「ポートフォリオを作りたいけれど、どのように制作すればいいのかわからない」
「WEBデザイナーの経験がないから、載せられる実績や作品がない」
このように悩んで手が止まっていませんか。
ポートフォリオはあなたのWEBデザイナーとしてのスキルや強みを採用担当者やクライアントに伝えるための重要な資料です。
実務経験がなくても、自主制作した作品の選び方や見せ方を工夫すれば、自分の実力や仕事への姿勢を十分にアピールできます。
日本デザインでは、これまで未経験からWEBデザイナーを目指す多くの受講生を支援し、作品制作から転職・案件獲得までサポートしてきました。
この記事ではその経験や知見をもとに、 実際に未経験からWEBデザイナーとして内定を獲得した方のポートフォリオ例を紹介しながら、以下のことをわかりやすく解説します。
- WEBデザイナーにポートフォリオが必要な理由
- ポートフォリオに掲載すべき項目
- 現役WEBデザイナーのポートフォリオ例
- WEBデザイナーのポートフォリオの作り方
- 評価されるポートフォリオにするコツ
- おすすめのポートフォリオ参考サイト
- おすすめのポートフォリオ作成ツール
「何から始めればいいの?」という状態から、実際に制作を始められるところまで順番に解説するので、ぜひあなたのポートフォリオ作りに役立ててください。
WEBデザイナーのポートフォリオとは?なぜ必要?

ポートフォリオとは、自分の制作実績をまとめ、デザインスキルや個性、得意分野などを相手に伝えるための作品集です。
WEBデザイナーの就職・転職の場合、履歴書や職務経歴書だけでは「どのようなデザインができるのか」「どのような考えで制作したのか」十分に伝えられません。
そこで必要になるのがポートフォリオです。
作品と併せて制作の目的や工夫した点などを示すことで、採用担当者やクライアントに、デザインスキルだけでなく、課題に対する考え方や仕事への取り組み方も伝えられます。
そのため、ポートフォリオは転職活動だけでなく、副業やフリーランスとして案件を獲得する際にも、自分の実力や強みを伝える重要な資料になります。
では、具体的に何を載せればよいのでしょうか。ここから、ポートフォリオに載せたい5つの項目を詳しく解説していきます。
WEBデザイナーのポートフォリオに載せる5つの項目

