未経験でも始めやすい職種として人気が高まっているWEBライターとWEBデザイナー。
でも、どちらが自分に合っているのか迷う人が多いようです。
「そもそも、WEBライターとWEBデザイナーはなにが違うの?」
「本当に、未経験からでもプロになれるの?」
「どっちが稼げるの?」
私もけっこう迷いました。
どちらも挑戦してみたかったので、スクール受講前には、仕事に必要なスキルと習得期間や適性などを調べましたね。
その結果、書くのが好きなのと、すぐに副業で稼げそうだったので、まずはWEBライターになりました。
しばらくWEBライターとして活動したあと、WEBデザインスキルを身につけ、今ではWEBライティングとWEBデザインどちらもできる状態になっています。
WEBライターとWEBデザイナーのどちらかを選ぶポイントは、人それぞれに違います。
この記事では、WEBライターとWEBデザイナーの仕事内容や適性・必要スキル・習得期間・制作単価などを比較しながら、それぞれの職種について検証していきます。
仕事にする目的で新しいスキルを習う場合には、自分の興味、将来性、難易度をポイントに、自己投資するだけの価値があるかを考えた方が良いと思います。
やりがいを感じて楽しく仕事ができそうか、続けられそうか、自分が満足できる収入を得られそうか、などについて情報を比較しましょう。
どっちのスキルを習得しようか迷ったときのヒントにしてくださいね。
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WEBライターとWEBデザイナーはどっちがおすすめ?
WEBライターとWEBデザイナーのどちらがいいかを決めるには、収入や働き方、プロになれるまでの期間、適性などがチェックのポイントになります。
特にWEBデザイナーは、プロデビューするにはある程度のスキルが必要になります。
収入が高いというメリットはありますが、スキルの習得に費用や時間や努力量をかけられるかなど、自分の条件と照らし合わせて考えましょう。
【結論】すぐに稼げるのはWEBライター、高収入めざすならWEBデザイナー
- 手軽にすぐ副収入を得たい⇒WEBライター
- 本腰を入れて生活費を稼ぎたい⇒WEBデザイナー
WEBライター
口コミやお客様レビューのような普通の文章力でも書けるレベルの記事なら、すぐに仕事が取れます。
報酬は少額ですが、実績を作りたい方や、気軽に副収入を得たい人には「WEBライター」がおすすめです。
初心者のうちは単価が安いので副業でしか稼げませんが、やりようでWEBライティングだけで独立できる可能性もあります。
実績を積んで、専門知識やスキルを増やしたりして単価を上げていき、月に30~40万円くらい稼げるようになる人もいますよ。
WEBデザイナー
初心者でも広告バナーなら3000円くらいから1万円、ホームページデザインなら10万円くらいを稼ぐことができ、生活費なみの高収入が見込める点が魅力です。
でもWEBデザイナーになるには、まずデザイン用のツールソフトを使いこなすスキルが必要です。
情報を効果的に伝えるための視覚的なデザインテクニックも学ぶ必要があるので、プロになるまでには初期投資が必要ですし、それなりに時間もかかります。
ただし、プロとしてデビューできたら、一つ一つの案件を高単価で獲得できます。
ですから、収入面で選ぶならWEBデザイナーがおすすめです。
なお、弊社日本デザインではWEBデザイナーの実態やなり方が知れる、無料のオンラインセミナーを開催しています。
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まずはWEBライター、次にWEBデザイナーに挑戦、という手も
収入面から考えるとWEBデザイナーがおすすめです。
でも、別の選択肢として、挑戦しやすさで比較するとWEBライターに軍配が上がります。
WEBライターかWEBデザイナーのどちらかに決めきれない人や、将来的にはどちらのスキルも習得したいという人は、気軽に挑戦できるWEBライターから始めてはいかがでしょうか。
私もこの選択をしました。
私の場合は、WEBデザインにも挑戦したかったのですが、パソコン操作を覚えられるかが心配で、いきなりWEBデザインの勉強に投資する勇気が持てませんでした。
そこで、まずはWEBライティングで副収入を得ることを優先しました。
すると、副収入を確保できた以外にも、メリットがあったのです。
WEBデザインにも活かせる情報のまとめ方や、メリハリのつけ方のコツが、よく分かるようになりました。
WEBライターとWEBデザイナーの比較【仕事内容・適性】
それでは、WEBライターとWEBデザイナーの仕事について、具体的に見てみましょう。
それぞれの仕事に向いているタイプは違いますので、これもどちらかを選ぶ時の参考にしてくださいね。
WEBライターの仕事内容・適性
WEBライターは、インターネット上で読まれる記事を書きます。
WEBライターが書く記事には、企業サイトの記事やブログ、ニュース、インタビュー・取材記事、記事広告・セールスレター、動画シナリオなど、さまざまな種類があります。
これらのコンテンツを、多くの人にアピールできる内容に仕上げる仕事です。
ですからWEBライターに適性があるのは、こんな人です。
