クリエイティブでカッコいい、在宅で働けて育児・家事と両立しやすいというイメージのあるWEBデザイナー。
一方で、インターネット上には「WEBデザイナーは甘くない」「きついからやめたほうがいい」といった声もあり、実際のところどうなのか不安に思う人も少なくありません。
そこで今回はきついと言われる5つの理由をもとに、WEBデザイナーの実態を解説します。
あわせて、仕事の魅力や活躍できる人の特徴、そして未経験から目指すうえで準備すべきことも紹介します。
- WEBデザイナーがきついと言われる5つの理由
- きついだけじゃない!WEBデザイナーの3つの魅力
- WEBデザイナーをきついと感じにくい人の3つの特徴
- WEBデザイナーをきついと感じないための3つの準備
- 選ぶときついWEBデザイナー求人の特徴
この記事を読むことで、WEBデザイナーという職業への理解が深まり、自分に向いているかどうか、そして長く活躍していくために何が必要かが見えてくるはずです。ぜひ参考にしてください。
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WEBデザイナーがきついと言われる5つの理由

WEBデザイナーがきついと言われる背景には、主に以下の理由があります。
- 労働時間のわりに収入が低くなりやすい
- 納期に追われることが多い
- 常に学び続ける必要がある
- クライアントに振り回されやすい
- 自分のデザインに納得がいかない
上記の負担や悩みが発生しやすい理由を、ご紹介します。
理由1:労働時間のわりに収入が低くなりやすい
WEBデザイナーは、労働時間と収入が見合わないケースが発生しやすく、きついと言われることがあります。
特に業界未経験の人は、以下の理由で負担を感じやすいです。
- 知識やスキルが不十分なため、修正が増えやすい
- ツールの使用が不慣れで、作業時間が伸びやすい
- アイデアの引き出しが少なく、デザイン案が沸きにくい
- 未経験者向けの低単価・低月給の仕事を探す
- 自信がなく、単価交渉をためらう
特にフリーランスの場合、報酬は時給ではなく単価性で決まることがほとんどです。
短時間で納品できれば1時間あたりの収入が増えますが、慣れないうちは1時間あたり数百円程度しか稼げないこともあるでしょう。
作品制作の経験やポートフォリオがない状態で案件を探すと、低単価の案件しか取れない可能性が高いです。
一方、就職や転職でWEBデザイン業界を目指す場合は、一定のお給料や法定労働時間が保障されやすいでしょう。
とはいえ、会社に就職や転職をした場合であっても、経験が浅いときは月給が低い場合や、業務に慣れず残業が発生する可能性はあります。
働き方に関わらず、WEBデザイナーになる前にしっかりと学習をしておき、業界に求められるスキルを身につけておくことが大切です。
WEBデザイン業界の残業に関する詳しい実態は、こちらで紹介しています。ぜひ参考にしてください。