ポートフォリオを作る際は、どのような情報を掲載するかを事前に整理しておくことが大切です。
ここでは、ポートフォリオに載せたい基本的な5つの項目を紹介します。
- プロフィール
- スキル・使用ツール
- 作品紹介
- 業務内容・稼働条件
- 問い合わせ先
初めてポートフォリオを作る方は、まずはこれらの項目を押さえることから始めましょう。
項目1:プロフィール
ポートフォリオを作るときは、自分らしさが伝わるプロフィールを作成しましょう。
記載内容の例は以下の通りです。
- 名前・顔写真
- 学歴・職歴
- 保有資格・受賞歴
- 得意分野・強み
- 自己PR・将来のビジョン
- SNSやブログのURL
特に、自己PRではこれまでの経験や仕事への姿勢、今後目指しているキャリアなどを丁寧に記載しましょう。
採用担当者やクライアントは作品だけでなく、「どのような人が制作したのか」といった人柄や仕事への姿勢も見ています。
異業種での経験も含め、「これまでの経験をWEBデザイナーとしてどう活かせるのか」が伝わるプロフィールを意識しましょう。
項目2:スキル・使用ツール
ポートフォリオでは、自分が持つスキルや使用できるツールも記載しましょう。
採用担当者やクライアントが、求めるスキルを持っているか判断する材料になります。
記載内容の例は、以下の通りです。
- 使用できるツール(例:Figma、Canva、Photoshop)
- WEB関連の知識(例:HTML/CSS、レスポンシブ対応)
- 保有資格(例:ウェブデザイン技能検定)
ツール名を並べるだけでなく、「実務経験3年」「基本操作が可能」など、レベル感もあわせて記載しましょう。
また、「Photoshopを使ったバナー制作」「Figmaを用いたLPデザイン」など、実際の活用例を添えるとスキルのイメージが伝わりやすくなります。
項目3:作品紹介
作品紹介は、ポートフォリオの中でも特に重要な項目です。
ただし、作品だけでは、どのような目的で制作したのか、どんな工夫をしたのかまでは十分に伝わりません。
単に作品を掲載するだけでなく、以下の内容もあわせて伝えましょう。
- 制作物の名称(例:LP、ECサイト、バナーなど)
- 制作の目的(例:集客UP、CV率改善など)
- ターゲット(例:20代女性向けのコスメECサイト)
- 制作期間
- 工夫した点やデザインのこだわり(例:デザインの意図など)
- 成果や改善内容
実務経験がない場合は、架空案件やスクール課題、自主制作でも問題ありません。
なぜそのデザインにしたのか、どのような課題を解決しようとしたのかまで説明することで、思考力や課題解決力をアピールできます。
項目4:業務内容・稼働条件
受注につなげるためには、対応可能な業務内容や稼働条件も忘れずに掲載しましょう。
特に副業やフリーランスとして働く場合は、以下のような情報を伝えておくことで、依頼後のミスマッチを防ぎやすくなります。
- 対応可能な業務(バナー制作、LP制作など)
- 稼働可能時間
- 対応可能な曜日・時間帯
- 対面・オンライン対応の可否
- 契約形態や料金の目安(案件単位、時間単位)
業務内容や稼働条件は、実際に対応できる範囲を正確に記載することが大切です。
無理のある条件を記載すると、受注後のトラブルにつながる可能性があります。
具体的な情報を提示することで、採用担当者やクライアントも依頼のイメージをしやすくなるでしょう。
項目5:問い合わせ先
ポートフォリオの最後には、問い合わせ先を記載しましょう。
採用担当者やクライアントが「この人に依頼したい」と思ったときに、すぐ連絡できる状態を整えておくことが大切です。
- メールアドレス(例:Googleメール、独自ドメイン)
- 問い合わせフォーム(例:Googleフォーム)
- SNS(例:Instagram、X、Facebook)
問い合わせ先には、普段から使用している連絡手段を掲載しましょう。
返信が遅れると、せっかくの仕事の機会を逃してしまう可能性があります。
ポートフォリオを公開したら終わりではなく、問い合わせ先が正しく機能しているか定期的に確認することも大切です。
作り方が参考になるWEBデザイナーのポートフォリオ例

ポートフォリオに掲載する項目がわかったところで、現役WEBデザイナーのポートフォリオ例を実際に見ていきましょう。
見せ方と工夫次第で、未経験でも他のクリエイターと差別化して自分をアピールできます。
今回は未経験からWEBデザイナーに転職された、日本デザインスクール(デザスク)卒業生2人のポートフォリオを紹介します。
- プロが絶賛する魅せ方が上手なポートフォリオ
- 未経験から内定を獲得したポートフォリオ
実際に掲載した内容や選ばれた理由も具体的に紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
事例1:プロが絶賛する魅せ方が上手なポートフォリオ

1人目は、デザスク中級コース卒業生のりえぽんさんのポートフォリオです。
プロのWEBデザイナーから「見せ方が上手い」「仕事を任せるイメージが湧く」と高く評価されていました。
りえぽんさんのポートフォリオの掲載内容と評価された理由をまとめてみました。
| 掲載内容 | ・自己紹介や経歴 ・WEBデザイン作品 ・バナー制作実績 ・ワイヤーフレーム |
| 魅せ方が上手な理由 | ・制作過程まで分かりやすく掲載している ・対応できるデザインの幅が伝わる ・何ができる人なのか一目でわかる |
| 掲載内容 | ・自己紹介や経歴 ・WEBデザイン作品 ・バナー制作実績 ・ワイヤーフレーム |
| 魅せ方が上手な理由 | ・制作過程まで分かりやすく掲載している ・対応できるデザインの幅が伝わる ・何ができる人なのか一目でわかる |
特に評価されていたのは、完成したデザインだけでなく、ワイヤーフレームや制作過程まで掲載していた点です。
また、同じテイストの作品だけでなく、複数のデザインパターンを掲載することで、対応できるデザインの幅も伝えていました。
さらに、自己紹介や経歴、使用できるスキルなども整理されており、「どのような人物なのか」「どのような仕事を任せられるのか」がわかりやすい構成になっていたそうです。
ポートフォリオは作品を並べるだけでなく、相手に自分の強みや実績を伝えることも重要だとわかる事例といえるでしょう。
りえぽんさんのポートフォリオの作成ポイントを詳しく知りたい方は、以下の動画で詳しく紹介しています。
事例2:未経験から内定を獲得したポートフォリオ例

