子育てと仕事の両立を頑張っている人の中には、
「子どものお世話で仕事に集中できない。」
「家事と育児で自分の時間が全然ない。」
「仕事と育児の両立を諦めなければいけないのか…」
そのような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
筆者も、2人の子どもを育てながらWEBライターとして仕事をする中で、さまざまな悩みや困難に直面してきました。
しかし、試行錯誤を重ねた結果、自分に合った働き方を見つけ、充実した毎日を送ることができています。
そこで本記事では、実際に筆者が実践している子育てと仕事の両立術を、具体的なエピソードと共に詳しくご紹介していきます。
- 子育てと仕事を両立する筆者の実例(1日のスケジュール)
- ワーママが抱えるリアルな悩みと解決策
- 経験に基づく、子育てと仕事を両立するためのコツ
- 子育てと両立しやすい仕事の選び方
- 子育てと両立しやすいおすすめの仕事を紹介
- 子育てと仕事の両立を支援する制度やサービス
忙しい毎日の中で少しでも効率的に、そしてストレスを軽減しながら、子育てと仕事を両立するためのヒントをお伝えしていきますので、ぜひ最後までお読みください。
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2児の子育てと仕事を両立する筆者の1日のスケジュール
2人の子どもを育てながら、在宅でフリーランスWEBライターとして働く筆者は、仕事と家事・育児の両立に日々奮闘しています。
実際、子育てと仕事を両立することが理想だと思ってはいるものの、「家事と育児で手一杯で、仕事と両立なんてできないかも…」そのような不安を抱えている人も多いのではないでしょうか?
筆者も、以前はそう思っていました。
しかし、フリーランスという働き方に出会い、自分なりの工夫をすることで、2人の子どもを育てながら、在宅WEBライターとして仕事を続けることができています。
ここでは、筆者の「一般的な1日のスケジュール」を公開し、実際に子育てと仕事を両立している様子をご紹介します。
- 職業:フリーランスWEBライター
- 年齢:30代後半
- フリーランス歴:フリーランスは4年目(ライター活動は8年目)
- 働く場所:主に在宅
- 家族:子ども2人(小学6年生と2年生)、夫(出張が多い仕事のため、平日はほぼワンオペ)
仕事がある日の主なスケジュール
6:00~8:00…起床、朝食、子ども登校
朝のこの時間帯は、子ども達の準備や朝食の支度であっという間に過ぎていきます。
通勤が必要な仕事の場合は、ここに自分の身支度が入りますが、筆者は基本的に在宅ワークなので、化粧や通勤に時間を取られることなく、朝から子ども達とゆっくりコミュニケーションを取ることができます。
8:00~9:00…洗濯、掃除、夕飯の下ごしらえなどの家事全般
その後の業務に集中できるように、洗濯や掃除などの家事を効率的に進めます。
9:00~14:00…集中して仕事モード
子どもたちが学校にいる間は、集中して仕事に取り組めるゴールデンタイム。
このタイミングでなるべくまとまった時間を確保し、特に集中力を要する作業を完了するようにしています。
途中に休憩も兼ねてお昼ご飯を取ることもありますが、子どもが帰宅する前にできるだけ仕事を片付けておくことを心がけています。
15:00~16:00…子ども帰宅
子どもたちが学校から帰ってきたら、一緒に遊んだり、勉強を見るなど、親子で充実した時間を過ごします。
子どもとの会話を通して、成長を見守り、親子の絆を深めることが何よりの喜びです。
16:00~18:00…子ども習い事
週4日間は子どもの習い事があるため、基本的に送迎をしていますが、送迎のついでに買い物を済ませるなど、時間を有効活用しながら家のことを済ませるようにしています。
また、時間が空く時には仕事のメールチェックや原稿チェックなどを行うこともあります。
18:30~20:30…夕飯、入浴、子どもとの時間
午前中に仕込んでいることが多いので、夕飯を作るのにもそこまで時間はかかりません。
時短家電や時短レシピなどを活用し、時間をかけずに栄養満点で美味しいご飯を作れるよう心掛けています。
夕食と入浴を済ませたら、子ども達が寝るまでの間は、一緒にテレビを観たりゲームをするなど、家族団らんの時間です。
21:00~23:00…仕事、パパ帰宅
パパは子ども達の就寝後に帰宅することが多いため、そのタイミングで夕飯を温める等の準備を行います。
やり残した仕事が残っている場合や、納期が迫っている場合には、この時間帯に仕事をすることも少なくありません。
23:00~0:00…ストレッチ、学校のプリントチェックなど
在宅ワークでは運動不足になりがちなので、毎日寝る前のストレッチは欠かせません。
また、就寝前に子ども達の学校で配布されたプリントや連絡帳を確認し、忘れ物がないかを確認するのも母としての仕事です。
0:00~1:00頃…就寝
日によって異なりますが、大体この時間帯に就寝します。
翌日の業務効率を下げないためにも、最低5時間以上の睡眠時間は確保するよう心掛けています。
- 在宅ワークのため、時間に融通がきく
- 自分らしく働ける仕事に出会えた