理由2:納期に追われることが多い
WEBデザイナーの仕事は納期に追われやすく、心身の負担につながる場合があります。
納期に追われやすい理由は、以下の4つです。
- 作業効率が低く、完成までに時間がかかる
- スケジュール管理が不十分
- クライアントからの急な修正依頼がある
- 複数人が関わるプロジェクトで、他者の進行に左右される
WEBデザイナーは、期日までに成果物を納品することが絶対条件です。そのため、効率的に作業を進める力や計画的なスケジュール管理が欠かせません。
特に大規模なプロジェクトでは、自分の努力だけでは調整できない場合もあります。そのため、イレギュラーに対応する柔軟性が求められます。
こうした状況に備えるには、タスク管理力を養い、余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。
もし自己管理が苦手であれば、スケジュール管理ツールを活用し、無理のない働き方を目指しましょう。
理由3:常に学び続ける必要がある
WEBデザイナーは、常に学び続ける必要がある職業です。そのため、日々の情報収集や学びを負担に感じる人もいます。
WEBデザイナーに継続的な学習が必要な理由は、以下の3つです。
- デザインの流行やトレンドは変化が早い
- ツールや技術が日々アップデートされる
- 多様なクライアントの要望に応えるスキルが必要
WEBデザイナーは、そのときのトレンドやクライアントの要望に柔軟に応えるスキルが求められます。そのためには、豊富なデザイン案や新しいツールへの適応力が求められるでしょう。
しかし、学び続けることは自身のキャリアの発展や、単価やお給料のアップにもつながります。コツコツと努力をしていけば、報われることも多いでしょう。
学習といっても難しく考えすぎる必要はありません。上司やクライアントからの修正から、改善点を学ぶことができます。
街中やスマホで目にしたデザインから気づきを得るだけでも、立派なインプットになります。小さな学びを積み重ねる工夫をしてみましょう。
理由4:クライアントに振り回されやすい
クライアントに振り回されることがあるのも、WEBデザイナーがきついと言われる理由です。
具体的には、以下3つのケースが発生することがあります。
- 納期直前や納品後に追加要望が出る場合がある
- 短い納期で依頼される
- 何度も修正依頼をされる
特にスキルが浅いうちは、クライアントの要望を正しくくみ取れず、修正が増えてしまうことがあります。
日々のスキルアップを意識するのはもちろん、コミュニケーションを丁寧に行うことも重要です。
また、自分の実力とは関係なく、理不尽なクライアントに当たってしまうケースもあります。
そうしたトラブルを避けるためには、案件を請け負う前に条件をしっかり確認し、合意を明確にしておくことが大切です。
クラウドソーシングを利用する場合は、口コミを参考にし、受注者からのクレームが多い依頼主を避けるようにしましょう。
理由5:自分のデザインに納得がいかない
納得のいくデザインがなかなか制作できず、作業時間が増えたりモヤモヤしたりするのも、WEBデザイナーがきついと言われる理由のひとつです。
自分のデザインに納得がいかない背景には、以下のような理由があります。
- スキルが浅く、思っていたほどの成果物が作れない
- 自分のこだわりを優先してしまう
- 自分の考えとクライアントの要望にギャップがある
自分のデザインに納得がいかないと、何度も修正を繰り返して時間がかかることがあります。
日々のスキルアップはもちろんですが、デザインの目的と自分のこだわりとのバランスを意識することが大切です。
また、クライアントの要望に納得がいかない場合は、改善案や代替案とその理由をクライアントに伝えつつ、相手の意向を確認していきましょう。
自分の納得がいかないことは決して悪いことではありません。なぜなら、改善や推敲できる点に気付けているということだからです。
ただし、WEBデザイナーにとってもっとも大切なのは、クライアントの要望や依頼の目的を正しくくみ取り、それに応えることです。
例えば、日本デザインスクールの卒業生、めぐさんは宣伝をせずに月20万円を稼いでいらっしゃいます。
成功の秘訣は、クライアントが事業にかける想いを話しやすいよう、信頼性のある人間関係の構築を意識していること。
また、マーケティングの知識をふまえたデザインの意図を伝えたうえで提案すること、丁寧かつ迅速なレスポンスを心がけることなど、クライアントの目線に立ったコミュニケーションを大切にしています。
提案力とヒアリング力を磨きながら、クライアントの期待に応えられるWEBデザイナーを目指しましょう。
めぐさんがクライアントから信頼されるWEBデザイナーになれた理由の全貌は、インタビュー動画で紹介しています。ぜひ、参考にしてください。
きついだけじゃない!WEBデザイナーの3つの魅力

WEBデザイナーには、この仕事ならではの大変さがある一方で、人気の職種でもあります。
なぜなら、WEBデザイナーには、以下の魅力があるからです。
- 好きな時間や場所で働ける
- 初心者でも始めやすい
- 収入アップを狙える
それぞれの魅力について、具体的に解説します。
魅力1:好きな時間や場所で働ける
WEBデザインの仕事は、時間や場所を自由に選んで働けることが多い職種です。
その理由には、クリエイティブ職ならではの理由があります。
- フレックス制を導入し、柔軟にスケジュールを組める会社がある
- フリーランスの場合は、自分の生活スタイルに合わせられる
- リモートワークが多いため、旅行先や移住先から働ける
- 在宅で、育児とバランスを取りながら働ける
- 打ち合わせはWEBミーティングで済むことが多い
WEBデザイナーは、ひとりで集中してデザイン制作を行う時間が大半のため、毎日決まった時間に勤務する必要はありません。
月の所定労働時間だけが決まっており勤務時間は柔軟に組めるフレックス制を導入している会社もあります。
さらに、リモートワークを採用している会社や案件も多く、住んでいる場所やライフスタイルに合わせて柔軟に働ける点も大きなメリットです。
ただし、連絡や打ち合わせの時間設定は、クライアントの都合に配慮して行いましょう。
リモートの場合は、対面での打ち合わせや定期的な出社が必要かどうかを事前に確認しておくことも大切です。
魅力2:初心者でも始めやすい
WEBデザイナーは、業界未経験であっても始めやすい職業です。
具体的には、以下のような理由でWEBデザイナーの仕事を始める人が多いです。
- パソコン1台あれば、働ける
- スクールの受講や独学でスキルを身につけられる
- 経歴の長さよりもデザインスキルが重視される
例えば、日本デザインスクールの卒業生であるみっちゃんさんは受講を開始した頃、受講仲間に操作を教えてもらいながらWEBデザインを学ぶほど、パソコンに不慣れでした。
しかし、コンペの応募や無料案件を通じてコツコツと実務経験を重ねると、ひと月で10万円を稼ぐように。家庭の事情で一時期は仕事をお休みされていましたが、これまでのクライアントとの縁や新しい案件を通じて、毎月5万円から10万円を安定的に稼いでいます。
日々、迅速な返信や徹底的なクオリティチェックを心がけ、クライアントと信頼関係を育んでいます。
みっちゃんがWEBデザイナーになるまでの道のりは、こちらのインタビュー記事で詳しく紹介しています。