2人目は、同じくデザスク中級コース卒業生のかなちゃんさんのポートフォリオです。
未経験からWEBデザインを学び、実際に内定を獲得した際に使用したポートフォリオです。
かなちゃんさんのポートフォリオの掲載内容と、内定につながったポイントをまとめました。
| 掲載内容 | ・自己紹介や職務経歴 ・これまでの経験から得た強み ・WEBデザインの制作実績 ・作品ごとのターゲットや制作目的 ・ワイヤーフレーム ・応募企業に合わせたグラフィック作品 |
| 内定につながったポイント | ・応募先を意識した作品を自主制作している ・異業種で培ったスキルも強みとして伝えている ・さまざまなテイストの作品を掲載している ・作品ごとにターゲットや制作目的を説明している |
| 掲載内容 | ・自己紹介や職務経歴 ・これまでの経験から得た強み ・WEBデザインの制作実績 ・作品ごとのターゲットや制作目的 ・ワイヤーフレーム ・応募企業に合わせたグラフィック作品 |
| 内定につながったポイント | ・応募先を意識した作品を自主制作している ・異業種で培ったスキルも強みとして伝えている ・さまざまなテイストの作品を掲載している ・作品ごとにターゲットや制作目的を説明している |
特に注目したいのは、入社したい企業の制作物を研究し、そのテイストに合わせた作品を自主制作している点です。
応募先で求められるデザインを意識した作品があれば、採用担当者も「入社後にこんなジャンルの制作なら任せられそう」などとイメージしやすくなります。
また、プロフィールではWEBデザインのスキルだけでなく、接客や事務職などこれまでの仕事で身につけたスキルも自分の強みとして紹介しています。
未経験者はWEBデザイナーとしての職歴がないからこそ、異業種で培った経験も「入社後に活かせる強み」として伝えることが大切です。
未経験でも「相手が求めるデザインスキル × 異業種で得たスキル」で、応募先との相性を自然にアピールできている好事例です。
かなちゃんさんのポートフォリオ作成のポイントを詳しく知りたい方は、以下の動画で詳しく紹介しています。
WEBデザイナーのポートフォリオの作り方【6ステップ】

