リモートワークや在宅ワークといった働き方はコロナ禍を経て広く浸透し、“場所を選ばない仕事”が注目されるようになりました。
「自宅でマイペースに働きたい」
「好きな場所で仕事をしたい」
そんな思いを抱える人は少なくありません。
さまざまな事情により出勤が困難な状況でも、今は職を見つけやすい時代。
場所を選ばずに働くことができたら、
「家族との時間が増える」
「職場の面倒な人間関係から解放される」
「地方在住でも都市部の仕事にチャレンジできる」
「好きな時間に好きな場所で仕事ができる」
「憧れだった海外生活を実現できる」
など、自由な働き方によるメリットを実感できるはずです。
今回は、そんなワークライフバランスを大事にしたいあなたにオススメの職種を紹介していきます。
“どこでもできる仕事”ゆえの注意点や収入アップのコツについても解説していますので、あなたが求める理想の働き方を考える際にぜひ役立ててください。
- 「場所を選ばない仕事」のほとんどがパソコンを使う仕事。さまざまな職種がありますが、いちばんおすすめしたいのは「フルリモートのWEB系職種」で、リモートワークととても相性がいいというのがその理由です。
- リモートワークが可能な事務職もここ数年で増えてきたので、バックオフィス業務などの職種も「場所を選ばない仕事」として成立するようになりました。
- 最も自由な働き方を実現したいならフリーランスを目指しましょう。収入の安定も求めるなら、少々自由は制限されますがフルリモートの正社員がおすすめです。副業から経験を積んで、十分な実績ができたところで独立するという道もあります。
- 「場所を選ばない仕事」でおすすめの職種は以下の15個。
- WEBライター(特におすすめ)
- WEBデザイナー(特におすすめ)
- 動画編集/動画クリエイター(特におすすめ)
- ブロガー/アフィリエイター
- SNS運用代行
- ITエンジニア/プログラマー
- WEBマーケター
- バックオフィス業務(経理・人事など)
- オンライン秘書
- 翻訳・通訳
- カスタマーサポート/コールセンタースタッフ
- 講師/インストラクター
- コンサルタント
- カウンセラー
- 物販
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パソコンが使えればどこでも働ける
場所を選ばない仕事(どこでもできる仕事)=パソコンを使った業務
「場所を選ばない仕事」のほとんどがパソコンを使う仕事です。
今どきどんな業務にもパソコンを使いますので、致命的にパソコン作業が苦手という人でない限り、誰にでも自由に働く選択肢があるということになります。
インターネット環境が整った場所であれば、自宅、外出先、海外でもリモートで働くことが可能です。
いちばんのおすすめはフルリモートのWEB系職種
「場所を選ばない仕事」の代表格がWEB系の職種です。
詳しくは後述しますが、WEBライターやWEBデザイナーなど、「WEB」と名前の付く職種はパソコンとインターネット環境があればどこでも作業ができます。
出勤せずに働く「フルリモートワーク」と相性が良いのは当然。WEB業界において「場所にとらわれない働き方」は珍しいことではありません。
業種別のテレワーカー(リモートワークをしている人)の割合を見てみましょう。
引用:国土交通省「令和5年度 テレワーク人口実態調査 -調査結果(概要)」
テレワーカーのうち、情報通信業に従事する人の割合が圧倒的に高いことがわかりますね。
WEB業界全体がリモートワークに適応しているため、フルリモート可能な仕事や求人はたくさん見つかります。
リモートワークが可能な事務職もここ数年で増加
コロナ禍で多くの企業がリモートワークの導入に乗り出しました。
インターネット環境やセキュリティシステムが整い、今までは社内に限られていた作業が在宅でできるようになるなど、変化を実感している方も多いのではないでしょうか。
企業のリモートワーク(テレワーク)導入の推移を見てみましょう。
引用:総務省「令和5年 情報通信に関する現状報告の概要」第2部 情報通信分野の現状と課題
2020年以降テレワーク導入が急速に進み、半数を越えていることが見て取れますね。
事務職はパソコンを使った業務がメイン。データで仕事のやり取りができる職種です。
情報漏洩などのセキュリティ対策が万全であれば、むしろリモート向きの仕事と言えます。
業務の効率化やコスト削減など企業側にもメリットがあるため、リモートで取り組める事務職は今後も増える見込みです。
「場所選ばない仕事」おすすめ15選
ここではおすすめしたい「場所を選ばない仕事」を具体的に紹介していきます。
15種類の職業を選出した際のポイントは次の3つです。
- 在宅ワーク・海外居住に向いている
- 会社員・パートとして在宅ワークが可能
- 個人ビジネスとして活動しやすい
あなたが望む働き方に近いものを探してみてくださいね。
どこで働きたい?「場所を選ばない仕事」15選一覧表
まずはおすすめ15種の職業を「場所による自由度」で比較できるよう一覧にしてみました。
「場所を選ばない仕事」と一口に言っても、「どれくらい自由が許容されるのか」その程度は職種によって異なります。
あなたが働くことをイメージしている場所と相性のいい仕事を確認してみましょう。
場所による働き方の自由度
職種 | 自宅 | カフェ・図書館 | コワーキングスペース/レンタルスペース | 海外 |
WEBライター | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ |
WEBデサイナー | ◎ | △ | 〇 | ◎ |
動画編集/動画クリエイター | ◎ | △ | △ | ◎ |
ブロガー/アフィリエイター | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ |
