場所や時間にとらわれず、自由に働けるフリーランス。
最近は、新卒からフリーランスとして活動している人が急増しているのを知っていますか?
オシャレなカフェでパソコンを開いて仕事をするなんて憧れる…就職しないで新卒からフリーランスになってみよう!
そう思っている方もいるかもしれません。
しかし、実際のところ「新卒からフリーランスになっても大丈夫なのかな?」という疑問もわきますよね。
新卒で会社員とフリーランスどちらを選ぶかで、あなたの人生は大きく変わるので正直にお伝えすると、
- かなりの高収入が見込めている
- フリーランスとしての覚悟が決まっている
という条件がない限り、新卒でフリーランスになるのはおすすめできません。
とはいえ「おすすめできません。」と言われるだけでは納得できませんよね。
そこで、この記事では新卒フリーランスの実態とメリット・デメリットをお伝えしていきます。
また、フリーランスとして活躍する方法もお伝えするので「既にフリーランスになると決めている人」「実態を知ったうえでそれでもフリーランスになりたいという人」はぜひ参考にしてくださいね。
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新卒フリーランスになるか迷っている人に知ってほしい2つの真実
では、まず新卒フリーランスになるか迷っている人に知っておいてほしいことを2つお伝えします。
新卒でフリーランスになるのは決して悪いことではありません。
むしろ、多くの人が会社員の道を進むなかで、フリーランスになるというのはすごい決断だと思います。
とはいえ、新卒でフリーランスになって、後悔している人がいるのも事実です。
そんなとき嫌なのは「もっと冷静に考えればよかった」と思うことですよね。
そこで、ここからはあなたにフリーランスになる前に必ず知っておいてほしいことをお伝えします。
迷っている今だからこそ、ためになる話なのでぜひ読んでくださいね。
フリーランスはいつでもなれるけど新卒カードは一度だけ
まず、あなたに考えてほしいのは「わざわざ新卒でフリーランスになる必要は本当にあるのか」ということです。
フリーランスは、組織に所属しないで仕事を取る働き方。
つまり、組織をやめて、個人で事業を始めればいつでもフリーランスになれます。
実際、フリーランスを始める人の年齢は20代〜80代までさまざまです。
一方、よく言われる「新卒カード(就職活動において新卒が有利になる状況)」が使えるのは人生で一度だけ。
新卒なら入れたかもしれない企業を逃してしまうのです。
もちろん、会社員はフリーランスに比べて、働き方が窮屈かもしれません。
しかし、逆にいえば会社員の働き方が思ったよりも悪くない可能性もあります。
月収54万円を約40年間稼ぎ続けて会社員とトントン
もう1つ知っておいてほしいのは、収入に関してです。
結論をお伝えすると、新卒フリーランスが生涯で会社員と同じだけ稼ごうとすると、男性で月収54万円、女性で月収43万円を40年間続ける必要があります。
「ユースフル労働統計2019-労働統計加工指標集-」によると、日本人の生涯賃金は男性で2.7億円、女性で2.2億円です。
これを手取り額にすると、男性で約1.89億~2.16億円、女性で約1.54億~1.76億円。
範囲が広いのでだいたい男性が2億円、女性が1.6億円で考えると、手取りの年収額はそれぞれ500万円と400万円です。
フリーランスで手取り500万円、400万円稼ぐとなると、稼がないければいけない年収は男性で650万円、女性で500万円です。
これを月収で直すと、男性は54万円、女性は43万円。
これらを大学卒業後から定年までだいたい40年間稼ぎ続けると、会社員と同じくらいの生涯年収になります。
もちろん、厳密なことをいうとこれは正確な数字ではありません。しかし、だいたいこれくらい稼がないとフリーランスと同じ暮らしができないということは把握しておきましょう。
※ちなみにフリーランスは会社員と比べて年金が月々10万円低いですし、会社員にある平均2000万円の退職金もありません。それを考えると稼がなければいけない収入はより多くなります。
新卒でフリーランスになる5つのメリット
ここからは新卒でフリーランスになるメリット・デメリットをご紹介して行きます。
