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【例文つき】WEBデザイナーの志望動機の書き方|未経験・経験者別に転職を成功させるポイントを解説

【WEBデザイナーの志望動機】未経験でも採用される書き方・例文

WEBデザイナーは各方面で需要があることから、業界内にとどまらず異業種から転職を目指す人も少なくありません。転職活動に付いて回るのが履歴書の志望動機

いざ書こうとすると、「志望動機って何を書いたらいいのかわからない」「上手くアピールするのが苦手」「未経験者の志望動機って熱意だけでいいの?」と、いまいち正解がわからず手が進まない・・・ということがあるかもしれませんね。

書いてはみたものの、「当たり障りのない、ありきたりな内容になってしまった」というお悩みもよく聞きます。WEBデザイナーは実力があれば未経験でも活躍できる業界ですが、その最初の段階でライバルに埋もれてしまうわけにはいきません。

そこで、この記事では、“面接まで進める”志望動機の書き方を解説していきます。

この記事でわかること
  • 志望動機に入れるべき事柄
  • 経験者と未経験者のアピールポイントを活かした例文集
  • 応募先別の例文集
  • やってしまいがちなNG例文集

WEBデザイナーの求人に応募する際には、ぜひこの記事の内容を役立ててください。

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目次

【WEBデザイナーの志望動機】転職を成功させる4つの要素

志望動機は、採用する側が知りたいと思っていることの答えでなければなりません。

採用担当者は志望動機から何を読み取っているのでしょうか?そこがわかると、志望動機の方向性がブレません。採用側が注目しているポイント、つまり志望動機に入れるべき事柄は次のとおりです。

志望動機に入れる事柄
  • 転職理由(転職で叶えたいこと)
  • 応募先の企業で働きたい理由
  • 転職先で活かせる自分の経験・スキル
  • 入社後の将来的なキャリアビジョン

要素①:転職理由(転職で叶えたいこと)

転職したい理由を明確に伝えましょう。それはWEBデザイナー経験者でも、未経験者でも同じです。

はじめに、混同しやすい「転職理由」と「志望動機」の違いを押さえておきましょう。

「転職理由」と「志望動機」は似ている言葉ですが、以下のような違いがあります。

意味
転職理由・現職を辞める理由や新しい企業へ就職したいと思った理由
志望動機・たくさんの企業の中で、この企業を選ぶ理由
スクロールできます
意味
転職理由・現職を辞める理由や新しい企業へ就職したいと思った理由
志望動機・たくさんの企業の中で、この企業を選ぶ理由

転職理由と志望動機には上記のような違いがあるため、転職理由を考える際に参考にしてみてください。

転職の理由
  • 経験者:「なぜ同じ業種で勤め先を変えたいと思っているのか」
  • 未経験者:「なぜ異業種からWEBデザイナーを目指そうとしているのか」

採用担当者は説得力のある理由を求めています。いずれも理由が「現状への不満」ではなく「転職で叶えたいこと」を具体的に述べて前向きな気持ちで転職に臨んでいることをアピールしましょう。

ポイント

「叶えたいことの実現は現状では難しいが、応募先の企業では可能だ」という流れにすると「応募先の企業で働きたい理由」にも関連付けることができるのでオススメ。

要素②:応募先の企業で働きたい理由

「WEBデザイナーになりたいから」「WEB業界で働きたいから」といった理由では不十分。採用側は「なぜ他社ではなく我が社なのか?」に対しての答えを求めています。ポイントはWhat)」と「なぜWhy)」を伝えることです。

  • What:その企業の何に魅力を感じたか
  • Why:なぜそこに魅力を感じたか

「何に魅力を感じたか」については、企業理念や事業内容、経営者の考えなどをよく調べ、他社にはない魅力や特徴を探すようにしましょう。

「なぜそこに魅力を感じたか」については、自分の価値基準を元に具体的なエピソードを加えたり、ストーリー性を持たせたりすると説得力が出ます。

「何」が、他の応募者と重なることがあってもあまり気にする必要はありません。「なぜ」は個性を活かせる部分ですので、印象に残るよう工夫しましょう。

要素③:転職先で活かせる自分の経験・スキル

転職活動で「これまでの経験」や「持っているスキル」をアピールすることはとても大事ですが、それが転職先で活かせる経験やスキルなのか考える必要があります。

採用担当者が注目しているのは、自社に貢献できる人物かという点。その企業の事業内容や募集している業務内容にぴったりくる人を探しています。応募先の企業にとって魅力的に映る経験やスキルを整理しておきましょう。

