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【実体験】妊娠中のフルタイムがきついときにした5つのこと

【実体験】妊娠中のフルタイムがきついときにした5つのこと

「妊娠中にフルタイムで働くのはきつい?」
「妊娠中のフルタイム勤務で気をつけることはある?」
「ほかの人はどれくらい妊娠中にフルタイムで働いているの?」

出産を控えるプレママの方の中には、上記のような疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

妊娠中は普段の体や心の状態と違ってデリケートな状態です。

個人差はありますが、疲れやすさや動きにくさを感じたり、気持ちの浮き沈みが激しくなったりすることもあるでしょう。

必ずしも妊娠中にフルタイムで働いてはいけないというわけではありませんが、お腹の赤ちゃんを第一に考えて無理をしないことが大切です。

本記事では、妊娠中にフルタイムで働くのがきついと感じる方向けに、妊娠中きついと感じたときに行った5つのことや、フルタイムで働くメリット・デメリットを解説します。

実際の経験談から「妊娠中にやっておけばよかった…」と後悔したことなども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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目次

妊娠中にフルタイムで働くのがきつい時期と理由

妊娠期間は「初期」「中期」「後期」に分けられますが、フルタイムで働くのがきついと感じる理由は、時期によってさまざまです。

妊娠時期週数よくある症状
初期4週~15週2ヶ月~4ヶ月・つわり
・頭痛
中期16週~27週5ヶ月~27週・腰痛
・お腹の張り
後期28週~40週以降8ヶ月~10ヶ月・むくみ
・胸やけ

ここからは「妊娠初期」と「妊娠中期・後期」に分けて、フルタイムで働くのがきついと感じる理由の代表的な例を紹介します。

妊娠初期|仕事がしんどい理由

妊娠初期にフルタイムで働くのがきついと感じる理由には、以下が挙げられます。

  • つわり
  • 眠気
  • 頭痛
  • メンタル
  • 通勤

妊娠初期はいわゆる安定期前のため、家族や上司以外にはまだ報告しないという方も多いでしょう。

そのため、突然の体調不良や心の調子が崩れたとき、周囲にサポートを得にくい時期でもあります。それぞれ解説します。

つわり

妊娠中のトラブルでよく聞く「つわり」には、人によって異なる症状が現れます。

食べつわり常に口の中に食べ物を入れておかないと気持ち悪さを感じる。妊娠前は問題なかった食べ物を受け付けなくなったり、特定の食べ物でないと食べられなくなったりする。
吐きつわり突然の吐き気に襲われる。空腹時でも吐き気があり、吐くものが無くなることもある。
においつわりにおいに敏感になり、妊娠前には気にならなかったにおいを嗅ぎ取ったり気持ち悪さを感じたりする。
よだれつわり唾液の量が多くなり、口の中が気持ち悪く感じる。

私は1人目の妊娠中に「食べつわり」が、2人目の妊娠中には「吐きつわり」がありました。

しかし仕事中にずっと食べ続けるわけにはいかず、気持ち悪さをこらえて仕事をした苦い経験がありました。

眠気

妊娠初期は「プロゲステロン」という女性ホルモンの分泌が活発になるため、眠気が強くなります。

夜、妊娠前と同じように寝ても日中に強い眠気が襲ってくることがあり、仕事中の眠気をこらえるのがつらい方もいるでしょう。

プロゲステロンには眠気を引き起こすだけでなく、体温を上げたりだるく感じたりといった影響もあります。

妊娠初期に、体や頭がぼんやりと感じてしまうのはそのためです。

頭痛

妊娠初期には、以下のような理由で頭痛を感じる方もいます。

片頭痛「眠気」を引き起こす原因でもあるプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が活発になることで、こめかみあたりがズキズキと痛むひどいと吐き気も催す
緊張型頭痛運動不足や同じ姿勢を続けることによる筋肉のこわばりで、目の奥が痛む