まずは、新卒でフリーランスになるメリットを5つご紹介しますね。
ここで紹介するメリットは次のとおりです。
- 自分の好きなことを仕事にできる
- 場所や時間にとらわれず自由に働ける
- 責任がある立場で働ける
- 就職活動しなくてよい
- 自分次第で新卒社会人より稼げる
それぞれ説明していきますね。
自分の好きなことを仕事にできる
自分のやりたいことが明確に決まっている場合は、フリーランスが向いているかもしれません。
なぜなら、新卒でフリーランスになった場合は何をしてお金を稼いでいくのかを全て自分で決められるからです。
フリーランスでできる職業は年々多様化しており、趣味や好きなこと、これまで学んできたことなどを活かして生計を立てていくのも夢ではありませんよ。
場所や時間にとらわれず自由に働ける
会社員は基本的に働く場所や時間が決められています。
毎朝同じ時間に起きて電車に乗りオフィスに向かい、決められた時間に休憩を取って、決められた時間に帰る・・・このような毎日を繰り返すのです。
しかし、フリーランスの場合は働く場所や時間は決められていないので、納期さえしっかり守れば基本的に自分で決めることができます。
最近は新型コロナウィルスの影響もあり、在宅ワークの会社も増えて働き方も少しずつ自由になりつつありますが、フリーランスには敵いません。
しかし、フリーランスでも職種やクライアントによって、クライアント先の企業で働かなければならないなどの規定がある場合があります。
そのため、フリーランスとして働く際はどのような働き方なのかチェックするようにしてくださいね。
責任がある立場で働ける
会社員の場合は、良くも悪くも研修や先輩に教わる時間があり、独り立ちするまで時間がかかってしまいます。
裁量権はなかなか得られません。
しかしフリーランスの場合は、業務内容などは指示されることが多いものの、自分で責任を持って働くことになります。
「何から何まで指示されたくない」
「できるだけ早く独り立ちしたい」
という方は、フリーランスを検討してみてもよいかもしれませんね。
就職活動しなくてよい
会社に入るために誰もがしなければいけない「就職活動」。
就職活動するために髪型を黒く染めたり、面接対策したり、勉強したりと、苦労することが多いです。
面接がうまくいかず、第一志望の企業に落ちてしまった・・・なんてことはたくさんあると思います。
しかし、フリーランスの場合は就職活動をする必要がありません。
ほとんどの人が通るであろう就職活動をしなくて済むのは、よいところですね。
自分次第で新卒社会人より稼げる
最近ではインセンティブ制度を設ける企業も増えてきましたが、まだまだ日本の企業では年齢とともに給与が上がっていく年功序列制度を設けている企業が多いです。
どんなに優秀な社員でも、年齢を理由に低い給与で働かされてしまうことは珍しくありません。
「いくら頑張ってもお給料が上がらない…」と悩んでいる方もたくさんいます。
しかしフリーランスの場合は、自分の頑張りがそのまま報酬につながります。
そのため、自分次第では新卒社会人より稼げることも多いです。
「若いうちからバリバリ働きたい!」
「自分の頑張りが目に見える形でほしい」
という方は、フリーランスの方がしっかり稼げるのでおすすめですよ。
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新卒でフリーランスになる5つのデメリット
続いて、新卒でフリーランスになるデメリットを5つ紹介します。
ここで紹介するデメリットは次のとおりです。
- 教えてくれる人がいない
- 自分で仕事を探す必要がある
- 税金などの経理面で苦戦する
- 周囲からの目が厳しくなる可能性がある
- 将来が不安になる
それぞれ説明していきますね。
教えてくれる人がいない
会社に勤める場合は基本的に先輩や上司がいて、業務に関することはもちろん社会人としてのマナーなどもしっかり教えてくれます。
しかしフリーランスの場合は、一人で仕事をします。
毎日気にかけてくれる先輩や上司もいないので、全て自分で学んでいかなければいけないのです。
どんな仕事でも、成功するためには新たな知識を身につけたりスキルアップしたりするのは大切なことです。
会社員の場合は研修や日常の業務などを通じて先輩や上司、同僚から多くのことを学べるのに対し、新卒フリーランスにはそれがありません。