WEBデザイナーがアピールできるスキルの例
  • デザイン力の高さ
  • デザインソフトを扱うスキル
  • コーディングスキル
  • コミュニケーション力
  • 情報収集力
  • 問題解決力

これらのスキルを使って活躍してきた経験や成果を具体的に明示しながら、募集しているポジションとマッチする部分をアピールしましょう。

以下の記事では、WEBデザインに必要なスキルを詳しく解説しています。活躍中のWEBデザイナーが身につけているスキルを詳しく理解したい方は、以下の記事をお読みください!

要素④:入社後のキャリアビジョン

入社後のキャリアビジョンが明確だと、応募先の企業で成長したいという意欲を示すことができます。

キャリアビジョンの例
  • WEBマーケティングの知識を付けてWEBデザイナーとしてスキルアップしたい
  • プログラミング言語を習得し、エンジニア方面にもキャリアを広げたい
  • WEBサイト制作をひと通り経験し、将来的にはWEBディレクターを目指したい

社員の成長は企業にとってのメリットです。「将来的に会社に貢献してくれそうだ」という印象を与えられるように、入社後のキャリアについて希望する方向性を考えておきましょう。

以下の記事では、WEBデザイナーのキャリアパスについて詳しく解説しています。具体的なキャリアパスの描き方を知りたい方は、以下の記事をお読みください!

【経験者向け】WEBデザイナーが書く志望動機の例文

WEBデザイナー経験者向けの志望動機について、例文を2つ紹介します。

紹介【経験者向け】WEBデザイナーが書く志望動機の2つの例文
  • 実務経験やスキルをアピールする
  • 企業理念への共感をアピールする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

経験者向け①:実務経験やスキルをアピールする

志望理由

印象に残るうえ使いやすくデザインされたWEBサイトを数多く手掛けているところに魅力を感じている。

自分が適任である具体的な根拠

  • 6年間のWEBデザイナー経験
  • 企業のトップページのデザインを数多く制作
  • 使用可能なソフト:Photoshop、Illustrator
  • 使用可能な言語:HTML、CSS

将来の展望

今後はさらにUI/UXの知識を深め、より専門性の高いWEBデザイナーとして貢献していきたい。

例文

印象に残るうえ使いやすくデザインされたWEBサイトを数多く手掛けている貴社で、WEBデザイナー歴6年で培ったスキルを存分に発揮したいと思い、志望しました。

これまでに100件を超えるWEBサイト制作に携わり、主にPhotoshopとIllustratorを使って企業のトップページのデザインを制作してきました。HTML、CSSを使ったコーディングも可能です。

WEBサイトリニューアル後1か月で、お問い合わせ件数が倍になったという実績もあります。

今後はさらにUI/UXの知識を深めたいと考えており、より専門性の高いWEBデザイナーとして成長しつつ、貴社に貢献していきたいと思っています。

ポイント

WEBデザイナーとしての実務経験や実績はかなりの強みになりますので、できるだけ具体的に書きましょう。

WEBデザイナーとして成長するための転職だと明記しておくのもポイントです。

経験者向け②:企業理念への共感をアピールする

志望理由

独自性の高い商品を次々に開発し、新たな価値を創造するという理念に感銘を受けた。
自社で生み出した商品に愛情を持ち、世に広める仕事がしたい。

自分が適任である具体的な根拠

  • 広告代理店での営業経験
  • 広告の企画・提案ができる
  • 成果の分析や改善ができる
  • 使用可能なソフト:Photoshop、Illustrator

