業務委託の働き方に興味はあるけれど、「やめたほうがいい」という言葉を聞いて、一歩踏み出せずにいる方もいるのではないでしょうか。
収入の不安定さや社会保険の自己負担など、正社員と比べて不安な点があるのも事実です。
しかし、業務委託はすべての人にとって「やめたほうがいい」働き方ではありません。メリットとリスクを理解したうえで、自分に合っているかを判断することが大切です。
そこで本記事では、実際に業務委託で働いてきた私が、業務委託を検討している方へ向けて、やめたほうがいいと言われる理由や向いている人の特徴などをわかりやすくお伝えします。
- やめたほうがいいと言われる理由
- 業務委託の仕組み
- ほかの働き方との違い
- 業務委託で働くメリット
- 向いている人の特徴
- 仕事の探し方
- 注意点
業務委託に挑戦するか迷っている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
業務委託はやめたほうがいいと言われる8つの理由

そもそもどうして「業務委託はやめたほうがいい」などと言われているのか気になりますよね。
本章では、筆者が感じたリアルな意見もお伝えしながら「業務委託はやめたほうがいい」と言われる8つの理由を解説していきます。
しっかりと理由を理解して、自分に合った働き方かを判断していきましょう。
- 収入が不安定になりやすい
- スケジュールや体調などの自己管理が必要
- 税金などの手続き・管理が必要
- 社会保険や福利厚生が限られる
- 契約やトラブルを自分で管理する必要がある
- 自分で営業して取引先や案件を確保する必要がある
- スキルアップやキャリア形成が自分次第になる
- 孤独や不安を感じる場合がある
理由1:収入が不安定になりやすい
業務委託での働き方は、収入が不安定になりやすいという特徴があります。
アルバイトであれば時給が決まっていて、正社員であれば月給が決まっているので、比較的安定した収入を得ることができます。
一方、業務委託の働き方は、「WEBデザイン作成1件で数万円〜数十万円」などと成果に対して報酬が支払われる場合が多いです。
毎月受注するお仕事の案件数や単価によって、収入が変わってくるので、毎月受注するお仕事の案件数や単価によって、収入が変わってくるので、収入が多い月と少ない月で差があります。
もちろん、取引先がゼロになって収入が途絶えてしまう可能性も考えられます。
取引先が1社だと、契約終了と同時に収入が途絶えてしまうので注意が必要です。
もし、業務委託で働く場合は、複数の取引先と契約を結んでおくと安心ですね。
理由2:スケジュールや体調などの自己管理が必要
業務委託で働くためには、スケジュール管理や体調管理などの自己管理が必須です。
正社員であれば、9時から18時など決まった時間で働きますが、業務委託は時間の制限がない場合が多いです。
そのため、毎日のスケジュールを自分で管理する必要があり、どの仕事をどのくらいの時間でできるのかも考える必要があります。
また、業務委託には有休などの制度もないので、体調不良で仕事ができなくても代わりに手伝ってくれる人はいません。
すべてが自己責任になってくるので、自分で色々と管理できない人はつらくなってしまう可能性があります。
対処方法としては、「自分に厳しくなりすぎないこと」です。
例えば筆者は、長時間の仕事ができないタイプなので、2時間仕事をしたらすぐに休みます。
その他にも、やる気が出ないときにサボれるように、スケジュールには余白を作っています。
私用の用事や緊急のお仕事にも備えられるように、余白を持ったスケジュールにすることが大切ですね。
長く仕事を続けることが大切なので、無理のないスケジュールを作成し、自分を大切にしてあげてください。
理由3:税金などの手続き・管理が必要
確定申告や税務処理、事務手続きなどすべて自分で管理する必要があります。
会社に勤めていると、12月に会社が年末調整をしてくれるので、確定申告は必要ありません。
しかし、業務委託として働く場合、確定申告を自分で行い、納税もする必要があります。
日頃から売上や取引内容を帳簿として残しておき、納税までスムーズに対応する必要があります。
