働き方改革や新型コロナウイルスによって、働き方が多様化してフリーランスを目指す方が増えました。
ですが、「フリーランスはやめておけ」と見聞きして、
「本当に大丈夫なのか?」
「やはりやめたほうがいいのでは?」
と、ためらっている方もいますよね。
そんな方に向けて、今回は次の3点についてご紹介します。
- フリーランスはやめたほうがいいと言われる理由
- フリーランスになるメリット
- 今後求められるフリーランスの特徴
フリーランスとして成功するのに必要な5つのこともお伝えするので、最後まで目を通してみてくださいね。
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フリーランスはやめたほうがいいと言われる9つの理由
では、まずフリーランスはやめた方がいいと言われる9つの理由を解説します。
フリーランスになってから後悔することのないよう、今のうちにその実態を把握しておきましょう。
収入が安定しない
やめておけと言われる1番の理由は収入が不安定なこと。スキルを磨き、実績を積めば会社員の月収を超えることは可能です。
人によっては、月収100万円を超えることもあるでしょう。
ですが、一度高収入を得たとしても、翌月も同じ以上稼げるとは限りません。フリーランスは収入が不安定になるリスクを、常に念頭に置いておく必要があるのです。
下記のグラフのように、3人に1人は単発の案件で契約を切られているように、稼げても安定して仕事をできるとは限りません。
引用:フリーランス白書2023
また、フリーランスは自分で仕事を獲得しなければならず、安定して仕事を取れません。
友人や知人から案件をもらえれば良いですが、人脈がない状態でフリーランスになるとそもそも仕事が取れず生計が成り立たないこともある点に注意が必要です。
社会的信用が落ちる
フリーランスは収入が安定しないことから、会社員に比べて社会的信用が落ちます。
そのため、様々な審査に落ちやすくなります。
- 賃貸物件の審査
- 住宅ローンの審査
- クレジットカードの審査
特にフリーランスになりたての頃は、収益があったとしても審査に落ちる可能性があります。
最近はフリーランス専用のクレジットカードや保険などフリーランス向けのサービスが増えていますが、社会的信用が会社員に比べて低い点は念頭に入れておきましょう。
福利厚生を受けられない
会社員は職種によっては怪我をしたり、病気になったときに一定の条件を満たせば傷病手当を受け取れたり、1年間に決まった日数の有給休暇を取得できます。
一方、フリーランスは会社員であれば当たり前にあった傷病手当や有給休暇のような、福利厚生を受けられません。
ですが、フリーランスは怪我をしても自己責任、病気で休んでもその間は収入が発生しないシビアな世界です。
グラフからわかるように、フリーランスの4割が福利厚生の充実を求めていることがわかります。
引用:フリーランスとして働く人の意識・実態調査2021
働く場所や時間も自由と華々しく見えるフリーランスですが、そうした万が一のリスクを想定していないといざというときに困る点は注意が必要です。
毎月仕事の心配がある
フリーランスは自分で仕事を獲得しなければならず、人によってはここが1番のハードルと感じるかもしれません。
会社員であれば、職場に行けば仕事を振られそれをこなすサイクルを繰り返すことがほとんどで、仕事がなくて困ることはありません。
ですが、フリーランスは仕事を振られることはなく、自分で営業活動などを通して獲得しなけれなりません。
友人や知人から案件をもらえれば良いですが、人脈がない状態でフリーランスになるとそもそも仕事が取れず生計が成り立たないこともある点に注意が必要です。
働きながらスキルアップも求められる
フリーランスは働きながら常にスキルアップしなければ、あっという間にライバルに仕事を奪われます。そのため、フリーランスは会社員以上に、スキルアップを求められます。
それにも関わらず、フリーランスは会社員よりもスキルアップがしにくいです。
先輩のフォロー | スキルアップへの支援 | |
会社員 | ◯ | ◯ |
フリーランス | × | × |
