「フリーランスとして在宅で働きたい」「在宅フリーランスになるにはどうしたらいいんだろう」と在宅フリーランスとして働きたいと思いつつも、どうしていいか分からず1歩が踏み出せない人もいるでしょう。
この記事では在宅フリーランスの働き方や、在宅フリーランスとしておすすめの仕事などをご紹介します。
記事の最後には、在宅フリーランスを始めるにあたっての注意点などもありますので、ご覧ください。
最後まで読めば、在宅フリーランスの働き方を理解するとともに、自分の理想とする在宅フリーランスとしての働き方や仕事の始め方が分かるでしょう。
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在宅フリーランスとはどのような働き方なのか
在宅フリーランスとは、個人で仕事を請け負い、自宅で働く人のことを言います。
稼働時間などは業種によるものの、ほとんどの場合は働き手に時間配分は任されており、納期に間に合わせることができれば、比較的自分の好きな時間に働くことが可能です。
(職種によっては、稼働時間が9時から17時などテレワークのように決まっているものもあります)
しかし、自由な反面「フリーランス」について知識をつけておかないと、「知らないうちに違法行為をしていた」などということになりかねません。
そこで、在宅フリーランスの仕事を始める前に、まずは基礎的なこととして税法にも関係してくる「フリーランス」と「個人事業主」の違いや、フリーランスの業種による年収の違いなどについて解説いたします。
フリーランスについて、まずは意味を正しく理解しましょう。
フリーランスと個人事業主の違い
フリーランスと個人事業主は、その言葉の意味に違いがあります。
「フリーランス」とは、単発の仕事や案件ごとに契約を結び業務を行う働き方を意味する言葉ですが、「個人事業主」とは開業届を税務署に出して個人で事業を営んでいる税務上の区分を意味する言葉です。
つまり、フリーランスとして働いている人が開業届を出すと税務上の区分が「個人事業主」となります。しかし、開業届を出さない場合にはフリーランスでも「個人事業主」にはならないのです。
また、公的機関に提出する書類の職業欄には、フリーランスは書けません。公的な書類に記載する場合には、「自営業」「自由業」「個人事業主」と書きます。
クレジットカードの契約時に職業を選ぶ欄がありますが、フリーランスというチェック項目はありません。ほとんどの場合「自営業」となっています。職業欄を聞かれても記載に迷わぬように、正しく言葉を理解してフリーランスになりましょう。
フリーランスの平均年収
フリーランスの平均年収は、職種や働き方によって異なりますが、フリーランス白書2024によると、200万〜400万未満が26.8%、400万〜600万円が15.8%を占める結果となっています。
そんなフリーランスの中で、在宅フリーランスとして多い職業の年収は以下です。
職業 | 年収 |
IT・エンジニア系 | 600万円〜900万円 |
WEBデザイナーなどのクリエイティブ系 | 400万円〜800万円 |
ライター系 | 400万円前後 |
IT・エンジニア系は総じて年収が高く、中には1,000万円を超える人もいます。
またライター系は400万前後と、例にあげた3業種の中でも低い金額ですが、文章の専門性やSEOの知識を高めることで、年収500万円以上を目指すことも可能です。
在宅フリーランスのメリット・デメリット
次に在宅フリーランスのメリット・デメリットについてご説明します。
在宅フリーランスは通勤時間がないので効率的に働くことができたり、基本家でひとりでいるため、集中しやすかったりと働く上で多くのメリットがあります。
しかし、それと比例するようにデメリットも存在するのです。
在宅で仕事ができるというメリットばかり見て、ついデメリットを見逃しがちですが、在宅ワークを始めてから仕事が辛くならないように、以下の記事を読んで在宅ワークのメリットとデメリットをしっかりと理解してから、在宅フリーランスを目指しましょう。
在宅フリーランスのメリット
在宅フリーランスのメリットには以下のものがあります。
- 通勤がないため効率的
- 育児や介護などと両立しやすい
- 自由な時間に好きな場所で働くことができる
- ひとりなので作業に集中しやすい
- 人間関係のわずらわしさが少ない
在宅フリーランスは、通勤しないことで1日に約2時間ほどの余裕ができます。
その時間を仕事などに充てることがことができるため、非常に効率的です。また自宅にいることで、子どもや親の面倒を見ながら、空いた時間で仕事ができるのも、在宅のメリットでしょう。
