近年、働き方の多様化によって、フリーランスとして働くことに興味がある方も多くいらっしゃるでしょう。実際に副業から始めて会社員を辞め、フリーランスになったというケースも多く見られます。
しかし、いざチャレンジしようと思っても、気になるのは
「もしフリーランスに失敗したらどんな末路が待っているの?」
「フリーランスだからこそ苦労しそうなことってある?」
といった点ではないでしょうか。人気の働き方であるフリーランスですが、必ずしもすべての人が成功するわけではありません。
フリーランスとして思うように稼げず「こんなはずじゃなかった」と考えてしまう場合もあるでしょう。そこで本記事では、フリーランスに興味がある方のために以下のことを解説します。
- フリーランスとしての働き方に失敗した場合にたどり着く末路
- 仕事や健康、金銭面でフリーランスにはどのようなリスクがあるか
- フリーランスが悲惨な末路を迎えないためのポイント
フリーランスとして失敗する可能性は0ではありませんが、しっかりと稼ぎ続けている人も多くいます。
リスクを押さえたうえで、自分はフリーランスとしてどのような仕事ができそうか考えてみましょう。
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フリーランスが失敗したら辿る末路とは【仕事面】

まずはじめに、フリーランスが失敗したら仕事面でどのような末路を辿る可能性があるかを解説します。
- 初案件がなかなか獲得できずそのままフリーランスを辞めた
- 単発案件ばかりで常に応募しつづけ疲弊した
- 低単価の案件ばかりでずっと低時給で働き続けてしまった
自分で営業をして案件を獲得しなければならないフリーランスにとって、仕事を継続的に得られるかは死活問題と言えます。
しかし、フリーランスになれば必ずしも良質な案件を得られ続けるとは限らないことを押さえておきましょう。
初案件がなかなか獲得できずそのままフリーランスを辞めた
フリーランスになりたての場合「初めての案件を獲得するまでが苦労する」人が多く見られます。なぜなら、案件に応募する際に提示できる実績が少ないからです。
とくに未経験から始めた場合には、実績がないという人もいるでしょう。
案件を獲得するための方法はいくつかありますが、中でも多くのフリーランスが活用しているのがクラウドソーシングサービスです。
募集されている案件に応募し、採用されれば仕事を得られるため便利ですが、募集している側からすると応募してきた人が「どのくらいのスキルレベルなのか」が気になります。
そのため、応募時に自分のスキルを示せる実績があるとスムーズですが、これからフリーランスとして仕事をする人は実績を出せないため採用に至らず、初めての案件獲得ができないというケースがよくあります。
案件を獲得できないことで自信をなくし、そのままフリーランスを辞めたという人も少なくありません。
単発案件ばかりで常に応募しつづけ疲弊した
フリーランスとして働く場合、単発の案件ばかりを引き受けてしまうと、仕事が途切れないように常に応募しつづける必要があり、結果疲弊してしまいます。
フリーランスの仕事には「単発案件」と「継続案件」があり、それぞれ以下の特徴があります。
- 単発案件:一度限りの仕事であり、完了したあとは契約終了となる
- 継続案件:継続的な期間で契約し、一定期間仕事をする
単発案件の場合は次の仕事の保証がなく、常に営業活動や案件への応募が必要です。継続案件の場合はクライアントとも関係性を築いていくことができ、仕事もしやすくなっていきますが、単発案件の場合は信頼関係を築く前に仕事が終了してしまうことが少なくありません。
単発案件ばかりになると、常に新しい案件やクライアントを探し続けなければならず、仕事探しの段階で疲れ、フリーランスを辞めてしまうこともあります。
低単価の案件ばかりでずっと低時給で働き続けてしまった
フリーランスになっても引き受ける案件の単価が低い場合、時給換算しても低時給で働くことになります。
私もフリーランスとして働き始めたころは低単価の案件を多く請け負っており、時給に換算すると国が定める最低賃金を下回ってしまうことがありました。
低単価から抜け出した今ではそれなりの時給で働けていますが、数年間ずっと低時給で働き続けているという人もいます。
フリーランスが失敗したら辿る末路とは【健康面】

