「また転勤か…」夫の転勤が決まった時、多くの妻が抱く複雑な心境。転勤に伴う引っ越しで、自分のキャリアや働き方に不安を感じている人も少なくありません。
「仕事を続けるために夫に単身赴任をしてもらうべきか」「仕事を辞めて夫に帯同すべきか」悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
しかし、転勤族の妻であっても、無理なく仕事を続ける方法はあります。
本記事では、実際に転勤を経験した4人の妻に話を聞き、仕事と家庭の両立、そしてキャリア形成について深く掘り下げていきます。
- 転勤族の妻でも働きやすいおすすめの仕事13選
- 転勤族の妻のリアルな悩みとは?
- 転勤族の妻が仕事をどうするか迷った時に考慮すべき、4つのタイプ別の選択肢
- 転勤に対応しながら妻がキャリアを維持するための具体的な方法
転勤・引っ越しという大きな変化が求められる中で、各家庭に最適な働き方を見つけるためのヒントをお伝えしていきたいと思います。
ぜひ最後まで読み進めて、自分に合ったキャリアプランを見つけてみてくださいね。
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転勤族の妻に聞きました|私生活・仕事に関するリアルな悩みトップ3
転勤族の妻は、転勤の度に新しい環境に適応しなければならないため、仕事、子育て、人間関係などと、常に新たな問題に直面することになります。
今回は、実際に転勤を経験した複数の妻の方々に、日々の暮らしや仕事に関する悩みについて詳しくお話を伺いました。
彼女たちのリアルな声を通して、転勤族の妻が抱える悩みを「私生活」「仕事」の2つの視点に分けてランキング形式でご紹介します。
【私生活面】
転勤族の妻が抱える私生活面での悩みトップ3は以下の通りです。
3位:マイホームを購入できない
2位:子どもの転校や転園に対する不安
1位:知り合いがいない土地で暮らす孤独感
筆者の知人の体験談を交えながら、ひとつずつ詳しく解説していきます。
3位:マイホームを購入できない
転勤が頻繁にある場合、家を購入するという選択肢は難しくなります。
筆者の知人Aは、5~6年に一度の全国転勤を繰り返しており、賃貸での暮らしが続いています。子どもが友達を家に呼ぶことに抵抗を感じている様子で、「周りの子が一軒家に住んでいるのに、うちだけアパートだから恥ずかしい」と漏らしていました。
一方、知人Bは、海外転勤から日本に戻り、定住することを決めたため、実家の近くにマイホームを購入しました。「家族が同じ場所にいられる安心感を得られた」と語っています。
このように、転勤が落ち着き、ある程度同じ場所に定住できると判断できたタイミングで、マイホームを購入する方もいます。
しかし、知人Aのように転勤が頻繁な場合は、決まった土地に長期間留まることができないため、賃貸での暮らしが中心となるケースが多いようです。
2位:子どもの転校や転園に対する不安
転勤族の子どもは、転校を繰り返すことで大きなストレスを抱えがちです。新しい環境への適応に時間がかかり、友達作りに苦労する子供もいます。
筆者の知人Cは、内向的な性格の息子を持つ母親です。
「息子は新しい環境に慣れるのが遅く、友達もなかなかできないため、いつも寂しそうにしています。転校のたびに、また一から友達を作らなければならないと思うと、心が痛みます。」と、その苦労を語っていました。
子どもの性格にもよりますが、転校を繰り返すことで子どもの成長や学業に影響を及ぼす可能性が出るのであれば、転勤に帯同するかどうか、より慎重に判断する必要があるでしょう。
後ほど、家族構成別の転勤の選択肢について詳しくご紹介しますので、そちらもぜひ参考にしてください。
1位:知り合いがいない土地で暮らす孤独感
転勤を繰り返すことで、新しい土地での人間関係を築くことが難しく、孤独感を抱える妻も少なくありません。
とく特に、地方や人口の少ない地域に転居した場合、なかなか気の合う友達を見つけられないという声も聞かれます。
今回話を聞いた知人のほとんどが「新しい土地で友達を作るのは本当に大変。特に、地元の人が多い地域では、なかなか自分たちを受け入れてもらえないような気がして寂しい」と打ち明けてくれました。
また、妻が仕事を辞めて帯同する場合、家族以外に気軽に話せる人がいないため、精神的な孤立感をより強く感じてしまうケースもあるようです。
【仕事面】
妻が働いていると、仕事の不安も伴うことがあります。仕事に対する不安も付きまといます。
転勤族の妻が抱えている仕事に対する悩みトップ3は、以下の通りです。
3位:正社員として働き続けることができるのか
2位:転勤先で新しい仕事を見つけることができるのか
1位:同じ場所で長く働けない
こちらも転勤族の妻達のリアルな体験談を交えながら、順を追って解説していきます。
3位:正社員として働き続けることができるのか
転勤族の妻が正社員を続けることは、多くの場合、困難を伴います。
リモートワークや転勤に柔軟に対応できる企業で働いていない限り、「妻の退職」か「夫の単身赴任」という厳しい選択を迫られることが多いからです。
筆者の知人Dは、専門職として正社員で働いていましたが、夫の海外転勤に伴い退職せざるを得ませんでした。「やりがいを感じて働いていただけに、仕事を辞めるのは本当に辛かった」と、その時の気持ちを語ってくれました。
このように、転勤が頻繁な場合、キャリアの継続は容易ではありません。
今回話を聞いた4人の転勤族の妻のうち、正社員として働き続けていたのは知人Dただ一人でした。他の3人は、パートや専業主婦を選択しています。
正社員としての雇用を維持するためには、転勤先でも活かせるスキルを身につけることや、柔軟な働き方を認める企業を選ぶことが重要です。
2位:転勤先で新しい仕事を見つけることができるのか
転勤先で新しい仕事を見つけることも、転勤族の妻にとっては大きな課題です。
