働き方が多様化して、副業や転職、中にはフリーランスを目指す人も増えてきましたよね。
特にフリーランスは、どこでも自由に働けることから憧れる人も少なくないと思います。
ですが、
「フリーランス うざい」
「フリーランス ムカつく」
など、ネットではフリーランスに対して否定的な意見や悪い印象を持っている方がいるのも事実です。
このような声を見聞きして、フリーランスを目指すのをためらう方もいるでしょう。
そこで今回は、
- 会社員から見られるフリーランスの実態
- フリーランスがうざいと言われる原因と対策
- 一見楽しそうなフリーランスに隠されたデメリット
- リピートされるフリーランスの特徴
を解説します。
さらに、成功するフリーランスと失敗するフリーランスの特徴もお伝えするので、最後まで目を通してフリーランスを目指すときの参考にしてみてくださいね。
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うざいと思われやすい?会社員からみたフリーランス
ネット上で見聞きするフリーランスへの否定的な意見ですが、実際のところフリーランスに対してどのようなイメージを持っているのか。
具体的なデータを交えて解説します。
会社員の半数はフリーランスに憧れている
フリーランスは自由に働けるというイメージから目指す人が多いイメージがありますが、調査を見ても、
- フリーランスになることを念頭に会社員をしている
- フリーランスになれるなら、なりたいと思っている
の2つを合わせて48%と、約半数がフリーランスになりたいと考えています。
引用:GMO「フリーランス対するイメージ調査」
また、フリーランスの働き方に夢があるかという調査では、「とてもそう思う」と「ややそう思う」を合わせると53.3%と半分以上が肯定的な意見を回答しています。
引用:GMO「フリーランス対するイメージ調査」
つまり、会社員の半数はフリーランスそのものには憧れているのです。
多くの場合は自由な働き方をするフリーランスへの嫉妬
では、会社員の半数がフリーランスに憧れる人がいる一方で、「フリーランス うざい」と感じる人が一定数いるのはなぜでしょうか。
その要因の1つは、自由に働くフリーランスへの嫉妬です。
「今月の収入50万円突破した!」
「会社員時代にはできなかった子どもと遊ぶ時間が取れる」
「うざい上司と仕事しなくて気楽〜」
このように、会社員なら誰もが多少は感じている不満がなく自由に働くフリーランスを見て、羨ましいという感情から嫉妬するようになったのです。
自分とは遠い存在であれば憧れであったものが、SNSの投稿で頻繁に見かけるうちに、あるいは自分が理想とする生活をしている知人が身近にいれば、妬ましく感じる人も一定数います。
自身のSNSの投稿など言動に気を使うべきですが、どれだけ気をつけても攻撃してくる人はいるので、必要以上に気にしなくても大丈夫ですよ。
フリーランスがうざいと言われる具体的な原因や、対策はこのあとご紹介しますね。
フリーランスはうざいと言われる4つの原因と対策
ここでは、フリーランスがうざいと言われる理由と対策を5つご紹介します。
当てはまるのは一部のフリーランスだけですが、自分がそうならないように事前に対策も把握しておきましょう。
会社員を見下す
フリーランスがうざいと言われる一番大きな理由は、会社員を見下す態度によるものです。
- 毎日家と会社の往復
- 会社のいいなり
- サラリーマンは時代遅れ
このように、会社員を見下した態度が引き金になっています。
たしかに、上記の理由から会社員が辛いと感じる方もいますが、見下す態度を取ると悪い印象を持ちますよね。
会社やそこで働く会社員がいるからこそ、社会は成り立っていますし、会社から案件をもらうことも少なくないはずです。
そういったことを踏まえると、会社員へのリスペクトを持つことはとても大切です。
フリーランスであるというマウントを取る
- 寝たい時に寝れる
- 人間関係の悩みがない
- 会社員よりも月収〇倍
フリーランスになり、このような生活に憧れている方も多いと思います。
ですが、いざ実現してもこうした話をアピールしすぎるのは要注意。
ほとんどの人はスルーしますが、人によっては「おもしろくない」「マウントをとっている」と悪い印象を持ち、なかには「うざい」と書く人もいます。
理想が叶うことはあなたの努力の結果なので素晴らしいのですが、過剰なアピールは避けましょう。
リア充アピールの投稿をする
TwitterやInstagramなどのSNSで見かける、
- スタバで自由に仕事をする
- 海が見えるテラスで作業する
