WEBデザイナーに転職するときに必要な履歴書や職務経歴書。
WEBデザイナーにとって一番重要視されるのは、スキルレベルや作品のクオリティですが、転職活動においては書類の書き方で選考通過率が大きく変わるケースがあります。
せっかくスキルや実績があるのに、書類選考で落とされるのはもったいないですよね。
そこで、今回はWEBデザイナーの履歴書・職務経歴書について、
- 面接官がチェックする5つの項目
- 失敗しないための6つのポイント
- 履歴書に関してよくいただく質問と回答
をご紹介します。
具体的な事例も交えて解説するので、書類選考の準備を始めましょう。
【お知らせ】
2000名以上の人生を変えるキッカケになった「好きなことで生きていく!WEBデザイナーという働き方セミナー」では、
などをお伝えしています。今だけ無料で開催しているので「WEBデザインの学び方がわからない」「WEBデザイン業界について知りたい」という方はぜひご参加ください。
>>詳しくはこちら
WEBデザイナーの転職活動で書く書類の違い
最初にWEBデザイナーの転職活動で必要となる書類の違いを解説します。
他業界への転職活動でも履歴書と職務経歴書は必要ですが、WEBデザイナーの場合はそれらに加えてポートフォリオが必須です。
3つの違いやそれぞれの役割を整理しておきましょう。
履歴書:経歴や基本情報を伝える
WEBデザイナーに限らず、一度は書いたことがあると思います。
履歴書で書くポイントは次の3つです。
- 経歴や実績を伝え、未経験の場合は他業種での経験やスキルも書く
- スキルシートに具体的なスキルや使用できるツールと経験年数を書く
- 志望動機は働く意思やどのように貢献できるか具体的に書く
より具体的にポイントや例文をこのあとご紹介するので、チェックしておきましょう。
職務経歴書:今までの職務経歴やスキルをまとめる
職務経歴書では、今まで経験してきた案件で担当したこと、プロジェクトの規模、制作後の成果など、履歴書で書けなかったより詳細な業務内容を書きます。
具体的なポイントは次の3つです。
- 案件や会社ごとに制作実績をわかりやすく、具体的に書く
- 制作物の成果やエピソード、スキル、ツールを詳細に伝える
- 制作以外でも意識している仕事への取り組み方や志望企業での貢献の仕方を伝える
職務経歴書において、実績のまとめ方は「編年体形式」と「キャリア形式」の2パターンあります。
編年体形式:履歴書のように年代別に実績・経歴をまとめる
キャリア形式:職務や経験ごとにまとめる
基本的には編年体形式が一般的で、初めて転職する方や転職回数が少ない方はこちらがオススメです。
一方で、転職回数が多い、あるいは職歴に空白期間があり編年体で書きづらい場合はキャリア形式がまとめやすいです。
また、志望企業が求めるキャリアを始めに記載することで、目を留めてもらいやすくなります。
フリーランスの活動期間があれば、その期間や実績も記載しておくと自主性や責任感の高さもアピールできますよ。
逆に実務経験が少ない場合は、スクールの製作物などを案件として記載しておき、制作するときに期間や目的を設定するのがオススメです。
ポートフォリオ:実力や実績を証明する
転職活動時に他の業種と異なるのがポートフォリオです。
ポートフォリオとは、自分の作品集のようなもので、スキルや実績をアピールするWEBデザイナーのマストアイテム。
WEBデザイナーが選考で一番重視されるのはスキルレベルや、作品のクオリティです。
それを証明するのにポートフォリオが必須なのです。
逆に、ポートフォリオがないとどれくらいの実力があるのか判断できず、実績をアピールしてもらっても採用に踏み切れません。
自社でもWEBデザイナーの採用をやっているのですが、ポートフォリオを持ってくるのはごく一部の方のみ。
つまり、このポートフォリオがあると実力を証明できるのはもちろん、ライバルに差をつけられるため、転職活動前にぜひ準備しておきましょう。
面接官がチェックする4つのポイント
転職活動の書類の種類と役割を解説しました。
ここからは、面接官がチェックするポイントをご紹介します。