知人Aは、「転勤の可能性を伝えると、パートの面接でも採用してもらえないことが多い」と、その苦労を話していました。
転勤先では、毎回ゼロからのスタートで仕事探しをしなければなりません。
特に地方や海外では、希望する職種が見つからないことも多く、仕事が見つかるまで時間がかかるケースも少なくありません。
仕事が見つかって働き始めても、職場の人間関係を一から構築しなければならないことが精神的な負担に繋がることも多いようです。
1位:同じ場所で長く働けない
夫の転勤に家族で帯同する場合、妻はひとつの場所で長く働くことができません。そのため、キャリアアップが難しく、将来への不安を感じている人も多いようです。
知人Cは、「夫の会社は転勤で同じ地域に戻ってこれる可能性が低く、今後一生家族が離れ離れになってしまうのは避けたいので、単身赴任という選択肢はない。」と語っていました。
彼女は、「このままでは、ひとつの場所で腰を据えて働くことができず、キャリアを築くのが難しいのではないか」と不安を感じているそうです。
転勤族の妻がキャリアを諦めないためには、リモートワークやフリーランスなど、柔軟な働き方を選ぶことが求められます。
転勤族の妻が仕事をどうするか迷った時のタイプ別選択肢(単身赴任や帯同)
先述したように、転勤族の家庭では、夫の転勤に伴う生活の変化は避けられません。
夫の転勤が決まった時、単身赴任を選ぶか、家族全員で帯同するかは大きな決断です。そして、家族構成や子どもの年齢、妻の職種などによっても、その選択肢は異なります。
ここからは、転勤族の妻が仕事をどうするか迷った時に考慮すべき、4つのタイプ別の選択肢について解説していきます。
まずは、各家庭の状況における選択肢について、簡単に表にまとめてみました。
家庭の状況 | 帯同する | 単身赴任 |
夫婦2人だけの場合 | 〇 | 〇 |
子どもが小さい場合 | 〇 | △ |
小学生以上の子どもがいる場合 | △ | 〇 |
海外転勤の場合 | 〇 | △ |
それぞれの状況に合わせた選択肢と、考慮すべき点をひとつずつ詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
①夫婦2人だけの場合
夫婦2人だけで生活している場合、転勤に帯同するかは妻の働き方に応じて選択できます。
妻が現在の仕事に満足しており、転勤先で同様の職を見つけるのが難しい場合は、夫が単身赴任を選ぶことが現実的です。
一方、リモートワークや転勤に対応できる企業で働いていたり、全国的に需要がある専門職に就いている場合は、夫の転勤に帯同することも選択肢に入れられます。中には、仕事を辞めて夫への帯同を決断する妻もいるでしょう。
どの選択をするにしても、夫婦でよく話し合い、互いの仕事やキャリアプランを尊重した決断をすることが大切です。また、転勤先での生活費や移動費なども考慮し、総合的に判断しましょう。
選択肢が自由であるが故のメリット・デメリット
メリット |
お互いのキャリアや気持ちを優先した選択ができる 転勤先でも今の仕事を継続できる可能性がある |
デメリット |
単身赴任を選択した場合…生活費が二重でかかる、寂しい思いをする 帯同した場合…新しい地域に慣れるまで時間がかかる、将来のキャリアプランが不透明になる可能性がある |
②子どもが小さい場合
子どもが小さい家庭では、転勤に帯同するか、夫が単身赴任するかの選択が求められます。特に、子どもが幼児期であれば、家族全員での帯同が一般的です。
夫の転勤に帯同する場合、妻の仕事が現地で継続できるかどうかが大きな課題となります。です。
子どもがまだ小さく、かつ妻が転勤先で仕事を継続できない場合、仕事を退職して夫に帯同する選択をする人が多いです。
しかし、妻の実家やサポートしてくれる人が近くにいる場合には、夫が単身赴任し、妻と子どもはそのまま現在の場所に留まる選択も考えられます。
こうした選択肢を考える際には、家族全体の生活スタイルやサポート体制、経済的な負担などを十分に検討することが大切です。
家族で帯同する場合のメリット・デメリット
メリット |
両親が揃った状態で子育てができる 家族で新しい生活を始めることができる 夫のキャリアをサポートできる 転勤先の地域で新たなコミュニティを築くことができる |
デメリット |
新しい地域に慣れるまで時間がかかる 子どもが環境の変化に戸惑う可能性がある 転勤先の地域で保育園に入れるとは限らない 転勤やリモートができない仕事の場合は退職することになる 転勤先で再就職する場合、仕事の選択肢が限られるケースもある |
夫が単身赴任する場合のメリット・デメリット
メリット |
実家や知人のサポートがあれば、安心して子育てに専念できる 妻がキャリアを中断せずに、現在の仕事を続けることができる |
デメリット |
生活費が二重でかかる 家族が離れ離れになり、子どもに寂しい思いをさせる可能性がある 周囲にサポートしてくれる人がいない場合、ワンオペになってしまう |
③小学生以上の子どもがいる場合
子どもが小学生以上になると、転勤の対応はさらに複雑になります。
子どもが学校に通い始めると、学校の転校手続きや友達との関係、学習環境の変化など、多くの要素を考慮しなければなりません。
特に、教育環境の整った場所に長く住み続けたいと考える家庭では、夫の単身赴任を選択するケースが増えてきます。一方で、夫がいつか戻ってくることを見越して、このタイミングで家を購入する家庭もあります。
しかし、転勤が頻繁にある職業の場合、家族で帯同する方が経済的負担や家族の一体感を維持しやすいと考える家庭も少なくありません。
それぞれの家庭の状況に応じて、最適な選択を見つけることが重要です。
家族で帯同する場合のメリット・デメリット
メリット |
両親が揃った状態で子育てができる 家族で新しい生活を始めることができる 夫のキャリアをサポートできる 転勤先の地域で新たなコミュニティを築くことができる |
