妊娠中に取りたいおすすめ資格20選｜実体験にもとに解説

「妊娠中だけど、何か新しいことに挑戦したい」
「出産後のキャリアのために、今のうちにスキルアップしておきたい」

妊娠中は、体調に気をつけながらも比較的自由に使える時間が増えるタイミング。赤ちゃんを迎える準備をしながら、自分のスキルアップやキャリアの選択肢を広げるために、「資格取得」を検討する方も多いのではないでしょうか。

実際に私も、2度の妊娠中に合計3つの資格取得に挑戦しました。本記事では、そんな私自身の経験も交えながら、妊娠中に「取ってよかった」と思えるような資格についてご紹介します。

家事や育児に役立つものから、キャリアアップに繋がるもの、趣味を深めるものまで、あなたの興味や目標に合わせて選べる20種類の資格を厳選し、学習のポイントも解説していきます。

将来の選択肢を増やすためにも、自分に合った資格を見つける参考にしてみてくださいね。

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妊娠中に「取ってよかった」と思えるのはどんな資格？｜実体験から解説する4つのパータン

妊娠中は、出産後の働き方や子育てについて考える良い機会です。「産後も今の仕事を続けたい」「新しい分野に挑戦したい」「子育ての知識を深めたい」など、さまざまな目標を持つ方がいるでしょう。

実際に私も、1人目の妊娠中に「フードコーディネーター」と「調剤薬局事務」、2人目の妊娠中には「ファイナンシャルプランナー（FP）」の資格を取得しました。

ここでは、そんな私の経験をもとに「妊娠中に取りたい資格」を4つのパターンに分けて詳しくご紹介したいと思います。

ひとつずつ詳しく解説していきますので、あなたのライフスタイルや目的に合った資格を見つける参考にしてみてくださいね。

パターン1：家事や育児に活かせる資格

妊娠・出産を機に、家事や育児に役立つ知識を身につけたいと考える方も多いでしょう。そのような方には、食育や健康に関する資格、家事効率を上げる資格などがおすすめです。

家事や育児に関する資格であれば、学んだ知識をすぐに活かせて無駄になりません。

特に育児に直結する知識が得られる資格は、赤ちゃんの成長をサポートする上で大いに役立ちます。また、赤ちゃんが生まれると片付けが大変になるため、妊娠中に整理整頓のスキルを身につけておくのも良いでしょう。

これらの資格を取得することで、自信を持って出産・育児に臨めるだけでなく、日々の生活をより豊かにすることができます。

パターン2：キャリアアップやスキルアップに役立つ資格

「妊娠・出産後も仕事を続けたい」または「復職・転職を考えている」という方は、キャリアアップやスキルアップに役立つ資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

妊娠中に資格取得に向けて学習をすることで、出産後のキャリアプランをより具体的に描くことができます。特に、時間に融通が利く在宅ワーク系の資格は、育児と両立しやすく人気があります。

私自身、2人目の妊娠中にファイナンシャルプランナー（FP）の資格を取得しました。育児や教育資金の計画を立てるのに役立つだけでなく、WEBライターの仕事でも重宝しています。

パターン3：趣味やプライベートで役立つ資格

体調に合わせて無理なく学べる、趣味やプライベートを充実させる資格に挑戦してみるのも良いでしょう。趣味のスキルを高めることで、育児の合間のリフレッシュにもつながります。

例えば、手作りが好きな方なら、手芸に関する資格がおすすめです。赤ちゃんのために手作りの小物や洋服を作るのも楽しいですよ。また、リラクゼーションやセラピー系の資格も人気があります。妊娠中のストレス対策にもなり、産後の育児にも活かせます。

「資格＝仕事に活かせるもの」と考えがちですが、ただ「知りたい」「学びたい」といった気持ちを優先的に考えてみるのも選択肢のひとつなのです。

妊娠中は、ゆったり過ごすよう心掛けるため、時間や気持ちに余裕が生まれる時期でもあります。それを機に、新しい知識やスキルを身につけることで、良い気分転換にもなるでしょう。