会社員であれば先輩が丁寧に教えてくれますが、フリーランスは自分で必要なスキルを磨かなければなりません。
さらに、会社員は入社後に研修などスキルアップの時間が設けられているかもしれませんが、自分でスキルアップの時間を作る必要があります。
事務作業、仕事、営業活動、スキルアップを同時に求められるためその大変さから、フリーランスはやめておけといわれるのです。
孤独を感じやすい
会社員のうちは、同じ部署やチームで働くことが多く、先輩や同僚と交流する場面も多いですが、フリーランスは基本的に1人で働くケースがほとんどです。
1人で働くことで不都合は生じないものの、「たまには人と働きたい」と思っても自分から動かなければ人と関わる機会はありません。
実際、グラフが示しているように、フリーランスの半分以上がフリーランス同士が交流できるコミュニティを求めています。
引用:フリーランスとして働く人の意識・実態調査2021
また、人によっては家族からフリーランスになることに理解を得にくいかもしれません。
こうした、周りからの支援やつながりを感じにくく孤独を感じるのはフリーランスならではのデメリットです。
常に仕事に追われる感覚がある
フリーランスは会社員と違い、働く場所も時間も自由なので、家にいながら好きな時間に働けるメリットにより目指す方も多いですよね。
ですが、働く時間も場所も自由であるのは、家でくつろいでいても頭に仕事のことがよぎる裏返しでもあります。
仕事のプライベートのスイッチの切り替えがうまい人は問題ありませんが、苦手な人だと常に仕事に追われる感覚に陥るリスクがあります。
休みの日はチャットやメールを見ないなどの工夫をして切り替えることも必要です。
事務手続きが面倒
収入を得ている以上、所得税を納税する必要があります。
会社員であれば企業があなたの代わりに確定申告をしてくれますが、フリーランスは自分で手続きをしなければなりません。
確定申告の他にも、開業届はもちろん、お金を借りるにも物件を借りるにも自分で全て手続きをしなければならず、仕事以外に時間を取られるデメリットがあるのです。
仕事が大変なのはもちろん、自分が想定している以上に事務手続きで時間を取られることも覚悟が必要です。
景気に左右されやすい
フリーランスは不安定な働き方であることをお伝えしました。
たとえスキルや実績があっても、景気が悪くなれば最初に契約を切られるのはフリーランスです。
最近では新型コロナウイルスがわかりやすい事例ですが、会社の業績が悪くなれば正社員でさえ立場が危うくなり、フリーランスと契約する余裕はありません。
会社員であればすぐに解雇とはなりませんが、フリーランスは昨日まで普通に仕事をしていても、ある日突然無収入になるというリスクを念頭に入れておかなければなりません。
年金や退職金が期待できない
フリーランスはサラリーマンに比べて年金が低かったり、退職金をもらえなかったりと、直近の収入だけではなく、将来のお金の不安も大きいです。
年金受給額をフリーランスと会社員で比べると、表のようになります。
フリーランス | 会社員 | |
基礎年金 | 約60,000円 | 約60,000円 |
厚生年金 | 0円 | 人による |
合計 | 約60,000円 | 平均 約150,000円 |
フリーランスでも基礎年金として満額で約6万円(令和4年度)はもらえますが、会社員であれば受給できる厚生年金の分がもらえません。
厚生年金は収入によって支払額が異なるため、受給額も異なります。
15万円あれば、食事を切り詰めるなどの必要はあっても最低限の暮らしはできるでしょう。
ですが、6万円しかもらえなければ、水道や光熱費を支払い手元に残るのはわずかです。
さらに、フリーランスは退職金がないため、この後ご紹介する代替サービスを使うなどして将来に向けた準備をしなければなりません。
年金や退職金の代替となるサービスは後ほどご紹介します。
やめたほうがいいと言われる原因に対する対策
ここまで挙げた、フリーランスはやめたほうがいいと言われる原因に対する対策をご紹介します。
ネックに感じていたものも、対策を取れるのでフリーランスを考えている方は目を通してみてください。