- 子ども達が学校に行っている間に、仕事と家事の両方を終わらせることができている
- 突発的な予定にも対応できるよう、スケジュールには常に余裕を持たせている
限られた時間の中で、家事、育児、そして仕事をこなすのは、まさに綱渡りのような毎日。
それでも、工夫次第で両立は十分に可能なのです。
「子育てと仕事が両立できない」と言われている理由|ワーママのリアルな悩みTOP5
「工夫次第で、仕事と子育ては両立可能」とは言ったものの、子育てをしながら働く人にとって、その工夫こそが大きな課題となります。
「仕事も家庭も完璧にこなしたい」という思いが強い反面、現実は思い通りにいかないことも多く、葛藤や悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
ここからは、子育て中に仕事をしている多くの人が直面するリアルな悩みにフォーカスし、ワーママである筆者の体験談を交えてご紹介します。
- 仕事と家事育児をワンオペでこなすのは難しい
- 子どもが理由による遅刻・早退・欠勤が増えて罪悪感がある
- 子育てしながら昇進することは難しい
- 子どもを預けて働きたくても、保育園に入れない
- 実家が遠く、いざという時に頼れる先がない
①仕事と家事育児をワンオペでこなすのは難しい
家事は休日にある程度まとめて行うことができますが、子育ては毎日のこと。
すべてをワンオペで行うのは、そもそも無理な話です。
子どもがいると、以下のような不測の事態が起こることは避けられません。
- 子どもが頻繁に体調を崩す
- 怪我や病気で保育園や学校から呼び出される
- 子どものクラスが感染症で学級閉鎖になる
このような時、柔軟に対応できる環境が整っていなければ、仕事に支障が出てしまいます。
筆者も、平日はほぼワンオペで家事育児をこなさなければなりません。
筆者の場合は、在宅ワークのメリットが大きく、家事育児と仕事をなんとか両立できていますが、それでも毎日やるべきことが山積みの状態です。
家事・育児・仕事…大きく分類すると3つのことを両立しているように見えますが、その中にはさらに無数のタスクが存在します。
それは、1人で同時にこなせる量ではありません。「できなくて当たり前」なのです。
家事育児と仕事を両立したいと思っているならば、「みんなやっている」「できている人がいる」という認識は捨てて、周囲にしっかり頼りましょう。
詳しくは後述しますが、最近は共働き家庭が増えてきていることから、民間の子育て支援サービスが充実してきています。
育児と仕事の両立に最も大切なのは、1人で抱え込まず、周囲に助けを求めることです。
②子どもが理由による遅刻・早退・欠勤が増えて罪悪感がある
子どもがいると、急な体調不良や学校行事などによって、仕事を遅刻・早退・欠勤しなければならないことが度々起こります。
特に責任感の強い人ほど、このような状況で罪悪感を感じてしまう傾向があります。
筆者は、第一子の妊娠中に重度の悪阻で仕事ができなくなり、退職を経験しました。
当初は産休育休を取る予定でしたが、個人病院の受付業務を一人で担っていたため、度々抜けることに罪悪感を感じ、「代わりの人を採用してもらった方が職場に迷惑をかけない」と退職することを決意。
退職した当初は、「みんな悪阻くらいで辞めたりしないのに…」と自分を責め、落ち込むこともありました。
しかし、在宅でWEBライターとして働き始めてからは、自分の都合に合わせて働ける環境を気に入っています。
もちろん、在宅ワークには独自の課題もありますが、筆者にとっては子育てと仕事を両立する最適な働き方です。
固定された働き方に固執せず、自分のライフスタイルや家庭の状況に合わせて柔軟に変えることが大切だと実感しています。
③子育てしながら昇進することは難しい
子育て中は、仕事に集中できる時間が限られているため、「キャリアアップは難しい」と感じることも多いです。
昇進や昇給には、残業や出張など長時間労働が求められることが多く、子どもとの時間を犠牲にすることに抵抗を感じる人も多いでしょう。
内閣府の調査によれば、出産を機に約6割の女性が離職しており、就業を継続している女性の多くが非正規雇用に留まっています。
特に、正社員として働き続けることが難しい現状が浮き彫りになっています。
このような状況の一因として、家事・育児の負担が女性に偏っていることが挙げられます。
昔に比べると、男性の育児参加率は増加しているものの、現代でも子育て期にある30代の男性のうち、約17%が週60時間以上働いており、家事・育児に割ける時間が少ないことが明らかになっています。
仕事と子育てを両立させるためには、女性側だけでなく、男性側の職場の理解と支援も欠かせません。
フレックスタイム制度やテレワークの導入など、柔軟な働き方が普及することで、女性もキャリアアップを目指しやすくなるでしょう。
自分の生活に合った働き方を見つけることが、子育てと仕事を両立させるための重要なステップなのです。
▶参考資料:内閣府 男女共同参画局|仕事と子育ての両立の状況
④子どもを預けて働きたくても、保育園に入れない
「子どもを預けて働きたいのに、保育園に入れなかった」という状況に悩むワーママは少なくありません。
特に都市部では保育園の空きが少なく、待機児童問題が深刻です。