子どもが昼寝している間に仕事を進めたり、要介護者がデイサービスに行っている間だけ仕事したりするなど、短時間で区切りながら働くこともできます。
また、ひとりで働いているため自分が集中している時に話しかけられることもありません。
仕事中に気を遣わなければ相手もいないため、ストレスフリーで自由な環境で働くことができます。
在宅フリーランスのデメリット
在宅フリーランスのデメリットについては以下となります。
- 自己管理が大変
- 孤独を感じやすくなる
- 仕事とプライベートの切り替えができない
- 在宅仕事には家族の理解が必要
- 情報漏洩などのセキュリティリスクがある
在宅フリーランスは、仕事の進捗管理や、税務関係など全てが自己管理となるため、苦手な人は仕事に支障をきたしてしまう人もいるようです。
また、ひとりで仕事をしているため、誰ともしゃべらない日が続き孤独を感じる人や、仕事の終わり時間も自分次第なため、仕事とプライベートの切り替えができくなる人もいます。ストレスの原因になってしまう場合もあるので、注意しましょう。
自宅で家族と暮らしている場合も、家族の理解がないと、仕事場の確保だけでなく仕事時間の確保が難しい場合もあります。
さらにセキュリティの情報漏洩などがあった場合には、フリーランス個人の責任となります。パソコンのセキュリティ対策はもちろんのことですが、普段からリスクヘッジしておくことが必要です。
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在宅フリーランスでしっかり稼ぎたい人におすすめの仕事
在宅フリーランスでしっかりと稼ぎたい人には、以下の仕事がおすすめです。
- WEBデザイナー
- ITエンジニア
- WEBライター
- 動画編集者
- イラストレーター
- 翻訳家
- オンライン秘書
資格が必要なものもありますが、未経験からでもできる仕事もあります。自分にあったフリーランスの職業を探してみて下さい。
WEBデザイナー
WEBデザイナーは、企業や個人などのクライアントから依頼されたWEBサイトのデザインを担当・制作する仕事です。
WEBサイトの全般の制作やバナー、アイコンなど、WEBサイトに関わるものをデザインします。
高いスキルを持ったフリーランスの人なら、1件数十万円といった高単価の仕事を受注するのも不可能ではありません。WEBデザイナーに必要なスキルは以下の4つです。
- 基本的なデザイン知識とスキル
- Photoshopなどのツール使用スキル
- コーディングの基礎スキル
- コミュニケーションスキル
私たちが運営している日本デザインスクールでも、未経験からWEBデザイナーになり、稼いでいる方が多くいます。
以下は在宅フリーランスとして月に50万稼いでいる方のインタビュー記事です。WEBデザイナーに興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。
ITエンジニア
ITエンジニアとは、パソコンを動かすためのシステムを設計するのが主な仕事です。
ただし、ITエンジニアのなかでも役割や業務内容によってさまざまな職種があります。
システムエンジニアやプログラマーをはじめ、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニアなど職種によって仕事内容が異なり、それぞれ専門的な分野を担っています。
ITエンジニアに必要なスキルは以下の4つです。
- プログラミングスキル
- システム構築・運用スキル
- ドキュメント作成スキル
- システムへの専門知識
プログラミングに関してはこちらの記事に詳しく書かれているので、気になる方はぜひ読んでみてください。
WEBライター
WEライターとは、インターネット上に掲載される記事を執筆するのが主な仕事です。
執筆する内容は健康、金融、スポーツなど幅広いので、自分が得意な分野や興味のある分野に絞って仕事をする方が多いです。
最初は文字単価が0.5円〜1円(時給換算500円〜1000円)などの低いことが多いですが、実績を積み重ねていくことで文字単価3円〜5円(時給換算3000円〜5000円)を目指すこともできます。
WEBライターに必要なスキルは以下の4つです。
- ライティングスキル
- 編集スキル
- 校正・校閲スキル
- コミュニケーションスキル
WEBライターに関して詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてくださいね。