仕事で長時間パソコンを使う方は、座ったままの時間が長くなり、血流が滞ることで頭痛を感じやすくなる場合もあるでしょう。

メンタル

妊娠中は体だけでなく心も敏感になり、気持ちの浮き沈みが激しくなりやすい状態です。

これは、眠気や頭痛の原因でもあるプロゲステロンが増えることで、ホルモンバランスが乱れるからです。

ちょっとしたことで涙が出たり、理由もなくイライラしたりすることもあります。

仕事中にも情緒が不安定になり、自分の気持ちをコントロールできない場合もあるでしょう。

通勤

仕事場に通勤する場合、電車やバスを利用する方も多いでしょう。

バスや電車通勤でつらいと感じる理由は以下の通りです。

  • 混んでいる社内で立たなければならない
  • ほかの乗客のにおいに敏感になる
  • 強い眠気をこらえて移動しなければならない

私も1人目妊娠中の当時はまだ在宅ワークが浸透しておらず、平日は毎日バスと電車で約1時間かけて通勤ていました。

お腹がまだ出ていない妊娠初期でも、つわりが酷いことで立ちっぱなしがつらかった記憶があります。

妊娠中期・後期|仕事がしんどい理由

妊娠中期や後期では、つわりが落ち着きやすい時期になる反面、妊娠初期とは異なる症状でしんどく感じる方も多くいます。

妊娠中期・後期に仕事がしんどい理由
  • お腹の張り
  • 腰痛
  • むくみ
  • 胸やけ
  • 貧血

お腹の張り

妊娠中のお腹の張りは子宮の収縮によって引き起こされ、人によっては痛みを感じる場合もあります。

妊娠中期で起こるお腹の張りは、基本的にすぐおさまり、あまり気にしなくても問題ないとされていますが、痛みを感じると仕事もつらくなります。

私は2人目を妊娠中に立ち仕事をしていましたが、頻繁にお腹が張ったりときには痛みを感じたりしてつらかった覚えがあります。

座って安静にすることで張りはおさまりましたが、少し無理をするとなかなか張りがおさまらず不安になることもありました。

腰痛

腰痛は、妊娠中に悩まされる方がとくに多い症状の1つです。

産前産後ケア専門マイスター協会の「産前ケアに関する調査」によると、62.8%の方が腰痛で悩まされているようです。

妊娠による腰痛の原因には、以下のような症状が挙げられます。

  • お腹が大きくなりバランスを取ろうとして姿勢が崩れる
  • 妊婦さん自身の体重が増えて腰に負担がかかる
  • 子宮が大きくなり血管を圧迫し、血流が滞る

立ち仕事だけでなく椅子に長時間座っていても腰痛を感じやすいのが特徴です。

痛みをこらえながら仕事をするのはつらいと感じる方が多いでしょう。

むくみ

妊娠中、とくに妊娠後期には、血液量の増加や水分を保持するホルモンの分泌が活発になることで、体がむくみやすい状態になります。

体がむくんでいると足や手がパンパンになり、靴を履いたりペンを握ったりするのがつらく感じることもあるでしょう。

私もデスクワークで長時間同じ姿勢で仕事をした後、帰宅時には足が重く感じ歩くのがつらい日もありました。

胸やけ

妊娠後期にかけて、大きくなる子宮に胃が押し上げられて胸やけを感じる方もいます。

私は妊娠初期のつわりがおさまってから胃酸が上がってくるようになり、妊娠後期には圧迫感と胸やけで仕事中や休憩中もつらく感じました。

胸やけの対処法には「食事を小分けにして食べる」方法もありますが、仕事中は会社で頻繁に休憩を取るわけにもいかず、しんどく感じる方も多いでしょう。

貧血

妊娠による貧血には「鉄欠乏性貧血」と「葉酸欠乏性貧血」があり、主な症状には以下が挙げられます。

  • 動悸
  • めまい・ふらつき
  • 頭痛
  • 息切れ
  • 倦怠感・疲労感

妊娠中の貧血は明らかに具合が悪くなり、仕事だけでなく通勤や普段通りの生活を送るのにも支障が出ます。

妊娠による貧血はお腹の赤ちゃんにも影響を及ぼすため、仕事では無理をせず、状況によって治療を受ける必要もあるでしょう。

妊娠中はフルタイムで仕事をしない方がいい?