将来の展望

広告業界での経験と知識を活かし、今後は自社商品を持つ事業会社に所属し、WEBメディアに特化して成果を出すデザイナーを目指したい。

例文

独自性の高い商品を生み続けることで、新たな価値の創造を目指すという貴社の理念に感銘を受け、志望しました。

これまで広告代理店での仕事にもやりがいを感じてきましたが、今後は自社商品に愛情を持って世に広める仕事がしたいと思っています。

デザイン制作には主にPhotoshopを使ってきましたが、転職を目指すにあたり、Illustratorの操作スキルも習得しました。

広告の企画や提案、成果の分析やプランの改善ができるのが私の強みだと自負していますので、貴社のWEBサイトデザインにそのスキルを活かし、成果を出すWEBデザイナーとして貢献したいと思います。

ポイント

企業理念への共感をアピールポイントにするなら、「なぜ」共感するに至ったのか、納得感のある理由が必要です。

自分だったらその理念のためにどんな役割を担えるのかアピールしましょう。

【未経験者向け】WEBデザイナーが書く志望動機の例文

WEBデザイナー未経験者向けの志望動機について、例文を2つ紹介します。

【未経験者向け】WEBデザイナーが書く志望動機の2つの例文
  • 異業種経験や熱意をアピールする
  • WEBデザイナーへの転職理由をアピールする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

未経験者向け①:異業種経験や熱意をアピールする

志望理由

人気ファッションECサイトを複数運営しているところに魅力を感じている。

自分が適任である具体的な根拠

  • 3年間のアパレル販売経験
  • ファッショントレンドに敏感
  • 顧客のニーズを把握している
  • 使用可能なソフト:Photoshop

将来の展望

ファッション知識やアパレル業界での販売経験をWEBデザインに活かしたい。スキルの幅も広げていきたい。

例文

人気ファッションECサイトを複数運営し、幅広い年齢層のお客様から支持を得ている貴社で、私の3年間のアパレル業界での経験と知識を活かしたいと思い、志望しました。

販売員として店頭に立ち、お客様と接してきましたので、ファッショントレンドには明るく、20代女性が求めるファッションのニーズを熟知しています。

実店舗での経験があるからこそ、ECサイトをより魅力的なデザインにできると考え、WEBデザインスクールでスキルを習得し、主にPhotoshopを使って制作した作品をポートフォリオサイトにまとめています。

オンラインストアでありながらも実店舗に近い、行き届いたサービスを提案できるWEBデザイナーを目指しています。

ポイント

WEBデザイナー未経験だからこそ、「実務経験はなくてもスキルはある」という点と、「これまでの異業種経験が活かせる」という点をアピールする必要があります

特に、今までのキャリアをどのように活かせるのか、応募先の企業にメリットがあるように伝える工夫をしましょう。

未経験者向け②:WEBデザイナーへの転職理由をアピールする

志望理由

WEB制作会社として幅広い業界での制作実績があり、どのWEBサイトも機能面のみならず、デザイン性に優れているところに魅力を感じた。

自分が適任である具体的な根拠

  • 接客業で培ったコミュニケーション力
  • 趣味でデザイン制作やWEBサイトの運営をしている
  • スクールを受講し、WEBデザインのスキルを習得
  • コーディングを独学で習得
  • 使用可能なソフト:Photoshop
  • 使用可能な言語:HTML、CSS

将来の展望

習得したWEBデザインスキルやコミュニケーション力を活かして、WEBデザイナーとしてスキルアップしていきたい。

例文

WEB制作会社として幅広い業界での制作実績があり、どのWEBサイトも機能面のみならず、デザイン性に優れているところに魅力を感じ、貴社を志望しました。

学生時代から美術やデザインに興味があり、趣味で制作したコンテンツをブログやSNSで発信しています。WEBデザインのスキルはスクールを受講して習得し、コーディングは独学で覚えました。

現職は不動産賃貸の営業ですが、業務の一環としてWEBサイトの更新作業を任されるうちに、本格的にWEBデザインを仕事にしたいと考えるようになりました。

接客を経験してきたことから、コミュニケーション力には自信があります。
WEB制作の現場ではチーム作業にその力を発揮し、徐々にスキルの幅を広げて貴社の業績に貢献したいと思います。