SNS運用代行 | ◎ | × | △ | 〇 |
WEBエンジニア/プログラマー | ◎ | × | 〇 | ◎ |
WEBマーケター | ◎ | × | △ | 〇 |
バックオフィス業務(経理・人事) | ◎ | × | × | △ |
オンライン秘書 | ◎ | × | × | △ |
翻訳・通訳 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
カスタマーサポート/コールセンタースタッフ | ◎ | × | × | × |
講師/インストラクター | ◎ | × | △ | 〇 |
コンサルタント | ◎ | × | △ | 〇 |
カウンセラー | ◎ | × | × | 〇 |
物販 | ◎ | × | × | 〇 |
職種 | 自宅 | カフェ・図書館 | コワーキングスペース/レンタルスペース | 海外 |
WEBライター | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ |
WEBデサイナー | ◎ | △ | 〇 | ◎ |
動画編集/動画クリエイター | ◎ | △ | △ | ◎ |
ブロガー/アフィリエイター | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ |
SNS運用代行 | ◎ | × | △ | 〇 |
WEBエンジニア/プログラマー | ◎ | × | 〇 | ◎ |
WEBマーケター | ◎ | × | △ | 〇 |
バックオフィス業務(経理・人事) | ◎ | × | × | △ |
オンライン秘書 | ◎ | × | × | △ |
翻訳・通訳 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
カスタマーサポート/コールセンタースタッフ | ◎ | × | × | × |
講師/インストラクター | ◎ | × | △ | 〇 |
コンサルタント | ◎ | × | △ | 〇 |
カウンセラー | ◎ | × | × | 〇 |
物販 | ◎ | × | × | 〇 |
場所を選ばない仕事というと、カフェや外出先で自由に仕事をするイメージがありますが、情報漏洩のリスクがあることを忘れてはいけません。
コワーキングスペースやレンタルスペースの場合は、施設によって状況が異なります。
セキュリティ面や個室の有無など、仕事をする環境として相応しいかを確認しましょう。
在宅・海外居住にもおすすめ!自由に働けるWEB系職種
パソコンとインターネット環境があれば、時間に縛られずに自由に働くことができるWEB系の職種。
ここではおすすめを7つ紹介します。
- WEBライター
- WEBデザイナー
- 動画編集/動画クリエイター
- ブロガー/アフィリエイター
- SNS運用代行
- WEBエンジニア/プログラマー
- WEBマーケター
WEBライター
インターネット上に掲載される記事を執筆します。
今や企業のほとんどが自社サイトを保有している時代。
日々オンラインメディアに掲載される記事数は膨大です。
そのため、メディア記事を執筆できるWEBライターは引く手あまた。
ジャンルは多岐に渡るので、得意な分野があれば重宝されます。
執筆作業はどこでもできますし、パソコンが高スペックである必要もありません。
手持ちのパソコンですぐに始められるという気軽さは魅力。
WEB記事の案件は多く、未経験でもチャレンジできます。
最初は単価の低い案件からスタートし、経験とともに単価を上げていきましょう。
WEBライターである筆写の場合
私の仕事道具はノートパソコンひとつ。
クライアントとのやり取り、リサーチ、執筆、全てこれで事足りてしまいます。
仕事の受注から納品まで一貫してオンラインでおこなっているので、在宅ワークが実現できています。
“どこでもできる”という身軽さでは、この仕事がいちばんだと思っています!
働き方の自由度 | ★★★ 在宅ワーク◎ 海外居住◎ 外出先〇 |
おすすめポイント | ・未経験からのハードルが低い ・案件数が多い ・ライティングスキルが身に付く ・得意分野があれば高収入を見込める ・スキルを上げて収入アップが目指せる |
向いている人 | ・読むこと、書くことが好き ・情報収集が得意 ・好奇心旺盛 ・知識の深い分野がある |
習得しておきたいスキル | ・WEBライティングの知識 ・SEOの知識 |
SEO(Search Engine Optimization)
「検索エンジン最適化」と訳され、WEBサイトのコンテンツを検索結果の上位に表示させるための施策を意味します。
▼WEBライターに必要なSEOの知識についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
▼「WEBライターがどんな記事を書くのか知りたい」という方にはこちらの記事がおすすめです。
WEBデザイナー
インターネット上のあらゆるデザインを制作するのがWEBデザイナーです。
WEBサイトのデザインをイメージされることが多いですが、実際は広告バナーやYouTubeのサムネイル、SNS画像など幅広く制作しています。
ネット社会の現代において、WEBデザインのスキルはあらゆる場面で役立つこと間違いありません。
バナーなどの小さな制作物の需要も高く、初心者が挑戦しやすいのは魅力です。
パソコンとインターネット環境があればどこでも作業できるので、好きな場所で仕事をして成果物を納品するというワークスタイルのWEBデザイナーは珍しくありません。
フリーランスとして独立したい人にもおすすめです。
働き方の自由度 | ★★★ 在宅ワーク◎ 海外居住◎ |
