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【インタビュー】未経験から1年で月収100万円|大阪のWEBデザイナーが語る、フリーランスのリアルな収入事情

【インタビュー】未経験から1年で月収100万円|大阪のWEBデザイナーが語る、フリーランスのリアルな収入事情

「WEBデザイナーって、実際どれくらい稼げるんだろう?」

フリーランスを目指すなら、誰もが一度は考える疑問ですよね。SNSではキラキラした投稿を見かけるけど、実際のところはどうなんだろう…って。

今回お話を伺ったのは、デザスク入門編83期生の大阪在住のまみさん(仮名)。英語講師からWEBデザイナーに転身して、なんと1年で月収100万円を達成したんです。でも、そこに至るまでの道のりは決して楽ではありませんでした。バナー1枚1,500円からのスタート、トラブルや挫折もたくさん経験しています。

そんな彼女のリアルな軌跡を、ありのままにお届けします。

目次

半年前のインタビューから、さらに成長していた

半年前のインタビューから、さらに成長していた

まみさんに初めてインタビューしたのは、約半年前のこと。当時は累計15万円ほどの収入で、ココナラを中心に80件近くの案件をこなしていました。リアルの交流会とネットの両方から受注を得て、順調に実績を積んでいる様子でした。

その一方で、まみさんは「このままだとスキルアップが難しいかもしれない」と不安を抱えていたといいます。

そんな彼女が、今回の再インタビューでは見違えるほどの成長を遂げていました。

バナー1,500円からのスタート、9ヶ月でココナラを「卒業」

バナー1,500円からのスタート、9ヶ月でココナラを「卒業」

ーその後、どんな感じで活動されてますか?

「ありがたいことに依頼がたくさん来て、もう回らなくなってしまって。なので、今はココナラを卒業しました」

ーえっ、もう卒業?何月から始めたんでしたっけ?

「12月にスタートして、9月に卒業したので…9ヶ月ですね」

1年も経たずにココナラを卒業したという彼女。実は、ココナラでは最高ランクの「プラチナランク」まで到達していたんです。プラチナランクになると、依頼が途切れず、お客様の質も良くて、単価も上がりやすい。そんな好条件なのに、なぜ卒業を選んだんでしょう?

「ココナラからの収入は、月に15万円は安定して入ってきて、多いときは25万〜30万円ぐらいでした。1つの収入源としてしっかりありました。でも、このままだとスキルアップが難しいと感じて、勇気を出してやめたんです」

最初はバナー1枚1,500円、そこから着実に単価アップ

彼女がココナラで最初に出品したのは、バナー制作でした。

「最初は1枚1,500円でやっていました。周りと差をつけるために、2枚で2,500円、3枚だとさらに安くなる…みたいな売り方をしていました」

ー1,500円!それは安いですね。そこからどうやって単価を上げていったんですか?

「1,000円ずつ上げていきました。もう依頼が来ないだろうと思いながらも、最終的には1枚1万円になりました。それでも依頼は来てましたね」

さらに、見積もり相談では2万円で提示することもあったそう。

「正直、バナー制作は3時間もかからないくらいです。2万円くらいのLPのファーストビューのようなゴリゴリのデザインでも、マックス3時間。簡単なものなら1時間もかからないです」

時給換算すると、1万円を超えることもあるなんて!そんな好条件を手放すのは、相当な決断だったはずです。

月30万円の収入源を手放す「決断」の裏側

月30万円の収入源を手放す「決断」の裏側

ーでも、1日1時間で月30万円稼げるなら、やめるのはもったいなくないですか?

「そうなんです。だからすごく悩みました。でも、何かを変えないと、これ以上スキルアップは難しいかもしれないと思って」

ココナラを卒業したのは9月。今から3ヶ月ほど前のことです。

「今は、ココナラからの問い合わせも1割くらいありますが、それ以外は全部、ご紹介とリピーターの方からのご依頼だけです」

ー営業しないで、紹介だけで回ってるんですね。

「はい。おかげで今は営業しなくても仕事が回るようになりました」

交流会は「たった2回」、それでも仕事が途切れない理由

交流会は「たった2回」、それでも仕事が途切れない理由

まみさんの案件獲得方法で特に興味深いのが、交流会への参加頻度なんです。

ー以前は交流会に行ってましたけど、どのくらいの頻度でしたか?

「実は、2回しか行ってないんです」

ーえっ、たった2回!?

「はい。最初に行った交流会では、スタートアップの方が多くて、単価を上げにくいなと感じました。その後はコミュニティに入って、そこからどんどんつながって、紹介の連鎖が続いています」

「営業は恋愛と一緒」という独自の哲学

ーどうやって人と繋がっていったんですか?