ポイント

WEBデザイナーになぜ転身したいのか、その理由を明確に伝えましょう。
未経験の分野への転職を決意するには、それなりの覚悟が必要だったはず

趣味のデザイン制作でもいいので、WEBデザインのスキルがあること、学習能力の高さや意欲をアピールし、成長の見込みを示すようにしましょう。

【応募先別】WEBデザイナーが書く志望動機の例文

WEBデザイナーの働き方は大きく3つに分けられます。

WEBデザイナーの働き方
  • WEB制作会社に就職
  • 事業会社のインハウスデザイナー
  • フリーランスWEBデザイナー

応募先によっても志望動機でアピールすべきポイントが変わってきますので、それぞれの例文を比較してみましょう。

応募先①:WEB制作会社に就職

志望理由

WEBデザイナー、エンジニア、プランナー、ディレクターでチームを組み、WEBサイト制作の全てをワンストップで提供している制作会社で経験を積みたい。

自分が適任である具体的な根拠

  • 印刷会社での5年間のDTPデザイナー経験
  • WEBデザインの講座を受講し必要スキルを習得
  • 使用可能なソフト:Photoshop、Illustrator、InDesign

将来の展望

幅広い業界のWEB制作に携わることでデザインスキルを上げ、将来的にはWEBサイト制作全般の知識を付けてディレクター職にキャリアアップしていきたい。

*DTPデザイナーとは?
チラシ、ポスター、名刺、雑誌、書籍など、紙媒体の印刷物をデザインする人

例文

社内でチームを組み、WEBサイト制作の全てをワンストップで提供している貴社で経験を積みたいと思い、志望しました。

印刷会社で5年間、DTPデザインに携わってきましたが、知人の手伝いで始めたWEBサイトデザインが楽しく、DTPからWEBデザイナーに転身することを決めました。

デザインの知識やソフトの扱いについてはDTPデザインのスキルをWEBに応用するため、書籍や学習コンテンツを活用して独学しました。

幅広い業界のデザイン制作を経験することでデザインスキルを上げ、将来的にはWEBサイト制作全般の知識を付けて、ディレクター職にキャリアアップしたいと思っています。

ポイント

WEB制作会社で働くメリットを整理して志望動機に入れると説得力が増します。

例)

  • さまざまな業界のWEB制作に携わることができる
  • チームで分業している会社なら、デザイン制作に特化できる

応募先②:事業会社に就職

志望理由

自社メディアを上手く活用し、潜在顧客への働きかけや自社のブランディングに成功しているところに魅力を感じている。

自分が適任である具体的な根拠

  • WEB制作会社での4年間のWEBデザイナー経験
  • スクールを受講し、WEBデザインのスキルを習得
  • 使用可能なソフト:Photoshop、Illustrator
  • 使用可能な言語:HTML、CSS

将来の展望

WEBデザイナーとして自社ブランドを育てる仕事がしたい。
WEBデザインのみならず、デザイナーとして制作できるものの幅を広げていきたい。

例文

自社メディアを上手く活用し、潜在顧客への働きかけや自社のブランディングに成功している貴社で、WEBデザイナーとして貢献したいと思い、志望しました。

WEB制作会社で4年間、WEBデザイナーとして経験を積んできました。
主にPhotoshop、Illustratorを使い、HTML、CSSを使ったコーディングも経験があります。

さまざまな業界のデザイン制作に携わることができ、スキルアップできましたが、「納品」で完結する仕事ではなく、長期間にわたって自社メディアやブランドを育てていく仕事に携わりたいと転職を決意しました。

これまでの知識や経験を貴社のブランディングに活かしつつ、WEBデザイン以外の制作物にもチャレンジし、デザイナーとして成長していきたいと考えています。

ポイント

自社商品やサービスを展開する事業会社に入社すると、WEB部門担当者として時間をかけて自社ブランドを育てていくことができます。

WEB制作会社とはまた違った魅力がありますので、志望動機を書く際は、WEBデザイナーとしてどんな働き方をしたいか、自分の中できちんと答えを出しておきましょう。

応募先③:フリーランスとして案件獲得

フリーランスとしてWEBデザイン案件に応募する際は、志望動機のひな型を少しアレンジして活用しましょう。

応募案件の例:「クリニック(女性向け美容皮膚科)のLP制作(継続発注あり)」

*LP(ランディングページ)とは?
商品やサービスの紹介に特化した縦に長い1枚のWEBページ。
購入や申し込みボタンが設置してあり、成約率UPが目的。

応募理由

過去にクリニックLPを制作し、成約率を向上させた実績がある。
女性受けするデザインを得意としているため、この案件に関心を持った。

自分が適任である具体的な根拠

  • クリニックLPで成果を出した実績がある
  • 女性がターゲットのデザイン制作が得意
  • コスメや美容グッズのバナー広告を多数制作している
  • ターゲット層のニーズを的確に汲むことができる
  • 使用可能なソフト:Photoshop
  • 使用可能な言語:HTML、CSS