パターン4：短期間で取得できる資格

妊娠中に資格取得を目指すなら、なるべく短期間で集中的に学習できるものを選びましょう。なかには、最短1～2週間で取得できる資格もあります。

10ヶ月半という妊娠期間は長いように感じますが、想像以上にあっという間に時間が過ぎていきます。出産準備や仕事の引き継ぎ、上の子がいる場合は育児など、やるべきことが目白押しです。 つわりや妊娠特有の体調不良で思うように動けない日もあるでしょう。

短期間で取得できる資格なら、体調やスケジュールに合わせて柔軟に学習計画を立てられます。例えば、つわりが落ち着いている時期や、体調の良い午前中に集中的に学習するなど、工夫次第で効率的に学習を進めることが可能です。

また、短期間で取得できる資格は、学習範囲が比較的狭く、専門知識がなくても挑戦しやすいものが多いというメリットもあります。そのため、初めての資格取得にもおすすめです。

妊娠中に資格を取得する4つのメリット

「なぜ、あえて妊娠中に資格を取得するの？」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、安定期に入ってからは体調が良い時も増えてくるので、時間的な余裕が生まれます。

ここからは、妊娠中に資格を取ってよかったと感じるようなメリットについて詳しく見ていきましょう。

妊婦さんは、お腹の赤ちゃんのことを第一に考える必要がありますが、身体に負担がかからない学習であれば、多くのメリットを得ながら妊娠期間を有意義に過ごすことができますよ。

メリット1：時間を有効活用できる

妊娠中は、体調の変化で思うように外出できない日や、家でゆっくり過ごしたい日も増えるでしょう。資格を取得したいと考えている妊婦さんは、そのような時間を有効活用してみましょう。

赤ちゃんが生まれると、自分の時間を確保することが難しくなります。しかし、妊娠中の時間を活用して資格取得の学習に取り組めば、出産後のキャリアプランを具体的に考えたり、新しい知識やスキルを身につけられますよ。

特に産休期間は、時間を効率的に活用できる絶好のチャンスです。

メリット2：気持ちにメリハリが出る

資格取得の学習に取り組むことで、気持ちにメリハリが生まれ、気分転換にもつながります。

妊娠中は、ホルモンバランスの変化やつわりなどの影響で、気分の浮き沈みが激しくなりがちです。特に、つわりで体調が優れない時は、家に閉じこもりがちになり、気分転換が難しくなることもあるでしょう。

そんな時に新しい知識を吸収したり、目標に向かって努力することで、達成感や充実感をもたらし、心の安定にもつながります。

私も、第1子妊娠中に取得したフードコーディネイターの学習の際、レシピの勉強をしたり、実際に作ってみることで生活にメリハリが生まれ、それが良いリフレッシュになっていました。

具体的な目標があると、家事の合間でも「今日もこの分だけ頑張る！」という意識が働き、充実感にも直結していたと感じています。

メリット3：自信や成長につながる

資格取得は自らの努力が形となるため、大きな自信につながります。

妊娠中は体調や生活環境の変化で不安を感じることも多いですが、具体的な目標をクリアすることで、自分の成長を実感でき、自己肯定感が高まります。

私自身、ファイナンシャルプランナー（FP）の資格を取得した際、妊娠8ヶ月の大きなお腹を抱えて試験会場に行きました。今思い返すと大胆なことをしていたと思いますが、目標を達成できたことで、大きな自信に繋がったと感じています。

さらに、資格取得によって得られた知識は、産後のライフプランニングやキャリアの選択にもプラスとなり、将来への投資としても大きな意味があります。

メリット4：転職やキャリアアップに役立つ

妊娠中に取得した資格は、復職後や転職のキャリアアップにおいて強力な武器になります。

産休後に復帰する場合、資格の取得によって職場での評価が上がり、長期的なキャリア形成に役立ちます。また、再就職をする際にも、資格を持っていることで採用確率がアップするケースも珍しくありません。

「出産後もキャリアを諦めたくない」と思っている方は、目標とする職種に関連する資格を検討してみましょう。

妊娠中取ってよかった資格の実態調査｜筆者の体験談もご紹介

株式会社レビューが、全国の10代以上の男女を対象に行ったアンケートによると、妊娠中・育休中でも取れるおすすめの資格として、以下のような調査結果が出ています。

これらの資格は、「自宅学習がしやすい」「短期間で取得可能」「キャリアアップや転職に有利」といった点が人気の理由として挙げられます。特に簿記3級は、「参考書や過去問が豊富で、体調に合わせて学習しやすい」という声が多くありました。