私はよく『営業は恋愛と一緒』って言っていて、初対面では自分からグイグイいかず、まず相手のことをめちゃくちゃ知ろうとします。好きな人に会うくらいの気持ちで、興味を持って話を聞くんです」

ーなるほど。売り込まないんですね。

「はい。いきなり『私WEBデザイナーです』とは言わず、相手から『何されてるんですか?』と聞かれるまで言いません。そのタイミングで自然な流れでポートフォリオを見せると、かなりの確率で仕事に繋がります」

彼女が大切にしているのは、第一印象と笑顔、そして相手に興味を持つ姿勢です。

褒める、うなずく、笑顔。この3つを意識しています。初対面のときって相手も緊張してるし、不安なんですよね。だから『この人、安心できそうだな』と思ってもらえるように、ファッションや表情にも気を使ってます」

フリーランス1年目で月収100万円を達成

フリーランス1年目で月収100万円を達成

そして、インタビューの中で最も驚いたのが、この一言でした。

ー今の収入ってどのくらいになってるんですか?

「月に100万円、ついにいきました」

ー本当に!?おめでとうございます!

「でも、安定しているわけではなくて、あくまで瞬間風速というか、ラッキーだった面もありますね。これを安定させるのが次の課題かなと思っています」

謙虚な物言いですが、安定している月でも30万〜50万円は稼げているそうです。

収入の内訳:業務委託+案件受注

現在の収入構造は以下のような感じです。

収入の内訳
  • 業務委託:月15〜20万円(固定収入)
  • 紹介・リピーター案件:月30〜80万円
  • 合計:月50〜100万円

ーリピーターが多いんですね。

「そうですね。大阪は東京ほどネットワークが強くないぶん、口コミがすごくて、いろんな人が紹介してくれるんです」

LP制作で単価とスピードを両立、1日で15万円の仕事も

LP制作で単価とスピードを両立、1日で15万円の仕事も

現在、まみさんの主力商品はLP制作です。

ー1本あたり、いくらで受けてるんですか?

「ボリュームにもよりますが、15万〜20万円くらいです。レスポンシブ対応にすると、プラス2〜3万円いただいています」

ー制作のスピードは早くなりましたか?

「めちゃくちゃ早くなりました。昨日もLPを1日で仕上げました」

ーえ!15万円のLPを1日で!?

「はい。ページの長さは5〜6ブロックと短めだったので、比較的早く作れました。一旦納品して、ここから修正が入るとは思いますが」

スピードが上がったことで、時給も大きく向上しているんですね。週に25〜26時間ほどの稼働で、月50〜100万円を稼ぐという働き方が実現できているそうです。

トラブルや未払い案件も経験、それでも前に進む

トラブルや未払い案件も経験、それでも前に進む

順調に見える彼女のキャリアですが、挫折やトラブルもありました。

ー落ち込むことってありました?

「あります。壁にはたくさんぶつかってきました。性格的に引きずるタイプではないんですけど、中級編でもうまくいかないことがあったり、卒業後もトラブルや売上が伸び悩むことがありました」

納品後にクライアントが訴えられ、代金未払いに

最近のトラブルで印象的だったのは、納品後の未払い案件です。

「LPを作って納品したあとに、クライアントの会社が訴えられてしまって、代金が支払われなかったことがありました」

幸い、間に入っていたディレクターが負担してくれて、現在は分割で支払われているそうです。

「間に人が入ると安心な部分もあるけど、情報の伝達ミスも起こりますよね。『言った』『聞いてない』というトラブルになって、うまくいかず案件自体が流れてしまったこともありました」

「泥水をすする」スピードが早い

ーでも、ちゃんと乗り越えてきた感じがしますよね。

『泥水をすする』って言いますよね。私、多分それをすするスピードが早いんです。さっと飲んで、すぐ次へ行く感じです」

ポジティブで前向きな姿勢が、彼女を支えてきたんでしょうね。

「続けているだけ」で結果はついてくる

「続けているだけ」で結果はついてくる

ー1年でここまで行けると思ってました?

「全く思っていなかったです。フリーランスの世界すら知らなかったですし。でも、飛び出してみたら『私、フリーランス向いてるな』と感じました」

彼女の言葉で印象的だったのは、「特別なことはしていない」という一言です。

「私、特別なことはしてないです。ただ『続けてる』だけなんです」

ーでも、「続けられること」自体が才能ですよ。まみちゃんは一歩先のことを考えて行動してる印象があります。

「確かにそれはあるかもしれません。『この人と名刺交換しておけば、後から何かありそうだな』とか、未来のことをイメージしながら動いてます」

ー最初の1件、覚えてますか?

