WEBライターをしていると気になるのが、執筆する文字数です。
「1日でどれくらい書くものなの?」と疑問に思ったことのある人も多いでしょう。
しっかり稼いでいきたいなら、避けては通れない問題ですね。そこでこの記事では、1日に書く文字数の決め方や、今より文字数を増やすコツを、現役ライターの筆者が解説していきます。
文字数に関するモヤモヤを解消すればライティングに集中できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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WEBライターが1日に書く文字数は?
では、早速WEBライターが1日に書く文字数をご紹介していきます。
WEBライター全体だと1日に5000文字が多い
結論、WEBライターが1日に書く文字数は5000文字くらいが目安です。
Twitterで実施された「WEBライターが1日に書く文字数に関する調査」では次のような結果が出ています。
Webライターの皆さん、アンケートのご協力お願いいたします!🙇
— あーりー🍳漫画動画シナリオライター (@toritamagox) March 23, 2020
1日で書く原稿の文字数は、普段だいたいどのくらいでしょうか?
1000文字〜4000字、4001文字〜8000字、8001文字〜1万字の中央値(2500字、6500字、9000字)をとり、「もっと多い」を1万2000字と仮定すると、その平均は5214字。
正確な数字とは言えないものの、ならすとだいたいそれくらいになることがわかります。
また、他の方の調査でも約半数の方が「5000文字が1日に書ける文字数の限界」と答えており、だいたい5000文字が1つの目安になるようです。
ライターの皆様へアンケートのご協力をお願いします!
— 美里👼ケタ違い / カッコイイ(株)の広報 (@misato_SEO) April 20, 2022
Q.1日の執筆可能な文字数は?#webライター
条件が揃えば1日1万字も可能
WEBライターが1日に書ける文字数の目安は5000文字だとお伝えしましたが、条件次第では1日1万字書くことも可能です。
- WEBライターが本業である
- 得意なジャンルのことを書いている
- スピードに重きを置いて執筆している
正直なところ、働く時間さえ増やせば1日1万字書くのはそれほど難しくありません。
実際にSNSでも1日1万字書いている人はたくさんいますし、僕も1日に1万字書くことはよくあります。
記事を書くなら、やはり得意分野の記事がええと改めて思ったわ。
— Taka@ムキムキ編集者 (@nakatakamoney) August 17, 2021
執筆スピードが断然違うし、1日に書ける文字数もかなり違う。
得意分野やと1日1万字はかたいで。
自分が書いてて苦にならない分野・得意分野をなるべく選ぶか、書いてく中で得意分野にする方法もOK👍#webライター
ただし、文字数にこだわりすぎて記事の質が低くなると、元も子もありません。まずは質の高い記事を作ることに専念して、その上で1日に書ける文字数を伸ばしていきましょう。
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1日に書く文字数を増やす7つのコツ
1日に書く文字数がわかっていても、思い通りに執筆が進まないこともありますよね。
特に、WEBライター初心者だと時間がかかるかもしれません。
そこで、執筆文字数を増やすコツを紹介していきます。
まとまった文字数の案件を受ける
仕事を探すときは、ある程度まとまった文字数を書く案件に応募しましょう。
記事を書くときにはリサーチが必要です。
不慣れなジャンルや専門性の高いジャンルならなおさらです。
文字数の少ない案件を多くやっていると、リサーチの時間ばかり多くなってなかなか稼げません。
そのため、文字数がある程度多い記事を書くほうが効率的なのです。
筆者個人の感覚としても、1,000字の記事を3本書くより、3,000字の記事を1本書くほうが、やりやすいように思えます。
WEBライターの仕事に慣れてきたら、500文字〜1000文字のような少ない文字数の案件は避けるようにしてくださいね。
ライティングに適した環境を作る