仕事面に続いて、フリーランスが失敗したら健康面でどのような末路を辿ってしまうか解説します。
- 無理をして働き続け体調を崩してしまった
- 案件を引き受けすぎて常に仕事のことを考える生活になった
- 1人で働くため孤独を感じやすくなった
フリーランスは会社員と違い、守ってくれる制度が少ないため自分で自分の身を守らなければなりません。
現在フリーランスのWEBライターとして働く私も、同じような経験をしたことがありました。実体験も交えながら、1つずつご紹介します。
無理をして働き続け体調を崩してしまった
フリーランスは基本的に自分1人で仕事を行うため、引き受ける仕事量が多くなっても代わりがおらず、休みを返上して働くこともあります。
無理をして休みなく働き続け、体調を崩してしまうことがあっても、仕事を受注している以上、納期までに仕事を終わらせる必要があります。
私自身も子育てをしながらフリーランスとして働いているため、限られた時間の中で仕事をこなそうとすると、無理をしないと終わらない場面がありました。
その結果、体調を崩してしまい、仕事のパフォーマンスが悪くなるという悪循環に陥ります。
案件を引き受け過ぎて常に仕事のことを考える生活になった
とくにフリーランスとして働き始めたばかりの場合、実績を作ろうと焦るあまり多くの案件を引き受けてしまうケースがあります。
私も
「実績を積むために今は頑張ろう」
「断ってしまって次から依頼がもらえなかったらどうしよう」
と考え、自分が確保できている稼働時間以上の案件を引き受けた経験がありました。
常に複数のタスクが頭の中を埋め尽くすようで、休まる時間がなく、結果的に自分の首をしめるような状態になってしまったことを覚えています。
1人で働くため孤独を感じやすくなった
フリーランスは基本的に1人で仕事をします。フリーランスになるまで会社などに勤めていた人の場合、一緒に働く人がいないことで孤独を感じやすくなります。
仕事のことで困ったり、悩んだりしたときにも同じ状況の人はいないため、相談する相手を探さなければなりません。
気軽に相談できる相手がいないことで、より孤独を感じることもあります。
フリーランスが失敗したら辿る末路とは【金銭面】

フリーランスとして働くうえで、最も不安に感じるのが「金銭面」という人もいらっしゃるでしょう。
ここではフリーランスに失敗したら、金銭面で辿る可能性のある末路として、以下6つを解説します。
- 収入が安定しにくく不安な生活になった
- 社会的信用度が下がり賃貸やローンが通りにくくなった
- 貯金が少ないまま始めて生活が苦しくなった
- 自己投資のために多くの費用がかかってしまった
- 確定申告で苦戦した
- 国民年金や国民保険料を支払うのが大変だった
収入が安定しにくく不安な生活になった
フリーランスの収入は、受注する案件の数や単価によって大きく左右されるため、安定しにくいという特徴があります。
実績やスキルが十分ではない場合、なかなか案件を獲得できず収入の見通しがつかないことも珍しくありません。もし案件を獲得できたとしても、単価が低い場合には生活に十分な収入を得られないということもあります。
私もフリーランスのWEBライターとして仕事をし始めたころ、毎月の収入が安定せず生活に不安を感じていたのを覚えています。
社会的信用度が下がり賃貸やローンが通りにくくなった
会社員や団体職員と比べると、フリーランスは社会的信用度が低いとみなされる場合があります。これは、収入が安定していると捉えられにくいためです。
社会的信用度が下がると、賃貸住宅の入居審査や住宅ローン、自動車ローンなどの審査に通りにくくなるケースがあります。
実際に私もフリーランスになったころ、会社員時代から持っていたクレジットカードの限度額が下がることになりました。
貯金が少ないまま始めて生活が苦しくなった
貯金が少ないのにフリーランスとして働き始めてしまい、首が回らなくなったというのも、よくあるフリーランスの末路です。
フリーランスはたいていの場合、最初から大きく稼げるわけではありません。
そのため、始めるときには少なくとも3ヶ月分の生活費を用意すべきですが、それをせずにフリーランスになり、気づかないうちに貯金が底をつきてしまい生活ができなくなるということがあります。
自己投資のために多くの費用がかかってしまった
フリーランスとして仕事を始めるとき、スキルアップのためにセミナーに参加したり教材を購入して勉強したりと、自己投資に多くの費用がかかる場合があります。
自己投資は自分のスキルを高め、将来的に収入アップにつながる可能性があります。しかし、自己投資だけに費用をかけすぎてしまい、実際に仕事につなげられないと稼ぐことができず、結果的に生活を圧迫してしまいます。
フリーランスを始めてスキルアップだけに費用と時間をかけて、実際には稼げないというケースも、フリーランスによくある末路です。
確定申告で苦戦した
会社員であれば、会社が年末調整を行ってくれますが、フリーランスは確定申告を自分で行わなければいけません。
確定申告書を作成し、税金を納める必要がありますが、確定申告に慣れるまでは書類作成に手間取ったり計算ミスをしてしまったりと、苦戦することもあります。
確定申告を税理士に依頼する場合は依頼費用がかかるため、多くのフリーランスは収入が安定するまでは苦戦しながら自分で行うことになります。
国民年金や国民保険料を支払うのが大変だった
会社員が厚生年金や社会保険に加入するように、フリーランスは国民年金と国民健康保険に加入する必要があります。
任意ではないため必ず加入しなければなりませんが、国民年金や国民保険料は全額自己負担です。
収入によって支払うべき金額は異なりますが、決して安い金額ではないため、大変な思いをするという人もいます。
フリーランスが悲惨な末路を迎えないための秘訣【準備期】