動画編集者
動画編集とは、撮影した映像などの素材をパソコン上でつなぎ合わせたり、加工したりするのが主な仕事です。その他にも、カットやBGMをつけるなどの基本的なスキルのみの案件もあります。
動画編集はYouTubeやTikTokなどの動画コンテンツの人気に伴い、需要の多い仕事です。動画編集に必要なスキルは以下の3つとなります。
- 動画撮影の基礎知識
- 映像制作スキル
- マーケティングスキル
動画編集が気になる方は、ぜひ以下の記事を読んでみてくださいね。
イラストレーター
イラストレーターとは、雑誌や書籍、ポスターなどの印刷物に掲載するイラストやキャラクター作成、ロゴ作成などその仕事内容はさまざまです。
絵を描くことが好きな人は、イラストレーターの仕事がおすすめです。
案件に応募する際は、ポートフォリオを作成すると仕事が見つかりやすいですよ。
翻訳家
翻訳とは、ライアントからもらったデータを英語から日本語に訳したり、逆に日本語から英語に訳したりするのが主な仕事です。
言語は英語だけにとどまらず、中国語・ドイツ語・フランス語など、さまざまな翻訳の仕事があります。
もともと特定の言語に優れたスキルを持っている方は、翻訳の仕事をするのもよいですね。
オンライン秘書
オンライン秘書は、オンラインアシスタントとも呼ばれ、企業や個人の業務をサポートするアシスタントです。
主にインターネットを通して業務を代行します。
スケジュール管理やメール対応、資料作成など、クライアントが望む業務をサポートするのが仕事です。
オンライン秘書として働くには、コミュニケーション能力や、メールなどにおけるテキストコミュニケーションのスキルが求められます。
以前に秘書経験がある方はもちろんですが、それ以外にも気配りやコミニケーションが得意な人はチャレンジしてみると良いでしょう。
在宅フリーランスでコツコツ稼ぎたい人におすすめの仕事
今すぐ在宅フリーランスの仕事を始めたい人に、おすすめなのが以下の仕事です。
- シール貼り
- 仕分け・梱包・検品
- データ入力・文字起こし
単価が安いため、短時間で稼ぐことはできませんが、隙間時間を使ってコツコツ作業ができ収入を得ることができます。
未経験の人でも簡単に応募ができますので、まずは副業として在宅フリーランスを始めたい方にも向いています。
シール貼り
シール貼りとは、名前のとおり商品にラベルなどを貼るのが主な仕事です。
シール貼りと聞くと倉庫や工場などに出勤して仕事をする人もいますが、業者に商品とシールを送ってもらい在宅で仕事をする人もいます。
誰でもできる簡単な仕事ではありますが、単価は低いものが多いので高収入を目指す人には向いていないかもしれません。
仕分け・梱包・検品
仕分け・梱包・検品とは、商品の仕分けや検品、梱包をするのが主な仕事です。
業者から商品が送られてくるので、マニュアルに従って自宅で仕分け・梱包・検品します。
この仕事は細かな作業が多いので、手先の器用さが求められます。また、商品はこれから世に売り出されるものなので、雑に扱わないように気を遣える人の方が向いています。
データ入力・文字起こし
データ入力や文字起こしとは、クライアントの指示に従ってパソコンにデータを入力するのが主な仕事です。
データ入力も文字起こしもパソコンを使って行うため、自宅で作業できるのです。
納品日までに必要なデータを全て入力して納品しなければならないため、スピーディーさや正確さを求められます。
ただ、専門知識や資格は必要ないので、在宅ワーク初心者の方にはとてもおすすめです。
在宅フリーランスが仕事を獲得する方法
その中でも在宅フリーランスに適した仕事の獲得方法は、以下の3つの方法です。
- クラウドソーシングサイトで仕事を獲得する
- 過去の取引先から仕事委託をうける
- SNSやブログで仕事募集を発信して受注する
それでは詳細を説明致します。
クラウドソーシングサイトで仕事を獲得する
クラウドソーシングサイトで登録をして案件に応募するのは1つの手です。
未経験から応募できる案件や、自分の求める条件に合った案件に応募することができるため、自分のレベルに合わせた仕事をすることができます。
最初はどのクラウドソーシングも単価は低めですが、依頼を重ねるうちに高単価の案件を受注することが可能です。
また、期間が短い案件が多いので気軽に在宅フリーランスとしての仕事を始められます。
現在会社員で、ゆくゆくは在宅フリーランスとして働きたいと思っている人は、まずこのクラウドソーシングで案件を獲得して、副業から始めてみると良いでしょう。
