事と介護の両立が難しくなる大きな理由は、介護が自分の思い通りに進まないものだからです。

特に、次のような理由から負担を感じる方が少なくありません。

仕事と介護の両立が難しい理由
  • 残業ができない・休みが増える
  • 心身ともに疲れる
  • 介護がいつまで続くかわからない
  • 職場からの理解を得にくい

それぞれについて、詳しく解説します。

理由1:残業ができない・休みが増える

介護が始まると、これまでのように会社の都合を優先して働くことが、少しずつ難しくなっていきます。

例えば、デイサービスの送迎時間や親の体調の変化、通院の付き添いで、日中でも家族を優先せざるを得ないケースがあります。

職場の理解がない場合は、どうしても居心地が悪くなります。一方で理解があったとしても、休みや早退が重なると「周りに負担をかけていないかな」と気になってしまう人も多いでしょう。

そうした理由から、「今の働き方を続けるのは難しい」と感じやすくなります。

理由2:心身ともに疲れる

仕事と介護を同時にこなす毎日は、思っている以上に心と体に負担がかかります。

日中は仕事に集中し、帰宅後は食事や入浴、排泄の介助などが続くため、ゆっくり休める時間を確保することが難しくなるからです。

特に夜間の見守りやトラブルがあると、疲れが溜まりやすくなるでしょう。そうした状態が続くと、仕事に集中しづらくなったり、ストレスが溜まりやすくなったりすることもあります。

「自分のための時間がなかなか持てない」と感じることが、仕事と介護の両立をより大変にしてしまうのです。

理由3:介護がいつまで続くかわからない

介護が仕事に影響しやすい理由のひとつに、先行きの見えなさによる心理的負担があります。

子育ては、子どもの成長とともに徐々に手が離れていくケースが多いです。一方、介護は状況がゆっくりと変化することが多く、気づけば長い年月が経っていることも少なくありません。

このように見通しが立ちにくいと、「この先、さらに手がかかるようになったらどうしよう」と不安になり、長期的なプロジェクトへの参加やキャリアアップを後回しにしてしまうこともあるでしょう。

しかし、仕事を辞めれば生活費や介護費用の負担が心配になる場合もあります。こうした不安が重なることで、仕事と介護の両立はより一層難しく感じられてしまうのです。

理由4:職場からの理解を得にくい

介護中は、急な早退や欠勤が増えることで、職場に対する申し訳なさや肩身の狭さを感じやすいです。

介護が始まると、通院の付き添いや急な体調変化への対応が増え、予定外の早退や欠勤も増えていきます。

1、2回であれば職場の理解も得られやすいものの、頻繁になると次第に「また休むのか」という空気が生まれてしまう可能性もあります。

このような心理的な負担が積み重なると、仕事へのモチベーションが下がるだけでなく、介護にも集中しづらくなってしまいます。

「休みづらい」というプレッシャーが、介護と仕事の両立をより一層難しくしていると言えるでしょう。

介護しながら働く人が増えている現状

介護をしながら働く人は、年々増加しています。

総務省「令和4年就業構造基本調査」によると、2022年時点で介護をしている人は628.8万人、そのうち仕事と介護を両立している有業者は364.6万人にのぼります。

5年前の2017年と比べると、有職介護者は18万人増加しており、介護と仕事を両立する人が着実に増えていることがわかります。

年齢別にみると、男女ともに50〜54歳で介護と仕事を両立している人の割合が最も増えており、職場で責任ある立場を任される世代が介護を担うケースが増えています。

一方で、介護を理由に離職する「介護離職」も年間約10.6万人にのぼり、そのうち約7割が女性です。仕事と介護の両立が難しいと感じる人が多い現状がうかがえます。

介護離職は本人のキャリアや収入に大きな影響を与えるだけでなく、社会全体の労働力不足にもつながる問題です。

だからこそ、介護をしながらでも無理なく働き続けられる仕事や働き方を知っておくことが、これからの時代にますます重要になっています。

出典:総務省統計局「令和4年就業構造基本調査 結果の要約及び概要」

親の介護をしながら仕事を続けておきたい理由

介護が始まって、「いったん仕事を辞めたほうがいいのでは」と感じるのは、ごく自然なことです。

しかし、すぐに退職を決めるのではなく、可能な範囲で仕事を続けることも大切です。

無理に今までと同じ働き方を続ける必要はありませんが、仕事を続けることそのものに大きな意味があります。

主な理由は、以下の4つです。

介護をしながら仕事を続けておきたい理由
  • 収入が途絶え、長期の介護が難しくなる
  • 再就職が難しくなる
  • 社会とのつながりを保てる
  • 介護サービスを利用しやすくなる