デメリット |
新しい地域に慣れるまで時間がかかる 子どもが環境の変化に戸惑う可能性がある 転校の手続きや新しい学校への適応に時間がかかる 転勤やリモートができない仕事の場合は退職することになる 転勤先で再就職する場合、仕事の選択肢が限られるケースもある |
夫が単身赴任する場合のメリット・デメリット
メリット |
子どもの転校回数を減らせる 同じ地域に留まることで、家の購入も検討できる 実家や知人のサポートがあれば、安心して子育てに専念できる 妻がキャリアを中断せずに、現在の仕事を続けることができる |
デメリット |
生活費が二重でかかる 家族が離れ離れになり、子どもに寂しい思いをさせる可能性がある 子育てに関する悩みや子どもの進路などをリアルタイムで共有できない 周囲にサポートしてくれる人がいない場合、ワンオペになってしまう |
④海外転勤の場合
海外転勤は特に特殊なケースで、会社によっては家族の帯同が条件となっていることがあります。この場合、妻が現地で働くことが難しいケースも多く、生活の面での調整が必要です。
たとえば、ビザの種類によっては、妻の就労が制限されることもあります。
事前に夫の会社としっかりと話し合い、帯同することで生じる制約やメリットを十分に理解した上で、最適な判断をすることが重要です。
また、海外転勤では子どもの教育環境も考慮する必要があります。インターナショナルスクールの有無や、日本語教育のサポートがあるかどうかを事前にしっかり確認しておきましょう。
海外での生活は、日本とは大きく異なるため、事前にしっかりと情報収集を行い、準備を進めることが大切です。
家族で帯同する場合のメリット・デメリット
メリット |
家族で新しい文化を体験できる 家族全員の語学力が向上する 国際感覚を養うことができる 夫のキャリアをサポートできる |
デメリット |
言葉や文化の違いに苦労する可能性がある ホームシックになる可能性もある 日本の家族や友人との距離が遠くなる 転校の手続きや新しい学校への適応に時間がかかる 妻の就労が認められないことが多く、退職を余儀なくされることもある |
夫が単身赴任する場合のメリット・デメリット
メリット |
妻と子どもは住み慣れた地域に住み続けられる 同じ地域に留まることで、家の購入も検討できる 実家や知人のサポートがあれば、安心して子育てに専念できる 妻がキャリアを中断せずに、現在の仕事を続けることができる |
デメリット |
生活費が二重でかかる 国内での単身赴任よりも気軽に会えない 時差により夫と連絡が取りにくくなる 家族が離れ離れになり、子どもに寂しい思いをさせる可能性がある 子育てに関する悩みや子どもの進路などをリアルタイムで共有できない 周囲にサポートしてくれる人がいない場合、ワンオペになってしまう |
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転勤族の妻が仕事でキャリアを諦めないための方法
転勤族の妻であっても、キャリアを諦めずに自分の道を進むことは可能です。
近年は働き方が多様化し、転勤族の妻でもキャリアを築けるような環境が整いつつあります。
転勤に左右されがちな生活の中で、仕事を続けるためには、柔軟な働き方やキャリアプランを考えることが重要です。
ここからは、転勤に対応しながらキャリアを維持するための具体的な方法を4つご紹介します。
- リモートワークが可能な仕事に就く
- 全国に支店・支社がある会社で働く
- 資格やスキルを活かして専門職で働く
- フリーランスとして独立する
ひとつずつ詳しく解説していきますので、さまざまな選択肢の中から自分に合った働き方を見つけましょう。
リモートワークが可能な仕事に就く
リモートワークが可能な仕事に就くことで、場所の制約に縛られることなく、働き続けられます。
コロナ禍以降、多くの企業がリモートワークを導入しており、IT業界だけでなく、事務職やカスタマーサポートなど、さまざまな職種でリモートワークが可能になりました。
リモートワークの利点は、自分のペースで仕事ができるだけでなく、家庭との両立も図りやすい点です。子育て中の転勤族の妻にとっても、大きなメリットとなるでしょう。
後述するおすすめの仕事では、リモートワークが可能かどうかも詳しく解説していきますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
全国に支店・支社がある会社で働く
全国に支店・支社がある会社に就職すれば、転勤先でも同じ会社で働くことが可能です。
特に大手企業やチェーン展開している会社では、転勤の際のサポート体制が整っていることも多く、妻の異動に関しても柔軟に対応してくれる場合があります。
部署や仕事内容が変わる可能性はありますが、退職せずに働き続けられることは、転勤族の妻にとって大きなメリットです。
また、こうした企業は社員のキャリアパスも多様で、異動を経験することで新しいスキルを習得するチャンスが得られるケースも少なくありません。
資格やスキルを活かして専門職で働く
資格やスキルを活かして、専門職として働くこともひとつの選択肢です。専門職であれば、場所を選ばずに働くことができ、高収入も期待できます。
例えば、看護師、保育士、介護福祉士などの需要が高い専門職は全国的に求人数も多く、転勤先での仕事探しがしやすいという特徴があります。
通信教育やオンラインスクールで取得できる資格もあるので、「転勤族で定職に就けない…」と悩んでいる人は、専門的な資格を取得することも検討してみましょう。
フリーランスとして独立する
フリーランスとして独立すれば、自分のペースで働くことができ、場所を選ばずに仕事ができます。
特に、WEBデザインやWEBライティング、プログラミングなどのIT系の仕事は、フリーランスとして活躍するチャンスが多いです。