また、クライアントと契約する際も署名や契約内容の確認、システムログインなど、事務手続きが発生します。
慣れてくれば、事務手続きが当たり前になりますが、最初のうちは面倒に感じてしまう可能性もあるかもしれませんね。
理由4:社会保険や福利厚生が限られる
業務委託では、社会保険の扱いや福利厚生の有無が正社員と比べて大きく異なります。
正社員であれば、健康保険料や厚生年金保険料は会社と本人で折半して負担します。
一方、フリーランスなどで社会保険等に加入していない方が業務委託で働く場合は、ご自身で国民健康保険・国民年金に自分で加入する必要があります。
保険料を全額自己負担することになるので、手取りが思ったより減ってしまうと感じる方もいるでしょう。
また、通勤手当、住宅手当、健康診断などの福利厚生も原則受けられません。
「安定した待遇のもとで働きたい」と考える方にとっては、デメリットと感じる可能性があります。
理由5:契約トラブルの可能性がある
中には、トラブルに繋がりやすいお仕事案件もあるので注意が必要です。
例えば、クライアントが報酬を支払わない、契約内容と違う業務を命じてくるなどです。
報酬の未払いを防ぐためには、信頼できる会社を取引先にすることや、仲介業者がいる契約媒体を使用することが大切です。
また、契約する前に業務内容、報酬、納期、支払い条件などを必ず確認し、書面上で合意しておくとよいですね。
特に、よいクライアントと悪いクライアントの見分けがつかない場合は、口コミなどがある会社から選びましょう。
注意事項の章で詳しく解説していますので、読んでみてください。
理由6:自分で営業して取引先や案件を確保する必要がある
業務委託で働くには、自分でクライアントを獲得していく必要があります。
そのため、自分から動くことが苦手な方や営業経験がない方は不安に思ってしまうかもしれません。
確かに最初の方は、実績がないので取引先や案件を獲得するのに苦労することもあります。
ただ、実力や信頼がついてくることで、継続した案件をいただけるようになりますし、紹介や依頼からつながるお仕事のご依頼をいただけるようにもなります。
業務委託でのお仕事の獲得方法は、別の章でご紹介しますが、まずは目の前のクライアントから信用をしてもらうことが大切です。
理由5:スキルアップやキャリア形成が自分次第になる
業務委託では、キャリア形成が難しいと考える人もいるようです。
正社員であれば、一般社員から、課長や部長などとステップアップできるコースが用意されていることや、専門職として難易度の高いスキルを身につけていくことが可能です。
一方、業務委託であればクライアントから依頼された仕事をこなしていくだけなので、自分から新しいスキルを学ばなければ、実力は横ばいになってしまいます。
キャリア形成の考え方が正社員とは大きく異なるため、こちらの表で確認してみてください。
| キャリア形成に関するメリット | キャリア形成に関するデメリット | |
|---|---|---|
| 正社員 | ・教育システムが用意されていることが多い ・スキルアップに必要な費用を負担してくれる場合がある | 会社の方針に従わなければならない |
| 業務委託 | ・専門性を高めることで評価や単価が上がる ・自分で好きなキャリアを形成できる | 自らスキルを学ぼうとする意思が必要 |
| キャリア形成に関するメリット | キャリア形成に関するデメリット | |
|---|---|---|
| 正社員 | ・教育システムが用意されていることが多い ・スキルアップに必要な費用を負担してくれる場合がある | 会社の方針に従わなければならない |
| 業務委託 | ・専門性を高めることで評価や単価が上がる ・自分で好きなキャリアを形成できる | 自らスキルを学ぼうとする意思が必要 |
業務委託は、特別な教育システムがないので、市場価値が下がらないように注意が必要です。
「自分の中のキャリアプラン」を作成しておくとよいでしょう。
理由8:孤独を感じる場合がある
業務委託の働き方は、孤独を感じる場合があります。
会社に勤めている場合だと、同僚がいるので困ったときには誰かに相談できますが、業務委託の働き方だと相談相手がいない場合がほとんどです。