仕事復帰を希望しても、保育園が見つからないという状況は、大きなストレスとなります。
筆者も、出産後に子どもを保育園に預けて再就職を考えましたが、仕事が決まっていないと保育園の優先順位も低くなり、入園できませんでした。
そのため、専業主婦をしながら在宅ワークとしてWEBライターの仕事を始め、それが軌道に乗って今はフリーランスとして独立できるまでになりました。
この経験から、保育園に入れない場合でも、柔軟な働き方を模索することが重要だと感じました。
在宅ワークやフレキシブルな勤務形態を選ぶことで、子育てと仕事の両立がしやすくなります。
大切なのは、自分のライフスタイルに合った働き方を見つけることです。
⑤実家が遠く、いざという時に頼れる先がない
実家が遠方にあるため、「子どもが病気になったり急な用事ができた時に頼れる人がいない」という悩みを持つワーママも多いです。
実際に筆者も、両実家の両親が共働きのため、突発的なトラブルが発生した時は1人で対応しなければなりません。
夫が急な休みを取るのも難しく、仕事の調整と子どものトラブルを全て1人でこなすことに限界を感じることもありました。
しかし近年は、地域のファミリーサポート制度や病児保育施設など、地域で子育てを支援するさまざまなサービスが増えてきています。
これらのサービスを活用することで、1人だけに負担がかかるという状況を軽減できます。
いざという時に困らないためにも、地域の子育て支援サービスについてはしっかり情報収集しておきましょう。
また、近所のママ友や地域の子育てサークルと交流を持ち、お互いに助け合える関係を築くことも大切ですね。
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【経験者が解説】子育てと仕事を両立するためのコツ
ワーママなら誰もが抱える葛藤については、先述した通りです。
葛藤する中でも子育てと仕事を両立するためには、家庭と仕事の両面での工夫が必要不可欠。
ここからは、筆者自身の経験を踏まえて、子育てと仕事を両立するためのコツを「家庭編」と「仕事編」に分けて、それぞれ4つずつご紹介します。
家庭編
家庭編では、子どもとの時間を大切にしながら、効率的に家事をこなすためのヒントを4つ、ご紹介します。
- 家事育児はパートナーと分担する
- 短時間でも、子どもと触れ合う時間を大切にする
- 完璧を求めず、家事で力を抜けるところは抜く
- 忙しくてもリフレッシュや休息の時間を確保する
①家事育児はパートナーと分担する
家事育児は、夫婦二人で協力して行うのが理想です。
しかし中には、筆者のように「平日は、どうしてもワンオペになってしまう」という家庭も少なくありません。
そのような家庭は、以下の方法を参考に、パートナーとの分担を具体的に決めてみましょう。
①家事を細かく分担制にする |
・曜日ごと、時間帯ごとに、誰が何を担当するかを明確にする ・お互いの役割を把握しやすくなることで、負担の割合が目に見えて分かるようになる ・例え小さなことでも分担することで、相手への感謝の気持ちと思いやりが生まれる |
【筆者の場合】 |
・平日は筆者がほぼワンオペで全てをこなすため、休日は朝食作り、全ての洗い物、風呂掃除、子どもとの入浴や習い事の送迎などは夫が担当 ・休日だけでも分担することで、筆者はゆっくり自分の時間を取ることができている ・例え自分の方が家事負担が大きかったとしても、相手が協力の姿勢を見せてくれていることが、「自分ばかり」という釈然としない気持ちを打ち消しているように感じる |
②子どもとの時間を分担する |
・帰宅後や休日は、子どもとの時間を交互に担当する(平日が無理な場合は休日のみ担当など) ・具体的な時間帯で決めておくと、スムーズに役割分担ができる ・お互いにリフレッシュできる時間を作ることが大切 |
【筆者の場合】 |
・平日朝の登校サポートと休日の子どもの習い事は、夫が担当 ・平日は筆者、休日は夫が子どもとの入浴を担当し、それぞれ1人でゆっくり入浴できる日を確保できるようにしている |
③夫婦間で積極的にコミュニケーションを取る |
・家事や育児で困ったことがあれば、遠慮なくパートナーに相談する ・お互いの状況や気持ちを理解し、協力して問題解決に取り組むことが大切 |
【筆者の場合】 |
・夫は子どもの就寝後に帰宅しますが、夜にその日の出来事を話す時間を設けることで、子育てへの当事者意識を持つことができている ・普段から、子育てに関する決め事は必ず夫婦2人で相談して決めるようにしている |
勤務時間や仕事上の役割なども異なるため、家事育児を完全に等分することは難しいかもしれません。
しかし、少しの工夫と相手への思いやりがあれば、その家庭にとってより良いバランスを見つけることができるでしょう。
②短時間でも、子どもと触れ合う時間を大切にする
子どもとのコミュニケーションで大切なのは、長さではなく質の高い時間を過ごすことです。
例えば、
- 寝る前に読み聞かせをする
- 入浴中や食事中にその日の出来事を話す
- 休日は子どもと一緒に楽しめることで遊ぶ
- 子どもが気軽に相談できるような信頼関係を築く
など、短い時間でも子どもと向き合う時間を意識することで、親子関係を深めることができますよ。