納品までの進め方や確認事項

完成イメージなどのすり合わせをヒアリングシートを用いて実施する。
チャットやビデオ通話も可能。

進捗状況を報告しながら、制作を進めていく。
希望納品日よりも早い納品が可能。修正は2回まで無料対応。

例文

過去にクリニックLPを制作した経験があり、女性受けするデザインを得意としているため応募しました。

コスメや美容グッズのバナー広告を多数制作した経験もあり、ターゲット層のニーズを的確に汲む自信があります。

今回の仕事内容については、患者様を増やすためのLP制作と把握しています。

納品までの具体的な進め方としては、まずヒアリングシートを用いた完成イメージのすり合わせをおこないます。ご要望であればビデオ会議も可能です。

制作過程の進捗状況は、チャットやメールで報告いたします。
早速制作に取り掛かれるようでしたら、希望納期よりも早い納品が可能です。

修正は2回まで無料で対応しておりますが、ご希望やご予算によって柔軟に対応いたします。ぜひ前向きにご検討ください。

ポイント

転職の志望動機と違うのは、募集している案件内容に沿ったピンポイントのアピールが必要だという点。書き方の基本は転職の志望動機と同じですので、案件や用途に応じてアレンジしましょう。

WEBデザイナーが志望動機を書くときの3つのコツ

たくさん例文を紹介してきましたので、ここで志望動機を書く際のコツを整理しておきたいと思います。次の3つのポイントを押さえて、“相手に届く”志望動機に仕上げましょう。

志望動機のコツ
  • 経験・実績に基づいたリアルな根拠を入れる
  • 応募先に合わせて「自分の魅せ方」を変える
  • 200〜300文字程度にまとめる

例文を振り返りながら、これらが網羅されていることを再度確認してみてくださいね。

コツ①:経験・実績に基づいたリアルな根拠を入れる

自分が適任であることをアピールするには、エピソードを入れるのが効果的です。

経験談によるリアルな根拠には説得力があり、応募先の会社であなたが活躍する姿をイメージしてもらいやすくなります。

例文にもあったように、実務経験や実績があれば具体的な数値を交えて伝えます。

未経験でも、WEBデザインのスキルだけに頼らず、異業種経験で培ったスキルや経験を活かすことで市場価値を高めましょう。

転職は「即戦力」が求められますので、異業種経験をどのように応募先企業で活かしたいのか、具体的に伝えるのがコツです。

【WEBデザインの基礎スキル × 異業種経験】というようにスキルを掛け合わせて、あなたを採用するメリットを示すようにしましょう。

ポイント

前職が営業や販売などの接客業であればコミュニケーション力の高さをアピールできますし、マーケティングを経験していればデザイン制作に大いに役立ちます。知識の深い分野があれば、その分野のインハウスデザイナーを目指すのもいいでしょう。

コツ②:応募先に合わせて「自分の魅せ方」を変える

「選ばれる志望動機」を作成するいちばんのコツは、相手に合わせて自分の魅せ方を変えることです。

応募先の企業にとって魅力的に映るよう、志望動機を微調整しましょう。

志望動機でアピールすべきなのは、「自分がいかに優れているか」というスキル自慢や経歴をひけらかすものではありません。

相手にとって自分が必要な人材に映るか、ということが肝心です。

応募要項をよく読み、求められている人物像とマッチするアピールポイントを記すようにしましょう。

ポイント

ここで紹介したコツを押さえるには、志望動機を書く前の下準備が重要です。
「書き方のステップ1」を振り返り、スキルの棚卸し、企業研究、スキルのマッチングを丁寧におこないましょう。