そのため、「一緒にランチに行ける人がいなくて寂しい」「助けてくれる人がいないのでつらい」などと感じる人もいるようです。
筆者はそもそも一人が好きなので、そこまで孤独を感じることはありませんが、人と話さない日が続くと確かに寂しくなることがあります。
大切にしていることは、友人や家族と話す時間以外に、コミュニティやオフ会などでコミュニケーションを取ることです。
同じように業務委託で働いている人と繋がりを持つことで、相談相手も見つかりますし、一緒にお仕事をする機会も持つことができます。
もし、「一人で頑張れるか不安」と思っているのであれば、何かのコミュニティに参加してみると安心できますね。
業務委託とは?概要と契約の仕組み

業務委託とは、企業や個人が外部に業務を依頼する際に結ぶ契約の総称です。
- 業務委託は企業に雇用されず仕事を請け負う働き方
- 業務委託は3つの契約形態に分かれる
- フリーランスは働き方、業務委託は契約形態
「業務委託」「フリーランス」「個人事業主」の違いが混同されやすいので、まず基本的な仕組みをしっかり押さえておきましょう。
基礎1:業務委託は企業に雇用されず仕事を請け負う働き方
業務委託とは、企業に雇用されることなく、発注者から依頼された業務を請け負い、その成果や遂行に対して報酬を受け取る働き方です。
正社員やアルバイトは会社と「雇用契約」を結んでいますが、業務委託で働く場合は雇用関係がありません。
そのため、働く時間や場所について発注者から細かい指示を受けることは原則なく、自分でスケジュールを管理しながら仕事を進めやすいです。
業務を請け負う立場のことを「受託者」と呼び、個人でも法人でも受託者になれます。
自由な働き方ができる一方、契約通りの成果物を期限までに納品できなければ報酬が支払われないなど、よりシビアな責任を伴う点は覚えておきましょう。
基礎2:業務委託の契約形態は請負・委任・準委任に分かれる
一般に「業務委託」と呼ばれる契約は、主に「請負」「委任」「準委任」に整理されます。
それぞれ報酬の発生条件や対象となる業務の性質が異なるため、自分が受ける仕事がどの契約形態に当たるかを把握しておくことが大切です。
3つの契約形態の違い
| 契約形態 | 契約上求められること | 主な職種例 |
|---|---|---|
| 委任契約 | 業務の遂行(法律行為あり) | 税理士 ・弁護士 ・司法書士 |
| 準委任契約 | 業務の遂行(法律行為なし) | ITエンジニア ・コンサルタント ・採用人事 |
| 請負契約 | 成果物の完成・納品 | WEBライター ・WEBデザイナー ・建築工事 |
| 契約形態 | 契約上求められること | 主な職種例 |
|---|---|---|
| 委任契約 | 業務の遂行(法律行為あり) | 税理士 ・弁護士 ・司法書士 |
| 準委任契約 | 業務の遂行(法律行為なし) | ITエンジニア ・コンサルタント ・採用人事 |
| 請負契約 | 成果物の完成・納品 | WEBライター ・WEBデザイナー ・建築工事 |
WEBデザイナーやWEBライターなど成果物を納品する仕事は「請負契約」が多く、ITエンジニアや採用人事など業務の遂行そのものが価値となる仕事は「準委任契約」が一般的です。
ただし、これらはあくまで傾向です。
同じWEBデザイナーでも「週3日のサイト運用業務」なら準委任になるなど、実際の契約形態は案件の内容によって異なります。
基礎3:フリーランスは働き方、業務委託は契約形態
業務委託は「契約の種類」を指し、フリーランスは「特定の会社に雇用されない働き方」を指します。
フリーランスで働く多くの方は、企業や個人と業務委託契約を結んで収入を得ています。
ただし、企業同士が業務委託契約を結ぶケースもあるため、「業務委託=フリーランス」ではないことだけ覚えておきましょう。
また、「フリーランス」は働き方の名称であり、税務や法律上の区分ではありません。
また、業務委託で得た収入は、所得の状況によって確定申告が必要になる点も知っておくと安心です。
業務委託とほかの働き方の違い

業務委託の3つの契約形態をご説明しました。
本章では、業務委託の働き方と別の働き方の違いを解説していきます。