また、フリーランスとして一人で働く経験は積めるものの、組織で働く経験がしづらいのもデメリット。
将来、もし人をマネジメントする立場につきたいと思ったとき、苦労する可能性が高いです。
教えてくれる人がいないのは、デメリットと感じる方が多いかもしれませんね。
自分で仕事を探す必要がある
フリーランスの場合は自分で仕事を探さなければいけません。
特に新卒フリーランスの場合、仕事獲得に苦労する人が多いと思います。
会社員を経験してからフリーランスになれば、その職場から仕事をもらえる可能性もありますし、人脈もある程度あるのでそこまで苦労しません。
しかし、新卒フリーランスの場合はそれがないので難しいのです。
フリーランスが仕事を探すには、次のような方法があります。
- 知人に仕事を紹介してらう
- クラウドソーシングサイトを活用する
- フリーランス向けのエージェントを活用する
しかし、どの方法であってもフリーランスが仕事をもらうにはある程度のスキルとそのスキルが認められる実績が必要になってきます。
税金などの経理面で苦戦する
会社員の場合は、確定申告などの経理関係は全て会社がおこなっているので心配いりません。
しかしフリーランスの場合は、そういった経理面のことを自分でやる必要があるのです。
確定申告は原則必要なのですが、複雑かつ面倒なので、社会経験のない新卒フリーランスの方はつらいと思う方も多いかもしれません。
また、安定しない収入を上手にマネジメントしたり、急激な収入の落ち込みがあった際には補助金を申請したりする必要があるので、お金に関する知識は欠かせないのです。
お金に苦手意識がある方にとっては、経理関係を自分でおこなうのはかなり憂鬱ですよね。
ですが、しっかり知識を身につけて慣れてしまえばそんなに難しくないですよ。慣れるまでは大変かもしれませんが、最初は皆同じなので、安心してください。
周囲からの目が厳しくなる可能性がある
近年フリーランスとして働く方も増えてきて、フリーランスに対するイメージは変わりつつありますが、まだまだ社会的信用は低いです。
特に新卒フリーランスの場合は、珍しい働き方ということもあって信用の低さがかなり目立ってしまうかもしれません。
社会人として稼いでいた期間がないので、クレジットカードの契約やローンの借入などがかなり難しくなってしまいます。
また、周りの大人に反対されてしまったり、ガッカリされてしまうこともあるかもしれません。
もちろん周りの人の意見を聞くことも大切ですが、あなたの人生はあなたが決めるものです。
あなたがしっかり考えて決めたことなら、もし反対されてしまっても諦めずに自分の気持ちを伝えてみてくださいね。
将来が不安になる
新卒フリーランスは難しい働き方で、決して楽な働き方ではありません。
ですが、新卒社会人の初任給を稼ぐ程度ならそこまで難しくないと思います。
なかにはいきなり月収50万円を稼ぐ方もいるみたいです。
しかし、新卒フリーランスの本当の難しさは「将来がわからない」というところにあります。
今は新卒社会人より稼げていても、5年後、10年後も同じくらい稼げているとは限りません。
社会人は基本的に年齢とともに収入が上がっていくのに対し、フリーランスは昇給がないので将来に対する不安は大きいですね。
新卒がフリーランスとして成功するための5つの秘訣
ここからは、新卒がフリーランスとして成功するための秘訣を5つ伝授していきます。
自分を売り込むための営業力を身につける
フリーランスになると、自分で仕事を探して獲得しなければいけません。
どんな仕事でも自分が費やした労力や成果の対価として、クライアントからお金をいただくことになります。
フリーランスとして成功するためには、クライアントに「私は他のフリーランスとここが違う」とスキルを売る必要があるのです。
すでに実績や知名度がある場合は、相手から「あなたに仕事をお願いしたい」と声をかけてくれることもありますが、新卒フリーランスの場合はほとんどないと考えた方がよいです。
多くの場合、自分で営業してクライアントを見つける必要があります。
フリーランスとしての自分の強みや魅力をしっかり把握して、それをクライアントにわかりやすく伝えられるようにしておくとよいですね。
自己管理を徹底する
