- WEBデザインを独学で学ぶメリット・デメリット
- WEBデザインを独学で学ぶときに必要なもの
- 独学でWEBデザインを学ぶステップ
- 独学に使えるコンテンツ
- 独学をするときのポイント
最近人気の職業となっているWEBデザイナー。
- パソコン1つで時間や場所を問わず働ける
- 手に職がつけられそう
- WEBデザイナーって響きが格好いい!
そんな理由から気になっている方もいるのではないでしょうか。
WEBデザインを学ぶにはオンラインスクールや専門学校に通う方法があります。
しかし急にスクールなどに通うのはハードルが高いので、まずは独学で勉強してみたいと思っている方もいるかもしれませんね。
とはいえ、
「独学で勉強するには何から始めたらいいんだろう?」
「どれくらいの期間独学で勉強したらスキルが身につけられるの?」
「独学で効率的に勉強を進める方法ってあるのかな?」
なんて疑問を持つこともありますよね。
今回はそうした方のために、WEBデザインを独学で学ぶ方法と学習期間について解説していきます。
【お知らせ】
2000名以上が人生を変えるキッカケになった
「好きなことで生きていく!WEBデザイナーという働き方セミナー」では、
- WEBデザイン業界の「最新」ウラ事情
- WEBデザイナーにおける「未経験OK」のワナ
- WEBデザインの学習で失敗した「しくじり先生」の話
などをお伝えしています。「WEBデザインの学び方がわからない」「WEBデザイン業界について知りたい」という方はぜひご参加ください。
WEBデザインを独学で勉強するメリット・デメリット

おそらくこの記事を読んでいる方のなかには、まだ独学をしようか迷っている方もいると思います。
そんな方が独学をするか決められるように、まずはメリット・デメリットをお伝えしていきます。
また、すでに独学で勉強すると決めている方も、デメリットを知っておかないと勉強を始めてから後悔する可能性があるので、ぜひ確認の意味を込めて読んでくださいね。
WEBデザインを独学で勉強するメリット
まずは独学で勉強するメリットをお伝えします。
費用が安い(または無料)
独学の良いところは、学ぶ費用が少なくて済むということです。
あとから詳しくご紹介しますが、本、YouTube、WEBサイトなど、低価格でWEBデザインが学べるコンテンツが多くあります。
そのため「WEBデザイナーが向いているかわからない」という方も、低リスクでWEBデザインを学ぶことができます。
自分のペースで学習できる
独学であれば自分のペースで学習できます。
職業訓練校やWEBデザインスクールは学習期間が決められており、そのペースに合わせて勉強する必要があります。
それはそれで、メリットもあるのですが、自分のペースで勉強したいという方は苦しいです。
一方、独学ならその心配もいりません。
好きな時間に好きなだけ勉強できるので、会社に勤めている人、育児や介護をしている人でも無理せずスキルアップできます。
好きな場所で勉強できる
学校に通う必要がある職業訓練校や、通信環境がないところで講義を受けられないオンラインスクールとは違い、独学はどんな場所でも学べます。
通学している暇がない方、集中できる環境で勉強したい方にとって、独学はぴったりな勉強方法です。
WEBデザインを独学で勉強するデメリット
次は独学で勉強するデメリットをお伝えします。
習得に時間がかかる
独学のメリットとして、自分のペースで学べることがありますが、その一方で、デザインスキルを身につけるのに時間がかかってしまうというデメリットもあります。
カリキュラムや教材が用意されているスクールとは違い、何を勉強するかを自分で考える必要があるので、その分時間がかかります。
モチベーションの維持が大変
独学はモチベーションの維持も大変です。自分のペースで学べるということは、自分のペースで休めてしまうということでもあります。
そのため、本業、育児、介護などで疲れたり、なかなか上達しなかったりするとモチベーションが下がり、勉強をしなくなるリスクがあります。
また、独りで勉強するのもモチベーションが下がる原因です。
職業訓練校やスクールでは一緒に学ぶ仲間がいて、わからないところを教え合ったり、励まし合ったりできますが、独学でそれをするのはかなり難しいです。
もちろん、SNSで積極的にコミュニケーションを取ったり、交流会に赴いたりすれば仲間は作れますが、逆にいうと、それをしなければ仲間ができないというのは1つのデメリットだといえます。
質問できない
わからないことがあっても質問できないというのも独学のデメリットです。
デザインに詳しい人が周りにいない限り、わからないことはすべて自分で調べる必要があります。
