仕事や日常生活にIT導入が進み、さらにテレワークやリモートワークが急速に普及したことで、人々の働き方も大きく変化してきました。
そんな中、企業に雇用されず、パソコンさえあればいつでもどこでも仕事ができる「フリーランス」という働き方を選ぶ人が年々増加しています。
好きな時間に起きて、お気に入りのカフェでマイペースに仕事する。
あなたもそんなフリーランス生活に憧れたことはありませんか?
でもその反面、
「実際フリーランスになって稼げる人なんて少数派」
「特別な技能もないし、これから新しく何かできるとは思えない」
そんな風に思っている方も多いかもしれませんね。
ですが、大丈夫です!
誰にでも未経験からフリーランスで成功するチャンスはあるのです。
特にそのチャンスが到来しているのは、IT関係の仕事。
実は、IT関係の仕事は需要が高まっているにも関わらず人材が不足しています。そのため、未経験者も参入しやすくなっているのです。
今後も需要は拡大していくと言われており、ますますの人材不足が予想されるIT業界。
この記事では、IT関係の仕事のなかでも、未経験から目指せる「フリーランスSE(システムエンジニア)」について解説します。
ぜひ参考にしていただき、あなたの希望する働き方や憧れの生活を手に入れてくださいね。
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フリーランスSEの収入は?
フリーランスSEはどのくらい稼げるのか?とても気になるところですよね。
ここでは、案件ごとの平均単価・平均年収・需要のある言語別の平均年収について解説します。
SE案件の平均単価
クラウドソーシングサイトで案件単価を見ると、一つの案件につき月50万〜80万円が平均的です。
ただし、単価はスキルや実績により上下するため、1年未満の初心者なら月30万円以下、実績を積んでいたり希少性の高い言語スキルを持っていたりするなら月100万円以上になることもあります。
フリーランスSEの平均年収
平均単価から考えると、フリーランスSEの平均年収は600万〜960万円となります。
ただし、初心者なら300万円以下となることもあり、スキルが高ければ1000万円を超えることもあります。
国税庁の調査によると、令和2年度の日本の平均給与年額は433万円です。
比較すると、フリーランスSEの平均収入の方が高めということがわかりますね。
フリーランスSEの言語別平均年収
SEは扱えるプログラミング言語によりどの程度収入が変わるのでしょうか?
参考に、フリーランスエンジニア専門のエージェントサイト「レバテックフリーランス」の2022年7月の案件情報から、案件数の多い言語順に平均年収をご紹介します。
プログラミング言語 | 平均年収 |
1 Java | 816万円 |
2 JavaScript | 852万円 |
3 PHP | 864万円 |
4 C# | 804万円 |
5 Python | 912万円 |
6 Ruby | 960万円 |
7 TypeScript | 936万円 |
8 Swift | 948万円 |
9 C++ | 840万円 |
10 Go言語 | 972万円 |
11 Kotlin | 972万円 |
12 C言語 | 792万円 |
フリーランスSEの仕事内容や働き方は?