おすすめポイント | ・未経験でもプロになれる ・初心者向けの案件が豊富 ・汎用性の高いデザインスキルが身に付く ・スキル次第で大きく稼げる可能性がある |
向いている人 | ・デザインが好き ・モノづくりが好き ・トレンドに敏感 ・コツコツ地道な作業ができる |
習得しておきたいスキル | ・デザインの知識 ・デザインツールの操作スキル ・コーディングの基礎理解 |
デザインされたものをWEBブラウザ上で見えるようにする作業。
HTMLやCSSといった言語を用いてコンピューターに指示書(ソースコード)を記述します。
▼WEBデザイナーについてもっと詳しく知りたいという方にはこちらの記事がおすすめです。
動画編集/動画クリエイター
YouTube動画やSNS向けの動画広告を編集したり制作したりします。
時代は4Gから5Gへ。
- 超高速・大容量
- 低遅延
- 多数同時接続
これらの実現によって動画の配信や視聴がますます快適になりました。世の中の動画需要は高まる一方。映像制作に携わる人にとっては追い風といえます。
編集作業はパソコンと向き合う地道な作業ですので、リモートワークと相性がいいのは言うまでもありません。
必要機材が複数あるため、持ち運びの手間や作業スペースの問題を考えるとカフェなどの外出先で仕事をすることはあまり現実的ではありませんが、在宅ワークにはとても向いています。
働き方の自由度 | ★★★ 在宅ワーク◎ 海外居住◎ |
おすすめポイント | ・世の中の動画需要が高まっている ・クリエイティブな仕事に携われる ・映像が作品として残る ・キャリアの幅を広げていける |
向いている人 | ・日頃から動画をよく見る ・SNSに動画をよく投稿している ・映像制作に興味がある ・地道な作業や作品作りが好き |
習得しておきたいスキル | ・動画編集ソフトの操作 ・デザインの知識 ・編集スキル |
▼動画クリエイターの将来性についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ブロガー/アフィリエイター
ブログを運営して広告収入を得るのがブロガーやアフィリエイターです。
ブログ記事に広告を貼り、読者がその広告経由で商品を購入すると報酬が発生するという仕組みになっています。
収益化するまで時間がかかるという難点はありますが、「どこでもできる」「好きなテーマで記事が書ける」という点では最も自由な職業です。
たとえば「旅」をブログのテーマにすれば、仕事として海外を渡り歩くことも夢ではありません。
働き方の自由度 | ★★★ 在宅ワーク◎ 海外居住◎ 外出先◎ |
おすすめポイント | ・どこでもできる ・自分の好きな時間に作業できる ・不労所得が得られる |
向いている人 | ・書くことが好き ・自ら情報発信をしたい ・コツコツ継続できる |
習得しておきたいスキル | ・SEOの知識 ・ライティングスキル ・アフィリエイトのノウハウ |
▼アフィリエイトで稼ぐのは簡単ではありませんが、副業であれば気軽に始められます。
こちらの記事で詳しく解説しています。
SNS運用代行
InstagramをはじめとするSNS運用を代行する仕事です。
WEBサイト同様、自社のSNSを運用している企業は多く、運用をプロに任せるということは珍しくありません。
投稿や分析はパソコンやスマホで完結。クライアントとのやり取りもチャットやビデオ通話でできるので在宅ワークとして人気があります。
具体的な仕事内容は、
- 投稿内容の企画・作成・投稿
- ターゲティング
- SNS広告の出稿と運用
- ユーザーの動向・反応の分析
- 分析結果の報告と改善
- ユーザーとのコミュニケーション など
SNS運用の業務全般を担い、商品やサービスの認知拡大や購入といった目的の達成を目指します。
働き方の自由度 | ★★☆ 在宅ワーク◎ 海外居住〇 |
おすすめポイント | ・リモートワークが可能 ・スキマ時間を活用できる ・マーケティングのスキルが身に付く |
向いている人 | ・SNSを日頃から活用している ・毎日こまめに更新ができる ・ユーザーとの交流を楽しめる |
習得しておきたいスキル | ・マーケティングスキル ・データ分析 ・コミュニケーションスキル |
ITエンジニア/プログラマー
ITエンジニアはシステム開発・管理・保守などに携わるエンジニアの総称で、プログラマーもそのなかの一人。
パソコンに向かって一人で取り組む作業が多く、リモートワーカーの多い職種です。
高い集中力が求められるため、カフェなどの外出先よりも、静かな自宅のほうが作業場所として適しています。
エンジニアはWEBデザイナーやWEBライターよりも高収入。スキルが高いほど収入が上がっていきます。
プログラマーとして数年経験を積んだあとに、エンジニアにキャリアアップしていくのが一般的です。
未経験でもプログラマーは目指せますので、興味を持ったらチャレンジしてみましょう。
働き方の自由度 | ★★☆ 在宅ワーク◎ 海外居住◎ |
おすすめポイント | ・需要が高く求人や案件がたくさんある ・キャリアアップしやすい ・常に最先端の技術に触れられる |
向いている人 | ・プログラミングやモノづくりが好き ・黙々と作業できる ・論理的思考や問題解決力を身に付けたい |
習得しておきたいスキル | ・SEOの知識 ・ライティングスキル ・アフィリエイトのノウハウ |
▼ITエンジニアとプログラマーの違いについてはこちらで詳しく解説しています。
WEBマーケター
WEBを中心とするデジタルサービスを活用して、マーケティング活動を企画・実施します。
具体的には、
- WEB広告運用
- SEOの改善
- ランディングページ(LP)の改善
- SNSの運用・改善 など
パソコンとインターネット環境があればどこでも作業できますが、クライアントに関する重要な情報を扱うため、カフェなどの公共の場での作業は控えたほうがいいでしょう。