ここからは、フリーランスとして悲惨な末路を迎えないための秘訣をご紹介します。
フリーランスになるまでの準備期には、以下の6つを中心に取り組みましょう。
- 初期費用がかからない仕事を選ぶ
- 専門スキルのレベルを高める
- 参考になるフリーランスを見つける
- 税金に関する勉強をしておく
- 契約書・請求書などの法律を勉強しておく
- 副業を始めてクライアントを作っておく
働き始めてから「こんなはずじゃなかった」という思いをしないためにも、しっかりと準備したいものです。
初期費用がかからない仕事を選ぶ
会社員の場合、仕事に必要なものは会社がそろえてくれるという人も多いでしょう。
しかしフリーランスの場合、仕事に必要なものもすべて自分でそろえなければいけません。
フリーランスとして働くために必要になりやすい初期費用には、主に以下が挙げられます。
- パソコン購入
- デスクやいすの購入
- インターネットや仕事用のスマートフォンの契約
- オフィスのレンタル費用 など
初期費用がかかりすぎてしまうと、収入が安定する前に資金が底をついてしまう可能性があります。
そのため、初期費用があまりかからない仕事を選ぶと、心の余裕も作りやすいでしょう。
専門スキルのレベルを高める
フリーランスとして長く活躍するためには、専門スキルが不可欠です。
スキルレベルが向上すれば、それだけ高単価の案件にもチャレンジできます。
専門スキルのレベルアップには、以下のような方法があります。
- 専門のスクールに通う
- 書籍を読む
- オンライン講座を受講する
- 解説動画を視聴する など
近年では無料である程度学べるサービスも増えており、自分に合ったものを選ぶことができればスキルアップも叶いやすい環境と言えます。
場合によっては独学だけでなく、プロの力も借りるのも1つの手です。
参考になるフリーランスを見つける
フリーランスとして成功するためのポイントとして、参考になる「ロールモデル」を見つけておくことが大切です。
ロールモデルを見つけるには、以下のような方法があります。
- 身近にフリーランスとして働いている人がいないか聞いてみる
- フリーランスとして働く人のSNSを参考にする
- フリーランス交流会などでほかの人の話を聞いてみる
リアルな体験談を聞きながら、自分に取り入れられることはないか探してみるのもおすすめです。
税金に関する勉強をしておく
先述した通り、フリーランスは自分で確定申告を行わなければいけません。
確定申告の際には、必ずしも税金に関する知識を持っていないといけないわけではありませんが、事前に調べておくことでスムーズに作業できます。
確定申告や税金に関する書籍を読んだり、税理士に相談したりして基本的な知識だけでも身につけておくことがおすすめです。
契約書・請求書などの法律を勉強しておく
フリーランスとしてクライアントから仕事の依頼をもらう際、契約書や請求書の作成が必要になります。
契約書はクライアント側で作成されるケースがほとんどで、自分で作成する必要はありませんが、契約を結ぶ際には内容を確認しなければいけません。
万が一、トラブルに巻き込まれた場合に被害を最小限にできるよう、契約書や請求書の基礎知識を身につけておきましょう。
副業を始めてクライアントを作っておく
フリーランスになる前の準備期にやっておくとよいこととして、最もおすすめしたいのが、副業から始めてクライアントを作っておくことです。
副業を通して、クライアントとのやり取りや仕事の流れを経験できるため、フリーランスになってからのイメージも湧きやすくなります。
また、フリーランスになる前の実績作りにもなります。会社員として安定収入を得ながら副業から始められれば、収入面の不安を抑えながら準備を進められるのがメリットです。
フリーランスが悲惨な末路を迎えないための秘訣【活動期】