成功しているフリーランスは、自己管理を徹底している方が多いです。
フリーランスの自己管理とは、例えば次のようなことがあります。
- 1日の時間をどのように使うかの管理
- 1ヵ月単位でどの程度の案件を受注するかの管理
- 納期のしっかり守る管理
- 体調管理
- 情報の管理
フリーランスは自分で始業時間を決めて、自分で仕事のスケジュールを組まなければいけません。
約束を守って、金銭面で信頼できることを示し、情報を適切に扱う必要もあります。
会社員と違って誰かに見られていたり怒られたりするわけではないので、ついだらけて自分を甘やかしてしまうかもしれません。
そうならないために、収入目標を立てたり、目標を達成するための行動を明確にしたりするようにしましょう。
また、つい夜中まで仕事をしてしまったり、自分のキャパを超えた数の案件を受注してしまうと、寝不足になったり体調を崩してしまったりすることもあります。
スキルアップし続ける努力をする
成功しているフリーランスは、スキルアップの面で貪欲です。
「自分は成功しているからもう努力しなくていい」とは考えず、むしろ足りない点を補うために勉強したり、将来を見据えて最新のスキルを習得するために投資するのです。
フリーランスとしてある程度の仕事量や収入を確保していると、それだけで「成功している」と思ってしまうかもしれません。
ですがしっかり考えてみてください。今のスキル・技術で5年後10年後も生活していけるでしょうか?
日々自分をアップデートしなければ、フリーランス界では勝ち残れません。
フリーランスとして成功するためには、スキルアップし続ける努力が必要になります。
経理面を適当にしない
先ほどもお伝えしましたが、フリーランスの場合は経理関係を全て自分でおこなうようになります。
面倒なことも多いので、つい適当にしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、経理面がしっかりしていないと次のようなことが起きる可能性があるので要注意ですよ。
- 確定申告に追われて、その期間は仕事ができなくなる
- クライアント先への請求や書類送付が遅れがちになる
- 上手に節税ができず、税金をたくさん払うことになる
- 納税準備金がないので慌ててしまう
- 意図せず脱税してしまう
経理を処理するには時間も知識も必要なので、後回しにしてしまいがちですが後々大変になってしまうので、できるだけ常日頃から帳簿をつけたりするようにしましょう。
対人関係をおろそかにしない
成功しているフリーランスの方は、対人関係をおろそかにしません。
新卒でフリーランスを目指す方のなかには、「人間関係が面倒くさい」「誰にも指図されたくない」という理由でフリーランスに憧れるケースがあります。
しかし、フリーランスだからといって対人関係を無視して仕事が成り立つわけではありません。
むしろ「フリーランスだからこそ意識して人と関わっていかないと仕事を取れない」といわれるほどです。
フリーランスとして成功している方は、業界のイベントや交流会に参加したり、友人や知人を大切にしたり、SNSやブログを上手に使ってコミュニケーションをとったりなど、積極的に人脈を広げたり対人関係を大切にしたりしています。
新卒フリーランスにおすすめの職種の特徴
次に、新卒でもフリーランスとして仕事を獲得しやすい、おすすめの職種の特徴を解説していきます。
職種に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
パソコンがあればできる職種
一つ目の特徴は、パソコンがあればできる職種です。
パソコン一台でできる職種には次のようなものがあります。
- WEBライター
- WEBデザイナー
- エンジニア
- 動画編集者
これらの仕事は需要が高く、一定のスキルがあれば仕事を獲得しやすいです。
特にエンジニアは不足していますし、動画の需要が高まっている今、動画編集者はこれからの時代で売れるスキルのひとつです。
ライターやデザイナーはライバルが多いなどの点はありますが、未経験からでもはじめやすいですし、「売れるセールスライティングができる」「デザインだけでなく、マーケティングやディレクションのスキルもある」などの強みがあればクライアントに選ばれるようになりますよ。
実力や人気で勝負できる職種