それぞれ詳しく解説します。

理由1:収入が途絶え、長期の介護が難しくなる

仕事を辞めると収入が途絶え、介護を長期間続けることが難しくなります。

介護にはデイサービスや訪問介護、ショートステイなど、さまざまなサービスの費用がかかります。

公的介護保険を利用しても、自己負担分は毎月発生します。

さらに、介護用品の購入や住宅のバリアフリー化など、想定外の出費が重なることも少なくありません。

収入がない状態では、貯金を取り崩しながら生活することになります。

公益財団法人・生命保険文化センターの調査によると、介護期間の平均は4年7か月とされています。

介護が長期化すると経済的な負担も大きくなり、仕事を辞めて収入が途絶えると、精神的な余裕まで失いやすくなります。

介護を長く続けるためにも、収入を確保しておくことはとても大切です。

出典:公益財団法人生活保険文化センター「リスクに備えるための生活設計」

理由2:再就職が難しくなる

再就職が難しくなる可能性があるのも、仕事を続けておいたほうが良い理由です。

介護と仕事を両立している人は50〜54歳が最も多く、再就職市場で年齢的なハードルを感じやすい年代でもあります。

介護期間の平均は4年7か月というデータもあり、介護後さらに年齢を重ねれば、選択肢はより限られてしまうでしょう。 

「介護が落ち着いたら働けばいい」と思っていても、いざ再就職しようとすると思うようにいかない場合も少なくありません。

キャリアを守るためにも、仕事を辞める前にまず働き方を変えることを検討してみましょう。

理由3:社会とのつながりを保てる

仕事を続けることは、社会とのつながりを保つことにつながります。

介護中心の生活が続くと、どうしても家の中で過ごす時間が増え、人と関わる機会が減りがちです。

孤独感やストレスが溜まりやすく、精神的な余裕がなくなることで、介護の質にも影響が出てしまうことがあります。

「今日は仕事があるから」という理由が、介護から一時的に離れるきっかけにもなり、気分転換にもなるでしょう。

無理に今までと同じ働き方を続ける必要はありません。

在宅や短時間など、自分に合った形で仕事を続けることが、長期的に介護と向き合うための心の余裕につながります。

理由4:介護サービスを利用しやすくなる

仕事を続けることで、介護サービスや給付制度を活用しやすくなります。

デイサービスや訪問介護などの介護サービスは、要介護認定を受ければ就労状況に関わらず誰でも利用できます。

ただし費用は自己負担が発生するため、収入がある状態の方が継続的に活用しやすくなります。

また、雇用保険に加入して働いている方は、介護休業給付金の対象になる場合があります。

介護休業給付金は、介護のために休業した場合に休業開始時の賃金の67%が支給される制度です。

仕事を辞めてしまうと、この給付金を受け取る資格を失ってしまいます。

介護サービスをうまく活用することで、自分一人で抱え込む負担を減らし、仕事との両立もしやすくなるでしょう。

出典:厚生労働省「介護保険制度の概要」
   厚生労働省「Q&A~介護休業給付~」 

親の介護をしながらできる仕事の4つの特徴

介護と仕事を無理なく続けるためには、仕事選びの視点がとても大切です。

これまでの働き方にこだわらず、介護のある生活に合った仕事を選ぶことで、負担を減らしやすくなります。

特におすすめなのは、次のような働き方ができる仕事です。

親の介護をしながらできる仕事の特徴
  • 時間の融通が利きやすい
  • 在宅で行える
  • 業務上の関係者が少ない
  • 短時間でも収入につながりやすい

求人や案件を探す際に見るべきポイントも踏まえつつ、解説しますね。

特徴1:時間の融通が利きやすい

介護をしながら働く場合、時間の自由度はとても重要です。

親の体調や通院予定によって、予定が変わることは珍しくありません。そのため、自分でスケジュールを調整できる仕事のほうが続けやすくなります。

働き方別に、求人や案件を探す際に確認しておきたいポイントをまとめました。

働き方時間の融通が利きやすい条件
正社員・フレックスタイム制(※1)
・希望シフト制
派遣社員・希望シフト制
パートタイム・1~2週間おきのシフト希望提出
フリーランス・稼働時間自由
・打ち合わせがない/少ない
働き方時間の融通が利きやすい条件
正社員・フレックスタイム制(※1)
・希望シフト制
派遣社員・希望シフト制
パートタイム・1~2週間おきのシフト希望提出
フリーランス・稼働時間自由
・打ち合わせがない/少ない