WEBデザイナーのポートフォリオでは、作品の紹介だけでなく、スキルや強みが伝わるように、目的を決めてから順番に作っていくことが大切です。
ここからは、WEBデザイナーのポートフォリオを作る手順を、以下の6ステップで解説します。
- 目的と見せる相手を定める
- お手本を探して「完成イメージ」を持つ
- ポートフォリオサイトを用意する
- プロフィールを記載する
- 作品や成果を掲載する
定期的にアップデートする初めてポートフォリオを作る方も、まずはSTEP1から順番に進めていきましょう。
STEP1|目的と見せる相手を定める
まずは、「何のために作るのか」「誰に見せるのか」を明確にしましょう。
ポートフォリオは、目的や見せる相手によってアピールすべき内容が変わるからです。
たとえば、WEB制作会社への転職を目指す場合は、デザインスキルや入社後の活躍をイメージしてもらえる作品を選びます。
一方、副業やフリーランスの案件獲得が目的なら、得意なジャンルや対応できる業務を示し、クライアントの要望に応えられることを伝える必要があります。
最初に、次の3点を整理してみましょう。
- 何のために作るのか:就職、転職、副業、フリーランスの営業など
- 誰に見せるのか:採用担当者、制作会社、クライアントなど
- 何を評価してもらいたいのか:デザインスキル、得意分野、提案力など
「誰に、何を評価してもらいたいのか」が明確になると、載せる作品や伝える内容を選びやすくなります。
STEP2|お手本を探して「完成イメージ」を持つ
目的と見せる相手が決まったら、実際にほかのWEBデザイナーが作ったポートフォリオを見て、完成イメージをつかみましょう。
参考事例を見ることで、全体の構成や作品の見せ方を検討しやすくなります。
お手本を見るときは、デザインのおしゃれさだけではなく、次のポイントにも注目してみてください。
- 最初に何を見せているか
- 作品をどのような順番で掲載しているか
- 1作品につき、どのような情報を載せているか
- 制作意図や工夫した点をどのように説明しているか
- プロフィールやスキルをどのように見せているか
- 全体が見やすく、必要な情報をすぐに探せるか
特に参考にしたいのは、あなたと目的や目指す方向性が近い人のポートフォリオです。
たとえば、未経験からWEB制作会社への転職を目指すなら、現役フリーランスの実績豊富なポートフォリオよりも、未経験から内定につながった事例が参考になります。
そのまま真似するのではなく、「なぜ見やすいのか」「なぜ魅力が伝わるのか」を分析し、お手本の良いところを自分のポートフォリオに取り入れてみましょう。
STEP3|ポートフォリオサイトを用意する
ポートフォリオのイメージが固まってきたら、実際に作品を掲載するためのポートフォリオサイトを用意しましょう。
ポートフォリオを作る際、「一からオリジナルサイトを制作しなければならない」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、近年は、初心者向けの無料で利用できるツールや更新が簡単なサービスも数多くあります。
大切なのは、サイトのデザインに時間をかけることではなく、作品やプロフィールの内容を充実させることです。
まずは、自分が更新しやすい方法を選び、ポートフォリオを形にすることを優先してみましょう。
なお、ポートフォリオ作成におすすめのツールについては後ほど詳しくご紹介します。
STEP4|プロフィールを記載する
ポートフォリオサイトを作ったら、まず冒頭にプロフィールを記載しましょう。
プロフィールは、作品と同じくらい重要で、採用担当者やクライアントが経歴や人柄を確認するために必ずチェックする部分です。
そのため、好感度が上がる内容や共感してもらいやすい内容になるよう、工夫することが大切。そうすることで、「気が合いそう」「一緒に働いてみたい」など、好印象を与えやすくなります。
- 職務経歴をストーリー調で書く
- 性格がわかる要素を入れる
- 親近感がわく写真を掲載する
- 趣味を書く
ポートフォリオサイトには、プロフィール専用のページやフォーマットが用意されていることもあります。これらを活用して、より魅力的なプロフィール作成に役立てましょう。
STEP5|作品や成果を掲載する
続いて、これまでの作品や成果を掲載していきましょう。
採用担当者やクライアントは、作品を通してスキルや得意分野を判断します。
そのため、一つひとつの作品をわかりやすく紹介することが大切です。
- 作品画像を大きく掲載する
- 制作意図をわかりやすく説明する
- 幅広いジャンルの作品を掲載する
- 実案件を優先して掲載する
- 成果があれば数値で示す
特に、実案件はクライアントワークの経験や実務能力を伝えやすい貴重な材料になります。
また、実務経験がない場合でも、自主制作や架空案件でも問題ありません。
制作の背景や工夫したポイントまで、丁寧に伝えることを意識しましょう。
ステップ6:定期的にアップデートする
ポートフォリオは制作に時間がかかりますが、一度作って終わりではありません。
現在のスキルや実績を伝えるためのツールであるため、定期的に内容を見直し、最新の状態に保つことが大切です。
- 新しい作品を追加する
- スキルや実績を更新する
- プロフィール情報を見直す
- 問い合わせ先を確認する
ポートフォリオは営業資料として活用できてこそ、価値を発揮します。
自分の成長に合わせて常に内容をブラッシュアップすることで、より魅力的なポートフォリオへと育てていきましょう。
評価されるWEBデザイナーのポートフォリオにする5つのコツ

