WEBライターとして働く場合、避けては通れないのが「納期」です。
どの職種でも納期を守る必要があるのですが、なかでもWEBライターは特に重要視されています。
しかし、実際にWEBライターとして活動しはじめると
「納期ってどれくらいに設定すればいい?」
「納期に間に合わないときはどうしたらよいの?」
「納期を守るためにした方がよいことはある?」
などさまざまな場面で納期に関する疑問が出てきますよね。
私も納期に遅れそうになって、どうすればいいか調べたことがあります。
今回はそんな納期に関する疑問を持っている方に向けて、
- WEBライターの納期の目安
- 納期に遅れることによる弊害
- どうしても納期に間に合わないときの対処法
- WEBライターが納期に間に合わないときの謝罪文
- 納期に遅れそうなときにやってはいけないこと
- WEBライターが納期を守るための秘訣
をお伝えしていきます。
この記事を読めば、あなたが抱えている納期に関する疑問を解消できるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事は「納期」に関することを幅広く扱っています。
もし、一部の情報だけをピンポイントで知りたい方は、目次から各見出しに飛ぶのがおすすめです。
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WEBライターの納期はどれくらいが目安?
納期はクライアントや案件の内容によって変わりますが、5000文字を超える記事だと、5日〜1週間くらいが目安です。
質の高い記事を作成する場合、構成から執筆に1日〜3日かかりますし、そこから推敲や修正をする必要もあります。
それらをひっくるめて考えると、1記事5日〜1週間というのが妥当だといえます。
ちなみに納期の形式はクライアントによってさまざまです。
「この記事を◯日で書いてください」と言われる場合もありますし、「◯週間で何本書けるか教えてほしいです」と言われることもあります。
※WEBライターのなかには納期が5日〜1週間の記事を複数同時に進めている方もいます。どれくらい記事を抱えるかは自身の稼働時間と執筆スピードを踏まえて慎重に考えましょう。
WEBライターが納期を守れないことで起こる3つの弊害
次にWEBライターが納期を守れなかったときにどうなるのかをお伝えします。
弊害があるとわかれば「間に合うようにしなければ」という気持ちが強まり、納期に遅れにくくなるのでぜひ読んでくださいね。
クライアントからの信用を失う
納期に遅れるというのは、約束を破ることですから当然クライアントからの信用を失うことになります。
その結果、起きる弊害が次の2つ。
- 文字単価が上がりにくくなる
- 継続的な依頼をもらえなくなる
納期に遅れるだけで、報酬が少なくなる、仕事が少なくなるというのは本当にもったいないです。
自分の収入を守るためにも納期には遅れないようにしましょう。
案件をもらいにくくなる
納期遅れによって特定のクライアントからの信用が落ちても、他のクライアントから仕事をもらえばいいだけだと思っている人もいるかもしれません。
しかし、その考え方は危険です。なぜなら、納期に遅れたという悪評が広がる可能性があるからです。
クラウドソーシングで案件を受注する場合、クライアントからの印象が悪いと低評価をつけられます。
そうなると、案件を取りにくくなってしまうのです。
納期遅れはWEBライターとしてのキャリアに傷をつける行為だと覚えておきましょう。
損害賠償を請求される
WEBライターが納期に遅れると、最悪の場合損害賠償を請求されます。
「WEBライターは単価が低いから、損害賠償で訴えられる可能性は低い」という方もいますが、問題は「可能性が1%でもある」ということです。
一度でも損害賠償を請求されると、お金、時間、ライターとしての評価を一気に失ってしまいます。
後悔してからでは遅いので、絶対に納期に遅れないようにしましょう。
※契約書に「遅延損害賠償」の項目を作っているクライアントもいます。契約書を書くときに、その項目に書かれていることを必ず確認してくださいね。
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WEBライターがどうしても納期に間に合わないときの5つの対処法
絶対に守らなければいけない納期ですが、やむを得ず守れないときがあるかもしれません。
その場合はどうしたらよいのでしょうか。
ここでは、万が一遅れてしまったときの対処法を説明します。
「間に合わない」とわかった時点で連絡する
「納期に遅れるかもしれない」とわかったらすぐにクライアントに連絡しましょう。
事前に連絡をするのとしないのとでは、印象がまったく違います。