近年は、クラウドソーシングサイトなどで初心者向けの案件を気軽に探すことができるため、スキルさえあれば世界中のクライアントと仕事をすることができます。
また、フリーランスは、仕事と家庭のバランスを自分でコントロールできるため、子育てや家事と両立しやすいというメリットもあります。例えば、転勤先での生活に慣れるための時間を作りたい場合でも、柔軟に対応することが可能です。
フリーランスとしてのキャリアを築くことで、転勤族の妻であっても、仕事を諦める必要はなくなります。
後述するおすすめの仕事では、独立のしやすさについても触れていきますので、そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
転勤族の妻におすすめの仕事一覧表
これまでの内容を踏まえた上で、転勤族の妻に特におすすめの仕事を13種類ご紹介します。
まずは、それぞれの仕事の特徴を一覧表にまとめてみました。
仕事 | リモートワーク | 国内転勤 | 海外転勤 | 求人/ 案件数 | 資格 | 独立 | 育児・仕事の両立 |
オンライン事務・秘書 | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | ✕必要なし | △ | ◎ |
WEBデザイナー | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ✕必要なし | ◎ | ◎ |
WEBライター | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ✕必要なし | ◎ | ◎ |
動画編集者 | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | ✕必要なし | ◎ | ◎ |
プログラマー | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ✕必要なし | ◎ | 〇 |
看護師 | ✕ | ◯ | ✕ | ◎ | ◎国家資格 | △ | 〇 |
介護福祉士・ケアマネージャー | ✕ | ◯ | ✕ | ◎ | ◎国家資格 | △ | 〇 |
栄養士 | 〇 | ◯ | ✕ | △ | ◎学校卒業/国家資格 | 〇 | 〇 |
医療事務・調剤薬局事務 | ✕ | ◯ | ✕ | ◎ | △あれば良いが、なくても働ける | △ | 〇 |
保育士 | ✕ | ◯ | ✕ | ◎ | 〇国家資格(補助の場合はなくても働ける) | △ | 〇 |
ネイリスト・エステティシャン・美容師 | ✕ | ◯ | △ | 〇 | △美容師のみ国家資格 | ◎ | 〇 |
ファイナンシャルプランナー(FP) | ◯ | ◯ | ◯ | 〇 | 〇国家検定/民間資格 | ◎ | 〇 |
家事代行 | ✕ | ◯ | △ | ◎ | ✕必要なし | 〇 | 〇 |
上記の表を参考にしながら、転勤族の妻におすすめの仕事を「在宅ワークの仕事」と「全国どこでも働きやすい仕事」に分けて、ひとつずつ詳しく解説していきます。
転勤族の妻におすすめ|在宅ワークの仕事5選
近年は、場所を選ばずに働ける「リモートワーク」が注目され、転勤族の妻でも働きやすい環境が整いつつあります。
特に在宅ワークができる仕事は、転勤先でも家族のサポートを柔軟に行えるため、家庭と仕事のバランスを取りやすいのが大きなメリットです。
ここでは、転勤族の妻がキャリアを中断することなく、自分のペースで働けるおすすめの在宅ワークを5つご紹介します。
- WEBデザイナー
- WEBライター
- 動画編集者
- プログラマー
- オンライン事務・秘書
未経験からでも始めやすい仕事も多いので、在宅ワークを検討している人はぜひ参考にしてくださいね。
WEBデザイナー
リモートワーク | 完全リモートワークが可能 |
国内転勤 | 継続して働ける |
海外転勤 | 継続して働ける |
求人/案件の数 | 非常に多い |
資格の有無 | 必要なし |
独立 | フリーランスとして稼げる |
育児・仕事の両立 | ママでも働きやすい |
WEBデザイナーは、WEB上のあらゆるデザインを手がける仕事です。
クライアントとのやり取りもオンラインで行うことが多く、場所を問わずに働くことができます。
IT化の昨今、WEBデザイナーの需要は高まり続けているため、実績を積んでフリーランスとして独立する人も珍しくはありません。
在宅ワークでも高収入が期待できるため、スキルアップを目指したい方におすすめの仕事です。
転勤族の妻でも働きやすい理由 |
・オンラインでの打ち合わせや納品が可能 ・プロジェクト単位の仕事が多く、短期間で完了する案件も多い ・スキルと実績を積めば高収入が期待できる ・オンラインスクールなどでスキルの習得が可能 |
仕事の探し方 |
・WEB制作会社に就職してリモートで働く ・クラウドソーシングサイトで探す ・求人サイトで探す ・知人から紹介してもらう ・SNSで実績をアピールする |
必要なスキル・資格 |
・デザインの基礎知識 ・デザインツールの操作スキル(Photoshop、Illustratorなど) ・コーディングの基礎知識(HTML/CSS) ・チャットツールの基本操作 |
働く際の注意点 |
・WEBデザインのスキルを習得するためには勉強が必要 ・実績がないWEBデザイナーが仕事を獲得することは難しい ・WEBデザイナーはポートフォリオの作成が不可欠 |
弊社、日本デザインではWEBデザインに特化したスクール事業をしており、無料のオンラインセミナーを開催しています。
スマホ1台で視聴可能で、未経験からwebデザイナーになる方法をお伝えします。 しっかり収入を得たい、在宅ワークをしたい、無理なく働きたい方はセミナーに参加してみてください。
WEBライター
リモートワーク | 完全リモートワークが可能 |
国内転勤 | 継続して働ける |