自分に合った働き方を見つけてみてください。
- 業務委託とフリーランス
- 業務委託と正社員
- 業務委託とフリーター・アルバイト
比較1:業務委託と正社員
業務委託と正社員では雇用関係の有無が異なります。
正社員は企業と直接雇用契約を結び、定められた業務を遂行します。
会社のルールに従って働く必要がありますが、安定した収入を得られ、福利厚生が手厚いです。
一方、業務委託は企業と雇用契約を結ばずに、業務単位で仕事を請け負います。
働き方の自由度は高いですが、安定した収入や保証はないので注意しましょう。
比較2:業務委託とフリーター・アルバイト
業務委託とフリーター・アルバイトでも雇用関係の有無が異なります。
フリーター・アルバイトは、企業と非正規雇用の雇用契約を結んで働きます。
時給や日給で働くので、働いた時間分の報酬を受け取ることができます。
福利厚生や労働基準法の適用を受けられる場合もあるため、働く会社に確認してみてください。
明確な指示がある比較的軽めな仕事を依頼される場合が多いです。
指示された仕事を安定してこなしたい人はフリーターやアルバイト、成果で評価されたい人には業務委託が向いています。
比較3:業務委託と個人事業主
業務委託と個人事業主は、似ているようで異なる概念です。
業務委託は「契約の種類」を指すのに対し、個人事業主は「税務・法律上の身分(事業形態)」を指します。
個人事業主とは、会社などの法人を設立せずに自ら事業を営む人のことです。
また、業務委託で仕事を請け負うフリーランスの多くは、税務上「個人事業主」として確定申告を行っています。
しかし、業務委託は個人だけでなく法人が受託するケースもあるため、必ずしも「業務委託=個人事業主」というわけではないので注意しましょう。
業務委託で働く5つのメリット

「業務委託はやめたほうがいい」という意見も理解できますが、業務委託には業務委託なりの魅力が存在します。
本章では、業務委託で働く5つのメリットを解説していきます。
実際に業務委託で働く筆者の率直な意見もお伝えしていきますね。
- 自由で柔軟な働き方ができる
- 年収の上限がなく高収入を目指せる
- 人間関係のストレスを減らせる
- 得意分野の専門性やスキルを活かせる
- 仕事の幅を広げやすい
メリット1:自由で柔軟な働き方ができる
業務委託で働く最大のメリットは、自由で柔軟な働き方ができることです。
1日に働く時間、働く場所、お休みなどを自由に設定できます。
そのため、「子どもがいて在宅ワークしたい」「親の介護で短時間勤務がしたい」「旅をしながら仕事をしたい」などの自分のライフスタイルに合わせてお仕事をすることができます。
筆者も結婚してから、平日に残業しながら家庭と両立することが難しいと感じたので、業務委託で無理なく在宅ワークをしています。
「会社のルールに縛られたくない」「残業ばかりの人生は嫌だ」と感じている方は、業務委託の働き方を検討してみてください。
メリット2:年収の上限がなく高収入を目指せる
業務委託では、成果やスキルに応じて高収入を目指すことができます。
男性は特に、「もっとお金を稼ぎたい」「こんなに働いているのにお給料が増えない」と思っている方が多いかもしれません。
そのような方は、業務委託として働くことで高収入を目指せます。
業務委託は、働いた時間ではなく、「成果」で報酬が支払われるので、効率よく作業できる方や高いスキルを持った方は、自然と収入が増えていきます。
働く時間も自由なので、プライベートの時間を働く時間に置き換えることもできます。
よくも悪くも自分で収入をコントロールできるので、収入に不満がある方は挑戦してみてもよいかもしれません。
メリット3:人間関係のストレスを減らせる
業務委託では、一緒に働く相手や関わり方をある程度自分で選べるため人間関係のストレスを減らすことができます。
会社に勤めていると、嫌な上司や相性の悪いクライアントがいても上手く付き合っていかなければいけません。
しかし、業務委託であれば、一緒に働く人やクライアントを自分で選ぶことが可能です。
筆者も、以前一緒に働いていた会社の人たちは素敵な人ばかりでしたが、クライアントが横柄な態度を取ってくることに不満を感じていました。