ライティングに取り組む環境もとても重要な要素です。
たくさんの情報を仕入れて取捨選択・整理し、アウトプットしていくWEBライターの仕事には、集中力が欠かせません。
そのため、集中できる環境づくりに力を入れていきましょう。
具体的な方法としては、デスク周りをきれいにすることが挙げられます。
視界に入る物が多いと、集中力を阻害する原因になるからです。
特にスマートフォンが視界に入ると、つい触ってしまうので、必ず見えない場所に移動させましょう。
執筆するときに制限時間を設ける
執筆時には、制限時間を設けて時間を測ってみましょう。
こうしておけば、1時間で何文字書けるのかをあとで確認できます。
時間を測るのに便利なのがタイマーです。
時間が経過していく様子が目に入るようにしておくと、ほどよい緊張感を保てます。
「ちょっとだけいいか」と、ネットサーフィンに走ってしまうことも減るでしょう。
このように、残り時間を意識できる環境づくりにも目を向けてみてください。
修正依頼が減るよう工夫する
記事を書き上げても、クライアントさんから修正依頼が来ることもあります。
この修正依頼をできるだけ少なくするのも大切です。
修正の時間が少なくなれば、そのぶん執筆に費やせる時間が多くなります。
修正依頼を減らすには、第一にマニュアルを読むことです。
マニュアルのページ数が多いと、早く執筆に移りたいと焦りますが、しっかり目を通して執筆したほうが、結果的に早く納品できます。
はじめて取引するクライアントさんの場合は特に、渡されたマニュアルをよく読むようにしましょう。
またクライアントさんごとに、フィードバックや気づいたことをメモしておくのも有効です。
タイピング速度を上げる
少ない時間でより多くの文字数を執筆する方法として、ブラインドタッチによる素早いタイピングは単純ながらも効果的です。
タイピングの速度を上げるには、無料で遊べるゲーム「寿司打」がおすすめ。
回転寿司の要領で左から右へ流れるさまざまな単語を、画面外に流れる前に入力していきます。
レベルが3段階に分かれているので、自分の実力に合わせて選びましょう。
ブラインドタッチを習得していない、あるいは慣れてないという人には「ひよこでも出来るタイピング練習講座」がおすすめです。
指の置き方から少しずつ学んでいけるので、パソコンに不慣れな人でも無理なく上達できます。
ショートカットキーを使う
ショートカットキーを使うことで、時間の節約になります。
そのぶん執筆を効率的に進められるでしょう。
以下は、WEBライターが覚えておくと便利なショートカットキーの一覧表です。
Windows | Mac | |
コピー | Ctrl + C | command + C |
切り取り | Ctrl + X | command + X |
貼り付け | Ctrl + V | command + V |
前に戻る | Ctrl + Z | command + Z |
上書き保存 | Ctrl + S | command + S |
名前をつけて保存 | Ctrl + Shift + S | command + shift + S |
ウィンドウの切り替え | Alt + Tab | command + tab |
タブの切り替え | Ctrl + Tab | command + option + → |
新規ウィンドウを開く | Ctrl + N | command + N |
新規タブを開く | Ctrl + T | command + T |
お気に入りに追加 | Ctrl +D | command + D |
特定の語句検索 | Ctrl + F | command + F |
使いこなせるようになれば、執筆スピードがアップしますよ。
日常的に文章を書く
タイピングやショートカットキーを使いこなせても、執筆の手が止まってしまうことがあります。
原因としては、執筆ジャンル・テーマへの理解不足、すなわちリサーチ不足が挙げられることが多いです。
しかし、内容についてわかっていても書けない、というケースもあります。
うまく言葉が浮かんでこない感じです。
そこで対策として、学んだことや考えたことを、日頃から言語化するクセをつけておきましょう。
アウトプットを習慣化しておくと、実務でも文章を書きやすくなりますよ。
文字数ばかり意識するのはNG!その理由は?