妊娠中は、つわりやお腹の張りなどさまざまな症状で日常生活を送るのも大変になるためフルタイムで仕事をしない方がいい?と考える方もいらっしゃるでしょう。

実際に、妊娠中にフルタイムで働く方は多いのかや、体調が悪いときに活用できる制度を解説します。

妊娠中でもフルタイムで働く人は多い

妊娠中に働くのがきついと感じても、実際にはフルタイムで働く人は多くいます。

日本労働組合総連合会が実施した「働く女性の妊娠に関する調査」によると、正社員・正職員と契約社員・派遣社員で妊娠中の方の、最も多い1日の勤務時間は「8時間」という結果でした。

妊娠中に多かった1日の労働時間が8時間と回答した割合

正社員・正職員60.0%
契約社員・派遣社員53.8%
パート・アルバイト18.4%

上記の結果から、もともとフルタイムで働いていた方は、妊娠中もフルタイム勤務を継続した方が多いことがわかります。

体調が悪いときは主治医に相談して

妊娠中の体調不良が原因で妊娠前のように働くのが不安な方は、妊婦健診などのタイミングで主治医や助産師に相談することをおすすめします。

医師の目から見てフルタイムで勤務するのが難しいと判断されれば母性健康管理指導事項連絡カードを発行することもあります。

この連絡カードは、事業主へ以下のような連絡事項を記載してくれます。

  • 勤務時間の短縮
  • 長時間の立ち作業の制限
  • ストレスや緊張を多く感じる作業の制限
  • 自宅療養による休業

妊娠中はお腹の赤ちゃんと自分の体を第一に考えて、利用できる制度を活用しましょう。

妊娠中のフルタイムがきついときに私がした5つのこと

ここからは、私が1人目の妊娠中にフルタイムで働いていて「きつい」と感じたときに行った5つのことを紹介します。

  1. 上司に業務量を相談した
  2. フレックスタイム制度を利用した
  3. つらい日は有休を取って休んだ
  4. 在宅ワークに切り替えた
  5. 早いタイミングで産休に入った

以下より1つずつ解説します。妊娠中に働くのがしんどくて対策を考えたいという方は、参考にしていただければ幸いです。

1.上司に業務量を相談した

妊娠が判明したときはまだ妊娠による症状は見られなかったため仕事の調整は必要なかったものの、徐々につわりや強い眠気といった症状が出てくるようになり、妊娠3ヶ月のころに業務量の相談をしました。

自分1人で進められる仕事もありましたが、多くはほかのメンバーと協力し合いながら行う仕事だったため、もし休んでしまった場合に仕事が滞ると考えたためです。

2.フレックスタイム制度を利用した

1人目妊娠当時に所属していた会社は「フレックスタイム制度」を設けており、積極的に利用していました。

私は特に朝の時間帯に体調が悪くなりやすかったため、出社時間を遅らせて出勤することで朝の時間と気持ちに余裕ができたのが大きなメリットです。

フレックスの利用は妊娠の有無に関わらず全従業員が可能だったため、ほかのメンバーも各自の都合によって出社時間を変更していたこともあり、この制度を利用しやすい環境だったと言えます。

3.つらい日は有休を取って休んだ

妊娠当時は、母性健康管理指導事項連絡カードが必要になるほど体調が悪くなることはなかったものの、日によってはつわりが酷く仕事がきついと感じました。

「今日はどうしてもしんどい」と思った日は、残っていた有休を使用して体を休めることに専念しました。

「妊娠で仕事を休むのは甘えではないか?」と思うこともありましたが、お腹の赤ちゃんを守れるのはこれからママになる自分だけと考え、出社の日はしっかりと仕事をしようと切り替える気持ちも大切だと感じています。