もし、あなたが現状人間関係で悩んでいるとしたら、業務委託契約の働き方をして、自分で人間関係を決めてもよいかもしれません。
逃げ道はあることを覚えておいてくださいね。
メリット4:得意分野の専門性やスキルを活かせる
業務委託は、自分で好きな仕事をできるので専門性やスキルを活かしやすいです。
アルバイトや正社員であれば、やりたくないことでも指示があればやらなければなりません。
一方、業務委託であれば仕事を選ぶのは自分自身なので、やりたくないことはお断りすることができます。
「会計を極めて会計以外の仕事はしない」「デザインとライティングの両方をやりたい」など専門性やスキルを最大限に活かすことが可能です。
専門性を高めることで評価がよくなり、単価や時給のアップが期待できます。
得意なこと、好きなことがある方、これから専門的なスキルを身につけようと思っている方は楽しく働けるはずです。
メリット5:仕事の幅を広げやすい
業務委託では、複数の仕事を受注できるので、仕事の幅を広げやすいです。
例えば、デザインをメインの仕事にして、空いている時間でライティングやプログラミングなどのお仕事に挑戦することができます。
実際、筆者もこのようなWEB記事の執筆だけでなく、YouTubeの台本作成やLP作成なども行っています。
業務委託契約は、必要としてくれる人がいれば、どんなことでも仕事になります。
やりたいことが多岐に渡っている方は、業務委託契約を上手く活用し、仕事の幅を広げてみてください。
業務委託に向いている人に共通する5つの特徴

冒頭で、業務委託は「向いている人」と「やめたほうがいい人」がいることをお伝えしました。
本章では、業務委託が向いている人に焦点を当て、特徴を6つ解説していきます。
自分は何個当てはまっているのか確認してみてくださいね。
- 仕事に活かせる専門的なスキルや経験がある
- 自己管理ができる
- コミュニケーションを円滑に取れる
- 手続きや事務作業に対応できる
- 自由な働き方を重視する
特徴1:仕事に活かせる専門的なスキルや経験がある
業務委託での働き方は、仕事の内容で契約していくので、専門的なスキルがあった方が有利です。
専門分野や得意なスキルがないと、単純作業しか任せてもらえない場合が多く、収入が上がりにくいので注意が必要です。
ただ、現状特別なスキルがなくても大丈夫です。
なぜなら、スキルは新しく身につけられるから。
筆者も会社員時代の業務と業務委託で働いている現在の業務は全く違います。
業務委託で働くことを決めてから、新しくスキルを学びました。
次の章で、業務委託で働けるお仕事を紹介していきますが、未経験から挑戦できるものが多いです。
現時点で専門的なスキルがなくても、これから挑戦したい分野が決まっている人は、新しくスキルを身につけられます。
挑戦したい分野が見つかっているだけでも、業務委託の働き方が向いている可能性は高いですね。
特徴2:自己管理ができる
自己管理ができる人は、業務委託に向いています。
いくら自由な働き方ができるといっても、仕事である以上納期などは守らなくてはいけません。
監視してくれる人もスケジュールを立ててくれる人もいないので、全てを自分でコントロールする必要があります。
モチベーションの自己管理ができるようになると、やる気に依存せずやるべき仕事を淡々とこなせるようになります。
毎日、できたことを日記につけて自分を褒めてあげると、自己肯定感も上がり、自己管理の質も高くなりますよ。
特徴3:コミュニケーションを円滑に取れる
コミュニケーション能力はあったほうがよいでしょう。
コミュニケーション能力が高いと、特別なスキルがなくても人として信頼され、お仕事を任される可能性が高くなります。
特別話すことが得意でなくても大丈夫です。
- 認識のズレがないかを確認する
- わからないことは質問する
- 相手のことを理解しようとする
上記のような内容を意識することが大切です。
人の話をしっかりと聴く習慣を持っておくと安心ですね。
特徴4:手続きや事務作業に対応できる
手続きや事務作業を自分でできると安心です。
業務委託で働く場合、事務手続きや税務処理は基本的に自分で行う必要があります。