③完璧を求めず、家事で力を抜けるところは抜く
完璧主義な人は、家事全てを完璧にこなそうと頑張りすぎてしまいます。
しかし時には、「今日はここだけにしておこう」と割り切って、適度に楽をすることも大切です。
筆者は在宅ワークのため、以前は「家に居るから家事を完璧にこなさなければ」と思い込んでいました。
しかし、そんな完璧主義が、家事育児と仕事の両立をさらに難しくしてしまうことに気づいたのです。
家事に力を入れすぎてしまうと、仕事に割く時間が減ってしまい、せっかくの在宅ワークのメリットが薄れてしまいます。
完璧を求めすぎないことが、家事育児と仕事を両立するための最大のコツと言っても過言ではないでしょう。
- 水回り以外の掃除は毎日ではなく、週2~3日にする
- 忙しい日はデリバリーや外食にも遠慮なく頼る
- 時短家電をフル活用する(電気圧力鍋、ロボット掃除機など)
- お手伝いを給料制にして、子どもにも家事を手伝ってもらう
「楽なことに頼る=手抜き」ということではありません。
家事の負担を少しでも軽減することで、
- 仕事に集中できる時間が増える
- 子どもと過ごす時間に充てられる
- 時間と心に余裕が生まれる
このようなメリットがあります。
「完璧」 ではなく「ある程度」 を目指し、無理せず楽しく続けられる方法を見つけましょう。
④忙しくてもリフレッシュや休息の時間を確保する
仕事や育児で忙しい毎日でも、自分だけのリフレッシュタイムを確保することは、心身の健康を保つために欠かせません。
しかし、つい後回しにしてしまいがちですよね。
無理をしてしまうとストレスが溜まりやすくなり、体調を崩す原因にもなります。
リフレッシュに時間の長さは関係ありません。
10分でも30分でも、自分だけの時間を確保することが大切なのです。
- 休日は子どもをパパに任せ、1人でゆっくりお風呂に入る
- 子どもが寝た後、仕事がない日は読書をしたりテレビを観て過ごす
- 1~2ヶ月に1回程度、友人と予定を合わせてランチをする
- 月に1回、休日の朝ごはんをパパに任せて朝寝坊をする日を作る
筆者の場合は、自分の好きなことに没頭できる時間を作ることで、心身をリフレッシュ し、仕事や家事育児へのモチベーションアップに繋がっています。
「今日は何もできない…」そう思ったら、無理に何かしようとする必要はありません。
何もせずに過ごすのも、立派なリフレッシュ方法です。
無理せず、自分に合った方法で休息することを心がけましょう。
仕事編
仕事と育児を両立するには、自分に合った働き方を見つけることが大切です。
仕事編では、働き方を見直して、両立しやすい環境を作るためのヒントを4つ、ご紹介します。
- 仕事を抜けることに罪悪感を持たない
- 働き方を見直して、両立しやすい環境を作る
- 子育てと仕事を両立しやすい仕事に転職する
- 地域の子育て支援制度やサービスを利用する
①仕事を抜けることに罪悪感を持たない
子どものために休むことは、決して悪いことではありません。
むしろ、子育てをしながら働く人にとって、子どもの体調不良や保育園から呼び出しは避けて通れない事態です。
そんな時はどうしても、「仕事に穴を開けてしまう」「職場に迷惑をかけてしまう」と、罪悪感を感じてしまいますよね。
しかし、それは不要な心配です。
急な欠勤や早退は、本来会社が対処すべきことであり、一社員が罪悪感を感じる必要はありません。
大切なのは、周囲と協力してスムーズに業務を引き継げる環境を作ることです。
そのためには、
- 上司や同僚と積極的にコミュニケーションを取り、信頼関係を築く
- 同じ立場の同僚とお互いに助け合える体制を整えておく
- 業務の優先順位を見直し、急を要するタスクを事前に片付ける
このようなことを心掛けることで、急な休暇や早退が必要になった時にも、スムーズに業務を引き継げるようになります。
罪悪感を感じるのではなく、家族のために必要な選択をしていることに自信を持ちましょう。
②働き方を見直して、両立しやすい環境を作る
結婚・出産をすると、独身の時のような働き方が難しくなることは珍しくありません。
家事や育児にかける時間が増え、仕事に集中できる時間が限られてしまうからです。
そのような時は、無理して今の働き方を継続するのではなく、ライフスタイルに合わせた働き方への見直しが大切です。
無理して今の働き方を継続してしまうと、
- 仕事と家事育児の両立が難しくなり、心身に負担がかかってしまう
- 常に時間に追われるようになり、ストレスを感じてしまう
- 仕事のパフォーマンスが低下してしまう
といった悪循環に陥ってしまう可能性があります。
具体的な働き方については後述しますが、近年は在宅ワークやパート、フリーランスなど、働き方の選択肢が広がってきているので、自分に合った働き方を探してみましょう。
③子育てと仕事を両立しやすい仕事に転職する
子育てと仕事を両立するには、「働き方」 を変えるだけでなく「仕事自体」 を変えることも有効です。
近年は、子育て中の社員を積極的に支援する企業が増えており、
- 在宅勤務制度
- フレックスタイム制
- 時短勤務制度
など、さまざまな制度が充実してきています。
また、
- リモートワーク
- フリーランス
- 副業