ここでは、フリーランスSEの主な仕事内容と働き方の種類をそれぞれ解説します。
フリーランスSEの仕事内容
SEは、クライアントから聞き取った要望に対して最適なシステム仕様を設計するとともに、そのシステム開発にあたり、予算・メンバー・進捗などを管理するプロジェクトリーダーの役割も担います。
システム開発の流れを大まかに「クライアント要望の聞き取り→企画→設計→開発→テスト→納品」という6つの工程とした場合、前半の「クライアント要望の聞き取り〜設計」を「上流工程」、後半の「開発〜納品」を下流工程と表現します。
SEの仕事とは、主にこの上流工程の業務。
これはフリーランスでも会社員でも同じです。
なお、下流工程の開発後のテストはSEもおこない、案件によっては工程の一部だけを担ったり、開発(プログラミング)したりする場合もあります。
次に、SEの主な4つの業務を解説します。
要求分析・要件定義
まず、クライアントにヒアリングして要望を明らかにしたうえで、指定の期間・予算・動作環境などの範囲内で、できること・できないことを整理します。
そして、制限の範囲内でクライアントの要望を実現するには、どのようなシステムを作ればよいのか、クライアントや下流工程担当らと調整。
最終的に見積もりと一緒にクライアントに案を提示し、合意が取れたらシステム全体の概要を決定します。
基本設計
合意の取れた案を具体化するため、画面や出力帳票のレイアウト・システムの基本的な機能・他システムとの連携など、大まかな仕様を決める工程です。
表示方法や操作方法といったシステムの外側を決める作業であるため「外部設計」や「概要設計」とも言います。
詳細設計
基本設計で決めた仕様を実現するため、コンピューター内部の詳細設計をする工程です。
どのような技術を使うか・どのように動作させるかなど、プログラマーがプログラミングする際に必要となる仕様を決めるため「プログラム設計」や「内部設計」とも言います。
テスト
プログラマーが基本設計や詳細設計をもとにプログラミングし終えたら、完成したシステムが、決められたとおりの仕様できちんと動作するかテストする工程です。
プログラム単位の「単体テスト」・プログラムを組み合わせた「結合テスト」・全体的な動きを見る「システムテスト」などをおこない、もしも欠陥(バグ)があった場合は、プログラマーに修正指示するかSEが修正したうえでクライアントに納品します。
保守運用
SEの仕事は、完成したシステムを納品したら終わりではありません。
クライアントの本番環境での稼働が始まったあとも、システムアップデートなどの日常的なメンテナンスのほか、障害が発生した場合の原因特定や復旧作業をおこないます。
普段はトラブルを未然に防ぐこと、障害発生時はできる限り早く問題解決することが求められます。
フリーランスSEの働き方
フリーランスSEはどのような働き方をするのでしょうか?次に、3種類の働き方を解説します。
常駐型
クライアントから委託された業務を、クライアント企業などに出社しておこなうスタイル。
契約期間が1ヵ月〜3ヵ月程度の案件が多く見られ、比較的安定して収入を得られます。
多くは業務委託契約のうちの準委任契約であり、契約書に従って業務をおこないます。
また、クライアント企業との雇用関係がないため指揮命令を受けない立場です。
残業や契約以外の雑務をする必要はなく、報酬は稼働した時間や作業工数などに応じて支払われます。
現場では、正社員や派遣社員などほかの雇用形態のエンジニアと一緒にシステム開発に取り組むことが多く、時間や作業ルールなどに縛られるため、自由度は低めです。
しかしその反面、活発にコミュニケーションできるため、新たなアイデアが生まれやすいなどのメリットもあります。
在宅型
クライアントから委託された業務を主に在宅でおこなうスタイル。
在宅に限らず、カフェや旅行先など自由な場所で仕事ができ、作業時間も自分の都合に合わせて決められます。
多くは業務委託契約のうちの準委任契約か請負契約のため、契約書に従って業務をおこないます。
また、常駐型と同じくクライアント企業との雇用関係はなく、指揮命令を受けない立場です。
報酬は、準委任契約は作業時間や工数などに対して支払われますが、請負契約の場合は成果物の納品に対して支払われます。
在宅型の準委任契約は、増えてきているもののまだ主流ではなく、請負契約のほうが一般的。
請負契約の案件は大抵が単発もので更新がないため、その都度新たに営業活動する必要があります。