過去の取引先から仕事委託を受ける
WEBデザイナー、WEBライター、翻訳家などの場合、もともと勤めていた会社や過去に取引していたクライアントから業務委託を受けて、在宅フリーランスとして働く方法があります。
会社を辞める際に打診される場合もありますし、辞めてから声がかかり仕事委託される場合もあるようです。
過去の仕事場や取引先からの依頼は、今まで一緒に働いていた面識がある人や会社からの依頼なので、作業内容や条件面でも自分に合った良い案件をもらいやすいのが最大のメリットと言えます。
ただし、こうした見知った間柄からの仕事依頼でも、請ける場合には必ず契約書をかわしましょう。
知った間柄だからといって口約束の契約の元働いていると、成果物を提出したにも関わらず賃金が払われないなどのトラブルが起こる場合もあります。
SNSやブログで仕事募集を発信して受注する
XやInstagram、Facebookなどに、フリーランスとして働いていることや、自分の仕事についてアピールをし、仕事募集をする方法があります。
来訪者の少ないブログなどでは、効果を発揮することはできませんが、XやInstagramなどでは定期的に発信することでフォロワーを増やすことが可能です。
SNSのほとんどは無料で利用することができるため、コストを抑えて案件の募集活動が行えます。
またクライアントにSNSの投稿なども読んでもらえるので、発信することで自分の性格やこれまでの実績なども伝えやすく、SNSから依頼が来る案件はミスマッチが少ないです。
在宅フリーランスになるための注意点
在宅フリーランスになるためには、以下の注意点があります。
注意点をしっかりと認識することで、制度などをうまく使って在宅フリーランスの仕事をすることができます。
- 働く環境を整える
- 扶養認定基準、国民健康保険などを調べる
- 健康保険の切り替えをする
- 国民年金基金、小規模共済を考える
- 開業届と青色申告の書類提出をする
- その他在宅フリーランスで仕事を始める際の注意点
- フリーランス新法と労災保険について
それでは、詳しく内容をご覧ください。
働く環境を整える
在宅フリーランスで働く場合には、働く環境を自分で整える必要があります。
会社に勤めているのと同じように、パソコンなどの機器をそろえ、リモートの打ち合わせなどにも備えるために、安定したネット環境も用意しましょう。
また、ある程度静かで集中できる環境の確保も必要です。
ただ、自宅だけで仕事をしているとプライベートとの区切りがなくなり、休む時間などが不規則になったことで、疲れが蓄積しストレスになってしまう場合があります。
働く環境を用意する際には、家族と過ごす部屋と仕事をする部屋を分けてプライベートと区別したり、コワーキングスペースやカフェを使って仕事と私生活を切り離したりすることがおすすめです。
扶養認定基準、国民健康保険などを調べる
配偶者の扶養内でフリーランスとして働く場合には、扶養認定基準を調べましょう。
さらに、国民健康保険についても合わせて調べておく必要があります。
扶養内で働く場合には、配偶者の社会保険に加入するため、国民健康保険への加入はありません。しかし、万が一稼ぐ金額が扶養内の基準130万円を超えてしまうと、配偶者の社会保険に加入できなくなるため、国民健康保険への加入が必要となります。
そのためにも、たとえ扶養内で働くとしても万が一に備えて国民健康保険についても知っておく必要があるのです。
社会保険から国民健康保険に切り替える場合には、「国民健康保険の加入手続は、事由発生後14日以内」など期限があります。期限を守らない場合には、無保険の期間などが発生し、医療費全額負担になることもあるのです。
在宅フリーランスを扶養内で検討している方は、ぜひ以下の記事もご覧になってみて下さい。
健康保険の切り替えをする
日本は「国民皆保険」を採用しているため、すべての国民が何らかの公的医療保険に加入する必要があります。
ですので、在宅フリーランスで仕事をする場合には、社会保険を継続、または切り替えなければなりません。
社会保険の継続方法は、退職時に条件をクリアしていればそのまま社会保険(健康保険)を任意継続することができます。その場合には退職日の翌日から20日以内に任意継続の申請が必要です。加入期間は、退職日の翌日から2年間と定められています。
社会保険の任意継続をしない場合や任意継続終了時には、国民健康保険への加入が必要です。