そのため、スキルの習得までに時間がかかるのはもちろんのこと、時間をかけて勉強したのに、転職したり、仕事を受注したりできるレベルまでいかないというリスクもあります。
【パターン別】独学でWEBデザインを勉強するのに必要な期間
WEBデザインを独学で勉強しようとしたときに、気になるのはやはり学習期間ではないでしょうか。
実際、学習の期間を知っておくことで、どれくらいでWEBデザイナーになれるか、予想がつくようになります。
スキル習得の目処が立てば、いつまでもダラダラと勉強してしまう危険性が低くなるので、勉強を始める前に知っておいてくださいね。
本業、育児、介護をしながらの人は半年〜1年
会社や役所に勤めている人、育児や介護をしている方の場合、平日に確保できる勉強時間は多くても1~2時間になってしまいますよね。
そんな自由に使える時間がない方は、WEBデザイナーとして稼げるようになるまで、半年〜1年かかります。
まとまった時間で勉強できる人は3〜6ヶ月
長期休みに入った学生や休職中の方など、まとまった勉強時間(1日に7〜8時間)を取れる方もいると思います。
そのような方であれば、3~6ヵ月でWEBデザイナーとして稼ぐことが可能です。
ただし、学ぶ範囲によっては6ヵ月以上かかることもあります。
たとえば、パソコンの操作から勉強する場合や、デザインに加えてコーディングを本格的に勉強する場合は、もう少し長い期間が必要になります。
独学でWEBデザインを勉強するときに必要な4つのもの

ここからは勉強を始めるときに準備しておくものをお伝えします。
WEBデザインは仕事の9割をパソコンでおこなうため、パソコンやその周辺機器がどれだけよいものかによって、疲労度や作業スピードが大きく変わります。
収入にも大きく影響するので、これからお伝えすることを参考にして、よりよいものを選びましょう。
一定以上のスペックを持ったパソコン
WEBデザインを勉強するときには、パソコンが必要です。
ただし、パソコンであれば、なんでもよいというわけでもありません。
WEBデザイナーは容量の大きいデータを扱うこともあるので、パソコンにも一定以上のスペックが求められます。
以下が最低限求められるパソコンのスペックです。
<必要なスペック>
CPU | インテル Core i5以上 |
メモリ | 16GB以上 |
ハードディスク | 500GB以上 |
OS | Windows10もしくはmacOS最新版 |
画面のサイズ | ノートは15インチ以上、デスクトップは21インチ以上 |
デスクトップとノートパソコンのどちらでもWEBデザインはできますが、持ち運びができるノートパソコンがおすすめです。
▼パソコンについてより詳しく解説した記事はこちら
WEBデザインに最適なパソコン6選!スペックや中古についても解説
▼パソコンについてより詳しく解説した動画はこちら
作業を楽にしてくれる周辺機器
これから本格的にWEBデザインを勉強していきたいと考えている方は、パソコンだけではなく、マウスやモニターなどの周辺機器も買っておくのがおすすめです。
もちろん、パソコンだけでもWEBデザインの勉強はできるのですが、周辺機器を揃えることで、より楽に、より早く作業ができます。
先ほどもお伝えしたようにWEBデザイナーは仕事の9割をパソコンでやるので、仕事を楽にしてくれる機器を買っておいて損はありませんよ。
▼パソコンの周辺機器について現役デザイナーが解説した動画はこちら
WEBデザインをするためのツール(PhotoshopやIllustrator)
パソコンが用意できたら、次はWEBデザインをするためのツールを揃えましょう。
ツールとして一般的なものはPhotoshopとIllustratorです。
Photoshopは主に加工や補正などの画像編集に使用され、Illustratorはテキストや図形といった細かなデザインを施すときに使用されます。
他にもWEBデザイナーが使用しているツールはありますが、多くのWEBデザイン会社で、PhotoshopやIllustratorが使用されています。
もちろん、両方使えるようになるのが一番よいのですが、これからWEBデザインの勉強を始める方には、簡単に画像を編集できるPhotoshopがおすすめです。
Photoshopだけでも、クオリティの高い作品は作れますよ。
ちなみに、それぞれを単体で契約することも可能ですが、他のAdobeツールも使えるようになるコンプリートプランというものもあります。
もし、デザインの他に動画編集をする可能性があるのなら、コンプリートプランがおすすめです。
▼ツールの料金表

▼WEBデザインのツール(PhotoshopやIllustrator)について詳しく解説した記事はこちら
WEBデザインに使うツールとは? 未経験者が知っておきたい基礎知識を解説!