WEBサイトの分析ソフトや広告運用ツールの操作などができなければなりませんので、実績のない初心者には少しハードルが高い仕事です。
慣れないうちはWEB広告の運用に特化するなど、ピンポイントで仕事を受けることも検討しましょう。
働き方の自由度 | ★★☆ 在宅ワーク◎ 海外居住〇 |
おすすめポイント | ・WEB全般の汎用性の高い知識が得られる ・WEB系職のなかでも給与水準が高い |
向いている人 | ・論理的に物事を考えられる ・数字に強く分析力がある ・変化に応じて柔軟に対応できる |
習得しておきたいスキル | ・データ分析・マーケティングの知識 ・WEB広告運用の知識 ・コミュニケーション力 |
▼WEBマーケティングについてもっと詳しく知りたい方にはこちらの記事がおすすめです。
会社員・パートで在宅ワーク可!リモート求人が増えている職種
「場所を選ばない仕事」というとクリエイティブで自由な働き方をイメージされがちですが、在宅ワークが身近になった今、従来のオフィスワークも働く場所に関して融通が利くようになりました。
「リモートでオフィスワークをしたい」という人におすすめの仕事を4つご紹介します。
- バックオフィス業務(経理・人事など)
- オンライン秘書
- 翻訳・通訳
- カスタマーサポート
バックオフィス業務(経理・人事など)
人事や経理・財務、法務、総務、庶務といった社内業務を担います。
リモートワークの環境が整った企業では、こういった社内業務も在宅社員に任せることが可能です。
個人事業者やワークスペースを持たない会社が、事務仕事をアウトソーシングするケースも珍しくありません。業務委託で仕事を請け負うという選択肢もあります。
働き方の自由度 | ★☆☆ 在宅ワーク◎ |
おすすめポイント | ・人事や法務、経理などの経験を活かせる ・社員として在宅ワークができる ・安定した収入が得られる |
向いている人 | ・コツコツと事務作業を継続できる ・正確さを求められる事務仕事が得意 ・サポート業務にやりがいを感じる |
習得しておきたいスキル | ・Office系ソフト ・オンラインビジネスツール (チャットやビデオ会議ソフトなど) ・管理部門ごとの専門知識 |
オンライン秘書
秘書業務を在宅で請け負います。
業務内容は、スケジュール管理やアポイントメントの調整、メール確認や返信の代行、資料作成、出張手配、請求書管理、会食の手配など。
雇い主の事務作業を代行するイメージですので、契約先によって内容が異なります。
経理の知識など秘書業務に活かせるスキルがあれば強みとしてアピールしましょう。
情報漏洩のリスクや電話対応の必要性を考えると、カフェやコワーキングスペースの利用は現実的ではありませんが、在宅ワークには向いている仕事です。
働き方の自由度 | ★★☆ 在宅ワーク◎ |
おすすめポイント | ・事務職の経験を活かせる ・社員採用されやすい ・収入が安定しやすい |
向いている人 | ・気配りができる ・スケジュール管理が得意 ・マルチタスクが得意 ・パソコン作業が好き |
習得しておきたいスキル | ・Office系ソフト ・オンラインビジネスツール (チャットやビデオ会議ソフトなど) ・コミュニケーションスキル |
翻訳・通訳
「日本語→外国語」「外国語→日本語」に翻訳/通訳する仕事です。
パソコン作業と相性の良い翻訳業のみならず、オンライン通訳の需要も高まっているのは注目すべきポイント。
医療や薬学、法律や金融など専門性の高い分野を訳せると高収入が見込めます。
需要が高いのはやはり「日本語⇔英語」です。
次いで「日本語⇔中国語」の翻訳者/通訳者が求められています。
翻訳
学術書や文芸書を翻訳する出版翻訳よりも、在宅ワークで求人が多いのは産業翻訳です。
主にマニュアルや契約書、ビジネス書類、企業サイトの翻訳をします。
通訳
オンライン会議の際、リモートで通訳をする仕事です。
働き方の自由度 | ★★☆ 在宅ワーク◎ 海外◎ 外出先◎ |
おすすめポイント | ・語学力を活かして働ける ・実践によって語学力が上がる ・スキマ時間を活用しやすい |
向いている人 | ・得意な言語がある ・文章力がある ・表現力が豊か ・探求心があり勉強熱心 |
習得しておきたいスキル | ・高い語学力(外国語と日本語) ・翻訳/通訳技術 ・専門分野の知識 |
カスタマーサポート/コールセンタースタッフ
電話、メール、チャットなどを活用したお客様対応をします。
商品やサービスの注文、問い合わせ、クレームの受け付けが主な業務です。
パソコンと電話があれば場所を選ばずにできる仕事ですが、静かなスペースやヘッドセットを準備するなど、適切な環境が必要になります。
働き方の自由度 | ★☆☆ 在宅ワーク◎ |
おすすめポイント | ・資格や経験がなくても始められる ・コミュニケーション力が磨かれる |
向いている人 | ・お客様目線で考えられる ・人の話を聞くのが好き ・気分転換が上手い |
習得しておきたいスキル | ・取り扱う商品やサービスの知識 ・わかりやすく説明するスキル ・丁寧な言葉遣い |
距離を越えて繋がれる!個人ビジネスとして活動しやすい職種
オンラインで気軽に人と人が繋がることができるようになった今、これまで対面でしか成り立たなかった職種が、オンラインで可能になりました。
インターネットを活用して個人ビジネスを展開しやすい職種を4つ、紹介していきます。
- 講師/インストラクター
- コンサルタント
- カウンセラー
- 物販
講師/インストラクター
Zoomを始めとするビデオ会議ツールが普及し、あらゆることをオンラインで学べるようになりました。
語学・スポーツ・ビジネススキル・WEBスキル、アート、美容など、さまざまなジャンルで需要があるので、特技があれば“教えること”を仕事にできます。