私自身も、2人目妊娠中にファイナンシャルプランナー（FP）の資格を取得しましたが、調査結果にもあるように自宅学習が中心となるため、妊娠中でも自分のペースで学習を進めやすかったです。

また、前職の関係で医療事務の資格を持っていたため、1人目の妊娠中には「調剤薬局事務」の認定資格も取得しています。このように、複数の資格を取得することで、就職先の選択肢が広がり、キャリアアップにもつながります。

調査結果と私の体験談から、妊娠中の資格取得は、時間や体調に合わせて学習できるもの、そして将来に役立つものを選ぶのがおすすめです。

今回の調査結果の詳細は、こちらからもご確認いただけます。

PR Times｜【調査レポート】妊娠中・育休中でも取れる資格は？「簿記3級」が1位に！

【一覧表】妊娠中に取ってよかったと思えるおすすめの資格20選

おすすめの資格をジャンル別でご紹介する前に、それぞれの資格の特徴を一覧表にまとめてみました。

上記の表を参考にしながら、それぞれの資格について詳しく解説していきますね。

【家事・育児】妊娠中に取りたいおすすめ資格5選

妊娠中は、出産後の生活を見据えて、家事や育児に役立つ知識を身につけたいと考える方も多いでしょう。そこでまずは、妊娠中に取得しやすく、実生活で活かせる資格を5種類ご紹介します。

これらの資格は、日常生活に直結するため、学んだ知識をすぐに実践できるのが魅力です。

資格1：食育アドバイザー

食育アドバイザーは、食に関する正しい知識を身につけ、健康的な食生活を実践・指導できる民間資格です。

妊娠中は、自身の体調管理だけでなく、お腹の赤ちゃんの成長のためにも、食生活には気を配りたいもの。資格取得を通して、栄養バランスの取れた食事や、子どもの成長に合わせた食生活など、食に関する幅広い知識を習得できます。

また、受験資格を得るためには指定講座を受講する必要がありますが、受講から試験まですべて在宅での対応が可能なので、妊娠中でも無理なく学べますよ。

資格2：整理収納アドバイザー

整理収納アドバイザーは、効率的な片付けや収納方法を学ぶ資格です。

民間資格であり、出産準備や育児グッズの収納、子どもの成長に合わせた収納方法など、整理収納の知識は、妊娠中から産後まで長く役立ちます。

2級から1級まで3段階あり、級が上がるごとに取得難易度も上がります。1級まで取得すれば、将来的に仕事にも役立てることができますよ。

資格3：ベビーマッサージ

ベビーマッサージは、赤ちゃんの心身の発達を促し、親子の絆を深めるための技術を学ぶ民間資格です。

在宅受験が可能で、指定講座を受講すれば合格率はほぼ100％なので、妊娠中の気分転換として資格を取得する妊婦さんも少なくありません。

妊娠中にベビーマッサージの知識を身につけておくことで、産後すぐに赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむことができますよ。

資格4：ベビーシッター

ベビーシッター資格は、保育の基本知識や子どもの発達に関する理解を深めるための資格です。妊娠中に学ぶことで、産後の育児に自信を持てるようになります。

また、「将来的に子育て経験を活かして仕事をしたい」と考えている方にもおすすめです。

資格5：チャイルドカウンセラー

チャイルドカウンセラーは、子どもの心理や発達について学び、適切な関わり方を身につける民間資格です。

妊娠中に子どもの心理について学ぶことで、子育てに対する不安を軽減し、子どもの成長に合わせた適切なサポートができるようになります。

通信講座も充実しているため、妊娠中でも体調に合わせて無理なく学習できますよ。

【スキルアップ】妊娠中に取りたいおすすめ資格5選

妊娠中にスキルアップを目指すなら、将来のキャリアに役立つ資格取得がおすすめです。特に、在宅で学習でき、出産後も役立つ資格を取得すれば、育児と両立しながらスムーズに社会復帰が可能になります。

