「フリーランスは生活できない!」
このような声をインターネット上で見たことがある人もいるのではないでしょうか。
これからフリーランスになろうと考えている人は、「本当に生活できないの…?」と不安になりますよね。
そこで、この記事ではフリーランスが本当に生活できないのかをフリーランスの収入をもとに解説します。
フリーランスが生活できないと言われている理由や生活するためにすべきこともあわせて解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
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フリーランスは本当に生活できない?収入からみる実態
では、まず「フリーランスは本当に生活できないのか」という疑問にお答えします。
結論をいうと、フリーランスでも生活をしていくことは可能です。
たしかにフリーランスのなかには生活できていない人がいるのも事実ですが、それは一部の人であり、大抵のフリーランスは生活できています。
実際、フリーランスの2人に1人は年収400万円以上稼ぐことができていますし、10人に1人は年収1000万円稼いでいます。
データから見ても「フリーランス=生活できない」というわけではないのです。
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「フリーランスは生活できない!」と言われている4つの理由

フリーランスの生活に満足している人は多いのに、なぜ「フリーランスは生活できない!」と言われているのでしょうか。
ここからはフリーランスが生活できないと言われている4つの理由を解説していきます。
収入が不安定になる
フリーランスが生活できないと言われている理由として、収入が不安定なことが挙げられます。
フリーランスは業務委託契約で働くことがほとんど。
クライアントから仕事をもらうことで収入を得ているので、クライアント次第で収入が大きく変わります。
クライアントの動向によって発注数は大きく変わりますし、経営状態が悪ければいきなり契約を切られるのです。
なかには頼りにしていたクライアントが倒産して、収入が激減したという人も。
このような理由からフリーランスの収入は不安定であり、「フリーランスは生活できない」と言われているのです。
参考:日本労働組合総連合会
社会保険や福利厚生がない
社会保険や福利厚生がないこともフリーランスが生活できないといわれる理由のひとつ。
会社員であれば「労災保険」「雇用保険」「有給休暇」などが用意されており、仕事ができなくなったとしても生活していくだけのお金は支給されます。
しかし、フリーランスにはそのような制度がありません。
怪我や体調不良で仕事ができなくなってしまえば収入はゼロになります。
もちろん、民間の保険に入れば補償を受けることは可能ですが、民間の保険はお金がかかるので会社員に比べて生活が厳しくなりがちです。
実績を作るまでは低単価で仕事をしなければいけない
フリーランスとして駆け出しの頃には、低単価で仕事をしなければいけません。
時給で換算するとわずか500円という案件で仕事をしているフリーランスも多くいます。
もちろん、スキルや実績を積み重ねていけば単価は上がっていきます。
しかし、一気に上がることはないので、単価が上がるまでは生活するのが難しくなるのです。
また、収入を上げるために働きすぎて体調を崩す場合もあります。これも生活できなくなる大きな原因です。
自己投資にお金を使う必要がある
フリーランスは常に自己投資をしてスキルアップすることが求められる働き方です。
年々、フリーランスが増えており、少しでも油断をすると他の人に仕事を取られてしまうからです。
実際『フリーランス白書2020』でもフリーランスの66.2%が自己投資をしているとわかっています。
自己投資自体は素晴らしいことですが、そのせいで出費が多くなり生活が難しくなることも珍しくありません。
なかには自己投資にお金をかけて、収支がマイナスの状態からスタートするというフリーランスもたくさんいます。
これもフリーランスが生活できないといわれている1つの要因です。
フリーランスとして生活できるようになるための方法

最初にお伝えしたようにフリーランスのなかにはしっかりと生活できている人も多くいます。
では、フリーランスとして生活できている人はどのようなことをしているのでしょうか。
ここからはフリーランスとして生活できるようになるための方法をご紹介していきますね。
副業から始める
フリーランスとして生活できている人は、いきなりフリーランスになるのではなく、副業から仕事を始めています。
副業から始めるメリットとして
- 実績を積める
- スキルを伸ばせる
- 独立する前にクライアントを作れる