- 海外の高級ホテルの投稿
- 子どもと昼から遊ぶ
- 収入〇〇万円達成しました
など、フリーランスが発信する投稿。
たまに発信するのであれば、「フリーランスいいな」と憧れますが、アピールしすぎると「うざい」と思われかねません。
なかには、投稿の最後に「稼ぎ方はこちら」のように、コンテンツや商品の販売に誘導するケースもあり、「うざい」「勝手にしてくれ」とネガティブな印象を持つ方もいます。
発信量を減らす、もしくは発信するとしても身近な人だけにするといった工夫が必要になってきます。
人のためにならないことで稼いでいる
フリーランスの中には、社会の役に立たない、人のためにならない仕事で稼ぐ人が一定数います。
一部では、「ねずみ講」「アフィリカス」と呼ばれる人たちです。
こうした人たちは読者にとって不要な「ペラページ」に広告だけ貼り付けて、それをSNSアカウントで拡散するなどして収入を得ているのです。
また、Twitterで所構わずDMで勧誘をするなどして稼いでいる場合もあります。
このように、人のためにならない仕事で稼ぐフリーランスが一定数いることでフリーランス全体のイメージを悪く捉えている人が一定数いるのです。
フリーランスになるとき、「自分の仕事は誰かの役に立つのか」と一度考えてみると、このケースは避けられます。
ねずみ講:会員が自らの子会員に勧誘をして、さらにその子会員が子会員を勧誘することで、次々に会員を増やしていくビジネス
アフィリカス:インターネット上において情報発信により広告媒体などで不労所得を上げる人を指す造語
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会社員より実は辛い!?フリーランスのデメリット4選
フリーランスは華やか、楽しそう、自由というイメージがありますよね。
ですが、実は会社員の方が恵まれているとさえ思うようなデメリットもあります。
うざいと思われないように、フリーランスのデメリットも押さえておきましょう。
社会的信用が低い
会社員に比べてフリーランスは社会的信用が低く、クレジットカードやローンの審査に通りにくいケースがあります。
会社員と違い、毎月決まった収入が得られない、収入が十分あったとしても返済できるのかと、信用されにくいからです。
もちろんフリーランス増加に伴い、フリーランス向けのクレジットカードや保険など利用できるものが増えていますが、それでも会社員に比べると社会的な信用や補償がないのが現実です。
自分で仕事を獲得する必要がある
フリーランスは会社員と違い、働く時間や場所が自由です。
その代わり、会社員時代はしなくてよかった営業をして自分で案件を獲得しなければなりません。
会社員時代の経験や実績を活かしてフリーランスになった場合は、比較的案件を獲得しやすいが、それでも契約更新はあります。
3ヶ月、6ヶ月、1年のように期間はさまざまですが、フリーランスは更新のタイミングで仕事がなくなるリスクがあります。
ついこの間までは忙しかったのに、急に仕事がなくなる、収入が途絶えるリスクがあるのはフリーランスの大きなデメリットです。
会社員の方が自己投資や成長がしやすい
フリーランスは会社という後ろ盾がない、つまり自分のスキル一つで食べていく働き方。
スキルがない状態ではいつまでも仕事がなく、手に職をつけて案件が取れるようになっても日々スキルアップしなければ、あっという間にライバルとの差が開きます。
ですが、働きながら事務作業もして、営業活動もする、そんな忙しい生活の中で自己研鑽の時間を取るのは容易ではありません。
そのため、フリーランスは働きながら新たなスキル獲得が難しく、キャリアの幅が広げづらいのです。
会社員のうちに幅広くスキルを身につけておくとフリーランスになってからの仕事の幅も広がります。
景気変動の影響を受けやすい
業務委託で働くことが多いフリーランスは、景気変動の影響をもろに受けます。
景気が良いうちは収入も右肩上がりでも、新型コロナウイルスの影響を受けた一時期のように不況になると収入が激減し、生活がままならなくなります。
不況になると会社員でも解雇になる可能性はあるものの、法律上でリストラにあう可能性は低いです。
一方で、フリーランスは会社や労働組合などの後ろ盾がないため、不況によって真っ先に契約を切られるリスクをはらんでいるのです。
お客さんから「うざい」と思われないために!リピートされるフリーランスの特徴4選
ここまでは、うざいと思われないようにするための対策や、始める前に知っておくべきフリーランスのデメリットをご紹介しました。
