働き方が多様化し、フリーランスを目指す人が増えてきました。
フリーランスは自由に働ける一方で、
- 自分で案件を獲得しなければならない
- 収入が安定しない
- 相談できる相手がいない
など大変なイメージを持つ方もいると思います。
そこで今回は、フリーランスの働き方・お金・メンタルの3つの観点から、フリーランスとして働く大変さと、その対策をご紹介します。
フリーランスとして成功できるように、事前に対策をとってスタートダッシュを切りましょう!
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フリーランスの大変なところと対策【働き方編】
まずは働き方の観点から、フリーランスの大変なところとその対策をご紹介します。
大変なところや不安なこと
フリーランスの働き方について多くの方がイメージする
- 競争が激しい
- 生活が安定しない
- どのように案件を取るのか
について解説します。
競争が激しい
フリーランスを目指す人は増えていて、業種によっては競争が激しいです。
エンジニアの場合、単価の相場が月60万円と比較的高く、IT企業から独立してフリーランスエンジニアとして働く人が一定数います。
そのため、同業のライバルが増えて競争が激しくなり、案件を取りにくくなっているのです。
エンジニアの例を出しましたが、他の業種でもいえることで、条件のよい案件は競争率が高く、あまり実績がないと希望通りの案件を取るのが難しいです。
生活が不規則になりやすい
フリーランスは好きなときに好きな場所で働ける分、つい頑張りすぎたり、仕事に没頭しすぎて生活が不規則になりがちです。
健康管理が大事とはわかっていても、誰にも管理されることがないので、健康については後回しにしてしまう方もいます。
しかし、生活が不規則なまま続けていると、いずれ体調を崩してしまいます。
体調を崩すと休まざるをえませんし、休んでいる間の収入はゼロになってしまうため、フリーランスは健康管理を徹底しましょう。
未経験で案件獲得が難しい
業種によっては、未経験だと案件獲得が難しい傾向があります。
未経験からフリーランスになって案件を獲得するには、実力を証明するためのポートフォリオや、プログラミング言語が使える客観的証明が必要です。
実務経験がない場合、客観的証明に使えるのが資格です。
言語によっては対応した資格もありますし、汎用性があるものとしては「応用情報技術者試験」などがあります。
しかし、ポートフォリオや証明も、未経験から準備するのは大変なので、実務経験があるほうがすぐに案件を獲得しやすいです。
“働き方の大変さ”を乗り越えるための対策
紹介した3つの大変さに対して、それぞれ対策をご紹介します。
常にスキルアップを目指す
同業のライバルが多いなかで、あなたに依頼したいと思ってもらうためには、常にスキルアップをして、ライバルより高いスキルを持っておく必要があります。
たとえば、
- WEBデザイナーであればバナーやHP、ランディングページも作れる
- エンジニアであれば、複数の言語を扱える
- ライターであれば、専門的なジャンルの記事も書ける
など、スキルアップしておくと有利です。
スキルアップしてポートフォリオやプロフィールに載せる内容が充実すればするほど、案件を獲得しやすくなります。
さらに、こなした案件の数が増えれば、他の案件もこなしやすくなりますよ。
また、高単価の案件をこなすためにまずは単価が低い案件も拒否せず受けてみたり、プラスアルファのスキルを勉強してみてください。
高単価の案件をこなせるようになれば、収入も大きく上げられますよ!
働き方のマイルールを決めておく
規則正しい生活を送るのは大事だとわかっていて、「今日こそ早く寝よう!」と思ってもその通りにできないなど、自分で管理するのは難しいですよね。
そこで、次のような働き方や生活リズムのルールを作ってみてください。
- 起床時間や食事の時間、就寝の時間を決めておく
- 決まった時間にストレッチなど軽い運動をする
- 夜23時以降はスマホを見ないようにする
- 休むと決めた日は仕事のメールやチャットを開かない
どのようなルールが自分に合っているか試しながら、より生産的に働けるようなルール作りをしてみてくださいね。
フリーランスになる前に副業で実績を作る
いきなりフリーランスになるのは、勇気がいりますし、リスクがありますよね。
案件が取れるか不安という方は、まず副業で案件を探して請け負ってみるのがおすすめです。
会社員をしながらであれば、リスクなく始められますし、実績にもなるのでフリーランスになったあとも案件を獲得しやすくなります。
企業に勤めながら副業するのは、時間的にも体力的にも大変だと思いますが、フリーランスとして働く全体像を把握するのにうってつけです。
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フリーランスの大変なところと対策【お金編】
次に、お金の観点からフリーランスの大変なところについてご紹介します。
フリーランスは自由度が増す分、仕事量が安定せず、お金に関する不安を抱える人は多いですよね。