ということがあります。
実績・スキルなしでいきなりフリーランスになるのはかなり危険です。
特に実務経験がない職種でフリーランスに挑戦する場合、実績やスキルがないとまったく仕事が取れず生活できなくなってしまいます。
しかし、副業から始めればフリーランスに必要な実績やスキルを積むことができますし、独立するまでにクライアントを作ることが可能です。
実際、フリーランスとして成功している人は副業の収入だけで生活できるようになってから独立する方が多いです。
まずは安心・安全な副業から始めてみましょう。
スキルをしっかり磨いてから挑戦する
フリーランスはクライアントから依頼された仕事をしっかりこなした分、報酬をもらう働き方。
いわば、自分のスキルを売っているようなものです。
そのため、高いスキルであればあるほど、高単価で仕事を受けられるようになり、
- 収入が上がる
- 労働時間を短くできる
- 需要が増えてクライアントを選べるようになる
といったことを実現できます。
短い時間でしっかり稼げるようになるので、とても生活しやすくなりますし、好きなクライアントと仕事ができるようになり、ストレスも少なくなります。
集客の方法を身につける
専門的なスキルを身につけることと同じくらい大切なのがどれだけ集客できるかということ。
集客が上手くなればより稼げるフリーランスになれるからです。
具体的にフリーランスが知っておくべき集客方法は次の5つです。
- 知人から紹介してもらう
- クラウドソーシングで仕事を取る
- SNSを利用する
- 交流会に参加する
- 広告運用をする
それぞれの詳しい内容についてはあとから解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
複数のクライアントを作っておく
フリーランスが特定のクライアントに依存するのはかなり危険です。
そのクライアントがいなくなってしまうと、収入が激減してしまうからです。
そのため、フリーランスとして活動するときには複数のクライアントを作っておきましょう。
複数のクライアントがいれば、たとえ1つのクライアントとの契約が切れたとしても、生活できなくなるということは起こらなくなります。
そして、複数のクライアントがいる状態を維持するために、新規のクライアントを開拓し続けましょう。
新たな人脈を作り続けておけば、仕事に困ることはなくなりますよ。
収入が減少したときのために備えておく
フリーランスとして生活していくために重要なのは、もしものときに備えてしっかり貯蓄しておくということ。
複数のクライアントを作っておくことである程度収入は安定しますが、絶対に収入が途切れないとはいえませんし、体調を崩してしまえば収入は一気にゼロになります。
そのため、たとえ収入がゼロになったとしても、生活ができるように日頃からしっかり貯金しておくようにしましょう。
貯金があれば、収入が入ってこなくても療養に集中できます。
また、固定費を削減しておくのも大切です。
月額制のサービスに入っていると、体調を崩してサービスを利用できなくてもお金を支払い続けなければいけません。
あまり利用していないのにお金を支払い続けているものがないかを定期的に確認しましょう。
民間の社会保険や福利厚生を利用する
フリーランスには社会保険や福利厚生がないので自分で用意する必要があります。
特に重要なのが将来のためのお金を用意しておくこと。
フリーランスは会社員に比べておよそ10万円年金が少ないですし、退職金制度もありません。
そのため、iDeCoや小規模企業共済といった積立制度を利用して、将来のためのお金を貯めておくのが大切です。
また、エージェントサービスに登録すると、福利厚生を利用できるようになります。
さまざまな補償や特典が受けられるようになるので、ぜひ活用してくださいね。
フリーランス仲間を作る
生活できるようになるためには、フリーランス仲間を作っておくのも大切です。
仲間を作っておくメリットは次の2つ。
- モチベーションの維持につながる
- 案件の獲得につながる
フリーランスは1人で作業をすることも多いですし、自己責任の範囲が広いので孤独を感じやすい働き方です。
孤独感からモチベーションが維持できず、収入が下がってしまう場合も少なくありません。
しかし、仲間がいればモチベーションを維持しやすいです。
仕事が上手くいかないときも相談できますし、生活できなそうになったときもアドバイスをもらえます。
さらに、フリーランスは人脈から仕事を獲得することがとても多いです。
仲間からの紹介で仕事を得られることもあるので、フリーランスとして生活できるようになる可能性が高まります。
フリーランスとして仕事を獲得する方法

先ほどもお伝えしたようにフリーランスとして生活できるようになるには、仕事を獲得する方法とそのポイントを押さえておくのが大切です。
