「家でできて、本業にもなる仕事を見つけたい」
働き方を見直すタイミングでそう感じる人も少なくないと思います。
働くうえで抱える問題は人それぞれ。
「子育てや介護で家を空けられない」
「体調に不安があって外出が難しい」
「休みが取れなくて家族と過ごす時間が持てない」
「会社の人間関係から解放されたい」
自分に合った働き方を模索するなか、「在宅ワーク」がこれらの問題を解決してくれるかもしれません。
ただ、そこで湧いてくるのが「在宅ワークだけで生活できるの?」という疑問。
果たして本業にできるほど稼げるのでしょうか?
この記事では、それを実現する方法、本業にオススメな「家でできる仕事」を紹介していきます。
仕事の選び方や稼ぐコツ、注意点についても解説していますので、ぜひ在宅ワークを検討する際の参考にしてください。
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在宅ワークを本業にして生活することは可能?
在宅ワークを本業にすることは可能ですし、実際に「家でする仕事」だけで生計を立てている人はたくさんいます。
一方、「在宅ワークのみで生活するのは難しい」という声があるのも事実。
明暗を分ける要因は何でしょうか?鍵は「仕事の選び方」にあります。
仕事の選び方次第では十分本業になる
「家でする仕事 = 内職」のようなイメージはすでに過去のこと。
コロナ禍でリモートワークが世の中に広く浸透し、在宅でできる仕事の幅も広がりました。
それに加え、ベンチャーやスタートアップなど、働き方に柔軟な企業や、業務をアウトソーシングすることに抵抗のない企業が増えたことで、在宅ワークの職種や求人自体が増えました。
在宅ワークのみで生計を立てるのであれば、「本業にできる在宅ワーク」をきちんと選ぶことが重要です。
*選び方のポイントについては、このあとの『本業にもなる「家でできる仕事」の選び方』で紹介します。
実際に在宅ワークを本業にしている方の事例
実際に在宅ワーカーとして成功している方の事例を紹介しますので、「本業として在宅ワークをする」とは、どんな働き方や暮らし方なのか、具体的にイメージするのに役立ててください。
ニックネーム:あみーごさん
- 職業:フリーランスWEBデザイナー
- 未経験からWEBデザインのスキルを習得後、フリーランスデビュー。
- 在宅で案件を受注しながら、2年後には平均月収50万円を達成。
- 最高月収200万円を稼いだ経験もある。
在宅ワーカーになるまでの経緯
4年間専業主婦として子育てに専念していたあみーごさん。
離婚後、シングルマザーとして子育てをしながら働くことになりました。
「在宅ワーク × フリーランス」という、時間や場所に制約のない働き方を目指し、未経験からWEBデザイナーになることを決意したそうです。
在宅ワークで稼げるようになるまで
オンラインスクールでスキルを習得後、知人からホームページ制作を受注したり、クラウドソーシングサイトを活用して案件を受注したりしながら半年で月収は10万円ほど。
その後スキルアップし、リピートや紹介での依頼を増やして、1年後には平均月収が20万円になっていたそうです。
実績ができ、スキルに自信が付いたタイミングで自分の報酬単価をアップ。
2年目には平均月収50万円を稼げるようになり、これまでに稼いだ最高月収はなんと200万円とのことです。
暮らしの変化
子どもの休日に合わせて仕事の受注をセーブし、どこへでも出掛けられるようになったのはフリーランスならではのメリット。
経済的にゆとりができたことで、気持ちにも余裕が持てるようになったと語っています。
子供に笑顔を向けられるようになり、現在とても有意義な日々を過ごしているそうです。
▼未経験からWEBデザイナーになって在宅ワークで活躍しているあみーごさんのエピソードはこちらの記事で詳しく紹介しています。
本業になる「家でできる仕事」の選び方
在宅ワークを本業にするには、仕事選びが重要だと前に説明しましたが、ここではその「選び方のポイント」を紹介していきます。
ポイントは次の3つです。
- 報酬を伸ばしていける仕事を選ぶ
- 需要が伸びている仕事を選ぶ
- 副業から始められる仕事を選ぶ
報酬を伸ばしていける仕事を選ぶ
成功事例にもあったように、スキルアップをすることで報酬単価を上げていける仕事を選ぶようにしましょう。