もちろん、外注してやってもらうことも可能ですが、費用がかかるので、収入が少ないうちは自分で行ったほうがよいですね。
筆者は、簿記の知識がないまま個人事業主になってしまったので、税務サポートをしてくれる団体にお世話になっています。
このように助けてくれる方々はいますが、業務委託の働き方をするなら簿記の知識や事務手続きは身につけておいた方がよいですね。
特徴5:自由な働き方を重視する
とにかく自由な働き方を重視する人は、業務委託で働くことがおすすめです。
筆者は、決まった時間に働くことが本当に苦痛だったので、業務委託でのびのびと働くことができています。
メリットの章でもお伝えした通り、「子育て中で忙しい」「パートナーが転勤になってしまった」「わざわざ通勤する理由がわからない」などの悩みに対応できるのが業務委託での働き方です。
一昔前と違って、フリーランスなどの自由な働き方も認められやすくなっています。
「もっと自由に働きたい」という気持ちが強い方は、リスクを恐れず挑戦してみてください。
業務委託の仕事を探す4つの方法

本章では、どのようにお仕事案件を獲得していくかを解説していきます。
本章を読めば、「私にもお仕事が獲得できそう」と営業のイメージが変わるはずです。
- クラウドソーシングを利用する
- エージェントサービスを活用する
- SNSやWEBサイトを利用する
- 友人や知人から紹介してもらう
探し方1:クラウドソーシングを利用する
まずは、クラウドソーシングを利用してみるのがおすすめです。
クラウドソーシングは、仕事を受注したい個人と仕事を発注したい企業や個人がマッチングできるサービスです。
インターネット上で取引が完結し、特別な営業も不要なので、営業が苦手でも挑戦しやすいのがメリット。
使い方は簡単で、サイトにアクセスし、自分の情報を登録・プロフィール登録するだけで開始できます。
初心者でも使いやすいサービスが、以下の3サイトになります。
まずは、どのような案件があるのか、どのような人が働いているのかを確認してみるのがおすすめです。
探し方3:エージェントサービスを活用する
専門のアドバイザーにアドバイスをもらえるエージェントサービスを活用することもできます。
自分で案件を探していても「どのクライアントがよいのかわからない」「なかなか案件が受注できない」などの悩みが出てくるかと思います。
そのような時に頼れるのが、エージェントサービスです。
例えば、シューマツワーカーでは、多くの副業案件が揃っているので、働き方の条件にあった案件を紹介してもらえるかもしれません。
レバテッククリエイターは、クリエイターに特化したサービスなので、WEBデザイナーやゲームクリエイターは、隠れた求人情報を見つけられる可能性があります。
営業も不要で、エージェントが相談にのってくれるため、安心感があるでしょう。
特に、ITエンジニアなどは多くのエージェントサービスがあるので、積極的に活用してみてください。
探し方4:企業への直接営業やSNSを活用する
SNSやWEBサイトを活用してお仕事を探す方法もあります。
SNSでは、個人事業主が「お仕事募集中」などと案件を募集しているケースが多いので、そのような応募に申し込み、お仕事を受注することもできます。
一見ハードルが高そうに思えますが、「未経験OK」としている案件も多くありますね。
また、自分でSNSで定期的に発信することで、企業や個人からオファーをいただくことも可能です。
最初から仕事獲得を目的にする必要はなく、自分が学んでいることや制作物を発信するだけでもよいです。
継続的な発信が信頼につながり、仕事の相談をいただける場合もあります。
WEBサイトの活用方法は、以下のように多岐に渡ります。
- 受注したいお仕事の名称で検索する
- 気になる企業のホームページから直接応募する
- チャットコミュニティや情報サイトに登録する
- 自分でWEBサイトやブログを作成する
案件が少ないうちは、「多くの案件に応募すること」がとにかく重要です。
何がきっかけでお仕事に繋がるかわからないので、気になるものは全て応募してみてください。
業務委託で仕事をする際の注意事項

ここまで読んでいただいた方の中には、前向きに業務委託を検討したい方が多いのではないでしょうか?