魅力3:収入アップを狙える
WEBデザイナーは、スキルを磨くことで収入アップを目指せる仕事です。
なぜなら、以下のような特徴があるからです。
- スキルや経験値によってお給料や単価が上がる
- フリーランスとして独立できる
- 複数の案件を同時進行し、業務量を増やせる
実際に、日本デザインスクールの卒業生であるまみちゃんさんは、1日1~2時間のWEBデザインの副業で毎月20万円を稼いでいます。
4人の子どもを育てるママでもあり、収入と時間に余裕が生まれたことで心にもゆとりができ、お子さんに対してもより優しく接することができるようになったと実感されているそうです。
WEBデザインの仕事は、高単価案件の獲得や作業の効率化を目指すことで、1件あたりの業務時間を短縮できます。
その結果、仕事量を増やすことでさらに収入アップを目指すことが可能です。
一方で、趣味や家族との時間を優先したい場合は、必要な収入を決まった時間内で稼ぐことで、自由に使える時間を増やすこともできます。
まみちゃんさんが短時間労働を叶えられた理由は、こちらのインタビュー記事で詳しく紹介しています。

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WEBデザイナーをきついと感じにくい人の3つの特徴

WEBデザイナーとしての働き方にきついという声が見られる一方、あまり負担やストレスを感じずに働き続けている人もいます。
その人たちには、以下3つの共通点があります。
- 新しい学びを楽しめる
- コミュニケーションが得意
- 明確なキャリアプランがある
これらの特長を持つ人がWEBデザイナーとして活躍できる理由を解説します。
特徴1:新しい学びを楽しめる
WEBデザイナーの仕事は、スキルアップや新しいトレンドの活用を楽しめる人が向いています。
日々進化する技術やツールを使ってデザインを作るのは「大変そう」と感じるかもしれません。
しかし、新しいスキルを学ぶことは業務の幅が広がり、なおかつクライアントに喜んでもらえるWEBデザイナーへと成長していけるということです。
その結果、積極的なスキルアップにつながり、収入アップも目指せるでしょう。
特徴2:コミュニケーションが得意
コミュニケーションが得意で、人と話すことが好きな人は、WEBデザイナーの仕事を楽しめる傾向があります。
WEBデザイナーに対して、パソコンと向き合って黙々と作業するイメージを持っている人が多いかもしれません。
しかし実際は、連絡や打ち合わせなど、クライアントとコミュニケーションを取る機会が多い仕事です。
相手の意向をくみ取るヒアリング力や、提案をわかりやすく伝えるスキルがあれば、作業はスムーズに進めやすくなります。
コミュニケーションに自信がない人もいるかもしれません。ですが、大切なことは、クライアントに丁寧に向き合い理解しようとすることです。
連絡や打ち合わせの際は、ぜひクライアントの目線に立つことを意識してみてください。そうすれば、コミュニケーション力を十分に伸ばしていけます。
特徴3:明確なキャリアプランがある
WEBデザイナーを目指すときは、キャリアプランを明確にすることで、学習や仕事を継続しやすくなります。
WEBデザイナーと一言で言っても、デザイン中心の業務もあればコーディング中心の業務もあり、専門分野は多岐にわたります。
そのため、キャリアが定まっていないと何を学べばいいのかがわからず、スキル習得の負担が増えてしまいます。
例えば、WEB広告やバナー作成のようにデザインに関する仕事を中心にしたい人は、コーディングは基礎知識があれば、十分に求人や案件を見つけられます。
自分が目指す方向を明確にすることで、効率よくスキルを身につけながら着実にキャリアを積むことができるのです。
WEBデザイナーをきついと感じないための3つの準備

