子育てを終え、自分のキャリアを見つめ直すタイミングでデザインの学びを選んだ、82期生の「はっしー」こと、橋本邦子さん。
派遣や接客など多様な仕事を経て、ようやくたどり着いた自分のための時間。
最初はプログラミングスクールに申し込むも、「自分に合っているのはデザインかも」と気づき、日本デザインの門を叩きました。
そんな彼女が語る、学びに至るまでの紆余曲折や受講中のリアルな日々を振り返っていただきました。
- 非正規や派遣として働いていたが、過酷な労働環境に疑問を持ちキャリアチェンジを決意
- 子育て終了のタイミングで自分に投資しようと決意し、デジタルスキルを学ぶことに
- 最初はプログラミングスクールに申し込んだが、不信感を持ちキャンセル
- デザインのほうが性格に合うと感じ、日本デザインのYouTubeに出会い即申し込み
- タイミングよく他スクールを解約でき、9月からの受講をスタート
- 最初は不安もあったが、45日間で驚くほどのスキルアップを実感
- オンラインでのやり取りやZoomにも慣れ、リモートへの抵抗がなくなった
- チーム制で全国・海外の仲間と交流でき、学習を支え合えたことが大きな支えに
- 講師のマモさんの丁寧で優しいフィードバックが励みになった
- 仕事を辞めて取り組んだが、それでも時間が足りないほどの学習量
- 受講しながら「働きながら学ぶ方は本当にすごい」と感じた
- 参考探しなどに時間がかかり、深夜まで作業することもあった
- デザインスキルだけでなく、オンライン環境への適応や仲間との協力も大きな成長ポイント
デザインを学ぼうと思ったきっかけ
ー今日は入門82期のはっしーさんに来ていただきました。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ー45日間、本当に皆さんお疲れさまでした。
お疲れさまでした。
ーデザインを学ぼうと思ったきっかけや理由は何でしたか?
私は子育てをしながら、ずっと派遣社員だったり、学校の職員だったこともあるんですけど、いわゆる非正規の働き方でいろんなお仕事をしてきて。
一般事務やオフィス系のPCを使うお仕事だったり、あとは接客業務なんかもあったんですけれども。
去年までやってたお仕事は、最終的には正規雇用になって「定年まで働けるよ」っていうお仕事に一旦なったんですけど、今度は残業がめちゃくちゃに多くて。
もう月40時間とか50時間とか。
ー大変でしたね。
リモート一切なしで100%出勤っていう感じで、非常にワークライフバランスがひどくて。
生活全部持ってかれちゃうような働き方に、非常に疑問も感じて、「これはもうだめだ」と思い、その仕事は3月末でやめました。
4月のタイミングで娘たちが大学と専門学校を終わって、2人同時に就職をしたので、「一旦、子育て終了」っていうふうになり、ここでキャリアチェンジというか。
もう一般の事務、派遣っていうのは、誰にでもできるってわけじゃないかもしれないけれども、それほど特別なものじゃないっていうところで、何かデジタルスキルを身につけて世の中に必要とされる人材になりたいなっていうふうに考えを変えました。
娘たちの教育費もかからなくなったところで、少し自分に投資してもいいんじゃないかっていうふうに考えを切り替えて。
パソコン系は色々好きなので、何にしようかなっていうふうに考えた時にプログラムとか、今時流行りのいろんなものがあるわけですけれども、「敷居が高いな」と感じながらも、とあるプログラミングスクールに申し込みました。
8月ぐらいから始めようと思って、半分くらいの金額を振り込んでいました。
その中でカウンセラーと話していくうちに、「もしかすると性格的にデザインの方が合っているかもね」という話になり、「じゃあWEBデザインっていうのがあるのか」と。
プログラミングスクールでもデザインに強い講師をアサインするという話にはなったんですが、インストラクターが決まったタイミングで、急に連絡が来なくなって。
「あれ?ここ大丈夫かな?」って不安になって。
グループでの勉強会などもあると聞いていたけど、急に不信感が湧いてきて、慌てて検索を始めたら久保さんのYouTubeにたどり着いたんです。
「デザインに特化して短期間で学べる」というのがすごく良いなと思って。
申し込んだスクールは、まだレッスンが始まっていなかったので、急いで解約して、ほぼ全額返金してもらえました。
ー良かったですね。
「結局、他で使い物にならなくて、2校目で来る」みたいなことも聞いていたので、大急ぎで9月生に切り替えて申し込むっていう。
本当に危ないところでした。
ーよかったです。
本当は8月から始めるつもりだったけど、お盆や旅行の予定があって、「じゃあもう9月でいいや」となって、9月生に申し込みました。
私にとってはすごく良いタイミングで、お金も無駄にならずに済んだという感じです。
ーありがとうございます。タイミングが本当に良かったですね。解約できて、ちょうど久保さんのYouTubeを見つけたときだったんですね。
申し込んだときに「まさかとは思うけど、何かあったときに返金対応してくれるところだよね」ということで、解約条件もよく読んで申し込みました。
レッスン開始前だったので、解約料として1万円程度は引かれたんですが、ほぼ全額戻ってきました。
1回でもレッスンを受けていたらすごい返金率になっていたと思うので、踏みとどまれて良かったです。
デザスクを受講した理由
ー久保さんのYouTubeを見てから、他のスクールは調べなかったんですか?