- 読書が好きな人
- 人に情報を伝えるのが好きな人
- リサーチが得意な人
- 書くことが苦痛ではない人
基本的に、人に情報を伝えるのが好きで、調べ物も得意な、まとめ上手な人が向いています。
そして、当然ながら文章を読んだり書いたりすることが苦にならないこと。
意外とここで引っかかって、仕事が長続きしない人がいるので、注意しましょう。
また、子供にもお年寄りにもわかりやすい記事を書けること。
わかりやすい文章は、読者を惹きつけ、最後まで読んでもらえます。
これができると、自社サイトのビューカウントを上げたい企業クライアントには喜ばれて、ポイントが高いです。
WEBデザイナーの仕事内容・適性
WEBデザイナーは、インターネット上で見かけるさまざまなコンテンツのデザインをします。
WEBコンテンツは、WEBサイトやランディングページ(LP)、バナー広告やYouTube動画のサムネイルなど、用途やサイズもさまざまです。
WEBサイト制作の場合は、サイトの企画・構成やレイアウト、画面表示用のプログラム(HTML、CSS、Java Script)のコーディングまで、制作全般の業務を請け負うこともあります。
ただ、それぞれの仕事を専門にしているWEBディレクターやコーダーなどもいて、業界的に分業が進んでいるので、WEBデザイナーはデザインのみに特化できる場合も増えています。
また、この他にもチラシや名刺、パンフレットなどの紙媒体のデザイン制作も手がけることができます。
そんなWEBデザイナーには、次のような人が向いているといえるでしょう。
- ネットサーフィンが好きな人
- デザインやモノづくりが好きな人
- こだわりを持った職人気質の人
- トレンドに敏感で新しいものが好きな人
特に、インターネットの世界はトレンドも技術もどんどん変化していきます。
進歩について行くのに、好奇心と勉強意欲は欠かせません。
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WEBライターとWEBデザイナーの比較【必要なスキル】
それでは、WEBライターとWEBデザイナーのどちらがなりやすいでしょうか。
それぞれの仕事に必要なスキルと、スキルの習得に必要な日数を紹介します。
難易度や習得期間が違いますので、仕事選びの参考にしましょう。
WEBライターに必要なスキル
WEBライターに必要なスキルは、次のようになります。
文章力
クライアントの要望やターゲットとなる読者層に合わせて、ふさわしいスタイルやトーンで人に伝わる文章を書ける。
リサーチ力
検索や調査によって、正しい情報を集めることができる。
信頼できるソースからのデータも追加するなどして、記事に信頼性のある内容をプラスできる。
情報整理力
集めた情報を正しく理解し、整理して、わかりやすく再編集して伝えることができる。
SEO知識
検索エンジンで、記事が検索結果の上位に表示されるように、キーワードをメタデータや記事の中に適切に織り交ぜるなどして、記事を書くことができる。
WEBデザイナーに必要なスキル
WEBデザイナーに必要なスキルは、こちらの3つを押さえておきましょう。
基礎的なデザインスキル
フォント選びや色の使い方、レイアウト方法などについて商業用デザイン理論の知識があり、見る人にメッセージが伝わる魅力的なデザインで表現することができる。
Photoshopの操作スキル
WEBデザイナー用のデザインツールとして最もポピュラーな、Adobe社のPhotoshopを使ってデザインができる。
同社のIllustratorもデザインツールとして有名で、ロゴやラインアートの制作などに向いているが、Photoshopだけでもプロ仕上げのWEBデザイン制作は可能。
コーディングの基礎知識
WEBサイト制作では、デザインをインターネット上で見えるようにするために、HTMLやCSS、JavaScriptといった言語(マークアップ言語)でプログラミングする。
これらの作業はコーダーと呼ばれるエンジニアが担当するが、WEBデザイナーも基礎的なコーディングの知識を身につけておくと、コーディング不可能なデザインをする失敗もなく、作業もスムーズ。
WEBサイト制作の場合は分業が進んでおり、大きな仕事ではプロデューサー、ディレクター、デザイナー、コーダー、エンジニアがチームを組んで仕事をしていることが多いです。
各工程の関係性や、デザイナーがキャリアアップするためのスキルを、下の記事で紹介していますので、チェックしてみてください。
WEBライターとWEBデザイナーの比較【スキル習得期間】
プロとしてより早く自立できるのは、WEBライターとWEBデザイナーのどちらでしょうか。
必要なスキルを学ぶのにかかる時間も、比較に必要ですね。
WEBライティングのスキル習得期間
WEBライティングは、すぐにでも案件に応募して始めることができます。
それは、素人や初心者でも取り組みやすい口コミやレビューなどの案件があるからです。
ですが、先ほどもお伝えしましたが、このような案件は文字単価がとても低く抑えられています。
ですから、初級者でも高単価の案件を取れるように、文章力を磨いた方が良いでしょう。
学び方としては、本やスクールで学ぶのがおすすめです。