このポイントを押さえるだけで面接官からの評価が高くなるものばかりなので、意識して作成しましょう。
志望企業に関連する経歴やスキルの有無
志望企業の採用ニーズをできるだけ調べておき、そこに合わせた業務経験やスキルを伝えましょう。
たとえば、WEBサイトのデザインができる人材を求めている企業に対して、コーディングができることをアピールしても評価してもらいにくいです。
もちろんWEBサイトのデザインに加えてコーディングまでできるのは大きな魅力ですが、まずはデザイン経験や作れるクオリティをしっかりアピールするのが先決です。
「それに加えてコーディングもできます」と伝えれば、ライバルとの差別化もできます。
まずは、志望企業が求める実績・スキルを知り、そこに合わせたアピールを心がけてください。
熱量・志望度の高さ
WEBデザイナーに求められるのはデザインスキルや実績、作品のクオリティですが、それと同じくらい重視されるのが熱量・志望度の高さです。
- 他の企業ではなくその企業にする利有
- その企業でどのようなキャリアを歩みたいのか
この2つを必ず伝えましょう。
志望企業のホームページや求人情報を見て、特徴や理念、製作実績、代表の思いなどと自分の実績や思いと結びつけられると、面接官の心を掴むことができます。
コミュニケーション力
WEBデザイナーに求められる資質で重視されるのが、コミュニケーション力の高さです。
特に、相手の意図を汲み取るコミュニケーション力は必須です。
仕事では、必ず企業や個人のクライアントの依頼に応じて、WEBサイトやバナー、ホームページを作成します。
1つの作品を作るプロセスでは、使う素材や色、テイストなどクライアントと何度も相談を重ねて1つの作品を作り上げていきます。
WEBデザイナーには相手の要望を汲み取り、それを形にするためのコミュニケーション力が必須なのです。
志望動機や自己PRの中で、相手にニーズや要望からアウトプットやサービスを提供した経験をかけるとベストです。
書類の読みやすさ
WEBデザイナーにセンスは必要ありませんが、それでも見られるのが職務経歴書の見やすさです。
全体の読みやすさやレイアウトなどを少し意識するだけで良い印象を与えられます。
メリハリをつけたり見やすいレイアウトにしたり内容以外の見た目にも気を配れるとベストです。
これだけで合否が決まるわけではありませんが、普段からレイアウトや見やすさを意識することでデザイナーとしてのスキルを高められます。
【お知らせ】
まずは無料でWEBデザインを学びませんか?
デザインに少しだけ興味がある方に向けて、豪華な無料プレゼントを用意しました。
✔️ WEBデザイン20レッスン
✔️ WEBデザイナータイプ診断
✔️ 60分でバナーが作れるレッスン動画
✔️ 月収3万円が叶う!副業ロードマップ
✔️月100万稼いだデザイナーによる特別動画講座
WEBデザイナー履歴書に書く5つの項目
ここからは、WEBデザイナー履歴書に書く項目について、それぞれ具体的なポイントを解説していきます。
これらのポイントを押さえているかどうかで、面接官への伝わりやすさが大きく変わるため必ずチェックしておきましょう。
職務要約:職歴を端的にまとめる
職務要約は、これまでの経歴を端的に3〜4行でまとめる項目です。
短い文章でまとめる必要があるため、経歴の中でフォーカスする箇所を決める必要があります。
ここでのポイントは、すごい実績をアピールすることではありません。
志望企業のニーズを調べ、何を求めているのか、何をアピールすれば魅力的に感じてもらえるかを考えてみましょう。
さらに、具体的な数字や事実を伝えることで、短い文章でも説得力のある文章が書けますよ。
これまでの職務経歴:どこで何をしてきたか時系列で整理する
職歴・経歴で今までどの企業でどのような仕事をしてきたかを伝えます。
具体的な内容は職務経歴書でOKですが、履歴書では最初に目を通して概要が伝わるように端的にまとめましょう。
端的にまとめることに加えて、ここで大事なのはできるだけ具体的に書くことです。
- どんな業務に関わったか
- どのような成果をあげてきたか