4.在宅ワークに切り替えた

妊娠中は、日によって在宅ワークに切り替えることもありました。

基本的にはオフィスへの出社が原則ではありましたが、幸いなことに会社が在宅ワークの制度を作り始めたのがこの時期でした。

私の場合は通勤時の電車がつらく、気持ち悪さでオフィスの最寄り駅に着く前に何度も途中下車をしたことがあります。

在宅ワークに切り替えることで通勤電車に乗らなくてよいことや、具合の悪い状態で出社のための着替えやメイクをしなくてよいことが大きなメリットでした。

5.早いタイミングで産休に入った

会社に申請することで、出産予定日の6週間前から産前休暇として休むことができます。

私が1人目を妊娠していた当時は、有休を使用して6週間前よりさらに1週間早めに産休に入りました。

妊娠後期にもなるといよいよお腹は大きくなり、息苦しさや動きにくさでフルタイムで働くのがつらく感じ「早く休みに入りたい」と考えていたこともあります。

幸い上司が早めに産休に入ることを快諾してくれたため、業務の調整をして早く休むことができました。

フルタイムで働く間にやっておけばよかった後悔3選

妊娠中にフルタイムで働いていたときに、やっておけばよかったと後悔したことを紹介します。

  • 【後悔①】上司へ報告するタイミング
  • 【後悔②】同僚の先輩ママからの情報収集
  • 【後悔③】家族と家事の分担

今妊娠中でフルタイム勤務をしている方は、同じように後悔されないよう参考にしていただければ幸いです。

それぞれ解説します。

【後悔①】上司へ報告するタイミング

 私の場合、妊娠3ヶ月のころに上司へ報告しました。

しかし、それまでにもつわりや頭痛などで体調を崩したり通勤電車に乗るのがつらかったりするときがあり、妊娠がわかった時点で早めに報告すればよかったと後悔しています。

日本労働組合総連合会の「働く女性の妊娠に関する調査」によると、職場への妊娠報告をしたのは「妊娠8週」のときだったと回答した方が最多でした。

上司には早いタイミングで報告することで、具合が悪いときの仕事内容や量の相談がしやすくなるでしょう。

【後悔②】同僚の先輩ママからの情報収集

2つめの後悔は、先輩ママさんから情報収集をしなかったことです。

事前に聞いておけばよかった」と感じたことは、以下のような内容です。

  • 育休中の保育園探しのコツ
  • 仕事復帰までの間にしておくべきこと
  • 復帰後の仕事と家事や育児を両立させるポイント
  • 復帰後の1日のタイムスケジュール など

当時勤めていた会社には、出産、育休を経て復帰して働いている先輩ママさんが何人かいました。

初めての妊娠で精一杯になっていた私は、出産後に仕事に復帰するイメージを作っておくことができておらず、復帰後に時間の使い方や育児と仕事の両立について悩んだ記憶があります。

もし身近に先輩ママさんがいる方は、妊娠中に積極的に疑問を解消しておくのがおすすめです。

【後悔③】家族と家事の分担

3つ目の後悔は、出産前に家族と家事の分担について決めていなかったことです。

夫婦2人の生活であれば、細かく決めごとをしておかなくてもどちらか手の空いている方が家事を進めることで生活が成り立っていました。

しかし、出産後は生活のベースが子どもになり、これまで通りフルタイムで働く夫と昼夜を問わず子どものお世話をする私では、家事が思うように進まず溜まってしまうようになりました。

あらかじめ家事の分担を話し合っておけば、コミュニケーションもスムーズに取りながら家事ができたのではないかと思います。

出産前の時間があるときに、家事や育児の分担について家族でしっかりと話し合っておくとよいでしょう。

妊娠中でもフルタイム勤務を続けるメリット3選

妊娠中のフルタイム勤務はきついと感じるものの、続けることによって以下のようなメリットもあります。

  • 【メリット①】経済的に安心できる
  • 【メリット②】産休・育休後に復帰しやすくなる
  • 【メリット③】気分転換になる

順番に解説します。

【メリット①】経済的に安心できる

フルタイム勤務を継続することで、経済的に安心できるのは大きなメリットでしょう。

厚生労働省の「今後の仕事と育児・介護の両立支援に関する研究会」によると、正社員として勤める女性のうち「短時間勤務制度」を利用して働く人の割合が最も高く31.8%となっています。