また納品後に報酬が支払われるため、長期にわたる案件の場合は、収入のない期間が長くなってしまいます。
在宅型は、常駐型に比べ収入が不安定になりがちですが、スキルの高いSEなら働き方の自由度が高い分、効率よく高収入を得ることもできますよ。
サービス開発型
クライアントからの依頼に頼らず、自分で企画してアプリやゲームなどのWEBサービスを作り、広告やサービスへの課金などから収入を得る方式です。
個人で起業するのと変わりないため、何を作るかだけでなく、働く時間・場所・作業ルールなども全て自由。
得意分野を存分に活かせます。
ただし、事業を成功させるためには、企画・開発・保守だけでなく、商品を売り込むための営業やマーケティングなども含めて、総合的なビジネススキルが求められます。
また、自分で全部こなせればよいですが、それが難しい場合は、苦手な業務や時間のかかる業務を外注したり、チームを組んだりすることも必要です。
成功して軌道に乗れば、保守のみで一定期間収益が見込め、高収入を得る可能性もある一方、成功するまではほとんど収入を得られず、成功するかどうかもわからない、といった不安定さも持ち合わせています。
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フリーランスSEのメリット
フリーランスSEは会社員と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、フリーランスSEの4つのメリットをご紹介します。
努力次第で収入アップできる
フリーランスSEは、同程度のスキルを持つ会社員SEよりも高い年収となる傾向があります。
なぜなら、フリーランスは、稼いだお金を全て自分の収入にできるためです。
一方、会社員は、会社全体の収益から会社の利益や経費を差し引いたうえで社員に分配されるため、個人の働きで得た利益をそのまま個人の収入にできないのです。
さらにフリーランスSEは、
- 汎用性のあるプログラミング言語を複数扱えるようになる
- 需要の高い分野の仕事を積極的に受注して経験値を上げる
- 関わりたい分野の資格を取得する
など、自己研鑽することで受注できる案件の幅が広がり、単価もアップします。
努力してスキルや経験値を上げれば上げるほど、収入アップに結びつけられるフリーランスSE。
頑張りがいがありますね。
自由な働き方ができる
会社と雇用契約を結ばないフリーランスは、会社員よりも自由な働き方ができます。
特にSEは、仕事を受注する方法も常駐型・在宅型など選択肢が複数あるため、そのときの都合に合わせて選べます。
例えば、しばらく安定して収入を得たい場合は常駐型を、収入にばらつきが出ても仕事の時間や場所を自由にできるほうがよい場合は在宅型を選択する、などのように方針を変えられるのです。
また、在宅型なら通勤の必要がなく、自宅でもカフェでも好きな場所で都合のよい時間に仕事できますし、常駐型でも週3日勤務や午後からの勤務OKなど、さまざまな条件の案件があります。
自分の希望や生活スタイルに合わせて柔軟に働けるのは喜ばしいことですね。
やりたい仕事を選べてスキルアップできる
業務命令で仕事をする会社員と異なり、フリーランスの場合は、自分の得意な分野や興味のあるプロジェクトなどに絞って仕事を受注できます。
自分のやりたい仕事なら、モチベーションや集中力もアップしてよい結果に結びつきやすいですよね。
また、一定の分野の仕事を多く経験すれば、スキルや経験値が上がりやすく、その分野のエキスパートとして単価の高い案件を受注できるようになります。
ただし、低めのスキルでも受注できるような仕事や需要の伸びが見込めない分野の案件ばかり選択していると、スキルアップできないだけでなく、収入アップも見込めません。
そのため、「好きで興味がある」に加えて、「スキルアップにつながる」「今後も需要が見込める」仕事を選ぶことをおすすめします。
副業・兼業ができる
会社員だと副業禁止だったり、副業OKでもフルタイム勤務のうえ残業や休日出勤などでヘトヘトになってしまい、なかなか副業する余裕が持てないものです。
まして兼業は、特別な事情がない限りほぼできないでしょう。
一方、フリーランスなら大抵の場合副業や兼業の制限はありません。
案件の選び方次第で働く時間や場所も調整できるため、SEの仕事の合間にアルバイトをしたり、逆にほかの仕事のスキマ時間にSE案件をこなしたりもできるのです。