「収入が安定しない」への対策:副業から始める
いきなりフリーランスになるのではなく、副業からチャレンジするのがオススメ。
ゼロからいきなり始めるのは勇気がいりますし、うまくいく保証がないからです。
副業で試してみて、手応えを掴んで基盤ができた状態で独立すれば安心できますし、大きな失敗もしにくくなります。
副業でも実際に働いてみることで、フリーランスとしてやっていけるのか、どのくらい収入を得られるのかなどイメージがつくのです。
「社会的信用が落ちる」への対策:フリーランス専門サービスを使う
資金調達が必要だけどローンの審査が通らない方は、日本政策金融公庫や信用金庫を利用してみましょう。
特に、日本政策金融公庫はフリーランスや小規模事業者への融資に力を入れており、
- 金利が低い
- 銀行融資に比べて審査が通りやすい
- 長期の返済期間を設定してもらいやすい
などの理由からフリーランスにオススメです。
事業が失敗したときのリスクが気になる場合は、返済義務のない補助金や助成金も選択肢の一つです。
ですが、倍率の高さや提出書類の多さから手間や労力がかかります。
フリーランスになるときは、業務内容や他の手続きなど準備がたくさんあります。
事務作業が得意、あるいは事務作業をお願いできる知人がいる場合に利用してみるのがベターかもしれません。
「福利厚生を受けられない」への対策:エージェントに加入する
フリーランスになったとき、仕事探しでエージェントを使う方もいますよね。
エージェントは案件を紹介してもらえるサービスですが、それ以外にさまざまな補償を備えているサービスがあるのをご存知ですか。
たとえば、ITエンジニア・クリエイター向けの『FREE-DA』は、学習サービスや会計クラウドの無料提供や、医療や住居のサポートがあります。
他にも、『Workship』で成約すると賠償責任保険が自動付帯されるため、万が一の事故が起きても安心で、旅行やレジャーの優待割引もあります。
このように、エージェントを利用することでフリーランスでも安心して働けます。
「毎月仕事の心配がある」への対策:チームで仕事をする
フリーランスは個人で作業するイメージを多くの方が持っていますよね。
ですが、大手企業が正社員の一部を業務委託契約に切り替えて個人事業主として働く制度を導入し始めており、フリーランスの働き方が変化してきています。
すると、個人で請け負う人が増えるのと同時に、どうしても1人ではこなせない仕事が増えていくのです。
また、WEB媒体のアップデートやトレンドは移り変わりが早く、clubhouseが流行ったと思ったらチャットGPTが一気に注目を集めるなど、こうした動きに1人で対応するのは限界があります。
このような働き方や市場の変化に対応するためには、チームで働くことで乗り越える必要があるのです。
IT系の仕事は特にですが、いくつかの職種が協力しないといけないプロジェクトがあります。
たとえば、WEBサイト1つを作るにしても規模が大きくなれば、
- WEBデザイナー
- コーダー
- ディレクター
など複数のメンバーがかかわります。そのため、フリーランスにはチームを組んで活動しているところがいくつもあります。
1人では受注できなくても、チームを組めばお互いに案件を取りにいけるため仕事の心配が減ります。
「働きながらスキルアップも求められる」への対策:上手く顧客からフィードバックを受ける
働きながらスキルアップのための時間を確保するのは正直厳しいです。
スキルアップをするのに、参考書や動画を見て学ぶだけが勉強ではありません。
クライアントに「今後のために、私に足りないものや、直すべきところを教えてほしいです」とお願いしてみましょう。
納品物に対してはもちろん、コミュニケーションなど仕事以外の部分でもアドバイスをもらえるケースがあります。
もちろん、全てのクライアントがそうしてくれるわけではありませんが、成長のために聞いてみるのをオススメします。
「孤独を感じやすい」への対策:オンラインサロンなどのコミュニティで仲間を作る
フリーランスは1人で作業する案件が多く、孤独を感じやすいです。