フリーランスとしての活動を始めてから、悲惨な末路を迎えないための秘訣として、以下5つのポイントをご紹介します。
- 案件数を増やすのは慎重にする
- クライアントからの連絡に即レスをする
- クライアントは常に複数持っておくようにする
- オンラインサロンや交流会に顔出し人脈を作っておく
- ビジネスが順調なクライアントと付き合うようにする
収入を安定的に得られるようにするために大切なことばかりなので、ぜひ参考にしてください。
案件数を増やすのは慎重にする
フリーランスとして働き始めると、実績を積むために、また収入を増やすためにできるだけ多くの案件を受注したくなるかもしれません。
しかし、案件数を増やしすぎると以下のようなリスクがあります。
- 常に納期に追われるようになる
- 急ぎで作業を進めてクオリティが下がる
- 無理をして仕事をして体調を崩してしまう
自分のキャパシティ以上に仕事を抱え込んでしまうと、1つひとつのクオリティが疎かになってしまう可能性も考えられます。
その結果、クライアントからの評価が下がり、次の依頼につながらなくなる場合もあります。
案件数を増やすのは、フリーランスとしての活動を始めて少しずつ慣れてきてからがおすすめです。
クライアントからの連絡に即レスをする
クライアントからの連絡には、できる限り早く対応するようにしましょう。
即レスすることで以下のようなメリットがあります。
- クライアントと仕事の進捗を共有しやすい
- 仕事への前向きな姿勢を評価してもらえる
- 後回しにしないためタスクが整理しやすい
フリーランスの案件は、直接会って仕事をするよりもオンライン上でのコミュニケーションが多い傾向です。
そのため、クライアントからの連絡に対し返事が遅いと「今どんな状況なのかな?」と心配をかけてしまう恐れがあります。
とくに急ぎの案件の場合には、常に即レスできる状態にしておきましょう。
クライアントは常に複数持っておくようにする
契約しているクライアントは、常に複数持っておくのがおすすめです。
複数のクライアントと契約することによるメリットは、以下の通りです。
- 1つの契約が終了しても収入が途絶えない
- クライアントからの連絡待ちにほかの仕事を進められる
クライアントとの契約をいくつか持っていれば、万が一の際のリスク分散にもなります。
常に複数の契約がある状態にしておけるよう、仮に1つ終了となったら新たなクライアントを開拓しましょう。
オンラインサロンや交流会に顔出し人脈を作っておく
フリーランスとして働くときには、オンラインサロンやフリーランス向けの交流会などに参加するのもおすすめです。
オンラインサロンや交流会に参加するメリットとして、以下が挙げられます。
- フリーランスとして働いていることを知ってもらい、人脈が作れる
- 新たにできた人脈から、仕事の受注につながることもある
- 同じフリーランス同士として、情報交換ができる
孤独を感じやすいフリーランスは、困ったときに気軽に相談できるような存在がいると、精神的にも楽になります。
積極的にコミュニティに参加して、知り合いをつくるようにしましょう。
ビジネスが順調なクライアントと付き合うようにする
クライアントと契約する際には、そのクライアントのビジネスが順調であるかどうかも意識しましょう。
ビジネスが順調なクライアントと契約するメリットとして、以下が挙げられます。
- フリーランスなど業務委託への支払いが安定している
- 追加の仕事を依頼される可能性がある
- 継続して案件をもらえる可能性がある
業績が伸びていたり、事業規模の拡大を目指したりしている会社であれば、フリーランスにも安定して仕事を依頼してくれるかもしれません。
案件に応募する際には、ある程度クライアントの情報を調べておくようにしましょう。
絶対しないで!一発アウトになるフリーランスのNG行動