WEBデザイナーの仕事を始める前にしっかりと準備をしておくことで、負担やストレスを減らし、継続的に働きやすい状態を整えられます。
具体的には、以下の3つのことをしておくといいでしょう。
- プロレベルのスキルを身につける
- 実務経験を積む
- 就職先やクライアントは慎重に選ぶ
そのために今できることや注意すべき点をお伝えします。
準備1:プロレベルのスキルを身につける
WEBデザイナーの仕事を始める前に、まずはプロレベルのスキルの習得を目指しましょう。
そうすることで、駆け出しのWEBデザイナーにありがちな、何度も修正を求められる、低単価で長時間労働になるといった状況を防げます。
プロレベルと聞くと、長い学習期間や豊富なキャリアが必要だと思う人も多いかもしれません。しかし実際は、正しい学習方法と環境を整えれば、現場が求めるWEBデザイナーに成長することが可能です。
特に、次の3点を意識して学習を進めましょう。
- 基礎知識と基本的なデザインスキルを身につける
- プロの視点を取り入れながらデザインを制作する
- フィードバックを受け、改善を繰り返す
実際に、日本デザインスクールの卒業生・田中美有さんは、45日間のプログラム受講後、わずか1ヶ月で制作会社への転職を実現し、現在は副業としてもWEBデザイナーとして活動されています。
短期間でプロレベルに到達できた背景には、プロのWEBデザイナーによる添削会や、仲間と切磋琢磨できる学習環境がありました。
基礎的な学習だけでなくスクールの受講やフリーランス交流会など、プロのアドバイスを聞ける環境を探すことが大切です。
田中さんの学習の過程は、こちらのインタビュー記事で詳しく紹介しています。

準備2:実務経験を積む
WEBデザイナーとしての仕事を本格的に始める前に、初心者対象のデザイン依頼など、未経験でも挑戦可能な案件に応募してみることが大切です。
そうすることで、業務の流れやコミュニケーションの取り方など、本や学校では学べない具体的なスキルを身につけられるからです。
また、実際に業務にたずさわってみることで、案件獲得後や就職後のギャップを減らすこともできます。
WEBデザイン未経験でも、以下の方法で実務経験を積めます。
- クラウドソーシングの初心者向け案件に応募する
- インターンやアシスタントの求人に応募する
- 模擬案件として、デザイン制作をする
また、案件や求人に応募する際にはポートフォリオの提出を求められることが多くあります。
そのため、これまでに培ったスキルを活かして、架空の案件を想定したWEBデザイン作成や、コンペの応募を通じてWEBデザインをいくつか制作しておきましょう。
作品をポートフォリオにまとめておけば、現在のスキルやできることを採用担当者にしっかり伝えることができます。
準備3:就職先やクライアントは慎重に選ぶ
WEBデザイナーとして働き始める際は、就職先や受注するクライアントを慎重に選ぶことも重要です。
なぜなら、働く環境や案件の質によって、身につけられるスキルや今後のキャリアの方向性が大きく変わるからです。さらに、会社の風土や依頼から納品までのペースによって、働きやすさも左右されます。
具体的には、以下の点を確認しましょう。
- 業務内容や分野が自分の目指す方向性と合っているか
- 自分の希望の働き方が実現できるか
- 教育体制やフィードバック環境があるか
慎重に選ばないと、長期的には時間を浪費し、自分の望む方向へ進みにくくなる可能性もあります。
だからこそ、まずはキャリアプランや希望の働き方を明確にすることが重要です。
その上で、必要なスキルを身につけ、理想に近づける求人や案件を選んで応募していきましょう。
選ぶときついWEBデザイナー求人や案件の特徴