海外転勤 | 継続して働ける |
求人/案件の数 | 非常に多い |
資格の有無 | 必要なし |
独立 | フリーランスとして稼げる |
育児・仕事の両立 | ママでも働きやすい |
WEBライターは、クライアントからの依頼を受けて、WEBサイトやブログで記事執筆を行う仕事です。
納期を守れば働く時間は自由なので、家事や育児とも両立しやすく、副業としても人気を集めています。
また、特別な資格は不要で、コツさえ掴めば未経験からでも安定した収入を得ることができます。
転勤族の妻ならではの視点からブログ記事を書くなど、自分の経験を活かした分野で活躍できるのも、WEBライターの魅力のひとつです。
転勤族の妻でも働きやすい理由 |
・初心者でもはじめやすい ・オンラインでの打ち合わせや納品が可能 ・案件ごとに納期が異なるため、スケジュール調整がしやすい ・自分の趣味や経歴を活かして働ける |
仕事の探し方 |
・編集社や制作会社などに就職してリモートで働く ・クラウドソーシングサイトで探す ・求人サイトで探す ・知人から紹介してもらう ・SNSで実績をアピールする |
必要なスキル・資格 |
・文章力 ・情報収集スキル ・タイピングスキル ・チャットツールの基本操作 【持っていると高収入が期待できるスキル】 ・SEOの知識 ・マーケティングスキル |
働く際の注意点 |
・初心者向けの案件は低単価であることが多く、思うように稼げない ・稼ぐためにはSEOの知識などを習得し、高単価案件を狙う必要がある ・クライアントによっては納期が厳しい場合がある |
動画編集者
リモートワーク | 完全リモートワークが可能 |
国内転勤 | 継続して働ける |
海外転勤 | 継続して働ける |
求人/案件の数 | 多い |
資格の有無 | 必要なし |
独立 | フリーランスとして稼げる |
育児・仕事の両立 | ママでも働きやすい |
動画編集者は、クライアントから依頼を受けたYouTubeやSNS向けの動画を編集し、魅力的な動画に仕上げる仕事です。
動画編集ソフトを使用できる環境があれば、どこにいても仕事ができるため、急な転勤でも無理なく続けることができます。
近年、YouTubeやTikTokなどの動画コンテンツの需要増加に伴い、動画編集者の案件数も増え続けています。
プロジェクト単位での受注が多く、生活スタイルに合わせて柔軟に対応できるのが、転勤族の妻にとっては大きな魅力です。
転勤族の妻でも働きやすい理由 |
・映像データはオンラインで共有できるため、どこにいても作業ができる ・プロジェクトごとに仕事を受けられるので、転勤のタイミングに合わせやすい ・オンラインスクールなどでスキルの習得が可能 |
仕事の探し方 |
・動画制作会社に就職してリモートで働く ・クラウドソーシングサイトで探す ・求人サイトで探す ・知人から紹介してもらう ・SNSで実績をアピールする |
必要なスキル・資格 |
・動画編集の基礎知識 ・動画編集ソフトの操作スキル ・音楽や効果音、テロップなどの知識 ・チャットツールの基本操作 |
働く際の注意点 |
・動画編集ソフトを使うために、最低限のスペックを備えたパソコンの用意が必要 ・動画編集のスキルを習得するためには勉強が必要 |
プログラマー
リモートワーク | 完全リモートワークが可能 |
国内転勤 | 継続して働ける |
海外転勤 | 継続して働ける |
求人/案件の数 | 非常に多い |
資格の有無 | 必要なし |
独立 | フリーランスとして稼げる |
育児・仕事の両立 | 働き方による |
プログラマーは、プログラミング言語を使ってシステムを構築したり、ソフトウェアやアプリの開発を行う仕事です。
在宅ワークの中でも、特に高収入が期待できる仕事のひとつです。
専門的な勉強が必要になりますが、スキルを習得しておけば、会社員やフリーランスなど、働き方の選択肢を広げることができます。
多くのプログラマーはリモートでの仕事が可能で、転勤先でも安定して仕事を続けやすい点が特徴です。
転勤族の妻でも働きやすい理由 |
・インターネット環境さえあれば、世界中どこにいても仕事ができる ・正社員でもフルリモートが可能 ・フリーランスとして独立しても仕事に困らない |
仕事の探し方 |
・開発会社等に就職してリモートで働く ・クラウドソーシングサイトで探す ・求人サイトで探す ・知人から紹介してもらう ・SNSで実績をアピールする |
必要なスキル・資格 |
・プログラミングスキル ・ハードウェアやネットワークに関する知識 ・ロジカルシンキングスキル ・論理的思考 ・問題解決能力 ・チャットツールの基本操作 |
働く際の注意点 |
・プログラミングの勉強は難易度が高いため、習得には時間がかかる ・IT業界は技術の進歩が早いので、常に新しい技術を学び続ける必要がある ・開発環境に影響を与えるため、安定したネット環境が必要不可欠 ・プロジェクトによってはチームでの共同作業が求められるため、作業時間が限定されることもある |
オンライン事務・秘書
リモートワーク | 完全リモートワークが可能 |
国内転勤 | 継続して働ける |
海外転勤 | 継続して働ける |
求人/案件の数 | 多い |
資格の有無 | 必要なし |
独立 | 時給制の仕事が多く、独立向きではない |
育児・仕事の両立 | ママでも働きやすい |
オンライン事務・秘書は、企業のサポート業務をリモートで行う仕事です。
データ入力や資料作成、顧客対応など、幅広い業務があります。特に、事務経験がある方におすすめです。
パソコンとインターネット環境さえあればどこでも働けるため、急な転勤にも臨機応変に対応できます。
転勤族の妻でも働きやすい理由 |
・オンラインで完結する仕事のため、転勤先に左右されずに働き続けられる ・生活スタイルに合わせた柔軟な働き方が可能 |
仕事の探し方 |