フリーランスは会社員と異なり、自分自身を守るのは基本的に自分のみです。
そのため、以下のような行動は絶対にしないことを強くおすすめします。
- SNSでクライアントの愚痴を書く
- 無断で納期を守らない
- 連絡を返さない
クライアントとの信頼関係を築くためにも、自分自身の行動には気を付けたいものです。
SNSでクライアントの愚痴を書く
SNSでクライアントの愚痴を書くのは絶対に止めましょう。
近年、SNSを有効に活用しているフリーランスも多く見られます。
しかし、中には誤った使い方をして、トラブルに発展してしまうケースもあります。
信頼関係が損なわれるだけでなく、クライアントの評判を落としてしまいかねません。
もし思うことがあって、ついSNSに書いてしまいたい衝動にかられても「もしクライアントが見たらどう思うだろうか」を考えながら冷静に行動しましょう。
無断で納期を守らない
フリーランスは、自分で仕事のスケジュール管理をしなければいけません。
そのスケジュールを確認しながら、もし納期に間に合わないかもと思ったら、できるだけ早めにクライアントに相談をしましょう。
無断で納期を守らないと、クライアントからの信頼を失ってしまうことにもつながります。
自分の身を守るためにも、納期を守ること、納期に間に合わなそうなら早めに連絡をすることを徹底しましょう。
連絡を返さない
クライアントからの連絡を返さないことも、無断で納期を守らないことと同様にクライアントからの信頼を損なう行動です。
毎日一緒に働く会社員とは異なり、フリーランスは人柄や仕事の進め方など性格的な面が共有しづらいものです。
そのため、連絡がないとクライアントにとっては状況が把握できず、ネガティブな印象を持たれてしまいます。
少なくとも、クライアントの就業時間には即レスできるように心がけましょう。
フリーランスに成功している人の特徴

フリーランスとして成功している人には、共通した特徴がいくつか見られます。
- 自分に合った職種を見つけている
- フリーランスとして働いていることを周知する
- 向上心があり自主的に行動できる
それぞれの特徴を押さえて、自分の働き方に取り入れてみましょう。
自分に合った職種を見つける
フリーランスで成功するには、自分に合った職種で働いているかがとても大切です。
自分に合った職種の見つけ方として、以下のポイントを押さえましょう。
- これまでの経験を振り返る
- 身につけてきたスキルを棚卸する
- 興味や関心のある分野を整理する
- 自分の強みや弱みを把握する
自己分析がしっかりとできていれば、案件とのミスマッチも少なくなります。
ポイントを押さえつつ、客観的な視点で検討するのがおすすめです。
フリーランスとして働いていることを周知する
フリーランスとして働いていることを周知すると、それを知った人から仕事の依頼がもらえる可能性がぐっと高まります。
私自身もフリーランスになってから、友人に会ったときに話したり、SNSを使って発信したりしました。
それによって縁がつながり、仕事の依頼をもらったこともあります。
SNSで発信する場合は、アカウントの方針を決めて情報を届けたいターゲットを明確にするのがおすすめです。
向上心があり自主的に行動できる
フリーランスは自由な働き方ができる反面、自己管理能力が重要です。
- 売上や利益の目標を定める
- 目標達成のために足りないスキルを身につける
- 学習や最新情報をキャッチする習慣をつける
誰に言われるでもなく、自分で主体的に行動しなければいけません。
案件管理だけでなく、自らのスキルに対しても同様です。そのため、常に向上心をもって現状の自分に足りないことを補うようにすることが大切です。
未経験からフリーランスとして低リスクで始めやすい仕事

未経験からフリーランスを目指すなら、始めるのに低リスクな仕事がおすすめです。
ここでは、以下5つの仕事をご紹介します。
職種 | 未経験からのなりやすさ | 案件数の多さ | 案件単価 |
WEBライター | ◎ | ◎ | △ |
SNS運用代行 | ◎ | ○ | △ |
動画編集 | ○ | ◎ | ○ |
WEBデザイナー | ○ | ◎ | ◎ |
オンライン事務 | ○ | △ | △ |
職種 | 未経験からのなりやすさ | 案件数の多さ | 案件単価 |
WEBライター | ◎ | ◎ | △ |
SNS運用代行 | ◎ | ○ | △ |
動画編集 | ○ | ◎ | ○ |
WEBデザイナー | ○ | ◎ | ◎ |
オンライン事務 | ○ | △ | △ |
どの職種も案件によってレベル感や単価が異なるため、クラウドソーシングサービスなどで調べてみるのもよいでしょう。
WEBライター
WEBライターは、WEB上で読むことのできる記事の執筆を行う職業です。
案件によっては執筆だけの場合もあれば、記事の構成から考えたり、執筆した記事を閲覧できる状態にしたりといった業務が発生することもあります。
WEBライターとして仕事をするのに資格は必要なく、意図をくみ取ってわかりやすい文章を作成できることが求められます。
- お悩み解決記事
- インタビュー記事
- 商品やサービス紹介記事
- 画像選定
- 入稿作業
近年、多くの企業がサービス浸透のためにWEBサイトを活用しており、サイトに掲載する記事作成などで案件数が豊富にあるのも特徴です。