連絡があれば納期に遅れていても「契約を解除しよう」とは思われません。
連絡するのをためらう気持ちはとてもわかりますが、遅くなればなるほど伝えづらくなります。
そのため、遅れそうと思ったらすぐにクライアントに連絡してくださいね。
まずは丁寧に謝罪する
連絡するときには、まず丁寧に謝罪するのが大切です。
クライアントは「ひと月に記事を何本公開するか」計画を立てて、ライターに仕事を依頼しています。
納期を割られると計画が崩れてしまうのでとても困るのです。
そのため、まずは迷惑をかけていることに謝る必要があります。
遅れてしまうのにはやむを得ない事情があると思います。
ですが、謝罪より先に理由を話しても「言い訳をしている」と思われるだけです。
まずは謝罪をして、誠意があることを伝えましょう。
現在の状況を説明する
納期が遅れることを伝えるときには
- どういう理由で遅れてしまうのか
- 今はどこまで進んでいるのか
といった現在の状況を説明しましょう。
現状を説明してもらったほうが、対応しやすいからです。
状況を説明するときにはできるだけ具体的に伝えるのをおすすめします。
「◯文字の記事を◯文字まで書いており、残りあと◯文字です」といってもらえれば、クライアントもどれくらいで終わるかをだいたい予測できます。
「絶対に納品できる日時」を再提案する
クライアントに連絡するときは遅れることだけではなく「いつまでに納品できるか」も伝える必要もあります。
もちろん、はやく提出できるに越したことはありませんが、それ以上に「2度目の納期に遅れないことが大切です。
2度目の納期に遅れてしまうと、契約を解除される可能性が極めて高いからです。
焦る気持ちもあると思いますが、無理なスケジュールは組まず、「絶対に納品できる日時」を提案しましょう。
今後は納期に遅れないことを伝える
最後に「今後は納期に遅れないこと」を伝えましょう。
この一言も、伝えるのと伝えないのとでは印象がまったく違います。
はじめての納期延滞かつ、誠実な対応であればクライアントとの関係はそこまで悪くなりません。
今後のためにもとにかく誠実な対応を心がけて、できるだけ信用を失わないようにしてください。
【例文】WEBライターが納期に間に合わないときの謝罪文
まずは謝ることが大切と伝えましたが「どうやって謝るのが正解……?」と迷ってしまう方も多いと思います。
ここでは謝罪するときの例文を紹介するので、困ったときはぜひ参考にしてくださいね。
〇〇様(クライアント名)お世話になっております。〇〇と申します。先日ご依頼いただいた「〇〇」の記事について、ご相談させていただきたいことがございます。
大変申し訳ございません。〇〇日に納品予定でしたが、期限までの納品が難しい状況にあります。理由は〇〇のためです。現在の進捗は〇〇まで完成しているところです。大変恐縮ではございますが、納期を延長していただきたく思い、ご連絡いたしました。
〇〇様のご都合がよろしければ、期日を〇月〇日〇時までに延長していただけないでしょうか。必ず、上記の期日までに納品いたします。こちらの都合で納期に間に合わせることができず、大変申し訳ございません。
重ねてお詫び申し上げます。
今後は納期に遅れることのないように管理を徹底いたします。お忙しいところお手数をおかけしますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。〇〇(ライター名)
納期に遅れそうなときにWEBライターがやってはいけない3つの行動
WEBライターが納期に遅れそうになったときの対処法をお伝えしました。
ここからは逆に納期に遅れそうになったときに、やってはいけないことをご紹介します。
いい加減に作った記事を納品する
納期に間に合わなそうだからといって、いい加減に記事を作ってはいけません。
WEBライターの仕事はあくまで読者が満足するような質の高い記事を作って、クライアントの成果に貢献すること。
たとえ納期に間に合っても記事の質が低いと、クライアントから評価してもらえないのです。
そのため、納期に間に合わなそうでもいい加減に作るのは避けましょう。
納期を再調整してでも質の高い記事を提出したほうが、クライアントから「次も任せたい」と思ってもらえますよ。
間に合いそうにない案件を辞退する
案件を辞退するのもやめましょう。
クライアントにとって途中で案件を辞退されるのが一番困るからです。
先ほどもお伝えしたように、メディア担当者は「1ヶ月に◯本の記事を投稿する」と決めて、WEBライターに仕事を依頼しています。
そのため、途中で案件を辞退されると計画が崩れ、新たなライターを探すことになるのです。
その結果、クライアントからの信用を失うのはもちろん、最悪の場合、クラウドソーシングに悪評を書かれます。