あなたが目指しているのは、うざいと思われないことではなく、フリーランスとして理想の生活を叶えられるくらいの収入を得ることですよね。
そこで、フリーランスとして安定収入を手にするために必須な4つをご紹介します。
クライアントとの約束を守る
フリーランスはスキルが高いに越したことはありませんが、最低限守らなければならないのはクライアントとの約束を守ること。
- 納期を守る
- ミーティングの時間を守る
- 勤務時間を守る
など最初に言われた約束を確実に守るのが何よりも重要です。
約束を守ったうえで、
- クオリティの高い仕事をする
- 早くレスポンスする
- 追加の提案もする
などできれば、リピートしたくなるフリーランスに近づきます。
一方、仕事の出来は良い、レスポンスが早い、追加の提案もくれる、でも納期は守らずミーティングに遅刻する、ではクライアントは心許ないですよね。
このように、仕事の出来の前にまずは約束を守ることが信頼獲得につながるのです。
報連相を徹底する
クライアントへの報連相(報告、連絡、相談)も約束を守るのと同じくらい重要です。
フリーランスはクライアントと1対1でやりとりすることが多いため、クライアントからの信用獲得が必須です。
信用してもらえれば2回目、3回目のリピートもしてもらいやすくなります。
そして、信用してもらえるフリーランスは、報連相を徹底しています。
具体的には、
- 現在の進捗
- 納期に間に合うのか
- 現状止まっていること
など、自身が持っている情報は全て伝えるくらいのスタンスが望ましいです。
「ここまで細かく伝えなくてもいいかな」と思うレベルを目安に伝えれば、クライアントは安心して任せられます。
自己管理を徹底する
フリーランスはスケジュールや案件の量、報酬の管理、納税、営業活動など全て自己責任です。
自由度が高い分、責任の範囲も広がり、高い自己管理能力が求められます。
自己管理できないと、納期を守れないなどでクライアントに迷惑がかかり、信頼を一気に失います。
また、仕事だけではなく体調管理やモチベーションなど心身のコントロールも必須です。
自由さのあまり昼夜逆転して仕事の質が落ちることがあってはいけません。
こうしたセルフマネジメント力を高めるのがフリーランス成功の第一条件と言っても過言ではないのです。
依頼内容をやりきる
1つの仕事をやり切り、それを継続していくと少しずつ信頼を得られるようになります。
フリーランスは会社員以上に、クライアントからの信頼獲得が重要です。
どれだけ仕事ができても、信頼を得られなければリピートしてもらえません。
諦めずに努力する粘り強さや、取り組む気持ちが強いほど求められる結果や成果物を出せるようになるため、モチベーションが維持できるのはもちろん、クライアントからの信頼も獲得できます。
目標や成果物に対して真剣に取り組めば、それだけスキルアップもするため、より短い時間で成果を出せるようになり収入も増えていくのです。
この違いがライバルとの差を生む!成功するフリーランスの共通点
ここでは、安定収入から一歩ステップアップして、成功するフリーランスの共通点をお伝えします。
ライバルに差をつけてフリーランスとして稼ぐためには必須の内容ばかりなので、しっかり押さえましょう。
トレンドに常にアンテナを張る
先ほど、フリーランスは景気の変動に影響されやすいとお伝えしました。
逆をいえばトレンドや世の中の状況をいち早くキャッチして対応できれば、景気変動の影響は少なく済むのです。
トレンドをキャッチする方法として、具体例を挙げると、
- ニュース番組やアプリなどをダウンロードして見る時間を決める
- 複数のコミュニティに参加する
- 新しいツールや技術は一度試してみる
などです。
GoogleやYouTubeなどを使って無料で使えるもの、多少費用がかかるアプリやツールもあります。
費用がかかるものは、それだけの価値がある情報が得られるということでもあるので、自己投資して使ってみると新しい発見があるかもしれません。
嫌なこと、地道なことでも継続して取り組む
フリーランスは好きなことをして、楽して稼げるイメージがあるかもしれません。
実際は、営業活動や請求書の作成、確定申告などの事務手続きのように嫌なことや地道な作業も想像以上に多いのです。
この理想と現実のギャップから途中で挫折する人も一定数います。
これからフリーランスを目指すのであれば、好きなことや仕事以外の地道な作業、気の乗らない仕事も続けられるかどうか問いかけてみてください。
常にスキルアップや成長を意識する
先ほどもお伝えしましたが、フリーランスは自分の実績やスキルレベルが収入に直結します。