※フレックス制度:定められた労働時間を満たせば、始業・終業時間を自分で調整できる

上記の条件で働ける仕事や案件であれば、介護と両立しやすいです。

特徴2:在宅で行える

在宅で働けることは、介護との両立を考えるうえで大きな助けになります。

通勤の必要がない分、その時間を介護や自分の休息にあてられます。

また、万が一のときにもすぐ対応しやすいでしょう。

在宅での働き方には、大きく分けて次の2種類があります。

働き方特徴
完全在宅(フルリモート)・オフィスへの通勤の必要が一切ない
・自宅やカフェなど、好きな場所で働ける
一部在宅・通勤と在宅を組み合わせて働く
・出社する曜日や日数は定められている場合が多い
働き方特徴
完全在宅(フルリモート)・オフィスへの通勤の必要が一切ない
・自宅やカフェなど、好きな場所で働ける
一部在宅・通勤と在宅を組み合わせて働く
・出社する曜日や日数は定められている場合が多い

できるだけ親のそばにいながら働きたい場合は、完全在宅のほうが安心して続けやすいでしょう。

一方で、デイサービスを利用している日や家族の協力が得られる日がある場合は、一部在宅という選択もあります。たまの出社が気分転換になり、仕事に集中しやすくなると感じる方もいます。
自分や家族の状況に合わせて、無理のない働き方を選ぶことが大切です。

在宅でも安定的な収入を得られる仕事や方法は、こちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください。

特徴3:業務上の関係者が少ない

仕事を両立しやすい仕事の特徴として、業務上の関係者が少ないことが挙げられます。

関係者が多い仕事の場合、急な休みや早退が発生したときに、複数の人への連絡や引き継ぎが必要になります。

その分、周囲への負担も大きくなりやすく、休みを取ること自体にストレスを感じてしまいがちです。

業務上の関係者が少ない仕事を選ぶ際のチェックポイントは以下のとおりです。

求人や案件のチェックポイント
  • 担当クライアントが少数に限られている
  • チームではなく個人で完結する業務が中心
  • 急な対応が発生しても代替が効きやすい環境

介護中は予期せぬ事態が起こりやすいだけに、業務上の関係者が少ない仕事を選ぶことで、心理的な負担を減らしながら働き続けることができます。

特徴4:短時間でも収入につながりやすい

介護と両立するには、長時間働くよりも、短い時間で効率よく働けることがポイントになります。

例えば、時給が低い仕事だと、どうしても長く働かないと十分な収入につながりません。結果として、時間や体力に余裕がなくなるでしょう。

そのため、次のような視点で仕事を探すことをおすすめします。

求人や案件のチェックポイント
  • これまで培ってきた専門的なスキルを活かせる
  • 経験やスキルに応じて報酬が上がりやすい
  • 作業時間よりも成果を重視してくれる