コーディングをするためのHTMLエディタ(Dreamweaverなど)
デザインツールだけではなくて、コーディングするためのHTMLエディタも用意しておきましょう。
コーディングとは、HTML/CSSというものを用いて、デザインをWEBサイトにアップできるようにする作業で、サイト制作には必須なものです。
最近では、サイト制作が分業制になっており、WEBデザイナーがコーディングを本格的にできる必要はなくなっていますが、コーディングの基礎的な知識を勉強するのは大切です。
そのため、WEBデザインを学ぶ前にDreamweaverなどのHTMLエディタを準備しておきましょう。
▼コーディングを本格的にできなくてもよい理由を詳しく知りたい方はこちら
断言!WEBデザイナーがコーディングをできなくてもよい5つの理由
まずは無料でWEBデザインを学びませんか?
WEBデザインに少しだけ興味がある方に向けて、豪華な無料プレゼントを用意しました。
✔️ WEBデザイナータイプ診断
✔️ 未経験から2ヶ月でデザイナーになる方法
✔️ 月収100万を叶えた35のコツ

\受け取りは簡単30秒!/
QRコードを読み取るか、こちら↓のボタンをクリックして詳細をご確認ください。
独学でWEBデザインを勉強する11ステップ

独学は職業訓練校やスクールとは違い、勉強の手順が決められていません。
そのため、次に何をすればよいかわからないという事態が起きて、挫折してしまいがちです。
そこで、今回は独学でWEBデザインを勉強する11ステップをご紹介していきます。
この11ステップに従えば、迷うことなくスキルアップでき、WEBデザイナーとして稼げるようになりますよ。
ステップ1:目標と期日を設定する
WEBデザインを勉強をするときには、まず目標と期日を決めるようにしましょう。
「1ヶ月でデザインの基礎を完璧に覚える」
「3ヶ月後にはオリジナルデザインを作れるようになる」
「半年で仕事を1件受注できるようになる」
といった目標とその期日を決めると、ダラダラと勉強してしまうことを防げます。
どれくらいの目標を立てればよいかわからない方は、過去に独学をした人に話を聞いたり、独学をした人のブログを読んでみましょう。
ステップ2:勉強時間を確保する
仕事をしながら、育児・介護をしながらWEBデザインを勉強しようと考えている人が、ぶつかる壁は勉強する時間がないということだと思います。
WEBデザインを勉強したい気持ちはある、でも優先度が低いから後回しになってしまう、ということも少なくありません。
その状態ではWEBデザインを身に付けるのは難しいです。
そのため、先ほどお伝えしたように、いつまでに何をするのかを決め、それが達成できるように勉強時間を確保する必要があります。
ぜひ、1日のスケジュールを振り返ってみて、少しでも勉強ができる時間がないか探してみてください。
ステップ3:WEBデザインの基礎を学ぶ
目標が決まり、勉強時間も確保できたら、いよいよWEBデザインの勉強をはじめていきましょう。
まず、やるのはWEBデザインの基礎を学ぶことです。
デザインは芸術的なセンスが重要だと思われがちですが、実は芸術的なセンスよりも綺麗に見えるルールを覚えて、応用していくことのほうが大切です。
そのため、WEBデザイナーになるときには、基礎知識を身に付ける必要があります。
覚えるべき知識をすべて出すとキリがないのですが、未経験の方がまず覚えるべきなのは以下の3つです。
- 配色の基礎
- フォントの基礎
- レイアウトの基礎
現在では本やYouTubeなど、あまりお金をかけなくてもWEBデザインの基礎を学べるコンテンツがたくさんあります。
ぜひそれらを使って勉強してみましょう。
詳しく書かれた記事を載せておくので、ぜひ参考にしてくださいね。
▼配色の基礎について書かれた記事はこちら
初心者でもわかる!WEBデザインで色を選ぶ基本のポイント
▼フォントの基礎について書かれた記事はこちら
WEBデザインで誰もが使う定番フォント18選!基礎知識も解説します
フォントサイズのベストな設定は?可読性の高いWEBデザインのポイント
▼レイアウトの基礎について書かれた記事はこちら