・リモートワークが可能な会社に就職する ・クラウドソーシングサイトで探す ・企業の公式サイトで探す ・求人サイトで探す |
必要なスキル・資格 |
・基本的なパソコンスキル(Word、Excelなど) ・タイピングスキル・チャットツールの基本操作 ・コミュニケーション能力 ・一般的なビジネスマナー(※事務経験があると有利) |
働く際の注意点 |
・オンラインで小まめに連絡を取り合うため、チャットツールの使い方を覚えることが不可欠 ・転勤先のインターネット環境の安定性を確認しておく必要がある ・海外転勤の場合、時差で業務時間の調整が必要になることもある |
転勤族の妻におすすめ|全国どこでも働ける仕事8選
専門職や資格を持っている方は、全国どこでも働ける可能性が広がります。
特に、医療や福祉、教育などの分野はどの地域でも需要が高く、転勤先でも仕事を見つけやすいことが特徴です。
ここからは、転勤族の妻におすすめの全国どこでも働ける仕事を8つ紹介します。
- 看護師
- 介護福祉士・ケアマネージャー
- 栄養士
- 医療事務・調剤薬局事務
- 保育士
- ネイリスト・エステティシャン・美容師
- ファイナンシャルプランナー(FP)
- 家事代行
以下で詳しく解説していきますが、これらの仕事であれば、急な転勤でもキャリアを諦めることなく、安定した収入を得られるでしょう。
看護師
リモートワーク | 出勤しなければならない仕事 |
国内転勤 | 転職先を探す/転勤願いを出す |
海外転勤 | 海外では資格が使えない |
求人/案件の数 | 非常に多い |
資格の有無 | 国家資格 |
独立 | フリーランスも目指せるが、求人数は雇用の方が多い |
育児・仕事の両立 | パートなど柔軟に働ける |
主に患者さんのケアを行う看護師は、病院、クリニック、介護施設など、幅広い選択肢の中から働く場所を選ぶことができます。
求人数も多く、全国どこに行っても必要とされる仕事なので、転勤先でもすぐに働き口が見つかります。
パートや派遣、正社員などの多様な働き方ができるため、転勤族で幼い子どもがいる人でも安心して働ける仕事です。
転勤族の妻でも働きやすい理由 |
・全国どこでも求人があり、転職がしやすい ・資格があれば、多少のブランクがあっても働ける ・それなりに経験があれば、転職や就職もスムーズ ・パート、派遣、正社員、日勤、夜勤など、ライフスタイルに合わせて働ける |
仕事の探し方 |
・看護師専門の転職サイトで探す ・看護師専門の派遣会社に登録する ・求人サイトで探す ・ハローワークで探す |
必要なスキル・資格 |
・看護師免許(国家資格) ・医療知識 ・コミュニケーション能力 ・思いやり |
働く際の注意点 |
・新しい職場での環境や人間関係にその都度慣れなければならない ・地域ごとの医療制度や勤務環境の違いを理解する必要がある ・転勤が多くて長く働けない場合は、パートや正社員では採用してもらえないこともある |
介護福祉士・ケアマネージャー
リモートワーク | 出勤しなければならない仕事 |
国内転勤 | 転職先を探す/転勤願いを出す |
海外転勤 | 海外では資格が使えない |
求人/案件の数 | 非常に多い |
資格の有無 | 国家資格 |
独立 | フリーランスも目指せるが、求人数は雇用の方が多い |
育児・仕事の両立 | パートなど柔軟に働ける |
介護福祉士は高齢者の身体介護や生活援助を行い、ケアマネージャーはケアプランの作成などを行う仕事です。
高齢化社会が進む昨今、介護職の人員は常に不足しており、介護福祉士やケアマネージャーの需要は増え続けています。
特に、介護福祉士資格は国家資格の中でも比較的取得しやすく、全国的に求人数も多いので、転勤先でも仕事を見つけやすいのが特徴です。
働き方も幅広いため、生活スタイルに合わせて働くことができます。
転勤族の妻でも働きやすい理由 |
・介護業界は慢性的な人手不足で、全国的に引く手あまた ・施設や在宅介護など、働き方の選択肢が豊富・資格があれば、多少のブランクがあっても働ける ・パート、派遣、正社員、日勤、夜勤など、ライフスタイルに合わせて働ける |
仕事の探し方 |
・介護職専門の転職サイトで探す ・施設や医療機関、介護サービス事業所に直接応募する ・介護職専門の派遣会社に登録する ・求人サイトで探す ・ハローワークで探す |
必要なスキル・資格 |
・介護福祉士資格 ・ケアマネージャー資格 ・高齢者ケアに関する知識 ・コミュニケーション能力 |
働く際の注意点 |
・新しい職場での環境や人間関係にその都度慣れなければならない ・地域によって施設の規模や運営方針が異なる場合がある ・転勤が多くて長く働けない場合は、パートや正社員では採用してもらえないこともある |
栄養士・管理栄養士
リモートワーク | 場合によってはリモートワークが可能 |
国内転勤 | 転職先を探す/転勤願いを出す/リモートで働く |
海外転勤 | 海外では資格が使えない |
求人/案件の数 | 多い |
資格の有無 | 学校卒業/国家資格 |
独立 | フリーランスでも活躍できる |
育児・仕事の両立 | パートなど柔軟に働ける |
栄養士や管理栄養士は、食事管理や栄養指導を行う専門職です。
- 栄養士…主に健康な人に対して栄養指導を行う人
- 管理栄養士…健康な人だけでなく、病気の人や高齢者など食生活に配慮が必要な人に対しても幅広く栄養指導を行う人
それぞれ施設単位で考えると、必要な人数は少ないものの、病院や福祉施設、学校などさまざまな場所での就業が可能です。
また、一般企業においても、さまざまな職種で栄養士・管理栄養士の知識を活かして活躍できる場合があります。
コロナ禍以降、リモートで栄養指導を行うケースも増えており、転勤族の妻でも働ける環境が整ってきています。
転勤族の妻でも働きやすい理由 |
・勤務地の選択肢が多い ・リモートで栄養指導を行えるケースもある ・パート、派遣、正社員など、ライフスタイルに合わせて働ける |