そこで、ここからはフリーランスにおすすめの案件獲得方法とそのポイントを解説していきます。
これからご紹介することを実践していただければ、仕事を取れて、収入も安定するようになるのでぜひ参考にしてくださいね。
知人から仕事を受ける(知人から仕事を紹介してもらう)
フリーランスが仕事を獲得する方法として、知人から仕事を受けたり、知人から仕事を紹介してもらったりすることがあります。
知人から仕事を受けるためには、自分がフリーランスとして活動していることを発信することが大切。
SNSなどで「フリーランスになりました!」と投稿したところ、知り合いから仕事を依頼されたという方もたくさんいます。
また、駆け出しフリーランスが知人から仕事を受ける場合には、無料から始めるのがおすすめです。
無料で仕事をすれば、相手からの信頼を得られます。
次の仕事からは有料で依頼してもらえますし、他のクライアントを紹介してもらえることもありますよ。
クラウドソーシングで仕事を取る
フリーランスとして駆け出しの頃は、クラウドソーシングで仕事を取るという方法もおすすめです。
クラウドソーシングとは仕事が欲しいワーカーと、仕事を依頼したいクライアントを結びつけるサービスです。
契約から納品までがオンラインで完結できるので在宅でも働けます。
クラウドソーシングを上手く活用するポイントは次の2つです。
- ポートフォリオを整える
- 最初は実績を重ねる
クラウドソーシングは直接コミュニケーションを取れないので、自分がどのくらいのスキルがあるかをポートフォリオ(作品集)を使ってアピールするのが大切です。
質の高いポートフォリオがあれば、仕事を取れる可能性がグッと高まります。
また、単価の高い案件を取るにはどれだけ実績があるかも大切なので、最初の頃は少し単価が低い案件でも積極的に取っていきましょう。
▼フリーランスにおすすめのクラウドソーシングをご紹介した記事はこちら!

SNSを利用する
最近ではSNSで仕事を獲得している人も多くいます。
フリーランスを募集しているツイートもたくさんあるので、それを探して自分から応募することもできますし、自分の発信を見た人から仕事を依頼されるケースも少なくありません。
SNSのメリットは、手数料がかからないところ。
クラウドソーシングは案件を探す手間が省ける代わりに、5%〜20%の手数料が発生します。
20万円稼いだのに手元に残るのが16万円だったということも。
一方、SNSなら手数料が一切必要かかりません。
そのため、クラウドソーシングよりも実質的な収入が上がるのです。
SNSを使うときには媒体を意識するのが大切です。WEBライターなら文章力をアピールできるTwitter、WEBデザイナーなら作品を投稿できるInstagramと媒体と職業の相性を意識することで自分をアピールしやすくなりますよ!
交流会に参加する
仕事を得る方法として、交流会に足を運ぶという方法もあります。
個人事業主や経営者が出席している交流会に参加し、そのような人たちと仲良くなることで仕事を依頼してもらうのです。
直接仕事を受けるので手数料は一切かかりませんし、深い関係性を築きやすいので継続的な受注も見込めます。
ただし、いきなり案件を取りにいくのはNG。ただ仕事を取りたい人だと思われてしまうからです。まずは参加者と仲良くなることを大切にしましょう。
広告運用をする
少し珍しいですが、広告運用をするという方法もあります。
広告のメリットは一度設定してしまえば、自分が行動しなくても勝手に集客できること。
営業にできるだけ時間をかけたくないという方におすすめです。
ただし、広告を運用するにはある程度の知識が必要なので、中途半端な知識でしてしまうと、広告費だけを無駄に消費してしまいます。
スクール等で広告運用の知識を身につけるか、広告運用をしている人に外注するかして、損をしないようにしましょう。
まとめ
インターネットでよく言われる「フリーランスは生活できない」という言葉。
なぜそのようなことが言われるのか、本当にフリーランスは生活できないのかをお伝えしてきました。
もう一度結論をお伝えすると、フリーランスとして生活していくのは十分可能です。
現にフリーランスの7割が、働き方に満足しています。
今回お伝えしたフリーランスとして生活するための次の方法を実践していただければ、フリーランスとして生活できないということはありません。
- 副業から始める
- スキルを磨いてから挑戦する
- 集客の方法を身につける
- 複数のクライアントを作っておく
- 収入が減少したときのために備えておく
- 民間の社会保険や福利厚生を利用する
- フリーランス仲間を作る
これからフリーランスを目指す方は、まずスキルを身につけて副業することから始めてみましょう。
副業であればリスクなく自分の力を試せますよ。