報酬には、自分のスキルを提供することで対価を得る成果報酬型と、働いた時間に対して支払われる時間労働型があります。
時間労働型は、アルバイトやパートのように時給で働くイメージです。
働いた時間によって給料が支払われるので、収入の見通しがつきやすいというメリットがありますが、時給の相場はある程度決まっているので、労働時間を増やさない限り大きく稼げるようにはなりません。
対して成果報酬型は、「成果」に対して報酬が支払われるので、仕事のクオリティが高ければ高い報酬が望めます。
上限があるわけではないので、ある意味“青天井”のような仕組みです。時間に縛られず働ける在宅ワークと成果報酬型の仕事は相性が良く、効率よく稼ぎたい人や、大きく稼げるようになりたい人にはおすすめです。
需要が伸びている仕事を選ぶ
需要が伸びている仕事は求人がたくさん見つかります。
人手が必要な分野は、未経験でも参入しやすいというメリットもあります。
個人で仕事をするとなると安定的に仕事を得ることが課題になりますので、あまりニッチな分野を選んでしまうと、仕事探しに苦戦します。
在宅勤務の正社員を目指すにしても、需要の高い仕事でなければ求人を見つけることも難しいはず。
そもそも伸びている業界でなければ、アウトソーシングやリモートワークを導入するための環境整備に手間やコストをかけられません。
ちなみに、アフターコロナに強いと言われる業界は、IT、WEB、EC、医療、教育など。
いずれもオンラインツールの活用がしやすい、もしくはコロナ禍でオンライン対応を迫られた業界です。
在宅ワークを導入している企業が多いので、どんな仕事を選ぶべきか迷ったときはこれらの業界を検討してみてください。
副業から始められる仕事を選ぶ
本業にしたい在宅ワークを見つけたら、準備段階として副業から始めることをおすすめします。
もしあなたが家計を支えている立場なら、在宅ワークに移行するためとはいえ、いきなり会社を辞めるわけにはいきませんし、未経験の分野にチャレンジしようというのであれば尚更、収入が一気に下がるリスクを避けなければなりません。
副業ならリスクを気にせず始められますので、在宅ワークを経験しながら稼ぐ仕組みを作っておきましょう。
在宅ワークは成果が表れるまでコツコツ継続する必要がありますので、軌道に乗るまでは本業の収入をキープできたほうが安心です。
目標額を稼げるようになるまでの道のりを、ゴールから逆算して計画を立ててみてください。
「スキル習得→ 副業でチャレンジ→ 手応えを掴めたら在宅ワークを本業にする」
という流れが基本です。
期間や収入はできるだけ具体的な数字を設定しておくと目標を達成しやすくなります。
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本業にオススメな「家できる仕事」8選
ここからは具体的に本業にオススメな「家でできる仕事」を紹介していきます。
ここに挙げた職種なら、本業として在宅ワークで十分に稼いでいけますので、興味を引かれるものがあったらぜひ参考にしてください。
WEB系、語学系、教育・コンサル系、事務系の分野から8つを厳選しました。
- WEBデザイナー
- プログラマー・エンジニア
- WEBライター
- 動画編集者
- 翻訳業
- 講師・コンサルタント
- オンライン秘書
- バックオフィス業務
*参考までに各職種の平均年収も記載していますが、フリーランスの年収は個人差がかなりあるため、正社員の平均年収を載せています。
参考:求人ボックス 給料ナビ
WEBデザイナー
仕事内容
WEBサイトをはじめ、あらゆるWEBサービスのデザインを手掛けます。
主な制作物は、WEBサイト、ランディングページ(商品紹介に特化した縦に長い1枚のページ)、バナー(広告などのリンク付き画像)、YouTubeのサムネイル、SNS関連のデザインなど。
同じ制作物でもWEBデザイナーのスキルによって報酬額にかなり差があるのが特徴です。
必要スキル | ・デザインの知識 ・デザインソフトを扱うスキル ・コーディングの基礎知識 |
向いてる人 | ・デザインに関心が高い人 ・トレンドに敏感な人 ・クリエイティブな仕事をしたい人 |
年収の参考 | 473万円 |
弊社、日本デザインではwebデザインに特化したスクール事業をしており、無料のオンラインセミナーを開催しています。