仕事の探し方 |
・求人サイトで探す ・ハローワークで探す ・施設や医療機関、事業所に直接応募する ・栄養士専門の派遣会社に登録する |
必要なスキル・資格 |
・栄養士または管理栄養士の資格 ・食に関する知識 ・調理スキル ・コミュニケーション能力 ・提案力 |
働く際の注意点 |
・新しい職場での環境や人間関係にその都度慣れなければならない ・地域によって食文化や需要が異なるため、それに合わせた対応が必要 ・転勤が多くて長く働けない場合は、パートや正社員では採用してもらえないこともある |
医療事務・調剤薬局事務
リモートワーク | 出勤しなければならない仕事 |
国内転勤 | 転職先を探す/転勤願いを出す |
海外転勤 | ビザによっては働ける |
求人/案件の数 | 非常に多い |
資格の有無 | あれば良いが、なくても働ける |
独立 | 独立向きではない |
育児・仕事の両立 | パートなど柔軟に働ける |
医療事務は病院やクリニックなどの医療機関で、調剤薬局事務は調剤薬局で、受付やレセプト業務などを行う仕事です。
医療機関の顔として、受付から会計、カルテ管理などの業務を担当します。
通信教育や短期スクールなどで比較的簡単に資格を取得できますが、資格よりも経験が重視されるため、無資格でも経験がある人の方が就職には有利です。
医療機関の数だけ求人数もあるので、経験さえ積めば働き口に困ることはないでしょう。
転勤族の妻でも働きやすい理由 |
・医療機関は全国に存在しているため、求人数が多い ・地域に関係なく必要とされるスキルのため、転職しやすい ・それなりに経験があれば、転職や就職もスムーズ ・パート、派遣、正社員など、ライフスタイルに合わせて働ける |
仕事の探し方 |
・求人サイトで探す ・ハローワークで探す ・医療機関や調剤薬局に直接応募する ・医療系専門の派遣会社に登録する ・資格を取得した教育機関から仕事を紹介してもらう |
必要なスキル・資格 |
・医療事務または調剤薬局事務の資格(資格がなくても働けるが、持っていればスキルのアピールになる) ・レセプトコンピューターの操作スキル ・コミュニケーション能力 ・基本的なビジネスマナー |
働く際の注意点 |
・新しい職場での環境や人間関係にその都度慣れなければならない ・受付がメインの仕事の場合、年齢制限が設けられているケースもある ・保険制度や医療点数などは定期的に変更されるため、知識を常にアップデートする必要がある ・転勤が多くて長く働けない場合は、パートや正社員では採用してもらえないこともある |
保育士
リモートワーク | 出勤しなければならない仕事 |
国内転勤 | 転職先を探す/転勤願いを出す |
海外転勤 | 海外では資格が使えない |
求人/案件の数 | 非常に多い |
資格の有無 | 国家資格(補助の場合はなくても働ける) |
独立 | 独立向きではない |
育児・仕事の両立 | パートなど柔軟に働ける |
保育士は、保育園や幼稚園、児童施設で子どもたちの保育を担当する仕事です。
共働き家庭の増加によって、保育士の需要も年々高まっています。
地域によって求人数に差はありますが、特に都市部では慢性的な保育士不足が深刻化しているため、多少ブランクがあっても重宝される職業と言えます。
パートやフルタイムなど、働き方の選択肢も豊富なので、転勤先でもライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
転勤族の妻でも働きやすい理由 |
・保育士の需要は全国的に高く、転職先を見つけやすい ・資格があれば、多少のブランクがあっても働ける ・それなりに経験があれば、転職や就職もスムーズ ・働き方の選択肢が豊富 |
仕事の探し方 |
・保育士専門の転職サイトで探す ・求人サイトで探す ・ハローワークで探す ・保育施設に直接応募する ・保育士専門の派遣会社に登録する |
必要なスキル・資格 |
・保育士資格(補助の場合は無資格でも働ける) ・子どもへの愛情 ・責任感 ・コミュニケーション能力 |
働く際の注意点 |
・新しい職場での環境や人間関係にその都度慣れなければならない ・働く保育園によって、子ども達との向き合い方が異なる場合がある ・転勤が多くて長く働けない場合は、パートや正社員では採用してもらえないこともある |
ネイリスト・エステティシャン・美容師
リモートワーク | 対面での仕事だが、自宅で開業することは可能 |
国内転勤 | 転職先を探す/転勤願いを出す/独立する |
海外転勤 | 独立して顧客を得る |
求人/案件の数 | 非常に多い |
資格の有無 | 美容師のみ国家資格 (ネイリスト・エステティシャンは資格不要) |
独立 | フリーランスとして稼げる |
育児・仕事の両立 | 独立すればママでも働きやすい |
ネイリスト・エステティシャン・美容師は、どれも美容業界で働くプロフェッショナル。
美容師のみ国家資格が必要となりますが、ネイリストやエステティシャンは技術を磨けば資格がなくても働くことができます。ただし、中には就職の条件として資格が求められるケースもあります。(詳しくは下表を参照)
転勤先でも美容室やエステサロンがあれば仕事を続けることができる他、資格や経験を活かして独立し、自宅でサロンを開く人も少なくありません。
転勤族の妻でも働きやすい理由 |
・技術を身につければどこでも働ける ・それなりに経験があれば、転職や就職もスムーズ ・パート、派遣、正社員など、ライフスタイルに合わせて働ける ・フリーランスとして自宅でサロンを開業する選択肢もある |
仕事の探し方 |
・美容関係の転職サイトで探す ・求人サイトで探す ・ハローワークで探す ・店舗やサロンに直接応募する ・知人から紹介してもらう ・SNSで実績をアピールする |
必要なスキル・資格 |