今は専門的なスキルがなくても、少しずつ身につけていくことで、将来的に安定して稼げるようになる場合もあります。

特にWEBデザインやプログラミングは、経験や実績が評価されやすく、短時間の稼働でも収入につながりやすいです。

短時間の稼働で収入を得られれば、働く時間を必要以上に増やす必要がありません。その分の時間を介護に充てられるため、心身に余裕を持って働き続けることができます。

親の介護をしながら仕事を両立しやすい働き方の選択肢

無理なく仕事を続けるためには、自分に合った働き方を選ぶことも大切です。

ここでは、介護と両立しやすい4つの働き方の選択肢を紹介します。

介護と両立しやすい働き方
  • 在宅の正社員
  • 派遣社員
  • パート・アルバイト
  • フリーランス

それぞれのメリットと注意点を解説します。

働き方1:在宅の正社員

在宅であれば親の介護をしながら正社員を続けやすいでしょう。

在宅の正社員がおすすめな人
  • 安定した収入と福利厚生を維持したい
  • 心身共に健康
  • 将来的なキャリアも考えておきたい

正社員のメリットは、社会保険や厚生年金などの保障が手厚いことです。介護には何かと出費がかさむため、安定した月給があることは大きな安心材料になります。

会社によっては、介護休業や介護両立支援制度などを利用できます。

これらは、介護を理由に離職することがないよう、労働者が介護と仕事を両立しやすい働き方を、事業主に求める制度です。

家族を介護する労働者(日雇い労働者を除く)は、主に次の2つの制度を利用できます。

介護休業<利用条件>
2週間以上の常時介護が必要な家族がいる場合に休業できる
<期間>
対象家族1人につき3回、通算93日まで
<介護の対象となる家族>
父母・配偶者・配偶者の父母・子・祖父母・兄弟姉妹・孫
<制度を利用できない労働者>
・継続雇用期間が1年未満
・申出の日から93日以内に雇用関係が終了することが明確
・1週間の所定労働日数が2日以下
介護休暇<利用条件>
2週間以上の常時介護が必要な家族がいる場合に休暇を取得できる
<期間>
・対象家族が1人:1年間につき最大5日
・対象家族が2人以上:1年間につき最大10日
<介護の対象となる家族>
要介護者の父母・配偶者・配偶者の父母・子・祖父母・兄弟姉妹・孫
<制度を利用できない労働者>
・継続雇用6カ月未満
・1週間の所定労働日数が2日以下
介護休業<利用条件>
2週間以上の常時介護が必要な家族がいる場合に休業できる
<期間>
対象家族1人につき3回、通算93日まで
<介護の対象となる家族>
父母・配偶者・配偶者の父母・子・祖父母・兄弟姉妹・孫
<制度を利用できない労働者>
・継続雇用期間が1年未満
・申出の日から93日以内に雇用関係が終了することが明確
・1週間の所定労働日数が2日以下
介護休暇<利用条件>
2週間以上の常時介護が必要な家族がいる場合に休暇を取得できる
<期間>
・対象家族が1人:1年間につき最大5日
・対象家族が2人以上:1年間につき最大10日
<介護の対象となる家族>
要介護者の父母・配偶者・配偶者の父母・子・祖父母・兄弟姉妹・孫
<制度を利用できない労働者>
・継続雇用6カ月未満
・1週間の所定労働日数が2日以下

参考:厚生労働省

働き方2:派遣社員

ある程度の収入と安定性は確保しつつも柔軟性の高い働き方をしたいという方には、派遣社員がおすすめです。

派遣社員がおすすめな人
  • いきなり長期前提で働くことに不安がある
  • まずは無理のない条件で仕事を再開したい
  • 安心できる保障は確保しておきたい

紹介予定派遣を利用すれば、職場の介護への理解度や現場の雰囲気を事前に確認したうえで、将来的に直接雇用へ切り替えるかどうかを判断できます。

いきなり正社員として入社する不安が少なく、ミスマッチを防ぎやすい点は大きなメリットです。

また、週20時間以上勤務していれば社会保険への加入義務があり、健康保険や厚生年金の対象となります。

国民健康保険と比べて保険料の自己負担が軽減されるほか、将来の年金にも反映されるため、長期的に見ると安心感のある働き方といえるでしょう。

働き方3:パート・アルバイト

生活リズムに合わせて働きやすいのが、パート・アルバイトです。

パート・アルバイトがおすすめな人
  • フルタイム勤務には負担を感じる
  • 介護の予定に合わせてシフトを調整したい
  • 給料よりも働きやすさを優先したい

パートやアルバイトはシフト制の職場が多く、週に数日だけ働く、午前中のみ勤務するといったように、生活リズムや介護の予定に合わせてスケジュールを調整しやすい働き方です。

また、自宅近くの職場を選べば通勤時間を最小限に抑えられ、親に急な体調変化や緊急事態が起きた場合でも、すぐに対応しやすくなります。

一方で、正社員や派遣と比べると時給が低くなりやすく、収入面では不安が残ることもあります。収入よりも、介護の都合や自分の時間を優先したい方に向いた働き方といえるでしょう。

働き方4:フリーランス

介護と仕事を高い自由度で両立できるのが、フリーランスという働き方です。

フリーランスがおすすめな人
  • 時間と場所に縛られずに働きたい
  • 短時間でもしっかりと稼いでいきたい
  • 努力をしてスキルを磨いていきたい

フリーランスは会社に雇われるのではなく、個人としてクライアントと契約して働きます。そのため、いつ・どこで・どのくらい働くかを自分で決められる点が大きな特徴です。

親の体調が優れない日は仕事量を減らしたり、思い切って休んだりと、介護の状況に合わせて柔軟に調整しやすい働き方といえます。

また、スキルや経験を積み、高単価の案件を受注できるようになれば、労働時間を抑えつつ安定した収入を得ることも可能です。通勤が不要な仕事も多く、介護にかかる時間を確保しやすい点もメリットでしょう。