ここでは、「妊娠中に取ってよかった」という声の多いビジネス系の人気資格を5種類ご紹介します。

家事・育児系の資格よりも難易度が上がるので、これらの資格を目指す方は、出産予定日から逆算して学習時間を確保しましょう。

資格6：日商簿記検定

日商簿記検定は、経理や財務に関する基礎知識を身につけられる公的資格で、企業の経理職やフリーランスの仕事にも役立ちます。

特に3級は基礎的な内容が多く、独学でも比較的取り組みやすいのが特徴です。妊娠中に取得すれば、産後に在宅ワークでの活用や、転職・再就職の選択肢を増やすことができます。

資格7：ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する基礎知識を証明する国家資格です。ITの知識は、現代社会において必須のスキルとなっており、事務職から技術職まで、幅広い仕事で役立ちます。

試験範囲は広いものの、基本的な内容が多く、未経験でも学びやすい資格です。妊娠中に取得しておくと、産後の仕事の幅が広がり、IT業界への転職にも有利です。

資格8：MOS（マイクロソフト オフィス スペシャリスト）

MOSは、マイクロソフトオフィス製品の操作スキルを証明する公的資格です。

WordやExcelなどのスキルは、事務職や在宅ワークでの仕事にも直結しやすく、スキルアップには最適。試験は随時実施されており、比較的短期間で取得可能なため、妊娠中の資格取得にも向いています。

資格9：社会福祉士

社会福祉士は、高齢者や障がい者など、支援を必要とする人の相談に乗り、福祉や介護の分野で専門的な支援を行う国家資格です。福祉系の仕事に興味がある方や、将来的に福祉業界で活躍したい方に向いています。

取得には実務経験が必要な場合もありますが、社会福祉士試験の受験資格を満たしている場合は、将来のキャリアアップのために妊娠中に勉強を進めておくのもひとつの選択肢です。

資格10：TOEIC（国際コミュニケーション英語能力テスト）

TOEICは、英語のリスニング・リーディング能力を測る国際的なテストです。アプリ学習なども充実しているため、独学でも進めやすく、妊娠中のスキマ時間を活用してスキルアップが可能です。

転職・再就職時に英語力をアピールできるため、キャリアアップを目指す妊婦さんにも適しています。

【転職・就職】妊娠中に取りたいおすすめ資格7選

「産後は子育てと両立しやすい仕事に転職を考えている」という妊婦さんも多いのではないでしょうか。

ここからは、そんな方に向けて、妊娠中に取得しておくと産後の転職に有利になるおすすめの資格を7種類ご紹介します。

難易度が高いものも多いですが、取得すれば一生もののスキルを身につけられる資格ばかりですよ。

資格11：医療事務

医療事務は、病院やクリニックなどの医療機関で、受付や会計、レセプト作成などを行う仕事です。資格がなくても働けますが、取得していれば出産後の再就職にも役立ちます。

さらに、自身の出産や子どもの急な体調不良など、医療機関を利用する際に役立つ知識を身につけることができます。

また、医療事務はパートから派遣社員、正社員など働き方の選択肢が豊富です。妊娠中に資格を取得しておくと、「子どもが幼稚園に行っている間だけ働きたい」「まずはパートから始めて、将来的には正社員として働きたい」といったママに最適な働き方ができるでしょう。

資格12：調剤薬局事務

調剤薬局事務は、調剤薬局で、受付や会計、レセプト作成などを行う仕事です。医療事務よりも学習範囲が狭く、短期間で取得できます。私もそうですが、医療事務と併用して取る人が多い資格です。

調剤薬局は全国にあり、最近ではドラッグストアに併設されることも増えてきているため、資格を持っていると再就職の選択肢が広がります。資格がなくても働くことはできますが、持っていると採用されやすくなりますよ。

資格13：登録販売者

登録販売者は、「一般用医薬品」の販売ができる国家資格です。ドラッグストアや薬局での就職に有利で、資格を持っていると給与アップが期待できます。

以前は実務経験がないと受験することができませんでしたが、条件が緩和され、現在は誰でも受験可能になりました。試験範囲は広いですが、独学や通信講座で合格する人も珍しくはありません。

妊娠中に時間と体力に余裕があり、「将来を見据えた資格を取りたい」と思っている方におすすめの資格です。

資格14：ファイナンシャルプランナー（FP）

ファイナンシャルプランナー（FP）は、顧客のライフプランに基づいた資金計画や資産運用のアドバイスを行う専門家です。FPの資格を取得することで、家計管理やライフプランニングに関する知識を身につけることができます。