ここでは、WEBデザイナーのポートフォリオをより評価されやすくする5つのコツをご紹介します。
ポートフォリオは、必要な情報や作品を載せるだけでなく、「何を見てほしいのか」が相手に伝わる見せ方が大切です。
採用担当者は、限られた時間のなかで多くの応募者を確認するときもあります。そのため、自分の強みやスキルを短時間で理解してもらえるよう工夫しましょう。
- 目次を用意する
- 一番見てほしい作品を最初に置く
- 成長曲線をわかりやすく提示する
- 応募先に合わせて内容を微調整する
- 第三者からフィードバックをもらい改善する
コツ1:目次を用意する
ポートフォリオには、目次を用意することをおすすめします。
目次があることで、読み手は必要な情報を探しやすくなり、ポートフォリオ全体の見やすさにも影響します。
目次を作成する際は、以下のポイントを意識してみましょう。
- 各項目にタイトルを付ける
- ページ番号を記載する
- 目次だけで内容が把握できるようにする
目次は、読み手への思いやりを形にしたものです。
わかりやすい目次を用意することで、スムーズに内容を確認してもらいやすくなるでしょう。
コツ2:一番見てほしい作品を最初に置く
ポートフォリオでは、あなたが一番見てほしい作品を最初に掲載しましょう。
採用担当者が、すべての作品を最後までじっくり見てくれるとは限らないからです。
たとえば、LP制作を強みにしたいのであれば、自信のあるLPを最初に置きます。
バナーやWEBサイトなど複数の作品がある場合も、単に制作した順番に並べるのではなく、特に評価してほしい作品から見せることが大切です。
作品数が多い場合は、似た作品ばかりを並べず、あなたのスキルや得意分野が伝わる作品を優先して選びましょう。
最初に何を見せるかによって、ポートフォリオ全体の印象も変わります。「この作品を見れば自分の強みが伝わる」と思えるものを、目につきやすい位置に配置しましょう。
コツ3:成長曲線をわかりやすく提示する
未経験者の場合は、現在のスキルだけでなく、「どれくらいの期間で、どれだけ成長したのか」もアピール材料になります。
たとえば、学習初期と現在の作品を並べ、「余白を意識して情報を整理できるようになった」「ターゲットに合わせて配色を選べるようになった」など、成長したポイントを具体的に示しましょう。
さらに、短期間で実践的なスキルを習得したのであれば、それもあなたの成長性を伝える材料になります。
取り組みや成果をよりわかりやすく伝えるために、次のように数字を活用するのも効果的です。
- 3か月でバナーを10点制作した
- 1枚あたりの制作時間を5時間から2時間に短縮した
- お客様の反応を見ながら改善し、クリック率を〇%から〇%に上げた
採用担当者に「入社後も努力を続け、さらに成長してくれそう」と感じてもらえるよう、現在の実力だけでなく、そこに至るまでの成長スピードや行動も見える形にしましょう。
コツ4:応募先に合わせて内容を調整する
転職活動でポートフォリオを使う場合は、すべての企業に同じ内容を提出するのではなく、応募先に合わせて調整しましょう。
企業によって、得意とする制作物や求めるWEBデザイナーが異なるためです。
たとえば、LP制作を多く手がける会社ならLPを前半に配置し、ECサイトを運営する会社なら商品バナーやECサイトの制作例を目立たせるなど、応募先と関連性の高い作品を優先します。
求人情報や企業サイト、制作実績などから、次のような点を確認してみましょう。
- どのような制作物を扱っているか
- どのようなデザインテイストが多いか
- 求人ではどのようなスキルを求めているか
作品そのものを応募先ごとに作り直す手間がかけられなくても、作品の選び方や掲載順を少し変えるだけでも、「この会社で活かせるスキル」が伝わりやすくなります。
コツ5:第三者からフィードバックをもらい改善する
ポートフォリオが完成したら、第三者に見てもらい、伝わりにくい部分がないか確認しましょう。
WEBデザインスクールの講師や現役WEBデザイナーなど、専門知識のある人に見てもらえると、作品の見せ方や説明内容について具体的なアドバイスを受けられます。
身近な人に見てもらう場合は、以下の確認をお願いしましょう。
- 強みや得意なことが伝わるか
- 作品を迷わず見ることができるか
- 制作意図や工夫した点が理解できるか
- 誤字脱字やわかりにくい表現がないか
「初めて見る人にどう映るか」という視点を取り入れることで、自分だけでは気づかなかった改善点を見つけられます。
フィードバックをもとに修正を重ね、あなたの魅力がより伝わるポートフォリオに仕上げていきましょう。
WEBデザイナーにおすすめのポートフォリオ参考サイト4選
いざポートフォリオを作ろうとしても、「どんなデザインにすればよいかわからない」と迷うこともあるでしょう。
そんなときは、実際のポートフォリオを見て、作品の見せ方やサイト全体の構成を研究するのがおすすめです。
ここでは、WEBデザイナーのポートフォリオ作りに役立つ参考サイトを4つ紹介します。
参考サイト1:グッドポートフォリオ