家族や同居人がいれば解消できるかもしれませんが、そうでない場合はオンラインサロンなどのコミュニティに参加してみましょう。
フリーランス同士だからわかること、相談できることがありますよね。
コミュニティには、特定のテーマに関して講師が教えてくれるセミナー形式、共通の目標がある人が集まって勉強する形、人脈作りや情報交換や食事など交流会目的のものなどさまざまです。
自分に合ったものを見つけて参加してみると、孤独感を解消できるかもしれません。
「常に仕事に追われる感覚がある」への対策:目標とそれに対する計画を立てる
自由に働ける、自分のペースで働ける、自由をイメージしてフリーランスになったものの、いざ始めると常に仕事に追われている感覚がある人も少なくありませんよね。
この場合に限らずですが、フリーランスで成功するためには目標をたててそれに対する計画を立てることが重要です。
目標が仕事のモチベーションになるのはもちろん、今追われている仕事は目標達成のために必要なのかという軸ができるからです。
また、目標だけだと途中で挫折するかもしれませんが、計画を立てると取るべき行動が明確になり途中で迷わなくなります。
「事務手続きが面倒」への対策:オンラインツールを活用する
フリーランスにとって面倒な作業の1つが事務手続きです。
経理の勉強をしたことがある、あるいは実務経験があれば負担にならないかもしれませんが、今まで触れたことのない人のとっては大きな負担でしょう。
このケースでは、オンラインツールの活用をオススメします。
たとえば、『クラウド会計ソフト freee会計』や『マネーフォワードクラウド会計』を使えば、データ取り込みや仕訳を自動化できるため大幅に経理業務の負担を軽減できます。
いずれも無料で利用できる期間があるため費用対効果を見てから購入も可能です。
経理業務に費用をかける余裕がなければ、Windowsでしか使えないデメリットはあるものの無料で利用可能な『フリーウェイ経理Lite』もあります。
費用や機能などそれぞれ異なるため、自分に合ったものを見つけて利用してみましょう。
「景気に左右されやすい」への対策:需要が伸びている仕事を選ぶ
フリーランスとして成功するキーは、需要が伸びている仕事を選ぶこと。
IT化やDX化に伴い、近年はIT人材の需要が伸びており、人材需要に供給が追いついていないため、プロジェクト単位で担える人材は特に重宝されます。
このように、時代ごとに求められる仕事は異なるため、需要が伸びている仕事をいち早くキャッチするのが重要です。
今スキルがなくても、勉強して身につけてその業界で働ければ、フリーランスでも活躍できますよ。
「年金や退職金が期待できない」への対策:代替サービスを利用する
年金や退職金への不安については、小規模企業共済や国民年金基金に入るのをオススメします。
小規模企業共済は、月1,000円から70,000円まで自由に選択して積み立てて、個人事業を廃業した場合や解約した場合にもらえる制度です。
また、毎月の掛金や前納分は全額所得控除の対象外で、節税の観点でもフリーランスの味方です。
また、国民年金基金は公的な年金制度で国民年金に上乗せして加入できる制度です。
小規模企業共済のように掛金は全額所得控除の対象外で、終身年金(一生涯もらえる)なので安心ですね。
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フリーランスになるメリット
ここまで、フリーランスのネガティブな面をお伝えしてきました。
ですが、フリーランスには会社員にはないメリットもたくさんあります。
ここからメリットについてお伝えするので、メリットとデメリットを天秤にかけたとき、自分にとってフリーランスがベストな選択になるかを考えましょう。
出社も勤務時間も自分の思い通り
フリーランス最大のメリットは、働く場所、時間が自由なことです。
会社員は決まった時間に出社を求められ、残業が毎日でクタクタな方もいるでしょう。
ですが、フリーランスは、
- 夜から朝にかけて仕事をする
- 好きな時間まで寝ていられる
- 気が向いたときに家で作業ができる
- 好きなカフェで仕事ができる