そうですね。もう「デザインならここにしよう」って、なんとなく思いました。
ーありがとうございます。最初のプログラミングスクールで「デザインが向いているかも」と言われたことが、すごく良かったのかもしれないですね。
そうですね。
プログラミングって言っても、「どういうことをするの?」って漠然した感じで、「HTMLやCSSをやる人=ホームページを作る人」っていうイメージでいたんですけど、日本デザインに行って、今では「コーダーさん」っていうお仕事ですよねってわかるようになりました。
当時は、ホームページを作るなら、まずそこからだよねって思って、JavaScriptまでやる6ヶ月90万くらいのコースに申し込んで、半分くらい支払って、それは戻ってきました。
でも久保さんは、「デザインをやるなら、コードのことは最低限わかっていればいいし、自分で書ける必要はない」とおっしゃってて、「あ、こっちだった」と思って切り替えました。
本当に切り替えて正解だったと思ってます。
ー見つけられて良かったです。ありがとうございます。
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受講前に不安に感じていたこと
ー受講するにあたって不安はなかったですか?
私は、最初のスクールにしなくて良かったという思いが強くて、チーム制でZoomでやっていくというスタイルなんだなっていう感じで、不安はあまり感じませんでしたね。
ただ、始まって2週間ぐらいのときに、8月生の最終作品の投票を見て、「え、1ヶ月後にこんなの作れるかな?」っていう不安はありました。
今になると「本当に作れちゃったよ」と思ってます。
ー最初の頃に先の作品を見ると、ちょっと「私にできるのかな?」って不安になりますよね。
そうなんですよ。
2週目なんて「切り抜きって、どうやるんだっけ?」って何度も見返したり、検索したりで手間がかかってました。
「こんな調子でほんとに作れるの?」って思ってました。
ーでも、45日で皆さんすごく完成度の高い作品を仕上げていて、すごいです。
本当にびっくりしました。
ーありがとうございます。
受講して成長したと感じたこと
ー「受講して成長したな」っていう部分ってありますか?
成長っていうか、私、それまで仕事でリモートっていうのが全くない会社だったので、このオンラインで受講して、データを圧縮して送って…っていうスタイルにすごく慣れましたね。
今って、例えばどんな仕事でも「打ち合わせはZoomで」とか「Teamsで」って感じだけど、前は「一時面接:Zoom」って書いてあるだけで「うわ…嫌だな」って感じで、抵抗感がありました。
でも、今は「じゃあZoomでも大丈夫ですよ」っていう感じで、そこのハードルがグンと下がったことが、成長というより慣れっていう感じなんですけど、すごくオンライン環境を体験させてもらったなって思います。
デザインについては、82期ですけど、いろんなカリキュラムがブラッシュアップされてるよって久保さんからも聞いてて、「すごくよく考えられてるな」「確かにこれをやっていけばできるようになるな」って思いながらやってました。
Photoshopはあまりにも多機能すぎて、まだ使える機能のほんの1%にもなってないくらいしかやってないんですけど、これからも使えるようになっていきたいし、成長していきたいなって思ってます。
ーありがとうございます。Zoomで交流を行う機会は本当にいっぱいありますもんね。数えると、トータルで何回やったんだろうってぐらい、あったんじゃないかなって思いますね。
今、仕事もしていない中で、私の添削会は平日お昼の11時だったんですよ。
その後、講師の方が抜けても、皆さんとお話ししたりして、1人で家にいても「あ〜楽しかったな」って感じで、孤独を感じずにずっとできたのは、本当に楽しかったですね。
ーいいですね。なんか一緒にやってるっていう感じが、Zoomでも感じられますもんね。
ほんとに。いいシステムというか、いいやり方だなって思いました。
ーありがとうございます。
チーム制や講師の添削会について
ーチーム制はいかがでしたか?