FPの資格は、国家資格の「FP技能士」と民間資格の「AFP」「CFP®」があります。

どの資格を取得すべきか迷っている方は、まずは資格の有効期限がない「FP技能士」から目指すのがおすすめです。3級から挑戦でき、2級以上を取得すると仕事の幅も広がります。

資格15：宅地建物取引士（宅建士）

宅地建物取引士（宅建士）は、不動産取引に関する専門知識を持っていることを証明する国家資格です。

不動産業界での就職・転職に有利で、独立開業の道も開かれています。不動産業界でのキャリアアップを目指す方や、不動産投資に興味がある方におすすめです。

独学での取得も可能ですが、合格率が15～17%で取得難易度が高い傾向にあるため、妊娠中に取得するのであれば、計画的に学習を進める必要があります。

資格16：行政書士

行政書士は、官公署に提出する書類の作成や、権利義務・事実証明に関する書類の作成を行うための国家資格です。将来的には、法律に関する知識を活かして独立開業も目指せます。

年齢や学歴にかかわらず誰でも受験が可能ですが、試験は難易度が高いため、計画的な学習が必要です。

資格17：保育士

保育士は、子どもの保育や教育を行う専門家です。国家資格であり、持っていれば保育園や幼稚園などで働くことができます。

試験は筆記と実技に分かれており、厚生労働大臣が指定する施設で「保育士養成課程」を修了することで資格を取得する方法もあります。それなりに期間はかかりますが、専用講座を受講して受験資格を得ることができれば、妊娠中でも資格の取得が可能です。

育児への知識が深まり、出産後の仕事の選択肢も広がります。

【趣味・実用】妊娠中に取りたいおすすめ資格4選

妊娠中は自分のペースで学習できる趣味・実用系の資格にも挑戦しやすい時期です。

そのため、以下のような出産後の生活にも活かせる資格を取得するという選択肢もありますよ。

資格18：アロマテラピー検定

後のセルフケアや家族のリラックスに役立てたい人

アロマテラピー検定は、公益社団法人 日本アロマ環境協会（AEAJ）が認定する民間資格です。

「アロマの香りで癒されたい」と思っている妊婦さんも多いと思いますが、なかには妊娠中に避けた方が良いアロマも存在します。そんな時、アロマテラピー検定の資格を取得することで、アロマに関する正しい知識や、安全な活用方法を身につけることができますよ。

妊娠中はホルモンバランスの変化によるストレスを感じやすいため、アロマを活用して心身を整える方法を知っておくのもおすすめです。

資格19：ヨガインストラクター

ヨガは、心身の健康やリラックス効果が期待できるエクササイズです。ヨガインストラクターの資格を取得することで、妊娠中に適したヨガポーズを学び、体の負担を軽減したり、出産に向けた体力づくりを行うことができます。

産後はベビーヨガや親子ヨガの指導にも活かせるため、妊娠中に取得するメリットが大きい資格です。

また、ヨガインストラクター資格には、さまざまな種類があり、それぞれ取得方法や受験条件が異なります。以下の表を参考にしながら、自分がやってみたいものや、条件に合った資格を選びましょう。

資格20：ネイリスト技能検定

ネイリスト技能検定は、日本ネイリスト協会（JNA）が認定する資格で、ネイルの基礎知識や技術を学べます。

ネイルサロンへの就職を目指す方はもちろん、将来的に自宅サロンの開業や在宅ワークを視野に入れている方、セルフネイルを楽しみたい方にもおすすめの資格です。

妊娠中、特に出産後はサロンに通える機会が減るため、自分で爪のケアができるようになると便利ですよ。

妊娠中でも無理なく資格を取るために押さえておきたい5つのポイント

妊娠中に資格を取得することは、キャリアアップや将来の生活に役立つ貴重な時間の使い方です。しかし、なによりも優先すべきなのは、妊婦さんとお腹の中の赤ちゃんの健康と安全であることは言うまでもありません。