【共通スキル】 ・接客スキル 【ネイリストが持っていた方が良い資格】 ・ネイリスト検定(旧JNA) ・ジェルネイル技能検定 ・ネイルサロン衛生管理士 【エステティシャンが持っていた方が良い資格】 ・AJESTHE認定エステティシャン ・AEA認定エステティシャン ・ビューティー ・セラピー ・ディプロマ ・日本化粧品検定 ・美容薬学検定 【美容師に必須の資格】 ・美容師免許 |
働く際の注意点 |
・雇用される場合、新しい職場での環境や人間関係にその都度慣れなければならない ・特定の顧客がついている場合、転勤の度に施術できなくなることを説明しなくてはならない ・転勤が多くて長く働けない場合は、パートや正社員では採用してもらえないこともある ・自宅で独立開業した場合、転勤の度に事業所の住所を移す手間がある |
ファイナンシャルプランナー(FP)
リモートワーク | 場合によってはリモートワークが可能 |
国内転勤 | 転職先を探す/転勤願いを出す/独立する |
海外転勤 | 独立して顧客を得る |
求人/案件の数 | 雇用形態による |
資格の有無 | 国家検定/民間資格 |
独立 | フリーランスとして稼げる |
育児・仕事の両立 | 独立すればママでも働きやすい |
ファイナンシャルプランナー(FP)は、顧客ひとり一人のライフプランに合わせた資産運用や保険の提案などを行う仕事です。
リモートでの相談業務が可能なため、たとえ遠方へ転勤した場合でも、担当が変わることなく長期的に顧客に寄り添うことができます。
パートや正社員としての需要はもちろんのこと、多くの顧客を抱えてフリーランスとして独立すれば、高収入が期待できる職業です。
転勤族の妻でも働きやすい理由 |
・オンラインでやり取りすれば、場所や時間に縛られず働ける ・パート、派遣、正社員など、ライフスタイルに合わせて働ける ・フリーランスとして独立するという選択肢もある |
仕事の探し方 |
・転職サイトで探す ・求人サイトで探す ・ハローワークで探す ・知人から紹介してもらう ・SNSで実績をアピールする |
必要なスキル・資格 |
・ファイナンシャル ・プランニング技能士(FP技能士 1~3級) ・CFP(サーティファイド ファイナンシャル プランナー)資格 ・AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)資格 ・金融に関する知識・資産運用に関する知識 ・提案力 ・分析力 ・情報収集能力 |
働く際の注意点 |
・雇用される場合、新しい職場での環境や人間関係にその都度慣れなければならない ・顧客によっては、リモートではなく対面相談を希望する場合もある ・転勤が多くて長く働けない場合は、パートや正社員では採用してもらえないこともある ・自宅で独立開業した場合、転勤の度に事業所の住所を移す手間がある |
家事代行
リモートワーク | 出勤しなければならない仕事 |
国内転勤 | 転勤先の近くの家事代行サービスに登録する |
海外転勤 | ビザによっては働ける |
求人/案件の数 | 非常に多い |
資格の有無 | 必要なし |
独立 | フリーランスになることも可能 |
育児・仕事の両立 | ママでも働きやすい |
家事代行は、依頼者宅を訪問し、掃除・洗濯・料理などの家事を行います。
共働き家庭の増加によって家事代行サービスを提供している会社が増えてきており、全国的にも需要が高まっている職業です。
求人数や案件数は地域によっても異なりますが、家事代行サービスに登録すれば比較的スムーズに仕事を開始できます。
「特別なスキルや長く働いた職歴がない…」と自分に自信が持てない人でも、主婦経験を活かしながら働けるため、転勤族の妻にもおすすめの職業と言えます。
転勤族の妻でも働きやすい理由 |
・登録制のことが多く、転勤しても働きやすい ・自分の都合に合わせて働ける ・特別なスキルがなくても、家事経験を活かして働ける |
仕事の探し方 |
・家事代行サービスに登録する ・地域の求人情報誌やWEBサイトで探す |
必要なスキル・資格 |
・家事スキル(掃除、料理、整理整頓など) |
働く際の注意点 |
・地域によって料理の味付け等が異なるため、転勤先の食文化を学ぶ必要がある |
【まとめ】転勤族の妻には「働く場所を選ばない仕事」がおすすめ
本記事では、転勤族の妻としてキャリアを諦めずに働くための方法と、おすすめの仕事13選を紹介しました。
転勤族の妻が仕事を続ける上で大切なことは、「場所を選ばない働き方」を取り入れることです。
妻がキャリアを諦めないための4つの選択肢
選択肢 | メリット |
リモートワーク | 自宅で仕事ができるため、引っ越しの影響を受けにくく、柔軟な働き方を実現できる |
全国に支店・支社がある会社に就職する | 転勤先でも退職せずに働ける |
資格やスキルを活かして専門職で働く | 需要が高い専門職は全国的に求人数も多く、転勤先での仕事探しがしやすい |
フリーランス | 場所を選ばず自分のペースで働ける |
転勤により生活環境が変わることが多い中で、自分に合った働き方を見つけることは簡単ではありません。
しかし、無理なく続けられる仕事を選ぶことで、キャリアと家庭のバランスを保つことができます。
転勤族の妻におすすめの仕事13選
在宅ワークの仕事 | ・オンライン事務 ・秘書 ・WEBデザイナー ・WEBライター ・動画編集者 ・プログラマー |
全国どこでも働ける仕事 | ・看護師 ・介護福祉士 ・ケアマネージャー ・栄養士 ・医療事務 ・調剤薬局事務 ・保育士 ・ネイリスト ・エステティシャン ・美容師 ・ファイナンシャルプランナー(FP) ・家事代行 |
転勤が多い生活の中でも、自分に合った働き方を見つけることで、キャリアを諦めずに仕事を続けることができます。
ぜひ、本記事で紹介した情報を参考にしながら、あなたにとって最適な働き方を見つけてください。
質問や感想があればご記入ください