多様な働き方が広がってきて副業を考えている方もいると思いますが、副業で稼げるのか不安な方もいると思います。
さらに、副業であっても収入を得る以上、確定申告をしなければなりません。
会社員であれば、税金関係のことはすべて会社が代わりにしてくれますが、副業で稼いだ分は自分で確定申告をしなければならないのです。
そこで、今回は次の3点をご紹介します。
- 副業の平均年収
- 20万円ルールの落とし穴
- 確定申告のルール
さらに、これから副業を始める方に向けて高収入を狙える職種を5つご紹介するので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
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副業は稼げない?副業収入のリアル事情
まずは、一番気になっているであろう副業の年収をご紹介します。
副業者の8割以上が年収300万円以下
調査によると、副収入を得ている人のうち13.2%が年収300万円以上だそう。
つまり、8割以上の副業者は年収300万円以下ということです。
300万円以上と回答したうち、300万円台が36.0%、400万円台が20.5%となっており副業をしている人のうち9割以上は500万円以下におさまるといえます。
年収300万円以上の1割は1000万円以上
ここまで聞くと、副業はあまり稼げないんじゃないかと感じてしまいますよね。
しかし、同調査によると、副収入のみで300万円を超える人のうち11.5%は年収1000万円以上と回答しています。
300万円以上稼ぐ人の職種を調査した結果を見ると、専門性の高い業務と回答した人が8割を占めており、副業に充てる時間は1ヶ月あたり20時間以上と回答した人が半数を超えていました。
つまり、専門性の高い業種に取り組む人か、たくさんの時間を副業にあてられる人であれば高収入を狙えるということです。
のちほど高収入を狙える職種をご紹介しますが、副収入300万円以上と回答した人の業種は経営企画と商品/サービス企画と回答した人が21.0%と高く、次に新規事業開発/事業企画が13.2%、マーケティング/PRと回答したのが11.4%となっています。
月収のボリュームゾーンは5〜10万円
ここまで年収ベースでお伝えしましたが、月収についてもご紹介しますね。
月収のボリュームゾーンは5〜10万円で、副業をしている人の2割以上が該当します。
次に3〜5万円未満、1〜2万円未満がどちらも2割を占めており、月収10万円未満の合計は8割以上を占めているのです。
参考:<副業年収実態調査>今話題の副業収入300万円を超える副業者の実態とは?年間300万円以上稼ぐ副業者は約1割、中には1,000万円以上稼ぐ副業者も存在
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知らないと危険!20万円ルールの落とし穴
冒頭でもお伝えしたように、副業収入を得ている以上、確定申告をしなければなりません。
確定申告とは、1年間の所得を計算して税務署に申告して、納税することを指します。
確定申告をしないと脱税行為となり、加算税や延滞税などのペナルティを受ける可能性もあります。
しかし、副業の収入が20万円以下の場合、所得税の確定申告は不要とされていて、これが20万円ルールといわれているのですが、注意が必要です。
確定申告が不要とされているのは、所得に対してのみであって、市区町村に支払う住民税は別で申告しなければならないのです。
住民税は所得に応じて加算されるため、20万円ルールに則って確定申告をしなければ自治体に必要な情報が届かず、本来納めなくてはならない住民税を納めていないことになるので注意が必要です。
高収入を狙える副業5選
副業にもさまざまな職種があり、稼げる額もさまざまです。
そこで、ここからは高収入を狙える副業を5つご紹介します。
どれも、特別な資格がなくても始められるものなので、副業選びの参考にしてみてくださいね。
WEBデザイン
まずおすすめなのは、WEBデザインです。
WEBデザイナーはWEBサイトのデザインはもちろん、広告バナーやYouTubeのサムネイルなどの画像を制作する仕事です。
デザインだけの場合もありますし、なかにはWEBサイトの企画から作成、ディレクションまで請け負うケースもありますが、副業の場合は、デザインだけの案件を単発でもらうことが多いようです。
ディレクションまでできるようになれば高収入を一気に狙えますが、最初のうちは基本的なデザインスキルを身につけることに専念しましょう。
最初は最初は一案件数千円かもしれませんが、スキルを磨いたり実績を積み重ねたりするうちに十万円の案件も受注できるようになりますよ。
実際に、WEBデザインの副業で300万稼いでいた方のインタビューがあるので、興味のある方はぜひお読みください。
アフィリエイト
アフィリエイトはブログやSNSなどのメディアに広告を掲載して、広告経由の売り上げの一部を収益として受け取る副業です。
広告をクリックして商品が売れたときに収益が発生することから成果報酬型広告ともいわれています。
基本的にはブログにアフィリエイト広告を掲載することが多く、1件で得られる報酬は高いものだと数万円することもあり、うまくいけば月収10万円以上も可能です。