など、従来の働き方の枠にとらわれない自由な仕事が増えてきており、子育て中のワーキングマザー・ファーザーにとっても選択肢が広がってきています。
実際に筆者も、通勤が必須だった医療事務から在宅ワークができるWEBライターへ転職したことにより、
- 通勤時間を大幅に削減し、家事や育児に時間を割けるようになった
- 子どもの成長を間近で感じられるようになった
- 自分のペースで仕事を進められるようになった
といったメリットを実感しています。
④地域の子育て支援制度やサービスを利用する
特に子どもが小さいうちは、子育てと仕事を両立したくても、思い通りにいかないことや不安に感じることが数多くあります。
そのような時には、地域の子育て支援制度やサービスを積極的に利用しましょう。
地域の自治体では、さまざまな子育て支援制度やサービスを提供しています。
具体的には、 以下のようなものです。
支援・サービス | 概要 | 詳細 | 利用料 |
子育て支援センター | 地域の子育て家庭を対象とした総合的な支援拠点 | ・地域の情報を提供 ・育児相談 ・親子向けのイベント ・一時預かり ・子育てサークル | 基本無料 |
児童館 | 子どもや親が自由に遊ぶことのできる施設 | ・遊具で遊べる ・工作や遊びのイベント ・親子向けの講座開 ・子育て相談 | 基本無料 |
一時預かりサービス(病児保育) | 急用や体調不良などで子どもを預けたい時に利用できるサービス | ・利用時間:数時間程度 ・事前予約が必要な場合が多い | 有料(施設や利用時間によって異なる) |
その他の支援制度・サービス | ・ベビーシッター ・家事代行サービス ・訪問型子育て支援など | 地域によって、さまざまな支援やサービスがある | 有料(施設や利用時間によって異なる) |
支援・サービス | 概要 | 詳細 | 利用料 |
子育て支援センター | 地域の子育て家庭を対象とした総合的な支援拠点 | ・地域の情報を提供 ・育児相談 ・親子向けのイベント ・一時預かり ・子育てサークル | 基本無料 |
児童館 | 子どもや親が自由に遊ぶことのできる施設 | ・遊具で遊べる ・工作や遊びのイベント ・親子向けの講座開 ・子育て相談 | 基本無料 |
一時預かりサービス(病児保育) | 急用や体調不良などで子どもを預けたい時に利用できるサービス | ・利用時間:数時間程度 ・事前予約が必要な場合が多い | 有料(施設や利用時間によって異なる) |
その他の支援制度・サービス | ・ベビーシッター ・家事代行サービス ・訪問型子育て支援など | 地域によって、さまざまな支援やサービスがある | 有料(施設や利用時間によって異なる) |
これらの制度やサービスは、自治体によって内容や利用条件が異なるため、お住まいの地域の情報を調べてみましょう。
多くの自治体では、子育て支援センターや児童館で子育て支援情報の総合窓口を設けていますので、まずは窓口に相談してみるのもおすすめです。
子育てと両立しやすい仕事の選び方
子育てと仕事を両立するためには、適切な仕事選びが非常に重要です。
ここからは、先述したコツを踏まえながら、子育てと両立しやすい仕事の選び方について詳しく解説していきます。
- 在宅ワークができる仕事を選ぶ
- 急な休みにも柔軟に対応できる仕事を選ぶ
- 子育て中の家庭に理解のある職場を選ぶ
- ライフスタイルに合わせた働き方を選ぶ
今の働き方に限界を感じている方は、これらのポイントを参考にしながら、働き方や仕事を見直してみてくださいね。
在宅ワークができる仕事を選ぶ
在宅ワークは、子育てと仕事を両立させる上で最も理想的な働き方です。
近年は、インターネット環境さえあれば在宅でもできる仕事が増えてきており、子育て中の方にも働きやすい環境が整いつつあります。
- 家庭と仕事のバランスが取りやすい
- 柔軟な働き方が可能
- 通勤時間が節約できる
実際に、筆者もWEBライターとして在宅で働いていますが、子どもが学校に行っている間は仕事に集中し、空き時間に家事などをこなしています。
子どもが帰宅する時間には家にいて「おかえり」と声が掛けられて、家族との時間を大切にできる今の働き方は、子育て中の筆者にとってはとても働きやすい環境だと感じています。
なお、他にも在宅ワークができる仕事は多岐に渡り、自分のスキルや興味に合った職種を見つけることが可能です。
具体的には以下のようなものが挙げられます。
- オンラインオフィス
- WEBデザイナー
- WEBライター
- プログラマー
- オンライン家庭教師 など
子育てと両立しやすいおすすめの仕事については次項でも詳しく解説しますので、そちらも参考にしてみてください。
急な休みにも柔軟に対応できる仕事を選ぶ
子育て中の人にとって、急な休みにも柔軟に対応できるかどうかは非常に重要なポイントです。
子どもが急に体調を崩したり、学校の行事に参加するために欠勤することは頻繁に起こります。
企業に所属している場合は、「フレックスタイム制」や「リモートワーク」を導入している企業を選ぶと良いでしょう。
また、スキルや経験を積んでから、「フリーランス」に挑戦するという選択肢もあります。