インターネット環境と時差さえ問題にならなければ、海外を拠点に活動することも可能。
「特技が思い当たらない」という場合は、オンライン家庭教師という手もあります。
ニーズが高まっているので、小学生・中高生に勉強を教えたい人におすすめです。
働き方の自由度 | ★★★ 在宅ワーク◎ 海外〇 |
おすすめポイント | ・特技や趣味を活かせる ・いつでもどこでも講座を開催できる ・人に教えることにやりがいを感じられる |
向いている人 | ・人に好かれるキャラクター ・知識をアップデートをしている ・レッスンの準備を怠らない |
習得しておきたいスキル | ・特定の分野についての深い知識や経験 ・コミュニケーション力 ・集客のノウハウ |
コンサルタント
相談者の課題を見つけ、改善策を提示し問題解決をサポートします。
オンラインツールを使えば、リモートでもコンサルタント業は十分可能です。
- 経営戦略や事業再生
- 会計や財務
- 人事や組織開発
- 広告運用やWEBメディア関連
- システム開発などのIT関連
- キャリア相談 など
専門性の高い知識や資格を活かしたアドバイスができると高収入が見込めます。
働き方の自由度 | ★★☆ 在宅ワーク◎ |
おすすめポイント | ・分野によっては高収入が見込める ・成果や実績によって単価を上げやすい ・人の助けになることができる |
向いている人 | ・人にアドバイスするのが上手 ・論理的に物事を考えられる ・コミュニケーション力が高い |
習得しておきたいスキル | ・専門性の高い知識と実績 ・分野によっては資格の取得 ・コミュニケーション力 ・集客のノウハウ |
カウンセラー
相談者の悩みに寄り添い、不安を解消できるように導く仕事です。
オンラインカウンセリングは、クリニックやカウンセリングルームよりも気軽で、相談者がリラックスしやすいというメリットがあります。
無資格でも「カウンセラー」を名乗ることはできますが、その場合の相談内容は仕事や子育て、人間関係の悩みがほとんどです。
人の心や行動に大きな影響を及ぼす仕事なので、「心理カウンセラー」と名乗るのに相応しい知識や資格を保有していておくと、より専門的なサポートが可能になります。
- 臨床心理士
- 認定心理士
- 産業カウンセラー
- キャリアコンサルタント
- 学校心理士
- 臨床発達心理士
- メンタル心理カウンセラー
- 上級心理カウンセラー
- メンタルケアカウンセラー
働き方の自由度 | ★★☆ 在宅ワーク◎ |
おすすめポイント | ・悩んでいる人の助けになれる ・カウンセリングの経験が積める ・コミュニケーション力が磨かれる |
向いている人 | ・他人の気持ちに寄り添える ・根気強く話を聞くことができる ・相手に安心感を与えられるキャラクター |
習得しておきたいスキル | ・心理学に関する知識 ・カウンセリングのスキル ・コミュニケーション力 ・カウンセリング関連の資格 |
物販
物販は、仕入れた商品に利益をプラスして販売するビジネス。
仕入れから販売・発送までオンラインで完結させることができるので、在宅ワークとして人気があります。
仕入れた商品のみならず、家の中にある不要品をメルカリをはじめとするオークションサイトに出品して売り上げを得ることや、自分で手作りした物をネットショップで販売することも物販ビジネスです。
- メルカリ
- ヤフオク
- Amazon
- minne
- BASE
働き方の自由度 | ★★☆ 在宅ワーク◎ 海外〇 |
おすすめポイント | ・特別なスキルは不要 ・スキマ時間を活用できる ・趣味で作った物を売ることができる |
向いている人 | ・日頃からネットショップを使っている ・トレンドや新しいもののリサーチが好き ・ネット販売のルールを守れる |
習得しておきたいスキル | ・物販ビジネスのノウハウ ・商品PRのコツ ・情報収集力 |
覚えておこう!
「場所を選ばない仕事」として、ポイ活、商品モニター、シール貼りなどが取り上げられていることがありますが、これらの単純作業は単価が低く、内職のようなイメージです。
かなり数をこなしてもあまり稼げないことがほとんどで、「労力のわりに稼げない」と感じるはず。
仕事というよりは、「ちょっとしたお小遣い稼ぎ」と考えておくほうがいいでしょう。
「フリーランス or 会社員?」場所を選ばない働き方
以前は、場所を選ばず自由に働くならフリーランスになるしかありませんでしたが、今は企業も従業員のライフワークバランスを尊重する傾向にあります。
在宅ワークやフレックスタイム制度の導入など、働きやすい環境が整いつつある中、「場所を選ばない働き方」を最も実現できるのは「フリーランス or 会社員」どちらでしょうか。
最も自由に働けるのはフリーランス
やはり「働き方の自由の度合い」で言えばフリーランスに勝る働き方はありません。
誰からも拘束されず、働く場所も時間も自由。
「全ての裁量権が自分にある = 自由」ということになります。
ただし、自由ゆえの苦労やリスクがあることも忘れてはなりません。
仕事量と納期のバランスや、トラブルが起こったときの対処など、十分に把握して備えておく必要があります。
それさえクリアできれば、いつでもどこでも好きなように働く自由が手に入ります。
フリーランスの「自由」は、「何でも自分の好きにしていい」という意味ではありません。
会社に守られている会社員と違って、フリーランスは全ての責任を自分で負っています。
クライアントの意向に沿わなければならないこともたくさんあり、納期や期日は厳守。
納期から逆算して計画的に仕事を受注し、作業を進める必要があります。
納期に間に合わずクライアントに迷惑をかければ損害賠償責任を問われることだってあるのです。
「自由であることは決して気楽ではない」ということも覚えておきましょう。
▼フリーランスがトラブルに巻き込まれたらどうすればいいのでしょうか?