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プログラマー・エンジニア
仕事内容
WEBサイト制作、アプリ開発、システム開発、システムの運用・保守などが主な仕事です。
プログラマーはエンジニアが作成した詳細設計に基づいてプログラミングをします。
システムエンジニアはプログラマーの上位職という位置づけです。
WEBサイト制作の分野ではフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアが存在し、フロントエンドはユーザーの目に触れる部分、バックエンドはユーザーの目に触れないサーバーサイドやデータベースのシステムなどに携わります。
専門性が高いので高報酬が期待できるうえに、パソコンを使ったリモートワークと相性がいいので、在宅ワークにぴったりな職種です。
初心者の場合は比較的簡単にできるコーディングからスタートするのがおすすめです。
必要スキル | ・IT全般の基礎知識 ・担当分野の専門知識 ・プログラミングスキル |
向いてる人 | ・プログラミングが得意な人 ・現職がプログラマーかエンジニア ・専門性の高いスキルを身に付けたい人 |
年収の参考 | ・プログラマー 422万円 ・WEBエンジニア 548万円 |
WEBライター
仕事内容
WEBサイトの記事を執筆する仕事。通常、クライアントから指定されたキーワードを元にニーズをリサーチし、ターゲットとなる読者に必要な情報をまとめます。
WEBライターが執筆するのは、企業サイト記事、個人ブログの記事、ニュース記事、インタビュー・取材記事、記事広告・セールスレターなど。
専門知識や得意分野があると文字単価を一気に上げることができ、なかでも金融、不動産、転職、IT、医療などの分野の執筆ができると高報酬が狙えます。
必要スキル | ・国語力・文章力 ・WEBライティングの知識 ・SEOの知識 |
向いてる人 | ・書くこと、読むことが好きな人 ・情報収集が得意な人 ・知識の深い分野がある人 |
年収の参考 | 448万円 |
*SEO(検索エンジン最適化)とは、検索結果の上位に記事を表示させるための施策です。
動画編集者
仕事内容
動画素材に、カット(トリミング)、テロップや画像の挿入、効果音や音楽の挿入などの手を加えて編集します。
YouTube、結婚式の演出、企業の紹介プロモーション、商品やサービスのPR広告、社員研修など、動画の規模はさまざま。
10分程度の動画の場合、報酬の相場は3,000円〜5,000円程度ですが、内容やスキルによって報酬は高額になります。
必要スキル | ・動画編集ソフトの操作 ・デザインの知識 ・編集スキル |
向いてる人 | ・日頃から動画をよく見ている人 ・映像制作に携わりたい人 ・地道な作業や作品作りが好きな人 |
年収の参考 | 404万円 |
翻訳業
仕事内容
出版翻訳(学術書や文芸書の翻訳)と、産業翻訳(契約書やマニュアル、ビジネス書類の翻訳)があり、需要が圧倒的に高いのは産業翻訳です。
翻訳する内容によってはその分野の専門知識が問われ、専門性が増すほど報酬は高くなります。
医療や薬学、法律や金融分野の翻訳ができると、ひとつの案件で高額を稼ぐことも可能です。
需要のある言語はやはり英語。「日本語⇔英語」の需要が最も高く、次いで「日本語⇔中国語」の翻訳者が求められています。
必要スキル | ・語学力(外国語・日本語) ・翻訳技術 ・専門分野の知識 |
向いてる人 | ・得意な言語がある人 ・文章力がある人 ・勉強熱心な人 |
年収の参考 | 446万円 |
講師・コンサルタント
仕事内容
♦オンライン講師
あらゆるジャンルで需要があります。
自分の特技やスキルを人に教える仕事です。
ZOOMなどのオンラインツールが普及したので、誰でも気軽に講座を開いたり受講したりできるようになりました。
オンラインレッスン用のプラットフォームを利用すれば、集客もしやすいのでおすすめ。
ビジネススキル・美容・音楽・アート・スポーツ・料理・語学・WEBスキルなど、さまざまなジャンルで自分の特技を活かせます。
♦コンサルタント
オンラインツールを使えば、在宅でコンサルタント業も可能です。
これまでの経験や資格を活かして相談者の課題解決や業績改善をサポートします。