- どのような制作物を作ったのか
これらが伝わらないと、どれだけ素晴らしい実績や経験があっても、評価されにくいです。
また、URLを記載できるものがあるのにそれが漏れていると減点対象になります。
せっかく素晴らしい実績や制作物があるなら、積極的にアピールしましょう。
活かせる経験・スキル:応募先で活かせる経験やスキル・資格をまとめる
WEBデザイナーとして活かせる経験やスキルを箇条書きで、具体的にまとめましょう。
資格を所有している場合は、「〇〇検定2級」のように、レベルがわかるように記載します。
〇級などがない資格は、どのような資格なのかなど可能な限り具体的にまとめるのがポイントです。
複数資格を所有している場合は、デザインスキル、ビジネススキル、資格・免許などカテゴリー別にまとめるとわかりやすくなります。
もちろん、資格が複数あることは素晴らしいのですが、あまりに書きすぎると本当に伝えるべき内容が伝わりにくくなります。
他の項目と同様で、志望企業が求める人物像やスキルを見て、それにマッチする資格や実績をアピールするのがポイントです。
自己PR:応募先に対してアピールすべき点をまとめる
自己PRは、志望企業への入社意欲、転職後にどのような活躍ができるかまとめましょう。
志望企業が求めるスキルや、そこにマッチする自身の経験をアピールする必要があります。
たとえば、分業制を敷いている企業であれば、1つのスキルや分野に絞ってその専門性などをアピールした方が刺さりやすいですし、複数の分野を跨ぐ可能性のある企業であれば、マルチタスクをしながら成果をあげた経験が刺さりやすいです。
伝える内容が第一ですが、それに加えて面接官に好印象を持ってもらうためには、冗長な文章は控えて400文字以内におさめることもポイントになります。
志望動機:実績やスキルを踏まえて熱意をアピールする
志望動機に入れるべきポイントは次の4点です。
- 転職理由(転職で叶えたいこと)
- 応募先の企業で働きたい理由
- 転職先で活かせる自分の経験・スキル
- 入社後の将来的なキャリアビジョン
まずは転職したい理由と志望企業で働きたい理由を明記します。
面接官に納得してもらうには、「WEBデザイナーになりたいから」「WEB業界に興味あるから」など抽象的な志望動機はNG。
その企業の何に魅力を感じたか、なぜ魅力に感じたのかをアピールしましょう。
魅力に感じたものは人と被るかもしれませんが、魅力に感じた理由は人それぞれなはずです。
あなただからこそ言えるポイントが差別化ポイントであり、そこを面接官は求めています。
自身の経験などを踏まえて具体的にアピールしましょう。
さらに、面接官に採用したいと思ってもらうには「自社に貢献できる人物か」と、その根拠となるエピソードや具体的なスキルを伝える必要があります。
具体例を挙げると次のようになります。
WEB制作会社として幅広い業界での制作実績があり、機能面やデザイン性に優れている点に魅力を感じ、貴社を志望しました。
以前からデザインやクリエイティブな仕事に興味があり、趣味で作った作品やWEBサイトをSNSなどで発信しています。WEBデザインのスキルはスクールを受講して習得しました。
現職は人材会社ですが、業務の一環としてWEBサイトに触れる中で、WEBデザインを本業にしたいと思うようになりました。
接客を経験してきたことから、コミュニケーション力には自信があります。
WEB制作の現場ではコミュニケーション力を活かして協力しながら、徐々にスキルの幅を広げて貴社に貢献したいと思います。
社内でチームを組みWEBサイト制作をワンストップで提供する貴社で経験を積みたいと思い、志望しました。
印刷会社で5年間、DTPデザインに携わってきましたが、友人に依頼されたWEBサイトやバナーのデザインが楽しく、WEBデザイナーに転身しました。
デザインの知識やソフトの扱いについては書籍や学習コンテンツを活用したりスクールで学んだりしました。
幅広い業界のデザイン制作を経験することでデザインスキルを上げ、将来的にはWEBサイト制作全般の知識を付けて、貴社の事業に貢献します。