一方で、未経験のうちは収入が不安定になりやすく、確定申告などの事務手続きを自分で行う必要があります。自己管理をしながら着実にスキルを高めていける人に向いた働き方です。

親の介護をしながらできる仕事10選

親の介護をしながらでも続けやすい8つの仕事を紹介します。

正社員からフリーランスまで、上記で紹介した4つの働き方、いずれも可能な仕事を選んでいます。

まずは仕事の特徴をまとめてみました。

仕事時間の自由さ在宅給料の良さ
WEBデザイナー
経験を積めば上がりやすい
WEBライター
経験を積めば上がりやすい
プログラマー
経理
昇給は見込みづらい
データ入力
単価は低め
SNS運用代行
投稿時間が決まっている場合がある

経験を積めば上がりやすい
インサイドセールス
日中が中心

結果を出せば上がりやすい
WEBマーケター
動画編集者
経験を積めば上がりやすい
イラストレーター
経験を積めば上がりやすい
スクロールできます
仕事時間の自由さ在宅給料の良さ
WEBデザイナー
経験を積めば上がりやすい
WEBライター
経験を積めば上がりやすい
プログラマー
経理
昇給は見込みづらい
データ入力
単価は低め
SNS運用代行
投稿時間が決まっている場合がある

経験を積めば上がりやすい
インサイドセールス
日中が中心

結果を出せば上がりやすい
WEBマーケター
動画編集者
経験を積めば上がりやすい
イラストレーター
経験を積めば上がりやすい

それぞれの仕事について、詳しく説明していきます。

仕事1:WEBデザイナー

WEBデザイナーは、WEBサイトのデザインやバナー、ロゴなどをデザインする仕事です。
おすすめポイント

おすすめポイント
  • 在宅やフレックスを導入している会社が多い
  • クオリティが上がれば収入に反映されやすい
  • フリーランスとしての独立を目指せる

WEBデザイナーは、業務の進め方や関わる工程を自分でコントロールしやすく、体調や家庭の状況に合わせて労働時間を調整しやすいです。

さらに、デザインスキルに加えて提案力や改善視点を身につけることで、クライアントからの信頼が高まり、継続依頼や高単価案件につながりやすくなります。

単に作るだけでなく価値提供ができるようになるほど、フリーランスなど働き方の選択肢も広がっていくでしょう。

成果物で評価されるため、専門性を高めれば安定した案件獲得や収入アップも期待できます。

WEBデザイナーの仕事内容については、こちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。

仕事2:WEBライター

WEBライターは、WEBサイトや、メールマガジンなどに掲載される記事を執筆する仕事です。
おすすめポイント

おすすめポイント
  • パソコン1台あれば始めやすい
  • 時間と場所の自由度が高い
  • キャリアアップの道が豊富にある

WEBライターの案件は、執筆から納品までをオンラインで完結できるものが多く、自宅で作業しやすい点が特徴です。

特別なツール操作を求められるケースは少なく、基礎的な文章力があれば未経験からでも挑戦しやすい仕事といえます。

納期を守ることは前提となりますが、作業する時間帯は自分で調整しやすいため、介護の予定や親の体調に合わせて働き方を組み立てやすい点も魅力です。

また、記事の質や専門性が評価されるため、経験を積むことで安定した収入を目指すことも可能。ライティング以外のスキルを身につけていけば、取材や編集、マーケティングなど、より収入の高い分野にも挑戦していけます。

WEBライターになるための方法は、こちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください。

仕事3:プログラマー

プログラマーは、システムやアプリ、WEBサービスなどを開発する仕事です。エンジニアとして設計から実装、改善までを担い、IT分野の中でも特に需要が高い職種のひとつです。