二つ目の特徴は、実力や人気で勝負できる職種です。
実力や人気で勝負できる職種には次のようなものがあります。
- パーソナルトレーナー
- ヨガインストラクター
このような職種は「いかにお客さんが満足してくれるか、楽しんでくれるか」といった点が勝負なので、学歴も実績もほとんど関係ありません。
お客さんが満足してくれればリピートしてくれるし、知人を紹介してくれます。
満足できなかったらもう二度と来てくれません。
かなりシビアな世界ではありますが、「自分が好きなことでお客さんに満足してもらいたい」という考えがあり、努力できる方なら向いているかもしれませんね。
先ほど紹介した「パソコンがあればできる職種」は、ひたすらパソコンとにらめっこなので、黙々と作業するのが苦手な方にはあまりおすすめできません。
人と関わることが好きな方は、こういった接客系の職種の方が向いていると思いますよ。
新卒フリーランスにおすすめしない職種の特徴
逆に、新卒フリーランスにおすすめしない職種の特徴を解説していきます。
ひとりで完結できない職種
ひとりで完結できない職種とは、例えばWEBディレクター。
WEBディレクターは、受注してから納品(仕事を完了する)までに他の人の介入が必要なものです。
もしあなたがWEBディレクターを目指して、企業のWEBサイト構築を請け負ったとします。
ひとりでデザインからプログラミングまでおこなえればよいですが、新卒でそういう人は少ないでしょう。
その場合、次のようなことが起こる可能性があります。
他の人を頼る場合、思った通りの仕事ができない可能性がある
1つ目はもし他の人に依頼する場合には、誰かに仕事をお願いしなければいけません。今の時代はネットで人材を探すこともできますが、初めて仕事をする相手の場合、質やテイストがわからず不慣れであるため、思った通りの仕事をしてもらえないことがあります。
自分の資産がマイナスになってしまう可能性がある
2つ目は、キャッシュフロー(お金の流れ)の問題です。多くの場合、納品の翌月末までに報酬が支払われす。分業してほかの人に作業を依頼した場合は、報酬が払われる前に支払いが発生することもあります。クライアントから報酬が入ってくる前に支払いが発生すると、額によって自分の資産がマイナスになってしまうこともあります。
新卒フリーランスは本当に信頼できるパートナーがいる場合を除き、できるだけ受注から納品まで全てひとりで完結できる仕事を選びましょう。
初期投資が必要な職種
初期投資や商品が必要な仕事は、新卒からフリーランスになる方は向いていません。
なぜなら新卒からフリーランスになる方は、仕事をはじめたばかりでこれから先どうなるかわからないからです。
最初から多額の初期投資や商品を用意しても、数ヵ月も続かないうちに「やはり会社員になりたい…」と思ってしまうこともあるかもしれません。
そうなった時のためにも、最初はなるべくリスクなくはじめられる仕事を選ぶようにしましょう。
新卒フリーランスになるための準備
就職活動をして会社に入社する場合、内定が決まってしまえば、研修や入社前のインターンシップ以外、基本的には「学生生活を最後まで楽しむ!」という方が多いと思います。
しかしフリーランスを目指す場合は「卒業してから動き出す」では遅いです。フリーランスとしてのよいスタートを切るためには、しっかり準備しておかなければいけません。
ここからは、新卒からフリーランスになるための準備を解説していきますね。
準備1.必要なスキルを身につける
フリーランスで稼いでいくためには、スキルと実績が欠かせません。
どんな職種で働くかにもよりますが、「自分が将来何になりたいのか」「どんな働き方をしたいのか」を考え、それに必要なスキルを身につけましょう。
スキルを身につけるには次のような方法があります。
- 独学する
- スクールに通う
- インターンに通う
時間がたっぷりある学生のよさを活かすなら、優良企業で長期インターンを経験したり、独学するのがおすすめ。
どちらも費用はそこまでかかりません。
自由に使えるお金が少ない学生にとってはとてもうれしいですよね。
また、スクールに通うのも非常に有効です。
お金は多少かかりますが、短期間で効率よくスキルを身につけることができます。