SNS運用代行
SNS運用代行は、FacebookやInstagram、X(旧Twitter)などのSNSを活用したいクライアントから依頼を受け、商品やサービスの訴求を代理で行う職業です。
クライアントがSNSを運用したい目的や課題をヒアリングし、それに沿った内容で更新をします。
普段SNSを使っている人にとっては、なじみがあり未経験からでも取り組みやすい職業と言えるでしょう。
- 投稿コンテンツの作成
- フォロワー対応
- DMの送付
- アカウント設定
SNS運用代行の案件は、DMの送付からコンテンツ作成、アカウント設計と幅広く、自分のレベルに合ったものを探しやすいでしょう。
動画編集
動画編集は、あらかじめ撮影された動画をカットしたり、テロップやBGMを追加したりして1本の動画に編集する職業です。
動画編集ソフトを扱うスキルを身につけられれば、未経験からでもさまざまな案件にチャレンジできるでしょう。
- 動画の不要な部分をカットする
- BGMや効果音を追加する
- テロップを追加する
YouTuberの台頭により、企業だけでなく、個人のクライアントによる募集案件も多く見つかります。
動画の制作意図をくみ取りながら、編集することが大切だと言えるでしょう。

WEBデザイナー
WEBデザイナーは、WEB上にある多様なデザインを制作する職業です。
未経験からでも、確実なスキルを身につけることで高収入を目指すことができます。
- WEBサイトのデザイン制作
- LP(ランディングページ)のデザイン
- LINEのリッチメニュー
- 広告バナー
WEBデザイナーの案件は幅広く、WEBサイト制作のような大きいものから、広告バナーの制作まで幅広く見つかります。
スキルの習熟度に応じて、自分に合った案件にチャレンジできるでしょう。

オンライン事務
オンライン事務とは、オフィスに出社せずに在宅でバックオフィス業務ができる職業です。
事務職としての業務だけでなく、人事や広報、秘書業務など案件によってさまざまです。
先述したほかの職業とは異なり、時給制の案件が多く見つかるでしょう。
- データ入力
- 顧客対応
- 受発注処理
- スケジュール管理
フリーランスとして成功するためには案件獲得とスキルが大切
本記事では、フリーランスが迎えることのある末路として、「仕事面」「健康面」「金銭面」の3つの面から解説しました。
フリーランスが迎える末路
- 初案件がなかなか獲得できずそのままフリーランスを辞めた
- 単発案件ばかりで常に応募しつづけ疲弊した
- 低単価の案件ばかりでずっと低時給で働き続けてしまった
- 無理をして働き続け体調を崩してしまった
- 案件を引き受けすぎて常に仕事のことを考える生活になった
- 1人で働くため孤独を感じやすくなった
- 収入が安定しにくく不安な生活になった
- 社会的信用度が下がり賃貸やローンが通りにくくなった
- 貯金が少ないまま始めて生活が苦しくなった
- 自己投資のために多くの費用がかかってしまった
- 確定申告で苦戦した
- 国民年金や国民保険料を支払うのが大変だった
それぞれは別のようでありながら、同じサイクル上にあるものです。
案件獲得がうまくいかなければ収入が増やせないため苦しい思いをしたり、低単価で働き続ければ無理をして体調を崩したりすることもあるでしょう。
自由な働き方が魅力のフリーランスですが、本当に自分に合った働き方なのかや、自分の経験やスキル、趣味を活かせる仕事はあるかなどを併せて検討することがおすすめです。
「フリーランスの末路はわかったうえで、それでもやっぱりチャレンジしてみたい」
「低リスクで、未経験からでも始められる職業を選びたい」
フリーランスに興味をお持ちの方の中には、上記のような思いを抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしいざチャレンジしたいと思っても、具体的になにから始めたらよいかわからないという方も多くいます。
そこで日本デザインスクールでは、好きなことで生きていくWEBデザイナーを叶えるための、働き方セミナーを開催することにいたしました。
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