おすすめポイント
  • 時間と場所の自由度が高い
  • 高収入を目指しやすい
  • 働き方の選択肢が広い

プログラマーは、フルリモート・フルフレックスで働ける場合が多いです。さらに、業務によってはタスクを細かく分けやすく、短時間でも集中して進められる点が特徴。

介護の都合に合わせて作業時間を柔軟に調整しやすいという大きな強みがあります。

IT業界は現在、業界全体の成長と慢性的な人材不足を背景に、未経験からでも比較的高い収入を得られる可能性があります。

ただし、書籍やWeb情報による独学、あるいはスクールなどを活用して、事前に基礎的なスキルを身につけておいたほうが、仕事は見つかりやすくなります。

将来的には、フリーランスとして数か月単位の案件に参加し、効率よく収入を得ることも可能です。

学習の負荷は決して低くありませんが、長期的に介護と収入を両立したい方にとって、心強い職種といえるでしょう。

仕事4:経理

経理は、企業の財務状況や会計記録などを管理する業務です。簿記などの資格があると、なお働きやすく、日常の取り引きや決算書の作成を行うことができます。

おすすめポイント
  • 残業や休日稼働が発生しづらい
  • 在宅対応できる業務が増えている
  • 安定した収入を期待できる

経理業務は、月次・年次など一定のサイクルで仕事が発生するため、残業などの突発的な業務が少なく、介護の予定を立てやすい点が魅力です。

クラウド会計ソフトの普及により、仕訳入力や帳簿確認、決算補助などを自宅で完結できるケースも増えています。

また、基礎的なパソコンスキルがあれば、未経験でも挑戦しやすい点も特徴です。スキルによって収入が急激に上がることは多くありませんが、最初から平均よりやや高めの時給が設定されている案件や求人も多いことが特徴です。

仕事5:データ入力

データ入力は、指定された情報をシステムやExcelに入力する仕事です。

おすすめポイント
  • 専門スキルがなくても始めやすい
  • 未経験可なフリーランス案件が豊富
  • 精神的な負担が少ない

データ入力の仕事は、業務内容が比較的シンプルで、未経験可のフリーランス案件も多いです。

その分単価は高くありませんが、コミュニケーションや成果を強く求められる場面が少ないです。そのため、人によっては精神的な負担を感じにくいでしょう。

仕事6:SNS運用代行

SNS運用代行は、企業や店舗などのSNSアカウントを管理し、投稿作成やコメント対応、分析を行う仕事です。

おすすめポイント
  • スマホだけで対応することも可能
  • 隙間時間を活用しやすい
  • 高収入を目指しやすい

SNS運用は、まとまった作業時間を確保しにくい介護中の方でも続けやすい仕事です。

投稿の作成や確認作業はスマートフォンだけで完結するものも多く、自宅はもちろん、通院の付き添い中などの空き時間にも対応できます。

フリーランスの場合、始めたばかりのうちは1投稿あたり2,000円前後と比較的単価が低いこともありますが、経験を積む、あるいは自分でアカウントを立ち上げて成果を出せれば、1アカウントあたり月10万円以上の契約も目指せます。

ただし、投稿時間の管理や成果の記録などは、あらかじめ決められたタイミングで行う必要があるケースも多いため、その点には注意が必要です。

仕事7:インサイドセールス

インサイドセールスは、電話やメール、オンライン会議を通じて非対面で営業活動を行う仕事です。

おすすめポイント
  • 在宅で営業活動ができる
  • 未経験でも挑戦できる
  • 成果次第で収入アップを目指せる

インサイドセールスは、外出せずに営業します。

そのため移動時間が発生せず、介護に使える時間を確保しやすいです。

多くの案件では、トークスクリプトや対応マニュアルがあらかじめ用意されており、営業未経験の方でも挑戦しやすいでしょう。

成果報酬型やインセンティブ制度を取り入れている案件や求人も多く、短時間の稼働でも成果次第で収入アップを目指せる点は、介護と収入の両立を考える方にとって現実的な選択肢です。

仕事8:WEBマーケター

WEBマーケターは、WEBサイトや広告を通じて集客・売上を伸ばすための戦略を考え、改善を行う仕事です。

おすすめポイント
  • 時間と場所の自由度が高い
  • 評価基準が明確
  • 収入アップを目指しやすい

WEBマーケターは、打ち合わせ以外は稼働時間に縛られにくく、また、業務の多くはオンラインで完結できます。そのため、介護の合間や自分の生活リズムに合わせて調整しやすいでしょう。