「確実にスキルを身につけたい」という方や「できるだけ早くスキルを身につけたい」という方にはスクールがおすすめですね。
準備2.スキルを使って実際に働いてみる
必要なスキルをただ学んだだけでも、実際にそのスキルが使えるかどうかはわかりません。
身につけたことを実践することで勉強になることもたくさんあります。
そのため、学生時代からお小遣い稼ぎとして働いてみることをおすすめします。
働くことは誰にでもできることなので、時間に余裕がある方は学生時代のうちにフリーランス経験を積むという意味で、学生時代のうち働いて卒業後に備えておくのがベスト。
学生時代から働くことで、次のようなメリットがあります。
- フリーランスの働き方がわかる
- 自分がフリーランスに向いているかどうかわかる
- 自分がフリーランス市場でどれくらいの価値なのかわかる
「自分がフリーランスに向いているかわからない…」
「フリーランスとして失敗したらどうしよう…」
このような悩みや不安を抱えている方は、学生時代に一度お小遣い稼ぎとして働いてみるとよいですね。
準備3.人脈をつくる
フリーランスはスキルや実績ももちろん大切ですが、それと同じくらい大切なのが人脈。
仕事を自分で探さなければいけないフリーランスは、仕事の受注のためには人脈作りは欠かせません。
これは新卒フリーランスのメリットでもあるのですが、学生時代から新卒フリーランスを目指している人は珍しいので、可愛がってくれる大人は多いです。
スキルと誠実さがあれば、意外な出会いが仕事につながることもあるため、同じ職種の方が集まる場には積極的に顔を出すようにしましょう。
また、数は少ないですが実際に新卒フリーランスとして活躍している先輩に出会えるかもしれませんよ。
困ったときに相談できる先輩や、心が折れそうになったときに助けてくれる同い年の仲間などができるのは、一人で働くフリーランスにとってはとても心強いです。
仕事だけでなく、モチベーションにもつながってくると思うので、積極的に人脈を広げていってくださいね。
準備4.クレジットカードを作っておく
先ほどもお伝えしましたが、フリーランスは将来の収入が保証されていないため、社会的信用が低いです。
そのため、クレジットカードを作ろうとすると、返済における信用が十分でないことから限度額が低く抑えられたり、審査落ちによりカードの発行を見送られるケースも多々あります。
しかし、学生の社会的信用は非常に高いです。
「将来性」が見込まれているので、クレジットカードの発行やローンの申請が簡単にできます。
フリーランスになるとやらなければならないことが多いので、極力ストレスや雑務は減らしたいところ。
審査に通りやすいカードを調べる手間や、「審査に落ちたらどうしよう」と不安を感じる時間を減らすためにも、学生時代のうちにクレジットカードを作っておきましょう。
まとめ
今回は、新卒からフリーランスになるメリット・デメリットや、新卒がフリーランスとして成功する秘訣、新卒フリーランスになるための準備について解説しました。
新卒でフリーランスになるメリットとデメリットを、もう一度確認しておきましょう。
<メリット>
- 自分の好きなことを仕事にできる
- 場所や時間にとらわれず自由に働ける
- 責任がある立場で働ける
- 就職活動しなくてよい
- 自分次第で新卒社会人より稼げる
<デメリット>
- 教えてくれる人がいない
- 自分で仕事を探す必要がある
- 税金などの経理面で苦戦する
- 周囲からの目が厳しくなる可能性がある
- 将来が不安になる
自由な働き方が魅力のフリーランスですが、現実はそんなに簡単ではありません。
特に新卒フリーランスだと、大学時代に実績や人脈をつくれていなければ全てがゼロからのスタートです。
そこをしっかり踏まえたうえで考えてみてくださいね。
今の時代、大企業に入ったからといって安定した生活が送れるわけではありません。
そういった意味では、新卒でフリーランスになるのも選択肢の一つとして考えるのは全然よいことだと思いますよ。
あなたの人生はあなたが決めるものです。周りの意見を聞きつつも、あなたが決めた道を進んでいってくださいね。
どのような選択をしても、あなたの人生がよりよくなることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
質問や感想があればご記入ください