グッドポートフォリオは、さまざまなクリエイターのポートフォリオを集めたギャラリーサイトです。
WEBデザイナーをはじめ、グラフィックデザイナーやUI/UXデザイナー、エンジニアなど、職種を指定して事例を探せます。
また、「シンプル」「クール」などの雰囲気や、カラー、表現方法でも絞り込めるのが特徴です。
WEBデザイナーの事例に絞って、作品の並べ方やプロフィールの見せ方、サイト全体の雰囲気などを比較したいときに活用してみましょう。
参考サイト2:Studioで作成されたポートフォリオサイト集

Studio Showcaseのポートフォリオ事例集では、ノーコードWEB制作プラットフォームのStudioで制作されたポートフォリオサイトをまとめて見ることができます。
実際に公開されているサイトを一覧で確認できるため、Studioでポートフォリオを作りたい人は、デザインや構成を考える際の参考になります。
また、Studioで制作したサイトは、簡単な3ステップでShowcaseへの掲載申請が可能です。ポートフォリオが完成したら、多くの人に作品を見てもらう機会として応募してみるのもよいでしょう。
参考サイト3:MUUUUU.ORG

MUUUUU.ORGは、WEB制作の現場で参考にしやすい優れたWEBサイトを集めたギャラリーサイトです。
ポートフォリオ専門ではありませんが、「ポートフォリオサイト・プロフィールサイト」のカテゴリーがあり、配色やレイアウト、テイストなど、さまざまな条件から事例を探せます。
特に、レイアウトや情報の整理、ユーザー導線なども意識して掲載サイトが選ばれているため、ポートフォリオそのもののWEBデザインを研究したい人におすすめです。
参考サイト4:Wixポートフォリオ作成事例

Wixポートフォリオ作成事例は、ホームページ作成ツールWixで制作されたポートフォリオサイトを集めた公式ギャラリーです。
国内外のさまざまなクリエイターによる事例が掲載されており、作品の見せ方や個性の出し方などを比較できます。
Wixではポートフォリオ向けのテンプレートも提供されているため、事例を参考にしながら実際の制作へ進めるのもよいでしょう。
自分が目指す雰囲気に近いサイトを探し、構成や作品の見せ方を参考にしてみてください。
WEBデザイナーにおすすめのポートフォリオ作成ツール6選