業務委託は魅力的な働き方ですが、知っておくべき注意事項も存在します。
業務委託として働く前に、4つの注意事項を確認しておきましょう。
- 安心できるクライアントを見つける
- 契約前に契約内容や条件を確認する
- 丁寧な進捗報告を行う
- リスク管理を行う
注意事項1:安心できるクライアントを見つける
信頼できるクライアントを見つけることが大切です。
ほとんどの取引先が常識ある方だと思うのですが、中には「納品したのに報酬を支払わない」「仕事を受注したつもりだったのに、スクールに勧誘された」などの話を聞くことがあります。
業務委託を始めて間もない方を狙っているケースが多いので、始めたばかりの頃は特に注意が必要です。
このような被害を避けるためには、エージェントなどの仲介者を頼ることや、レビュー評価の多いクライアントを選択することが大切ですね。
クラウドワークスなどで、「レビューなし、画像なし、会社名や名前がない」などはかなり怪しいので、見分けがつかないうちは避けておくと安心です。
実際に、自社のインタビューでも「納品後の未払い案件」の被害にあった方がいました。
詳細は、以下の記事で確認してみてください。

注意事項2:契約前に契約内容や条件を確認する
クライアントと契約する前に、契約内容や条件を確認しておきましょう。
一度契約してしまうと、後から条件を変更することは難しいので、不利な条件がないかなどはチェックしておくとよいですね。
納品方法や納品頻度なども事前に確認しておくことで、契約後にスムーズに仕事することができます。
変更したい契約内容などがあれば、事前に申請することが大切です。
注意事項3:丁寧な進捗報告を行う
クライアントと信頼関係を作るために、こまめに進捗管理を行いましょう。
職種にもよるかと思いますが、WEBサイト作成など複数工程があるものは、途中経過を共有して「方向性のズレ」がないかを確認することや、工程ごとに報告を行うとクライアントは安心します。
丁寧な進捗報告や適切な連絡を行うだけで、信頼感に繋がるでしょう。
「24時間以内に返信する」などのルールを作り、クライアントと適切なコミュニケーションを行うことが大切です。
注意事項4:リスク管理を行う
業務委託契約で働く場合は、様々なリスクに備えて対処しておく必要があります。
例えば、次のようなことです。
- 突然契約解除される場合のことを考えて、複数のクライアントを確保しておく
- 収入が減少する可能性を考えて、余剰資金を用意しておく
- 不利な契約を結ばないように、契約書を熟読する
- 報酬未払いを防ぐために、取引先の個人情報を押さえておく
会社員の場合だと、責任は会社が取ってくれることもありますが、業務委託で働く個人事業主は、自分で責任を取る必要があります。
法的な問題は、弁護士などの専門家に頼るべきですが、事前に対処できるリスクは潰しておくことが大切です。
業務委託をやめたい場合の具体的なステップ

業務委託として働いてみたものの、「自分には向いていなかった」「クライアントとの相性がよくなかった」などの理由で契約を解消することもあるかと思います。
本章では、何らかの理由で業務委託の契約を解消するときの手順をお伝えしていきます。
クライアントと揉めないためにも、5つのステップを押さえておきましょう。
- ステップ1:契約書の内容を確認する
- ステップ2:取引先に解約の意向と理由を伝える
- ステップ3:解約の手続きや引き継ぎを話し合う