【超重要】WEBデザイナーなら知っておきたいレイアウトの種類を一挙公開
ステップ4:デザインをたくさん見て目を養う
WEBデザインの基礎を学んだら、次はWEB上や街中にあるデザインに意識を向けて、どこにどんなテクニックが使われているかを学んでいきましょう。
WEBデザイナーにとって、良いデザインと悪いデザインを見極める力、そして、なぜそのデザインがよいのか、なぜそのデザインが悪いのかを考えられる力はとても重要です。
良いデザインと悪いデザインの差がわかるようになれば、自分が作るデザインのクオリティも上がります。
▼現役WEBデザイナーがデザインを見ることの重要性を解説した動画はこちら
▼デザインの参考を見つけられるサイトはこちら
参考にするならココ!WEBデザインのおすすめギャラリーサイト一覧
ステップ5:デザインツールの使い方を覚える
デザインの基礎が身についてきたら、PhotoshopやIllustratorの使い方を覚えていきましょう。
先ほどもお伝えしたように、WEBデザイン未経験の方はPhotoshopを使えるようになるのがおすすめです。
いきなり、バナー(インターネット広告に使われる画像)やホームページの制作に挑戦する必要はありません。自分が持っている写真を使って、色を変更してみたり、自分を切り抜いたりしてツールの基礎を身につけましょう。
ただ、デザインツールの機能には実務では使わないものがたくさんあるので、デザインツールの勉強に時間をかけすぎないようにしましょう。
▼現役デザイナーがPhotoshopの使い方を紹介している動画はこちら
ステップ6:デザインをトレース&模写する
デザインツールの基本的な使い方を学べたら、WEB上にあるデザインをトレースしていきます。
トレースとはお手本を下において、それをなぞって真似する練習法です。
トレースをすることによって、プロのWEBデザイナーがどんなテクニックを使っているのかを実感できるのはもちろん、プロの感覚が身についていきます。
トレースするときに特に注目すべきなのは次の6つです。
- レイアウト
- 文字サイズ
- フォント
- 配色
- 余白
- 写真
まずはどんなテクニックが使われているかを分析して、それが終わったらPhotoshopを使って、デザインをトレースしていきましょう。
また、トレースができるようになったら模写にもチャレンジしてみましょう。
模写は参考のデザインを横において、それを真似すること。
下に敷いたお手本をなぞって真似するだけのトレースと比べると、難易度が上がりますが、その分、スキルアップができますよ。
ステップ7:コーディングの基礎を学ぶ
WEBデザイナーはコーディングを本格的に書ける必要はありませんが、コーディングの基礎知識(HTML/CSS)を身に付ける必要はあります。
現在では、コーディングに関する本やYouTubeがたくさん出ているので、それを参考にして勉強を進めれば十分コーディングの基礎を押さえることができます。
また、あとから詳しくお伝えしますが「Progate」と呼ばれる、コーディングを無料で学べるサイトで手を動かしながら勉強するのもおすすめです。以下にWEBデザイナーがコーディングの基礎を解説している動画を載せておくので、勉強するときの参考にしてくださいね。
▼コーディングについて詳しく解説している動画はこちら
ステップ8:オリジナルのデザインを作ってみる
デザインやコーディングの基礎が身についたら、実際にオリジナルのデザインを作ってみましょう。
WEBデザインの現場では、「温かみのある感じ」「高級感がある感じ」など、言葉で指示を受けることが多いです。そのため、何もないゼロのところから、オリジナルのデザインを作る練習が必要になってきます。
最初はとても難しいと思いますが、今まで学んできたことをフル活用してコツコツ作っていきましょう。
地道に作り続けた作品が完成したときには、大きな達成感を得られますよ。
多くの方がいきなりWEBサイトに挑戦されますが、WEBサイトをゼロから作るのは難易度が少し高いので、まずは比較的簡単なバナーを作るのがおすすめです。
ステップ9:WEBデザイナーから添削を受ける