お金の面での大変さと対策をご紹介するので、チェックしてみてください。
お金の面で大変なことや不安なところ
お金の側面で大変なところや不安に感じるのは、やはり収入が安定しないことです。
これ以外にも、報酬の交渉が難しかったり、確定申告や社会保険の支払いをすべて自分でしなければならなかったりなど、手間が増えます。
それぞれについて解説しますね。
収入が安定しない
フリーランスは自由に働けますが、仕事を自分で見つけて波に乗るまでは、収入が不安定になる傾向があります。
フリーランスは、基本的に企業や個人と契約して仕事を受注する働き方なので、契約が切れると仕事がなくなります。
そのため、収入を安定させるには複数のクライアントとつながるか、リピーターを獲得しなければなりません。
のちほどご紹介しますが、クラウドソーシングサイトなどを利用しても案件が見つからない場合は、直接営業するなどして仕事を獲得する必要もあります。
このように、フリーランスは確実に仕事を取れるとは言い切れず、収入を安定させるのが難しいのです。
「収入を安定させられるか」は、フリーランスを悩ませる大変なことのひとつです。
報酬等の交渉が難しい
フリーランスは、仕事の報酬や納期、業務の範囲などを自分で交渉しなければなりませんが、交渉が得意ではない方も少なくないですよね。
しかし、交渉が苦手だと、自分に有利な内容で契約ができなかったり、クライアントの言いなりになってしまい、損をすることもあります。
あるいは、本当は交渉したいのにうまく伝えられず、ストレスを感じる人もいますよね。
安定して稼ぐためにはいずれ交渉が必要になってくるので、交渉が大変だと感じているフリーランスの方は多いようです。
確定申告を自分でやる必要がある
フリーランスは会社員のときには不要だった、確定申告を自分でしなければなりません。
働いた分、そのまま自分の収入になりますが、経費の整理や収入、税金などの区分の整理を自分で管理する必要があります。
会社員のときは、自分で確定申告をすることはないので、最初は時間がかかったり、戸惑ったりすることもあるかもしれません。
このように、仕事以外の部分でフリーランスはやらなければならないことが増えるので大変です。
社会保険や福利厚生がない
会社員と違う点として、フリーランスは社会保険や福利厚生がないことも大きいです。
退職後、会社員時代の社会保険を2年間は継続できます。
しかし、フリーランスになると、会社が負担していた支払い分も自己負担になり、社会保険料が会社員時代の2倍になります。
また、フリーランスは企業と雇用契約を結ばず、業務委託で働くことがほとんどです。
そのため、退職金制度や傷病手当など会社員に保障されているされる制度も受けられず、体調を崩してしまうと、休んだ分だけ収入が減ってしまうデメリットがあります。
“お金の面での大変さ”を乗り越えるための対策
先ほど挙げた4つについて、対策をご紹介します。
幅広く案件を受注する
収入が安定せず不安という場合は、条件を絞らず、幅広く案件を受注してみてください。
案件をこなしていくと継続案件を受注できることもありますが、突然契約を切られることもあります。
フリーランスとして生計を立てるためには、案件を絶やさないことが大事なので、希望通りの条件でなかったとしてもとりあえず引き受けてみるなど、仕事の幅を広げてみてください。
さまざまな案件に挑戦できるように、常にスキルアップも欠かせません。
エージェントに登録する
フリーランスの場合、自分で仕事を探さなければならないとお伝えしましたが、フリーランス向けのエージェントを利用するのもひとつの手です。
エージェントサービスを利用すると、希望の条件の案件を探してもらえたり、事務手続きを代行してもらえたり、フリーランスが大変だと思われる業務を代行してもらえます。
自分のスキルや実績をアピールしたり、単価が低い案件のなかから内容を見極めたり、初心者にとっては難しい内容を代行してもらえるメリットがあります。
自分で探すよりも募集案件が多いケースもあり、フリーランスになりたてのうちは利用してみましょう。
確定申告ソフトを利用する
はじめて確定申告をするときは、時間を取られてしまい、うまくできないこともあるため、確定申告ソフトを利用してみてください。
ソフトを使用すれば、簿記の知識がなくても数値を入力するだけで済むだけでなく、手書きやエクセルなどに比べて作業時間を短縮できて、ミスを発見しやすいです。
ソフトは、インストールするものとクラウド上の2種類があります。
インストールするのであれば、「やよいの青色申告」が有名で、登録者数200万人以上の実績を誇る会計ソフトです。
クラウド上のソフトであれば、月額課金制の「マネーフォワードクラウド会計」が人気です。
ネットバンクやクレジットカードと連携できて、入力や仕分けを自動化して作業効率を上げられます。
税金の勉強をして節税対策をする
フリーランスになる前に、税金の勉強をして節税対策ができるようになっておきましょう。
フリーランスになると、会社員時代に比べて支払う税金が増えます。