より具体的な志望動機の書き方や事例はこちらの記事をご覧ください。
WEBデザイナーの履歴書「例文」
ここまでお伝えしたポイントを踏まえて、WEBデザイナーの履歴書の例文をご紹介します。
これまでお伝えしたポイントや例文を参考に、手元に履歴書を用意して一緒に作成してみましょう。
職務経歴概要 |
2018年4月 株式会社Aデザイン入社 2020年7月 株式会社デザインB入社 現在に至る |
職歴要約 |
自社サービスに関連したWEBサイトの開発、告知サイトの制作の他に、WEB管理部門にて自社サイトのリニューアルプロジェクトに従事。30件以上のWEBサイト制作に関わり、WEBデザイナーとしてスキルを磨いてきました。 |
得意分野 |
WEBサイト制作 ディレクション業務 |
職務経歴詳細 |
2018年4月 株式会社Aデザイン(在籍期間:2018年4月〜2020年6月(2年3ヶ月)) 2018年4月〜2018年7月(4ヶ月) |
業務内容 |
[案件名] 自社サービス告知用WEBサイト制作(URL) [概要] 自社が提供するサービスに関連したWEBサイトの制作。 [制作ページ] 1.トップページ(URL) 2.サービス紹介ページ(URL) 3.特典ページ(URL) [使用ツール] 1.Photoshop 2.Illustrator 3.Dreamweaver |
開発規模 |
[プロジェクト要員] 1.WEBデザイナー(本人) 2.コーダー(1名) 3.イラストレーター外部発注(1名) [自分の担当] ページ全体のデザインと原稿の編集。 [案件名]自社サービス告知用WEBサイト制作(URL) 以下同様。 |
資格・スキル |
取得年月 2019年10月 ホームページ制作能力認定試験 |
自己PR |
私はクライアントのこんなサイトにしたいを形にすることが一番のやりがいです。クライアントの通販商品のサイトのデザインが、初めてのWEBサイトの案件だっただったのですが、クライアントに高く評価していただき嬉しかったのを覚えています。 また、サイトの効果面でもそれまでのサイトに比べて購入数が〇%増加し、クライアントの売上に貢献でき、デザインを通してクライアントの売上に貢献できることに喜びややりがいを感じています。 貴社では、チームを組んでワンストップのWEBサイト制作をすることでより大きな仕事ができると考えています。周りのWEBデザイナーと協力・切磋琢磨し、刺激を受けながら自身も成長し、貴社の売上に貢献できるよう精進いたします。 |
失敗しない履歴書を書く6つのコツ
履歴書の具体的な書き方をご紹介してきました。
ここまでのポイントを押さえれば面接官受けする履歴書が作成できますが、書く内容によってはせっかくの実績や熱量があっても伝わりにくい履歴書になってしまうケースがあります。
それを避けるためにも、この6つを押さえて書類を作成しましょう。
事業内容や仕事内容を理解する
履歴書を作成する前に、志望企業のホームページや採用サイトを隅々までチェックしましょう。
志望動機や自己PRでは、
- 貴社の理念に共感して志望しました
- この仕事ならたくさんの人に影響を与えられると感じました
のようにどの企業にも当てはまるような表現は要注意。
続きで具体的なエピソードがあれば良いのですが、これだけだと「うちのことをちゃんと調べているのかな」と思われてしまいます。
その会社だからこその内容や、具体的なエピソードを交えて伝えられるとベストです。
やりたい仕事内容を明確にする
志望企業は選考を通して、「なぜうちなのか」を確認しようとしています。
そこでポイントとなるのが志望企業とあなたとの接点です。
具体的には、あなたのこれまでの実績やスキルと志望企業で実現したいこと、これがマッチしていると感じてもらえれば一気に選考通過率が上がるのです。
一方で、どれだけスキルや実績があっても、その企業でやりたいことがなければ、「うちに入っても転職してしまうのでは」と疑念を抱かれるリスクがあります。
たとえば、前職では幅広いジャンルを担当していて、その中でもWEBサイトのデザインが一番やりがいを感じていたとします。