誰も得をしないので、納期直前での案件辞退はしないでくださいね。
連絡を絶って案件を放置する
実際にやる人はほとんどいませんが、連絡を絶って案件を放置するのは絶対にしてはいけません。
連絡もなく案件を放置した場合、クライアントからクラウドソーシング側に「アカウントの削除依頼」をされることもあります。
また、報酬が支払われたうえで、案件を放置すると警察沙汰になる可能性も高いです。
WEBライターとしてはもちろんのこと、人としての信用を失うので絶対にしないようにしましょう。
WEBライターが納期を守るための7つの秘訣
納期のことばかり考えていたらストレスが溜まってしまいますよね。
そんなあなたに、WEBライターが納期を守るための7つの対策をお伝えします。
今から紹介する対策をすれば、納期に追われることが少なくなりストレスが軽減されるはずです。
仕事の受けすぎに注意する
初心者の方は「早く稼ぎたい!」という気持ちから、仕事をたくさん受けてしまいがちです。
しかし、あと先考えずに仕事を受けてしまうのは、納期延滞の原因になります。
また、複数のクライアントと取引している場合、納期のタイミングが被ってしまったり、1日にやらなければいけない仕事が重なってしまったりすることもあります。
そうならないためにも、まずは確実にこなせる量の仕事を取りましょう。
スケジュールに余裕を持たせる
スケジュールに余裕を持たせるのも納期を守る方法です。
余裕のあるスケジュールを組んでおけば、体調不良になったり緊急の用事が発生したりしても、納期に間に合う可能性がまだあります。
また、余裕があるとリサーチに時間をかけたり、修正に時間をかけられるので、質の高い記事を執筆できます。
質の高い記事を納品して、リピートで受注するためにも、スケジュールには余裕を持たせておきましょう。
不慣れなジャンルの記事はいつもより多く時間を確保する
不慣れなジャンルに挑戦することは、単価を上げるのにとても重要です。
しかし、その場合はいつもより多くの時間を確保する必要があります。
知識のないジャンルのリサーチはいつも以上に時間がかかるからです。
いつも通りに進めて納期ギリギリに間に合わないことに気づいても遅いので、普段の倍くらいの時間がかかるという前提でスケジュールを組みましょう。
アプリやツールでタスクを管理する
タスクを管理すると、仕事の量や優先順位を可視化できるため、スケジュール管理もしやすくなります。
タスクを管理するには、アプリやツールを活用するのがおすすめですよ。
おすすめのアプリ・ツール
ぜひ自分に合ったものを使ってみてくださいね。
指示された納期が厳しかったら交渉する
直接契約の場合、最初にクライアントから納期を指示されると思います。
その時点で「間に合わないかも」と思ったら一度交渉してみてください。
クライアント側は早ければ早いほど納期の変更に対応できます。
クラウドソーシングはあらかじめ納期を指示したうえで募集しているため、納期の変更は難しいです。
案件を選ぶ時点で納期を必ず確認しましょう。
体調管理をきっちりする
納期延滞の原因で多いのが、体調不良です。
仕方ない部分もありますが、元気であるのに越したことはないので、
- 食生活に気をつける
- 睡眠を十分にとる
- 適度な運動をする
といった体調管理をしっかりしましょう。
WEBライターはデスクワークなので、運動する機会が少なくなってしまいます。
運動はフィジカル的にもメンタル的にも良いので、日々の生活の中に取り入れてくださいね。
納品後の楽しみを作っておく
納期に間に合ったときのご褒美を作っておくのも大切です。
ご褒美があれば、モチベーションが生まれるからです。
「友達とご飯に行く」「欲しいものを買う」「1日中寝る」など、自分がわくわくするものを用意しておきましょう。
特におすすめなのが「納期の翌日に予定を入れること」です。
納期に間に合わないと予定がキャンセルになると考えたら「なんとしてでも終わらせる!」という気持ちになるはずです。
まとめ
今回はWEBライターがどうしても納期に間に合わないときの対処法や納期を守るための7つの対策について解説しました。
納期を守らないとクライアントからの信用を失うだけでなく、ひどい場合は契約解除になってしまう可能性があります。
WEBライターはクライアントから信用がとても大切です。
その大切な信用を失わないためにも、納期は絶対に守るようにしましょう。
また、本来の期限より前に納品するとクライアントから喜んでもらえます。
そうすると仕事がやりやすくなるのはもちろん、継続案件につながりやすくなりますよ。
あなたも納期を守ってクライアントに信用されるライターになりましょう!
質問や感想があればご記入ください