- 旅行しながら自分のペースで仕事ができる
のように出社や定時の概念もありません。
自己管理ができれば、思い通りに働ける点に憧れてフリーランスを目指す方も多いです。
収入の上限がなくなる
フリーランスは会社員に比べて収入アップが望めるのも大きなメリット。
会社員やアルバイトは収入が安定している一方で、どれだけスキルアップしても一気に収入上がることは珍しく、収入が上がるタイミングは年に1〜2回と収入をモチベーションにしにくいです。
一方で、フリーランスは成果、仕事量、作業効率アップによって、短期間の収入アップを目指せます。
収入が安定しないリスクはあるものの、収入の上限がなくなる点は大きなメリットでしょう。
好きなことや得意なことを仕事にできる
作業内容を選べるのもフリーランスのメリットです。
会社員の場合、会社の方向性やチームの役割に応じて仕事を振られるため、自分が望まない仕事を進めることも少なくありません。
気の乗らない仕事だとモチベーションを維持するのは難しいですよね。
一方で、フリーランスは好きなことや得意なことを仕事にできるため、モチベーションを高く維持して働けます。
スキルアップをモチベーションにする人にとっても、作業内容が選べるのは大きなメリットですし、得意分野でキャリアを積むと市場価値を高められます。
人間関係を気にせず働ける
会社員をやめてフリーランスになりたい理由の1つに、職場の人間関係に疲れたというのもあるでしょう。
フリーランスは、うるさい先輩も嫌な同期もいませんし、派閥争いもありません。
また、フリーランスは基本的に業務委託という形で働くため、飲み会や社内イベントへの参加も強要されません。
もし、取引先の担当者とうまくいかなければその案件が終わり次第契約を終わりにできます。
会社とプライベートを分けたい、人間関係を分けたい方にとっては人間関係を気にしなくて済むフリーランスはオススメです。
フリーランスになるのをやめといたほうがいい人の共通点
ここからはフリーランスに向いていない人の共通点をお伝えします。
せっかくフリーランスになっても、この特徴に当てはまる人は成功しにくいかもしれません。
あるいは、すでにフリーランスでうまくいっていないと感じる方のチェックリストとしても活用できるので、ぜひご覧ください。
セルフコントロールが苦手な人
フリーランスは自由な働き方を叶えられますが、自由すぎる人はうまくいきません。
お金も時間も自由ですが、自己管理は大切です。
お金がないのに働かずに寝る、納期があっても怒られないから放置するなどしていると、クライアントの信頼がなくなり収入を得られません。
これに当てはまる人は会社員のように、ある程度管理してもらえる体制の方がうまくいきやすいかもしれません。
コミュニケーションが不足している人
フリーランスは個人で作業することが多いですが、コミュニケーション能力も必要です。
特に、今まで製造業や工場で働いていたなど人とほとんど関わる機会がなかった人は、コミュニケーションの取り方がわからずフリーランスとしてうまくいかないケースがあります。
積極的にコミュニケーションを取れない、ストレスになる人は会社員の方が向いていると言えます。
努力や、ある程度経験して解決できる部分でもあるので、もう少し頑張ってみてストレスが大きいのであれば会社員に戻るのもアリです。
孤独感に耐えられない人
フリーランスの魅力はその自由さですが、裏を返せば今までいた先輩や同僚、後輩のいない孤独な環境で働くことでもあります。
先ほどお伝えしたように、コミュニティで人とのつながりを感じる程度で自分を満たせれば良いものの、それでは孤独感に耐えられない人は会社員の方が向いているといえます。
フリーランスのままでも、プロジェクト単位でチームを組む働き方をするケースもあるため、そうした働き方を経験してみると、孤独感を払拭できるかもしれません。
お金が稼げない人
案件を取りに行くなどの行動が足りないか、スキル不足などで収入がない、あるいは安定しない場合は会社員の方が向いているかもしれません。
- 誰かのサポートをする方がいい
- 自分から動くのが面倒
- 自分で報酬額を決められない