オリジナルのWEBデザインが完成したら、現役のWEBデザイナーから添削を受けましょう。
WEBデザインスキルを上げるうえで、WEBデザイナーから添削を受けるのはとても大切です。
自分が気づかなかったことに気づけるのはもちろんのこと、仕事を獲得している人が実践しているテクニックを知ることで、作品のクオリティや制作スピードを上げることができます。
逆に添削がないままだと、間違った知識のまま勉強を続けてしまうリスクがあります。
せっかく時間を投資したのに上達しないという結果になると費やした時間やお金がもったいないので、必ずプロからの添削を受けてくださいね。
現在ではオンラインサロンやSNSで、現役のWEBデザイナーに出会えるので、積極的に繋がりにいきましょう。
▼現役WEBデザイナーが、デザイン勉強中の人の作品を添削している動画はこちら
ステップ10:ポートフォリオを作成する
オリジナル作品を作ることと、WEBデザイナーからの添削を受けることを何度か繰り返して、デザインスキルが上がってきたら、次はポートフォリオを作っていきましょう。
ポートフォリオとは、「自分がどんな人間で、どんなものを作れるのかをアピールするもの」です。
クオリティの高いポートフォリオがあると、転職するときには採用されやすくなりますし、副業やフリーランスをするときにも仕事を取りやすくなります。
ポートフォリオを作るときに大切なのは量より質です。
どれだけ量があっても1つ1つのクオリティが低いと採用されません。
そのため、ポートフォリオは丁寧に作りましょう。
ちなみに自社で調査した結果、ポートフォリオの形式はあまり合否に関係ないことがわかっています。
WEBサイトでもPDFでも自分の作りやすい形式で作ってくださいね。
以下は自社に送られてきたポートフォリオの数とそのなかで合格したものの割合を示したグラフです。

▼ポートフォリオについて詳しく知りたい方はこちら
【必見】売れっ子WEBデザイナーになるためのポートフォリオ作成術
▼現役WEBデザイナーがポートフォリオについて解説した動画はこちら
ステップ11:案件を獲得してみる
ポートフォリオが完成したら、案件を獲得しにいきましょう。
まだ自分の作品に自信が持てないかもしれません。
しかし、だからこそ案件を獲得しにいくことが大切です。
厄介なことに、WEBデザインはどれだけ勉強しても、「まだまだだな…」と感じてしまうもの。
しかし、そのままではいつまで経ってもWEBデザイナーとして仕事を始められないという事態が起きてしまいます。
そのため、少し自信がなくても仕事を取りにいくのが大切です。
一度挑戦してみると、一気に仕事を取りにいくハードルが下がりますよ。
とはいえ、なかには案件を獲得するのが怖いという方もいると思います。
そんな方は、クラウドソーシング(仕事を依頼する人と仕事を依頼される人をマッチングさせるサービス)でコンペ形式の案件に応募するのがおすすめです。
コンペは何人かのWEBデザイナーのなかから、一番よい作品が選ばれる形式なので、案件に応募してもトラブルが起きることはありませんよ。
▼現役WEBデザイナーが仕事を取る方法を解説した動画はこちら
WEBデザインを独学で勉強するときの3つのポイント
ここまでWEBデザインを独学で勉強する場合の手順をご紹介していきました。
ぜひ、お伝えした手順で勉強を進めていただきたいのですが、独学でWEBデザイナーになるためには、それ以外にも大切なことがあります。
ここからは独学で勉強するときの3つのポイントをご紹介していきます。
一緒に勉強をする仲間を作る
WEBデザインを勉強するうえで、仲間を作るのはとても大切です。
一緒に学ぶ仲間がいれば、モチベーションが維持しやすくなるのはもちろんのこと、互いに作品を見せ合ったり、デザインに関する情報を交換したりと、スキルを高めあえます。
さらに、友人に仕事を紹介してもらえる、友人と一緒に仕事ができるなど、WEBデザイナーとしてデビューしたあとにも多くのメリットがあります。
現在では、SNSやオンラインサロンで比較的簡単にWEBデザイナーと繋がれますよ。
SNSで勉強していることを発信する