また、常駐型や在宅型の仕事を受注しながら、サービス開発型の仕事に取り組むこともできますね。
ただし、副業や兼業する場合は、それぞれの勤務時間や納期がかぶらないようしっかりとスケジュール調整しましょう。
また、なかには副業や兼業を禁止とする案件もあるため、契約の際は条件をよく確認する必要があります。
フリーランスSEのデメリット
それでは、会社員と比べた際のデメリットはどうでしょうか?ここでは、フリーランスSEの4つのデメリットをご紹介します。
収入が不安定になりやすい
会社員であれば特別なことがない限り長期間安定した給与収入が見込めますが、フリーランスの場合は案件ごとに報酬を得るため、収入が不安定になりがちです。
単価の低い案件しかないときや条件の合う案件がないときなどは、収入が生活費を下回ることもありえます。
また会社員なら有給休暇や病気休暇制度があり、ボーナスや退職金も期待できますが、フリーランスは、収入に対する補償がなく仕事を休めばその分無収入となり、ボーナスや退職金もありません。
働いた分が全て自分の収入になり、高収入を得やすいというメリットは、逆に「仕事を休む=無収入」というデメリットにもなるのです。
社会的信用度が低くなりがち
フリーランスは収入が不安定になりがちなため、クレジットカード・ローン・賃貸契約の審査にとおりにくいなどのデメリットが生じます。
もしも今、あなたが会社員からフリーランスを目指そうとしているなら、退職前に収入審査を必要とする契約を済ませておくことをおすすめします。
ただし、フリーランスでも一定以上の年収を継続して得られるようになれば、社会的信用度も上がります。
最初のうちは難しくても、コツコツとスキルアップして実績を重ねていけば問題ありませんよ。
また、事業を長く継続するほど信用度も上がります。
金融機関では、開業届に記載した開業日から事業継続の年数を数えるため、税務署に開業届を提出するかどうか早めに検討しておきましょう。
なお、フリーランスになっても開業届の提出は必須ではありませんが、開業から1ヵ月以内に提出する決まりがあるため、提出を考えている場合は遅れないよう気をつけましょう。
年齢と案件数・単価相場が反比例する
フリーランスには定年制がないため、働く意志があれば、何歳になっても体力の持つ限り働き続けられます。
しかしSEは他の職種と比べ、年齢が仕事の受注や収入に影響しやすい傾向があるのです。
実際にフリーランスSE向けの案件を見ると「30代まで」などの年齢制限を設けているものがあり、それには次のような理由が挙げられます。
- チームで取り組むため、若い世代同士で気軽にコミュニケーションできようにしたい
- 長期間のハードなプロジェクトであるため、40代以降だと体力面で不安がある
年齢を重ねていてもSE経験が豊富でスキルも高ければ、年齢制限のない案件を問題なく受注できます。
管理・指導など現場責任者としての能力もあれば、さらに需要が高まるでしょう。
しかし、未経験で40代以降からフリーランスSEを目指す場合は、20〜30代よりも案件受注のチャンスが少なく収入もより不安定となりがちです。
そのため、しっかりと資金計画を立て将来希望する生活スタイルなどを考えたうえで、一つひとつの物事を慎重に選択することが大切です。
あとで「こんなはずではなかったのに……」と慌てないようにしたいですね。
仕事にまつわることは全て自己責任
仕事で失敗したときやクライアントとトラブルになったときなど、会社員なら会社が組織として対応してくれます。
しかし、フリーランスの場合はトラブル対応など全て自分で対処しなければなりません。
また、営業・契約・請求書や領収書の発行・経理事務・確定申告・健康管理など、SEとしての業務以外にも多くの関連業務や雑務を個人でこなす必要があります。
そのため、締切日の設定などスケジュールを立てる際は、本来業務だけでなく関連業務や雑務にかかる時間を全て含めて考えることが大切です。
苦手なことや必要以上に時間がかかる業務など全てを一人でおこなうと、本来業務に取り組む時間が少なくなってしまいます。
そのような場合は、一部業務の外注・処理が楽になるようなソフトの導入などを検討しましょう。
外注費や経理ソフト費用などは、確定申告の際、収入から必要経費として差し引けますよ。
未経験からフリーランスSEになるための3ステップ
未経験からフリーランスSEになるにはどうすればよいのでしょうか?