ポートフォリオを作成する際は、自分に合ったツールを選ぶことも大切です。
WEBデザイナー初心者でも簡単にポートフォリオ作りができる制作サイトを6選紹介します。
なお、掲載している料金やサービス内容は2026年8月時点の情報です。プランや料金、機能などは変更される場合があるため、利用する際は各ツールの公式サイトで最新情報をご確認ください。
| 料金(月額・税込) | 特徴 | |
|---|---|---|
| WordPress | ・パーソナル:580円 ・プレミアム:1,100円 ・ビジネス:3,500円 | ・自由度が高くオリジナルな作品制作ができる ・多くのコーポレートサイトに使われている ・本格的なサイトを作成できる |
| Portfoliobox | ・無料プランあり ・Personal:1,893円 ・Professional:3,456円 | ・シンプルで洗練されたデザインが多い ・操作が簡単で使いやすい ・レスポンシブに自動で対応 |
| Wix | ・無料プランあり ・パーソナル:1,300円 ・スモールビジネス:2,300円 ・ビジネス:2,700円 | ・900種類以上の無料テンプレート ・SEO機能あり ・ドラッグ&ドロップ対応 |
| Studio | ・無料プランあり ・Mini:1,290円 ・Personal:1,720円 | ・CMS機能が充実している ・写真やアイコン素材が豊富 ・タブレット、スマホのレスポンシブ対応あり |
| foriio | ・基本的に無料 ・有料プラン 月契約:1,200円/月 3ヶ月契約:1,050/月 年間契約:980円/月 | ・作品をアップロードするだけで公開できる ・直接のオファー機能 ・シンプルで操作しやすい |
| Canva | ・無料プランあり ・Canvaプロ:1,180円 ・Canvaビジネス:1,880円 | ・ポートフォリオテンプレートが豊富 ・スライド形式で作成できる ・URL共有 ・PDF書き出しに対応 |
| 料金(月額・税込) | 特徴 | |
|---|---|---|
| WordPress | ・パーソナル:580円 ・プレミアム:1,100円 ・ビジネス:3,500円 | ・自由度が高くオリジナルな作品制作ができる ・多くのコーポレートサイトに使われている ・本格的なサイトを作成できる |
| Portfoliobox | ・無料プランあり ・Personal:1,893円 ・Professional:3,456円 | ・シンプルで洗練されたデザインが多い ・操作が簡単で使いやすい ・レスポンシブに自動で対応 |
| Wix | ・無料プランあり ・パーソナル:1,300円 ・スモールビジネス:2,300円 ・ビジネス:2,700円 | ・900種類以上の無料テンプレート ・SEO機能あり ・ドラッグ&ドロップ対応 |
| Studio | ・無料プランあり ・Mini:1,290円 ・Personal:1,720円 | ・CMS機能が充実している ・写真やアイコン素材が豊富 ・タブレット、スマホのレスポンシブ対応あり |
| foriio | ・基本的に無料 ・有料プラン 月契約:1,200円/月 3ヶ月契約:1,050/月 年間契約:980円/月 | ・作品をアップロードするだけで公開できる ・直接のオファー機能 ・シンプルで操作しやすい |
| Canva | ・無料プランあり ・Canvaプロ:1,180円 ・Canvaビジネス:1,880円 | ・ポートフォリオテンプレートが豊富 ・スライド形式で作成できる ・URL共有 ・PDF書き出しに対応 |
各ツールの特徴を把握して、自分に合ったサイトを見つけてください。
ツール1:WordPress

WordPressは、世界中で利用されているCMS(コンテンツ管理システム)です。
プログラミングの知識がなくてもサイトを作成できるため、ポートフォリオサイトの作成にも広く活用されています。
テーマやプラグインが豊富で、デザインや機能を自由にカスタマイズできるため、オリジナリティのあるポートフォリオを作りたい人におすすめです。
| 料金(月額・税込) | ・パーソナル:580円 ・プレミアム:1,100円 ・ビジネス:3,500円 |
| 料金(月額・税込) | ・パーソナル:580円 ・プレミアム:1,100円 ・ビジネス:3,500円 |
ツール2:Portfoliobox

Portfolioboxは、クリエイター向けに開発されたポートフォリオ作成サービスです。
豊富なテンプレートを活用して、初心者でも簡単にポートフォリオサイトを作成できます。
洗練されたデザインが多く、デザイン性とカスタマイズ性を両立したい人におすすめのツールです。
| 料金(月額・税込) | ・無料プランあり ・個人向け:1,893円 ・プロフェッショナル向け:3,456円 |
| 料金(月額・税込) | ・無料プランあり ・個人向け:1,893円 ・プロフェッショナル向け:3,456円 |
ツール3:Wix