今まで払っていなかった税金を払う場面もあるため、事前に把握しておく必要があります。
一方で、ふるさと納税など会社員に比べて税金控除額が多い傾向があるので、節税対策を取れるように準備もしておきましょう。
フリーランスが大変なところと対策【メンタル編】
最後に、フリーランスが大変、不安と感じることをメンタル面からご紹介します。
フリーランスになる前にはイメージしにくいかもしれませんが、実際にフリーランスとして働く人たちからよく聞く3つの大変なことをご紹介します。
ご紹介する対策も取り入れてみてくださいね。
大変なところや不安なこと
まずは、大変なところや不安なことについてご紹介します。
オンオフの切り替えが難しい
オンオフの切り替えに苦戦するフリーランスは多いです。
WEBデザイナーやWEBライターなど、どこでも働ける仕事の場合は、休日でも仕事のメールが気になったり、残っている仕事を終わらせてしまいたくなったり、常に頭に仕事のことがある状態になる人が少なくありません。
また、管理してくれる上司や同僚がいないため、ダラダラと働いてしまい、仕事の進みが悪く、長時間労働をする悪循環に陥ってしまいがちです。
相談相手が近くにいない
フリーランスの場合、自分のことを自分で全て決めなければなりません。
会社員であれば、これからの方向性や所属する部署やチームでやるべきこと、後輩の育成など自分以外のことも考える必要があります。
一方で、フリーランスは自分のことだけに集中できるメリットはありますが、近くに相談できる人がいないため、「本当にこれでいいのか」と不安を感じながら前に進まなければなりません。
周りにフリーランスの友人が少ない場合、相談しても共感してもらえないため、誰にも相談できずに1人で悩んでしまうことが多いのです。
孤独感を感じやすい
フリーランスになると孤独感を感じる人が多いです。
職場内の人間関係を避けたいと思い、フリーランスを目指す方もいると思います。
フリーランスだと1人で働くことが基本で、1人で完結するタスクが多く、自分の裁量で仕事を進められますが、1人で完結する分、共通の仕事をする仲間がいないデメリットにもなるのです。
WEB上でつながりを持つことは可能ですが、深い関係を作りにくく、同僚と一緒に計画を練ったり、相談したりすることが少ないため仕事に関して話す相手がいないため、孤独感を感じる方もいます。
“メンタル面での大変さ”を乗り越えるための対策
ご紹介した3つについて、対策をお伝えしていきますね。
仕事場を決めて働く
仕事場を決めておき、生活場所と仕事場を変えることで、オンオフを切り替える人は一定数います。
フリーランスは家の中でも仕事ができる一方で、デメリットは生活場所と仕事場が同じため切り替えが難しいこと。
そこで、カフェやホテルなど家以外の仕事場を決めておくことで、会社員でいう出退勤の切り替えを作ることもできます。
また、仕事専用の部屋や机を用意し、仕事の時間以外はその部屋に入らない(作業机に近寄らない)ことで切り替えている人もいるようです。
SNSなどで情報発信をする
SNSで情報発信することで、横のつながりを作るのもおすすめです。
どの業種やどのような仕事をしているのか、積極的に発信することで、同じ業界や職種で働く仲間を見つけられて、コメントなどのやり取りで悩みを共有もできます。
直接は会えなくても、SNSでフリーランスの大変さや悩みを共有できる仲間ができるだけで、プレッシャーや不安をカバーできることもあるため、仲間作りは積極的にしてみましょう。
また、情報発信することで案件受注につながるケースもありますよ。
カフェやコワーキングスペースを利用する
自宅でこもって作業していると、孤独感を感じてしまう方も多いです。
そんなときは、カフェやコワーキングスペースなど人がいる場所で作業してみてください。
特にコワーキングスペースは、作業に集中しやすいサイレントスペースや、オンライン会議に使えるスペースなど、使用用途別に分けられていることも多く、フリーランスが作業場としてよく利用するので、おすすめです。
コワーキングスペースで仕事をしているときに、案件をもらえたという話も聞くので、一度コワーキングスペースで作業してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、フリーランスの大変なところや不安に感じること9つについて、働き方、お金、メンタルの3つの側面から対策までお伝えしました。
- 働き方:競争が激しい、生活が不規則になりやすい、未経験で案件獲得が難しい
- お金:収入が安定しない、報酬等の交渉が難しい、社会保険や福利厚生がない
- メンタル:オンオフの切り替えが難しい、相談相手が近くにいない、孤独感を感じやすい
事前に税金について学んだり、会社員として働きながら副業で試してみたりと、事前に準備できるものが多いです。
会社員のうちに副業として、案件獲得して納品するまでの流れをおさえれば、実績を作ることもできるためフリーランスとしてスタートダッシュを切りやすくなります。
今回お伝えした内容を参考に、フリーランスの第1歩を踏み出してみてください。
質問や感想があればご記入ください