それ以外にも、業種によっては「文芸美術国民健康保険組合」「東京美容国民健康保険組合」など「国民健康保険組合に加入する」という選択肢もあります。
在宅フリーランスとして、選ぶ職種によって加入できる保険が変わりますので、フリーランスの仕事に切り替える前に、しっかりと下調べしましょう。
国民年金基金、小規模企業共済を考える
在宅フリーランスになるにあたって、老後の資金についても考える必要があります。
在宅フリーランスは、働いている間はお金を得ることができますが、働けなくなった時には退職金などの制度がないため、年金や貯金のみに頼る生活となってしまいます。
そこでフリーランスが、退職金代わりに積み立てることができるのがこの「小規模企業共済」です。
また、国民年金基金などの私的保険に加入して、年金額を増やす方法もあります。
この二つはそれぞれ、税金の控除を受けることが可能です。
小規模企業共済は「小規模企業共済等掛金控除」で全額控除を、国民年金基金は「社会保険料控除」で支払った掛け金が全額控除の対象となります。
これ以外にも「個人型確定拠出年金(iDeCo)」「個人年金」「付加年金」など、フリーランスでも行える上乗せ年金がありますので、仕事を始める前に控除される税金なども合わせて調べてみましょう。
開業届と青色申告の書類提出する
在宅フリーランスになる際には、開業届を出して個人事業主になりましょう。
税務署に開業届を出す際に「青色申告承認申請書」も一緒に提出することで、青色申告が可能となります。
在宅フリーランスをする際に、確定申告は必ず行います。
青色申告は義務ではありませんが、フリーランスが青色申告すると、最大で年収から65万円の控除ができるのです。
開業届を出さずに、青色申告しない場合には白色申告で確定申告をすることもできますが、税金の控除額を考えれば青色申告することがおすすめです。
在宅フリーランスで仕事をはじめる際の注意点
フリーランスは自分の裁量で自由に働ける半面、注意点もあるので解説します。
まず注意すべき点は、法律関係のトラブルです。
フリーランスとして仕事をしていると、報酬の未払いや仕事上のミスから損害賠償などに問われることがあります。
トラブルに備えて、契約書などを結んでおくなど、トラブルを事前に予防する方法を調べておきましょう。
またトラブルに見舞われた際には、フリーランス・トラブル110番などに相談することもひとつの解決方法です。
次に注意すべき点は、体調と予定の管理です。
在宅でフリーランスとして働いていると、ついプライベートとの境がなくなり、休憩を取らずに根を詰めて働いてしまうこともあります。
きちんと休みを取り、いつまでも健康に働けるように時間や仕事をセーブすることも、フリーランスには必要です。
フリーランス新法と労災保険について
2024年11月1日に、フリーランス新法が施行されます。
また同じく2024年11月1日からフリーランスすべての職種で労災保険の特別加入ができるようにもなります。
フリーランス新法とは、主にフリーランスへ仕事を発注する事業者に対して、報酬の支払期日の設定や報酬減額等の禁止など、ハラスメント対策などを規定した法律です。
フリーランスの労働環境を保護することを目的として、2024年4月に可決されました。
在宅フリーランスとして、発注事業者と健全な契約関係を結ぶためにも、ぜひ調べておきましょう。
また、これまでフリーランスには原則として労働基準法が適用されず、仕事中のケガに対する補償もありませんでした。しかし、11月からは労災保険の適用が広がり、フリーランスすべての職種で「労災保険」に特別加入できるようになります。
在宅フリーランスを始める際に、労災保険についても検討するとよいでしょう。
まとめ
この記事では、在宅フリーランスをはじめる際に理解すべきメリットやデメリットをはじめとして、在宅フリーランスでしっかり稼ぎたい人におすすめの仕事や、コツコツ稼ぎたい人におすすめの仕事などを紹介しました。
これを読むことで、自分に合った在宅フリーランスにはどんなものがあるかがわかるでしょう。
記事の後半では、仕事を獲得するための方法や、在宅フリーランスになるための注意点なども解説しました。
在宅フリーランスは、なること自体は非常に簡単にできますが、何も準備をせずにフリーランスになると、保険の切り替えが失敗し無保険になってしまったり、取引先とのトラブルなどにあってしまいます。
在宅フリーランスとして安定して働くためにも、事前準備が大切です。
ぜひ、この記事を読んで自分で自分を守りながら、在宅フリーランスとしての1歩を踏み出してください。
質問や感想があればご記入ください