私は本当に楽しかったです。
5人のチームだったんですけれども、そのうちお1人はアメリカにいらしたんですよね。
ソルトレイクシティっていうところにいらして、時差の関係もあって。
たぶん、こちらのお昼だと向こうの前の日の明け方ぐらいな感じだったかな?
とにかく「朝の4時です」「5時です」とか言いながら参加してくれて。
あとは関東の人もいたし、関西の人もいたし、東北の人もいたしっていう。
こういう人と普通に画面上でお話ができるんだよねっていうのも、当たり前なんだけど、そういうことも新鮮でもありました。
添削会の時は、もちろん講師の方に添削をしてもらってっていうところだけど、あと決起会で講師の方がいらっしゃらないところでは、私たちは金曜日の添削会だったから、水曜日に課題提出だったんです。
だから大体その前の週の土日とかに頑張ってて、土日に煮詰まっちゃいそうだから「月曜日に決起会をしましょう」みたいな。
月曜日に分からないところとかあったら聞いて、自分たち同士で「ここはこうしたよ」とか「ああしたよ」とかっていうのを教えてもらいながら、もうちょっと頑張ると水曜日に出せるみたいな。
そんなタイミングで決起会をしてたんですけど、やっぱり進みが早い人と、多少なりともPhotoshopの使い方が分かってる人とか、中でも少しは進度に差があるので、「ここはこうしました」とか教えてもらうと「ああ、そうなんだ」みたいな、1人で悶々としてると行き詰まっちゃうところ、やっぱり相談できる人がいるっていうのはすごく心強かったし、楽しい時間でした。
ーありがとうございます。1人で課題に取り組むのと、それを共有できる人がいるっていうのは全然違いますよね。
全然違うと思います。
1人だったら「もうやってらんない」ってことは多分あっただろうと思いますけど。
ーありがとうございます。講師の方の添削はいかがでしたか?
すごく優しくて、「もうちょっと厳しく、ダメなところはダメって言ってくれてもいいよ」みたいな感じだったんですけど、すごく尊重しながら、「でもこういう風になりがちなので、こういうところに気をつけてね」とか的確に言っていただいて、褒めて伸ばしてくださるタイプだと思います。
ーそうですね。優しいですよね。
優しいです。
ー私もお世話になってますが、優しい先輩です。
受講中の過ごし方や時間の使い方について
ー受講中の過ごし方、時間の当て方はどうでしたか?
私は、もうお仕事辞めてたので、時間はいくらでもあるっていう感じで。
むしろだらだらやっちゃう、みたいな感じもあったんですけども。
やっぱりこの45日間を経験して「お仕事しながらこれをやるって、ちょっとやそっとじゃできないんじゃない?」って私は強く強く思いました。
皆さん、それだけ意志を持って時間を作ってなさってるって、本当にすごいって思って、お仕事しながらの方を見てましたけれども。
私は、日中もやってるんですけど、いろいろ検索したりなんだりかんだりで、もうあっという間に時間が経っていて「あれ、10時ぐらいから始めて、もう4時だよ、5時だよ」みたいな、何時間パソコンに向かってましたか?みたいな。
それで夜またやり始めると、なんだか1時になったり2時になったりとかしちゃって。
ちょっとあんまりね、やり過ぎも良くないし、2時までとかやっちゃうと、もう寝ようって思っても頭が冴えちゃって。
ブルーライトのせいなのかよくわかんないけど、なかなか寝られないモードになっちゃったりとかして。
「あ、こういうのは多分いけないんだろうな」みたいな感じで思いつつ。
私は時間的にはわりとダラダラやっちゃいましたっていう感じで。
ー参考を探したりするのが時間がかかってしまいますよね。
参考を探したりするのに、ちょっと非常に時間がかかって。
だから、あれはある程度物理的に時間をかけないと。
やっぱり「見なきゃわかんない」っていうところがあるので、それは本当に時間のない人は大変だっただろうなって思います。
チームにも1人お仕事しながらの方がいたんですけど、その方すごい大変そうだったから。
ーそこがね、一番大事っていうのも分かるんですけど、でもやっぱ見つけられないと「うわ、参考ない」って。
そうですよね。
受講中で一番印象に残っていること
ー受講中に一番印象に残ったことってありましたか?