こちらに詳しくまとめてあるのでぜひ参考にしてください。
職種によっては「会社員」として場所を選ばず働くことも可能
コロナ禍で在宅ワークの導入を始めた企業は多いでしょう。
新型コロナウイルスが5類に移行した現在も、引き続き在宅ワークを取り入れているところも少なくありません。
そうなると、会社員でいながら場所を選ばず働くことが可能になりますが、それはあくまで「在宅」の話。
情報漏洩のリスクからカフェやコワーキングスペースでの作業は避けるように言われているはずです。「どこでもいい」というわけにはいきません。
また、会社員やパートなど、企業に雇用されている限り、常に「勤怠管理」されることになります。
フレックスタイム制度によって多少の融通は利いても、労働時間や休憩時間、残業の有無などは細かく管理されており、変更には事前申請が必要。
時間に関しても、「いつでも自由」というわけではないということを考えると、「いつでもどこでも自由」な働き方はフリーランスに軍配が上がるといえます。
「場所を選ばない仕事」のメリット・デメリット
場所を選ばない働き方を選択する前に、そのメリット・デメリットをきちんと把握しておきましょう。
ここでは「場所を選ばない仕事」の5つのメリットと5つのデメリットについて見ていきます。
「場所を選ばない仕事」5つのメリット
まずはメリットから見ていきましょう。
5つのメリットは次の通り。順番に解説していきます。
- 通勤時間を節約できる
- 人間関係によるストレスを軽減できる
- 自分のペースで仕事ができる
- 遠く離れた会社や取引先とも仕事ができる
- カフェや旅先など好きな場所で働ける
1.通勤時間を節約できる
「毎日会社と自宅の往復で疲労困憊」
「通勤ラッシュに揉まれ、会社に着いた時点ですでに疲れている」
という状況に心当たりのある人は多いはずです。
日本の平均通勤時間は往復1時間19分。
首都圏の平均通勤時間は往復1時間半を越えます。
(都道府県別に見ると神奈川県が最も多く、往復1時間40分)
この出社にかかる時間をまるまる省くことができたら、かなり時間を節約できます。
出勤準備にかかっていた身支度の時間も必要最低限になるとすれば、だいぶ時間のゆとりが生まれるのではないでしょうか。
その時間をゆったり過ごす、家族と過ごす、趣味や勉強に費やすなど、使い道はそれぞれ。
通勤に使う体力も温存できるので、少なくとも始業前に疲弊しているという事態は避けられ、気持ちよく一日をスタートできそうです。
実際はどうなの?
私の場合、通勤しないことで生まれた時間を「自分の時間」として有効活用しています。
“積ん読”になっている本を読んだり、資格試験の勉強をしたり。
節約できた時間の使い道を考えること自体、楽しかったりします。
通勤に費やしていた時間が、“ちょっと豊かな時間”になりますよ。
2.人間関係によるストレスを軽減できる
職場の人間関係が上手くいかないと大きなストレスを抱えることになります。
波長の合わない同僚、パワハラやモラハラの上司に悩んでいる人は少なくないようです。
2021年に日本労働調査組合が20〜49歳の会社員520名を対象に実施したアンケートでは、約6割が「職場の人間関係を理由に退職・転職を考えたことがある」と回答しています。
苦手な人と職場で毎日顔を合わせるのは苦痛以外の何物でもありませんよね。
出勤する必要がなければ、こういった会社の煩わしい人間関係と距離を置くことができます。
メールやチャットなど、オンラインによるコミュニケーションで新たな課題が出てくる可能性はありますが、それでも人間関係によるストレスが大幅に減ることは期待できます。
参考:PRTIMES「日本労働調査組合 職場の人間関係に関するアンケート 結果発表」
実際はどうなの?
完全リモートで仕事ができているので、人間関係によるストレスはゼロ。
仕事中に人の顔色をうかがう必要もなければ、相手の機嫌に振り回されることもありません。
チャットやビデオ通話が主なコミュニケーション手段になりますが、距離感があるからこそ、丁寧なやり取りが心掛けられているように感じます。
実際、クライアントさんとは気持ちの良い関係が築けていますよ。
3.自分のペースで仕事ができる
職場では電話・来客の応対、話しかけられたり手伝いを頼まれたりする度に仕事を中断せざるを得ません。
場所を選ばない仕事なら、集中できる場を選んで作業を進めることができます。
好きなタイミングでコーヒーブレイクを入れることもできますし、「周りが会社に残っているから帰りづらい」ということもありません。
勤務時間を決められていないフリーランスなら、いつ仕事を始めてもOK。
午前中に仕事を片付けて午後はゆったり子どもと過ごすといった働き方も可能です。
実際はどうなの?
私はフリーランスなので、一日の労働時間を決めるのは自分。
仕事がはかどった日は、早めに切り上げてのんびりすることもあります。
ランチタイムや休憩をいつ取ろうと自由ですし、誰にも文句は言われません。
そもそも、仕事量を調整することも可能です。
勤怠を管理されるストレスとは無縁。
マイペースに働けているという実感はものすごくあります。
4.遠く離れた会社や取引先とも仕事ができる
リモートで働くことができれば居住地がハンデになることはありません。
地方に住みながらフルリモートで都市部の会社の社員として働くことも可能ですし、都市部のクライアントが地方在住のフリーランスに業務を委託することもあります。
生活の拠点が海外だとしても同じことです。
スキルさえあればチャンスがあるというのが「場所を選ばない仕事」のいいところ。
場所によって選択肢が限られないというのは大きなメリットと言えます。
実際はどうなの?