短時間勤務制度の利用状況(女性・正社員)

現在利用している31.8%
以前は利用していたが、現在は利用していない19.4%
利用したことはないが、利用したかった(利用したい)21.1%
利用したことはなく、利用希望もない15.6%
わからない8.0%
制度がなかった4.1%

産後は元居た職場に短時間勤務として復帰する方が多いようです。

短時間勤務にすれば当然給与はその分下がるため、妊娠中にしっかりと貯めておこうと考える方もいらっしゃるでしょう。

妊娠中でもフルタイムで働けば給与を下げずにいられるため、経済的にメリットと言えます。

【メリット②】産休・育休後に復帰しやすくなる

妊娠中にフルタイムで働き続けると、以下の理由で産休・育休後の復帰がスムーズになるでしょう。

  • 職場のメンバーと信頼関係を継続できる
  • 仕事の内容を覚えていられる
  • 業務に必要な知識やスキルを維持できる

私は約1年の育休を経て復帰しましたが、産休に入る前よりも新たに入社されたメンバーが多くいました。

復帰当初はすぐ馴染めるか心配でしたが、妊娠中に働き続けて人間関係を継続できていたことにより、多くの方のサポートを得られました。

産休・育休後に復帰したい方は、スムーズに復帰できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

【メリット③】気分転換になる

妊娠中に働くことは、いい気分転換になるという方もいるでしょう。

私も妊娠中フルタイムで働いていたとき、つわりなどの症状でつらく感じることが多くありました。

通勤や仕事はつらいと感じるものの、妊娠中でも仕事で結果を出せたときには嬉しく、充実感でいっぱいでした。

また、出社時にオフィスでほかのメンバーと会話できるのも、つわりの気持ち悪さが紛れてよかったことを覚えています。

もし妊娠中に退職していたら、毎日つわりのことばかり考えてしまい余計につらかったかもしれません。

フルタイムで働くデメリット3選

妊娠中にフルタイムで働くデメリットには、以下が挙げられます。

  • 【デメリット①】休憩時間が短くお腹が張りやすい
  • 【デメリット②】つわりで体調が悪いとつらく感じる
  • 【デメリット③】赤ちゃんに問題がないか不安に思う

順番に解説します。

【デメリット①】休憩時間が短くお腹が張りやすい

妊娠中はお腹が張りやすく、仕事をしているときにお腹が張ってつらい経験をした方も多くいるでしょう。

労働基準法では、以下のように休憩時間が決まっています。

Q.休憩時間は法律で決まっていますか?
A.労働基準法第34条で、労働時間が ・6時間を超え、8時間以下の場合は少なくとも45分 ・8時間を超える場合は、少なくとも1時間の休憩を与えなければならないと定めています。
引用:厚生労働省「労働時間・休憩・休日関係」

フルタイムで働く方の多くが45分~60分の休憩時間であり、勤務中にほかの時間で休むことは難しい場合も多いでしょう。

働いているときにお腹が張っても、自分のタイミングで休憩できないのはデメリットと言えます。

【デメリット②】つわりで体調が悪いとつらく感じる

妊娠によって体調が悪い日が続く場合には働くのがつらいと感じる方も多いでしょう。

厚生労働省が委託調査した「仕事と育児等の両立支援に関するアンケート調査報告書」によると「妊娠・出産に伴う体調の問題があったため」妊娠中に正社員を辞めた方の割合が19.6%となっています。