WEBデザインの勉強をしているときには、ぜひ積極的に勉強している内容を発信しましょう。
勉強したことをアウトプットすることで、知識が定着しますし、WEBデザインを勉強している人とも自然に繋がれます。
また、SNSでの投稿がきっかけで仕事を依頼されたという方も少なくありません。
自分が頑張っていることを発信すると、嫌われるのではないかと考えてしまう方もいるかもしれませんが、そんなことはありませんよ。
人を貶めたり、倫理的によくないことをしない限り、SNSはとても役立つものなので、ぜひ試してみてくださいね。
わからなくなったらプロに相談する
独学が挫折しやすい理由として、わからない点をプロに相談できないことがあります。
もちろん、インターネットで答えを探すこともできますが、その場合、回答が間違っている可能性もあります。
もし、間違った方法で勉強すると、相談する前より混乱してしまう可能性があります。
そのため、わからないことがあったら必ず、プロに相談するようにしましょう。
プロのWEBデザイナーと繋がるのが難しいと感じる場合、質問可能な学習サイトや、プロが講師をしているスクールに通うのも1つの手ですよ。
WEBデザインが勉強できるおすすめコンテンツ3選
最近ではお金をかけず学べるコンテンツがたくさんありますよね。
しかし、たくさんコンテンツがあるからといって、適当に手を出してしまうと、時間をかけたのに、欲しい情報が手に入らなかったという状態になってしまいます。
そのため、どのコンテンツがどんな特徴を持っているか、どんな情報が欲しいときにどのコンテンツを見ればよいかを押さえましょう。
それだけで、勉強の効率がグッと上がりますよ。
網羅的に学ぶなら本
基礎的なことから応用的なことまで網羅したいという方には本がおすすめです。
本であれば知識がまったくない状態からでも、WEBデザインについて学ぶことができます。
ただ、本で勉強するときには、その本がいつ発売されたか確認しましょう。
WEBデザインの世界は日々進歩しています。新しい技術が取り入れられることも多く、10年以上前などの本だと、今のWEBデザインに対応していないこともあるので注意が必要です。
WEBデザインを学ぶのに、特におすすめの本をご紹介しますね。
<見るだけでデザインセンスが身につく本>
『見るだけでデザインセンスが身につく本』は、デザインを学んだことがない初心者のために、丁寧にわかりやすくデザインノウハウを解説した本です。
イラストが豊富で、視覚的に理解できるようになっているため、読書が苦手な方にもおすすめできます。
<なるほどデザイン>
『なるほどデザイン』は、デザインするうえで必要な基礎や概念、ルールなどを視覚的にわかりやすく解説している本です。
文字ばかりの本が苦手な人におすすめです。
▼WEBデザインの勉強におすすめの本についてもっと詳しく知りたい方はこちら
【2022最新】WEBデザインを独学で学ぶおすすめ本34選
プロの制作活動を見たいのならYouTube
WEBデザインを勉強するうえで、YouTubeを活用するのもおすすめです。
現在ではたくさんのYouTubeチャンネルがあり、WEBデザインについて無料で学べます。
YouTubeではさまざまなことを知れますが、やはり一番魅力的なのは、現役のWEBデザイナーが「WEBサイトの制作」や「バナーの添削」を見せてくれることです。
現役のWEBデザイナーが、どんなことを考えながらデザインをしているかがわかり、スキルアップに繋がりますよ。おすすめのYouTubeは以下の2つです。

ゼロイチWEBデザインは、現役WEBデザイナーによるYouTubeチャンネルです。
WEBデザインの基礎知識はもちろんのこと、現役デザイナーの添削を見ることもできます。
デザインスキルを上げたいと考えている方にはとてもおすすめのチャンネルです。

HIROCODE.ヒロコードは、独学でWEBデザイナーになったヒロさんから、WEBデザインの知識、独学でWEBデザインを勉強する方法を学ぶことができます。
また、実際にデザインやコーディングをしているところも見せてくれており、とても参考になりますよ。
手を動かしながら学ぶなら学習サイト