実際に遠く離れたところから仕事の依頼がくることがあります。
リモートで成り立つ仕事は、依頼者も受注者も「居住地」や「所在地」にこだわりません。
受注も納品もオンラインで完結しているので、エリアの垣根を感じたことは一度もありません。
5.カフェや旅先など好きな場所で働ける
「場所を選ばない仕事」と聞いてまず、カフェや旅先で仕事をするというワークスタイルをイメージした人もいるかもしれませんね。
「景色のいい旅先で自由に働く」
「その日の気分や天気に合わせて快適なカフェで仕事をする」
そんな暮らし、憧れてしまいますよね。
オフィスのような拠点を待たず、遊牧民のように移動しながら好きなところで仕事をする人をノマドワーカーと言います。
WEB系職種のフリーランスならノマドワークが可能です。
働く場所に囚われないことで行動範囲が広がり、プライベートを充実させやすいというメリットがあります。
実際はどうなの?
ノートパソコンがあれば仕事ができるので、移動中や外出先で作業することもあります。
煮詰まってくるとよくお気に入りのカフェで執筆していますよ。
旅先でノマドワークができる場所を探すのも楽しみのひとつです。
「場所を選ばない仕事」5つのデメリット
続いて、場所を選ばない仕事のデメリットを5つ見ていきましょう。
- 自己管理が難しい
- 環境によっては仕事に集中できないことがある
- 孤独を感じることがある
- 情報漏洩のリスクと常に隣り合わせ
- スキルがなければ思うように稼げない
1.自己管理が難しい
オフィスに出社すれば自然と仕事モードに入ることができますが、プライベート空間と仕事をする場が同じだと、気持ちの切り替えがなかなか難しいものです。
周りの目がないことで自分に甘くなってしまい、仕事がはかどらなかったり、逆に働きすぎてしまったり。
働く時間が不規則になったり、間食が増えたりすることも考えられます。
自分を律することが苦手な人は要注意です。
- 稼働時間を決める
- 抱えているタスクを洗い出し、優先順位を付ける
- 一日のスケジュールを決める
- スケジュールに沿ってタスクをこなしていく
実際はどうなの?
意識しないと仕事とプライベートの境界線が曖昧になってしまうのが難しいところ。
出勤する必要がなくても身だしなみを整えてから仕事に取りかかる、ランチタイムは外に出る、終業時刻を決めておくなど、オンとオフのきっかけを作るように工夫しています。
2.環境によっては仕事に集中できないことがある
オフィスのような仕事をする空間でない限り、何かしら不自由を感じることはあるはず。
- カフェのBGMが大きい
- 隣の席の人達の会話が聞こえてきて集中できない
- 家族がいると家のリビングが使えない/集中できない
- ビデオ会議中に家族の生活音が入ってしまう
そもそも、カフェやファミレスは仕事をする場所ではないので、長居をすると嫌がられることもあります。迷惑になっていないか気を配り、適度な時間で切り上げるようにしましょう。
- 耳栓やノイズキャンセリングのイヤホンを使う
- 賑やかなカフェは避ける
- ソファや食卓を使わず、専用の机と椅子を用意する
- 壁に向かう形で机をセットする
- パーテーションを活用する
- 防音パネルを利用する
- 家族と話し合って協力を得る
実際はどうなの?
BGMが大きくて気になるカフェは即退散。
ファミレスは賑やかすぎるので仕事での利用は避けるようにしています。
家では移動できる作業机を用意し、集中しやすいスペースで執筆に取り組んだり、生活空間が目に入ると気が散ってしまうので、デスクパーテーションを活用したりしています
3.孤独を感じることがある
一人で淡々と仕事に取り組んでいると孤独を感じることがあります。
「気付けば今日誰とも口をきいていない・・・」
という日が続くことも珍しくありません。
取り残されたような感覚に陥ってネガティブ思考になる前に、人とコミュニケーションを取るようにしましょう。
- メールやチャットを活用して進捗状況をこまめに報告する
- わからないことや疑問を抱え込まずに質問する
- ビデオ会議の機会を増やす
- ランチタイムに外出する
- 同僚やフリーランス仲間と連絡を取り合う
- コミュニティに参加する
実際はどうなの?
疑問は抱えず、チャットですぐに質問するようにしています。
オンラインでも、“やり取り”があることで孤独感はだいぶ薄れますよ。
休日は意識して人と会う予定や外出する予定を入れています。
在宅ワークとのメリハリをつけるのがポイントです。
4.情報漏洩のリスクと常に隣り合わせ
外出先で仕事をする場合は、情報漏洩のリスクと常に隣り合わせだということを忘れてはいけません。
場所を選ばない仕事のほとんどはパソコンを使いますので、ウイルス対策は必須です。
社内であれば強固なセキュリティで守られていますが、在宅や外出先となれば個人で用心するしかありません。
- インターネットを通じてウイルスに感染した結果、情報が漏洩してしまった
- 重要なデータが入っているパソコンが盗まれてしまった
こういった事態になれば、損害賠償責任を問われることがありますので、十分注意しましょう。
- 公共のWi-Fiを使うを避け、モバイルルーターを持ち歩く
- のぞき見防止設定(カラーフィルター)をオンにする/のぞき見防止シートを使う
- 席を立つときは大事な資料やパソコンを置きっぱなしにしない
実際はどうなの?