また、アクセス数や売上への貢献度など、結果がはっきりと示されるため、勤務時間の長さよりも実力や成果が正当に評価されやすい職種です。

さらに、スキルや実績を積み重ねることで、収入アップを目指しやすい点も強みです。特にフリーランスの場合は、少ない案件数でも安定した収入を得られる可能性があります。

長期的にスキルを磨きながら、自分のペースで働き続けやすい仕事といえるでしょう。

仕事9:動画編集者

動画編集者は、撮影された映像素材をカット・加工し、テロップやBGMを加えて動画を仕上げる仕事です。

おすすめポイント
  • 納期を守れば作業時間を自由に調整できる
  • パソコン1台で在宅作業が完結する
  • 動画需要の拡大で案件が増えている

動画編集の仕事は、クライアントから素材を受け取り、納品までをオンラインで完結できるものがほとんどです。

作業する時間帯は自分で調整できるため、介護の予定や親の体調に合わせて働きやすい点が特徴です。

YouTubeやSNS動画の需要拡大により、企業や個人クリエイターからの案件は年々増えています。

未経験から始める場合は、まず無料・低価格の編集ソフトで基礎を身につけ、クラウドソーシングで実績を積んでいくのが一般的な流れです。

経験を重ねることで単価が上がりやすく、将来的にはフリーランスとして安定した収入を目指すことも可能です。

仕事10:イラストレーター

イラストレーターは、書籍やWEBサイト、SNSなどに使用するイラストを制作する仕事です。

おすすめポイント
  • 自宅で作業が完結する
  • 自分のペースで作業時間を調整できる
  • 得意なジャンルや画風を活かせる

イラストの制作はパソコンやタブレット1台で完結するため、通勤不要で在宅作業がしやすい点が特徴です。

納期を守ることが前提ですが、作業する時間帯は自分で調整できるため、介護の予定に合わせて柔軟に働くことができます。

案件の種類はキャラクターデザインやアイコン制作、LINEスタンプなど幅広く、自分の得意なジャンルや画風を活かして仕事を受注できます。

クラウドソーシングでは未経験可の案件も多く、実績を積みながらスキルを高めていくことが可能です。
ただし、始めたばかりのうちは単価が低くなりやすい傾向があります。

継続的にスキルを磨き、ポートフォリオを充実させることで、高単価の案件獲得を目指しましょう。

親の介護をしながら仕事を両立するコツ

仕事を選び直すのと同時に大切なのが、介護側の環境を整えることです。すべてを一人で背負い込み続けるのは、しんどいでしょう。

周囲のサポートを戦略的に取り入れ、自分の負担を軽減する仕組み作りが必要です。

ここでは、両立を成功させるために不可欠な3つのコツを紹介します。

介護と仕事を両立するコツ
  • 要介護認定を受けておく
  • 地域包括支援センターに相談する
  • 少しだけでも家族や親族に頼る
  • 正社員にこだわらず働き方を見直す

それぞれのコツについて、詳しく解説します。

コツ1:要介護認定を受けておく

介護をしながら仕事を続けるために、要介護認定を受けておきましょう。

要介護認定とは、どれぐらい介護サービスを行う必要があるのかを判断するものです。

要介護認定を受けるメリットは以下の2つです。

要介護認定を受けるメリット
  • デイサービスや訪問介護などの介護サービスが利用可能になる
  • 所得に応じた自己負担で公的介護保険サービスを利用できる

参考:厚生労働省

認定を受けるには市区町村の窓口への申請が必要です。

結果の通知まで約1カ月かかることが多いので、早めに行動することが大切です。

コツ2:地域包括支援センターに相談する

介護の悩みに直面したら、お住まいの地域の地域包括支援センターを活用しましょう。

保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員等といった専門家が、健康安全のために必要な援助を行ってくれる施設です。