筆者も実際にフリーランスWEBライターとして仕事をしていますが、納期さえ守れば自分の都合に合わせてスケジュールを組むことができるため、
- 子どもの急な体調不良に対応しやすい
- 平日の学校行事も仕事に穴を空けずに参加できる
- リフレッシュの時間を確保しやすい
など、多くのメリットを感じています。
正社員やパートだけが働き方の選択肢ではありません。
さまざまな可能性を考慮し、自分に合った働き方を探してみましょう。
子育て中の家庭に理解のある職場を選ぶ
子育てと仕事を両立するためには、職場の理解と協力が欠かせません。
先述したように、子育てをしながら働くのであれば、急な欠勤や遅刻・早退にも融通がきく職場を選ぶことが重要です。
- 育児休暇や時短勤務制度が充実している
- 子育て支援制度が整っている
- 実際に子育てをしながら働いている先輩が多い
- 上司や同僚が子育てへの理解がある
子育て支援制度が整っている企業や、気軽に休暇を取りやすい職場を選ぶことで、子育てと仕事の両立がしやすくなるでしょう。
ライフスタイルに合わせた働き方を選ぶ
子育てと仕事を両立するためには、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことが重要です。
例えば、子どもの年齢や家族構成、家事育児の分担割合によって、仕事に割ける時間は異なります。
家庭を主軸と考えたとき、どれだけ仕事に時間を割けるかを判断し、無理のない働き方を選択することが大切です。
ライフスタイルに合った働き方を見つけるためには、まず自分の一日のスケジュールを見直し、どの時間帯に仕事ができるかを把握しましょう。
子どもの成長に合わせて、働き方を見直すことも必要です。
以下では、子どもの年齢別におすすめの働き方を一覧表にまとめました。
子どもの年齢 | おすすめの働き方 | 理由 |
0~2歳 | ・在宅ワーク ・短時間パート ・フリーランス | 子どもに手がかかるため、柔軟な時間管理が必要 |
3~5歳 | ・フレックスタイム制 ・短時間パート ・フリーランス | 幼稚園や保育園に通う時間に合わせて働ける |
6~12歳 | ・リモートワーク ・正社員(時短勤務) ・短時間パート ・フリーランス | 学校に通う時間が長くなり、比較的まとまった時間を確保できる |
13歳以上 | ・正社員(フルタイム) ・フルタイムパート ・フリーランス | 子どもが自立してくるため、仕事に集中しやすくなる |
子どもの年齢 | おすすめの働き方 | 理由 |
0~2歳 | ・在宅ワーク ・短時間パート ・フリーランス | 子どもに手がかかるため、柔軟な時間管理が必要 |
3~5歳 | ・フレックスタイム制 ・短時間パート ・フリーランス | 幼稚園や保育園に通う時間に合わせて働ける |
6~12歳 | ・リモートワーク ・正社員(時短勤務) ・短時間パート ・フリーランス | 学校に通う時間が長くなり、比較的まとまった時間を確保できる |
13歳以上 | ・正社員(フルタイム) ・フルタイムパート ・フリーランス | 子どもが自立してくるため、仕事に集中しやすくなる |
上記はあくまで一例であり、個々の状況によって最適な働き方は異なります。
また、近年では「副業」や「フリーランス」といった、新しい働き方も増えてきています。
自分に合った働き方を見つけるためには、しっかりと情報収集を行い、積極的にチャレンジすることが大切です。
ママにおすすめ|子育てと両立しやすい在宅ワーク可の仕事TOP3
先述した内容を踏まえ、実際に子育てと両立しやすいおすすめの仕事を3つ、具体的にご紹介していきます。
- WEBデザイナー
- WEBライター
- オンライン事務・秘書
これらの仕事は在宅ワークが可能なため、実際に子育てと両立しながら活躍している人が数多くいます。
ひとつずつ詳しく解説していきますので、自分に合った仕事選びの参考にしてみてくださいね。
WEBデザイナー
WEBデザイナーは、企業や個人から依頼されたWEB上のデザインを担当する仕事です。
パソコンとインターネット環境さえあれば作業ができるため、在宅ワークに適しています。
案件数も幅広く、簡単なデザインであれば数時間でできることから、子どもが小さくても活躍できる仕事として人気を集めています。
WEBデザイナーの特徴
向いている人 |
・絵やデザインが好きな人 ・トレンドや流行に敏感な人 ・こだわりを持って仕事ができる人 ・コツコツとした作業が得意な人 |
子育てと両立しやすい理由 |
・場所を選ばずに仕事ができる ・案件によっては、納期内に完成できれば時間配分が自由・集中力が途切れても、自分のペースで作業を進められる |
最低稼働時間 |
1日2~3時間(簡単なデザインであれば1時間~) |
必要なスキル・知識 |
・デザインの基礎知識 ・デザインツールの操作方法(Photoshop、illustrator) ・コーディングの基礎知識(HTML/CSS) |
案件の獲得方法 |
・クラウドソーシングサービスで探す ・求人サイトで探す・知人や前職の関係者から紹介してもらう ・SNSやブログを使って自ら仕事獲得する |
収入相場 |
・バナー制作:5,000円~2万円 ・サムネイル:1,500円~5,000円 ・ランディングページ(LP):5万円~50万円 ・WEBサイト制作:2万円~150万円 |