- ステップ4:契約解除の契約書を書面でまとめる
- ステップ5:必要に応じて引き継ぎを行う
ステップ1:契約書の内容を確認する
まずは、契約書の内容を確認していきます。
業務委託をやめるときの条件や申請方法、通知期間などが記されていないかを確認しましょう。
委任契約、準委任契約、請負契約の形態の違いによっても対応が異なります。
定められた契約が決まっている場合は一方的に解約できませんし、一度受注した成果物を納品していない場合はトラブルにも繋がります。
契約書の確認と同時に依頼された業務も完了させておきましょう。
ステップ2:取引先に解約の意向と理由を伝える
契約書の内容を確認し、依頼されている仕事を完了させた上で、クライアントに契約解除の意向を伝えましょう。
必須ではありませんが、理由も説明することで相手も納得しやすくなります。
基本的には文書でのやり取りで済みますが、取引先によっては直接話すことや電話で内容を伝える必要があります。
問題なく話が進むことが普通ですが、拒否されてしまった場合は専門家に相談しましょう。
ステップ3:解約の手続きや引き継ぎを話し合う
契約解除に関する合意を得たら、手続きや引き継ぎの話し合いを行います。
機密情報の管理や解約までに行ってほしいタスクなどの説明があります。
双方が納得できる形で調整を行うことが大切です。
解約した後にトラブルが起きないように、文書で記録を残しておくと安心ですね。
ステップ4:契約解除の契約書を書面でまとめる
解約の契約書は書面にまとめておきます。
受注者側が書類を用意する場合、契約解除を申し出るための「契約解除通知書」や契約解除の合意を示す「契約合意書」を作成しましょう。
書類には、解約日、契約解除理由、双方の署名や捺印が必要です。
記録として残る形にしておくことで、後々トラブルになることを防げます。
解約に不安が残る方は、必要に応じて専門家に相談しましょう。
ステップ5:必要に応じて引き継ぎを行う
ITエンジニアやWEBマーケターなど、プロジェクト単位やチームで仕事をしていた方は、引き継ぎを行いましょう。
残りのメンバーや後任者に迷惑をかけないためにも、書類を作成しておくとよいですね。
また、必要に応じて口頭で説明を行うことも大切です。
すべてを完璧にまとめる必要はありませんが、最低限の情報を共有しておくことで、円満に契約を終了しやすくなります。
余裕を持った引き継ぎができるように計画を立てておきましょう。
まとめ|業務委託の特徴を理解して自分に合う働き方を選ぼう
業務委託は全ての人にとって「やめたほうがいい」のではなく、向き不向きがある働き方です。
- やめたほうがいいと言われるのには主に8つの理由がある
- 自由な働き方ができ、専門性を活かせる点などが業務委託で働くメリット
- 自己管理やコミュニケーションを円滑に取るのが得意な人などは業務委託に向いている
- クラウドソーシングや人脈を活用し、仕事を探す方法がある
今の働き方をすぐ辞めなくても、副業として業務委託に挑戦し、少しずつ試してみる方法もあります。
本記事で解説したリスクと適性をふまえたうえで、自分に合う働き方かどうかを冷静に判断してみてください。
「業務委託という働き方を具体的に知りたい」「在宅で働けるスキルを身につけたい」と感じた方には、【WEBデザイナーという働き方セミナー】がおすすめです。
あなたの働き方やキャリアを見直すきっかけに、ぜひ気軽に参加してみてくださいね。

