志望企業がちょうどWEBサイトのデザインができる人材を募集していたとしたら、うまくマッチしていますし、そこをアピールすれば活躍してくれると思ってもらえそうですよね。
このように、まずは自分がやりたい仕事内容を明確にしておくことが選考通過への鍵になるのです。
働く意欲が伝わるアピールをする
志望動機を中心に、働く意欲が伝わるかどうかもチェックポイントです。
よくあるNG例が、
- 貴社の〇〇制作に関わりたい
- 未熟者ですが、入社後にスキルを磨かせていただきます
- 貴社は有休消化率が高くプライベートとの両立がしやすい
などです。
本音として思うのは自由ですが、書類で書くのは志望企業でどのような仕事をしたいのか、どのような貢献ができるのか。
なかには、有休消化率や福利厚生に力を入れている企業もあるため、「それに加えて、貴社が取り組まれている」のように付け加える形で入れると、うまくアピールできます。
できるだけ具体的に業務内容や実績を書く
履歴書や職務経歴書を書くポイントは、できるだけ具体的に記載すること。
志望企業が書かれた内容から読み取りたいのは、入社後に活躍してくれそうな人材かどうかです。
そして、あなたが志望企業に相応しいと思ってもらうためには、あなたの実績や強みなどがイメージできるくらい具体的な情報を書かなければなりません。
あなたの制作物によって申込率が〇%上がった、売上が〇倍になった、のような具体的なものがあるとベストです。
ここまで具体的な実績がなくても、1作品あたりの制作時間などもアピール材料になります。
できるだけ数字やエピソードなどを交えて、あなたの魅力が伝わるような表現を心がけましょう。
フリーランスやスクールでの経歴も記載する
フリーランスの期間やスクールで学んでいた期間も記載しましょう。
フリーランスの経験はキャリアの1つであるため、職務経歴に入れないのは勿体無いです。
冒頭などでフリーランス経験を記載していたとしても、経歴に記載されていなければ空白の期間に疑念を抱かれるリスクがあります。
どこかでフリーランスやスクールの記載をしていても、あらためて職務経歴詳細の部分にフリーランスとしての活動やスクール受講の旨を記載しておきましょう。
また、スクールで学んでいる期間もスキルアップの機会として、見せ方を工夫すればアピール材料になります。
いずれのケースでも、「この期間は何もしてない=フリーター」という誤解を与えないことがポイントです。
特定の分野に特化しすぎたアピールを控える
「〇〇のデザインがやりたい」のように、特定の分野に特化しすぎる表現は注意が必要です。
正社員の場合、特定の分野や業務に特化して作業できない企業もあります。
そのため、入社前から特定の業務をやりたいと主張すると、それ以外の業務を任せづらい、扱いづらい人材と敬遠されるリスクがあります。
先ほどお伝えしたように、やりたい仕事が明確なことは素晴らしいので、それを自己PRや志望動機を具体的にする材料として使えるとベストです。
WEBデザイナーの履歴書に関するよくある質問
最後にWEBデザイナーの履歴書に関して、よくいただく質問と回答をご紹介します。
これから履歴書を書く途中で、きっと疑問に感じる内容かと思うので、先に目を通しておきましょう。
志望動機・職務経歴書・ポートフォリオで1番重要なのは?
どれも重要ですが、一番大事なのはポートフォリオです。
WEBデザイン業界は実力至上主義で、どれだけ熱意があってもスキルがなければ採用してもらうのは難しいです。
実績として「売上が〇倍になった」「申込率が〇%上がった」のような実績があったとしても、作品を見ずに採用が決まることはありません。
そして、ポートフォリオはあなたの実力を客観的に測れる、WEBデザイナーの名刺代わりとも言える転職活動の必須アイテムです。
未経験やまだ実績がない人でも、いくつか作品を制作してポートフォリオにまとめておくのは必須です。
作品数ではなく、クオリティに重きを置くのがポイントですし、応募先に合わせた作品を用意しておくと面接官ウケがよくなります。
明確な志望動機がない場合はどうすればいい?