ここからは、妊娠中の方が身体への負担を最小限に抑えながら資格を取るために、押さえておきたい5つのポイントについて解説していきます。

これらのポイントを押さえながら、無理せず資格取得の勉強に励んでくださいね。

ポイント1：体調を最優先に考えて無理はしない

妊娠中は、つわりや体調不良などで、思うように学習時間を確保できない日もあるかもしれません。そんな時は無理をせず、体調を優先しましょう。

妊娠中は体調の変化が激しいため、少しでも無理をしてしまうと、ストレスから切迫流産や切迫早産につながるリスクがあります。

特に妊娠初期はつわりで集中できなかったり、後期にはお腹が大きくなって座っているだけでも負担がかかることも。体調が優れない時は、思い切って学習を中断し、休息を取ることも大切です。

体調が良い時に集中的に学習するなど、メリハリをつけて学習を進めましょう。

ポイント2：計画的に勉強する

妊娠中は、体調の変化や出産準備などで、予定通りに学習を進められないこともあります。そのため、余裕を持った学習計画を立てることが大切です。

1日の学習時間を短くしたり、週に数日は休息日を設けるなど、無理のない計画を立てましょう。

私の場合は、「1日の学習時間は2時間まで」と決め、無理のないペースで学習を進めました。さらに、短期間で効率的に学習できる通信講座を活用するなど、体調を考慮した計画を立てることで、妊娠中でもスムーズに資格取得が可能になります。

資格によっては数ヶ月の学習期間が必要なものもあるため、出産予定日から逆算してスケジュールを立てましょう。

ポイント3：試験日や資格取得までにかかる費用を把握しておく

資格を取得するには、受験料や講座費用などのコストが発生します。妊娠中は何かと出費が増える時期でもあるため、事前に資格取得までの総費用を把握しておくことが重要です。

通信講座を利用する場合、数万円～数十万円の費用がかかることも想定しておく必要があります。分割払いが可能なものもあるため、自分の予算に合った学習方法を選びましょう。

また、試験日についても事前にしっかりと確認し、出産予定日や臨月の時期と重ならないか確認しておくことが大切です。

ポイント4：通信講座やオンライン講座を活用する

妊娠中は、外出を控えた方が良い場合や、体調の変化で外出が難しい日もあります。そのため、自宅で学習できる通信講座やオンライン講座を活用するのがおすすめです。

また、近年はアプリを利用して学習できるものも増えてきています。このような教材を活用すれば、リラックスしながら自分のペースで学習できるので、心身への負担を軽減できます。

私は、フードコーディネーターの資格を取得する際、通信講座を受講しました。レポート提出のみで認定資格が取得できたため、試験会場へ行く必要がなく、妊娠中でも安心して学習できました。

こうした柔軟な学習スタイルを取り入れることで、妊娠中でも体調に合わせながら学習を進められます。

ポイント5：在宅受験が可能か調べておく

資格によっては、在宅で受験できるものもあります。妊娠後期に入ると、外出が大変になることもあるため、できるだけ在宅で受験できる資格を選ぶのもひとつの方法です。

コロナ禍以降、在宅受験が可能な資格が増えてきています。例えば、育児関係の資格や医療事務などの一部資格は、自宅で試験を受けられる場合があります。

在宅受験が可能かどうかは資格によっても異なりますので、事前に確認しておきましょう。

まとめ｜妊娠中は将来に役立つ資格を取得するのがおすすめ

本記事では、妊娠中に「取ってよかった」と思えるおすすめの資格20選を目的別にご紹介しました。

妊娠という特別な期間は、自分自身と向き合い、未来について考える絶好の機会です。資格取得を通して得た知識やスキルは、家事や育児に役立つだけでなく、社会との繋がりを保ち、自己肯定感を高めることにもつながります。

妊娠中の資格取得は、決して簡単な道のりではありませんが、以下のことに注意しながら、自分に合った学習方法を見つけましょう。

妊娠中は、体調の変化や出産準備などで、思うように学習時間を確保できないこともあるかもしれません。しかし、短時間の学習でも、コツコツと続けることで、必ず成果は得られます。

2人の子どもがいる私も、妊娠中にそれぞれ資格取得に挑戦しましたが、その経験は今の私の生活に深く根付いています。皆さんも、興味のある資格があれば、この機会にぜひ挑戦してみてくださいね。