約20人に1人は体調を理由に退職を選んでいることからも、体調不良時に働くのが大変であることがわかります。

つらいと感じながらもフルタイムで働き続けるのは、体も心も無理をしてしまう場合があります。

妊娠中はホルモンバランスの崩れで情緒が不安定になりやすいこともあり、つらいと感じながら働くのはデメリットと言えるでしょう。

【デメリット③】赤ちゃんに問題がないか不安に思う

妊娠中にフルタイムで働く場合、お腹の赤ちゃんに負担がないか不安に思う方もいらっしゃるでしょう。

とくに妊娠初期では健診頻度が月に1回であり、赤ちゃんが無事に育っているか確認できるまでの間が長くなっています。

その間もフルタイムで働き続けると、赤ちゃんに何か問題が起きていないか不安に思うのは自然なことです。

私も妊娠中フルタイムで働いている間、あまりにも体調が悪くなったときに急遽診察してもらった経験があります。

不安に感じながら働くという点はデメリットと言えるでしょう。

妊娠中に働きやすい在宅ワーク

妊娠中の働き方でおすすめなのが「在宅ワーク」です。

所属している会社が在宅ワークを許可していれば、オフィスへの出社から在宅ワークに切り替えることが可能です。

しかし在宅ワークを許可していない会社や、そもそも在宅ワークで働くのが難しい職種もあるでしょう。

将来的に在宅ワークを検討している方のために、おすすめの仕事を紹介します。

  • WEBデザイナー
  • WEBライター
  • SNS運用代行
  • 動画編集
  • 翻訳
  • プログラミング

WEBデザイナー

仕事内容WEB上のサイトやページ、広告バナーなどのデザインを制作する
向いている人・ものづくりが好き
・デザインが好き
メリット・手に職をつけられる
・未経験でも始めやすい

WEBデザイナーは在宅ワークでの案件数も多く、妊娠中の女性やママさんにも人気の仕事です。

未経験でもスクールなどでスキルをしっかりと身につけ、在宅ワークで活躍している方も多くいますよ。

WEBライター

仕事内容WEB上で閲覧できる記事の執筆をする
向いている人・文章を書くことが好き
・調べることが得意
メリット・特別なスキルがなくても始められる
・書いた分だけ確実に収入になる

WEBライターは資格や経験がなくても始めやすい仕事です。

各企業が事業拡大にWEBメディアを活用する事例が増え、集客のための記事を執筆できるWEBライターは重宝されるでしょう。

執筆カテゴリは豊富にあり、妊娠中の経験を活かせる案件もあります。

SNS運用代行

仕事内容XやInstagram、FacebookなどのSNSアカウントを運用する
向いている人・普段からSNSを利用している
・年齢に関係なくトレンドに敏感
メリット・PCがなくてもスマホだけで仕事を始められる
・好きなことを仕事にできる

SNSの普及に伴い、企業の認知度向上や購買促進のためにSNSを活用する企業も増えています。

スマホだけで仕事ができるため、妊娠中で体がつらいときにも横になりながら作業を進められるのは大きな利点です。

動画編集

仕事内容撮影データをカットしたりつなげたりして1つの動画に編集する
向いている人・普段から動画をよく視聴する
・動画編集スキルを身につけたい
メリット・スキルを身につければプライベートの動画編集もできる
・ニーズが高く案件数が多い

多くの人が動画配信サービスを利用するようになり、動画編集のニーズも高まっています。

動画編集も未経験から始められ、パソコン1つでできるため妊娠中でも動き回らずに仕事はできるでしょう。

編集スキルを身につけられれば、出産後に自分の子どもの動画を編集して残しておけますよ。

翻訳

仕事内容外国語で書かれている文章を日本語に翻訳する
向いている人・外国語のスキルを身につけている
・外国語への興味関心がある
メリット・持っているスキルを活かして仕事ができる
・報酬単価の高い案件が多い

翻訳の仕事は在宅ワークでも可能であり、身体的な負担が少ない作業で仕事を進められます。

語学スキルや留学経験を持っている方は、自分のスキルを活かして仕事ができるため、妊娠中でも仕事への充実感を得られやすいでしょう。

プログラミング

仕事内容計画・設計書に基づきプログラムを作成する
向いている人・集中してコツコツ作業できる
・うまくいかない原因を突き止めるのが好き
メリット・需要が高く報酬の高い案件が多い
・キャリアパスが豊富にある

プログラミングの仕事内容は多岐にわたり、アプリやゲーム、WEBサービスのプログラムを書く案件などがあります。

需要が高いことから、妊娠中にスキルを身につけて、出産後に在宅ワークで働ける選択肢ができるでしょう。

妊娠中でも働ける仕事をさらに知りたいという方には以下の記事がおすすめです。妊婦で働ける在宅ワークを詳しく紹介しています。

妊娠中のフルタイム勤務に関するよくある質問

妊娠中のフルタイム勤務に関するよくある質問を紹介します。

  • 妊娠中にフルタイムで立ち仕事をしても問題ない?
  • 母性健康管理指導事項連絡カードの発行方法は?
  • 早目に産休に入ることはできる?