WEBデザイナーとして働く大変さは、入社する会社や案件の内容によっても違ってきます。
以下の特徴に当てはまる場合は、応募は控えることをおすすめします。
- 経営陣がWEBデザイン未経験
- 求人ページや案件の情報が不十分
- 格安でのWEB制作を売りにしている
各項目について、事前に確認すべき点を解説します。
特徴1:経営陣がWEBデザイン未経験
WEBデザイン会社の経営陣がWEBデザインに精通していない場合は、業務内容に負担が増える可能性が高いです。
なぜなら、WEBデザイナーの気持ちを想像しきれず、コミュニケーションがうまくいかなかったり、無理難題を言われる可能性があるからです。
一方で、フリーランスとしてWEBデザインの案件を受ける場合、クライアントがWEBデザインについて十分に理解していないことも少なくありません。作業範囲や報酬について、しっかりとすり合わせてから、契約をしましょう。
求人や案件に応募する前に確認と注意をすべき点を、まとめてみました。
働き方 | 確認・注意すべき点 |
就職・転職 | ・会社のWEBページの経営陣や社長紹介で経歴を調べる ・社員の口コミサイトに似た不満が書かれていないか確認する |
フリーランス | ・契約内容に不利な点がないかを確認する ・契約前に、できることとできないことを伝えておく ・納期に無理がないかを確認する |
働き方 | 確認・注意すべき点 |
就職・転職 | ・会社のWEBページの経営陣や社長紹介で経歴を調べる ・社員の口コミサイトに似た不満が書かれていないか確認する |
フリーランス | ・契約内容に不利な点がないかを確認する ・契約前に、できることとできないことを伝えておく ・納期に無理がないかを確認する |
少しでも不審に思う点や不安な要素があれば、ほかの求人や案件を探すことをおすすめします。
特徴2:求人ページや案件の情報が不十分
求人や案件の情報が不十分なまま応募してしまうと、思っていたよりきついと感じるかもしれません。
会社の場合、離職率の高さや法外な残業時間や報酬を隠したい傾向があります。
案件の場合は、かなりの低単価で依頼するために、最高単価のみを掲載し下限を隠す場合があります。
とはいえ、掲載内容が少ないからといってブラック会社だとは言い切れません。
条件よりも仕事内容や理念・価値観の一致を重視し、あえて条件を詳しく載せていない会社や、現在は積極的に採用していないために必要最低限しか掲載していない場合もあります。
まずは、求人や案件に以下の項目が掲載されているかを確認しましょう。フリーランスの場合は、契約書にも必ず目を通すことが重要です。
働き方 | 確認・注意すべき点 |
就職・転職 | ・平均残業時間 ・連続勤務年数 ・昇給と賞与の有無 |
フリーランス | ・明確な仕事内容 ・報酬 ・納期 ・修正回数や追加対応の範囲 ・契約解除の条件 |
働き方 | 確認・注意すべき点 |
就職・転職 | ・平均残業時間 ・連続勤務年数 ・昇給と賞与の有無 |
フリーランス | ・明確な仕事内容 ・報酬 ・納期 ・修正回数や追加対応の範囲 ・契約解除の条件 |
上記の項目が明記されていない場合は、応募前の連絡か面接時に確認することをおすすめします。
特徴3:格安でのWEB制作を売りにしている
格安でWEB制作を請け負っている会社も入念に検討した方が良いです。
安さをウリにしている会社には、以下のようなリスクが生じる可能性があります。
- 収益が限られているため、社員や契約者の報酬が削られやすい
- 他社と差別化できるポイントが価格だけで、経営の安定性が低い
- クオリティより安さを重視しているため、スキル向上の機会が少ない
- コストカットを優先するため、納期が非常に短く設定されることがある
このような会社は、低賃金になりやすいだけでなく、最悪の場合は倒産や契約解除といったリスクもあります。
さらに、安さを優先するあまり、納得のいくデザインが作れずにモヤモヤしたり、時間に見合わない業務量で疲弊したりする可能性もあります。
応募する前に、クライアント向けの自社WEBページを必ず確認しましょう。
受注条件や制作物の実例をチェックし、会社の将来性やスキル向上の機会の有無などを考えることが大切です。
まとめ
今回は、WEBデザイナーがきついと言われる理由と、継続的に活躍するためのヒントをお伝えしました。
全体のまとめとして、負担やストレスを軽減しながら、WEBデザイナーとして楽しく活躍していくために大切な点を、再度お伝えします。
- プロレベルのスキルを身につけ、修正や低単価案件に振り回されないようにする
- キャリアプランや働き方を明確にし、それに沿った就職先やクライアントを選ぶ
- 応募前に会社情報や案件内容を確認し、不明点や不安があればきちんと質問する
- タスク管理やスケジュール管理に慣れておく
- 新しい知識やツールを楽しみながら学び、常にスキルアップを意識する
確かに、WEBデザイナーの中には仕事がきついと感じている人も一定数います。
しかし、それはWEBデザイナーという職業自体に問題があるわけではありません。仕事を始める前のスキル準備不足や、所属する会社・クライアントとのミスマッチが大きな原因です。
大切なのは、プロレベルのスキルを身につけ、就職先や案件を自分に合ったものに選べる力を持つことです。
フリーランスとして活動する場合も同様で、契約内容や納期、報酬の条件をしっかり確認し、無理のない案件を選ぶことが、ストレスを避けながら長く活躍するコツです。
WEBデザイナーを目指す場合は、まずは十分なスキルを磨き、自分に合った環境でスタートできるよう準備しましょう。