コツ③:200〜300文字程度にまとめる

伝わる志望動機を作成するときは、200〜300文字程度にまとめましょう。

志望動機の作成で重要なのが、短すぎても長すぎても十分にアピールできないということです。

短すぎる志望動機では「本当に転職したいのだろうか」と、転職したい気持ちが伝わらないこともあります。

長すぎる志望動機では「何が理由で転職したいのだろうか」と、本当に伝えたい内容を伝えられないこともあるでしょう。

ただし、志望動機を書く文字数や記入スペースは企業ごとに異なるため、記入欄の9割以上を埋めるように書くのがコツです。

ポイント

志望動機を簡潔にまとめるために、箇条書きで整理し構成を作成しましょう。

200〜300文字程度の文章でまとめるときは、PREP法と呼ばれる「説得力ある伝え方」のフレームワークを使うのも効果的です。

WEBデザイナーがやってしまいがちな「志望動機のNG例7選」

やってしまいがちな志望動機のNG例を集めてみました。

志望動機を書く際はぜひ参考にしてください。

志望動機のNG例まとめ
  • 給料や福利厚生など条件面の良さばかり
  • 「学ばせてください」というスタンスでいる
  • 応募先の事業内容とアピールポイントがズレている
  • 結論までが回りくどい
  • 業界や企業の成長を理由にしている
  • どのように貢献できるかわからない
  • 「デザインが好き」だけを理由にしている

NG例①:給料や福利厚生など条件面の良さばかり

給料や待遇など、条件が少しでも良い求人を探すのは当然ですが、たとえそれが決め手となったとしても、それをそのまま伝えるわけにはいきません。

NG例

「資格試験の補助を受けながら収入アップが見込める点に魅力を感じました」

自分の都合しか考えていないように見えてしまいます。

求人広告で待遇の良さをアピールしている企業の場合でも、それをそのまま志望動機にはせず、企業理念や事業内容に魅力を感じたことを伝え、入社意欲を示しましょう。

NG例②:「学ばせてください」というスタンスでいる

転職では即戦力が求められています。
未経験であってもスキルを備えていることは必須条件です。

NG例

「仕事を通してWEBデザインを身につけていきたい」
「業務で学びながら成長していきたい」

一見すると勉強熱心なようですが「受け身な姿勢」と捉えられますし、スキルが不十分であるという印象を与えかねません。

会社はボランティア団体でも学校でもないということを心得て、「会社に貢献できる」という点をアピールするようにしましょう。

NG例③:応募先の事業内容とアピールポイントがズレている

応募先の事業内容をしっかり把握できていないと、せっかくのアピールもピントのずれたものになってしまいます。

NG例

「フリーランスでは機会が得られなかった、大手企業のWEBサイトデザインを手がけたい」

実際に大手企業をクライアントに持つ制作会社なら問題はありませんが、クライアントのほとんどが中小企業だという制作会社に向けた志望動機なら的外れですね。

企業研究をしっかりとおこない、応募先で実現可能なことを伝えるようにしましょう。

NG例④:結論までが回りくどい

採用担当者は応募者全員の志望動機を読まなければなりませんので、「わかりやすい志望動機にする」というのは相手への配慮でもあります。

また、面接でも結論までなかなかたどり着かないと、「論理的な思考ができない人」と判断されかねません。

NG例

「インターネットが世の中に広く普及し、私自身日々多くのWEBサイトを利用しています。コロナ禍で働き方の多様化が進み、在宅ワークを経験したこともきっかけになり、キャリアチェンジを考えるようになりました。その際、馴染みのあるWEBサイト制作に少しでも関わりたいとWEBデザイナーの道を選びました。」