参考:厚生労働省

信頼できる専門家に、「仕事を辞めたくないが、どうすればいいか」と正直に相談してください。

プロの視点から、在宅ワークをしながら利用できるサービスの組み合わせや、夜間の負担を減らす方法などを一緒に考えてくれます。

コツ3:少しだけでも家族や親族に頼る

介護と仕事を両立するためには、無理をせず、家族や親族に少しだけでも頼ることが大切です。

「自分がやらなければ」と責任を一人で抱え込んでしまうと、心身の負担が大きくなり、長く続けることが難しくなってしまいます。

しかし、介護は長期的に続くことが多いです。無理せず身近な人と協力し合いましょう。

例えば、週末の数時間だけ兄弟に見守りをお願いする、通院の付き添いを一度だけ親族に代わってもらうなど、小さなことからでも構いません。

ほんのわずかな時間でも介護から離れることで、気持ちがリセットされ、仕事や日常に向き合う余裕が生まれます。

コツ4:正社員にこだわらず働き方を見直す

正社員にこだわらず、今の状況に合った働き方に切り替えることで、介護と仕事を両立しやすくなります。

「正社員でなければ」と思い込んでいると、介護との両立が難しい働き方を無理に続けることになり、心身ともに疲弊してしまいます。

雇用形態はあくまでも手段であり、大切なのは「働き続けること」です。

例えば、次のような働き方の選択肢があります。

介護中におすすめの働き方
  • 派遣社員:勤務日数や時間を調整しやすく、職場環境を試してから判断できる
  • パート・アルバイト:シフト制で介護の予定に合わせやすい
  • フリーランス:時間と場所の自由度が高く、スキルを磨けば高収入も目指せる

今の状況に合った働き方を選ぶことで、介護が長期化しても無理なく仕事を続けやすくなります。

​​介護をしながらできる仕事へ転身した事例

実際に、介護をしながらフリーランスとして活躍している、日本デザインスクール卒業生・すーさんの事例をご紹介します。

​​すーさんが介護と仕事を両立できている理由
  • スキルを身につけた
  • 積極的に案件を取りに行った
  • タイムマネジメント力を身につけた

すーさんは、家族の介護をきっかけに外で働くことが難しくなり、やむなく退職しました。当時はまだ小さな子どももおり、働けない状況が続くなかで、貯金残高が少しずつ減っていくことに強い不安を感じていたといいます。

そこで「在宅で、できるだけ単価の高い仕事を」と考え、独学でフリーランスのWEBデザイナーとして案件受注をスタート。

しかし、スキル不足からクオリティが安定せず、日本デザインスクールの入門編を受講。実務を意識した課題に取り組みながら、基礎から応用まで体系的に学びました。

講座で制作したバナーやホームページのデザインをSNSに掲載したところ、それを見た企業から声がかかり、実際にWEBサイトのデザインを任されることになります。

また、機会があれば「私にやらせてください」と積極的に声を上げることで、実務経験を重ねながらスキルを伸ばしたそう。

受講中は課題提出に追われる日々で大変だったそうですが、その経験を通じて自然とタイムマネジメント力が身につき、限られた時間の中でも効率よく作業できるようになりました。

結果として、時給1,000円程度だった単価は大きく伸び、現在では時給1万円相当の案件も受注。月20〜30万円を安定して稼げるWEBデザイナーとして活動しています。

すーさんが介護をしながらも仕事で活躍している秘訣は、こちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

親の介護をしながらできる仕事10選を紹介しました。

改めて、両立しやすい仕事を振り返ってみましょう。

親の介護をしながらできる仕事10選
  • WEBデザイナー
  • WEBライター
  • プログラマー
  • 経理
  • データ入力
  • SNS運用代行
  • インサイドセールス
  • WEBマーケター
  • 動画編集者
  • イラストレーター

介護は時間も労力もかかり、しんどい思いをされていると思います。しかし可能性はあるので、必ずしも自分のキャリアやプライベートを諦める必要はありません。

介護と両立するためには、時間や場所の融通が利きやすく、短時間でも収入を得やすい仕事を選ぶことが大切です。あわせて、介護への理解がある職場かどうかも、できれば重視したいポイントといえるでしょう。

さらに、職場環境だけにとらわれず、出社必須の正社員に限定しない多様な働き方を検討したり、介護サービスや周囲の人を頼ったりするといった選択肢もあります。

もし本記事で紹介したすーさんのように、WEBデザインスキルを身につけて在宅で効率よく働きたいとお考えの場合は、【逆算式ロードマップセミナー】がおすすめです。

在宅WEBデザインで月20万円を目指すためのロードマップを、初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説しています。

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この記事を書いた人

株式会社日本デザインが運営するメディア、ZEROICHI TIMESは、副業・兼業の解禁や普及、AIの台頭によるスキル需要の変化など、大きく変わりつつある働き方をめぐる環境をふまえ、在宅ワーク・副業といった新しい働き方から、WEBデザインやWEBライティングなどのリスキリングまで、これからの時代に必要な情報をわかりやすく、かつ専門的に発信しています。記事は、自社の現役クリエイターの知見をもとに制作。未経験から転職・フリーランスへの転身を果たした4,500名超の卒業生の実体験や、実際のインタビューも交えながら、スキル習得からキャリア形成まで、学びのあらゆる段階で役立つ、正確で信頼性の高い情報をお届けしています。

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