ここでは、実際にフリーランスとしてSE案件を受注するまでに踏む3つのステップを解説します。
方向性と学ぶ言語を決める
案件のなかには、プログラミングは、SEではなくプログラマーがおこなうものも多くあります。
しかし、SEがプログラミング言語の知識を知らなくてもよいことにはなりません。
SEがプログラマーに的確な指示を出したり、クライアントの希望を汲み取ってシステム設計したりするには、最低1種類でもプログラミング言語を理解しておく必要があるのです。
プログラミング言語は数多く存在し、システムごとに使用している言語が異なります。
しかし基本的な部分は共通することが多いため、まずはどれか一つの言語をしっかりと身につけます。
もしも初めて学ぶなら、幅広いプログラミングの基礎知識が身につけられて汎用性も高いJavaがおすすめ。
その他は、自分が関わりたい開発に使われる言語や自分が目指すSE像に近づくために役立つ言語など、必要に応じて少しずつ習得言語を増やしていくとよいでしょう。
スキルを身につける
まずは、入門書を購入して読む・学習サイトやアプリを活用するなどして、情報処理の基礎知識と学習すると決めた言語の基本を学びます。
1冊でわかりやすく解説している本やゲーム感覚で学べる無料サイトなどが複数あるため、自分に合うものを探しチャレンジしていきましょう。
独学では物足りない場合や途中で挫折しそうな場合は、スクールで学ぶことをおすすめします。
独学だと人に質問しにくい環境なので、調べてもわからないと行き詰まったり、孤独感から挫折してしまいがちです。
そのようなときスクールなら、わからないことは講師に聞くことができ、同じように頑張って学ぶ仲間からよい刺激を受けることもできるのです。
また、効率よく学べるため学習期間が短縮され、より早くSEとして活躍することにつながります。
実務経験を重ねる
ある程度の基礎知識が身についたら、クラウドソーシングサイトなどで未経験OKの案件を探し、実際に受注してみましょう。
SEの仕事の量・質・単価はスキルのほか経験値にも比例します。
勉強ももちろん必要ですが、できるだけ早めに実務を経験することも大切です。
初めは単価の低い案件ばかりかもしれません。
しかし、コツコツと実績を積み重ねていくことで、少しずつ受注できる案件の単価もアップしていきますよ。
また、さらに効率のよい方法は、基礎を学んだらエージェントサービスなどを利用して、SEとしていったん企業に就職することです。
社員になればしっかりとした研修を受けられ、SE業務を経験しながらIT関連の幅広い知識を身につけられます。
1〜2年実績を積んでからフリーランスとして独立すれば、一人前のSEとして受注できる良質案件が大幅に増えるでしょう。
ただし、IT企業であっても下請け会社に就職してしまうと下流工程を担うことになり、SEとしてのスキルがなかなか身につきません。
そのため、上流工程から経験できる元請け会社を選択することが重要です。
まとめ
フリーランスSEの収入は、平均すると次のとおりです。
ただし、初心者は平均より低く、高スキルなら高くなることもあります。
- SE案件の平均単価:月50万〜80万円
- 平均年収:600万〜960万円
- 言語別平均年収:792万〜972万円
SEの仕事内容は、主にクライアントからの要望を受けてシステム設計し、開発から納品まで進捗管理すること。
それはフリーランスも会社員も同じです。
働き方は大きく分けて、クライアント先に出社する「常駐型」・勤務場所などに縛られない「在宅型」・自由にシステム開発して収益を得る「サービス開発型」の3つ。
収入の安定性と仕事の自由度で比較すると次のような順位になります。
- 収入の安定性:常駐型>在宅型>サービス開発型
- 仕事の自由度:サービス開発型>在宅型>常駐型
フリーランスSEは、どの働き方でもスキルや経験値がないと収入が下がり不安定になりがちです。
それが社会的信用度の低い原因になっていますが、努力次第で高収入を得られます。
また、本業以外の雑務などを全て自分でやったり、きちんと自己管理する必要がある反面、自由な働き方ができスキルアップしやすく、副業や兼業も可能。
フリーランスSEのメリットとデメリットは、背中合わせになっています。
未経験からフリーランスSEになるためには次の3ステップを踏む必要があります。
- 目指す方向を決め、それに適したプログラミング言語を選ぶ
- 選択したプログラミング言語と情報処理の基礎知識を学ぶ
- クラウドソーシングサイトなどで案件受注するか、エージェントサービスなどを利用しIT企業に就職して実績を積む
フリーランスSEは、需要が多く人材不足のため未経験からでもチャレンジしやすい職種ですが、年齢とともに案件が少なくなる傾向があります。
そのため、もしも迷われているなら検討を後回しにせず、決断したら早めに一歩を踏み出しましょう。
あなたの希望をかなえるチャレンジを応援しています!
質問や感想があればご記入ください