ここまで解説してきたように、文字数を意識してライティングに取り組むのはとても大事です。
とはいえ、文字数だけに執着してしまうのも考えものです。
理由として、「記事のクオリティが落ちるから」「心身ともに消耗してしまうから」の2点が挙げられます。詳しく解説していきましょう。
記事のクオリティが落ちるから
文字数ばかり意識して執筆すると、質の悪い記事になりがちです。
とにかく書き切ることに固執して、記事のチェックが疎かになってしまいます。
その結果、誤字脱字が増えたり間違った情報を載せてしまったりします。
文字数に応じて報酬が変動する案件の場合、文字数を稼ごうと無駄に長い文章になることもあります。
このようなことが続けば、クライアントからの評価は落ちるうえ、継続してお付き合いすることは難しくなります。
WEBライターにとって、大事なのはあくまでも質のいい記事を提供することです。
そのことを忘れないようにしましょう。
心身ともに消耗してしまうから
文字数にとらわれると、肉体的にも精神的にも疲れてしまいます。
こうなると、お仕事に楽しんで取り組めません。
WEBライティングで疲弊しないために、仕事量は無理のない範囲で設定しておきましょう。
日頃から、自分がこなせる仕事量を把握するのが大事です。
WEBライターが文字数以外で意識したい3つのこと
WEBライターにとって大事な要素は、文字数以外にも多くあります。
それらをおさえて執筆していけば、無理なく稼いでいけますよ。
文字単価
WEBライターには文字数と同じくらい文字単価が大切です。
文字単価によって、収入は大きく変わります。
同じ5,000字の記事を書いたとしても、文字単価1円なら5000円、0.5円なら2500円になるのです。
そのため案件に応募する際は、必ず文字単価をチェックして、妥当な金額かどうか考えてから応募するようにしましょう。
文字単価1円未満の案件は、初心者向けです。
アンケートやドラマ・漫画の感想など、誰にでも書けるものが多くなっています。
文字単価1円〜2円の案件は、読者の悩み・疑問を解決する記事作成のお仕事が多いです。
ジャンルは転職・美容・趣味など多岐に渡ります。
専門知識がなくても書ける案件が多いですが、誰が読んでもわかりやすい文章を書くスキルは必要です。
そして文字単価2円を超えると、専門知識や資格を求められ、より高度な記事作成になります。
しっかり稼ぎたいなら、このように案件内容と文字単価をよくチェックしておきましょう。
執筆ジャンル
本格的にWEBライターとして活動していくなら、執筆ジャンルも意識しておきましょう。
ある程度、執筆ジャンルを絞るようにするのがおすすめです。
特定のジャンルで執筆すれば、書いたぶんだけ知識が深まり、より質のいい記事を書けるようになります。
またリサーチの時間が減って、効率よく執筆できるようになるという利点もあります。
過去の職歴や趣味などライティングに活かせるものがある人は、ぜひ活用してください。
例えばコスメに詳しい人なら美容系、金融機関に勤めた経験がある人なら金融系の記事執筆に活かせます。
特に次のような案件は高単価になりやすいので、書ける場合は積極的に書くのをおすすめします。
- 美容
- 金融
- IT
- 士業
- 不動産
- 転職
上記のような、需要があって専門性を求められるジャンルで執筆できるようになると、稼ぎやすくなります。
執筆ジャンルが決まったら、そのジャンルに関する本を10冊は読んで知識を蓄えましょう。
クライアントとの相性
WEBライターに限らず、気持ちよく付き合える相手とお仕事できるかはとても重要ですよね。
そのため、クライアントさんについて事前にチェックするようにしましょう。
クラウドソーシングで応募する場合、まずは募集要項をよくチェックします。
仕事内容や報酬体系が詳しく書かれているかを吟味しましょう。
またクライアントさん自身への評価も、判断材料になります。
取引相手から高評価を得ていたり、「丁寧なやり取りありがとうございました」などとコメントされていたりする人であれば、お付き合いしやすい可能性が高いです。
ライターをしていると「高単価」「継続案件」といった文言の案件に目を引かれることが多いですが、そんなときこそクライアントとうまく付き合えそうかを確認してください。
まとめ
今回はWEBライターが1日に書く文字数とより多く書くコツを中心にお伝えしてきました。
WEBライターが1日に書く文字数はおよそ5000文字が平均です。
また、この記事でお伝えした文字数を増やす方法は次の7つ。
- まとまった文字数の案件を受ける
- ライティングに適した環境を作る
- 執筆するときに制限時間を設ける
- 修正依頼が減るよう工夫する
- タイピング速度を上げる
- ショートカットキーを使う
- 日常的に文章を書く
ぜひこれらを実践して1日に書ける文字数を増やしてくださいね。
ただし、先にお伝えしているようにWEBライターの仕事は質の高い記事を書くことなので、速さを意識しすぎて記事の質が低くならないように気をつけましょう。
質問や感想があればご記入ください