要点を絞り、結論を最初に伝えましょう。文章自体が簡潔であることも大切です。

この場合は「コロナ禍でWEBデザイナーに転身しました」という結論の後で、理由や経緯を述べるようにすると読みやすくなります。

NG例⑤:業界や企業の成長を理由にしている

転職活動をするうえで、「今後伸びていく業界だから」「事業を拡大しているから」などの理由で応募先を選ぶことはあるでしょう。

しかし志望動機としてはあまり相応しくありません。

NG例

「WEB業界は今後も成長が期待できることから貴社を志望しました」

このように言われても、採用側はいまいちピンとこないはず。
「この業界ならどこでもいい」とも聞こえるからです。

伸びている業界の中でも、応募先企業が特に優れている点や他社と違う点に注目して「その企業の魅力」に言及するようにしましょう。

NG例⑥:どのように貢献できるかわからない

スキルや経験について具体的な記載がなく、漠然としていると入社後に貢献してくれる人材なのか、採用側は判断がつきません。

NG例

「WEB制作会社に3年勤めています。WEBデザイナーに必要なスキルはひと通り備えていますので、貴社でもお役に立てると自負しております。」

この場合、WEBデザイナーとして制作会社に勤めた経験があることはわかりますが、何ができてどう役に立ちたいのか漠然としていていまいち伝わってきません。

どのような業務を担当していたのか、使えるソフトやプログラミング言語を記載し、応募先の業務内容とマッチするようにアピールしましょう。

NG例⑦:「デザインが好き」だけを理由にしている

志望動機に「デザインが好き」という理由しか書かれていないと、内定に結びつかない可能性もあります。

NG例

「デザインが好きなので、WEBデザイナーの仕事ができる貴社を志望しました」

経験者や未経験者に関係なく、デザインが好きということは、WEBデザイナーにとって重要です。

しかし、会社でどのように仕事をするのかをアピールできないと、採用する会社側のメリットは感じられません。

デザインが好きという気持ちを活かして「会社で何ができるのか」「何を成し遂げたいのか」を伝えるように、志望動機を書くことが大切です。

ポートフォリオも忘れずに用意する

WEBデザイナー経験者は、志望動機とあわせてポートフォリオも忘れずに用意しましょう。

WEBデザイナーの転職では、ポートフォリオの提出を求められることも多いのが特徴です。

ポートフォリオとは、これまで制作したWEBデザインの作品をまとめた「作品集」のことです。

ポートフォリオを用意できると、志望動機だけでは伝えきれない実務経験やスキルを視覚的に証明できるでしょう。

どのようなデザインを制作してきたのか、どのようなスキルを身につけているのかを伝えられると、他の転職希望者と差別化にもつながります。

WEBデザイナー経験者は、志望動機とあわせてポートフォリオも準備しておくことが大切です。

ただし、志望動機で書いた実務経験・スキルがポートフォリオと合っているかも重要です。

ポートフォリオを照らし合わせながら、志望動機を作成しましょう。

以下の記事では、WEBデザイナーのポートフォリオの作り方について詳しく解説しています。自分のスキルや実績を伝える最高のポートフォリオを作りたい方は、以下の記事をお読みください!

くのも、採用を勝ち取るためのコツです。

志望動機は転職を成功させる鍵!手間を惜しまず丁寧に

WEBデザイナーの応募書類に欠かせない「志望動機」について解説してきました。

相手に刺さる志望動機にするためには、自己分析と企業研究の手間を惜しまないことです。

採用につながる志望動機のポイントをおさらいしておきましょう。

志望動機に入れるべき事柄
  • 転職理由(転職で叶えたいこと)
  • 応募先の企業で働きたい理由
  • 転職先で活かせる自分の経験・スキル
  • 入社後のキャリアビジョン
採用につながる志望動機にするコツ
  • 経験・実績に基づいたリアルな根拠を入れる
  • 異業種経験もアピールポイントにする
  • 応募先に合わせて「自分の魅せ方」を変える
  • 200〜300文字程度にまとめる

履歴書を書く際、職務経歴は変えようがありませんが、志望動機はいくらでもブラッシュアップできます。

志望動機は、転職活動を成功させるために欠かせない材料です。

WEBデザインに関するスキルの棚卸しや実務経験の整理はもちろん、ポートフォリオの準備も必須です。

ポートフォリオには、応募先に合わせた作品を掲載することで、採用に結びつく可能性も高まります。

未経験の場合でも、作品を制作してポートフォリオにまとめておきましょう。

作品数よりも作品のクオリティに重きをおくのがポイントです。

「なりたい自分」につながることをイメージしながら、丁寧に準備を進めましょう。

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