これらの方は、能力があってもそれを活かしきれないタイプなので、フリーランスで無理して頑張るよりは、会社員として働く方が能力を発揮できます。
もし、勉強してスキルは磨いたのになぜか稼げないという方は、会社員の方が向いているかもしれません。
大きな規模の仕事をしたい人
スキル不足や成長の機会が少ないと感じる方は会社員に戻る選択肢もあります。
自分1人だと上に引っ張り上げてくれる人がいなかったり、大きなプロジェクトに参加したりする機会が少なく、気づいたら仕事がマンネリ化しているケースも少なくありません。
フリーランスとして十分働いた、1人だと規模が小さいと感じる方は会社で働くのも検討してみてください。
フリーランスで成功するために必要なこと
最後にフリーランスで成功するために必要なことを3つに絞ってお伝えします。
今までフリーランスのメリットやデメリットなど、さまざまなことをお伝えしてきましたが、この3つがフリーランスにとって何よりも重要です。
この3つだけは念頭に入れておきましょう。
専門分野のスキルを磨く
フリーランスで成功するかどうかは、本人のスキル次第です。
もちろん、クライアントとのコミュニケーションや自己管理能力など、さまざまな要素が求められますが、スキルがなければ収入を得られません。
働きながら実践を通してスキルアップする必要はあるものの、その分野のスキルを最低限磨いておかなければなりません。
スキルによって、報酬が変わりますが、より専門的なスキルやスキルレベルが高いほど高単価の案件を受注できます。
専門的なスキルとは、弁護士や医師のように何年間も勉強に注ぐ必要があったり資格がないと働けないものだけではありません。
WEBデザイナーやWEBライターのように、資格は必要なく、数はいても実際にクオリティの高い作品を作れる人が少ない業種もあります。
何が求められるのかという観点から、専門分野のスキルを磨いてフリーランスとして成功しやすくなるのです。
営業力やコミュニケーションスキルを磨く
フリーランスは自分のスキルアップはもちろん、自分で仕事を取るための営業力や、仕事をもらうために人脈を築くコミュニケーション力も必要です。
普段の仕事やプライベートで人とのつながりを大切にできる人はフリーランスでも活躍できる傾向があります。
普段からコミュニケーションをとっておけばいざというときに助けてもらえたり、誰かに仕事を任せたいと思ったときに、あなたを想起してもらいやすくなります。
また、受注を増やすためにはSNSやマッチングサービス、エージェントなどをうまく活用しなければなりませんが、クライアントとうまくコミュニケーションが取れれば案件に困りにくいです。
フリーランスになる前から自己研鑽力を磨く
自ら学ぶ姿勢はフリーランスにとって必須です。
会社員は会社に研修制度を設けていたり、先輩や同期と相談しながらスキルアップや目標設定ができたりします。
ですが、フリーランスはこうしたスキルアップや目標設定は、忙しい合間を縫って、全て自分で取り組まなければなりません。
こうした自己研鑽は、フリーランスになってからいきなりできるものではなく、それまでのうちに習慣にしておくことが求められます。
逆に、会社員のうちに習慣づけておけばフリーランスになってから忙しくても当たり前のようにできるため、ライバルが増えても活躍し続けられるのです。
まとめ
今回は、フリーランスはやめたほうがいいと言われることに対して、お伝えしてきました。
この記事でお伝えしたことをまとめると、次のようになります。
- 対策を取ればフリーランスとして活躍できる
- フリーランスに向いていない人も一定数いる
- 専門分野のスキルや営業力を磨いておくと成功しやすい
フリーランスはやめたほうがいいと言われるように、たしかに収入の不安定さや社会保障の薄さなどデメリットは多いです。
ですが、スキルを磨いたり代替サービスを使ったりすることで、カバーできます。
最初は、収入や事務手続きなどで大変さの方が目につくかもしれませんが、軌道に乗ればあなたの理想とする自由な生活を叶えられます。
今回ご紹介した内容が、あなたのフリーランスの第一歩の後押しになれたら嬉しいです。
質問や感想があればご記入ください