明確な志望動機がない場合は、もう一度自己分析をしてみてあなたにとって一番大切なものや、叶えたいものを明らかにしてみましょう。
特に、この3つを深掘りしてみてください。
- なぜWEB業界なのか
- なぜWEBデザイナーを目指すのか
- その企業で何を実現したいのか
中には、前職がブラックで違う企業に入りたい、人間関係でギクシャクしたなどネガティブな理由が転職のきっかけかもしれません。
ですが、志望企業に惹かれたのは何かしらポジティブな要素があったからではないでしょうか。
すぐには見つからないかもしれませんが、自己分析や家族や友人にあなたのことを聞いてみるなどして、志望動機を固めていきましょう。
手書きとPCどっちがいい?
結論、どちらでも問題ありません。
大事なのは、そこに書かれている内容と見やすさです。
- 履歴書や職務経歴書に必要な要素が書かれているか
- 誤字脱字はないか
- 空欄はないか
など、ここまでお伝えした内容が網羅されていれば、手書き・PCどちらで書いたとしても選考結果に影響はありません。
字の綺麗さに自信がない場合はPCで書くのが無難ですが、手書きに比べて誤字脱字に気づきにくいため、セルフチェックなどしてミスのないように気をつけましょう。
志望動機の内容次第で不採用になる?
志望動機の内容だけで採用の可否は決まりませんが、大きく影響はしています。
下のグラフが示すように、採用担当者が履歴書の中で最も重視しているのは、志望動機であることがわかります。
引用:リクナビNEXT「採用担当が履歴書や職務経歴書でチェックしているポイントは?」
あなたがどのような人物で、なぜうちを志望しているのかは採用を決める上で大きなポイントなので、自己分析などをしてしっかり固めておく必要があります。
WEBデザイナーにはスキルやポートフォリオが重要とお伝えしましたが、それだけであれば他の企業やフリーランスでも良いはずです。
「なぜその企業なのか」の部分がないと、内定獲得は難しいのです。
採用担当者に「会ってみたい」「一緒に働きたい」と思わせるために、志望企業ならではの志望動機を伝えましょう。
未経験でもWEBデザイナーに転職できる?
未経験でもWEBデザイナーに転職はできます。
ですが、独学の場合は、
- スキル習得に時間がかかる
- モチベーションを維持できない
- 自分のデザインの良し悪しがわからない
などの理由から、ハードルは高いです。
一方で、プロのWEBデザイナーから学べば、未経験でもプロのWEBデザイナーを目指せます。
WEBデザインはセンスが必要なイメージがありますが、実は仕事を取れるデザインにはコツがあります。
そのコツを実際に稼いでいるWEBデザイナーから学び、「制作→添削→ブラッシュアップ」を繰り返すことでスキルが身に付くのです。
先ほどもお伝えしたように、WEBデザイナーは実力至上主義の世界。
言い換えれば、実力さえあれば誰でも稼げるのがWEBデザイナーというお仕事です。
まずは、プロから売れるデザインのコツやルールを学び、スキルアップをすることがポイントです。
まとめ
今回はWEBデザイナーの転職活動で必須な、履歴書について解説しました。
あらためてポイントを整理すると次の通りです。
- 実績や志望動機など全て具体的に記載する
- ポートフォリオも含めてスキルレベルがわかるように記載する
- 今までの経歴や実績と志望企業がつながるように情報を整理する
途中でもお伝えした通り、WEBデザイナーに求められるのは高いスキルレベルや作品のクオリティです。
ですが、それを証明するための実績やポートフォリオ、それが伝わるような履歴書がないと採用してもらえません。
せっかくスキルや実績があるのに、それはもったいないですよね。
あなたの実力を評価してもらい、理想の企業から内定を勝ち取るためには、あなた自身のことが最大限伝わるように情報を具体的に記載したりポートフォリオを充実させるのがポイントです。
今回お伝えした内容を踏まえて、履歴書を作成してみてください。
質問や感想があればご記入ください