WEBライター
筆者も行っているWEBライターは、WEB上に掲載されるあらゆる文章を執筆する仕事です。
ニュースやまとめ記事、ブログ、商品の紹介文など、さまざまなジャンルの文章を担当します。
子育て中でもスキマ時間を活用して作業ができ、在宅での作業が基本なので、非常に柔軟な働き方が可能です。
WEBライターの特徴
向いている人 |
・文章を書くことが好きな人 ・リサーチ力のある人 ・得意なジャンルがある人 ・納期を守れる人 |
子育てと両立しやすい理由 |
・場所を選ばずに仕事ができる ・納期が守れれば、作業時間帯は自由 ・子育てや家事など、自分の経験を活かした分野の記事が書ける |
最低稼働時間 |
1日2~5時間(担当する案件の文字数や難易度によっても異なる) |
必要なスキル・知識 |
・文章力 ・文章構成力 ・情報収集能力 ・タイピングスキル ・SEOやマーケティングの知識 |
案件の獲得方法 |
・クラウドソーシングサービスで探す ・求人サイトで探す ・知人や前職の関係者から紹介してもらう ・SNSやブログを使って自ら仕事獲得する |
収入相場 |
・文字数単価:0.5円~10円/1文字 ・記事単価:1,000円~5万円/1記事 ※記事の専門性やクライアントによっても単価は異なる |
オンライン事務・秘書
オンライン事務・秘書は、クライアントのスケジュール管理やデータ入力、メール対応などの事務作業をオンラインにて行います。
リモートでのサポート業務が中心で、時間管理がしやすいのが特徴です。
事務経験のある人はもちろんですが、中にはパソコンの基本的な操作ができる人であれば行える、簡単な案件も用意されています。
スキル不要で働けるため、在宅ワークが初めてのママにもおすすめです。
オンライン事務・秘書の特徴
向いている人 |
・事務や秘書の経験者 ・基本的なパソコン操作ができる人 ・丁寧で誠実な仕事ができる人 ・コミュニケーション能力の高い人 ・気配りができる人 |
子育てと両立しやすい理由 |
・場所を選ばずに仕事ができる ・クライアントとのやり取りはオンラインが基本 ・自分の都合に合わせてシフトが調整できる |
最低稼働時間 |
1日3時間~(案件によっても異なる) |
必要なスキル・知識 |
・事務処理能力 ・簡単なパソコンスキル(データ入力、表計算、Word、Excelなど) ・事務系の資格(持っていると有利) ・コミュニケーション能力 ・タスク管理能力 |
案件の獲得方法 |
・クラウドソーシングサービスで探す ・求人サイトで探す ・企業に直接応募する ・知人や前職の関係者から紹介してもらう |
収入相場 |
時給:約1,000~1,800円月給:約8万~30万円 ※働ける時間や日数、クライアントによっても異なる |
【最新情報】子育てと仕事の両立を支援する制度やサービス
子育てと仕事を両立することは、現代社会において多くの家庭が抱える課題です。
政府や企業は、この課題解決に向けてさまざまな制度やサービスを提供しています。
ここでは、2024年6月時点で利用できる最新情報をもとに、子育てと仕事の両立を支援する制度・サービス6つを、具体的に解説していきます。
- 産前・産後・育児休業制度
- 産後パパ育休制度
- 短時間勤務やフレックスタイム制度
- テレワークの導入
- こども誰でも通園制度(2026年度~予定)
- 自営業・フリーランス等の育児期間の国民年金保険料免除(2026年度~予定)
産前・産後・育児休業制度
産休・育休は、出産や育児のために休暇を取得できる制度です。
それぞれ以下の制度を組み合わせ、出産前から子どもが1歳(最長2歳)になるまで取得できます。
制度名 | 取得できる期間の詳細 |
産前休業 | 出産予定日の6週間前から(双子以上は14週間前から) |
産後休業 | 出産後8週間 |
育児休業 | 子どもが原則1歳になるまで(1歳6ヶ月までに子どもが保育園に入れなかった場合は、最長2歳まで延長可能) |
パパママ育休プラス | 両親共に育児休業を取得する場合、「1歳になるまで」→「1歳2か月まで」に延長される |
制度名 | 取得できる期間の詳細 |
産前休業 | 出産予定日の6週間前から(双子以上は14週間前から) |
産後休業 | 出産後8週間 |
育児休業 | 子どもが原則1歳になるまで(1歳6ヶ月までに子どもが保育園に入れなかった場合は、最長2歳まで延長可能) |
パパママ育休プラス | 両親共に育児休業を取得する場合、「1歳になるまで」→「1歳2か月まで」に延長される |
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産後パパ育休制度
産後パパ育休制度は、2022年10月から施行された新制度で、子どもが生まれてから8週間以内に、父親が最大4週間の育児休業を取得できるようになりました。
「5日間の連続休暇」と、「残りの3週間を分割して取得できる休暇」の2種類があり、夫婦で相談しながら柔軟に取得することが可能です。
産後パパ育休制度が始まった2022度の男性の育児休業取得率は17.13%。(参考資料:厚生労働省|令和4年度雇用均等基本調査結果)