受講中にっていうか、私はもう何より嬉しかったのはやっぱり最後の投票の結果です。
1、2、3位とかじゃないけど、私にも投票してくださった方がいらして、その方のコメントを一覧で拝見した時に「あぁ、頑張ってよかった」って思ったし、本当にこんなに心から嬉しいって思うことって、家族のこととかそういうのを別にして、お仕事に絡むこととか自分のスキルとかっていうことに関して、こんなに嬉しいって思う感情って、ちょっと感じたことないんじゃないかなっていうぐらい嬉しかった。
それが最後の最後にご褒美としてありましたっていう感じでした。
ーいいですね。すごく嬉しいですよね。ちゃんとコメントをくださるっていうのが。
そうなんですね。
それに書いてくださったことが、自分がそういう思いで作ってましたっていうのと、本当にリンクするようなことだったので、「あ、伝わるんだ」っていうのが本当に感動しました。
ー感動しますね。伝わってるのが嬉しいですね。ありがとうございます。
今後の活動について
ー今後の活動は何か決まってますか?
もちろんフリーランスを目指してるところではあるし、まずはクラウドワークスに登録からみたいなところをやったりもしてるんですけど。
私、たまたま日本デザインの池袋から比較的近いところに住んでいるので、もし可能であれば、例えばパートタイム的に何かお仕事をさせていただくことができたりとか。
この間、3回目のキャリ活の久保さんとのお話の時にもお伝えしたんですけど、結構、私ぐらいの年齢の人って、まだまだ全然受講生の中では少数派だと思うし。
でも、私は人と会ってお話するとかもすごく好きなので、なんかそういうところで、同年代とかにアピールできることとかあったりとかしたらいいな、というふうにも思うので。
そういった、フリーランスと並行しながら、だんだんフリーランスのお仕事のウェイトが高くなっていけば理想だなって思ってるんですけれども。
何かお役に立てることがあったらいいなと。
ーありがとうございます。はっしーさん来ていただいたら、すごく嬉しいですね。一緒にお仕事できる日が来たら。
なんかデザイナーの方で、割と「対人がちょっと苦手なんです」みたいにおっしゃる方もいらしたりするので。
私、営業職をやってたことはないんですけど、旅行の添乗員だったりとか、いろんな窓口の業務だったりとか、お客様と接することっていうのは全く抵抗なくできるので。
デザインの営業っていうのが、まだよく分かんないけど、「橋渡し的な業務」があるんだったらいいなって、漠然と勝手に考えてます。
ー絶対いますよね、営業が苦手な方。
比較的チームの中でもそういうの苦手でっていう方いたので、「私が仕事取ってこようか?」みたいな。
ーおお、すごい。そこでチームで回せたらいいですよね、お仕事。
そういうこととかもあったらいいなって。夢は広がります。
ーありがとうございます。
受講を迷っている方へのメッセージ
―受講しようか迷っている方に向けてメッセージをお願いしてもいいですか?
迷われている方が、どういう年代でっていうことも分からないですけど、もし仮に私ぐらいの人だったとしたら、やっぱり思い切って、今まで子供たちにいろいろかけてきたお金のほんの一部を自分のために使うっていうことがあってもいいんじゃないですかって。
それは本当に私自身も講座を受けて、「そうだよな」って思ったことなので。
やっぱり、これから何かが変わる、変えられるスキルを、もう1つ身につけて変えていける未来があるんだとすれば、まだまだ人生長いので、楽しいことがいっぱい起こりそうな気がするので、飛び込んでみるのもいいんじゃないかなって思います。
―ありがとうございます。この「自分に投資する」っていうことも、1つのきっかけとして人生が変わることにつながるとは思うので、はっしーさんのお言葉を聞いて、ちょっときっかけになったらいいなと思います。ありがとうございます。今日は入門編82期のはっしーさんに来ていただきました。本当に、今日はありがとうございました。
ありがとうございました。