実際に手を動かしながら学びたいという方には、学習サイトがおすすめです。
学習サイトのなかにはゲーム感覚で学べるものもあり、コーディングに苦手意識を持っている方でも楽しんで勉強できますよ。
おすすめの学習サイトは以下の2つです。

ドットインストールは、プロがコーディングしている様子を見ながら解説を聞ける動画サービスです。
1本あたり3分程度なので、スキマ時間で学びたい方におすすめです。
また、完全無料なのも魅力の一つです。
<Progate>

Progateもおすすめの学習サイトです。
Progateはイラストが多いので、活字が苦手な方でもサクサク勉強を進められます。
学んで実践、学んで実践を繰り返せるので、使えるスキルが身につきます。
独学以外でWEBデザインを学ぶ方法
ここまで独学でWEBデザインを勉強する方法をご紹介してきました。
ただ、独学はWEBデザインの勉強方法のなかでも、失敗するリスクの大きい勉強法です。
そのため、独学が失敗したときの代用策として、職業訓練校とWEBデザインスクールの詳しい内容を知っておきましょう。
職業訓練校に通う
WEBデザインを学ぶ方法として、職業訓練校に通うという方法もあります。
職業訓練校は入学するのに条件があるのですが、入学すれば無料でWEBデザインを学ぶことが可能です。
職業訓練校のメリットは、カリキュラムが用意されていることや、卒業後の転職サポートがあることです。
一方で、「講師が現役WEBデザイナーではないことがある」「教えてもらえるのがデザインツールのことばかり」「本格的なデザインは就職先で学んでと言われる」というデメリットもあります。
職業訓練校に通うときは、学べる内容や、卒業生の働き方についてしっかり調べましょう。
▼職業訓練校に解説した動画はこちら
WEBデザインスクールに通う
独学や職業訓練校の他にWEBデザインスクールに通うという方法もあります。
WEBデザインスクールの魅力は、現役のWEBデザイナーから添削をしてもらえるところ。
独学の勉強法でもお伝えしたように、現役のWEBデザイナーから添削してもらうのは、スキルアップするうえでとても大切です。
また、デザインスクールによっては、チーム制を導入しているところもあり、仲間と協力しながら学ぶこともできます。
ただその分、スクールはお金がかかってしまいます。
デザインスキルが身につけば、支払った分のお金も回収できるのですが、中には高い受講費を払ったのにスキルが身につかないスクールがあるのも事実です。
そのようなスクールを選んでしまうと、時間もお金も無駄になってしまうので、スクール選びは慎重におこないましょう。
▼デザインスクールの選び方について解説した動画はこちら
WEBデザイナーに資格は必要ない
独学でWEBデザインを勉強する方のなかには、資格の取得を考えている方もいるかもしれません。しかし、WEBデザイナーに資格は必要ありません。
なぜなら、WEBデザイナーを採用する人や、WEBデザイナーに仕事を依頼する人が、見ているのは「資格があるか」ではなく、「クオリティの高い作品を作れるか」だからです。
なかには、まず作品で合否を分け、そこから応募者の詳しい情報を見る採用担当者すらいます。
もちろん、資格が合否にまったく影響しないとはいえません。
しかし、重要度が低いのは間違いありません。
資格の勉強をするくらいであれば、その時間をスキルアップに使ったほうが良いのです。
▼資格について詳しく解説した動画はこちら
まとめ

とりあえず独学でWEBデザインの学習を始めてみようかな?と思い始めた方もいるかもしれませんね。
WEBデザインを独学で学ぶために必要な学習期間は人によって異なるので、無理せず、あなたにとっての最適を見つけていきましょう。
効率的に学ぶコツは質問できる環境を整えたり、学びをアウトプットしたりすることです。
なかなか計画的に学習できない…といった悩みが出てきたときには、スクールの検討もしてみてくださいね。
WEBデザインは一度身につければ、一生使えるスキルですし、在宅ワークやノマドワークも可能になります。
WEBデザインスキルを身につけて、あなたの理想の生活を実現させましょう!