ブログの記事の閲覧数が増えることで収益が上がるので、最初の数ヶ月は収益が得られないですが、諦めずにちゃんと続けていれば一気に10万、30万、50万と稼げるようになる夢のある副業でもあります。
WEBライティング
WEBライティングは、インターネット上のメディア(ブログ)に載せる記事を書く仕事です。
特定の検索キーワードやテーマの記事を書いてクライアントに納品します。
記事を書くといっても、キーワードについてインターネット上の情報を参考に執筆するため、知識がない状態でも始められるのがメリットです。
他の副業と異なり、文字単価で収入が決まるため、文字単価1円であれば1000文字書けば報酬が1000円となります。
最初は文字単価0.5円からというのも珍しくはありませんが、スキルを磨いていけば文字単価2〜3円、月収でいうと5万円以上も可能ですよ。
プログラミング
プログラミングはプログラミング言語を使ってWEBサービスやWEBサイトを作る仕事です。
言語を覚えるなど専門的なスキルが必要なので、少々ハードルは高いです。
具体的な案件としては、企業のホームページの作成、官公庁の金融システムの開発など多岐にわたります。
IT人材が不足すると言われていて需要は高いため今から始めても遅くはありません。
専門的なスキルが必要なことから数十万円の案件もあります。
いきなり案件受注とはならないかもしれませんが、地道にスキルを磨いていきましょう。
動画編集
動画編集は、動画をカットしてつなげたりテロップを入れたりして動画コンテンツを作る仕事です。
クライアントから渡される動画を編集するのが基本ですが、なかには撮影から編集まで請け負うケースもあります。
パソコンと編集ソフトさえあれば仕事できるのがメリットです。
プログラミングのようにインターネット環境がなくても作業ができるので、家でも出かけ先でもどこでもできます。
単価は安いものだと5000円かそれ以下、高いレベルの動画であれば10万円以上の案件もあり、自分次第で高収入を狙えます。
動画編集と聞くとハードルが高いと感じるかもしれませんが、テロップ入れや動画を繋ぎ合わせるなど簡単な作業でも、複数案件をこなせば月5万円稼ぐのも難しくはありません。
副業前に押さえておきたい確定申告のルール
途中で確定申告についてお伝えしましたが、最後に改めてそのルールを整理しておきましょう。
確定申告は青色と白色の2種類
確定申告は青色申告と白色申告の2種類があります。
どちらで確定申告をしても問題ありませんが、それぞれメリットが異なるので確認してみましょう。
青色申告のメリット:税金控除を受けられる
青色申告には、青色申告特別控除があります。
これは、確定申告時に所得から最大65万円か55万円、あるいは10万円の所得控除を受けられる制度です。
所得税を抑えれば住民税や国民健康保険料も低くなるので、トータルでの節税効果を期待できます。
また、赤字を3年間繰越できたり家族への給与を経費にできたり、30万円未満の固定資産を全額経費に計上できるなどメリットがたくさんあります。
しかし、事前申請が必要で複式簿記と呼ばれる複雑な記帳方法で、かつ、賃借対照表と損益計算書も作成して添付する必要があり手間がかかるので注意が必要です。
青色申告はフリーランスとして独立する人が多く使う申請方法です。
副業で月に数万円稼ぐだけであれば、次にお伝えする白色申告で十分ですよ。
白色申告のメリット:簡単に手続きができる
白色申告は、青色申告のような特別な手続きがないです。
簿記の知識がなくても簡単に記帳ができますし、青色申告は税務署へ申請が必要ですが、白色申告はその必要がありません。
しかし、青色申告にある控除や赤字の繰越ができません。
おトクにしたいなら青色申告、手間を省きたいなら白色申告がおすすめです。
確定申告が不要なケース
先ほども少しお伝えしましたが、副業の場合は確定申告が不要なケースがあります。
主に次の3つのケースです。
- 副業がパートまたはアルバイトで年間収入が20万円以下
- 副業がパートまたはアルバイト以外で年間所得が20万円以下
- 副業がパートまたはアルバイトとそれ以外の複数で、それぞれの収入と所得の合計が年間20万円以下
所得と収入は似ていると感じるかもしれませんが、所得は売上から経費を差し引いたもので、収入は得られる給料全てを得られるものです。
副業やクラウドソーシングの場合は、個人事業主のような働き方になるため、仕事に必要な道具や機材を自分で揃える必要があり経費として認められるのです。
一方で、アルバイトやパートは得られる給料が全て自分の収入になります。
この収入と所得の合計が年間20万円以下であれば確定申告が不要です。
先ほどもお伝えしたように、確定申告が不要なのは所得税に対してのみで住民税については申告が必要なので、覚えておいてくださいね。
まとめ
今回は副業の年収や確定申告のルールについてご紹介しました。
- 8割以上が副業の年収が300万円以下
- 副収入が年間20万円以下でも住民税の申告は必要
- 簡単に確定申告を済ませたいなら白色申告がおすすめ
副業は稼げないイメージを持っている方もいるかもしれませんが、職種によっては高収入を狙えます。
ただし、副業をする場合は確定申告が必要なケースも出てくるため、今回お伝えした内容を中心にルールを確認しておきましょう。
ご紹介した職種を参考に、副業に挑戦してみてくださいね。
質問や感想があればご記入ください