Wixは、専門知識がなくてもWEBサイトを作成できるホームページ作成サービスです。
操作画面がわかりやすく、初めてポートフォリオサイトを作る人でも扱いやすく、世界中のユーザーに使用されています。
パーツを配置しながら直感的にデザインできるため、手軽さとデザインの自由度の両方を求める人におすすめです。
| 料金(月額・税込) | ・無料プランあり ・パーソナル:1,300円 ・スモールビジネス:2,300円 |
| 料金(月額・税込) | ・無料プランあり ・パーソナル:1,300円 ・スモールビジネス:2,300円 |
ツール4:Studio

Studioは、日本発のノーコードWEBサイト制作ツールです。
コーディングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップ操作で操作できるうえ、レイアウトや余白などを細かく調整できるため、デザイン性の高いポートフォリオを作れます。
自分らしい世界観を表現したい人や、デザインスキルをアピールしたい人におすすめです。
| 料金(月額・税込) | ・無料プランあり ・Mini:1,290円 ・Personal:1,720円 |
| 料金(月額・税込) | ・無料プランあり ・Mini:1,290円 ・Personal:1,720円 |
ツール5:foriio

foriioは、「30秒で作れる」をコンセプトとしたポートフォリオ作成サービスです。
作品をアップロードして情報を入力するだけで公開できるため、WEBサイトを一から作る必要がありません。無料プランでも作品を無制限に投稿できます。
「まずは作品をまとめて公開したい」という初心者にも使いやすく、サイト制作よりもポートフォリオの中身を充実させたい人におすすめです。
| 料金(月額・税込) | ・基本的に無料 ・有料プラン 月契約:1,200円/月 3ヶ月契約:1,050/月 年間契約:980円/月 |
| 料金(月額・税込) | ・基本的に無料 ・有料プラン 月契約:1,200円/月 3ヶ月契約:1,050/月 年間契約:980円/月 |
ツール6:Canva

Canvaは、初心者でも気軽にデザインを作成できるオンラインツールです。
近年では、Canvaで作成したスライド形式のポートフォリオを、応募時や営業資料として活用する人が増えています。
Canvaのホーム画面にある検索窓で「ポートフォリオ」と検索すると、多くのテンプレートが表示されるため、レイアウトを最初から考えることなく作成を始められます。
PDF形式での出力にも対応しているため、面接や商談に紙で提出したい人にもおすすめです。
| 料金(月額・税込) | ・無料プランあり ・Canvaプロ:1,180円 ・Canvaビジネス:1,880円 |
| 料金(月額・税込) | ・無料プランあり ・Canvaプロ:1,180円 ・Canvaビジネス:1,880円 |
WEBデザイナーのポートフォリオに関するよくある質問
WEBデザイナーのポートフォリオに関して、よくいただく質問にお答えします。
まとめ|WEBデザイナー未経験でも強みが伝わるポートフォリオを作ろう
WEBデザイナーとしての実務経験がなくても、作品の選び方や見せ方を工夫すれば、あなたのスキルや強みを十分に伝えることはできます。
まずは、自分がWEBデザイナーになってどのような仕事をしたいのかを整理し、それに合ったポートフォリオを作成することが大切です。
最後に、この記事でお伝えした大切なポイントを振り返ってみましょう。
- 目的と見せる相手を決めてから作り始める
- 作品だけでなく、制作目的やターゲット、工夫した点なども伝える
- 実務経験がなくても、スクール課題や自主制作を作品として掲載できる
- 一番見てほしい作品を最初に置き、応募先に合わせて内容を調整する
- WEBサイトやPDFなど、用途に合った形式やツールを選ぶ
- 完成後も作品やスキルを追加し、定期的に更新する
ポートフォリオは、案件獲得や転職のチャンスを広げる重要なツールです。
できるところから着実に作成を始めて、自分らしいポートフォリオを育てていきましょう。
もしも、「未経験からでもWEBデザイナーとして活躍できるのかな?」「どんな作品をポートフォリオに載せれば採用してもらえるんだろう?」と感じた方は、【WEBデザイナーという働き方セミナー】がおすすめです。
実際に未経験からWEBデザイナーになった事例や、仕事につながるポートフォリオの考え方などを学べます。
これからWEBデザインを本格的に学びたい方や、将来的にWEBデザイナーとして活躍したい方は、ぜひチェックしてみてください。