「覚えてます!すごく嬉しかったです。たった1件でも、自分の作品にお金を払ってもらえたことが感動でした」

こうした「素直に喜べる気持ち」が、続けるうえでの原動力になっているんですね。

ココナラ攻略の裏側:徹底した準備と分析

ココナラ攻略の裏側:徹底した準備と分析

ココナラで成功する人は少数派だ。多くの人が「出してみたけど依頼が来ない」と諦めてしまう。まみさんはどう違ったのか。

出す前にはめちゃくちゃ分析しました。どういうタイミングで出せば目立つか、どういう文面にすれば響くか、ポートフォリオはどんな順番で並べると良いか、1〜2日は研究してました」

ー準備してから出したんですね。

「はい。ココナラって新着サービスは一時的にピックアップされるので、その瞬間に完璧な状態にしておくのがすごく大事なんです」

そして、反応が悪ければ改善する。このPDCAサイクルを回せることが、成功の鍵だという。

「諦めるのが早い人が多いんです。まず『なぜダメだったのか』をちゃんと振り返って、改善してまたチャレンジする。そうすれば、ココナラだろうが面接だろうが、何にでも応用できるはずです」

「価格を上げる勇気」と「自信」のつけ方

「価格を上げる勇気」と「自信」のつけ方

単価アップに悩む人って多いですよね。まみさんはどうやって乗り越えたんでしょう?

ー単価を上げるのって不安じゃなかったですか?

「最初は本当に安かったです。バナー1枚1,500円から始めて、何十枚と作りました。でも『これだけやったし、そろそろ上げてもいいかな』と思えるようになって、1,000円ずつ上げていきました」

ーお客さんに断られたらどうしようって不安は?

「それで断られたら、それはそれでいいと思ってました。『私がこの金額でやると決めたんだから、それが価値です』って、自分に言い聞かせてました」

自分の中の意識を変える

『私のバナーは1万円です』って、自分の中で思い込むところからです。実際にそう言っても、引かれることってほとんどないんですよ。『あ、そうなんだ』って終わることが多いです」

ー自信をつけるには、どうすればいいんでしょう?

数をこなすことですね。飽きるほどやりました。喜ばれることも多かったですし、『こんなに安くていいんですか?』って言ってもらえることもありました。そういう経験が自信になって、『そろそろ上げてもいいかな』って思えるようになる」

ライフスタイルは一変、自由な時間とやりがいを手に入れた

ライフスタイルは一変、自由な時間とやりがいを手に入れた

ー生活面ではどう変わりましたか?

「会社員の頃はとにかく時間がしんどかったんですが、今は早起きしなくていいし、働く時間も短くなりました。自分の好きなタイミングで仕事できるし、仕事自体が前よりずっと楽しいです」

彼女の1日のスケジュールは、日によって大きく異なるそうです。

「働く日は8時間くらいガッツリやるときもありますし、全然しない日もあります。週に25〜26時間くらいの稼働で、打ち合わせやランチなどの時間も含まれています。制作時間にすると、もっと少ないですね」

会社員時代は終電帰りで、休日も部下からの連絡対応に追われていたそう。それが今では、週25時間の稼働で月50〜100万円を稼ぐという働き方が実現できているんです。

「今からじゃ遅い」はただの幻想

「今からじゃ遅い」はただの幻想

ー「今からじゃ遅い」「お客さんいないかも」とか不安を感じる人も多いんですけど、実際やってみてどうでしたか?

「全然そんなことないです。むしろ、デザイナーは足りてません。業界に入る人は多いけど、続けている人が少ない。だから、ちゃんと続けて、スキルを上げれば、仕事は絶対にあります」

ー実際、まみちゃんも人手を求めてますもんね?

「はい。案件が増えてきたので、良いデザイナーさんに手伝ってもらいたいと思って、ずっと探してます」

成功する人・しない人の決定的な違い

成功する人・しない人の決定的な違い

最後に、まみさんから見て成果が出る人と出ない人の違いを聞いてみました。

まずは自分のやり方が合っているかを見極めることが大事だと思います。人見知りなのに交流会に行っても、うまく話せない…みたいな状況だと、多分しんどいだけ。だったら、別の戦い方をした方が効率がいいですよね」

ー戦略がないまま「とりあえず行動」だけしちゃうと、消耗しちゃいますよね。

「そうですね。あとは『毎回改善できる人』は絶対伸びます。やっぱりPDCAを回していける人は強いです」

「やめない人」が最後に勝つ

結局は『やめないこと』が一番強いですよね。私はずっとデザスクだけでここまで来ました。それだけで十分でした。いろんなデザインに応用できてますし」

彼女は今でも、スクールのレッスン動画を見返すそうです。

「今でも見てます!『これ、あの案件のときに使えたな』とか、後から気づくこともあるので。現場に出てると、ちょっとした一言がすごく活きてきます」

英語講師から転身、人生を変えるためにデザインの道へ

英語講師から転身、人生を変えるためにデザインの道へ

そもそも、まみさんがWEBデザインを始めたきっかけは何だったんでしょう?