ジャンルは戦略系のコンサルティングから、事業再生、会計、財務、IT、WEB、キャリア関連など。
コンサル業に必要なのは知識や経験といった無形商材のため、利益率が高いのも特徴です。
必要スキル | ・専門性の高い知識とスキル ・特定の分野での実績や経験 ・アドバイスや教えるスキル |
向いてる人 | ・論理的に考えられる人 ・人に教えることが好きな人 ・人を導くことが上手な人 |
年収の参考 | ・塾講師 351万円 ・英語講師 333万円 ・家庭教師 352万円 ・インストラクター (スポーツ 348万円/パソコン 325万円) ・コンサルタント 368万円(経営系 524万円/人事系 493万円/IT系 644万円) |
オンライン秘書
仕事内容
在宅で秘書業務をします。具体的には、スケジュール管理やアポイントメントの調整、議事録や資料の作成、出張手配、請求書管理、会食場所のリサーチや手配など。
雇い主がビジネスに集中できるよう、雑務を一手に引き受けるため、臨機応変に幅広いタスクをこなすことが求められます。
必要スキル | ・スケジュール管理のスキル ・ITの基礎的なスキル ・ビジネスマナーの心得 |
向いてる人 | ・人をサポートする仕事がしたい人 ・コミュニケーション力の高い人 ・知り得た情報を漏らさない人 |
年収の参考 | 404万円 |
バックオフィス業務
仕事内容
人事や経理・財務、法務、総務、庶務といった社内業務をおこないます。
コロナ禍でリモートワークの導入が進み、こういった社内業務を在宅の社員に任せる企業も増えました。
個人事業者や社員が少ない小さな会社は、事務仕事をアウトソーシングしている場合がありますので、フリーランスとして仕事を受けることも可能です。
必要スキル | ・オフィス系のソフトを扱うスキル ・正確に作業ができるスキル ・スピーディーな事務処理能力 |
向いてる人 | ・バックオフィス業務の経験がある人 ・地道にコツコツ作業できる人 ・情報を慎重に扱える人 |
年収の参考 | 総務 347万円/経理 398万円/法務 544万円 *バックオフィス業務の平均月収 29万円 |
「家でできる仕事」を本業にするコツ
「家でできる仕事」はお小遣い程度しか稼げないものもたくさんあります。
前に紹介したような、“本業にできる仕事”をきちんと選ぶことはもちろん、選んだ仕事を本業に育てていく工夫が必要です。
ここではそのコツを解説していきます。
- 量産して稼ぐような単価の安い仕事を選ばない
- 専門知識や資格を活かす
- ビジネスマナーを大事にする
- スキルアップして収入を増やす
量産して稼ぐような単価の安い仕事を選ばない
家で気軽にできる仕事としてよく紹介されているのが、アンケートモニターやポイ活、データ入力など。シール貼りや袋詰めといった軽作業。
簡単にできるので暇な時間にお小遣い稼ぎをするのにはいいのですが、単価があまりに安いため、たとえば月20万円を稼ごうと思ったらとてつもない数をこなさなければなりません。
時間がかかるばかりで、割に合わないと感じる可能性が高いのでおすすめしません。
量産して稼ぐ仕事は、本業に育てていきようがないので、在宅ワークで生活していきたい人は選択肢から外しておきましょう。
専門知識や資格を活かす
現職や過去の経験が活かせる職種なら「経験者」として仕事を取ることが可能です。
たとえば現職が人事で、バックオフィス業務やコンサルタントの在宅ワークを検討しているとしましょう。
スキルをすでに備えているので、キャリアを強みにできます。
さらに産業カウンセラーや、キャリアコンサルタントなどの肩書きも加わったらどうでしょう?信頼性が増すので高単価の案件が狙えます。
このように「経験」や「資格」が単価に影響を与えることを覚えておきましょう。
異業種の経験や資格であったとしても、未経験の分野で上手く活かすことはできます。
例)「ファイナンシャルプランナー × WEBライター」「マーケティングのキャリア × WEBデザイナー」「営業事務の経験 × オンライン秘書」など。専門知識やキャリアで自分の格を上げ、高い報酬が得られるように工夫するのも在宅ワークで稼ぐコツです。
ビジネスマナーを大事にする
社会人としての基本ですが、意外と見落とされているビジネスマナー。
何か特別なことをする必要はありません。仕事をするうえで当たり前のことを当たり前に。これができていない人が多いので、マナーの基本をきちんと押さえるだけで他と差が付けられます。