女性に比べて低水準ながらも年々上昇しており、この制度が後押ししていることが考えられます。
産後パパ育休制度は従来の育児休業とは別枠で取得できるため、積極的に取得できるような環境を整える企業が増えてきています。
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短時間勤務やフレックスタイム制度
「子どもが成長しても、まだ長時間の勤務は難しい」といった社員でも無理なく働けるように、それぞれ以下のような制度が設けられています。
短時間勤務制度 |
小学校就学前の子どもを持つ親が利用できる制度で、通常の労働時間を短縮して働くことができます。これにより、子育て時間を確保しやすくなります。 |
フレックスタイム制度 |
始業・終業時刻を労働者が決定できる制度です。(子育ての有無は関係なし) コアタイム(必ず働かなければならない時間帯)とフレキシブルタイム(出退勤時間を自由に設定できる時間帯)を設定することで、柔軟な働き方が可能になります。 |
詳細はこちら▼
時短勤務制度…厚生労働省|両立支援ひろば
フレックスタイム制度…厚生労働省|フレックスタイム制のわかりやすい解説
テレワークの導入
テレワークは、自宅やオフィス以外の場所から仕事をする働き方です。
近年のIT技術の発展により、多くの企業がテレワーク制度を導入し、柔軟な働き方を支援しています。
これによって、通勤時間削減や、育児中の急用にも対応しやすいなど、さまざまなメリットが生まれました。
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こども誰でも通園制度(2026年度~予定)
こども誰でも通園制度は、保護者の就労の有無に関係なく、時間単位で保育園を利用できる制度で、2026年度から段階的に導入予定です。
この制度によって、働いていない保護者でも、一時的に子どもを預けることができ、リフレッシュや急な用事への対応がしやすくなります。
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自営業・フリーランス等の育児期間の国民年金保険料免除(2026年度~予定)
雇用保険に加入していない自営業やフリーランスは、育児休業給付の対象外となり、育児のために収入が減少する期間中でも、会社員やパートとして働く人のように育児休業給付を受けることができません。
そんな自営業やフリーランスを対象にした、育児期間中に国民年金保険料の免除を受けられる支援制度が2026年10月から始まる予定です。
対象者 | 子を養育する国民年金第1号被保険者(自営業、フリーランスなど) |
免除対象期間 | ・実母の場合…産前産後期間4ヶ月+子が1歳になるまで ・父親、養子の場合…原則として、子を養育することになった日から子が1歳になるまで |
免除内容 | 国民年金保険料の全額免除または一部免除 |
この制度を活用することで、育児と仕事の両立を目指す自営業やフリーランスの人も、経済的負担を軽減しながら安心して育児に専念できるようになります。
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【まとめ】子育てと仕事の両立には周囲の協力と仕事環境の見直しが必要不可欠
子育てと仕事を両立するためには、家族や職場の協力が欠かせません。
今回ご紹介したような制度やサービス、そして周囲の協力と仕事環境の見直しによって、より働きやすく、充実した生活を送ることができるようになります。
最後に、本記事の内容を3つのポイントに分けておさらいしておきましょう。
- 家事育児はパートナーと分担する
- 子育てとの両立を支援する制度やサービスを活用する
- 地域のファミリーサポートや病児保育施設などを利用する
- ママ友や子育てサークルと交流を持ち、お互いに助け合える関係を築く
- 上司や同僚と積極的にコミュニケーションを取り、信頼関係を築く
- 同じ立場の同僚とお互いに助け合える体制を整えておく
- リモートワークやフレックスタイム制度などを活用する
- 短時間勤務制度や時短勤務制度などを利用する
- 在宅ワークができる仕事を探す
- 子育てに理解のある職場を探す
- 子育て中の人が多い職場に転職する
- 完璧主義は捨て、家事で力を抜けるところは抜く
- 忙しくてもリフレッシュや休息の時間を確保する
- 仕事を抜けることに罪悪感を持たないようにする
- 短時間でも、子どもと触れ合う時間を大切にする
また、子育てと仕事を無理なく両立するためには、利用できる制度はしっかり利用していきましょう。
- 産前・産後・育児休業制度
- 産後パパ育休制度
- 短時間勤務やフレックスタイム制度
- テレワークの導入
- こども誰でも通園制度(2026年度~予定)
- 自営業・フリーランス等の育児期間の国民年金保険料免除(2026年度~予定)
子育てと仕事の両立には、自分一人で抱え込まず、周囲の協力を得ることが大切です。
家族や職場、地域社会との連携を大切にし、無理なく育児と仕事を両立できる環境を整えましょう。
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