Q.妊娠中にフルタイムで立ち仕事をしても問題ない?

「妊娠中にフルタイムで立ち仕事をするのはダメ?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、妊娠中の立ち仕事は必ずしも問題があるとは言い切れません。

私も2人目を妊娠中は妊娠後期まで立ち仕事をしており、産休に入るまで変わらず立ち仕事をしていたという方も多くいます。

しかし、日本労働組合総連合会の「働く女性の妊娠に関する調査」結果によると、以下のことがわかっています。

妊娠中の働き方・働く様子

仕事の特徴出産まで問題なく順調だった早産になった人流産してしまった人
立ったまま仕事をすることが多かった35.3%39.6%45.3%
重いものを持ち上げる仕事が多かった12.2%22.6%18.2%

上記のような仕事をしている方の中では、妊娠経過が順調だった方よりも、早産や流産してしまった方の割合が大きくなっています。

妊娠中は、母子の健康を第一に考えることが大切です。

個人差はありますが、妊娠中の立ち仕事が不安に感じる方は業務内容や業務量などの相談をするとよいでしょう。

Q.母性健康管理指導事項連絡カードの発行方法は?

「母性健康管理指導事項連絡カード」とは、妊娠中の体調不良により医師から働くのが困難と診断を受け、勤め先に必要な措置を連絡するためのカードのことです。

母性健康管理指導事項連絡カードは、以下の流れで発行され、使用します。

STEP1妊娠中につわりや貧血といった症状が出たら、妊婦健診などで主治医に診てもらう
STEP2医師が体の状態を診察し、措置が必要と判断した場合にカードを記載する
STEP3記入済みの連絡カードを勤め先の人事などに提出する
STEP4企業側は母性健康管理指導連絡カードを確認し、措置を講じる

妊娠中の体調不良により、勤務に不安がある場合には主治医に相談して、健康カードを発行してもらうと心強いでしょう。

Q.早目に産休に入ることはできる?

早目に産休に入りたい方は、持っている有休を使用することで早く産休に入れます。

産前休暇は申請することにより、出産予定日の6週間前(双子なら14週)から休業することができる制度です。

出産後8週間は働いてはならないと労働基準法で決められている産後休暇と異なり、産前休暇は本人の申請によるもののため、6週間より短縮することは可能です。

もし妊娠中の体調不良などで、勤務を継続するのが難しいと感じる場合には、主治医に相談して、母性健康管理措置を取るのも1つの手です。

【まとめ】妊娠中のフルタイム勤務は体と相談しながら無理しない

フリー素材(上手くいっている)

本記事では、妊娠中のフルタイム勤務がきついと感じたときに行った経験談や、後悔したことを紹介しました。

妊娠中は自分の体と言えども、突然の体調不良やコントロールができない気持ちの浮き沈みなどに悩まされがち。

母子ともに健康で元気に出産を迎えるために、妊娠中のフルタイム勤務は無理せずに行いましょう。

場合によっては上司や主治医への相談も選択肢の1つとして持っておくのがおすすめです。

また、妊娠中に立ち仕事や重いものを運ばなければならない仕事で、お腹の赤ちゃんに負担がないか不安という方もいるでしょう。

そういった方には自分のペースで働きやすく、身体的な負担の少ない在宅ワークもおすすめです。

妊娠中でも働きやすい在宅ワーク
  • WEBデザイナー
  • WEBライター
  • SNS運用代行
  • 動画編集
  • 翻訳
  • プログラミング

在宅ワークの普及に伴い、未経験からでも始められる仕事も多く見つかります。

妊娠中は、産後の子育てのために貯蓄を大切にしたい時期。

在宅ワークなら体への負担を抑えながら収入を得ることができますよ。

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