「英会話スクールで働いていて、英語の講師をしながら、運営やマネージャー業務をしていました。本当にブラック企業並みの働き方で、夜は終電で帰るような生活でした」

ー転職を考えるようになった、と。

「はい。もう心も体もしんどくて、『このままじゃいけないな』って思って。自分の時間も欲しかったし、人生を変えたいという気持ちが強くなって、思い切って退職しました」

そのときは「自分には何のスキルもない」と思っていたそう。何か1つでも「私はこれができます」って言えるものが欲しくて、いろいろ探していた中で出会ったのがWEBデザインだったんですね。

「『WEBデザイン フリーランス 稼げる』とかって、ものすごく単純なキーワードでYouTube検索したら、デザスクの動画がたくさん出てきて。対談動画を1本見て、『ここしかない!』と思って、すぐ申し込みました」

ー決断が早い!

「ほんとにストレートです(笑) でも、レッスンや講座内容が合っていたし、何より自分の性格的に『素直にやる』ことが得意だったので、教えられた通りにやってきただけなんです」

「もったいない精神」が推進力に

「受講費も安くはないですし、『せっかく払ったんだからやらなきゃ』って気持ちもありました。もったいない精神です(笑)」

そして、もうひとつ彼女が意識していたのは「一歩先を見ながら行動する」ことだそうです。

「たとえば、実績作りのためにモニター案件をやってたときも、『この人と繋がっておくと、後でいいことあるかも』と思ってましたし、『この人と名刺交換しておけば、いつか仕事になるかもしれない』とか。小さなきっかけも、全部未来につながると思って行動してました」

1年で月収100万円、それでも「まだまだ」と語る謙虚さ

1年で月収100万円、それでも「まだまだ」と語る謙虚さ

インタビューを通して感じたのは、まみさんの謙虚さと前向きさです。月収100万円を達成しても「まだまだです」と言って、常に次のステージを見据えているんですね。

「プレミアム交流会とか、もっと事業化を見据えた場にもチャレンジしたいと思っています。まだまだですが、成長を感じられることが楽しいです」

ー最後に、これから始める人へのメッセージをお願いします。

「WEBデザインを始めると、本当に世界が広がります。バナーだけじゃなく、LP、チラシ、SNS画像…どんどんできることが増えていきます。クライアントさんの思いを形にして『ありがとう』と言われる瞬間は、何よりも嬉しい。その積み重ねが、今の私を作ってくれました」

どの業界でも、結果を出している人は『続けている人』です。途中でやめる人が多いだけ。だから、迷わず続けてください。1年後、あなたも想像以上の場所に立っているはずです」

まみさんのキャリアサマリー

項目内容
学習開始2022年12月
初案件バナー1枚1,500円
ココナラ期間9ヶ月(プラチナランク達成)
現在の月収50〜100万円
週の稼働時間25〜26時間
主な案件LP制作(15〜20万円/本)
案件獲得方法紹介・リピーター中心
項目内容
学習開始2022年12月
初案件バナー1枚1,500円
ココナラ期間9ヶ月(プラチナランク達成)
現在の月収50〜100万円
週の稼働時間25〜26時間
主な案件LP制作(15〜20万円/本)
案件獲得方法紹介・リピーター中心

編集後記

初めてまみさんにインタビューしたのは半年前。当時から「この人は絶対に成功する」と確信していましたが、予想以上の成長スピードでした。

彼女の成功要因は、特別なスキルや才能ではなく、「素直に学び、改善を続け、やめない」というシンプルな姿勢にあります。そして何より、人との関わり方や、一歩先を見据えた行動力が、今の結果を生んでいるんだと思います。

「営業は恋愛と一緒」という言葉が印象的でした。確かに、相手に興味を持って、自然な関係性を築いていく姿勢は、ビジネスだけじゃなく人生全般に通じる大切な考え方ですよね。

これからWEBデザイナーを目指す方にとって、まみさんの軌跡は大きな希望になるはずです。

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