- 期限を守る
- 約束を守る
- 速やかな返信
- 正しい言葉遣い
- 相手への気遣い
これらを念頭に置いて、丁寧な対応を心がけましょう。
相手と直接顔を合わせる機会の少ない在宅ワーカーにとっては特に重要なことです。
信頼関係を築くことができれば、そこから仕事のチャンスが広がったり、継続して仕事を依頼してもらえるようになったりします。
小さなことの積み重ねなのですが、収入アップや今後の仕事を大きく左右するポイントなので、絶対に押さえておきましょう。
スキルアップして収入を増やす
収入アップにはスキル磨きが欠かせません。
経験を積むことで腕は磨かれていきますので、コツコツと継続しながら、業務に必要な新しい技術や専門知識を積極的に学んでいきましょう。
実績が増えてスキルアップするたびに、 市場価値の上がった自分を上手くアピールするのがポイントです。
“掛け合わせると強いスキル”を身に付けるのも収入アップのコツ。
- オンライン秘書 × 英語力 → バイリンガル秘書
- バックオフィス業務のキャリア × 中小企業診断士 → 経営コンサルタント
- WEBデザイナー × WEBサイト制作全般の知識 → WEBディレクター
- プログラマー × フロントエンド・バックエンドのスキル → テクニカルディレクター
など、キャリアアップとともに収入を上げるという方法もあります。
ただ、軸となる本来の業務に慣れないうちに手を広げると、かえってスキルアップが難しくなりますので、まずは中心となる業務のスキルをしっかり磨き上げましょう。
家でできる仕事(本業)の見つけ方
「家でできる仕事」の見つけ方は、希望する働き方によって異なります。
- 企業に雇用されて働きたい場合
- フリーランスで働きたい場合
それぞれ詳しく見ていきましょう。
企業に雇用されて働きたい場合
転職サイト・求人情報サイトを利用しましょう。
雇用契約の求人が多く見つかるので、在宅ワークで安定的に収入を得たい人には最適です。
「正社員」「在宅OK」「リモート」などのキーワードで条件を絞ると、希望条件に近い求人を見つけることができます。
なかなか採用に至らない場合は、転職エージェントに登録するというのも手です。
一般には公開されない求人を多く扱っており、キャリアアドバイザーのサポートが得られるというメリットもあります。
フリーランスで働きたい場合
フリーランスの仕事獲得ルートは大きく分けて3通りあります。
- 人脈を活かして受注につなげる
- クラウドソーシングサイトを利用して案件を獲得する
- SNSを活用して宣伝活動をおこなう
フリーランスで活躍する人の多くが、知人や過去の取引先といった人脈を活かして仕事を得ています。
身近な知人にあたってみたり、交流会に参加して人脈を広げる行動力はフリーランスには欠かせませんが、実績や経験が少ない駆け出しの頃は難しいかもしれません。
そんなときは、クラウドソーシングサイトを活用しましょう。
クラウドソーシングサイトとは、仕事を依頼したい人と受注したい人のためのマッチングサイト。初心者でも応募できる案件を豊富に扱っていますので、ここからキャリアをスタートするフリーランスは少なくありません。
SNSでの宣伝活動は、同時に情報収集や人脈形成にも役立ちます。
未経験の分野にチャレンジするなら、スクールでスキル習得と同時にサポートを受けたり、横の繋がりを築いておくのもオススメです。
参考:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2023」
「家でできる仕事」を始めるときの注意点
在宅での仕事は、身近にアドバイスをくれる上司や先輩がいるわけではありませんので、一人で決断しなければならないことの連続です。
ここでは「家でできる仕事」を本業にする場合の注意点を紹介していきます。
安心して在宅ワークを始められるように、次のことに注意しましょう。
- 働きすぎに注意する
- 在宅ワーク詐欺に気を付ける
- 契約条件をきちんと確認する
- 税金の納め忘れに注意する
働きすぎに注意する
家で仕事をするとなると、自己管理能力が求められます。
プライベート空間と仕事をする空間が同じだと、オンとオフの切り替えが難しくなることを心得ておきましょう。