少なくとも、基礎的な文章の書き方や、WEBライティングに必要な知識を学んでおきましょう。
本で学ぶ場合
本で独学するなら、文章の基礎と、WEBライティングに関する本をそれぞれ1冊ずつ読み込んでください。
知識自体の習得は1週間から2週間くらいです。
ただ、得られる知識が限られたり、文章を添削してもらったりできず、スキルが伸びにくいので低単価の期間が長くなりがちです。
スクール受講する場合
スクールに通ったり、ライティング講座を受講するなら、1ヶ月はかかると考えてください。
本で学ぶよりは時間がかかりますが、自分の書いた文章をプロの講師に添削してもらえるというメリットがあります。
ちなみにスクールを選ぶ際には、現役のプロライターが講師をしているスクールを選びましょう。
知識として学んだことを実際にやってみると、上手くいかないことが出てくるものです。
そんなときに現役ライターから問題点を指摘してもらい、具体的なアドバイスをもらえると、一人で試行錯誤するよりも短期間でレベルアップすることができます。
WEBデザインのスキル習得期間
WEBデザインについては、スクールで学ぶことをおすすめします。
さまざまなスクールがあり、受講期間は1.5ヶ月から1年とさまざまです。
バナーやWEBサイトのデザインなら1.5ヶ月、LP制作も入れると3~4ヶ月で即戦力として使える技術を習得することは可能です。
逆に、あまり学習期間が長すぎると、途中でモチベーションが下がったりしがちです。
課題提出や復習などで、少し大変と感じるくらいの緊張感のあるカリキュラムの方が、学びの質が高まると思います。
自分に合ったスクールを選ぶためには、次のような点をチェックしましょう。
- 学びたいスキルがカリキュラムに入っているか?
- 受講期間は最後まで意欲を持って学べそうな長さか?
- 実践で使える技術が学べるか?
- 現役のプロデザイナーから学べるか?
- 質問しやすい雰囲気か?
- 卒業後のサポートも十分か?
- スクール、受講生、卒業生との交流は充実しているか?
WEBライターとWEBデザイナーの比較【制作単価】
次に、制作単価の比較をしてみましょう。
もちろん、WEBライターとWEBデザイナーとでは、作業内容が違うので単純に比較はできませんが、仕事1件あたりの報酬で比べてみてください。
WEBライティングの制作単価
WEBライティングの制作単価は「1文字いくら」という形で提示されることがほとんどです。
下に示したように、初心者は0.5円から1円、中級者は1円から3円、上級者は3円以上で、中には1文字10円以上を稼ぐ人もいます。
- 超低単価:1文字0.1円以下、口コミ、レビューなど
- 低単価:1文字0.2円~0.5円未満、1000字~3000字の記事
- 高単価:1文字0.5円~1円未満、3000字~8000字の記事
- 1文字1円~3円、5000~1万字以上のWEB記事、SEO対応、動画シナリオ
- 1案件あたりの報酬目安:数万円~10万円
- 1文字3円以上、SEO対応必須、専門性の高いWEB記事、WEBサイトページ構成、セールスライティング、LP
- 1案件あたりの報酬目安:10万円以上
上級者は、法律関係、不動産関係、金融関係、医療関係などの専門知識や資格、肩書きがあれば、高単価の案件を獲得できます。
また、音楽やサブカルチャーなどのニッチなテーマでもオタク並みの知識を持っていると、他のライターとの差別化にもなり、重宝されます。
WEBデザインの制作単価
WEBデザインの制作単価は、だいたい次のようになります。
- 低単価:バナー1件500円~3000円
- 低単価:WEBサイト1件5~10万円
- 高単価:バナー1件4000円~1万円
- 中単価:WEBサイト1件10万円~50万円
- 低単価:LP1件1件10万円~50万円
- 高単価:WEBサイト1件50万円~100万円以上
- 高単価:LP1件50万円~数100万円
このように、WEBデザインの方がWEBライティングよりも1件あたりの案件報酬金額が高額になっています。
WEBデザインの方が1ヶ月から数ヶ月にわたって作業する場合もあるので、単純に1件あたりの報酬金額で比べることはできませんが、案件を獲得するための営業回数が少なくて済むというメリットもあります。
ライティングもデザインもできれば完璧
ここまでWEBライティングとWEBデザインについて比較してきましたが、実際にはライティングとデザインの両方が組み合わさって、完成形となります。
ですから、ライティングもデザインも両方できれば、強みになります。
WEBライティングはコンテンツ作りの肝
WEBサイトやLPの制作では、ライティングがコンテンツのできばえを左右します。
ライティングはWEBサイトやLPの骨格を作り、デザインがそれを脚色して、情報やメッセージがより伝わりやすいかたちに仕上げるのです。
ですから、土台となるライティングがよく練れていないと、話の焦点がぼやけてしまったり、見る人の理解やアクションにつながらなかったりします。
WEBライティングはWEBデザインよりも制作単価が割安になる傾向にありますが、LPのライティングでも高品質の物になると、WEBデザインと同じくらいの単価がつくこともあるほどです。
【WEBライティング×WEBデザイン】スキルの掛け合わせは強い!