カフェなどのフリーWi-Fiはなるべく使わず、外出先ではオフラインで執筆作業を進めることが多いです。
オンラインとオフラインを上手く使い分けて効率的に作業が進められるようにしています。
5.スキルがなければ思うように稼げない
場所を選ばない仕事をするにはスキルが必要です。
スキルがなくでもできる仕事はありますが、単価が低いために数をこなしてもなかなか稼げません。「誰でもできる単純作業では稼げない」ということを覚えておきましょう。
先程紹介した15種の職業なら、スキルアップすることで収入を上げていけます。
未経験でもスキルさえあれば仕事を依頼してもらえる可能性がありますので、事前に習得してからスタートすることをおすすめします。
未経験の分野でいきなり大きく稼ぐことは難しいため、スキル習得後は副業で経験を積みながら、小さくスタートするのがおすすめです。
実際はどうなの?
ライターの仕事で私が最初に請け負った案件は文字単価0.5円を下回っていました。
そこから経験を積み、スキルアップとSEOの成果などを経て、今は当時の4倍の単価で仕事を受けることができています。
スキル次第で自分の市場価値がずいぶん変わることを実感しました。
今後もスキルの習得とアップデートは欠かせません。
「場所を選ばない仕事」で安定した収入を得る方法&収入アップのコツ
安定した収入を得たい ⇒ フルリモートの正社員
大きく稼げるようになりたい ⇒ スキルを身に付けフリーランスとして独立
「自由」という点では、場所にも時間にも縛られないフリーランスが最適ですが、
「安定した収入」となると話が変わってきます。
詳しく見ていきましょう。
フルリモートの正社員
安定した収入を求めるなら、「場所を選ばない職種」でフルリモートの正社員がベスト。
勤務時間や場所の自由に制限はあるものの、オフィス勤務の会社員よりは自由に働けます。
固定給が毎月入ってくるというのは大きな安心材料。
給料を上げたいのであれば、能力や専門性を磨いて昇進・転職で上位職を目指します。
会社によっては、毎月の給料に資格手当がプラスされることもあるので、キャリアアップに必要な資格を取得しておくのもひとつです。
- TOEIC
- 日商簿記検定
- 産業カウンセラー
- 社会保険労務士
- ビジネス実務法務検定試験
- ファイナンシャル・プランナー
- 中小企業診断士 など
フリーランスとして独立
「会社員以上に大きく稼ぎたい」という目標のある人は、高いスキルを身に付けてフリーランスとして独立してもいいでしょう。
正直、実績がないうちはなかなか仕事を獲得できないので苦労することがほとんど。
ただ、それは誰もが通る道ですので気に病むことはありません。
前にお伝えしたように、副業からスタートすれば収入面でのダメージはゼロ。
どんな職種も実践から学ぶことが多いので、小さな案件からコツコツ経験を積み、着実にスキルアップしていきましょう。
高いスキルが身に付き、十分に自分の市場価値が上がったタイミングで独立するのがポイント。会社員以上に稼ぐことも夢ではありません。
「場所を選ばない仕事」の見つけ方
ここでは「場所を選ばない仕事の見つけ方」を紹介していきます 。
仕事の探し方は以下の4つ。
- 求人サイト
- クラウドソーシングサイト
- フリーランス向けエージェント
- スクール
それぞれ詳しく見ていきます。
求人サイト
フルリモートの正社員を望むなら、求人サイトで探しましょう。
探し方のコツは、サイト内で「フルリモート」「在宅勤務」などのワードで検索すること。
エリアを限定しなければかなりの数の求人がヒットします。
クラウドソーシングサイト
フリーランスは一般的に「業務委託」という形で仕事を受注します。
さまざまな案件を見つけるのに便利なのがクラウドソーシングサイト。
クラウドソーシングサイトとは、仕事の依頼者と受注者をマッチングしてくれるプラットフォームです。
未経験でもチャレンジできる案件が豊富にあるので、フリーランス初心者はここからスタートするといいでしょう。
フリーランス向けエージェント
フリーランスに特化したエージェントを利用するという方法もあります。
エンジニアなどIT関連の仕事の紹介が主です。
クライアントとの交渉や事務手続きのサポートまでしてもらえるので、心強く感じている人も多いようです。
スクール
場所を選ばない仕事をするにはスキルの習得が不可欠だと前にお伝えしました。
独学で身に付ける方法もありますが、転職や独立という目的が定まっているならスクールで学ぶのがいちばんの近道です。
卒業後のキャリア相談や、転職サポート、在学中の案件チャレンジなど、サポートが充実しているスクールが多いので頼りにするのもいいでしょう。
▼WEBデザインを学ぶのにおすすめのスクールはこちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
「場所を選ばない仕事」でどこでも働ける自由を手に入れよう!
おすすめの「場所を選ばない仕事」を紹介してきました。
場所にとらわれずに仕事を選べたら、可能性が一気に広がりますね。
働き方を変えるのには勇気がいりますが、あなたにとっての理想のワークライフバランスを追及してみてください。
おすすめの「場所を選ばない仕事15選」をおさらいしておきます。
- WEBライター
- WEBデザイナー
- 動画編集/動画クリエイター
- ブロガー/アフィリエイター
- SNS運用代行
- ITエンジニア/プログラマー
- WEBマーケター
- バックオフィス業務(経理・人事など)
- オンライン秘書
- 翻訳・通訳
- カスタマーサポート/コールセンタースタッフ
- 講師/インストラクター
- コンサルタント
- カウンセラー
- 物販
最も自由な働き方ができるのはフリーランス。
収入の安定も求めるなら、フルリモートの正社員がおすすめです。
副業から経験を積んで、スキルと自信が付いたタイミングで独立するという方法もあります。働き方が多様化している今こそチャンス。
どこでも働ける自由を手に入れて、あなたの人生をより輝かせてくださいね。
質問や感想があればご記入ください