仕事以外のハプニングで作業に集中できないことや、人の目がないことで緊張感が保てず仕事がはかどらないこともあるはず。
日中できなかった分を取り戻すために深夜まで作業するということも在宅ワーカーにはありがちです。
いつでも仕事の資料が手に届くところにあり、メールチェックができてしまうのも良し悪しで、四六時中仕事が頭から離れないという状況に陥りかねません。
次のことを心がけましょう。
- 一日の労働時間を決めておく
- 休憩時間や休日を設ける
- タスク管理・スケジュール管理をする
- 適度に運動をする
- 気分転換をする
在宅ワーク詐欺に気を付ける
在宅ワークが世の中に浸透するとともに「在宅ワーク詐欺」が横行している事実は見過ごせません。
詐欺集団に個人情報や金銭を奪われる前に、水際対策として以下のことを心がけましょう。
- できすぎた話は信じない
- 金銭を要求されたら詐欺を疑う
- 個人情報を簡単に渡さない
- 業務内容が曖昧だったら契約しない
- 案件の運営元を調べる
悪質な詐欺にひっかからないためにも、安全な案件かどうか見極める目を持つことが大事です。
▼在宅ワーク詐欺の事例や詐欺を見抜くポイントについてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、案件探しの前に目を通しておきましょう。
契約条件をきちんと確認する
契約する前に条件をきちんと確認しておかないと、後々トラブルに発展することになるので気を付けましょう。
特に個人で受ける案件は契約書を締結しないことも多いので、口約束した契約内容が二転三転し、一方的に不利な条件を飲まざるを得ないケースは少なくありません。
仕事の依頼を受ける前に、次のことを確認しておきましょう。
- 報酬額(作業量に対しての妥当性)
- 作業内容と業務の範囲(成果物の納品条件や追加業務の有無)
- 納期(作業開始の遅延や納期の前倒しの可能性)
- 損害賠償に関すること(賠償責任の範囲)
税金の納め忘れに注意する
企業と雇用契約を結び、「給与」を得ている場合は会社で年末調整をしてくれるので自分で納税の手続きをする必要はありません。
個人で案件を受注し、「報酬」を得ている場合は、自分で確定申告をして納税をする必要があります。
納税の義務が生じるのは、1年間で所得が48万円を超えた場合です。
在宅ワークを本業にしている人ならこの額を超えるはずですので、間違いなく確定申告の対象になります。
確定申告の仕方や節税方法、帳簿の付け方といった税金の知識を付けておきましょう。
▼これまで確定申告と縁がなかった人にとっては、面倒に感じることかもしれませんが、以下の記事に目を通しておくだけで、確定申告までのステップや節税対策のポイントが掴めますのでぜひ参考にしてください。
あとは実現に向けて動き出すだけ。あなたの「働きたい思い」を実らせて!
「家でできる仕事」を本業にする方法や、コツ、おすすめの職種を紹介してきました。
働き方の選択肢が増えた今、「家でできる仕事」を本業にすることは不可能ではありません。仕事を得られるチャンスも以前よりずっと増えました。
何をして稼いでいきたいのか明確になったら、実現に向けてさっそく動き出しましょう。
ここまでの内容をおさらいしておきます。
「家でできる仕事」を本業にするには、在宅ワークで稼げる仕事を選ぶことがポイント。
- 報酬を伸ばしていける仕事を選ぶ
- 需要が伸びている仕事を選ぶ
- 副業から始められる仕事を選ぶ
スキルが上がれば単価が上がっていく仕事を選びましょう。
いきなりハードルを上げず、小さく始めて経験を積み、稼げる仕組みを作っていくのが大事です。本業にできるレベルまで、コツコツとスキルを育てていきましょう。
- 量産して稼ぐような単価の安い仕事を選ばない
- 専門知識や資格を活かす
- ビジネスマナーを大事にする
- スキルアップして収入を増やす
量産型の在宅ワークは、本業には向きません。
これを機に自分のスキルを“棚卸し”してみましょう。
今までの経験や資格が、新たな仕事に大いに役立つ可能性があります。
スキルアップをしながら少しずつ報酬額を上げていくイメージを持てたら、あとはひとつずつ階段を上っていくだけです。
「家を空けられない。でも働きたい・・・」
そんなあなたの「働きたい思い」を、“家でできる仕事”でぜひ実らせてくださいね。
質問や感想があればご記入ください