そのため、フリーランスはスキルアップや常に成長することが求められます。
フリーランスとして活動するときに必要となる、基本的なビジネススキルはもちろん、業務範囲の勉強や資格の勉強、仕事の範囲を増やすのであればその分野の勉強は必須です。
参考:フリーランスは資格を取ると稼げる?職種別おすすめの資格や勉強方法を紹介
積極的にさまざまな人と交流する
フリーランスは全部1人でやらなければならないことから、孤独なイメージを持つかもしれません。
そこで、積極的に交流の場に足を運ぶのも大事です。
仕事をするうえで、フリーランスは会社員以上に不安や大変だと感じるときがあるでしょう。
そのような時に、フリーランスの先輩や仲間と話すとヒントを得られ、乗り越えられるのです。
また、交流会では1人で仕事をしているだけでは手に入らない情報も聞けることもあり、情報収集のためにも積極的に参加してみましょう。
失敗する原因はこの4つ、成功しないフリーランスの共通点
ここまで、成功するための秘訣などをご紹介してきました。
逆に、これをすると失敗する、フリーランスが成功しない4つのポイントがあるので最後のご紹介します。
セルフマネジメントができない
先ほどもお伝えしたように、
- 納期を守る
- 時間を守る
- 体調を管理する
- モチベーションを維持する
など、自己管理はフリーランスの初歩です。
これらができないと、クライアントから信用は得られず、結果としてリピートされるのも厳しいです。
もちろん、フリーランスにとってスキルアップも重要なのですが、最低限のことは守りましょう。
上級者と自分を比較する
フリーランスは、常にスキルアップや成長を意識するのも必要な一方で、その目指すものが現状とあまりにもかけ離れているとモチベーションの低下につながります。
スキルや自身のレベルは、ある程度まで磨けば生活に不自由はない収入は稼げます。
最初から上ばかり見ずに、まずは現状から少し上にいるライバルを追い越すのを目標にしましょう。
フリーランス初心者が陥りがちなのが、インフルエンサーと自身を比べること。
もちろん、上を目指すのは素晴らしいのですが、失敗するフリーランスの共通点として周りを比較しすぎることがあります。
自分にとっての幸せは何か、そのために必要な収入やスキルは何かを考えて、最適な働き方を見つけましょう。
安定や現状維持を求める
毎日ルーティンをこなす、安定した生活を求める人はフリーランスには向いていないかもしれません。
フリーランスの場合、現状維持を目指すと衰退する傾向があります。
それは、日々スキルアップしないと一瞬でライバルに差をつけられてしまうから。
先ほどお伝えしたように、フリーランスは毎月の収入が安定しません。
フリーランスになりたての頃は、どれだけ営業活動をしても案件ゼロということはありますし、案件が取れても将来への不安がつきまいます。
逆に、その不安を仕事へのモチベーションに繋げられるのであればフリーランスとしてうまくやっていけます。
クライアントと対等な立場で話せない
クライアントとは対等な関係を築きましょう。
今日依頼を受けて納期が明日、のようにクライアントから無茶な要求やわがままを突きつけられるかもしれません。
それを全て受け入れると、ただの都合の良い存在に成り下がってしまいます。
先ほどの納期の例であれば、「あと3日延期してもらえませんか」のように、こちらから要求することも時には必要ですし、聞く耳を持たないのであれば仕事をすべきではありません。
実際、上記の例のようにフリーランスを下に見るクライアントも一定数います。
交渉が苦手な方は、フリーランスに特化したエージェントなども活用してみてくださいね。
まとめ
ここまでお伝えしたのは次の3点です。
- フリーランスがうざいと思うのは、会社員からフリーランスへの妬み
- 会社員とフリーランスそれぞれにメリットとデメリットがあるのでリスペクトが大事
- スキルアップはもちろん、セルフマネジメントや約束を守るなど基本的なことが重要
フリーランスになり理想の生活を叶えることで、一定数の人から妬まれることはあるかもしれません。
ですが、冒頭でもお伝えしたように気にしすぎなくても大丈夫。
気をつけるべきなのは、フリーランスは良くて会社員はダメのようにマウントを取ったり、見下すような態度を取ったりそう受け取られるような発信したりすることです。
今回お伝えしたような、うざいと思われるような行動をしていないか、基本的なことを守れているかなどを定期的に確認し、初心を忘れなければ「うざい」と思われず、あなたの理想の人生を叶えられるはずです。
質問や感想があればご記入ください