- WEBライティング→伝えたい情報でコンテンツの骨組み作り
- WEBデザイン→メッセージを視覚的に補強
このコンビネーションは、バナー、WEBサイト、LPなど、全てのデザインに共通します。
ですから、ライティングとデザインの両方ができれば、スキルとして最強です。
WEBライターは、WEBデザインの知識があると、仕上がりデザインをイメージしたライティングができます。
文章の流れだけでなく、見る人にアクションを起こさせるボタンの位置や、効果的な目線の流れ、注意を惹くようなコピーの挿入タイミングなど、画像としての完成形が見えるので、仕事も早くなりますし、文章にインパクトやアピール性が出ます。
一方、WEBデザイナーにライティングのスキルがあると、原稿を深いところまで理解し、メッセージをくみ取ったデザインができるというメリットがあります。
セールスコピーを際立たせたり、説明をわかりやすく表示したりといった、メリハリの効いた装飾を提案できて、「売れるデザイン」として、クライアントの評価も高くなります。
迷ったら「即戦力のWEBライティングか、高収入のWEBデザインか?」で選んで!
WEBライティングもWEBデザインも、どちらも一緒に習得しておいて損はありませんが、どちらかを選ばなければならないとしたら、仕事内容、適性、スキル、習得期間、報酬を比較しましょう。
特に選ぶ際のポイントになるのが、報酬とスキルの習得期間です。
WEBライター | WEBデザイナー | WEBライター×WEBデザイナー | |
報酬 | △ | ◯ | ◎ |
習得期間 | ◯ | △ | × |
ということで、スキルを習得しやすい点や、案件の取りやすさからいえばWEBライティングがおすすめ。
ですが、WEBライティングの制作単価はWEBデザインに比べると安いので、収入面からいえば、効率よく稼げるWEBデザインのほうが良いと思います。
ただし、WEBライティングもWEBデザインも、スキル習得後もさらに関連するスキルを磨いていくことで、報酬アップやキャリアアップが狙えます。
どちらを選んでも、長く続けてキャリアやつながりを広げていくことが大切なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では選択のポイントとして、WEBライターとWEBデザイナーの仕事内容や報酬、スキルを中心に比較検証してきました。
とにかくすぐデビュー⇒【WEBライター】
WEBライターは、普通の文章力でも通用する仕事案件があるので、すぐにでも稼ぎたいという人にはおすすめです。
ただ、文章力のない初心者や専門知識など他のライターと差別化できる強みがないと、文字単価が低く押さえられてしまうので、報酬はなかなか上がりません。
文章力を高めるためにも、本やスクールで学ぶのが良いでしょう。
高収入が魅力⇒【WEBデザイナー】
WEBデザイナーは、スキルを学ぶのに時間とお金の初期投資が必要になりますが、仕事を取れるようになってからのリターンは大きいです。
1件あたり10万円以上、中には50万円以上のWEBサイトやLP制作の案件もたくさんありますので、挑戦しがいがあります。
第三の選択:スキルの掛け合わせ⇒【WEBライター×WEBデザイナー】
ただ、どちらかを選ばなければいけない、ということでもありません。
WEBライティングとWEBデザインは、両方が組み合わさってWEBサイトやLPなどのセールスレターが完成するので、理想は両方ができるようになることです。
WEBライティングかWEBデザイン、どちらを先に学ぶかは、あなたの興味や稼ぎたい金額、仕事を獲得するまでに待てる期間によります。
でも、どちらかを学んだ後にはもう片方もできるとベター。
スキルアップしたほうが良いこともお伝えしました。
あなたが今、どちらの道へ進むかを決めるのに、この記事が参考になれば嬉しいです。
やりたいときが始めどき。
まずは一歩踏み出して、WEB業界へデビューしてみましょう。
質問や感想があればご記入ください